JPH0542178Y2 - - Google Patents
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- JPH0542178Y2 JPH0542178Y2 JP1988020161U JP2016188U JPH0542178Y2 JP H0542178 Y2 JPH0542178 Y2 JP H0542178Y2 JP 1988020161 U JP1988020161 U JP 1988020161U JP 2016188 U JP2016188 U JP 2016188U JP H0542178 Y2 JPH0542178 Y2 JP H0542178Y2
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- roof
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- house
- ridge
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- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 18
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 22
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- 241000238631 Hexapoda Species 0.000 description 1
- 230000008595 infiltration Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、雨水の侵入を効率よく防止するとと
もに家屋の見映えを高めうる家屋の換気構造に関
する。
もに家屋の見映えを高めうる家屋の換気構造に関
する。
家屋内部、特に家屋の小屋裏は、従来、例えば
軒下に設ける通気口、ケラバの壁面等に設けるガ
ラリ等の通気口を用いて換気している。なお小屋
裏換気のためには、その他、傾斜屋根上に設ける
ドーマ又は屋根上に立上げた煙突などもときに使
用される。
軒下に設ける通気口、ケラバの壁面等に設けるガ
ラリ等の通気口を用いて換気している。なお小屋
裏換気のためには、その他、傾斜屋根上に設ける
ドーマ又は屋根上に立上げた煙突などもときに使
用される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、軒下、ケラバの壁面に設ける通
気口は従来から多用され、家屋に新規な外観を付
与しえず、又通気口にはガラリなどの雨避けを設
けるとはいえ、風とともに比較的容易に家屋内部
に雨水が侵入しやすい。又ドーマを用いるもの
は、家屋の見映えを高めるとはいえ、通常、その
軒先に向く前面には、同様な通気口が設けられ、
風雨による雨水の侵入を防止するのは困難とな
り、このように、前記したいずれのものも通気口
は外部から看取しうるごとく形成され、その通気
口はときに違和感を与えることとなる。
気口は従来から多用され、家屋に新規な外観を付
与しえず、又通気口にはガラリなどの雨避けを設
けるとはいえ、風とともに比較的容易に家屋内部
に雨水が侵入しやすい。又ドーマを用いるもの
は、家屋の見映えを高めるとはいえ、通常、その
軒先に向く前面には、同様な通気口が設けられ、
風雨による雨水の侵入を防止するのは困難とな
り、このように、前記したいずれのものも通気口
は外部から看取しうるごとく形成され、その通気
口はときに違和感を与えることとなる。
なお煙突状のものは、その上端を覆う小屋根が
設けられるとはいえ、同様に、風が伴う降雨に際
しての雨水の侵入を確実には防止しえない場合が
多い。
設けられるとはいえ、同様に、風が伴う降雨に際
しての雨水の侵入を確実には防止しえない場合が
多い。
本考案は、屋根上に立上げた箱状の屋根上構造
体に、棟側に向かつて開口するL字状のダクトを
設けることを基本として、雨水の侵入の効率よく
防止できかつ家屋の見映えを高める家屋の換気構
造の提供を目的としている。
体に、棟側に向かつて開口するL字状のダクトを
設けることを基本として、雨水の侵入の効率よく
防止できかつ家屋の見映えを高める家屋の換気構
造の提供を目的としている。
又このような屋根上構造体は、その上面を天窓
等の明り取りとして、又は家屋のエレベータの上
部装置の収納空間としても活用できる。
等の明り取りとして、又は家屋のエレベータの上
部装置の収納空間としても活用できる。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、棟から軒先側に傾斜する家屋の屋根
上に、上面と垂直な周側面とが閉止された箱状の
屋根上構造体を設けかつ該屋根上構造体の内部を
家屋内部に連通させるとともに、該屋根上構造体
の内部上方で開口する通気口を上端に有する垂直
筒部の下端に外端部が屋根上構造体の棟側の前記
周側面を外方にこえかつ屋根の棟側で下向きに開
口する通気口を有する側出筒部を連設したL字状
の複数のダクトを、屋根上構造体の内部で架け渡
した支持板に固定してなる家屋の換気構造であ
る。
上に、上面と垂直な周側面とが閉止された箱状の
屋根上構造体を設けかつ該屋根上構造体の内部を
家屋内部に連通させるとともに、該屋根上構造体
の内部上方で開口する通気口を上端に有する垂直
筒部の下端に外端部が屋根上構造体の棟側の前記
周側面を外方にこえかつ屋根の棟側で下向きに開
口する通気口を有する側出筒部を連設したL字状
の複数のダクトを、屋根上構造体の内部で架け渡
した支持板に固定してなる家屋の換気構造であ
る。
屋根上構造体は箱状をなしかつ上面、周側面が
閉止される。これによつて、周側面には自在な化
粧を施すことができ、又新規な外観を与えて家屋
の見映えを高めうる。
閉止される。これによつて、周側面には自在な化
粧を施すことができ、又新規な外観を与えて家屋
の見映えを高めうる。
しかも屋根上構造体は家屋内部に通じるととも
に、その内部に、該屋根上構造体の上方で開口す
る通気口を有する垂直筒部の下端に、外端部が前
記周側面をこえて下向きに開口する通気口を有す
る側出筒部を設けており、従つて外気に通じる通
気口からの雨水の浸入を減じうるとともに、たと
え通気口から風とともに侵入する雨水も、垂直筒
部によつて家屋内部への侵入が防止される。又外
気に通じる通気口は屋根の棟側で開口するため、
該通気口が視野から隠されることによつて、さら
に家屋の外観は向上できる。又前記ダクトは屋根
上構造体に設けた支持板に固定されるため、その
取付品質を安定化でき、防水効果を一層高めう
る。
に、その内部に、該屋根上構造体の上方で開口す
る通気口を有する垂直筒部の下端に、外端部が前
記周側面をこえて下向きに開口する通気口を有す
る側出筒部を設けており、従つて外気に通じる通
気口からの雨水の浸入を減じうるとともに、たと
え通気口から風とともに侵入する雨水も、垂直筒
部によつて家屋内部への侵入が防止される。又外
気に通じる通気口は屋根の棟側で開口するため、
該通気口が視野から隠されることによつて、さら
に家屋の外観は向上できる。又前記ダクトは屋根
上構造体に設けた支持板に固定されるため、その
取付品質を安定化でき、防水効果を一層高めう
る。
以下本考案の一実施例を、第1図に示すような
家屋Hの屋根Rに屋根上構造体Cを立上げる場合
を例にとり、図面に基づき説明する。
家屋Hの屋根Rに屋根上構造体Cを立上げる場合
を例にとり、図面に基づき説明する。
本考案の家屋の換気構造は、棟から軒先側に傾
斜する屋根R上に設ける屋根上構造体Cを用いて
家屋を換気するものであり、該屋根上構造体C
は、上面と垂直な周側面とが閉止された箱状をな
し、かつL字状のダクトDを内部に設けることに
よつて、家屋Hを換気する。
斜する屋根R上に設ける屋根上構造体Cを用いて
家屋を換気するものであり、該屋根上構造体C
は、上面と垂直な周側面とが閉止された箱状をな
し、かつL字状のダクトDを内部に設けることに
よつて、家屋Hを換気する。
又家屋Hは、本例では2階建建築物であつて、
第2図に、各部材を簡略化して模式的に示すごと
く、屋根Rの屋根組体は、家屋本体Aの上端に外
壁に沿い配した梁M,M間に、2つの屋根架構体
F1,F2を架け渡しかつその間を、棟木状の継
ぎ梁Q1、母屋状の継ぎ梁Q2,Q3を用いて連
結することにより、一端部のベランダKを残して
家屋本体A上に形成され、又屋根上構造体Cは、
屋根架構体F1に載設される。
第2図に、各部材を簡略化して模式的に示すごと
く、屋根Rの屋根組体は、家屋本体Aの上端に外
壁に沿い配した梁M,M間に、2つの屋根架構体
F1,F2を架け渡しかつその間を、棟木状の継
ぎ梁Q1、母屋状の継ぎ梁Q2,Q3を用いて連
結することにより、一端部のベランダKを残して
家屋本体A上に形成され、又屋根上構造体Cは、
屋根架構体F1に載設される。
なおこのような屋根架構体F1,F2は、地上
で組立てられ、かつクレーン等を用いて前記梁
M,M間に架け渡される。
で組立てられ、かつクレーン等を用いて前記梁
M,M間に架け渡される。
又屋根架構体F1,F2は、支持片5の上端に
傾斜した軒梁片6を設ける屋根柱2,2間を、棟
両側に棟梁片7,7を有するく字状梁3を架け渡
した複数、本例では2つの屋根梁体E,Eを有
し、又軒梁片6、棟梁片7は、互いに結合される
ことにより、一連な屋根梁Bを形成する。又屋根
梁体E,Eはその間に、継ぎ梁S1,S2,S3
を架設することによつて一体化され、前記屋根架
構体F1,F2が形成される。
傾斜した軒梁片6を設ける屋根柱2,2間を、棟
両側に棟梁片7,7を有するく字状梁3を架け渡
した複数、本例では2つの屋根梁体E,Eを有
し、又軒梁片6、棟梁片7は、互いに結合される
ことにより、一連な屋根梁Bを形成する。又屋根
梁体E,Eはその間に、継ぎ梁S1,S2,S3
を架設することによつて一体化され、前記屋根架
構体F1,F2が形成される。
又屋根上構造体Cを載設する前記屋根架構体F
1には、屋根梁体E,E間に、支柱片5Aの上端
に軒梁片6Aを具え、該軒梁片6Aの先端が前記
継ぎ梁S3に固定される他の屋根柱2Aが付設さ
れ、又この軒梁片6Aは、前記屋根梁体E,Eの
各屋根梁B,B間において屋根梁B1を構成す
る。
1には、屋根梁体E,E間に、支柱片5Aの上端
に軒梁片6Aを具え、該軒梁片6Aの先端が前記
継ぎ梁S3に固定される他の屋根柱2Aが付設さ
れ、又この軒梁片6Aは、前記屋根梁体E,Eの
各屋根梁B,B間において屋根梁B1を構成す
る。
又屋根架構体F1のケラバ側の屋根梁Bと前記
屋根梁B1の軒梁片6Aとの間には、継ぎ梁S
4,S5を接続し、該接続部T近傍に、前記屋根
上構造体Cの骨組体Jの4隅に配する柱状の縦材
11,12を固定する。
屋根梁B1の軒梁片6Aとの間には、継ぎ梁S
4,S5を接続し、該接続部T近傍に、前記屋根
上構造体Cの骨組体Jの4隅に配する柱状の縦材
11,12を固定する。
又前記支柱片5は、第3〜6図に示すように、
H型鋼からなる基部31の一方のフランジ上端に
前記傾斜した軒梁片6を一体に固着し、又基部3
1下端には、その断面を閉じる受片を介して脚部
32を形成する。脚部32は、前記受片から垂下
する脚片33の下端に台片34を水平に固定する
とともに、前記受片と台片34との間を継ぐステ
ーを外方に突出させることにより、前記軒梁片6
と直交するブレース取付片35を形成する。
H型鋼からなる基部31の一方のフランジ上端に
前記傾斜した軒梁片6を一体に固着し、又基部3
1下端には、その断面を閉じる受片を介して脚部
32を形成する。脚部32は、前記受片から垂下
する脚片33の下端に台片34を水平に固定する
とともに、前記受片と台片34との間を継ぐステ
ーを外方に突出させることにより、前記軒梁片6
と直交するブレース取付片35を形成する。
基部31の上端は、軒梁片6と同傾斜でかつ上
方をやや突出させて斜めに切り落とされるととも
に、その上端下方に、同傾斜で傾く受片37を溶
着する。
方をやや突出させて斜めに切り落とされるととも
に、その上端下方に、同傾斜で傾く受片37を溶
着する。
又ウエブの、対置される支柱片5,5が向き合
う内向き面には、上面を前記受片37と同一に傾
けかつ小型のH形鋼からなりかつ比較的長い小梁
片18が、軒梁片6と直角かつ水平に突設され
る。
う内向き面には、上面を前記受片37と同一に傾
けかつ小型のH形鋼からなりかつ比較的長い小梁
片18が、軒梁片6と直角かつ水平に突設され
る。
又受片37の下方にも同傾斜の受片38を設け
るとともに、ウエブの外向き面には、受片37,
38間において、ウエブから直角に突出すること
により、軒梁片6と直交する方向にのびる垂直な
梁連結片19が設けられる。
るとともに、ウエブの外向き面には、受片37,
38間において、ウエブから直角に突出すること
により、軒梁片6と直交する方向にのびる垂直な
梁連結片19が設けられる。
該梁連結片19は平板からなりかつ前記受片3
7,38およびウエブで溶着する固定部から斜め
下方に傾斜する傾斜部を介して孔部を設ける固定
部を形成しており、該孔部を用いることにより、
前記軒梁片6の高さと異なる低所で、軒梁片6と
直交する水平の継ぎ梁Q4,Q5などを連結しう
る。
7,38およびウエブで溶着する固定部から斜め
下方に傾斜する傾斜部を介して孔部を設ける固定
部を形成しており、該孔部を用いることにより、
前記軒梁片6の高さと異なる低所で、軒梁片6と
直交する水平の継ぎ梁Q4,Q5などを連結しう
る。
なお梁連結片19の下方両側には、ブレース取
付片35が設けられる。
付片35が設けられる。
なお屋根架構体F1において、家屋Hの外側即
ちケラバ側に位置する支柱片5には、向き合う側
面にのみ、前記小梁片18、ブレース取付片35
が形成される。
ちケラバ側に位置する支柱片5には、向き合う側
面にのみ、前記小梁片18、ブレース取付片35
が形成される。
前記軒梁片6、棟梁片7は、ともに断面同形の
H型鋼からなり、フランジを上下に位置させ配さ
れるとともに、その先端間を、コ字状の基体を有
する継ぎ金具20,20を用いて連結するこによ
つて、該軒梁片6と棟梁片7とが連なりかつ支柱
片5,5により支持される屋根梁Bを形成する。
H型鋼からなり、フランジを上下に位置させ配さ
れるとともに、その先端間を、コ字状の基体を有
する継ぎ金具20,20を用いて連結するこによ
つて、該軒梁片6と棟梁片7とが連なりかつ支柱
片5,5により支持される屋根梁Bを形成する。
さらに前記屋根架構体F1には、前記のごとく
軒梁片6Aを有する屋根柱2Aが付設されるとと
もに、該軒梁片6Aと、前記軒梁片6、棟梁片7
とには、前記継ぎ梁S4,S5の接続位置に突片
21…が側設される。又継ぎ梁S4,S5はフラ
ンジを上、下に位置したH型鋼からなり、そのウ
エブを継板22を介して前記突片21に接続する
ことにより、継ぎ梁S4,S5は、フランジを屋
根の傾斜に合わせて、軒梁片6、棟梁片7である
屋根梁Bと、軒梁片6Aである屋根梁B1とを接
続する。又この接続部Tの近傍において、屋根梁
B,B1には屋根上構造体Cの骨組体Jをなす前
記縦材11,12下端の取付片17を支持させ
る。なお支柱片5Aには、前記小梁片18と結合
する小梁継手23を突設する。
軒梁片6Aを有する屋根柱2Aが付設されるとと
もに、該軒梁片6Aと、前記軒梁片6、棟梁片7
とには、前記継ぎ梁S4,S5の接続位置に突片
21…が側設される。又継ぎ梁S4,S5はフラ
ンジを上、下に位置したH型鋼からなり、そのウ
エブを継板22を介して前記突片21に接続する
ことにより、継ぎ梁S4,S5は、フランジを屋
根の傾斜に合わせて、軒梁片6、棟梁片7である
屋根梁Bと、軒梁片6Aである屋根梁B1とを接
続する。又この接続部Tの近傍において、屋根梁
B,B1には屋根上構造体Cの骨組体Jをなす前
記縦材11,12下端の取付片17を支持させ
る。なお支柱片5Aには、前記小梁片18と結合
する小梁継手23を突設する。
骨組体Jは、第7〜14図に示すように、屋根
Rの傾斜方向の低所、即ち軒側に位置する2本の
軒側の縦材11,11と、該軒側の縦材11,1
1よりも高所側、即ち棟側に位置する2本の棟側
の縦材12,12と、傾斜方向に向き合う軒側、
棟側の縦材11,12の上端を継ぐ側継ぎ材1
3,13と、該側継ぎ材13の軒側の端部を継ぐ
前継ぎ材14と、前記側継ぎ材13の棟側の端部
を継ぐ後継ぎ材15とを具え、又各軒側の縦材1
1,11間、棟側の縦材12,12間上下を継ぐ
中継ぎ材16が付設される。又軒側の縦材11、
棟側の縦材12の下方にも、前記側継ぎ材13、
前継ぎ材14、後継ぎ材15と略同構成の、下の
側継ぎ材13A、下の前継ぎ材14A,下の後継
ぎ材15Aが架け渡される。
Rの傾斜方向の低所、即ち軒側に位置する2本の
軒側の縦材11,11と、該軒側の縦材11,1
1よりも高所側、即ち棟側に位置する2本の棟側
の縦材12,12と、傾斜方向に向き合う軒側、
棟側の縦材11,12の上端を継ぐ側継ぎ材1
3,13と、該側継ぎ材13の軒側の端部を継ぐ
前継ぎ材14と、前記側継ぎ材13の棟側の端部
を継ぐ後継ぎ材15とを具え、又各軒側の縦材1
1,11間、棟側の縦材12,12間上下を継ぐ
中継ぎ材16が付設される。又軒側の縦材11、
棟側の縦材12の下方にも、前記側継ぎ材13、
前継ぎ材14、後継ぎ材15と略同構成の、下の
側継ぎ材13A、下の前継ぎ材14A,下の後継
ぎ材15Aが架け渡される。
前記軒側、棟側の縦材11,12は、第8図に
示すごとく、柱状の基体41の下端に前記取付片
17を設けており、又基体41は、翼片43A,
43Bを直角に配した2本のアングル材43,4
3を、その各一方の翼片43A,43Aを一直線
上かつ反対側に向くように他方の翼片43B,4
3Bを背中合わせにボルト等を用いて連結するこ
とにより、翼片43A,43Aが連なる基片41
Aの背部に、前記翼片43B,43Bからなる突
出片41Bを具えた断面T字に形成される。
示すごとく、柱状の基体41の下端に前記取付片
17を設けており、又基体41は、翼片43A,
43Bを直角に配した2本のアングル材43,4
3を、その各一方の翼片43A,43Aを一直線
上かつ反対側に向くように他方の翼片43B,4
3Bを背中合わせにボルト等を用いて連結するこ
とにより、翼片43A,43Aが連なる基片41
Aの背部に、前記翼片43B,43Bからなる突
出片41Bを具えた断面T字に形成される。
又基体41は、その上下端を屋根Rの傾斜にあ
わせて斜め切りされるとともに、その下端には、
孔部を有する前記取付片17が溶着される。なお
軒側の縦材11,11、棟側の縦材12,12
は、前記基片14Aを向き合わせて立設するべ
く、左右勝手違いの各一対からなる。
わせて斜め切りされるとともに、その下端には、
孔部を有する前記取付片17が溶着される。なお
軒側の縦材11,11、棟側の縦材12,12
は、前記基片14Aを向き合わせて立設するべ
く、左右勝手違いの各一対からなる。
前記側継ぎ材13,13Aは、第9図に示すよ
うに、両端を斜め切りしたアングル材からなる基
体44の、一方の翼片44Aを、前記縦材11,
12の基片41Aの外向き面にボルト止めするこ
とによつて、他方の翼片は外方に突出し、該翼片
によつて、パネル取付片24が形成される。
うに、両端を斜め切りしたアングル材からなる基
体44の、一方の翼片44Aを、前記縦材11,
12の基片41Aの外向き面にボルト止めするこ
とによつて、他方の翼片は外方に突出し、該翼片
によつて、パネル取付片24が形成される。
又側継ぎ材13,13Aは、両端から控えた位
置で、前記軒側の縦材11、棟側の縦材12が固
定されることにより、側継ぎ材13,13Aは、
該軒側の縦材11、棟側の縦材12から突出する
延長部13a,13bをその両端部に形成する。
又側継ぎ材13,13Aにはブレース取付金具3
5Aを取付ける。
置で、前記軒側の縦材11、棟側の縦材12が固
定されることにより、側継ぎ材13,13Aは、
該軒側の縦材11、棟側の縦材12から突出する
延長部13a,13bをその両端部に形成する。
又側継ぎ材13,13Aにはブレース取付金具3
5Aを取付ける。
前、後継ぎ材14,14A,15,15Aは、
ともに第10図に示すごとく、アングル材からな
る基体46の一方の翼片46Aを、第12図に示
す接合金具47を用いて、前記各延長部13a,
13bの先端に、他方の翼片を水平に保持してボ
ルト止めすることによつて、該翼片は、パネル取
付片24を形成する。なお接合金具47は、前記
翼片46Aを固定する垂直な結合片47Aと、屋
根傾斜にあわせて傾き、側継ぎ材13,13Aに
接続される結合片47Bとを有する。
ともに第10図に示すごとく、アングル材からな
る基体46の一方の翼片46Aを、第12図に示
す接合金具47を用いて、前記各延長部13a,
13bの先端に、他方の翼片を水平に保持してボ
ルト止めすることによつて、該翼片は、パネル取
付片24を形成する。なお接合金具47は、前記
翼片46Aを固定する垂直な結合片47Aと、屋
根傾斜にあわせて傾き、側継ぎ材13,13Aに
接続される結合片47Bとを有する。
なお中継ぎ材16は、第11図に示すように、
アングル状の基体の両端に、前記縦材11,12
の前記突出片41Bに固定する結合片48を溶着
しており、又骨組体Jには、上面、両側面に、対
角線状に交わるブレースVを架け渡し、その剛性
を高めている。
アングル状の基体の両端に、前記縦材11,12
の前記突出片41Bに固定する結合片48を溶着
しており、又骨組体Jには、上面、両側面に、対
角線状に交わるブレースVを架け渡し、その剛性
を高めている。
このような骨組体Jは、前記軒側の縦材11、
棟側の縦材12の下端に設ける前記取付片17
を、前記屋根梁B,B1上かつ継ぎ梁S3,S4
との接続部T近傍において載置しかつボルト止め
されることにより固定される。
棟側の縦材12の下端に設ける前記取付片17
を、前記屋根梁B,B1上かつ継ぎ梁S3,S4
との接続部T近傍において載置しかつボルト止め
されることにより固定される。
又屋根上構造体Cは、第13,14図に示すご
とく、その両側面、軒側の前面、棟側の後面を含
む垂直な周側面は、パネルP1,P2を用いて閉
止され、かつ前記ダクトDが設けられる。
とく、その両側面、軒側の前面、棟側の後面を含
む垂直な周側面は、パネルP1,P2を用いて閉
止され、かつ前記ダクトDが設けられる。
側面に配するパネルP1は、外向き面に化粧仕
上げを施した、例えば軽量コンクリートからなる
基板49の内向き面に、前記上、下の側継ぎ材1
3,13Aの前記パネル取付片24,24にボル
ト止めされる突片50を設けており、又該突片5
0は、前記基板49に固定する翼片を有するアン
グル材の他方の翼片を用いて形成される。
上げを施した、例えば軽量コンクリートからなる
基板49の内向き面に、前記上、下の側継ぎ材1
3,13Aの前記パネル取付片24,24にボル
ト止めされる突片50を設けており、又該突片5
0は、前記基板49に固定する翼片を有するアン
グル材の他方の翼片を用いて形成される。
又前、後面を閉止するパネルP2も、同様な基
板51に、各上下の前継ぎ材14,14A、後継
ぎ材15,15Aのパネル取付片24,24に固
定される同様な突片52を設けている。
板51に、各上下の前継ぎ材14,14A、後継
ぎ材15,15Aのパネル取付片24,24に固
定される同様な突片52を設けている。
又骨組体Jの上面は、パネルP1,P2の上端
に嵌着されかつ内部の開口部に透光板54を水密
に嵌着した枠体53を設けることにより、天窓W
を形成し、これによつて屋根上構造体Cは、上
面、周側面は閉止された箱状をなす。なおその内
部は、屋根梁B,B1等間の間隙をへて家屋Hの
内部に連通している。なお、屋根上構造体Cの内
部を除いて、屋根組体は適宜屋根葺される。
に嵌着されかつ内部の開口部に透光板54を水密
に嵌着した枠体53を設けることにより、天窓W
を形成し、これによつて屋根上構造体Cは、上
面、周側面は閉止された箱状をなす。なおその内
部は、屋根梁B,B1等間の間隙をへて家屋Hの
内部に連通している。なお、屋根上構造体Cの内
部を除いて、屋根組体は適宜屋根葺される。
又屋根上構造体Cには、複数、本例では4個の
タクトDを設けることにより、該屋根上構造体C
を換気装置として機能させる。ダクトDは、前記
棟側の縦材12,12間に架け渡されることによ
り屋根上構造体Cに設けられる支持板55に固定
されかつ該支持板55で保持される垂直筒部D1
と、その下端で外向きに折曲る側出筒部D2とか
らなる。
タクトDを設けることにより、該屋根上構造体C
を換気装置として機能させる。ダクトDは、前記
棟側の縦材12,12間に架け渡されることによ
り屋根上構造体Cに設けられる支持板55に固定
されかつ該支持板55で保持される垂直筒部D1
と、その下端で外向きに折曲る側出筒部D2とか
らなる。
前記垂直筒部D1は、該屋根上構造体Cの内部
上方で開口する通気口29を上端に具える。又通
気口29には、該通気口29を間隙を有して覆う
覆板29Aと内部の適宜の水返し片29Bとを有
する水切り具29Cが設けられる。又前記側出筒
部D2は、屋根Rの棟側に向かつて後面を貫通し
その外端部が外部に突出するとともに、その外端
には、外気に通じ棟側でかつ下向きに開口する通
気口30が設けられる。なお通気口30には防虫
網が付設される。
上方で開口する通気口29を上端に具える。又通
気口29には、該通気口29を間隙を有して覆う
覆板29Aと内部の適宜の水返し片29Bとを有
する水切り具29Cが設けられる。又前記側出筒
部D2は、屋根Rの棟側に向かつて後面を貫通し
その外端部が外部に突出するとともに、その外端
には、外気に通じ棟側でかつ下向きに開口する通
気口30が設けられる。なお通気口30には防虫
網が付設される。
このように、通気口30が棟側で開口すること
により、該通気口30を視野から隠し、家屋の見
映えを高める。又垂直筒部D1と側出筒部D2と
からなるL字状にダクトDが形成されることによ
り、風雨を遮り、雨水の侵入が防止される。
により、該通気口30を視野から隠し、家屋の見
映えを高める。又垂直筒部D1と側出筒部D2と
からなるL字状にダクトDが形成されることによ
り、風雨を遮り、雨水の侵入が防止される。
なお前記ベランダKに向く支柱片5の梁連結片
19は、ベランダKのコーナに立設する手すりの
親柱Uとの間の手すりをなす継ぎ梁Q5を接続す
るために利用される。
19は、ベランダKのコーナに立設する手すりの
親柱Uとの間の手すりをなす継ぎ梁Q5を接続す
るために利用される。
このように本考案の家屋の換気構造は、棟から
軒先側に傾斜する屋根上に設ける屋根上構造体
が、上面、周側面を閉止した箱状をなすため、家
屋に新規な外観を付与しうる。また屋根上構造体
は家屋内部に連通するとともにその上方で開口す
る通気口を上端に有する垂直筒部の下端に、周側
面をこえて外気に通じる通気口を有する側出筒部
を連結したL字状のダクトを複数具えることによ
り、換気効率を低下させることなく、外気に通じ
る通気口から風雨により侵入する雨水は、前記垂
直筒部によつて戻され、家屋内部への侵入を防止
できる。又外気に通じる通気口は屋根の棟側で開
口するため、該通気口が視野から隠され、家屋の
見映えを高める。又このような箱状の屋根上構造
体は、上面を天窓として活用することもでき、又
内部に家屋のエレベータ等の機械を収納すること
もできる。さらに前記側出筒部の通気口を下向き
に開口させたため、雨水の浸入を効果的に減じう
るとともに、ダクトを支持板に固定したため、そ
の取付品質を安定化でき、防水性を一層向上しう
る。
軒先側に傾斜する屋根上に設ける屋根上構造体
が、上面、周側面を閉止した箱状をなすため、家
屋に新規な外観を付与しうる。また屋根上構造体
は家屋内部に連通するとともにその上方で開口す
る通気口を上端に有する垂直筒部の下端に、周側
面をこえて外気に通じる通気口を有する側出筒部
を連結したL字状のダクトを複数具えることによ
り、換気効率を低下させることなく、外気に通じ
る通気口から風雨により侵入する雨水は、前記垂
直筒部によつて戻され、家屋内部への侵入を防止
できる。又外気に通じる通気口は屋根の棟側で開
口するため、該通気口が視野から隠され、家屋の
見映えを高める。又このような箱状の屋根上構造
体は、上面を天窓として活用することもでき、又
内部に家屋のエレベータ等の機械を収納すること
もできる。さらに前記側出筒部の通気口を下向き
に開口させたため、雨水の浸入を効果的に減じう
るとともに、ダクトを支持板に固定したため、そ
の取付品質を安定化でき、防水性を一層向上しう
る。
第1図は本考案の構造が採用されうる屋根上構
造体を設けた家屋を例示する斜視図、第2図は第
1図の家屋の架構材を模式化して示す斜視図、第
3図は本考案の構造が採用されうる屋根架構体を
例示する斜視図、第4図は他の屋根架構体を例示
する斜視図、第5図は要部を示す分解斜視図、第
6図aは支柱片を有する屋根柱を例示する正面
図、第6図bはその平面図、第6図cはその側面
図、第6図dは第6図cの−線断面図、第6
図eは第6図aの−線断面図、第7図は屋根
上構造体の骨組体を例示する斜視図、第8図は軒
側の縦材を例示する斜視図、第9図は側継ぎ材を
例示する斜視図、第10図は前、後継ぎ材を例示
する斜視図、第11図は中継ぎ材を例示する斜視
図、第12図は接合金具を例示する斜視図、第1
3図は屋根上構造体を例示する断面図、第14図
はその縦断面図である。 2……屋根柱、3……く字状梁、4……屋根受
柱、5……支柱片、6……軒梁片、7……軒梁
片、11……軒側の縦材、12……棟側の縦材、
13……側継ぎ材、13a,13b……延長部、
14……前継ぎ材、15……後継ぎ材、17……
取付片、20……継ぎ金物、29,30……通気
口、A……家屋本体、B,B1……屋根梁、C…
…屋根上構造体、D……ダクト、D1……垂直筒
部、D2……側出筒部、E……屋根梁体、F1,
F2……屋根架構体、H……家屋、J……骨組
体、R……屋根、S4,S5……継ぎ梁、T……
接続部、W……天窓。
造体を設けた家屋を例示する斜視図、第2図は第
1図の家屋の架構材を模式化して示す斜視図、第
3図は本考案の構造が採用されうる屋根架構体を
例示する斜視図、第4図は他の屋根架構体を例示
する斜視図、第5図は要部を示す分解斜視図、第
6図aは支柱片を有する屋根柱を例示する正面
図、第6図bはその平面図、第6図cはその側面
図、第6図dは第6図cの−線断面図、第6
図eは第6図aの−線断面図、第7図は屋根
上構造体の骨組体を例示する斜視図、第8図は軒
側の縦材を例示する斜視図、第9図は側継ぎ材を
例示する斜視図、第10図は前、後継ぎ材を例示
する斜視図、第11図は中継ぎ材を例示する斜視
図、第12図は接合金具を例示する斜視図、第1
3図は屋根上構造体を例示する断面図、第14図
はその縦断面図である。 2……屋根柱、3……く字状梁、4……屋根受
柱、5……支柱片、6……軒梁片、7……軒梁
片、11……軒側の縦材、12……棟側の縦材、
13……側継ぎ材、13a,13b……延長部、
14……前継ぎ材、15……後継ぎ材、17……
取付片、20……継ぎ金物、29,30……通気
口、A……家屋本体、B,B1……屋根梁、C…
…屋根上構造体、D……ダクト、D1……垂直筒
部、D2……側出筒部、E……屋根梁体、F1,
F2……屋根架構体、H……家屋、J……骨組
体、R……屋根、S4,S5……継ぎ梁、T……
接続部、W……天窓。
Claims (1)
- 棟から軒先側に傾斜する家屋の屋根上に、上面
と垂直な周側面とが閉止された箱状の屋根上構造
体を設けかつ該屋根上構造体の内部を家屋内部に
連通させるとともに、該屋根上構造体の内部上方
で開口する通気口を上端に有する垂直筒部の下端
に外端部が屋根上構造体の棟側の前記周側面を外
方にこえかつ屋根の棟側で下向きに開口する通気
口を有する側出筒部を連設したL字状の複数のダ
クトを、屋根上構造体の内部で架け渡した支持板
に固定してなる家屋の換気構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988020161U JPH0542178Y2 (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988020161U JPH0542178Y2 (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01129326U JPH01129326U (ja) | 1989-09-04 |
JPH0542178Y2 true JPH0542178Y2 (ja) | 1993-10-25 |
Family
ID=31236291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988020161U Expired - Lifetime JPH0542178Y2 (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0542178Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6321433A (ja) * | 1986-07-14 | 1988-01-29 | Natl House Ind Co Ltd | 換気構造 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5873826U (ja) * | 1981-11-14 | 1983-05-19 | 松下電工株式会社 | 採光窓 |
JPH0336649Y2 (ja) * | 1986-06-05 | 1991-08-02 |
-
1988
- 1988-02-18 JP JP1988020161U patent/JPH0542178Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6321433A (ja) * | 1986-07-14 | 1988-01-29 | Natl House Ind Co Ltd | 換気構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01129326U (ja) | 1989-09-04 |
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