JPH08209799A - ユニット式建物のバルコニ用手摺 - Google Patents

ユニット式建物のバルコニ用手摺

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JPH08209799A
JPH08209799A JP2018295A JP2018295A JPH08209799A JP H08209799 A JPH08209799 A JP H08209799A JP 2018295 A JP2018295 A JP 2018295A JP 2018295 A JP2018295 A JP 2018295A JP H08209799 A JPH08209799 A JP H08209799A
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handrail
balcony
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long
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JP2018295A
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Kiyoshi Hirai
清 平井
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】様々なバルコニに対応可能なうえ、量産性に優
れたユニット式建物のバルコニ用手摺の提供。 【構成】バルコニユニット10の連結部分近傍以外では、
基準寸法に応じた長さ寸法L1を有する標準手摺ユニット
21と支柱20とで手摺を構成し、バルコニユニット10の連
結部分近傍では、標準手摺ユニット21の長さよりも所定
寸法αだけ延長した長さ寸法L2を有する長寸手摺ユニッ
ト22と支柱20とで手摺を構成する。これにより、最低限
の部品で様々な形状のバルコニに対応でき、手摺部品の
量産性が向上するうえ、境界部分に支柱20が一本配置さ
れることとなり、支柱20の過剰配置が解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユニット式建物のバル
コニ用手摺に関し、ユニット式住宅等の建物のバルコニ
に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、予め工場で製造された複数の建
物ユニットを建築現場で相互に接合するユニット式建物
が利用されている。このようなユニット式建物によれ
ば、建物の内外装等の殆ど全ての作業が工場で行われる
ため、建築現場での作業が軽減され、短期間で建物を完
成することができる。また、ユニット式建物では、予め
基準寸法(以下、「モジュール」という)を設定してお
き、このモジュールに応じて各ユニットを製作している
ので、ユニットの製造効率も向上できる。図13および
図14には、ユニット式建物の一例として住宅1が示さ
れている。この住宅1は、複数の箱状建物ユニット2を
相互に接合して建築されたものである。住宅1の外壁3
には、屋外側に突出するバルコニ4が設けられている。
バルコニ4は、複数のバルコニユニット10を建物の外壁
部分に取付けるとともに、これらのバルコニユニット10
を相互に連結して形成されている。バルコニ4には、居
住者の安全のために、当該バルコニ4の周縁に沿って手
摺50が設けられている。手摺50は、バルコニユニット10
の各辺に応じて形成された梯子状の手摺構成体51, 52を
製作し、これらの手摺構成体51, 52をバルコニ4の周縁
に沿って配置し、直線状に配列された手摺構成体51の端
部を直線状のストレートジョイント53で連結し、交差方
向に配列された手摺構成体51および手摺構成体52の端部
をL字形状のコーナージョイント54で連結したものであ
る。手摺構成体51,52は、図15に示されるように、両
側に配置されるとともに、バルコニユニット10に固定さ
れる一対の鉛直部材55の間に、一対の水平部材56を架け
渡して接合し、これらの水平部材56の間に複数の格子部
材57を配列したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、バルコニユニッ
ト10には、大きさや形状の異なるものが各種製造されて
いるため、手摺50を構成する手摺構成体51,52は、各バ
ルコニユニット10の大きさに応じて製作される必要があ
る。このため、このような手摺では、製作すべき手摺構
成体51,52は、モジュール違いのものを何種類も製作し
なければならず、手摺構成体51,52を種類の増大するの
で、手摺構成体51,52には量産性がないという問題があ
る。一方、量産性のために手摺構成体51,52の種類を限
定すると、バルコニ4の種類も限定されるという問題が
生じる。
【0004】本発明の目的は、様々なバルコニに対応可
能なうえ、量産性に優れたユニット式建物のバルコニ用
手摺を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の建物ユ
ニットを接合して建築されたユニット式建物のバルコニ
の周縁に沿って設けられるユニット式建物のバルコニ用
手摺であって、前記ユニット式建物の基準寸法に応じた
長さ寸法を有する標準手摺ユニットと、前記標準手摺ユ
ニットの長さを前記基準寸法に満たない所定寸法だけ延
長した長寸手摺ユニットと、前記バルコニの周縁に沿っ
て配列されるとともに前記標準手摺ユニットおよび前記
長寸手摺ユニットの端部を支持する支柱とを備えたこと
を特徴とする。以上において、前記バルコニは、バルコ
ニユニットを相互に連結して形成されたものであり、前
記標準手摺ユニットは、前記バルコニユニットの端縁に
沿って当該バルコニユニットの連結部分の手前まで連結
され、前記長寸手摺ユニットは、前記バルコニユニット
の連結部分の手前まで連結された前記標準手摺ユニット
の端部に連結されることが望ましい。また、前記標準手
摺ユニットおよび前記長寸手摺ユニットは、所定間隔を
あけて平行に設けられる一対の水平部材と、これらの水
平部材の間に配列される複数の格子部材とを含んで構成
されることが好ましい。さらに、前記バルコニユニット
の連結部分に配置された長寸手摺ユニットは、前記バル
コニユニットの境界部分に立設された支柱を介して連結
されることが望ましい。
【0006】
【作用】このような本発明では、例えば、図1に示され
るように、バルコニユニット10から構成されるバルコニ
4の周縁部分に沿って支柱20を複数配列する。ここで、
各支柱20の間の間隔は、モジュールに応じた寸法L1とな
っている。このように支柱20を配列すると、各バルコニ
ユニット10の角部の内側に支柱20A が必ず配置されるの
で、バルコニユニット10の連結部分近傍においては、二
本の支柱20が他の部分よりも接近して配置され、構造
上、支柱20が過剰となる。このため、この連結部分にお
いては、角部の内側に配置される支柱20A とバルコニユ
ニット10の境界部分との距離となる所定寸法αだけ間隔
寸法L1を延長した寸法L2を支柱20の間隔とし、バルコニ
ユニット10の境界部分に支柱20が一本配置されるように
することで、支柱20の過剰を解消する。このように配列
された支柱20に対し、図2に示されるように、基準寸法
に応じた長さ寸法L1を有する標準手摺ユニット21と、標
準手摺ユニット21の長さよりも所定寸法αだけ延長した
長さ寸法L2を有する長寸手摺ユニット22を用意し、バル
コニユニット10の連結部分の手前まで標準手摺ユニット
21を配置するとともに、長寸手摺ユニット22をバルコニ
ユニット10の連結部分に配置すれば、図3に示されるよ
うに、バルコニ4の周縁に手摺5が構成される。
【0007】ここで、バルコニユニット10もユニット式
建物の基準寸法であるモジュールに応じて製作されてい
ることから、これらの支柱20、標準手摺ユニット21、お
よび、長寸手摺ユニット22を各バルコニに応じて組合わ
せれば、様々な形状のバルコニに対応した手摺が形成可
能となる。しかも、支柱20、標準手摺ユニット21、およ
び、長寸手摺ユニット22だけで、様々なバルコニを形成
可能となるので、手摺を構成する部材の数が低減される
うえ、特に、支柱20および標準手摺ユニット21は、長寸
手摺ユニット22に比べて製作数が著しく多いので、その
量産性が向上されるうえ、長寸手摺ユニット22の構造
は、標準手摺ユニット21と同じなので、標準手摺ユニッ
ト20と同じラインで製作しても、標準手摺ユニット21の
量産性を損なうことがなく、これにより前記目的が達成
される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下の説明では、既に説明した部材と同
じ部材には同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡
略にする。図4および図5には、本実施例のバルコニ4
が示されており、このバルコニ4は、複数のバルコニユ
ニット10を連結プレート10A (図4のみに示す)で相互
に連結して形成されたものである。バルコニ4には、そ
の周縁に沿って手摺5が設けられている。バルコニユニ
ット10は、図6に示されるように、建物ユニット2の骨
組み6に溶接されたブラケット7に接合されたフレーム
11を有するものである。フレーム11は、建物ユニット2
の外壁5から突出する方向に設けられた一対の軸組材12
と、建物ユニット2の外壁5の側面と平行に設けられた
一対の軸組材13とから形成された四角枠状のものであ
る。軸組材12, 13のうち、建物ユニット2と隣接する軸
組材12が建物ユニット2側に設けたブラケット7にボル
ト接合されている。一対の軸組材12に上面には、複数の
デッキ材14が架け渡され、これらのデッキ材14の上にデ
ッキ面材15が敷設されている。一方、フレーム11の裏面
側には、軒天用面材16が設けられ、この軒天用面材16
は、一対の軸組材13の間に架け渡された角材17で支持さ
れている。
【0009】図4および図5に戻って、手摺5は、モジ
ュールに応じた長さ寸法L1を有する標準手摺ユニット21
と、標準手摺ユニット21よりも長さを所定寸法αだけ延
長した長さ寸法L2を有する長寸手摺ユニット22と、バル
コニ4の周縁に沿って配列されるとともに、標準手摺ユ
ニット21および長寸手摺ユニット22の端部を支持する支
柱20とを含んで形成されたものである。標準手摺ユニッ
ト21は、バルコニユニット10の連結部分の手前まで複数
配置されるものである。長寸手摺ユニット22は、バルコ
ニユニット10の連結部分にのみ配置されるものとなって
いる。支柱20は、バルコニユニット10の連結部分以外で
は、モジュールに応じた長さ寸法L1の間隔をおいて配置
される一方、バルコニユニット10の連結部分では、長さ
寸法L2の間隔をおいて配置されるものとなっている。こ
こで、所定寸法αは、単にモジュールに応じた寸法L1の
間隔で支柱20を配置した場合、バルコニユニット10の角
部の内側に配置されることとなる支柱20A とバルコニユ
ニット10の境界部分とがなす距離である(図5参照)。
また、長さ寸法L2は、前述したように寸法L1に寸法αを
加えたものである。これにより、バルコニユニット10の
連結部分近傍においては、バルコニユニット10の境界部
分に一本の支柱20のみが配置され、単にモジュールに応
じた寸法L1を間隔として配置されるのと異なり、連結部
分近傍に二つの支柱20が近接配置されることなく、支柱
20の過剰配置が解消されるようになっている。
【0010】図7には、標準手摺ユニット21が拡大して
示されている。図7において、標準手摺ユニット21は、
平行に設けられる一対の水平部材である笠木受部材23お
よびカバー部材24と、これらの水平部材の間に所定間隔
で配列された複数の格子部材25とを含んで構成された、
いわゆる格子パネル状のものである。笠木受部材23は、
断面コ字形状の長尺部材からなり、コ字の開口を上向き
にされたものである。笠木受部材23の両側壁の内側に
は、後述する手摺笠木と係合する係合爪23A が設けら
れ、笠木受部材23の下面には、格子部材25の上端がビス
8等により固定されている。笠木受部材23の両端には、
支柱20に固定するためのビスを挿通させるための挿通孔
23B が設けられている。カバー部材24は、格子部材25の
下方を覆う笠状の長尺部材であり、屋内側および屋外側
の両方に垂下部24A, 24Bを備えている。このうち、屋内
側の垂下部24Aは、垂下部24B よりも下方に延びるとと
もに、略台形状に突出するように折り曲げられている。
カバー部材24の上面の両端には、支柱20を挿通させるた
めの切欠部24C が設けられている。カバー部材24の上面
には、格子部材25の下端がビス8等により固定されてい
る。格子部材25は、断面が楕円形となったパイプ状のも
のである。
【0011】図8には、長寸手摺ユニット22が拡大して
示されている。図8において、長寸手摺ユニット22は、
標準手摺ユニット21と同様の笠木受部材23と、カバー部
材24と、格子部材25とを含んで構成された格子パネル状
のものである。ただし、長寸手摺ユニット22は、標準手
摺ユニット21の長さ寸法L1よりも長い長さ寸法L2を有す
るので、そのぶん、標準手摺ユニット21のものよりも長
い笠木受部材23およびカバー部材24を有するとともに、
標準手摺ユニット21よりも格子部材25の数が多い。
【0012】図9および図10には、前述の手摺ユニッ
ト21, 22の支柱20への取付構造、および支柱20のバルコ
ニユニット10への固定構造等が示されている。図におい
て、手摺ユニット21, 22は、その笠木受部材23の端部に
設けた挿通孔23B に挿通させたビス8等を支柱20の上端
と螺合させることで、支柱20に取付けられている。ここ
で、笠木受部材23には、下面に開口を有する手摺笠木26
が被せられる。手摺笠木26の内部には、笠木受部材23の
係合爪23A と係合する係合片26A が設けられている。笠
木受部材23の上から手摺笠木26を被せて押圧することに
より、笠木受部材23の係合爪23A と、手摺笠木26の係合
片26A とが噛み合い、笠木受部材23に手摺笠木26が固定
されるようになっている。支柱20の下端部には、予めナ
ット8Aが溶接されたナットプレート27がビス8により固
定されており、このナットプレート27のナット8Aには、
バルコニユニット10側の軸組材12および支柱20を貫通す
るボルト8Bが螺合され、これにより、支柱20がバルコニ
ユニット10の軸組材12に固定されるようになっている。
【0013】支柱20の下端部の屋外側には、支柱20の軸
組材12への固定部分を覆う幕板28が取付けられている。
幕板28は、バルコニユニット10のフレーム11の周縁に沿
って延びるカバー部材であり、塩化ビニルの被覆を有す
る鋼板等を折り曲げて形成されている。ここで、軸組材
12には、断面逆L字形状の補助フレーム29が各支柱20の
取付部分の間に溶接されている。カバー部材24の垂下部
24B および幕板28の上端縁28Aは、互いに重合わされて
補助フレーム29の上端縁29A に同一のビス8等で固定さ
れている。幕板28の下端縁28B は、軸組材12の下面にビ
ス8等で固定されている。一方、カバー部材24の垂下部
24A は、その下端縁が補助フレーム29の中間部分にビス
8等で固定されている。
【0014】図11には、互いに接合されたバルコニユ
ニット10の境界部分に支柱20を固定する固定構造が示さ
れている。図において、バルコニユニット10の境界部分
には、互いに接合されたバルコニユニット10の双方の軸
組材12にまたがって連結プレート10A が配置され、この
連結プレート10A は、図示しないボルト・ナットによ
り、各バルコニユニット10のの軸組材12に固定されてい
る。なお、連結プレート10A には、図示しないボルト挿
通孔が形成されている。一方、支柱20の下端部のナット
8Aには、連結プレート10A 、軸組材12、および、支柱20
を貫通するボルト8Bが螺合され、これにより、支柱20が
バルコニユニット10の境界部分に固定されるようになっ
ている。なお、バルコニユニット10の境界部分には、互
いに接合されたバルコニユニット10の双方の幕板28にま
たがるジョイナ28C が設けられている。
【0015】図12には、バルコニ4のコーナー部分に
設けられる支柱20への手摺ユニット21の取付構造が示さ
れている。図において、バルコニ4のコーナー部分の支
柱20には、コーナー用笠木30が取付けられ、このコーナ
ー用笠木30を介して手摺ユニット21が取付けられるよう
になっている。コーナー用笠木30は、二つの隣接する側
面30A が手摺笠木26の断面と同じ形状とされた部材であ
り、こられの側面30A の各々には、手摺ユニット21の笠
木受部材23を受ける水平突出部31が設けられている。こ
れらの水平突出部31に手摺ユニット21の笠木受部材23を
載せるとともに、笠木受部材23を貫通するビス8等を水
平突出部31に螺合することにより、コーナー用笠木30に
手摺ユニット21が取付けられるようになっている。コー
ナー用笠木30は、内部に雌ねじが形成されたボス32を内
蔵している一方、支柱20の上端面には、雄ねじ33を立設
したアダプタ34がビス8等で固定されている。手摺ユニ
ット21が取付けられる前に、コーナー用笠木30を回転さ
せることにより、コーナー用笠木30が支柱20に固定され
るようになっている。
【0016】このような本実施例では、予め工場で建物
ユニット2、バルコニユニット10等を製造しておく。こ
の際、バルコニユニット10には、支柱20および標準手摺
ユニット21を取付けておく。ただし、バルコニユニット
10の連結部分に取付ける支柱20、および、長寸手摺ユニ
ット22の取付けは行わない。そして、建築現場で建物ユ
ニット2、バルコニユニット10等を相互に接合して住宅
1を建築する。バルコニユニット10の接合が完了し、バ
ルコニ4の本体部分が完成したら、バルコニユニット10
を相互に連結する連結プレート10A に支柱20を固定した
後、この現場で取付けた支柱20と、工場で取付けた連結
部分に最も近い支柱20との間に、長寸手摺ユニット22を
取付ければ、手摺5は完成する。
【0017】前述のような本実施例によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、バルコニユニット10の連結部
分以外においては、複数の支柱20をモジュール寸法の応
じた間隔寸法L1でバルコニ4の周縁部分に沿って配列
し、間隔寸法L1をおいて配置した各支柱20の間に標準手
摺ユニット21を取付け、バルコニユニット10の連結部分
近傍においては、支柱20の間隔寸法を寸法L2とし、バル
コニユニット10の境界部分に支柱20が一本配置されるよ
うにし、この支柱20に長寸手摺ユニット22を取付けるよ
うにしたので、これらの支柱20、標準手摺ユニット21、
および、長寸手摺ユニット22だけで、様々な形状のバル
コニに対応した手摺を形成できるうえ、支柱20の過剰配
置も解消できる。
【0018】また、支柱20、標準手摺ユニット21、およ
び、長寸手摺ユニット22だけで、様々なバルコニを形成
可能となるので、手摺を構成する部材の数が低減される
うえ、特に、支柱20および標準手摺ユニット21は、長寸
手摺ユニット22に比べて製作数が著しく多いので、その
量産性が向上されるうえ、数少ない長寸手摺ユニット21
の構造は、標準手摺ユニット21と同じなので、標準手摺
ユニット21と同じラインで製作しても、標準手摺ユニッ
ト21の量産性を損なうことが全くない。
【0019】また、バルコニユニット10の連結部分にお
いては、支柱20および長寸手摺ユニット22の取付けを建
築現場で行うようにしたので、バルコニユニット10を輸
送する際や、建築現場で住宅1側に接合する際には、輸
送作業や接合作業の障害となりやすい支柱20や長寸手摺
ユニット22が連結部分に取付けられていないので、輸送
作業や接合作業を容易に行うことができる。
【0020】以上、本発明について好適な実施例を挙げ
て説明したが、本発明は、この実施例に限られるもので
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改
良並びに設計の変更が可能である。例えば、標準手摺ユ
ニットおよび長寸手摺ユニットとしては、一対の水平部
材の間に格子部材を配列した格子パネル状のものに限ら
ず、軽量気泡コンクリート等からなる面材状のものでも
よい。
【0021】また、建物としては、一戸建の住宅1に限
らず、ユニット工法で建築されるアパートやマンション
等でもよく、要するに、本発明は、ユニット式建物全般
に適用することができる。
【0022】
【発明の効果】前述のように本発明によれば、様々なバ
ルコニに対応できるうえ、量産性を優れたものとするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作用を説明するために示すバルコニの
概略平面図である。
【図2】本発明の作用を説明するために示す手摺ユニッ
トの概略正面図である。
【図3】本発明の作用を説明するために示すバルコニの
概略斜視図である。
【図4】本発明の一実施例に係るバルコニを示す正面図
である。
【図5】図4に示すバルコニの平面図である。
【図6】前記実施例のバルコニの要部を示す拡大断面図
である。
【図7】前記実施例の標準手摺ユニットを示す拡大斜視
図である。
【図8】前記実施例の長寸手摺ユニットを示す拡大斜視
図である。
【図9】前記実施例の手摺ユニットの取付構造を示す拡
大斜視図である。
【図10】前記実施例の手摺ユニットの取付構造を示す
拡大断面図である。
【図11】前記実施例の支柱の取付構造を示す拡大断面
図である。
【図12】前記実施例の手摺ユニットの別の取付構造を
示す分解斜視図である。
【図13】従来例のバルコニを示す斜視図である。
【図14】図13に示すバルコニの平面図である。
【図15】前記従来例の手摺を構成する部材を示す正面
図である。
【符号の説明】
1 ユニット式建物としての住宅 2 建物ユニット 4 バルコニ 5 手摺 10 バルコニユニット 20 支柱 21 標準手摺ユニット 22 長寸手摺ユニット 23 水平部材としての笠木受部材 24 水平部材としてのカバー部材 25 格子部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の建物ユニットを接合して建築された
    ユニット式建物のバルコニの周縁に沿って設けられるユ
    ニット式建物のバルコニ用手摺であって、前記ユニット
    式建物の基準寸法に応じた長さ寸法を有する標準手摺ユ
    ニットと、前記標準手摺ユニットの長さを前記基準寸法
    に満たない所定寸法だけ延長した長寸手摺ユニットと、
    前記バルコニの周縁に沿って配列されるとともに前記標
    準手摺ユニットおよび前記長寸手摺ユニットの端部を支
    持する支柱とを備えたことを特徴とするユニット式建物
    のバルコニ用手摺。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のユニット式建物のバルコ
    ニ用手摺において、前記バルコニは、バルコニユニット
    を相互に連結して形成されたものであり、前記標準手摺
    ユニットは、前記バルコニユニットの端縁に沿って当該
    バルコニユニットの連結部分の手前まで連結され、前記
    長寸手摺ユニットは、前記バルコニユニットの連結部分
    の手前まで連結された前記標準手摺ユニットの端部に連
    結されることを特徴とするユニット式建物のバルコニ用
    手摺。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のユニット
    式建物のバルコニ用手摺において、前記標準手摺ユニッ
    トおよび前記長寸手摺ユニットは、所定間隔をあけて平
    行に設けられる一対の水平部材と、これらの水平部材の
    間に配列される複数の格子部材とを含んで構成されるこ
    とを特徴とするユニット式建物のバルコニ用手摺。
  4. 【請求項4】請求項2または請求項3に記載のユニット
    式建物のバルコニ用手摺において、前記バルコニユニッ
    トの連結部分に配置された長寸手摺ユニットは、前記バ
    ルコニユニットの境界部分に立設された支柱を介して連
    結されることを特徴とするユニット式建物のバルコニ用
    手摺。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008063828A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Sekisui Jushi Co Ltd 笠木の取付構造

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