JPH06219336A - 電気自動車のフロア構造 - Google Patents
電気自動車のフロア構造Info
- Publication number
- JPH06219336A JPH06219336A JP886393A JP886393A JPH06219336A JP H06219336 A JPH06219336 A JP H06219336A JP 886393 A JP886393 A JP 886393A JP 886393 A JP886393 A JP 886393A JP H06219336 A JPH06219336 A JP H06219336A
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- JP
- Japan
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- frame
- battery
- floor
- lower floor
- upper floor
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バッテリの搭載性と側面衝突安全性を高め
る。 【構成】 上部フロア１のパネル本体２の下面にメンバ
ユニット３を取り付け、下部フロア１３のパネル本体１
４の上面にメンバユニット１５を取り付ける。メンバユ
ニット３には左右のサイドメンバ５と前後のフロントク
ロスメンバ６、リヤクロスメンバ７とで囲まれる部分に
格子状にセンタメンバ８と仕切メンバ９を設け、バッテ
リ１０の載置部１１Ａを形成する。メンバユニット１５
にも、メンバユニット３の対応する部材の位置に左右の
サイドフレーム１６、フロントフレーム１７、リヤフレ
ーム１８を設け、これらで囲まれる部分に格子状にセン
タフレーム１９と仕切フレーム２０を設け、バッテリ１
０の載置部１１Ｂを形成する。上部フロア１にバッテリ
１０が載置された下部フロア１３を取り付けると、バッ
テリ１０は載置部１１に収まる。
る。 【構成】 上部フロア１のパネル本体２の下面にメンバ
ユニット３を取り付け、下部フロア１３のパネル本体１
４の上面にメンバユニット１５を取り付ける。メンバユ
ニット３には左右のサイドメンバ５と前後のフロントク
ロスメンバ６、リヤクロスメンバ７とで囲まれる部分に
格子状にセンタメンバ８と仕切メンバ９を設け、バッテ
リ１０の載置部１１Ａを形成する。メンバユニット１５
にも、メンバユニット３の対応する部材の位置に左右の
サイドフレーム１６、フロントフレーム１７、リヤフレ
ーム１８を設け、これらで囲まれる部分に格子状にセン
タフレーム１９と仕切フレーム２０を設け、バッテリ１
０の載置部１１Ｂを形成する。上部フロア１にバッテリ
１０が載置された下部フロア１３を取り付けると、バッ
テリ１０は載置部１１に収まる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、電気自動車のフロア
構造、とりわけバッテリを収納できるフロア構造に関す
る。
構造、とりわけバッテリを収納できるフロア構造に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】電気自動車に用いられる駆動源としての
バッテリを搭載するために、例えば特開昭４７−３１３
１８号公報に示す構造が知られている。
バッテリを搭載するために、例えば特開昭４７−３１３
１８号公報に示す構造が知られている。
【０００３】この構造は、自動車のフレームを形成する
サイドメンバ、クロスメンバ及びそれらを結合する縦方
向のブラケットを利用してバッテリ収納枠体が設けら
れ、このバッテリ収納枠体内にバッテリが収納固定され
るものである。
サイドメンバ、クロスメンバ及びそれらを結合する縦方
向のブラケットを利用してバッテリ収納枠体が設けら
れ、このバッテリ収納枠体内にバッテリが収納固定され
るものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造にあっては、バッテリを搭載する際や交換する
際に、バッテリ収納枠体に対して各バッテリを前後左右
で位置合わせしながら、車体の下側の狭いスペースで固
定作業を行なわなければならず、作業性が悪いという問
題がある。
来の構造にあっては、バッテリを搭載する際や交換する
際に、バッテリ収納枠体に対して各バッテリを前後左右
で位置合わせしながら、車体の下側の狭いスペースで固
定作業を行なわなければならず、作業性が悪いという問
題がある。
【０００５】また、バッテリ収納枠体は開放された構造
であるため、バッテリ収納枠体に収まっているもののバ
ッテリは露出しており、例えば車両の側面衝突時におい
てバッテリに直接的に衝撃力が作用する可能性がある。
このため、このような場合にバッテリの液洩れが生じな
いようバッテリ及びバッテリ収納枠体の強度を高くしな
ければならず、その結果、車両重量が大幅に増加すると
いう問題がある。
であるため、バッテリ収納枠体に収まっているもののバ
ッテリは露出しており、例えば車両の側面衝突時におい
てバッテリに直接的に衝撃力が作用する可能性がある。
このため、このような場合にバッテリの液洩れが生じな
いようバッテリ及びバッテリ収納枠体の強度を高くしな
ければならず、その結果、車両重量が大幅に増加すると
いう問題がある。
【０００６】そこで、この発明は、バッテリの搭載作業
性、交換作業性を向上させることができ、かつ側面衝突
時等における安全性を確保することができる電気自動車
のフロア構造を提供するものである。
性、交換作業性を向上させることができ、かつ側面衝突
時等における安全性を確保することができる電気自動車
のフロア構造を提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上部フロアの下位に、こ
の上部フロアとは分割した下部フロアを有する電気自動
車のフロア構造であって、下部フロアには、格子状に配
置されたメンバによってバッテリの載置部が隔成され、
この載置部の周囲には上部フロアの下位に着脱可能なフ
レームが設けられてなる。
の上部フロアとは分割した下部フロアを有する電気自動
車のフロア構造であって、下部フロアには、格子状に配
置されたメンバによってバッテリの載置部が隔成され、
この載置部の周囲には上部フロアの下位に着脱可能なフ
レームが設けられてなる。
【０００８】
【作用】バッテリを搭載する場合には下部フロアのメン
バによって区画された載置部にバッテリをセットして、
下部フロアを上部フロアに取り付ける。下部フロアが上
部フロアに取り付けられた状態で、バッテリの周囲は下
部フロアのフレームによって取り囲まれ、バッテリは側
面衝突等から保護される。
バによって区画された載置部にバッテリをセットして、
下部フロアを上部フロアに取り付ける。下部フロアが上
部フロアに取り付けられた状態で、バッテリの周囲は下
部フロアのフレームによって取り囲まれ、バッテリは側
面衝突等から保護される。
【０００９】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に説明
する。
する。
【００１０】図１，２に示すように電気自動車のフロア
部分は、上部フロア１とこの上部フロア１の下面に所定
間隔を隔てて取り付けられた下部フロア１３とで２重フ
ロアに構成されている。
部分は、上部フロア１とこの上部フロア１の下面に所定
間隔を隔てて取り付けられた下部フロア１３とで２重フ
ロアに構成されている。
【００１１】図３に示すように、上部フロア１は、板状
のパネル本体２と、このパネル本体２の下面に取り付け
られるメンバユニット２とで構成されている。パネル本
体２はフロント側のエンジンルームからリヤ側のトラン
クルームのスペアタイヤ収納部４に及ぶ長さを有するも
のである。
のパネル本体２と、このパネル本体２の下面に取り付け
られるメンバユニット２とで構成されている。パネル本
体２はフロント側のエンジンルームからリヤ側のトラン
クルームのスペアタイヤ収納部４に及ぶ長さを有するも
のである。
【００１２】メンバユニット３はエンジンルームからト
ランクルームに至り、車体両側に配設された例えばアル
ミの押し出し材から成る閉断面構造のサイドメンバ５を
備えている。サイドメンバ５は、図２に示すようにエン
ジンルームやトランクルームにおいては車室内よりも高
い位置にあり、車室前部ではエンジンルーム側へ登る傾
斜面Ｍをもち車室後部ではトランクルーム側へ登る傾斜
面Ｍをもつものである。
ランクルームに至り、車体両側に配設された例えばアル
ミの押し出し材から成る閉断面構造のサイドメンバ５を
備えている。サイドメンバ５は、図２に示すようにエン
ジンルームやトランクルームにおいては車室内よりも高
い位置にあり、車室前部ではエンジンルーム側へ登る傾
斜面Ｍをもち車室後部ではトランクルーム側へ登る傾斜
面Ｍをもつものである。
【００１３】エンジンルーム後部のサイドメンバ５間に
はフロントクロスメンバ６が車幅方向に設けられ、トラ
ンクルームの前部のサイドメンバ５間にはリヤクロスメ
ンバ７が車幅方向に設けられている。尚、これらフロン
トクロスメンバ６及びリヤクロスメンバ７の各下面は上
記サイドメンバ５の傾斜面Ｍに対応する傾斜面を有して
いる。
はフロントクロスメンバ６が車幅方向に設けられ、トラ
ンクルームの前部のサイドメンバ５間にはリヤクロスメ
ンバ７が車幅方向に設けられている。尚、これらフロン
トクロスメンバ６及びリヤクロスメンバ７の各下面は上
記サイドメンバ５の傾斜面Ｍに対応する傾斜面を有して
いる。
【００１４】そして、フロントクロスメンバ６の中央部
とリヤクロスメンバ７の中央部とに渡ってハット型断面
形状のセンタメンバ８の両端が取り付けられ、センタメ
ンバ８の側壁から各サイドメンバ５の内側壁に向かって
上に開いたハット型断面形状の３対の仕切メンバ９が各
々取り付けられている。上記センタメンバ８と仕切メン
バ９及びサイドメンバ５とフロントクロスメンバ６とリ
ヤクロスメンバ７とによってバッテリ１０の載置部１１
Ａが区画形成されている。ここで、上記サイドメンバ５
の外側壁には例えばアルミ押し出し材から成る閉断面構
造のサイドシル１２がアウトリガ５Ａを介して取り付け
られている。
とリヤクロスメンバ７の中央部とに渡ってハット型断面
形状のセンタメンバ８の両端が取り付けられ、センタメ
ンバ８の側壁から各サイドメンバ５の内側壁に向かって
上に開いたハット型断面形状の３対の仕切メンバ９が各
々取り付けられている。上記センタメンバ８と仕切メン
バ９及びサイドメンバ５とフロントクロスメンバ６とリ
ヤクロスメンバ７とによってバッテリ１０の載置部１１
Ａが区画形成されている。ここで、上記サイドメンバ５
の外側壁には例えばアルミ押し出し材から成る閉断面構
造のサイドシル１２がアウトリガ５Ａを介して取り付け
られている。
【００１５】一方、下部フロア１３は、図５に示すよう
に板状のパネル本体１４と、このパネル本体１４の上面
に取り付けられるメンバユニット１５とで構成されてい
る。パネル本体１４は前記上部フロア１のメンバユニッ
ト３のフロントクロスメンバ６からリヤクロスメンバ７
に至る長さをもつ板状の部材である。
に板状のパネル本体１４と、このパネル本体１４の上面
に取り付けられるメンバユニット１５とで構成されてい
る。パネル本体１４は前記上部フロア１のメンバユニッ
ト３のフロントクロスメンバ６からリヤクロスメンバ７
に至る長さをもつ板状の部材である。
【００１６】メンバユニット１５は、両側にフレームと
してのサイドフレーム１６を備え、サイドフレーム１６
の前後には各々フレームとしてのフロントフレーム１
７、リヤフレーム１８が設けられたものである。ここ
で、サイドフレーム１６、フロントフレーム１７及びリ
ヤフレーム１８は各々閉断面構造に形成されている。
してのサイドフレーム１６を備え、サイドフレーム１６
の前後には各々フレームとしてのフロントフレーム１
７、リヤフレーム１８が設けられたものである。ここ
で、サイドフレーム１６、フロントフレーム１７及びリ
ヤフレーム１８は各々閉断面構造に形成されている。
【００１７】フロントフレーム１７の中途部とリヤフレ
ーム１８の中途部との間にはメンバとしてのセンタフレ
ーム１９が取り付けられ、このセンタフレーム１９の側
壁からサイドフレームの内側壁に向かって３対のメンバ
としての仕切フレーム２０が各々取り付けられている。
ここで、上記センタフレーム１９と仕切フレーム２０と
は各々下に開いたハット型断面形状に形成されている。
また、フロントフレーム１７とリヤフレーム１８の上面
は、前記上部フロア１の傾斜面Ｍに対応する傾斜面Ｎを
有している。
ーム１８の中途部との間にはメンバとしてのセンタフレ
ーム１９が取り付けられ、このセンタフレーム１９の側
壁からサイドフレームの内側壁に向かって３対のメンバ
としての仕切フレーム２０が各々取り付けられている。
ここで、上記センタフレーム１９と仕切フレーム２０と
は各々下に開いたハット型断面形状に形成されている。
また、フロントフレーム１７とリヤフレーム１８の上面
は、前記上部フロア１の傾斜面Ｍに対応する傾斜面Ｎを
有している。
【００１８】上記センタフレーム１９と仕切フレーム２
０とは、各々前記センタメンバ８及び仕切メンバ９の位
置に対応して設けられ、これらセンタフレーム１９と仕
切フレーム２０及びサイドフレーム１６とフロントフレ
ーム１７とリヤフレーム１８とによって区画されたバッ
テリ１０の載置部１１Ｂが形成されている。
０とは、各々前記センタメンバ８及び仕切メンバ９の位
置に対応して設けられ、これらセンタフレーム１９と仕
切フレーム２０及びサイドフレーム１６とフロントフレ
ーム１７とリヤフレーム１８とによって区画されたバッ
テリ１０の載置部１１Ｂが形成されている。
【００１９】上部フロア１の載置部１１Ａと下部フロア
１３の載置部１１Ｂとでバッテリ１０の載置部１１が構
成されるようになっている。
１３の載置部１１Ｂとでバッテリ１０の載置部１１が構
成されるようになっている。
【００２０】図４に示すようにバッテリ１０は最後部の
２つの載置部１１には各々１個づつ載置され、それ以外
の載置部１１には２個づつ載置されるものであり、各々
が直列に接続されている。
２つの載置部１１には各々１個づつ載置され、それ以外
の載置部１１には２個づつ載置されるものであり、各々
が直列に接続されている。
【００２１】このように構成された下部フロア１３の各
載置部１１Ｂにバッテリ１０が載置された状態で、下部
フロア１３のセンタフレーム１９、サイドフレーム１
６、フロントフレーム１７、リヤフレーム１８、仕切フ
レーム２０の各々が上部フロパネル１のセンタメンバ
８、サイドメンバ５、フロントクロスメンバ６、リヤク
ロスメンバ７、仕切メンバ９にボルト・ナット２１によ
って締め付け固定され、上部フロア１と下部フロア１３
との間に形成された閉じられた空間である載置部１１に
バッテリ１０が格納されている。
載置部１１Ｂにバッテリ１０が載置された状態で、下部
フロア１３のセンタフレーム１９、サイドフレーム１
６、フロントフレーム１７、リヤフレーム１８、仕切フ
レーム２０の各々が上部フロパネル１のセンタメンバ
８、サイドメンバ５、フロントクロスメンバ６、リヤク
ロスメンバ７、仕切メンバ９にボルト・ナット２１によ
って締め付け固定され、上部フロア１と下部フロア１３
との間に形成された閉じられた空間である載置部１１に
バッテリ１０が格納されている。
【００２２】次に、作用について説明する。
【００２３】図１，２に示すように上部フロア１に対し
て下部フロア１３が取り付けられた状態から、バッテリ
１０の交換作業を行なう場合には、先ず上部フロア１の
サイドシル１２にジャッキをかけ車体をジャッキアップ
する。
て下部フロア１３が取り付けられた状態から、バッテリ
１０の交換作業を行なう場合には、先ず上部フロア１の
サイドシル１２にジャッキをかけ車体をジャッキアップ
する。
【００２４】したがって、ジャッキは下部フロア１３に
はかからず、以下に述べる下部フロア１３の下降作業に
何等支障を与えることはない。
はかからず、以下に述べる下部フロア１３の下降作業に
何等支障を与えることはない。
【００２５】次に、ボルト・ナット２１を外して上部フ
ロア１から下部フロア１３を分離し、下部フロア１３を
補助器具等を用いて下降させると、下部フロア１３の各
載置部１１Ｂ上に全バッテリ１０が露出する。よって、
この状態でバッテリ１０を各載置部１１Ｂから外して新
しいものと交換する。このとき、新しいバッテリ１０は
下部フロア１３の載置部１１Ｂに納めるだけで、正確に
位置決めされるため、位置決め作業は極めて簡単なもの
となり、迅速に行うことができる。
ロア１から下部フロア１３を分離し、下部フロア１３を
補助器具等を用いて下降させると、下部フロア１３の各
載置部１１Ｂ上に全バッテリ１０が露出する。よって、
この状態でバッテリ１０を各載置部１１Ｂから外して新
しいものと交換する。このとき、新しいバッテリ１０は
下部フロア１３の載置部１１Ｂに納めるだけで、正確に
位置決めされるため、位置決め作業は極めて簡単なもの
となり、迅速に行うことができる。
【００２６】そして、バッテリ１０の交換を終えたら、
下部フロア１３を上昇させて上部フロア１にボルト・ナ
ット２１により締め付け固定すれば、バッテリ交換作業
は終了する。
下部フロア１３を上昇させて上部フロア１にボルト・ナ
ット２１により締め付け固定すれば、バッテリ交換作業
は終了する。
【００２７】ここで、下部フロア１３と上部フロア１と
は、下部フロア１３の傾斜面Ｎが上部フロア１の傾斜面
Ｍに前後で当接するため、下部フロア１３を上部フロア
１に取り付けた際に両者の位置決めが正確になされると
共に前後面衝突時において慣性力により下部フロア１３
が上部フロア１に対して変位するのを防止できる。
は、下部フロア１３の傾斜面Ｎが上部フロア１の傾斜面
Ｍに前後で当接するため、下部フロア１３を上部フロア
１に取り付けた際に両者の位置決めが正確になされると
共に前後面衝突時において慣性力により下部フロア１３
が上部フロア１に対して変位するのを防止できる。
【００２８】また、バッテリ１０を搭載した状態でバッ
テリ１０の周囲は下部フロア１３のサイドフレーム１
６、フロントフレーム１７、リヤフレーム１８及びこれ
らサイドフレーム１６、フロントフレーム１７、リヤフ
レーム１８に取り付けられる上部フロア１のサイドメン
バ５、フロントクロスメンバ６、リヤクロスメンバ７に
囲まれるため、側面衝突時等において、バッテリ１０を
保護することができる。
テリ１０の周囲は下部フロア１３のサイドフレーム１
６、フロントフレーム１７、リヤフレーム１８及びこれ
らサイドフレーム１６、フロントフレーム１７、リヤフ
レーム１８に取り付けられる上部フロア１のサイドメン
バ５、フロントクロスメンバ６、リヤクロスメンバ７に
囲まれるため、側面衝突時等において、バッテリ１０を
保護することができる。
【００２９】そして、各バッテリ１０は上部フロア１と
下部フロア１３とで形成された閉じられた空間である載
置部１１に収納されることとなるため、遮音効果が向上
すると共に、車両衝突時等に万一バッテリ１０に液洩れ
が生じても各載置部１１内でこれを食い止め、車室内の
みならず車室外へのバッテリ液の流出を阻止することが
でき、安全性を高めることができる。
下部フロア１３とで形成された閉じられた空間である載
置部１１に収納されることとなるため、遮音効果が向上
すると共に、車両衝突時等に万一バッテリ１０に液洩れ
が生じても各載置部１１内でこれを食い止め、車室内の
みならず車室外へのバッテリ液の流出を阻止することが
でき、安全性を高めることができる。
【００３０】加えて、上部フロア１の下部に下部フロア
１３を取り付けて二重フロア構造にし、下部フロア１３
の全面にわたってバッテリ１０を載置したため、車体の
強度・剛性を高めることができると共に、マス分布が偏
らず音振性を向上でき、車体重量バランスに悪影響を与
えることがなくなる。
１３を取り付けて二重フロア構造にし、下部フロア１３
の全面にわたってバッテリ１０を載置したため、車体の
強度・剛性を高めることができると共に、マス分布が偏
らず音振性を向上でき、車体重量バランスに悪影響を与
えることがなくなる。
【００３１】尚、この発明は上記実施例に限られるもの
ではなく、例えば、下部フロア１３の仕切フレーム２０
の高さを大きくし、上部フロア１の仕切メンバ９を廃止
し、仕切フレーム２０を上部フロア１のパネル本体２に
取り付けるようにしても良い。
ではなく、例えば、下部フロア１３の仕切フレーム２０
の高さを大きくし、上部フロア１の仕切メンバ９を廃止
し、仕切フレーム２０を上部フロア１のパネル本体２に
取り付けるようにしても良い。
【００３２】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、例えば、バッテリを搭載する場合には下部フロパネ
ルのメンバによって区画された載置部にバッテリをセッ
トして、下部フロアを上部フロアに取り付ければ良いた
め、バッテリを簡単に位置決めして容易に搭載作業を行
なうことができるという効果がある。
ば、例えば、バッテリを搭載する場合には下部フロパネ
ルのメンバによって区画された載置部にバッテリをセッ
トして、下部フロアを上部フロアに取り付ければ良いた
め、バッテリを簡単に位置決めして容易に搭載作業を行
なうことができるという効果がある。
【００３３】また、下部フロアが上部フロアに取り付け
られた状態でバッテリの周囲は下部フロアのフレームに
よって取り囲まれているため、バッテリを側面衝突等か
ら保護することができるという効果がある。
られた状態でバッテリの周囲は下部フロアのフレームに
よって取り囲まれているため、バッテリを側面衝突等か
ら保護することができるという効果がある。
【００３４】そして、上部フロアと下部フロアとで二重
フロア構造を形成しているため車体の強度・剛性が高ま
るという効果もある。
フロア構造を形成しているため車体の強度・剛性が高ま
るという効果もある。
【図１】この発明の実施例の図２のＡ−Ａ線に沿う断面
図。
図。
【図２】この発明の実施例の要部側面図。
【図３】上部フロアの分解斜視図。
【図４】バッテリの配置図。
【図５】下部フロアの分解斜視図。
１…上部フロア １１Ｂ…載置部 １３…下部フロア １６…サイドフレーム（フレーム） １７…フロントフレーム（フレーム） １８…リヤフレーム（フレーム） １９…センタフレーム（メンバ） ２０…仕切フレーム（メンバ）
Claims (1)
- 【請求項１】 上部フロアの下位に、この上部フロアと
は分割した下部フロアを有する電気自動車のフロア構造
であって、下部フロアには、格子状に配置されたメンバ
によってバッテリの載置部が隔成され、この載置部の周
囲には上部フロアの下位に着脱可能なフレームが設けら
れてなることを特徴とする電気自動車のフロア構造。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00886393A JP3324172B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 電気自動車のフロア構造 |
| US08/185,355 US5501289A (en) | 1993-01-22 | 1994-01-24 | Floor structure of electric vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00886393A JP3324172B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 電気自動車のフロア構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06219336A true JPH06219336A (ja) | 1994-08-09 |
| JP3324172B2 JP3324172B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=11704539
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00886393A Expired - Fee Related JP3324172B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 電気自動車のフロア構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3324172B2 (ja) |
Cited By (26)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0858617A (ja) * | 1994-08-23 | 1996-03-05 | Kankyocho Kokuritsu Kankyo Kenkyusho | 電気自動車用シャーシフレーム |
| JPH08188096A (ja) * | 1994-08-25 | 1996-07-23 | Kankyocho Kokuritsu Kankyo Kenkyusho | 自動車のバンパー取付構造 |
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| JP2004345611A (ja) * | 2003-05-26 | 2004-12-09 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 車体フレーム構造 |
| JP2009105007A (ja) * | 2007-10-25 | 2009-05-14 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 電気自動車用バッテリートレイ |
| KR20110112437A (ko) * | 2009-02-24 | 2011-10-12 | 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 | 배터리 탑재 구조 |
| JP2012106737A (ja) * | 2012-01-13 | 2012-06-07 | Mitsubishi Motors Corp | 電気自動車のバッテリー固定構造 |
| JP2013193686A (ja) * | 2012-03-22 | 2013-09-30 | Fuji Heavy Ind Ltd | 自動車 |
| US8561743B2 (en) | 2009-02-24 | 2013-10-22 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vehicle battery mounting structure |
| WO2014203782A1 (ja) * | 2013-06-21 | 2014-12-24 | 帝人株式会社 | 熱可塑性樹脂部材で形成されたモノコック構造の車体 |
| CN104908566A (zh) * | 2015-04-14 | 2015-09-16 | 浙江吉利汽车研究院有限公司 | 电动汽车电池包安装结构 |
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