JP2501288Y2 - 簡易組立小屋 - Google Patents

簡易組立小屋

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JP2501288Y2
JP2501288Y2 JP1989116738U JP11673889U JP2501288Y2 JP 2501288 Y2 JP2501288 Y2 JP 2501288Y2 JP 1989116738 U JP1989116738 U JP 1989116738U JP 11673889 U JP11673889 U JP 11673889U JP 2501288 Y2 JP2501288 Y2 JP 2501288Y2
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wall panel
wall
panel
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JP1989116738U
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JPH0355402U (ja
Inventor
貞治 田代
Original Assignee
川鉄機材工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、例えば工事現場等で使用される簡易トイレ
等に好適な簡易組立小屋に関する。
〈従来の技術〉 従来、工事現場等で使用される簡易トイレ等の鋼板製
の組立小屋は、例えば方形の土台フレームの四隅に柱を
建て、柱間に鋼板の壁材を固定し、その内一面の壁材に
は扉枠を設け、扉枠に扉を蝶番で枢支し、これらの壁材
で四本の柱間を囲み、囲んだ壁材の上部に屋根を固定し
て構成している。又必要に応じ鋼板その他の板材で床を
敷いたり、壁材の一部に窓を設けたりしている。柱には
角パイプ、アングル、Cチャンネル等が用いられる。
〈考案が解決しようとする課題〉 このような従来の組立小屋は、四隅の柱部分において
隣接の直交する壁材が、例えば角パイプの隣接する2面
またはアングルの各フランジに取り付けられているの
で、取り付け部分の構造が複雑で、しかも小屋を構成す
るに要する部材が多くなり、必然的に使用する鋼材の重
量も大きく、加工や組み立てには多くの工数が必要であ
る。本願考案は、このような問題点を軽減し、簡易な構
造で軽量でありながら、変形に強く剛性の高い簡易組立
小屋を実現することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、方形の土台フレーム上に扉パネルおよび鋼
板を折り曲げた壁パネルを立設して四周を囲み、この扉
パネルおよび壁パネルの上部に屋根をかぶせてなる分解
可能な簡易組立小屋であって、前記壁パネルは、四隅の
折り曲げ部分に直交する二壁面の中間に折り曲げ線を2
か所として45°ずつ2回同方向に折り曲げてなる中間渡
り部を有することを特徴とする簡易組立小屋である。
〈作用〉 本考案の簡易組立小屋は、扉パネルと、中間渡り部を
介して直交する二壁面にわたる立体的な壁パネルとを組
み合わせて四周を囲む壁面を構成するので、四隅に柱を
立設する必要がない。また、この組立小屋の室内は、四
隅が直角に折れ曲がっていないで45°ずつ2段に曲がっ
ているので隅部の清掃が容易である。
〈実施例〉 以下図面を参照しつつ本考案の一実施例を述べる。第
1図は本実施例の簡易トイレ用組立小屋の斜視図、第2
図は第1図のA−A矢視による断面図、第3図は第2図
B部の部分拡大図である。第4図は土台フレームと壁パ
ネルの下端部との接続状況を示す部分断面斜視図、第5
図は同じく部分断面図である。
土台フレーム1は、溝形鋼の上側フランジ11、下側フ
ランジ12を外向きに突出させ、ウエブ13を鉛直に立てて
方形の枠状に組み立てたもので、結合用のボルト3を介
して上側フランジ11に壁パネル2の下側折り曲げ部23が
接続される(第4図、第5図参照)。壁パネル2は鋼板
を折り曲げて形成し、第2図に示すように断面をほぼL
形に折り曲げたL形壁パネル2aと、ほぼC形に折り曲げ
たC形壁パネル2bの二種が用いられる。これら壁パネル
2の上側端部、下側端部はそれぞれ室内側に向けて折り
曲げられて上側折り曲げ部22(第8図参照)、下側折り
曲げ部23が形成されており、少なくとも下側折り曲げ部
23は土台フレーム1の上側フランジ11の幅に相当する幅
を有し、その端縁24はさらに180°折り返して壁パネル
2の剛性を高めるとともに鋼板切断部の鋭利な部分を隠
すようにしてある。
本考案における壁パネル2の特徴のひとつは、第2図
およびそのB部を拡大した第3図に示すように、鋼板の
折り曲げ部が直交する二壁面に従って直接90°に折り曲
げられるのではなく、折り曲げ線を2か所として45°ず
つ2回同方向に折り曲げてなる中間渡り部21を有してい
ることである。
中間渡り部21の幅が余り狭いと90°の折り曲げと実質
的に同じになってしまい、またこの幅があまり広いと折
り曲げた壁パネルの内側、すなわち室内の使用区域が狭
められるのでいずれも好ましくないから、必要に応じて
適当な値とすることは、いうまでもない。
第6図は壁パネル相互の接続部分の下端付近を示す部
分斜視図、第7図は同じく水平方向の部分断面図であ
る。壁パネル相互の接合部となる側端部25、26は、前記
した上側折り曲げ部22、下側折り曲げ部23の折り曲げ
幅、すなわち前記土台フレーム1のフランジ幅に相当す
る幅にコの字状またはZ字状に折り曲げられている。た
とえば左側のL形壁パネル2aの側端部25が反対方向に2
回折り曲げてZ字状となっているのに対して、右側のC
形壁パネル2bの側端部26は同一方向に2回折り曲げてコ
の字状となっており、コの字状の側端部をZ字状の側端
部が包み込む形となるので、組み立ての作業性とともに
組み立て後のシール性がよい。
第4図、第5図に示すように、土台フレーム1の上側
フランジ11の上に各パネルの下側折り曲げ部23を載置
し、かつ方形の土台フレーム1の四隅に中間渡り部21が
位置するようにして2枚のL形壁パネル2aと1枚のC形
壁パネル2bとを配置する。すなわち、第2図において向
かって右側を扉位置とすれば、その反対側である左側に
C形壁パネル2bを配置し、その先端延長方向にそれぞれ
L形壁パネル2aを接続するのである。
屋根6は第1図および第8図に示すように、方形の鋼
板の四辺を90°折り曲げて形成されている。第8図は壁
パネル2と屋根6との接続状況を示す部分斜視図で、屋
根6を各パネルで構成した側壁にかぶせ、壁パネル2の
上側折り曲げ部22に載置し、ボルト3で固定する。
2枚のL形壁パネル2aの開口部には、蝶番で扉を開閉
可能に枢支した扉パネル4を取り付け、さらにその上部
には採光用の窓5を取り付ける。扉パネル4と窓5の取
り付けは常用手段によるので、とりたてて説明しない。
以上により簡易な組立小屋が形成されるが、小屋内の
床、便器、手洗い設備、配管等は周知の手段によって任
意に行われるので、詳細は省略する。
本考案の簡易組立小屋は、工事現場等の簡易トイレと
して利用される他、電話ボックスその他の臨時の小屋と
しても使用できる。また部材間の結合はすべてボルトに
よっているので、分解運搬して再度容易に組み立てるこ
とができる。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案の組立小屋は、45°の中
間渡り部を設け、上下を内側に折り曲げた2枚のL形壁
パネルと1枚のC形壁パネルを土台フレーム上に立設
し、上部に屋根をかぶせて構成されるから、壁パネルの
上下で屋根と土台フレームにボルト止めすることで柱材
を用いることなく安定して自立状態を維持する。特に四
隅に配される中間渡り部は、その両側に接続する互いに
直角方向の壁部材が受ける応力を和らげて他方に伝達す
るので小屋の変形が生じにくい。また小屋内部において
も四隅が直角に折れ曲がっていないので隅部の清掃が容
易であり、清潔な状態を維持することができる。また、
45°の折り曲げにより、同一寸法の素材からより広い内
部面積の空間を形成することができるので、面積当たり
の材料単価を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の簡易組立小屋の斜視図、第2図は第1
図のA−A矢視による断面図、第3図は第2図のB部拡
大図である。第4図は土台フレームと壁パネル下端部と
の接続状況を示す部分断面斜視図、第5図は同じく部分
断面図、第6図は壁パネル相互の接続部分の下端付近を
示す部分斜視図、第7図は同じく壁パネル相互の接続部
分を示す部分断面図、第8図は壁パネルと屋根との接続
状況を示す部分斜視図である。 1:土台フレーム 2:壁パネル 3:ボルト 4:扉パネル 5:窓 6:屋根 11:上側フランジ 12:下側フランジ 13:ウエブ 21:中間渡り部 22:上側折り曲げ部 23:下側折り曲げ部 24:端縁 25:側端部 26:側端部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形の土台フレーム(1)上に扉パネル
    (4)および鋼板を折り曲げた壁パネル(2)を立設し
    て四周を囲み、この扉パネル(4)および壁パネル
    (2)の上部に屋根(6)をかぶせてなる分解可能な簡
    易組立小屋であって、前記壁パネル(2)は、四隅の折
    り曲げ部分に直交する二壁面の中間に折り曲げ線を2か
    所として45°ずつ2回同方向に折り曲げてなる中間渡り
    部(21)を有することを特徴とする簡易組立小屋。
JP1989116738U 1989-10-04 1989-10-04 簡易組立小屋 Expired - Lifetime JP2501288Y2 (ja)

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JPH0355402U JPH0355402U (ja) 1991-05-28
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ID=31665004

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH079279B2 (ja) * 1987-07-15 1995-02-01 三菱重工業株式会社 タンク底面部の防熱構造及びその施工方法

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JPH0355402U (ja) 1991-05-28

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