JP2723931B2 - プレファブルームの組立方法 - Google Patents

プレファブルームの組立方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、建物躯体内に壁パネルを建巡らせ、自立す
る内装壁部を四方に構成し、該内装壁部にて部屋空間を
画成するプレファブルームの組立方法に関する。
(従来の技術) 床ボーダ、柱、天井梁等の骨組構造体、及び天井パネ
ル、壁パネル等のパネル等をユニット化して予め工場内
で製造しておき、これらユニットを既設の建物躯体内に
搬入してプレファブ式の小屋を組立て、自立する内装壁
部にて部屋空間を画成するようにした所謂プレファブル
ームが知られている。
このプレファブルームの組立は、モルタル等の床仕上
材を用いて仕上た床面に、長尺な軽量形鋼製の床ボーダ
を部屋空間の外郭線に沿って枠状に敷設し、躯体床との
取り合い部分を形成することにより始められる。
そして、枠状に敷設された床ボーダ上には、壁パネル
を建巡らせて内装壁部が構成され、内装壁部上には天井
支持用の骨組構造体、及びこの骨組構造体に支持される
天井パネルが配設・支持される。
ところで、斯くして組み立てられたプレファブルーム
の内装壁部は、内装壁部上に配設される天井支持構造、
及び天井パネルの加重のほぼ全体を負担する。
従って、内装壁部を支持する床ボーダは、構築される
プレファブルームの土台となるため、躯体の床面の正確
な位置に強固に固定される必要があり、従来その固定
は、例えば躯体の床仕上面に打ち込まれるアンカーボル
トにより行なわれていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、以上のプレファブルームの組立方法に
あっては、床ボーダは、仕上後の躯体床面上に敷設され
るため、部屋空間を囲周する如く床面より突出すること
となる。
従って、壁パネル等のユニットの搬入時に邪魔となる
ばかりでなく、これらユニットを床ボーダの上にあやま
って積み上げたり、打ち付けたりすることにより、床ボ
ーダを破損する可能性が高く、搬入作業時に注意が必要
で面倒であった。
また、床ボーダがアンカーボルトにより床面に点で固
定されているため、打撃を加えることにより位置ずれを
起したり、がたが生じたりし易く、正確な位置に強固に
固定されるべきプレファブルームの土台として好ましく
なかった。
本発明は斯かる現状に鑑み成されたものであり、他の
ユニットを搬入する際に邪魔にならず、且つ破損或いは
位置ずれ等を起さない土台を構成し得るプレファブルー
ムの組み立て方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 以上の課題を解決するために本発明は、建物躯体の床
面上に、部屋空間の外郭線に沿って敷設する外郭部用型
部材を含んで構成される枠状型構造体を設けた後、この
枠状型構造体の上面高さ位置までコンクリート材料を流
し込み、前記外郭線に沿って延在する外郭部を含む枠状
溝を有する基礎床面を形成するとともに、前記枠状溝の
外郭部に床ボーダを嵌装・保持せしめた。
(作用) 以上の手段によれば、床ボーダは基礎床面に形成され
た枠状溝に保持されるため、床面より突出せず、壁パネ
ル等のユニットを搬入する際に邪魔になることがなく、
また、床ボーダに他のユニットをあやまって積み上げ、
打付けることにより、床ボーダの破損、配設位置ずれ、
及びがたが発生することがない。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
先ず、添付第5図を参照して本発明に係わるプレファ
ブルームに付き説明する。
第5図は、本発明に関わるプレファブルームの建付状
態を示す平面図であり、図示の如く、プレファブルーム
1を建付ける建物躯体3は、2方向の躯体壁W1,W2が突
き合わされた隅部Eにおいて、一方の躯体壁W2の一部が
高さ方向に長く膨出しており、該膨出部内にはパイプシ
ャフト4が形成されている。
そして、プレファブルーム1は、建物躯体3の床F上
に、壁パネル5,5・・を建て巡らせ、一部が躯体壁Wに
沿う平面矩形状に屈曲した内装壁部Aを構成し、これら
内装壁部Aにより部屋R空間を画成したものである。
尚、内装壁部Aは躯体の床F上に自立しており、上部
には不図示の天井支持構造体、及び天井パネル等が載設
され、天井を構成する。
部屋R空間は、便所として使用され、矩形状に屈曲し
た内装壁部Aが形成する2つの対向した壁面a1,a2には
便所用の各種設備機器が配設される。
即ち、パイプシャフト4配設側の躯体壁W2に沿って形
成された壁面a1には、夫々排水管、給水管及び給湯管等
の配管を収納した配管ケース11a,13a,13a,15a夫々の前
面に掃除用流し11b、大便器13b,13b及び洗面器15b等の
設備を取り付けられた配管ユニット11,13,13,15が配設
され、掃除用流し11bと大便器13bとは、ブース16,17に
より区画されている。
また、壁面a1と対向する壁面a2には、配管ケース19a
前面に小便器19b,19b・を取着した配管ユニット19,19,
・が配設される。
配管ケース11a,13a,15a内の配管は夫々接合されて壁
面a1に沿う第1の部屋配管を構成し、配管ケース19a,19
a内の配管は同様にして壁面a2に沿う第2の部屋配管を
構成する。
そして、第1及び第2の部屋配管は、パイプシャフト
4内の給水用主管21、給湯用主管23、及び排水用主管24
に一端を接続された給水用床下配管31、給湯用床下配管
33及び排水用床下配管35に接続されている。
以上のプレハブルーム1は、躯体3の床Fの表面に形
成される枠状溝(後述する)を基礎として組立られるの
であり、ここでプレハブルーム1の組立方法に付き更に
添付第1図乃至第4図を参照して説明する。
第1図は枠状溝形成前の建物躯体の床Fを示す斜視
図、第2図は建物躯体の床に形成された枠状溝の要部拡
大斜視図、第3図は壁パネルが建付けられる状態を示す
斜視図、第4図は建付けられた壁パネルの下部周辺の断
面図である。尚第1乃至第5図において、同様の部分に
は同様の符号を付す。
プレハブルーム1の組立に際し、第1図に示すよう
に、建物躯体3の床Fには、先ず部屋Rを囲周するよう
に、該部屋Rの外郭線に沿って敷設される四方の外郭部
用型部材41a,41b,41c,41dと、パイプシャフト4配設箇
所から部屋Rに亘って延在して敷設される配管部用型部
材43とから成る枠状型構造体45を設ける。
壁W2に沿って配設する外郭部用型部材41aは、溝型鋼
から成る本体46と、本体46を所定高さに保持する複数の
脚部47,47・とから成る。
脚部47は、第4図に特に良く示されるように、躯体3
の床Fにコンクリート釘51,51・・で固定される正方形
の基板53と、基板53の中央に直立するボルト55とから成
り、ボルト55は本体46のウェブ46aを貫通する。
また、ボルト55に螺入されるナット57,57はウェブ46a
を挟持しており、これらナット57,57を回動することに
より本体46の高さ調整及び水平出しを行なうことができ
る。
尚、他の外郭部用型部材41b,41c,41dにおいても、本
体46の長さ及び脚部47の数が異なるだけで基本的には同
様の構造であるため、その説明を省略する。
以上の外郭部用型部材41a,41b,41c,41dは、互いに端
面と側端面部とを当接して枠状に配設する。
また、図中59,59・・は、外郭部用型部材41a,41b,41
c,41dの成す溝60,60・・の端部に嵌装された発泡スチロ
ール等から成るストッパである。
配管部用型部材43は、両側面の上端縁部に凸条43a,43
aを備える発泡スチロール等から成る略直方体状の部材
であり、一方の端面43bをパイプシャフト4に詰められ
たストッパ61に当接した状態で、部屋Rの外郭線(外郭
部用型部材41a配設箇所)を横切って部屋R内に延在さ
せる。
また、配管部用型部材43は、部屋Rの外郭線を横切る
箇所に上面を切り欠いた溝43cを有し、この溝43cには外
郭部用型部材41aが嵌め込まれる。
斯くして枠状型構造体45を敷設した後、床F上にはコ
ンクリート材が枠状型構造体45上面高さ位置まで流込
む。この際、配管部用部材43上には位置ずれ防止のため
にブロック(不図示)の重しを載置するのが好ましい。
適当な養生期間をおいて、配管部用型部材43及びスト
ッパ59,61を取り除くと、第2図に示すように、硬化し
たコンクリート材64により、外郭部用型部材41a,41c(4
1b,41d)を保持する外郭部65と、パイプシャフト4配設
箇所から部屋R内に亘って延在する配管部67とから成る
枠状溝69が形成された基礎床面F1が得られる。
枠状溝69の配管部67には、パイプシャフト4内の給水
用主管21、給湯用主管23、及び排水用主管24に基端部を
接続した給水用床下配管31、給湯用床下配管33及び排水
用床下配管35を収納し、配管部用部材43の凸条43a,43a
により形成される段部67a,67a上に嵌め込まれる蓋体71
により閉塞する。
枠状溝69の外郭部65に保持された外郭部用型部材41a
(41b,41c,41d)は、第3図及び第4図に示されるよう
に、床ボーダとして利用される。
即ち、壁装板5aの裏面を軽量型鋼製の補強枠5bにて補
強した壁パネル5は、外郭部用型部材41a,41b,41c,41d
の溝60に下端部を嵌装して建巡らされせるのであり、こ
れら壁パネル5,5・・の隣接するもの同士の側部を接合
することにより部屋R空間を画成する内装壁部Aが組立
られる。
また、配管ケース11a,13a,13a,15a配設時には、給水
用床下配管31、給湯用床下配管33及び排水用床下配管35
を、配管ケース11a下方位置にて、壁面a1に沿う第1の
部屋内配管(不図示)に接続する。
そして、配管ケース19a,19a・配設時に、給水用床下
配管31及び排水用床下配管35を配管ケース19a下方位置
に臨む先端部にて壁面a2に沿う第2の部屋内配管に接続
する。
尚、内装壁部A上には、天井支持構造体、及び天井パ
ネル等により天井が組立てられるが、便宜上図示を省略
する。
以上説明した本実施例のプレファブルーム1の組立方
法によれば、外郭部用型部材41a,41b,41c,41d、即ち床
ボーダは、基礎床面F2に形成された枠状溝69の外郭部65
に保持されるため、基礎床面F1により突出せず、また基
礎床面F1上の所定位置に強固に固定されることとなり、
壁パネル5等のユニットを搬入する際に邪魔になること
がなく、破損、配設位置ずれ、及びがたが発生すること
がない。
また、枠状型構成体45を外郭部用型部材41a,41b,41c,
41dと、配管部用型部材43とから構成したため、床面F1
上に内装壁部A配設位置となる外郭部65だけでなく、配
管を収納する配管部67を有する枠状溝69を得ることがで
きる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、壁パネル建付
け前に部屋空間の外郭線に沿って延在する外郭部を含む
枠状溝を有する基礎床面を形成するようにしたため、床
ボーダは基礎床面に形成された枠状溝に保持されて床面
より突出することはない。
従って、壁パネル等のユニットを搬入する際に邪魔に
なることがなく、現場作業時の不注意により、床ボーダ
に他のユニットをあやまって積み上げ、打付る等して発
生する床ボーダの破損、配設位置ずれ、及びがた等を有
効に防止できる。
また、枠状型構成体を部屋空間の外郭線に沿って敷設
される外郭部用型部材と他の型部材とで構成することに
より、基礎床面形成時に、床上に載置されるユニット或
は設備等の収納・支持用の溝部を有する枠状溝を得るこ
とができ、これらユニット及び設備の収り具合の向上を
も図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
添付第1図は枠状溝形成前の建物躯体の床Fを示す斜視
図、第2図は建物躯体の床に形成された枠状溝の要部拡
大斜視図、第3図は壁パネルが建付けられる状態を示す
斜視図、第4図は建付けられた壁パネルの下部周辺の断
面図、第5図は本発明に関わるプレハブルームの平面図
である。 尚図中、1はプレハブルーム、3は建物躯体、5は壁パ
ネル、41は外郭部用型部材、45は枠状型構造体、65は外
郭部、69は枠状溝、Aは内装壁部、Fは床、F1は基礎床
面、Rは部屋である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 由美 東京都港区虎ノ門1丁目1番28号 東陶 機器株式会社東京支社内 (72)発明者 滝崎 深雪 東京都港区虎ノ門1丁目1番28号 東陶 機器株式会社東京支社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物躯体の床面上に床ボーダを敷設し、該
    床ボーダ上に壁パネルを建巡らせて自立する内装壁部を
    構成し、該内装壁部にて部屋空間を画成するプレファブ
    ルームの組立方法おいて、 前記躯体の床面上に、前記部屋空間の外郭線に沿って敷
    設する外郭部用型部材を含んで構成される枠状型構造体
    を設けた後、 前記枠状型構造体の上面高さ位置までコンクリート材料
    を流し込み、 前記外郭線に沿って延在する外郭部を含む枠状溝を有す
    る基礎床面を形成するとともに、 前記枠状溝の外郭部に床ボーダを嵌装・保持せしめ、 前記床ボーダ上に前記壁パネルを建巡らせることを特徴
    とするプレファブルームの組立方法。
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