JPH06218293A - 穀物検査装置 - Google Patents

穀物検査装置

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JPH06218293A
JPH06218293A JP1158893A JP1158893A JPH06218293A JP H06218293 A JPH06218293 A JP H06218293A JP 1158893 A JP1158893 A JP 1158893A JP 1158893 A JP1158893 A JP 1158893A JP H06218293 A JPH06218293 A JP H06218293A
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JP
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grain
cylinder
particles
thrower
sized particles
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Application number
JP1158893A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Itatsu
義博 井龍
Hiroshi Aizawa
博 相澤
Toshiyuki Matsumoto
松本  俊行
Kenji Ueno
健二 上野
Daisaku Fukunaga
大三公 福永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 自主検定装置から粒径評価装置への整粒移送
による選別処理の円滑化をはかる。 【構成】 自主検定装置Aと粒径評価装置Bとの間に整
粒を移送する排出スロワ3を設け、粒径評価装置の揚上
スロワ24の排出側に設ける切替シュート26を上段側
選別筒21L,21Rに切り替え供給可能にのぞませ、
各粒選別筒21,22の正逆転連動によって漏下穀粒と
内部残粒とを選別すべく設け、粒径選別装置Bの粒選別
筒21の正転指令は自主検定装置Aの計量器10のシャ
ッタ10aの開指令信号とともに、粒選別筒9からの整
粒排出のためのシャッタ12開から所定時間T2経過後
に出力され、粒径選別装置Bの粒選別筒21の逆転指令
並びに下段粒選別筒22の正転指令は粒選別筒21の正
転運転時間の終了から所定時間T3経過後に出力される
よう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、穀物検査装置に関す
るものであって、共同穀物調製施設等に利用しうる。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】荷受時に
穀物品位や食味を判定し、所定品位乃至食味毎に仕分け
て後処理しようとするため、従来食味に相関の高い粒径
について分析すべく粒径評価装置を自主検定装置の後に
接続している。ところで、従来は自主検定処理即ち、サ
ンプルの脱ぷ及び屑粒・整粒選別を終えて、粒径評価装
置への整粒移動を確認して当該整粒の大・中・小区分け
を開始しようとしていたため、サンプル処理時間が多大
であった。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の欠点
を解消しようとし、次の技術的手段を講じた。即ち、サ
ンプリング籾を受けて脱ぷ処理と粒選別処理とを行ない
ながら屑粒と整粒とに分離選別し夫々の重量を計量する
自主検定装置Aと、上下複数段に配設された粒選別筒2
1,22によって整粒を複数段階に分離選別し夫々の重
量を計量する粒径評価装置Bと、籾・屑粒・大小整粒を
仕分けて袋詰めするパック装置Cとを有し、自主検定装
置Aと粒径評価装置Bとの間に整粒を移送する排出スロ
ワ3を設け、上記粒選別筒21,22はそれぞれ左右一
対宛設けられ、整粒を供給する揚上スロワ24の排出側
に設ける切替シュート26を上段側選別筒21,21に
切り替え供給可能にのぞませ、各粒選別筒21,22の
正逆転連動によって漏下穀粒と内部残粒とを選別すべく
設けてある穀物検査装置において、粒径選別装置Bの粒
選別筒21の正転指令は自主検定装置Aの計量器10の
シャッタ10aの開指令信号とともに、粒選別筒9から
の整粒排出のためのシャッタ12開から所定時間T2
過後に出力され、粒径選別装置Bの粒選別筒21の逆転
指令並びに下段粒選別筒22の正転指令は粒選別筒21
の正転運転時間の終了から所定時間T3経過後に出力さ
れるよう制御部Dを構成してある穀物検査装置の構成と
する。
【0004】
【発明の作用及び効果】サンプル籾は先ず自主検定装置
Aによって脱ぷ選別処理され、整粒と屑粒とが計量器1
0にて夫々計量される。整粒と屑粒とは夫々別々に排出
スロワ3によって粒径評価装置Bの粒選別筒21に至
る。ここで、整粒を受けて処理すべき粒選別筒21は前
記粒選別筒9からのシャッタ12開から所定時間T2
過後に正転出力されるもので、整粒の排出移送と相俟っ
て粒径評価のための選別が順次的に行なわれることとな
り、複数サンプルの処理に有利である。
【0005】また、粒径選別装置Bの粒選別筒21の逆
転指令並びに下段粒選別筒22の正転指令は粒選別筒2
1の正転運転時間の終了から所定時間T3経過後に出力
されることが上記と相俟って一層粒径評価装置の選別処
理が円滑となる効果ががある。
【0006】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。玄米品位測定装置は、自主検定装置A,粒径評価装
置B,及びパック装置Cからなる。このうち、自主検定
装置Aは次の構成である。該装置Aの背面側には図外テ
スト乾燥機によって乾燥処理された籾を受けて所定に配
分し、その一方を装置内籾計量部2に供給し他を同じく
装置A内に設ける排出スロワ3に供給すべく分配機構を
備えた供給部4を設ける。供給部4の上記排出スロワ3
への籾通路4aには2個所に待機シャッタ4b,4cを
配設し、複数荷受に対応できる構成としている。
【0007】装置A内部には上部側から供給スロワ5排
出口にのぞむホッパ6、該ホッパ6直下にあって一対の
脱ぷロール7,7を有する脱ぷ部8、左右2連に設けら
れ脱ぷ粒の供給を受けて屑米と整粒とに分離する粒選別
筒9L,9R、屑粒又は整粒の各々を計量する計量器1
0等からなる。尚、左右粒選別筒9L,9Rはいずれも
同じ目合いG1に構成され、脱ぷ部8から切替シュート
11を介して何れか一方に案内される構成で、2荷口に
対応できる構成である。なお、この切替シュート11は
左右の各粒選別筒9L,9R入り口のホッパ部9a,9
bにのぞむほか中立位置では還元通路13にのぞみ、前
記供給スロワ5に戻されて再度籾摺される構成である。
該還元通路13途中の開閉弁13aは新たな供給籾との
混在を防止するために設けるものである。
【0008】上記各粒選別筒9L,9R下方には集合ホ
ッパに形成されたシャッタ12,12を配設し当該筒か
ら漏下する屑粒を受けて一旦集合させることができる。
又粒選別筒9L,9Rは逆転可能に構成され筒の外周部
長手方向に沿わせて形成する開閉間隙部から残留する整
粒を排出できる構成としている。粒径評価装置Bは、自
主検定装置Aの排出スロワ3から排出される整粒を3ラ
ンクに仕分け選別するもので、上部左右の粒選別筒21
L,21R、及び下部左右の粒選別筒22L,22R、
仕分け選別された各ランクの粒重量を計量する計量器2
3等からなる。前記排出スロワ3にホッパ等を介して接
続される揚上スロワ24からの整粒はホッパ25に受け
られ、切替シュート26で左右いずれかの系列に供給さ
れる構成としている。即ち、上下一対の粒選別筒21,
22で整粒を3ランクに仕分けできる形態であり、上段
側粒選別筒21の目合いG2(>粒選別筒9の目合いG
1)を下段粒選別筒22の目合いG3より小さく設定
し、上段側粒選別筒21で大小に選別しこの目合いから
漏下しないで後記の筒逆回転によって排出される粒を排
出下段粒選別筒22で受けてさらに大小に選別する構成
である(G1<G2<G3)。
【0009】これら上下粒選別筒21,22との間には
夫々ベルトコンベア27を設ける。これを駆動するモー
タ28は正逆転可能とし正転駆動状態では上段粒選別筒
21から漏下する粒を受けて後方のホッパ29に排出し
うるものとしている。コンベア27を逆転連動するとき
は、筒の逆回転によってこの筒21内から排出される残
留粒を受けて前方のホッパ30に排出させる構成であ
る。尚ホッパ30は下段粒選別筒22に設けられて排出
口を選別筒22内部にのぞませている。後方ホッパ29
は底部に待機シャッタ29a(及び29b)を、下段粒
選別筒22下方のホッパ部は底部に左右夫々独立に開閉
可能なシャッタ22a,22bを有して、いずれも上記
計量器23用ホッパ31に連通するものである。尚、上
記上・下段粒選別筒21,22、ベルトコンベア27、
ホッパ29,30、待機シャッタ29a等は各々左右一
対宛設けられる。符号は左又は右につき夫々L又はRを
付し,又はa,bを付してある。
【0010】32,32…は上段粒選別筒21L,21
Rそれぞれに配設する供給ホッパで前記切替シュート2
6にのぞみうる。33はこれら供給ホッパ32,32…
間に配設する籾・屑粒用ホッパで、同様に切替シュート
26にのぞむものである。34は上記籾・屑粒用ホッパ
33下方に連設される待機ボックスで、上下複数段に構
成すべく上下に長い空間部を7枚のスライドシャッタ3
5,35…で仕切るものである。この待機ボックス34
及びスライドシャッタ35,35…は、左右の一方側ヒ
ンジ部36中心に開閉できる前面扉37に設けられる。
すなわち、複数の平面視コ型枠34a,34a…を若干
の隙間を空け上下にわたり背板34bに取付け、これを
前面扉37の内側略中央において、閉じると最上部のホ
ッパ部34cが前記籾・屑粒用ホッパ33下方にのぞ
み、かつ最下部のシュート部34dが排出用スロワ38
の入り口ホッパ39に連通すべくボルト止めする。
【0011】前記計量器23用ホッパ31も上記シュー
ト部34d同様に入り口ホッパ39に連通する構成とし
ている。40,40…は各粒選別筒21,22を正逆転
連動するモータである。42は図外補強桟に固定される
座板で、粒選別筒21,22の回転軸端を支持し、ある
いは各選別筒への入口ホッパ30,32を支持しうる。
【0012】パック装置Cは上記排出用スロワ38にて
揚上される籾・屑粒・小整粒・中整粒・大整粒を区分け
して成形した透明フィルム43に順次収容させるもので
あり、該スロワ38上端に接続するシュート44、ホッ
パ45、フィルム用繰出ロール46やガイド部材47を
有するフィルム繰出機構48、左右端部溶着機構49、
仕切部溶着機構50等からなる。51はプリンタであ
る。
【0013】前記自主検定装置Aの機枠には制御盤Dを
設け、電源スイッチ52,開始スイッチ53を配設する
ほか、荷受人コードや品種,受入れ年月日等を予め設定
入力できる数値キー54等を備え、自主検定装置A,粒
径評価装置B,パック装置Cの駆動各部を一連に運転制
御すべくモータ等に駆動指令信号を出力できる構成とし
ている。
【0014】即ち、電源スイッチ52投入後の運転状態
は図4のタイムチャートに示すとおりであり、最初の
(第1の)サンプル籾を供給部4に供給して後の回転選
別筒や各部シャッタ等の動きは図中右上がり斜線部で示
し、第2のサンプル籾を投入したときの各部運転状態等
は黒塗部、第3のサンプル籾を投入したときの各部運転
状態等は左上がり斜線部で示している。
【0015】又、自主検定装置Aの籾重量及び整粒,屑
粒各選別結果重量値と歩留率、粒径評価装置Bの小・中
・大各整粒重量値及びこれらから算出される粒径評価値
は、上記荷受人コード,品種,受入れ年月日等と共に前
記プリンタ51にて伝票55に出力印字され、所定の整
粒内に同時にパックされる構成としている。上例の作用
について説明する。
【0016】電源スイッチ52を投入すると、所定時間
1前処理運転が行なわれる。すなわち、自主検定装置
A,粒径評価装置Bの各シャッタ類は「開」に連動し、
切替シュート4,26を夫々中立位置に復帰させてお
き、残粒がすべてパック装置Cに集合できるようにな
し、評価精度の誤りを防ぐことができる。上記の準備を
終えて、荷受籾を一部サンプリングして図外テスト乾燥
機で乾燥処理後の籾は自主検定装置Aの供給部4に送ら
れる。ここで所定量の籾は供給スロワ5に送られ、残り
は分配機構部に一時貯留される。供給スロワ5内の籾は
計量後脱ぷ部8に至り脱ぷ処理される。
【0017】前記前処理運転の行なわれる間に第1サン
プル籾を供給部4へ投入すると、略規定量が計量ホッパ
2に流下し、余りは籾通路4aのシャッタ4b,4c開
状態部を通過して、排出スロワ3から粒径評価装置B内
に入り、ホッパ25、切替シュート26、待機ボックス
34,34…、排出用スロワ38等を経由してパック装
置C内に入り、待機するフィルム成型の袋内に投入され
る。
【0018】自主検定装置に入った第1サンプルの籾
は、計量後供給スロワ5を経て脱ぷ部8に至り、2度脱
ぷ処理される。脱ぷされた玄米は切替シュート11にて
空いている粒選別筒9L側に供給されて整粒と屑粒とに
分離される。先ず、選別筒9L正転で漏下する屑粒がシ
ャッタ12の開作動によって計量器10に至って計量さ
れる。計量器シャッタ10aが開くと、計量された屑粒
は排出スロワ3にて粒径選別装置Bに至り、このシャッ
タ10a開と同時に粒選別筒9Lは所定時間逆転し前記
シャッタ12の再開動作によって整粒が計量器10にて
計量され、屑粒同様にスロワ3で粒径選別装置Bに移さ
れる。つまり粒選別筒9の正回転で、目合いから屑粒が
漏下しシャッタ12上に集合される。予め設定した選別
時間が経過すると粒選別筒9は逆転連動される。その間
シャッタ12は開いており屑粒の排出と計量が行なわれ
る。粒選別筒9の逆転で内部残留の整粒が間隙部から漏
下しシャッタ12上に堆積される。屑粒が計量器10か
ら排出スロワ3に移行する頃を見計らいシャッタ12が
開く。整粒重量が同様に計量され、排出スロワ3で粒径
評価装置B側に移される。制御部Dはこれら各計量値及
び籾の計量値とから歩留率を算出し記憶する。尚、上記
自主検定動作の入る前には制御部Dの入力部から荷受人
コード、品種、荷受年月日等が入力される。
【0019】切替シュート26は屑粒排出時は中立位置
にあってこれを最下段に付設の待機ボックス(スライド
シャッタ35閉)34に受けて待機させるが、整粒排出
時は粒選別筒21Lへ供給可能な状態に切り替わってい
る。さて、粒選別筒21Lは計量器シャッタ10aの整
粒排出のための開信号を受けて正転しており、併せてコ
ンベア27Lを正転してこの選別筒21から漏下する整
粒のうちの小整粒を受けて移送する。この選別筒21L
の逆転指令は選別筒21Lの正転終了後所定時間経過し
たのちを見計らい実行されるが、同時にコンベア27L
も逆転し、かつ下段の粒選別筒22Lも正転を始める。
【0020】上記の小整粒はホッパ29Lに一旦溜めら
れるが、底部の待機シャッタ29aが開いて計量器23
ホッパ31に排出できる。下段の粒選別筒22Lが正転
すると、そこから漏下する中整粒はシャッタ22aが閉
じているためその上部に溜り、その終了と共にシャッタ
22aが開いてこの中整粒は計量器23部に至る。粒選
別筒22Lの正転終了後所定時間経過によって逆転に移
り、大整粒の排出が行なわれ、同様にシャッタ22a上
に溜め一挙にこれを開いて計量器23に移すものであ
る。
【0021】自主検定装置Aによる脱ぷ選別が進み、前
記屑粒が計量された後から上記粒径評価装置Bの大整粒
排出までの間で、屑粒−小整粒−中整粒−大整粒はこの
順にホッパ39に至り排出スロワ38をもってパック装
置Cに送られ、袋詰め処理される。そのタイミング及び
待機ボックスのシャッタの開閉制御順は図4のタイムチ
ャートに示すとおりである。
【0022】第1サンプルが粒選別筒9Lで選別作用を
受けている途中、第2サンプルの籾が投入され、脱ぷの
後粒選別筒9Rで選別処理される。該粒選別筒9Rによ
り選別分離される第2サンプルの屑粒・整粒の計量器1
0への排出は粒選別筒21Lが正転して第1サンプルを
選別する行程と平行して行なわれる。こうして第2サン
プルの整粒の小・中・大選別は選別筒21R及び22R
をもって行なわれる。
【0023】なお、パック装置Cへの籾・屑粒の供給は
途中待機ボックス34で受けてシャッタの開閉に伴い順
次ホッパ39,排出スロワ38を介して行なわれるが、
籾−屑粒−小整粒−中整粒までをパック詰めするに必要
時間は第1サンプルを投入してこれらが袋詰めされるに
必要な時間よりも短縮されている。粒選別筒9,21,
22で選別される時間がそのまま必要な第1サンプル
と、第1サンプルを処理する行程で並行して処理される
第2サンプルの必要時間との相異による。
【0024】上記のように、粒径選別装置Bの粒選別筒
21及びコンベア27の正転指令は自主検定装置Aの計
量器10のシャッタ10aの開指令信号とともに、粒選
別筒9からの整粒排出のためのシャッタ12開から所定
時間T2経過後に出力され、粒径選別装置Bの粒選別筒
21及びコンベア27の逆転指令並びに下段粒選別筒2
2の正転指令は粒選別筒21の正転運転時間の終了から
所定時間T3経過後に出力される。
【0025】分配機構部に一時貯留された籾は上記自主
検定が行なわれる間に排出スロワ3部に送られ、更に粒
径評価装置Bの揚上スロワ24,切替シュート26,籾
・屑粒用ホッパ33を経て待機ボックス34に送られて
待機する。切替シュート26は引き続き排出スロワ3か
ら排出される屑粒を待機ボックス34に供給案内するま
で籾・屑粒用ホッパ33上部にのぞませている。尚、先
の籾はスライドシャッタ35の開閉制御によって次段の
空間部に移って混在を防止することができる。
【0026】自主検定装置Aから整粒が送られるに際
し、切替シュート26は上段粒選別筒21の左右供給ホ
ッパ32のうちいずれか空いている方のホッパに切替ら
れる。整粒(玄米)は粒選別筒21の正回転で目合いG
2から漏下する小整粒と以外の整粒とに分けられる。そ
の間ベルトコンベア27は後方に向け駆動され、漏下す
る小整粒を移送し、ホッパ29に排出する。この後計量
器23用ホッパ31に至りその重量が計量される。所定
の選別時間が経過すると選別筒21は逆転連動され、ベ
ルトコンベア27も逆側移送に切替られる。即ち、上記
小整粒以外の整粒が選別筒21から排出され該コンベア
27によって下段粒選別筒22に至る。ここでは正転連
動によって目合いG3から中整粒と筒内に残る大整粒と
に分けられる。中整粒は計量器23用ホッパ31に流下
し計量される。次いで選別筒22を逆転連動すると、大
整粒が排出されホッパ31に至り、計量される。
【0027】前記小整粒の計量、及び後の中・大整粒の
計量とは夫々重なり合わないように計量タイミングをず
らせて設定し、先の計量が終って排出用スロワ38で排
出されてから行なわれる。尚、この排出スロワ38は、
整粒の排出にさきがけて待機ボックス34内の籾・屑粒
も後続のパック装置Cに向けて排出移送する。粒径評価
は例えば次のように行なわれる。仮に目合いG2から漏
下する小整粒の評価係数をP1、同様に目合いG3から
漏下する中整粒をP2、下段粒選別筒22内に残る大整
粒をP3とする(P1<P2<P3で、値の大な方が評
価値高い)。次ぎにこれら各小・中・大整粒の各重量を
W1,W2,W3とする。品位評価値Pxは、 Px=(W1P1+W2P2+W3P3)/W (W=W1+W2+W3) で求められる。この評価値Pxより、ランクA,B,C
のいずれに属するかを決定するものである。尚、ランク
AはPx≧Paのとき、ランクBはPa>Px≧Pbの
とき、ランクCはPx<Pbのときである(Pa及びP
bは予め設定した値)。
【0028】パック装置Cでは、繰出ロール46から繰
り出されるフィルム43を、先ず左右端部を中央部で重
ね合わせて溶着し、仕切部溶着機構50で仕切を形成す
る。スロワ38,ホッパ45を経由して、同一荷受人の
籾・屑粒・小整粒・中整粒・大整粒の順に受入れ各間を
仕切部溶着機構50の作動で仕切形成しながら、縦長い
連続袋詰め状態で所定収容場所に送られる。尚、前記制
御部Dに入力されたデータ、即ち荷受人コード、品種、
歩留率、品位ランク等を表示する伝票がプリンタ51に
て印字出力され区分け袋詰めされる整粒のいずれかに同
時封入される構成としている。
【0029】以上のように、自主検定装置Aで選別分離
された整粒(玄米)の品位を粒径評価によって行ない、
いずれのランクに属するかが決定される。種々の外観品
位のうち粒径を上げれば一般に粒径の大なる方が良食味
であるとされ、粒径分布を知ってその重量割合を勘案し
ながら品位評価するものであるから、品種等との組合せ
で製品玄米の差別化に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体正面図である。
【図2】その一部の側面図である。
【図3】同背面図である。
【図4】タイムチャートである。
【符号の説明】
A 自主検定装置 B 粒径評価装置 C パック装置 D 制御部 3 排出スロワ 21,22 粒選別筒 23 計量器 24 揚上スロワ 25 ホッパ 26 切替シュート 27 ベルトコンベア 30 ホッパ 32,32 供給ホッパ 33 籾・屑粒用ホッパ 34 待機ボックス 34a コ型枠 34b 背板 34c ホッパ部 34d シュート部 35 スライドシャッタ 36 ヒンジ部 37 前面扉 38 排出用スロワ 39 入り口ホッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 健二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 福永 大三公 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプリング籾を受けて脱ぷ処理と粒選
    別処理とを行ないながら屑粒と整粒とに分離選別し夫々
    の重量を計量する自主検定装置Aと、上下複数段に配設
    された粒選別筒21,22によって整粒を複数段階に分
    離選別し夫々の重量を計量する粒径評価装置Bと、籾・
    屑粒・大小整粒を仕分けて袋詰めするパック装置Cとを
    有し、自主検定装置Aと粒径評価装置Bとの間に整粒を
    移送する排出スロワ3を設け、上記粒選別筒21,22
    はそれぞれ左右一対宛設けられ、整粒を供給する揚上ス
    ロワ24の排出側に設ける切替シュート26を上段側選
    別筒21,21に切り替え供給可能にのぞませ、各粒選
    別筒21,22の正逆転連動によって漏下穀粒と内部残
    粒とを選別すべく設けてある穀物検査装置において、粒
    径選別装置Bの粒選別筒21の正転指令は自主検定装置
    Aの計量器10のシャッタ10aの開指令信号ととも
    に、粒選別筒9からの整粒排出のためのシャッタ12開
    から所定時間T2経過後に出力され、粒径選別装置Bの
    粒選別筒21の逆転指令並びに下段粒選別筒22の正転
    指令は粒選別筒21の正転運転時間の終了から所定時間
    3経過後に出力されるよう制御部Dを構成してある穀
    物検査装置。
JP1158893A 1993-01-27 1993-01-27 穀物検査装置 Pending JPH06218293A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1158893A JPH06218293A (ja) 1993-01-27 1993-01-27 穀物検査装置

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