JP3249076B2 - 建物の床及び基礎の構造 - Google Patents
建物の床及び基礎の構造Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の床及び基礎
の構造に関し、詳しくは、施工が簡単で、基礎及び床施
工の工期を大幅に短縮することができる建物の床及び基
礎の構造、並びに建物の床及び基礎の施工方法に関す
る。
の構造に関し、詳しくは、施工が簡単で、基礎及び床施
工の工期を大幅に短縮することができる建物の床及び基
礎の構造、並びに建物の床及び基礎の施工方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
住宅等の建物において、一階部分の床は、所定の間隔に
束石を配置し、該束石上に、順に床束、大引き及び根太
を配設し、該根太上に床板等の床材を配して構成するの
が一般的であった。
住宅等の建物において、一階部分の床は、所定の間隔に
束石を配置し、該束石上に、順に床束、大引き及び根太
を配設し、該根太上に床板等の床材を配して構成するの
が一般的であった。
【0003】しかし、従来の床構造においては、上記大
引きの端部は、基礎又は基礎上の土台上に載置固定され
ていたそのため、基礎形成用のコンクリートが完全に固
化して該基礎が完成するまで、床面を施工することがで
きず、そのため、床及び基礎の完成、延いては建物の完
成までに相当の期間を要していた。また、従来の床や基
礎は、熟練工の勘や経験によりその品質が左右されてい
たため、作業者の熟練の度合いに関わらず一定品質のも
のを得ることができる床や基礎の構造、施工方法が望ま
れていた。
引きの端部は、基礎又は基礎上の土台上に載置固定され
ていたそのため、基礎形成用のコンクリートが完全に固
化して該基礎が完成するまで、床面を施工することがで
きず、そのため、床及び基礎の完成、延いては建物の完
成までに相当の期間を要していた。また、従来の床や基
礎は、熟練工の勘や経験によりその品質が左右されてい
たため、作業者の熟練の度合いに関わらず一定品質のも
のを得ることができる床や基礎の構造、施工方法が望ま
れていた。
【0004】本発明は、かかる事情に基づいて完成され
たもので、本発明の目的は、施工が簡単で、基礎及び床
施工の工期を大幅に短縮することができる建物の床及び
基礎の構造、並びに建物の床及び基礎の施工方法を提供
することにある。
たもので、本発明の目的は、施工が簡単で、基礎及び床
施工の工期を大幅に短縮することができる建物の床及び
基礎の構造、並びに建物の床及び基礎の施工方法を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、所定の間隔で配置された複数のパネル支持束部材
(1) と、該パネル支持束部材上に架設され、所定の一階
床面(2) を構成する所定数の床パネル(3) と、該一階床
面の外周部に配され、内部に鉄筋が配された基礎形成用
の型枠(4) と、該鉄筋及び該型枠内に充填固化されたコ
ンクリートにより形成された基礎(5) とからなり、上記
型枠(4) は、下端部に高さ位置調整手段(43)を有する内
壁板部材(40)と、外壁板部材(41)と、これら両部材に結
合された可撓性シート(42)とからなり、上記内壁板部材
(40)は、一階床面(2) の端縁部を構成する床パネル(3)
の端縁下部に取り付けられ、上記外壁板部材(41)は、該
内壁板部材(40)との間に所定の空間を形成して該内壁板
部材(40)に取り付けられ、上記可撓性シート(42)は、そ
の両端部が、該内壁板部材(40)の下端部及び該外壁板部
材(41)の下端部にそれぞれ結合されており、且つ該可撓
性シート(42)は、該内壁板部材(40)及び該外壁板部材(4
1)それぞれの下端部から両外側に張り出して一対のフー
チング形成部(42a) を形成していることを特徴とする建
物の床及び基礎の構造を提供することにより、上記目的
を達成したものである。
は、所定の間隔で配置された複数のパネル支持束部材
(1) と、該パネル支持束部材上に架設され、所定の一階
床面(2) を構成する所定数の床パネル(3) と、該一階床
面の外周部に配され、内部に鉄筋が配された基礎形成用
の型枠(4) と、該鉄筋及び該型枠内に充填固化されたコ
ンクリートにより形成された基礎(5) とからなり、上記
型枠(4) は、下端部に高さ位置調整手段(43)を有する内
壁板部材(40)と、外壁板部材(41)と、これら両部材に結
合された可撓性シート(42)とからなり、上記内壁板部材
(40)は、一階床面(2) の端縁部を構成する床パネル(3)
の端縁下部に取り付けられ、上記外壁板部材(41)は、該
内壁板部材(40)との間に所定の空間を形成して該内壁板
部材(40)に取り付けられ、上記可撓性シート(42)は、そ
の両端部が、該内壁板部材(40)の下端部及び該外壁板部
材(41)の下端部にそれぞれ結合されており、且つ該可撓
性シート(42)は、該内壁板部材(40)及び該外壁板部材(4
1)それぞれの下端部から両外側に張り出して一対のフー
チング形成部(42a) を形成していることを特徴とする建
物の床及び基礎の構造を提供することにより、上記目的
を達成したものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、複数のパネル支
持束部材(1) を所定の間隔で配置し、所定数の床パネル
(3) を該パネル支持束部材上に架設して所定の一階床面
(2)を構成した後、内壁板部材(40)を、その下端部に可
撓性シート(42)の一端部を結合させた状態で、該一階床
面(2) の端縁部を構成する床パネル(3) の端縁下部に垂
下するように取り付け、次いで、鉄筋(50)を配した後、
該内壁板部材(40)に外壁板部材(41)を取付けると共に該
可撓性シート(42)の他端部を該外壁板部材(41)の下端部
に結合して型枠(4) を組み立て、このように組み立てら
れた型枠内にコンクリート(51)を充填し、鉄筋(50)と共
に固化させて基礎(5) を形成することを特徴とする建物
の床及び基礎の施工方法を提供することにより、上記目
的を達成したものである。
持束部材(1) を所定の間隔で配置し、所定数の床パネル
(3) を該パネル支持束部材上に架設して所定の一階床面
(2)を構成した後、内壁板部材(40)を、その下端部に可
撓性シート(42)の一端部を結合させた状態で、該一階床
面(2) の端縁部を構成する床パネル(3) の端縁下部に垂
下するように取り付け、次いで、鉄筋(50)を配した後、
該内壁板部材(40)に外壁板部材(41)を取付けると共に該
可撓性シート(42)の他端部を該外壁板部材(41)の下端部
に結合して型枠(4) を組み立て、このように組み立てら
れた型枠内にコンクリート(51)を充填し、鉄筋(50)と共
に固化させて基礎(5) を形成することを特徴とする建物
の床及び基礎の施工方法を提供することにより、上記目
的を達成したものである。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の建物の床及び基礎
の構造、並びに建物の床及び基礎の施工方法の一実施形
態について図面を参照して説明する。ここで、図1は、
本形態の建物の床及び基礎の構造を示す概略模式図であ
り、図2は、本形態における床パネル3の敷設状態を示
す模式図であり、図3は、本形態における一階床面への
内壁板部材の取り付けを示す説明図であり、図4は、該
内壁板部材への外壁板部材の取り付けを示す説明図であ
り、図5は、本形態の建物の床及び基礎の構造を一部省
略して示す概略斜視図である。
の構造、並びに建物の床及び基礎の施工方法の一実施形
態について図面を参照して説明する。ここで、図1は、
本形態の建物の床及び基礎の構造を示す概略模式図であ
り、図2は、本形態における床パネル3の敷設状態を示
す模式図であり、図3は、本形態における一階床面への
内壁板部材の取り付けを示す説明図であり、図4は、該
内壁板部材への外壁板部材の取り付けを示す説明図であ
り、図5は、本形態の建物の床及び基礎の構造を一部省
略して示す概略斜視図である。
【0011】先ず、本形態の建物の床及び基礎の構造に
ついて説明する。本形態の建物の床及び基礎の構造は、
図1に示されるように、所定の間隔で配置された複数の
パネル支持束部材1(一つのみ図示)と、該パネル支持
束部材1上に架設され、所定の一階床面2を構成する所
定数の床パネル3と、上記一階床面2の外周部に配さ
れ、内部に鉄筋50が配された基礎形成用の型枠4と、
該鉄筋4及び該型枠4内に充填固化されたコンクリート
51により形成された基礎5とからなる。
ついて説明する。本形態の建物の床及び基礎の構造は、
図1に示されるように、所定の間隔で配置された複数の
パネル支持束部材1(一つのみ図示)と、該パネル支持
束部材1上に架設され、所定の一階床面2を構成する所
定数の床パネル3と、上記一階床面2の外周部に配さ
れ、内部に鉄筋50が配された基礎形成用の型枠4と、
該鉄筋4及び該型枠4内に充填固化されたコンクリート
51により形成された基礎5とからなる。
【0012】上記パネル支持束部材1は、図1に示すよ
うに、下端部に張り出し部10aを有し且つ上端部に束
部材装着孔10bを有する平断面略正方形状の台座部1
0と、一端部11aを該装着孔10bに螺入されて立設
され、他端部に上記パネル3を載置する支持台11bを
有する束部材11とからなり、該束部材11の軸部11
cを回転させて螺入の程度を調整することにより、上記
床パネル3の架設位置を適宜調整できるようになってい
る。また、上記張り出し部10aの四隅部には、円錐台
形状の傾斜調整用孔10cが形成されており、設置時に
おけるパネル支持束部材1の傾斜等を適宜に修正するこ
とができるようになっている。
うに、下端部に張り出し部10aを有し且つ上端部に束
部材装着孔10bを有する平断面略正方形状の台座部1
0と、一端部11aを該装着孔10bに螺入されて立設
され、他端部に上記パネル3を載置する支持台11bを
有する束部材11とからなり、該束部材11の軸部11
cを回転させて螺入の程度を調整することにより、上記
床パネル3の架設位置を適宜調整できるようになってい
る。また、上記張り出し部10aの四隅部には、円錐台
形状の傾斜調整用孔10cが形成されており、設置時に
おけるパネル支持束部材1の傾斜等を適宜に修正するこ
とができるようになっている。
【0013】各パネル支持束部材1それぞれは、図2
(b)に示されるように、4枚の上記床パネル3のコー
ナー部が会合する部分の下に配置され、各床パネル3の
各コーナー部の下面に設けられた挿入孔30内に、上記
支持台11bの4カ所に立設された挿入突起(図示せ
ず)を挿入した状態で、各床パネル3のコーナー部を下
方から支持している。
(b)に示されるように、4枚の上記床パネル3のコー
ナー部が会合する部分の下に配置され、各床パネル3の
各コーナー部の下面に設けられた挿入孔30内に、上記
支持台11bの4カ所に立設された挿入突起(図示せ
ず)を挿入した状態で、各床パネル3のコーナー部を下
方から支持している。
【0014】上記各床パネル3には、隣接する床パネル
3との接合部に、隣接する床パネル3のものと互いに係
合する係合部材31が設けられており、床パネル3同士
が該係合部材31により互いに連結一体化されて、それ
自体である程度の剛性を有する所定の一階床面2を形成
している。尚、4枚の上記床パネル3のコーナー部の会
合部には、図2に示すように、上記束部材11の軸部上
端に通じる束部材操作用の貫通孔32が形成されてお
り、床パネル3を敷設した後であっても、該貫通孔32
を介して上記束部材11の軸部11cを回転操作し、該
床面2に生じた傾斜等を適宜修正することができるよう
になっている。
3との接合部に、隣接する床パネル3のものと互いに係
合する係合部材31が設けられており、床パネル3同士
が該係合部材31により互いに連結一体化されて、それ
自体である程度の剛性を有する所定の一階床面2を形成
している。尚、4枚の上記床パネル3のコーナー部の会
合部には、図2に示すように、上記束部材11の軸部上
端に通じる束部材操作用の貫通孔32が形成されてお
り、床パネル3を敷設した後であっても、該貫通孔32
を介して上記束部材11の軸部11cを回転操作し、該
床面2に生じた傾斜等を適宜修正することができるよう
になっている。
【0015】本形態における上記床パネル3は、図1に
示されるように、上層33、中間層34及び下層35か
らなり、該中間層34は、合成樹脂をハニカム形状に成
形してなるプラスチィックハニカム構造を有している。
このようなハニカム構造を有するパネルとして、例え
ば、ノルフィールド(NORFIELD)社製のノルコアパネル
(商品名)を好適に用いることができる。本形態の建物
の床及び基礎の構造においては、上記床パネル3とし
て、このようなハニカム構造を有するパネルを中間層と
する、極めて軽量且つ高剛性の床パネルを用いているの
で、該床パネル3を上記パネル支持束部材1上に架設し
て床面2を形成する際、床面2の端縁部に支持部材等を
設けなくても該床面2が平面状態を維持する。従って、
上記内壁板部材40の取り付け等が極めて容易である。
示されるように、上層33、中間層34及び下層35か
らなり、該中間層34は、合成樹脂をハニカム形状に成
形してなるプラスチィックハニカム構造を有している。
このようなハニカム構造を有するパネルとして、例え
ば、ノルフィールド(NORFIELD)社製のノルコアパネル
(商品名)を好適に用いることができる。本形態の建物
の床及び基礎の構造においては、上記床パネル3とし
て、このようなハニカム構造を有するパネルを中間層と
する、極めて軽量且つ高剛性の床パネルを用いているの
で、該床パネル3を上記パネル支持束部材1上に架設し
て床面2を形成する際、床面2の端縁部に支持部材等を
設けなくても該床面2が平面状態を維持する。従って、
上記内壁板部材40の取り付け等が極めて容易である。
【0016】上記型枠4は、図1に示されるように、複
数の上記床パネル3により形成された上記一階床面2の
外周部に配されており、内壁板部材40、外壁板部材4
1及び可撓性シート42を主体として構成されている。
上記内壁板部材40は、略矩形状の板状体で、その下端
部には高さ位置調整手段43が設けられており、該内壁
板部材40は、上記高さ位置調整手段43により高さ位
置を調整されて、上記一階床面3の端縁部を構成する床
パネルの端縁3aの下部に取り付けられている。
数の上記床パネル3により形成された上記一階床面2の
外周部に配されており、内壁板部材40、外壁板部材4
1及び可撓性シート42を主体として構成されている。
上記内壁板部材40は、略矩形状の板状体で、その下端
部には高さ位置調整手段43が設けられており、該内壁
板部材40は、上記高さ位置調整手段43により高さ位
置を調整されて、上記一階床面3の端縁部を構成する床
パネルの端縁3aの下部に取り付けられている。
【0017】上記高さ位置調整手段43は、該内壁板部
材40の内側面の下端部に固着された断面L字型のL字
プレート43aと、該L字プレート43aの水平面部に
形成されたボルト孔(図示せず)に螺入されたボルト部
材43bとからなり、該ボルト部材43を回転操作する
ことにより、該内壁板部材40の高さ位置を調整可能と
なっている。また、上記内壁板部材40の外側面には、
縦長の複数の補強板44が、図1に示すように、それぞ
れの長手方向を上下方向(図1の上下方向)に一致させ
て設けられており、該補強板44は、それぞれの面(図
と平行な面)が該内壁板部材40の該外側面(図上、内
壁板部材40の左側の縦方向に延びる面)と垂直となる
ように且つ所定の間隔で並設されている。
材40の内側面の下端部に固着された断面L字型のL字
プレート43aと、該L字プレート43aの水平面部に
形成されたボルト孔(図示せず)に螺入されたボルト部
材43bとからなり、該ボルト部材43を回転操作する
ことにより、該内壁板部材40の高さ位置を調整可能と
なっている。また、上記内壁板部材40の外側面には、
縦長の複数の補強板44が、図1に示すように、それぞ
れの長手方向を上下方向(図1の上下方向)に一致させ
て設けられており、該補強板44は、それぞれの面(図
と平行な面)が該内壁板部材40の該外側面(図上、内
壁板部材40の左側の縦方向に延びる面)と垂直となる
ように且つ所定の間隔で並設されている。
【0018】上記外壁板部材41は、上記内壁板部材4
0よりも高さ方向の長さは短く、その幅は略等しい板状
体であり、その上端部及び下端部に互いに逆方向に張り
出した上部張り出し部41a及び下部張り出し部41b
とを備えている。そして、該外壁板部材41は、上記内
壁板部材40の内側面に固着された取付金具45と上記
上部張り出し部41aとを係合されて該内壁板部材40
に取り付けられている。この外壁板部材41の形成材料
としては、金属、モルタル、プラスティック等が好まし
く用いられ、特にGRCが好ましい。また、外壁板部材
41には、予め仕上げ塗装等を施しておくことが好まし
い。これにより現場における作業をより簡素化すること
ができる。尚、該外壁板部材41の下端部と上記内壁板
部材40の下端部とは、その高さ位置が略等しくなって
おり、上記内壁板部材40の上端よりも低い位置に、土
台8を敷設するための土台敷設面が形成されている。
0よりも高さ方向の長さは短く、その幅は略等しい板状
体であり、その上端部及び下端部に互いに逆方向に張り
出した上部張り出し部41a及び下部張り出し部41b
とを備えている。そして、該外壁板部材41は、上記内
壁板部材40の内側面に固着された取付金具45と上記
上部張り出し部41aとを係合されて該内壁板部材40
に取り付けられている。この外壁板部材41の形成材料
としては、金属、モルタル、プラスティック等が好まし
く用いられ、特にGRCが好ましい。また、外壁板部材
41には、予め仕上げ塗装等を施しておくことが好まし
い。これにより現場における作業をより簡素化すること
ができる。尚、該外壁板部材41の下端部と上記内壁板
部材40の下端部とは、その高さ位置が略等しくなって
おり、上記内壁板部材40の上端よりも低い位置に、土
台8を敷設するための土台敷設面が形成されている。
【0019】上記可撓性シート42は、その両端部を、
それぞれ該内壁板部材40の下端部及び該外壁板部材4
1の下端部にそれぞれ粘着テープにより結合されてお
り、該可撓性シート42は、内部に充填されたコンクリ
ートの圧力により、ぐり石60を敷設して突き固めた圧
敷面6に密着された状態とされている。また、該可撓性
シート42は、該内壁板部材40及び該外壁板部材41
それぞれの下端部から両外側に張り出して一対のフーチ
ング形成部42a,42aを形成している。
それぞれ該内壁板部材40の下端部及び該外壁板部材4
1の下端部にそれぞれ粘着テープにより結合されてお
り、該可撓性シート42は、内部に充填されたコンクリ
ートの圧力により、ぐり石60を敷設して突き固めた圧
敷面6に密着された状態とされている。また、該可撓性
シート42は、該内壁板部材40及び該外壁板部材41
それぞれの下端部から両外側に張り出して一対のフーチ
ング形成部42a,42aを形成している。
【0020】このような基礎形成用の型枠4内には、鉄
筋50が配され、且つコンクリート51が充填され、鉄
筋コンクリート製の基礎5が形成されている。上記型枠
4は、該基礎5と一体不可分に密着しており、該基礎4
の仕上げ面を形成している。尚、該基礎5にはアンカー
ボルト7の下部が埋設固定されており、該型枠4の上部
に形成された上記内壁板部材40と上記外壁板部材41
との隙間からアンカーボルト7が上方に向けて突出して
いる。図1中、8で示されるのは、上記型枠4上に座板
を挟んで敷設され、該アンカーボルト7により緊結され
た土台である。
筋50が配され、且つコンクリート51が充填され、鉄
筋コンクリート製の基礎5が形成されている。上記型枠
4は、該基礎5と一体不可分に密着しており、該基礎4
の仕上げ面を形成している。尚、該基礎5にはアンカー
ボルト7の下部が埋設固定されており、該型枠4の上部
に形成された上記内壁板部材40と上記外壁板部材41
との隙間からアンカーボルト7が上方に向けて突出して
いる。図1中、8で示されるのは、上記型枠4上に座板
を挟んで敷設され、該アンカーボルト7により緊結され
た土台である。
【0021】本実施形態の建物の床及び基礎の構造にお
いては、上記型枠4内へのコンクリート51の充填や土
台8の敷設に先立ち、上記床面2を形成することができ
るので、従来の床構造におけるように基礎の完成を待っ
て床組の施工を行う必要がなく、建物の床及び基礎の施
工のための工期、延いては、建物の建築のための工期を
大幅に短縮することができる。
いては、上記型枠4内へのコンクリート51の充填や土
台8の敷設に先立ち、上記床面2を形成することができ
るので、従来の床構造におけるように基礎の完成を待っ
て床組の施工を行う必要がなく、建物の床及び基礎の施
工のための工期、延いては、建物の建築のための工期を
大幅に短縮することができる。
【0022】また、上述したように、型枠4をそのまま
仕上げ材として用いることができるので、使い捨ての型
枠を用いることによる廃材の生成や、型枠の取り外し作
業の不便等の問題を解消することができると共に、手間
を掛けずに基礎を優れた外観に仕上げることができる。
仕上げ材として用いることができるので、使い捨ての型
枠を用いることによる廃材の生成や、型枠の取り外し作
業の不便等の問題を解消することができると共に、手間
を掛けずに基礎を優れた外観に仕上げることができる。
【0023】次に、本形態の建物の床及び基礎の構造の
施工方法、即ち、本発明の建物の床及び基礎の施工方法
の一実施形態について図面を参照して説明する。本形態
の建物の床及び基礎の施工方法は、複数の上記パネル支
持束部材1を所定の間隔で配置し、所定数の床パネル3
を該パネル支持束部材1上に架設して所定の一階床面2
を構成した後、上記内壁板部材40を、その下端部に上
記可撓性シート42の一端部を結合させた状態で、該一
階床面2の端縁部を構成する床パネルの端縁3a下部に
垂下するように取り付け、次いで、上記鉄筋50を配し
た後、該内壁板部材40に上記外壁板部材41を取り付
けると共に上記可撓性シート42の他端部を該外壁板部
材41の下端部に結合して型枠4を組み立て、このよう
に組み立てられた型枠4内にコンクリート51を充填
し、該鉄筋50と共に固化させて基礎5を形成するもの
である。
施工方法、即ち、本発明の建物の床及び基礎の施工方法
の一実施形態について図面を参照して説明する。本形態
の建物の床及び基礎の施工方法は、複数の上記パネル支
持束部材1を所定の間隔で配置し、所定数の床パネル3
を該パネル支持束部材1上に架設して所定の一階床面2
を構成した後、上記内壁板部材40を、その下端部に上
記可撓性シート42の一端部を結合させた状態で、該一
階床面2の端縁部を構成する床パネルの端縁3a下部に
垂下するように取り付け、次いで、上記鉄筋50を配し
た後、該内壁板部材40に上記外壁板部材41を取り付
けると共に上記可撓性シート42の他端部を該外壁板部
材41の下端部に結合して型枠4を組み立て、このよう
に組み立てられた型枠4内にコンクリート51を充填
し、該鉄筋50と共に固化させて基礎5を形成するもの
である。
【0024】本施工方法においては、図1に示すよう
に、ポリエチレンシート等の防湿シート9を、押し固め
た地面G上に敷設し、該防湿シート9上に複数の上記パ
ネル支持束部材1を所定の間隔で配置する。該パネル支
持束部材1は、上述したように、上記各床パネル3を相
隣接させて配設する際に4つの床パネル3のコーナー部
同士が互いに会合するコーナー会合部にそれぞれ配置
し、各床パネル3が、それらの4つの隅部、又は、床面
2の端縁部を構成する床パネル3にあっては2つの隅部
を、それぞれ異なるパネル支持束部材1に支持されるよ
うにする。床パネル3の配設は、隣接する床パネル3同
士を上記係合部材31により互いに接合させながら行
い、その際、上記パネル支持束部材1の束部材11を昇
降して床面2全体が水平に形成されるようにする。この
ようにして、所定数の床パネル3を上記パネル支持束部
材1上に架設することにより、水平な一階床面2を形成
することができる。尚、上記一階床面2の外周部には、
予め、地面を掘削し、ぐり石60を敷設して突き固めて
基礎敷設用の圧敷面6を形成しておく。
に、ポリエチレンシート等の防湿シート9を、押し固め
た地面G上に敷設し、該防湿シート9上に複数の上記パ
ネル支持束部材1を所定の間隔で配置する。該パネル支
持束部材1は、上述したように、上記各床パネル3を相
隣接させて配設する際に4つの床パネル3のコーナー部
同士が互いに会合するコーナー会合部にそれぞれ配置
し、各床パネル3が、それらの4つの隅部、又は、床面
2の端縁部を構成する床パネル3にあっては2つの隅部
を、それぞれ異なるパネル支持束部材1に支持されるよ
うにする。床パネル3の配設は、隣接する床パネル3同
士を上記係合部材31により互いに接合させながら行
い、その際、上記パネル支持束部材1の束部材11を昇
降して床面2全体が水平に形成されるようにする。この
ようにして、所定数の床パネル3を上記パネル支持束部
材1上に架設することにより、水平な一階床面2を形成
することができる。尚、上記一階床面2の外周部には、
予め、地面を掘削し、ぐり石60を敷設して突き固めて
基礎敷設用の圧敷面6を形成しておく。
【0025】次いで、上記内壁板部材40を、図3に示
されるように、下端部に上記可撓性シート42の一端部
を結合させた状態で、上記床パネルの端縁3aの下部に
垂下させて取り付ける。具体的には、図3に示されるよ
うに、上記内壁板部材40の上端外側面側に固着された
第1取付金具46の挿入部を、上記床パネルの端縁3a
の下部に所定間隔で固着された第2取付金具47の被挿
入部に挿入し、互いに係合させることにより取り付け
る。このとき、床面2の高さに応じて、上記高さ位置調
整手段43により該内壁板部材40の高さ位置を調整し
て、該内壁板部材40の重量により床パネル3に過度の
負担が掛からないようにする。尚、図3においては、上
記補強板44等は、図示を省略してある。
されるように、下端部に上記可撓性シート42の一端部
を結合させた状態で、上記床パネルの端縁3aの下部に
垂下させて取り付ける。具体的には、図3に示されるよ
うに、上記内壁板部材40の上端外側面側に固着された
第1取付金具46の挿入部を、上記床パネルの端縁3a
の下部に所定間隔で固着された第2取付金具47の被挿
入部に挿入し、互いに係合させることにより取り付け
る。このとき、床面2の高さに応じて、上記高さ位置調
整手段43により該内壁板部材40の高さ位置を調整し
て、該内壁板部材40の重量により床パネル3に過度の
負担が掛からないようにする。尚、図3においては、上
記補強板44等は、図示を省略してある。
【0026】次いで、図4に示されるように、鉄筋50
を配した後、該内壁板部材40に上記取付金具45を介
して上記外壁板部材41を取り付ける。より具体的に
は、該取付金具45は、上記内壁板部材40と接合され
る接合部と該接合部に略直角の水平面部とを有し、該接
合部を上記内壁板部材40に当接して固着すると共に、
該水平面部の先端部に設けられた係止用の突起45a
と、それに対応させて上記上部張り出し部41aに設け
られた係止用孔41cとを係合させて取り付ける。尚、
図4において、52で示されるのは、ベース筋を載置す
るスぺーサーであり、48で示されるのは、上記外壁板
部材41の膨らみを防止するための開き止め金物であ
り、49で示されるのは、換気用孔である。
を配した後、該内壁板部材40に上記取付金具45を介
して上記外壁板部材41を取り付ける。より具体的に
は、該取付金具45は、上記内壁板部材40と接合され
る接合部と該接合部に略直角の水平面部とを有し、該接
合部を上記内壁板部材40に当接して固着すると共に、
該水平面部の先端部に設けられた係止用の突起45a
と、それに対応させて上記上部張り出し部41aに設け
られた係止用孔41cとを係合させて取り付ける。尚、
図4において、52で示されるのは、ベース筋を載置す
るスぺーサーであり、48で示されるのは、上記外壁板
部材41の膨らみを防止するための開き止め金物であ
り、49で示されるのは、換気用孔である。
【0027】そして、上記可撓性シート42の他端部
を、一対の上記フーチング形成部42aが形成されるよ
うに該外壁板部材41の下端部、即ち上記下部張り出し
部41bに結合する。このようにして、上記型枠4が組
み立てられる。次いで、該型枠4内に、上記コンクリー
ト51を上方から流し込み、該鉄筋50と共に固化させ
て該型枠4内に鉄筋コンクリート製の基礎5を形成す
る。
を、一対の上記フーチング形成部42aが形成されるよ
うに該外壁板部材41の下端部、即ち上記下部張り出し
部41bに結合する。このようにして、上記型枠4が組
み立てられる。次いで、該型枠4内に、上記コンクリー
ト51を上方から流し込み、該鉄筋50と共に固化させ
て該型枠4内に鉄筋コンクリート製の基礎5を形成す
る。
【0028】本実施形態の建物の床及び基礎の施工方法
によれば、上述したような構成を有するため、基礎用の
コンクリート51の固化を待たずに床面2等の施工が可
能であり、従って、基礎5の形成に先立ち、あるいは基
礎5の形成と並行して床面を施工することもできるの
で、建物の床及び基礎の施工のための工期、延いては、
建物の建築のための工期を大幅に短縮することができ
る。
によれば、上述したような構成を有するため、基礎用の
コンクリート51の固化を待たずに床面2等の施工が可
能であり、従って、基礎5の形成に先立ち、あるいは基
礎5の形成と並行して床面を施工することもできるの
で、建物の床及び基礎の施工のための工期、延いては、
建物の建築のための工期を大幅に短縮することができ
る。
【0029】また、基礎の施工についても、従来のよう
に捨てコンクリートを打設してから基礎部のコンクリー
トを打設するといった面倒な作業は不要であり、上記型
枠4内にコンクリートを一度に充填して基礎5の形成が
可能であるため、より一層工期の短縮化が可能である。
に捨てコンクリートを打設してから基礎部のコンクリー
トを打設するといった面倒な作業は不要であり、上記型
枠4内にコンクリートを一度に充填して基礎5の形成が
可能であるため、より一層工期の短縮化が可能である。
【0030】また、上記型枠4は、取り外されずにその
まま残されるので、従来の使い捨ての型枠を用いること
による廃材の生成や、型枠の取り外し作業の不便等の問
題を解消することができる。また、外壁板部材41は、
そのまま仕上げ材として用いることもできるので、手間
を掛けずに外観を良好に仕上げることができる。
まま残されるので、従来の使い捨ての型枠を用いること
による廃材の生成や、型枠の取り外し作業の不便等の問
題を解消することができる。また、外壁板部材41は、
そのまま仕上げ材として用いることもできるので、手間
を掛けずに外観を良好に仕上げることができる。
【0031】以上、本発明の建物の床及び基礎の構造、
並びに建物の床及び基礎の施工方法の一実施形態につい
て説明したが、本発明の建物の床及び基礎の構造、並び
に建物の床及び基礎の施工方法は、上記実施形態に何ら
制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で、適宜変更が可能である。
並びに建物の床及び基礎の施工方法の一実施形態につい
て説明したが、本発明の建物の床及び基礎の構造、並び
に建物の床及び基礎の施工方法は、上記実施形態に何ら
制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で、適宜変更が可能である。
【0032】例えば、上記パネル支持束部材、及び該パ
ネル支持束部材上に架設される床パネルは、複数の床パ
ネルを所定の高さ位置に略水平となるように配設して、
その端縁部が上記圧敷面6上に位置する所定の床面を構
成することができる限り、上記実施形態のような構成の
ものに限定されず、上記実施形態におけるのとはそれぞ
れ異なる形態、構造のものを用いることができる。例え
ば、上記パネル支持束部材は、各床パネル3のコーナー
部同士の会合部ではなく、各床パネル3の中央部におい
て該床パネル3を支持するものであっても良く、また、
床パネルは、プラスチック板、各種繊維板、パーチィク
ルボード、鋼製床板、コンクリート板等、あるいは、こ
のような単板を適宜に組み合わせて積層してなる積層板
であっても良い。また、これらは、内部にハニカム構造
を有するものであっても有しないものであっても良い。
ネル支持束部材上に架設される床パネルは、複数の床パ
ネルを所定の高さ位置に略水平となるように配設して、
その端縁部が上記圧敷面6上に位置する所定の床面を構
成することができる限り、上記実施形態のような構成の
ものに限定されず、上記実施形態におけるのとはそれぞ
れ異なる形態、構造のものを用いることができる。例え
ば、上記パネル支持束部材は、各床パネル3のコーナー
部同士の会合部ではなく、各床パネル3の中央部におい
て該床パネル3を支持するものであっても良く、また、
床パネルは、プラスチック板、各種繊維板、パーチィク
ルボード、鋼製床板、コンクリート板等、あるいは、こ
のような単板を適宜に組み合わせて積層してなる積層板
であっても良い。また、これらは、内部にハニカム構造
を有するものであっても有しないものであっても良い。
【0033】また、上記外壁板部材41は、その上部張
り出し部41aの一部が更に延出されており、上記内壁
板部材40に直接取り付けられるものであっても良い。
また、上記取付金具45も、上記内壁板部材40との間
に所定の空間を形成して上記外壁板部材41を取り付け
られる限り、その他の形状、構造等のものであっても良
い。また、上記内壁板部材40の取付位置を、上記床パ
ネル3の端縁下部に代えて該床パネル3端縁鉛直面とし
ても良い。また、該内壁板部材40の取付方法も、該床
パネル3の端縁下部又は端縁鉛直面に該内壁板部材40
を取り付けられる限り制限されず、L字型金物とボルト
により接合させたり、あるいは内壁板部材40に固定さ
れた取付金具の挿入部を直接床パネル3自体に設けた被
挿入部に挿入させるようにしても良い。その他の部材に
ついても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、
その形状、寸法等を適宜可能である。
り出し部41aの一部が更に延出されており、上記内壁
板部材40に直接取り付けられるものであっても良い。
また、上記取付金具45も、上記内壁板部材40との間
に所定の空間を形成して上記外壁板部材41を取り付け
られる限り、その他の形状、構造等のものであっても良
い。また、上記内壁板部材40の取付位置を、上記床パ
ネル3の端縁下部に代えて該床パネル3端縁鉛直面とし
ても良い。また、該内壁板部材40の取付方法も、該床
パネル3の端縁下部又は端縁鉛直面に該内壁板部材40
を取り付けられる限り制限されず、L字型金物とボルト
により接合させたり、あるいは内壁板部材40に固定さ
れた取付金具の挿入部を直接床パネル3自体に設けた被
挿入部に挿入させるようにしても良い。その他の部材に
ついても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、
その形状、寸法等を適宜可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、施工が簡単で、基礎及
び床の施工の工期を大幅に短縮することができる建物の
床及び基礎の構造、並びに建物の床及び基礎の施工方法
を提供することができる。
び床の施工の工期を大幅に短縮することができる建物の
床及び基礎の構造、並びに建物の床及び基礎の施工方法
を提供することができる。
【図1】図1は、本発明の建物の床及び基礎の構造の一
実施形態を示す概略模式図である。
実施形態を示す概略模式図である。
【図2】図2は、本発明の建物の床及び基礎の施工方法
の一実施形態における床パネル3の敷設状態を示す図
で、(a)は(b) のA−A線断面図、(b)は平面図、
(c)は(b) のB−B線断面図である。
の一実施形態における床パネル3の敷設状態を示す図
で、(a)は(b) のA−A線断面図、(b)は平面図、
(c)は(b) のB−B線断面図である。
【図3】図3は、上記実施形態における一階床面への内
壁板部材の取り付けを示す説明図である。
壁板部材の取り付けを示す説明図である。
【図4】図4は、上記実施形態における内壁板部材への
外壁板部材の取り付けを示す説明図である。
外壁板部材の取り付けを示す説明図である。
【図5】図5は、上記実施形態における建物の床及び基
礎の構造を一部省略して示す概略斜視図である。
礎の構造を一部省略して示す概略斜視図である。
1 パネル支持束部材 2 一階床面 3 床パネル 31 係合部材 33 上層 34 中間層 35 下層 4 型枠 40 内壁板部材 41 外壁板部材 42 可撓性シート 43 高さ位置調整手段 44 補強板 45 取付金具 46 第1取付金具 47 第2取付金具 5 基礎 50 鉄筋 51 コンクリート 6 圧敷面 7 アンカーボルト 8 土台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E02D 27/01 E02D 27/01 D E04B 5/02 E04B 5/02 D (72)発明者 宮崎 辰一 神奈川県川崎市川崎区境町8−2 (56)参考文献 特開 平8−209716(JP,A) 実開 昭57−161631(JP,U) 特公 昭59−36068(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 2/86 E02D 27/01 E04B 5/02
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の間隔で配置された複数のパネル支
持束部材(1) と、該パネル支持束部材上に架設され、所
定の一階床面(2) を構成する所定数の床パネル(3) と、
該一階床面の外周部に配され、内部に鉄筋が配された基
礎形成用の型枠(4) と、該鉄筋及び該型枠内に充填固化
されたコンクリートにより形成された基礎(5) とからな
り、 上記型枠(4) は、下端部に高さ位置調整手段(43)を有す
る内壁板部材(40)と、外壁板部材(41)と、これら両部材
に結合された可撓性シート(42)とからなり、 上記内壁板部材(40)は、一階床面(2) の端縁部を構成す
る床パネル(3) の端縁下部に取り付けられ、上記外壁板
部材(41)は、該内壁板部材(40)との間に所定の空間を形
成して該内壁板部材(40)に取り付けられ、上記可撓性シ
ート(42)は、その両端部が、該内壁板部材(40)の下端部
及び該外壁板部材(41)の下端部にそれぞれ結合されてお
り、且つ該可撓性シート(42)は、該内壁板部材(40)及び
該外壁板部材(41)それぞれの下端部から両外側に張り出
して一対のフーチング形成部(42a) を形成していること
を特徴とする建物の床及び基礎の構造 。 - 【請求項2】 複数のパネル支持束部材(1) を所定の間
隔で配置し、所定数の床パネル(3) を該パネル支持束部
材上に架設して所定の一階床面(2) を構成した後、内壁
板部材(40)を、その下端部に可撓性シート(42)の一端部
を結合させた状態で、該一階床面(2) の端縁部を構成す
る床パネル(3) の端縁下部に垂下するように取り付け、
次いで、鉄筋(50)を配した後、該内壁板部材(40)に外壁
板部材(41)を取付けると共に該可撓性シート(42)の他端
部を該外壁板部材(41)の下端部に結合して型枠(4) を組
み立て、このように組み立てられた型枠内にコンクリー
ト(51)を充填し、鉄筋(50)と共に固化させて基礎(5) を
形成することを特徴とする建物の床及び基礎の施工方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27452097A JP3249076B2 (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 建物の床及び基礎の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27452097A JP3249076B2 (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 建物の床及び基礎の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11107416A JPH11107416A (ja) | 1999-04-20 |
JP3249076B2 true JP3249076B2 (ja) | 2002-01-21 |
Family
ID=17542855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27452097A Expired - Fee Related JP3249076B2 (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 建物の床及び基礎の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3249076B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4347606B2 (ja) * | 2003-05-12 | 2009-10-21 | 城東テクノ株式会社 | 逆スラブ方式の建物の基礎構造 |
-
1997
- 1997-10-07 JP JP27452097A patent/JP3249076B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11107416A (ja) | 1999-04-20 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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