JPH0593436A - ユニツト住宅 - Google Patents
ユニツト住宅Info
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- JPH0593436A JPH0593436A JP3217531A JP21753191A JPH0593436A JP H0593436 A JPH0593436 A JP H0593436A JP 3217531 A JP3217531 A JP 3217531A JP 21753191 A JP21753191 A JP 21753191A JP H0593436 A JPH0593436 A JP H0593436A
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- JP
- Japan
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- unit
- room
- panel
- low
- ceiling
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 同一階におけるボックス型ユニットの立体的
な積み重ねにより部屋空間を最大限有効利用することが
できるユニット住宅を提供することを目的とする。 【構成】 内部に室内空間が形成される複数のパネル体
によって構成された複数の部屋ユニットを同一階に隣接
配置してなる住宅ユニットである。そして、同一階の他
の部屋ユニットより天井高さが低くされ、かつ前記パネ
ル体により函形状に形成された低層ユニット6が、他の
部屋ユニットに隣接配置されている。そして、この低層
ユニット6の上部に、上端部に天井パネル6bが架け渡
されて内部が小屋裏空間となる小屋裏ユニット7が重ね
合わされている。
な積み重ねにより部屋空間を最大限有効利用することが
できるユニット住宅を提供することを目的とする。 【構成】 内部に室内空間が形成される複数のパネル体
によって構成された複数の部屋ユニットを同一階に隣接
配置してなる住宅ユニットである。そして、同一階の他
の部屋ユニットより天井高さが低くされ、かつ前記パネ
ル体により函形状に形成された低層ユニット6が、他の
部屋ユニットに隣接配置されている。そして、この低層
ユニット6の上部に、上端部に天井パネル6bが架け渡
されて内部が小屋裏空間となる小屋裏ユニット7が重ね
合わされている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のパネル体により
ボックス型に構成して内部に室内空間が形成される複数
の部屋ユニットを隣接配置してなるユニット住宅に関す
る。
ボックス型に構成して内部に室内空間が形成される複数
の部屋ユニットを隣接配置してなるユニット住宅に関す
る。
【従来の技術】一戸建てプレハブ住宅等においては、既
に画一的で規格化された住宅に代わって、たとえば「 フ
リースタイル 」等と呼ばれる企画型のプレハブ住宅が供
給され、それに伴って外装および内装デザイン等も多様
なニーズに合わせて様々なバリエーションのものが開発
されている。
に画一的で規格化された住宅に代わって、たとえば「 フ
リースタイル 」等と呼ばれる企画型のプレハブ住宅が供
給され、それに伴って外装および内装デザイン等も多様
なニーズに合わせて様々なバリエーションのものが開発
されている。
【0002】このような企画型住宅は、住宅の個別性を
強く図ることができる反面、現場施工への依存度の増大
と部品種類の増大によって、工期やコスト等の面でデメ
リットを伴うといった難点があるため、従来より、その
工業化が進められている。従来、このような住宅の施工
方法は、鉄骨系、木質系、コンクリート系によってその
手段が異なるが、木質系の住宅では、在来の木造軸組工
法に代わる手段として、構造体を兼ねるパネル状部品で
外壁、床、天井等を構成しておき、現場でこれらを相互
に接合して壁、床、天井等を構成する方法がある。
強く図ることができる反面、現場施工への依存度の増大
と部品種類の増大によって、工期やコスト等の面でデメ
リットを伴うといった難点があるため、従来より、その
工業化が進められている。従来、このような住宅の施工
方法は、鉄骨系、木質系、コンクリート系によってその
手段が異なるが、木質系の住宅では、在来の木造軸組工
法に代わる手段として、構造体を兼ねるパネル状部品で
外壁、床、天井等を構成しておき、現場でこれらを相互
に接合して壁、床、天井等を構成する方法がある。
【0003】この方法は、現場施工のコンクリート基礎
の上にユニット化した床パネルを敷き込み、その上に1
階および2階の壁パネル等を組み上げ、さらに、軸組、
木組等をして、屋根パネルを組み立てて、建築物を構築
する方法であり、各パネルは、たとえば接着材とスクリ
ュー釘等により一体化され、また床パネルは、基礎の上
面に調整した調整モルタルの上に台輪を介して敷き込め
られるとともに、1階部分の壁パネルは、コンクリート
基礎の上面より突出するアンカーボルトへ壁パネルの下
端の穴を落とし込んでボルト締めにより、基礎と一体化
されるようになっている。
の上にユニット化した床パネルを敷き込み、その上に1
階および2階の壁パネル等を組み上げ、さらに、軸組、
木組等をして、屋根パネルを組み立てて、建築物を構築
する方法であり、各パネルは、たとえば接着材とスクリ
ュー釘等により一体化され、また床パネルは、基礎の上
面に調整した調整モルタルの上に台輪を介して敷き込め
られるとともに、1階部分の壁パネルは、コンクリート
基礎の上面より突出するアンカーボルトへ壁パネルの下
端の穴を落とし込んでボルト締めにより、基礎と一体化
されるようになっている。
【0004】ところで、近年においては、このような木
質系住宅の施工においても、いわゆる床パネルや壁パネ
ル等をボックス型に組み付け、これらボックス型のユニ
ットの相互をジョイントして住宅を施工する手段が試み
られている。これらボックス型ユニットを使用して住宅
が施工されることにより、現場施工への依存度の減少と
部品種類の削減が図られるようになってきた。
質系住宅の施工においても、いわゆる床パネルや壁パネ
ル等をボックス型に組み付け、これらボックス型のユニ
ットの相互をジョイントして住宅を施工する手段が試み
られている。これらボックス型ユニットを使用して住宅
が施工されることにより、現場施工への依存度の減少と
部品種類の削減が図られるようになってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ボックス型ユニットを使用した住宅(ユニット住宅)に
おいては、一階部若しくは二階部に位置させる複数のボ
ックス型ユニットを平面的に隣接配置して部屋空間を提
供するだけであり、同一階において、立体的に有効な部
屋空間を得ることに関しては、ほとんど考慮がなされて
いなかった。
ボックス型ユニットを使用した住宅(ユニット住宅)に
おいては、一階部若しくは二階部に位置させる複数のボ
ックス型ユニットを平面的に隣接配置して部屋空間を提
供するだけであり、同一階において、立体的に有効な部
屋空間を得ることに関しては、ほとんど考慮がなされて
いなかった。
【0006】すなわち、トイレ、風呂場等のように天井
が低くてもよい水回りの部屋空間を設ける場合であって
も、他のユニットと同様に背の高いボックス型ユニット
を用い、このユニットに、高さの低い天井パネルを取り
付けることによって部屋空間を画成してしており、低い
天井パネル上方には、他のユニットに比較して広い空間
が形成されるのにも拘わらず、何等有効に利用されるこ
とがなかった。
が低くてもよい水回りの部屋空間を設ける場合であって
も、他のユニットと同様に背の高いボックス型ユニット
を用い、このユニットに、高さの低い天井パネルを取り
付けることによって部屋空間を画成してしており、低い
天井パネル上方には、他のユニットに比較して広い空間
が形成されるのにも拘わらず、何等有効に利用されるこ
とがなかった。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たもので、その目的とするところは、同一階におけるボ
ックス型ユニットの立体的な積み重ねにより部屋空間を
最大限有効利用することができるユニット住宅を提供す
ることにある。
たもので、その目的とするところは、同一階におけるボ
ックス型ユニットの立体的な積み重ねにより部屋空間を
最大限有効利用することができるユニット住宅を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るユニット住
宅は、複数のパネル体によりボックス型に構成して内部
に室内空間が形成される複数の部屋ユニットを隣接配置
してなるユニット住宅であって、同一階の他の部屋ユニ
ットより天井高さが低くされ、かつ前記パネル体により
箱形状に形成された低層ユニットが他の部屋ユニットに
隣接配置され、この低層ユニットの上部に、上端部に天
井パネルが架け渡されて内部が小屋裏空間となる小屋裏
ユニットが重ね合わされることを特徴とするものであ
る。
宅は、複数のパネル体によりボックス型に構成して内部
に室内空間が形成される複数の部屋ユニットを隣接配置
してなるユニット住宅であって、同一階の他の部屋ユニ
ットより天井高さが低くされ、かつ前記パネル体により
箱形状に形成された低層ユニットが他の部屋ユニットに
隣接配置され、この低層ユニットの上部に、上端部に天
井パネルが架け渡されて内部が小屋裏空間となる小屋裏
ユニットが重ね合わされることを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】本発明のユニット住宅によれば、同一階の他の
部屋ユニットより天井高さが低くされ、かつ前記パネル
体により箱形状に形成された低層ユニットが他の部屋ユ
ニットに隣接配置され、この低層ユニットの上部に、上
端部に天井パネルが架け渡されて内部が小屋裏空間とな
る小屋裏ユニットが重ね合わされるので、トイレや風呂
場等のような水回り部屋空間を設けるためには、天井高
さの低い低層ユニットを水回り空間として利用すること
ができ、この天井高さの低い低層ユニットの上に小屋裏
ユニットを重ね合わせて組み込むことにより、収納空間
の十分に広い小屋裏が得られる。
部屋ユニットより天井高さが低くされ、かつ前記パネル
体により箱形状に形成された低層ユニットが他の部屋ユ
ニットに隣接配置され、この低層ユニットの上部に、上
端部に天井パネルが架け渡されて内部が小屋裏空間とな
る小屋裏ユニットが重ね合わされるので、トイレや風呂
場等のような水回り部屋空間を設けるためには、天井高
さの低い低層ユニットを水回り空間として利用すること
ができ、この天井高さの低い低層ユニットの上に小屋裏
ユニットを重ね合わせて組み込むことにより、収納空間
の十分に広い小屋裏が得られる。
【0010】また、水回り部屋空間として利用される低
層ユニットを、予め工場等で、内部気密及び防水を高め
た構造となるように施工するとともに、最小限度の水回
り配管設備等を行うことにより、ユニット住宅施工の省
力化が図られる。
層ユニットを、予め工場等で、内部気密及び防水を高め
た構造となるように施工するとともに、最小限度の水回
り配管設備等を行うことにより、ユニット住宅施工の省
力化が図られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のユニット住宅の一実施例を図
1ないし図3を参照して詳細に説明する。まず、本実施
例の2階建てのユニット住宅は、複数のパネル体により
ボックス型に構成して内部に室内空間が形成される複数
の部屋ユニットを隣接配置した状態で施工されている。
そして、このユニット住宅の2階部には、トイレ、風呂
場等の水回り空間が設けられている。
1ないし図3を参照して詳細に説明する。まず、本実施
例の2階建てのユニット住宅は、複数のパネル体により
ボックス型に構成して内部に室内空間が形成される複数
の部屋ユニットを隣接配置した状態で施工されている。
そして、このユニット住宅の2階部には、トイレ、風呂
場等の水回り空間が設けられている。
【0012】前記パネル体は、複数の壁パネル、天井パ
ネル及び床パネルとにより構成されている。壁パネル及
び床パネルは、芯材によって四角枠状に組まれた枠体の
両面に面材が貼設され、その内部にグラスウール等の断
熱材を充填した複数のパネルをその面方向に相互に接合
して大形化したものである。また、前記天井パネルは、
その両端面と、壁パネル の外面との間に適宜間隔を有
した状態で固定され、壁パネルの上端面に部屋ユニット
を継なぐ屋根パネルが載置できるように配慮されてい
る。
ネル及び床パネルとにより構成されている。壁パネル及
び床パネルは、芯材によって四角枠状に組まれた枠体の
両面に面材が貼設され、その内部にグラスウール等の断
熱材を充填した複数のパネルをその面方向に相互に接合
して大形化したものである。また、前記天井パネルは、
その両端面と、壁パネル の外面との間に適宜間隔を有
した状態で固定され、壁パネルの上端面に部屋ユニット
を継なぐ屋根パネルが載置できるように配慮されてい
る。
【0013】図2において、一階部に配置された部屋ユ
ニット1、2、3は、内側に室内空間を形成する如く前
後左右にそれぞれ立設された壁パネル1a、2a、3a
と、これら壁パネルの上端面に架け渡された天井パネル
1b、2b、3b と床パネル1c、2c、3c により
ボックス型にユニット化された基本構成となっている。
ニット1、2、3は、内側に室内空間を形成する如く前
後左右にそれぞれ立設された壁パネル1a、2a、3a
と、これら壁パネルの上端面に架け渡された天井パネル
1b、2b、3b と床パネル1c、2c、3c により
ボックス型にユニット化された基本構成となっている。
【0014】また、二階部に配置された部屋ユニット
4、5は、上端面が同一方向に傾斜するように互いに対
向配置された壁パネル4a、4b(5a、5b)と、前
記壁パネル4a、4b(5a、5b)の側部と接合して
それら壁パネルの最大高さ位置で立設する壁パネル4
c、5cと、最小高さ位置で立設する壁パネル4d、5
dとで内側に室内空間を形成する如く前後左右にそれぞ
れ立設され、これら壁パネルの上端面に架け渡された天
井パネル4e、5e とによりボックス型にユニット化
されたものである。そして、天井パネル4e、5e上に
は屋根パネル4f、5fが配設される。
4、5は、上端面が同一方向に傾斜するように互いに対
向配置された壁パネル4a、4b(5a、5b)と、前
記壁パネル4a、4b(5a、5b)の側部と接合して
それら壁パネルの最大高さ位置で立設する壁パネル4
c、5cと、最小高さ位置で立設する壁パネル4d、5
dとで内側に室内空間を形成する如く前後左右にそれぞ
れ立設され、これら壁パネルの上端面に架け渡された天
井パネル4e、5e とによりボックス型にユニット化
されたものである。そして、天井パネル4e、5e上に
は屋根パネル4f、5fが配設される。
【0015】ここで、部屋ユニット4、5の間には、図
1においても示すように、低層ユニット6の上に小屋裏
ユニット7が重ねられて配置されている。低層ユニット
6は、内側に室内空間を形成する如く前後左右にそれぞ
れ立設された壁パネル6aと、これら壁パネルの上端面
に架け渡された天井パネル6bと、床パネル6cと に
よりボックス型にユニット化されたものである。そし
て、この低層ユニット6の天井高さは、他の部屋ユニッ
ト4、5より低く設定されている。天井パネル6b上に
は、部屋ユニット5の天井パネル5e上に配設された屋
根パネル5fと連続した傾斜面となるように屋根パネル
7gが配設される。
1においても示すように、低層ユニット6の上に小屋裏
ユニット7が重ねられて配置されている。低層ユニット
6は、内側に室内空間を形成する如く前後左右にそれぞ
れ立設された壁パネル6aと、これら壁パネルの上端面
に架け渡された天井パネル6bと、床パネル6cと に
よりボックス型にユニット化されたものである。そし
て、この低層ユニット6の天井高さは、他の部屋ユニッ
ト4、5より低く設定されている。天井パネル6b上に
は、部屋ユニット5の天井パネル5e上に配設された屋
根パネル5fと連続した傾斜面となるように屋根パネル
7gが配設される。
【0016】この低層ユニット6は、前述したトイレ、
風呂場等の水回り空間として使用されるものである。従
って、この低層ユニット6は、気密及び防水性が高めら
れた構造となっている。また、低層ユニット6の上に重
ねられる小屋裏ユニット7は、上端面が同一方向に傾斜
するように互いに対向配置された壁パネル7a、7b
と、前記壁パネル7a、7bの側部で接合してそれら壁
パネルの最大高さ位置で立設し、窓開口部が形成された
壁パネル7cと、最小高さ位置で立設する壁パネル7d
とで内側に室内空間を形成する如く前後左右にそれぞれ
立設され、これら壁パネルの上端面に架け渡された天井
パネル7e と、床パネル7fとによりボックス型にユ
ニット化されたものである。
風呂場等の水回り空間として使用されるものである。従
って、この低層ユニット6は、気密及び防水性が高めら
れた構造となっている。また、低層ユニット6の上に重
ねられる小屋裏ユニット7は、上端面が同一方向に傾斜
するように互いに対向配置された壁パネル7a、7b
と、前記壁パネル7a、7bの側部で接合してそれら壁
パネルの最大高さ位置で立設し、窓開口部が形成された
壁パネル7cと、最小高さ位置で立設する壁パネル7d
とで内側に室内空間を形成する如く前後左右にそれぞれ
立設され、これら壁パネルの上端面に架け渡された天井
パネル7e と、床パネル7fとによりボックス型にユ
ニット化されたものである。
【0017】そして、この小屋裏ユニット7は、内部空
間が広くされて収納空間として十分のスペースがとられ
ている。ここで、小屋裏ユニット7の下端面と、低層ユ
ニット6の上端面の重ね合わせ部分には、図3に示すよ
うに、互いの端部が凹部と凸部とに嵌まり込む嵌合部1
0が形成されている。また、小屋裏ユニット7の下端部
(壁パネル7b)外側には、位置決めプレート11が取
り付けられている。なお、これら嵌合部10及び位置決
めプレート11は、部屋ユニット1と部屋ユニット4と
の重ね合わせ部分、部屋ユニット2と低層ユニット6と
の重ね合わせ部分、部屋ユニット3と部屋ユニット5と
の重ね合わせ部分にも採用されている。
間が広くされて収納空間として十分のスペースがとられ
ている。ここで、小屋裏ユニット7の下端面と、低層ユ
ニット6の上端面の重ね合わせ部分には、図3に示すよ
うに、互いの端部が凹部と凸部とに嵌まり込む嵌合部1
0が形成されている。また、小屋裏ユニット7の下端部
(壁パネル7b)外側には、位置決めプレート11が取
り付けられている。なお、これら嵌合部10及び位置決
めプレート11は、部屋ユニット1と部屋ユニット4と
の重ね合わせ部分、部屋ユニット2と低層ユニット6と
の重ね合わせ部分、部屋ユニット3と部屋ユニット5と
の重ね合わせ部分にも採用されている。
【0018】次に、本実施例のユニット住宅の施工方法
について説明する。まず、この部屋ユニット1ないし7
は、工場において、ボックス型に組み立てられた後、そ
のままトラックで現場まで輸送される。ここで、低層ユ
ニット6は、トイレ、風呂場等の水回り空間として使用
されるため、壁パネル、床パネル及び天井パネルに気密
及び防水構造が施されている。また、他の部屋ユニット
と隣接配置されていない単体の低層ユニット6に、最小
限の配管設備等を配設していてもよい。
について説明する。まず、この部屋ユニット1ないし7
は、工場において、ボックス型に組み立てられた後、そ
のままトラックで現場まで輸送される。ここで、低層ユ
ニット6は、トイレ、風呂場等の水回り空間として使用
されるため、壁パネル、床パネル及び天井パネルに気密
及び防水構造が施されている。また、他の部屋ユニット
と隣接配置されていない単体の低層ユニット6に、最小
限の配管設備等を配設していてもよい。
【0019】次に、コンクリート基礎Bの上に部屋ユニ
ット1、2、3が組み込まれて一階部を形成する。次
に、これら一階部分の部屋ユニット1、2、3の上に、
クレーンにより吊り上げられながら部屋ユニット4、5
と低層ユニット6とを重ね合わせる。この際、これら2
階部分の部屋ユニット4、5、6に取り付けられた位置
決めプレート11が、一階部分の部屋ユニット1、2、
3の壁面(壁パネル1a等)に当接し、かつ互いの嵌合
部10が正確に合わされるので、上下階の部屋ユニット
間に隙間、水平誤差等が生じるようなことがなく、確実
に所定の重ね合わせ位置にセットされる。
ット1、2、3が組み込まれて一階部を形成する。次
に、これら一階部分の部屋ユニット1、2、3の上に、
クレーンにより吊り上げられながら部屋ユニット4、5
と低層ユニット6とを重ね合わせる。この際、これら2
階部分の部屋ユニット4、5、6に取り付けられた位置
決めプレート11が、一階部分の部屋ユニット1、2、
3の壁面(壁パネル1a等)に当接し、かつ互いの嵌合
部10が正確に合わされるので、上下階の部屋ユニット
間に隙間、水平誤差等が生じるようなことがなく、確実
に所定の重ね合わせ位置にセットされる。
【0020】そして、低層ユニット6の天井パネル6b
を足場として利用して部屋ユニット4の屋根パネル4f
及び部屋ユニット5の屋根パネル5fを架設する。そし
てさらに、低層ユニット6の上に小屋裏ユニット7を、
この小屋裏ユニット7に取り付けられた位置決めプレー
ト11を低層ユニット6の壁面に当接させ、かつ互いの
嵌合部10を正確に合わされて重ね合わせる。最後に、
小屋裏ユニット7の上部に屋根パネル7gを架設すれ
ば、天井高さの低い水回り部屋空間R1と、水回り空間
R1の上部に十分に収納空間が広い小屋裏R2を設けたユ
ニット住宅が完成する。
を足場として利用して部屋ユニット4の屋根パネル4f
及び部屋ユニット5の屋根パネル5fを架設する。そし
てさらに、低層ユニット6の上に小屋裏ユニット7を、
この小屋裏ユニット7に取り付けられた位置決めプレー
ト11を低層ユニット6の壁面に当接させ、かつ互いの
嵌合部10を正確に合わされて重ね合わせる。最後に、
小屋裏ユニット7の上部に屋根パネル7gを架設すれ
ば、天井高さの低い水回り部屋空間R1と、水回り空間
R1の上部に十分に収納空間が広い小屋裏R2を設けたユ
ニット住宅が完成する。
【0021】以上、述べたことから容易に理解できるよ
うに、本実施例のユニット住宅にあっては、住宅を構成
する複数の部屋ユニットのうち、本実施例の部屋ユニッ
ト6、7のように、同一階の部屋ユニットを立体的に積
み重ねて施工することにより、ユニット住宅にトイレや
風呂場等のような水回り部屋空間を設ける際には、天井
高さの低い低層ユニット6を水回り空間R1として利用
することができ、さらに、この天井高さの低い低層ユニ
ット6の上に小屋裏ユニットを重ね合わせて組み込むこ
とにより、収納空間の十分に広い小屋裏R2を得ること
ができる。
うに、本実施例のユニット住宅にあっては、住宅を構成
する複数の部屋ユニットのうち、本実施例の部屋ユニッ
ト6、7のように、同一階の部屋ユニットを立体的に積
み重ねて施工することにより、ユニット住宅にトイレや
風呂場等のような水回り部屋空間を設ける際には、天井
高さの低い低層ユニット6を水回り空間R1として利用
することができ、さらに、この天井高さの低い低層ユニ
ット6の上に小屋裏ユニットを重ね合わせて組み込むこ
とにより、収納空間の十分に広い小屋裏R2を得ること
ができる。
【0022】また、水回り部屋空間として利用される低
層ユニット6を、予め工場等で、内部気密及び防水を高
めた構造となるように施工するとともに、最小限度の水
回り配管設備等を行うことにより、ユニット住宅施工の
高能率化を図ることができる。
層ユニット6を、予め工場等で、内部気密及び防水を高
めた構造となるように施工するとともに、最小限度の水
回り配管設備等を行うことにより、ユニット住宅施工の
高能率化を図ることができる。
【0023】また、2階の住宅の施工の際においても、
クレーン等により小屋裏ユニット7が低層ユニット6の
上部に重ねられる前に、低層ユニット6上を足場として
利用して部屋ユニット4、5の屋根パネルの架設作業等
を行なうことができ、作業性および安全性を向上するこ
とができるといった長所がある。
クレーン等により小屋裏ユニット7が低層ユニット6の
上部に重ねられる前に、低層ユニット6上を足場として
利用して部屋ユニット4、5の屋根パネルの架設作業等
を行なうことができ、作業性および安全性を向上するこ
とができるといった長所がある。
【0024】また、互いが重ね合わされる低層ユニット
6の上面と、小屋裏ユニット7の下面位置には、位置決
めプレート11、若しくは嵌合部10が形成されている
ので、クレーンによる吊り上げ重ね合わされる際に、部
屋ユニット間に隙間、水平誤差等が生じるようなことが
なく、確実に所定の重ね合わせ位置にセットすることが
できるといった効果がある。
6の上面と、小屋裏ユニット7の下面位置には、位置決
めプレート11、若しくは嵌合部10が形成されている
ので、クレーンによる吊り上げ重ね合わされる際に、部
屋ユニット間に隙間、水平誤差等が生じるようなことが
なく、確実に所定の重ね合わせ位置にセットすることが
できるといった効果がある。
【0025】なお、前記実施例において示した各構成部
材( 天井パネル、壁パネル等 )の諸形状や寸法等は一例
であって、構築すべき建物の設計要求等に基づき種々変
更可能であることは言うまでもない。また、図1に示し
た低層ユニット6及び小屋裏ユニット7の配置位置等は
これに限るものではなく、様々なパターンが考えられ
る。
材( 天井パネル、壁パネル等 )の諸形状や寸法等は一例
であって、構築すべき建物の設計要求等に基づき種々変
更可能であることは言うまでもない。また、図1に示し
た低層ユニット6及び小屋裏ユニット7の配置位置等は
これに限るものではなく、様々なパターンが考えられ
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のユニット
住宅によれば、住宅を構成する複数の部屋ユニットのう
ち、同一階の部屋ユニットを立体的に積み重ねて施工す
ることにより、トイレや風呂場等のような水回り部屋空
間を設ける際には、天井高さの低い低層ユニットを水回
り空間として利用することができ、さらに、この天井高
さの低い低層ユニットの上に小屋裏ユニットを重ね合わ
せて組み込むことにより、収納空間の十分に広い小屋裏
を得ることができる。
住宅によれば、住宅を構成する複数の部屋ユニットのう
ち、同一階の部屋ユニットを立体的に積み重ねて施工す
ることにより、トイレや風呂場等のような水回り部屋空
間を設ける際には、天井高さの低い低層ユニットを水回
り空間として利用することができ、さらに、この天井高
さの低い低層ユニットの上に小屋裏ユニットを重ね合わ
せて組み込むことにより、収納空間の十分に広い小屋裏
を得ることができる。
【0027】また、水回り部屋空間として利用される低
層ユニットを、予め工場等で、内部気密及び防水を高め
た構造となるように施工するとともに、最小限度の水回
り配管設備等を行うことにより、ユニット住宅施工の省
力化を図ることができる。
層ユニットを、予め工場等で、内部気密及び防水を高め
た構造となるように施工するとともに、最小限度の水回
り配管設備等を行うことにより、ユニット住宅施工の省
力化を図ることができる。
【0028】さらに、2階の住宅の施工の際には、クレ
ーン等により小屋裏ユニット7が低層ユニットの上部に
重ねられる前に、低層ユニット上を足場として利用して
屋根パネルを架設すべき部屋ユニットの架設作業等を行
なうことができ、その作業性および安全性を向上するこ
とができる。
ーン等により小屋裏ユニット7が低層ユニットの上部に
重ねられる前に、低層ユニット上を足場として利用して
屋根パネルを架設すべき部屋ユニットの架設作業等を行
なうことができ、その作業性および安全性を向上するこ
とができる。
【図1】本発明のユニット住宅における低層ユニット及
び小屋裏ユニットを示す斜視図である。
び小屋裏ユニットを示す斜視図である。
【図2】本発明のユニット住宅を示す正面図である。
【図3】本発明のユニット住宅において下側の部屋ユニ
ットに上側の部屋ユニットを重ね合わせる際を示す側面
断面図である。
ットに上側の部屋ユニットを重ね合わせる際を示す側面
断面図である。
1、2、3、4、5 部屋ユニット 6 低層ユニット 6a 低層ユニットの壁パネル 6b 低層ユニットの天井パネル 6c 低層ユニットの床パネル 7 小屋裏ユニット 7a、7b 小屋裏ユニットの壁パネル 7c、7d 小屋裏ユニットの壁パネル 7e 小屋裏ユニットの天井パネル 7f 小屋裏ユニットの床パネル R1 水回り部屋空間 R2 小屋裏
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のパネル体によりボックス型に構成
して内部に室内空間が形成される複数の部屋ユニットを
隣接配置してなるユニット住宅であって、同一階の他の
部屋ユニットより天井高さが低くされ、かつ前記パネル
体により箱形状に形成された低層ユニットが他の部屋ユ
ニットに隣接配置され、この低層ユニットの上部に、上
端部に天井パネルが架け渡されて内部が小屋裏空間とな
る小屋裏ユニットが重ね合わされることを特徴とするユ
ニット住宅。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3217531A JPH0593436A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | ユニツト住宅 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3217531A JPH0593436A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | ユニツト住宅 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0593436A true JPH0593436A (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=16705711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3217531A Pending JPH0593436A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | ユニツト住宅 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0593436A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6032421A (en) * | 1996-11-28 | 2000-03-07 | Yamada; Susumu | Structural blocks for building a basement, block manufacturing method, block transporting method, and block installing method |
JP2015074934A (ja) * | 2013-10-10 | 2015-04-20 | 積水化学工業株式会社 | 建物 |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP3217531A patent/JPH0593436A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6032421A (en) * | 1996-11-28 | 2000-03-07 | Yamada; Susumu | Structural blocks for building a basement, block manufacturing method, block transporting method, and block installing method |
JP2015074934A (ja) * | 2013-10-10 | 2015-04-20 | 積水化学工業株式会社 | 建物 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970128 |