JP2000198520A - 揚穀計量機 - Google Patents

揚穀計量機

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JP2000198520A
JP2000198520A JP10377592A JP37759298A JP2000198520A JP 2000198520 A JP2000198520 A JP 2000198520A JP 10377592 A JP10377592 A JP 10377592A JP 37759298 A JP37759298 A JP 37759298A JP 2000198520 A JP2000198520 A JP 2000198520A
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grain
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frying
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JP10377592A
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English (en)
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Kenzo Kawashima
謙蔵 川島
Etsuo Hasumi
悦雄 蓮見
Seizo Kawashima
誠蔵 川島
Hisao Itabashi
久雄 板橋
Toshiyuki Abe
敏行 阿部
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Tiger Kawashima Co Ltd
Original Assignee
Tiger Kawashima Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揚穀計量機をその揚穀能力を生かして穀粒の
計量袋詰めの用途以外にも用いることができるように
し、その使用範囲を拡大することができる揚穀計量機を
提供する。 【解決手段】 内部に揚穀手段20が配設された揚穀筒
体3の前壁面の上方部位に設けられた放出孔15に傾斜
導出管31を介して流路切換板33を有する二股状の分
岐管32を連接し、分岐管32の第1の出口32aを揚
穀筒体3の前壁面に取り付けられた貯留タンク6に連通
するとともに第2の出口32bを機外に通ずる排出配管
35に連通する。分岐管32の流路切換板33をレバー
34により切換操作することによって、揚穀手段20に
より揚穀され放出孔15から放出される穀粒を貯留タン
ク6と排出配管35のいずれかへ選択的に移送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、米穀等の穀粒を揚
穀して計量袋詰めする揚穀計量機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の米穀等の穀粒の揚穀計量機は、図
5に図示するように、揚穀筒体103、穀粒を受け入れ
るために揚穀筒体103の下方部位に設けられた供給ホ
ッパー104、供給される穀粒を揚穀するために揚穀筒
体103内に配設された揚穀手段120、揚穀された穀
粒を一時的に貯留するための貯留タンク105、および
貯留タンク105の下方に設置された計量器108を備
えており、計量袋詰めする穀粒は、供給ホッパー104
から揚穀筒体103内に供給され、揚穀手段120によ
り上方へ移送された後、貯留タンク106内に一時的に
貯留される。そして、穀粒袋110への穀粒の袋詰め
は、穀粒袋110を計量器108上に載置して、貯留タ
ンク105の排出口106に設けられたシャッターを開
閉することにより行なわれ、排出口106から排出され
る穀粒を穀粒袋110内に収納し、穀粒の重量を計量器
108で計測することにより、所定量の穀粒の計量袋詰
めを行なっている。
【0003】この種の揚穀計量機101は、精米機や選
別機等と組み合わせて用いられることが多く、例えば、
横型選別機により選別された穀粒(整粒)を計量袋詰め
する場合には、図5に図示するように、揚穀計量機10
1と横型選別機130を組み合わせ、揚穀計量機101
の供給ホッパー104を横型選別機130において選別
された穀粒(整粒)を排出する排出口133の下方に位
置するように配置し、横型選別機130の供給部131
から供給される穀粒を選別筒132により選別して、屑
粒を屑粒排出口134を介して機外へ放出するとともに
選別された穀粒(整粒)を排出口133から揚穀計量機
101の供給ホッパー104へ送り込むようにしてい
る。
【0004】また、穀粒を整粒と屑粒に選別し、屑粒を
屑粒排出口を介して機外へ放出するするとともに整粒を
揚穀して貯留タンクに一時的に貯留し、整粒を適宜計量
袋詰めすることができる縦型選別機も知られており、こ
の縦型選別機により機外へ放出される屑粒を計量袋詰め
しようとする場合には、揚穀計量機の供給ホッパーを縦
型選別機の屑粒排出口の下方に位置付け、屑粒排出口か
ら放出される屑粒を揚穀計量機の供給ホッパーから受け
入れて、これを揚穀して計量袋詰めすることも行なわれ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の揚穀
計量機においては、前述したように選別機により選別さ
れた穀粒や精米機により精米された米穀等を供給ホッパ
ーから受入れ、これらの穀粒を揚穀して貯留タンクに貯
留した後に、適宜計量袋詰めすることにのみ使用され、
この揚穀計量機を計量袋詰め以外の他の用途に用いるこ
とはできなかった。すなわち、従来の揚穀計量機は、そ
の内部にバケットコンベア等の揚穀手段を備え、穀粒を
上方へ移送する揚穀能力を有しているけれども、計量袋
詰め以外の用途には用いることができず、その使用範囲
が特定されていた。そのために、揚穀計量機の有する揚
穀能力を用いて、計量袋詰め以外の他の用途、例えば、
穀粒等を上方へ移送して次工程のなんらかの処理装置へ
送り込むことができるようにすることにより、揚穀計量
機の使用範囲を拡大することが望まれていた。
【0006】そこで、本発明は、上述の従来技術の有す
る未解決の課題に鑑みてなされたものであって、揚穀計
量機をその揚穀能力を生かして穀粒の計量袋詰めの用途
以外にも用いることができるようにし、その使用範囲を
拡大することができる揚穀計量機を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の揚穀計量機は、下方部位および上方部位に
それぞれ供給孔と放出孔が設けられかつ内部に揚穀手段
が配設された揚穀筒体と、前記揚穀筒体の前記供給孔に
連通するように前記揚穀筒体に取り付けられた穀粒を供
給するための供給ホッパーと、前記揚穀筒体の前記放出
孔に連通するように前記揚穀筒体に取り付けられた穀粒
を一時的に貯留するための貯留タンクとを備えた揚穀計
量機において、前記揚穀筒体の前記放出孔に流路切換板
を有する分岐管を接続し、該分岐管の一方の第1の出口
を前記貯留タンクに連通するとともに他方の第2の出口
を排出配管に連通してなり、前記分岐管の流路切換板の
切換えにより、前記揚穀手段により揚穀され前記放出孔
から放出される穀粒を前記貯留タンクと前記排出配管の
いずれかへ選択的に移送しうるように構成したことを特
徴とする。
【0008】本発明の揚穀計量機においては、前記分岐
管の流路切換板の切換えを前記分岐管の外部に設けたレ
バーにより行なうように構成することが好ましく、さら
に、前記貯留タンクに設けられた開閉可能な排出口の下
方に計量器を設置してあることが好ましい。
【0009】
【作用】本発明の揚穀計量機によれば、揚穀筒体の放出
孔に流路切換板を有する分岐管を接続し、分岐管の一方
の第1の出口を貯留タンクに連通するとともに他方の第
2の出口を排出配管に連通してなり、分岐管の流路切換
板の切換えによって、揚穀手段により揚穀され放出孔か
ら放出される穀粒を貯留タンクと排出配管のいずれかへ
選択的に移送することができることにより、揚穀計量機
を、計量袋詰めの用途だけでなく、揚穀することにより
種々の処理装置へ穀粒を移送する用途にも併用すること
ができ、揚穀計量機の利用範囲を拡大することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0011】図1は、本発明の揚穀計量機を前方からみ
た斜視図であり、図2は、本発明の揚穀計量機の揚穀筒
体を一部破断して示す概略的な斜視図であり、図3の
(a)および(b)は、本発明の揚穀計量機の揚穀筒体
の下方部分の概略的な斜視図であり、図4の(a)は、
本発明の揚穀計量機の上方部分の概略的な斜視図であ
り、同(b)は、(a)におけるA−A線に沿って分岐
管を破断して示す断面図である。
【0012】本発明の揚穀計量機1は、図1および図2
に図示するように、機台2に立設されかつ内部に揚穀手
段20を配設した揚穀筒体3、米穀等の穀粒を供給する
ために揚穀筒体3の後壁面の下方に取り付けられた供給
ホッパー4、揚穀された穀粒を一時的に貯留するために
揚穀筒体3の前壁面の上方に取り付けられた貯留タンク
6、および貯留タンク6の下方に配設された計量器8を
備え、さらに、揚穀筒体3の下方で供給ホッパー4に対
向するように前壁面に第2の供給ホッパー5が着脱自在
に装着されるとともに、揚穀された穀粒を機外の他の部
位へ排出するための排出配管35が揚穀筒体3の上方部
において貯留タンク6に隣接するように配設されてい
る。
【0013】揚穀筒体3において、図2および図3に図
示するように、その後壁面の下方に供給ホッパー4に連
通するように供給孔12が設けられ、前壁面の下方に
は、供給孔12に相対向して第2の供給ホッパー5に連
通するように第2の供給孔13が設けられている。そし
て、揚穀筒体3の前壁面の上方には、揚穀された穀粒を
放出するための放出孔15が設けられている。また、揚
穀筒体3の底部には円弧状の底板27が設けられてお
り、供給ホッパー4または第2の供給ホッパー5からそ
れぞれ供給孔12、第2の供給孔13を介して供給され
る穀粒が底板27上に一時的に堆積される。
【0014】また、揚穀筒体3内には、揚穀手段として
のバケットコンベア20が配設され、このバケットコン
ベア20は、図2に図示するように、揚穀筒体3の両側
壁の下方および上方の部位にそれぞれ回転可能に軸支さ
れた駆動プーリー23および従動プーリー24と、両プ
ーリー23、24間に掛け渡された無端状ベルト21
と、この無端状ベルト21に所定の間隔をもって取り付
けられた複数のバケット22、22……とから構成さ
れ、駆動プーリー23は駆動モーター25(図1)に連
結され、従動プーリー24は無端状ベルト21の張力を
調整しうるように揚穀筒体3の上方の部位において上下
方向に移動可能に軸支されている。また、揚穀筒体3の
底部に設けられた円弧状の底板27は、バケットコンベ
ア20のバケット22が駆動プーリー23の周りを移動
するときのバケット22の外方先端部の移動軌跡にほぼ
沿った形状に形成されており、バケットコンベア20の
作動により複数のバケット22、22……が矢印方向に
移動する際に、各バケット22が、供給ホッパー4また
は第2の供給ホッパー5から供給されて底板27上に堆
積している穀粒を掬い取ることができるように構成され
ている。
【0015】供給ホッパー4は、揚穀筒体3の後壁面の
下方に設けられた供給孔12(図2および図3)に対応
して装着され、第2の供給ホッパー5は、図3の(a)
に図示するように、供給孔12に相対向するように揚穀
筒体3の前壁面の下方に設けられた第2の供給孔13に
対応して着脱自在に装着される。この第2の供給ホッパ
ー5は、揚穀筒体3の前壁面の幅と略同じ幅に形成さ
れ、そして、その上下方向の長さは受け入れる穀粒の容
量を大きくするために供給ホッパー4よりも上下方向に
長く形成されている。
【0016】供給ホッパー4と第2の供給ホッパー5の
関係は、揚穀計量機1の通常の使用状態(すなわち、穀
粒が供給ホッパー4から供給されている状態)において
は、第2の供給ホッパー5は使用されず、第2の供給孔
13は蓋体14(図3の(a)参照)または蓋体14A
(図3の(b)参照)によって閉鎖される。図3の
(a)に図示する蓋体14は、揚穀筒体3の前壁面に固
定されたピン14aに沿って上下方向に移動可能に設け
られ、第2の供給ホッパー5を使用しない場合には、第
2の供給ホッパー5を揚穀筒体3の前壁面から取り外
し、蓋体14を下方にスライド移動させて第2の供給孔
13を閉鎖し、そして、第2の供給ホッパー5から穀粒
を供給する場合には、蓋体14を上方にスライド移動さ
せて第2の供給孔13を開放させる。なお、蓋体14の
スライド移動は、第2の供給ホッパー5を揚穀筒体3の
前壁面に取り付けた状態で行なうことができるように構
成することも可能である。また、図3の(b)に図示す
る他の蓋体14Aは、第2の供給ホッパー5を揚穀筒体
3から取り外した後に、揚穀筒体3の前壁面にボルト1
4b等により取り付けられ、第2の供給孔13を閉鎖す
るように構成されている。
【0017】揚穀筒体3の前壁面の上部に設けられた放
出孔15には、図1および図4に図示するように、放出
孔15から下方にかつ横方向(図4の(b)においては
左方向)に傾斜された傾斜導出管31が連結され、この
傾斜導出管31の先端部には下方に向け二股状に分岐す
る分岐管32が連通されている。二股状の分岐管32の
一方の第1の出口32aは、揚穀筒体3の前壁面に取り
付けられた貯留タンク6に連結され、他方の第2の出口
32bには排出配管35が接続される。そして、二股状
の分岐管32の中央分岐部32cには流路切換板33が
回動自在に軸支され、分岐管32の外部に流路切換板3
3を操作するレバー34(図1および図4の(a))が
取り付けられており、このレバー34を操作することに
より、流路切換板33を回動させて揚穀筒体3の放出孔
15から放出される穀粒を貯留タンク6と排出配管35
のいずれかに選択的に送り込むことができるように構成
されている。なお、図1および図4には、流路切換板3
3は、第2の出口32b側に回動されて第2の出口32
bを閉鎖した状態にあり、揚穀筒体3の放出孔15から
放出される穀粒は、傾斜導出管31を介して二股状の分
岐管32の第1の出口32aから貯留タンク6へ放出さ
れる状態を図示している。
【0018】揚穀筒体3の上方の前壁面に取り付けられ
た貯留タンク6は、図1に図示するように、揚穀筒体3
内の揚穀手段としてのバケットコンベア20により揚穀
された穀粒を一時的に貯留するためのものであり、その
上方部は二股状の分岐管32の第1の出口32aに連通
され、下方端部には排出口7が設けられ、この排出口7
には、ソレノイド等のシャッター作動部材7bにより開
閉駆動されるシャッター7aが設けられている。
【0019】貯留タンク6の排出口7の下方には袋に収
納される穀粒の重量を計測する計量器8が設置されてお
り、この計量器8は、その上に載置された袋内に収納さ
れる穀粒の重量を計測し、その計測値が所定の値に達す
ると、信号をシャッター作動部材7bへ送り、シャッタ
ー7aを作動させて排出口7を閉鎖するように構成され
ている。
【0020】なお、図1において、貯留タンク6におけ
る符号6aは、貯留タンク6の上壁面の両傾斜面にそれ
ぞれ設けられた複数の小孔からなる空気孔(ガラリ窓)
であって、貯留タンク6の内部を外部に連通させて空気
を流通させるためのものであり、特に、バケットコンベ
ヤ20の作動により各バケット22から穀粒が貯留タン
ク6へ放出される際に生じる空気の流れを外部へ逃がす
ことができ、貯留タンク6内にすでに貯留されている穀
粒への影響を排除することができ、また、排出口7から
の穀粒の排出をスムーズに行なうようにする。符号6
b、6bは、貯留タンク5の内部をのぞき見ることがで
きるように設けられたのぞき窓である。また、符号9
は、貯留タンク6の排出口7の周囲に取り付けられ、排
出口7から排出される穀粒を袋へ案内して、穀粒の飛散
を防止する案内部材であり、符号10は、電源スイッチ
や計量袋詰めする重量の設定スイッチを備え、そして重
量の設定値や計量器8の計量結果を表示する表示器を備
えた表示操作盤である。
【0021】以上のように、供給ホッパー4と第2の供
給ホッパー5を揚穀筒体3の下方部位に相対向して配設
したことにより、揚穀計量機を精米機や横型選別機ある
いは縦型選別機と組み合わせてセットとして用いる場
合、隣接して配置した精米機や選別機から送り込まれて
くる穀粒を揚穀計量機1の供給ホッパー4に受けるよう
に配置して用い、また、縦型選別機の小穀粒(二番口)
を揚穀するように用いる場合には縦型選別機の小穀粒を
揚穀計量機1の供給ホッパー4に受けるように配置して
用いることとなるけれども、このような配置状態におい
て、例えば、他の穀粒を揚穀し計量袋詰めしたい場合、
あるいは横型選別機の二番口を揚穀し計量袋詰めしたい
場合や縦型選別機の選別された穀粒(一番口)を再度揚
穀して処理したい場合等には、従来の揚穀計量機におい
ては、揚穀計量機の供給ホッパーを横型選別機の二番口
や縦型選別機の穀粒(一番口)を受け入れるように位置
付けるために揚穀計量機や横型選別機あるいは縦型選別
機をその都度移動させる必要があったけれども、本揚穀
計量機にあっては、供給ホッパー4の他に第2の供給ホ
ッパー5を備えているために、重量のある揚穀計量機1
を移動させることなく、横型選別機の二番口や縦型選別
機の穀粒(一番口)を第2の供給ホッパー5に供給する
ようにして用いることができる。また、第2の供給ホッ
パー5は、着脱自在に設けられているために、第2の供
給ホッパー5を使用しない場合には、第2の供給ホッパ
ー5を取り外して、蓋体14、14Aにより第2の供給
孔13を閉鎖しておくことができる。
【0022】さらに、流路切換板33を有する二股状の
分岐管32を揚穀筒体3の放出孔15に連通して設けた
ことにより、揚穀手段20により揚穀され放出孔15か
ら放出される穀粒を流路切換板33の切換えにより適宜
選択的にその移送方向を変更することができる。すなわ
ち、計量袋詰めのための貯留タンク6への移送と機外の
次の処理装置への移送を適宜選択して行なうことがで
き、したがって、揚穀計量機を穀粒の計量袋詰めのみで
はなく、穀粒の揚穀移送にも併用することができ、揚穀
計量機の使用範囲を拡大することができる。
【0023】次に、上述のように構成された揚穀計量機
の作動について説明する。
【0024】穀粒は供給ホッパー4に投入され、供給ホ
ッパー4から供給孔12を経て揚穀筒体3内へ供給され
る。駆動モーター25を作動させて駆動プーリー23を
回動させることにより、バケットコンベア20を作動さ
せると、各バケット22も順次移送され、各バケット3
2は、供給ホッパー4から供給孔12を介して供給され
る穀粒を収納し、あるいは既に底板27上に堆積されて
いる穀粒を掬い取って、上方に移送する。そして、各バ
ケット22が上方の従動プーリー24の回りを回動する
際に、各バケット22内の穀粒は、その遠心力により、
放出孔15を介して傾斜導出管31側に放出される。そ
して、二股状の分岐管32の流路切換板33が、図1お
よび図4に図示するように第2の出口32bを閉鎖する
状態にあるときには、穀粒は二股状の分岐管32の第1
の出口32aを介して貯留タンク5へ流出され、貯留タ
ンク5内に順次貯留される。
【0025】また、二股状の分岐管32の流路切換板3
3が第1の出口32aを閉鎖する状態にあるときには、
穀粒は、第2の出口32bを介して排出配管35から機
外へ排出される。すなわち、揚穀計量機により揚穀され
た穀粒を他のなんらかの処理を行なう処理装置へ移送す
ることができ、例えば、再度選別機へ投入することによ
り連続して再選別をすることが可能となる。
【0026】そして、貯留タンク5内に貯留された穀粒
は、穀粒を収納する袋を計量器8の上に載置した後に、
貯留タンク5の排出口7をシャッター7aを作動させて
開口することにより、排出口7から排出されて、袋内に
収納され袋詰めされる。袋に収納された穀粒は、計量器
8によって計量され、その重量が所定の値に達すると、
計量器8は信号をシャッター作動部材7bへ送り、シャ
ッター7aを作動させて排出口7を閉鎖し、穀粒の計量
袋詰めを行なうことができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の揚穀計量
機によれば、揚穀手段により揚穀され放出孔から放出さ
れる穀粒の流れを、貯留タンクと機外へ通ずる排出配管
とのいずれか一方へ選択的に切換えることができ、揚穀
計量機を、計量袋詰めの用途だけでなく、揚穀すること
により種々の処理装置へ穀粒を移送する用途にも併用す
ることができ、その使用範囲を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の揚穀計量機を前方からみた斜視図であ
る。
【図2】本発明の揚穀計量機の揚穀筒体を一部破断して
示す概略的な斜視図である。
【図3】(a)は本発明の揚穀計量機の揚穀筒体の下方
部分と2個の供給ホッパーとの関係を側壁を破断して示
す概略的な斜視図であり、(b)は一方の供給ホッパー
を取り外して第2の供給孔を閉鎖した状態の他の態様を
示す概略的な斜視図である。
【図4】(a)は本発明の揚穀計量機の上方部分の概略
的な斜視図であり、(b)は(a)におけるA−A線に
沿って分岐管を破断して示す断面図である。
【図5】従来の揚穀計量機を選別機と組み合わせて使用
する態様を図示する概略図である。
【符号の説明】
1 揚穀計量機 3 揚穀筒体 4 供給ホッパー 5 第2の供給ホッパー 6 貯留タンク 7 排出口 7a シャッター 8 計量器 10 表示操作盤 12 供給孔 13 第2の供給孔 14、14A 蓋体 15 放出孔 20 バケットコンベア 21 無端状ベルト 22 バケット 23 駆動プーリー 24 従動プーリー 31 傾斜導出管 32 (二股状の)分岐管 32a 第1の出口 32b 第2の出口 33 流路切換板 35 排出配管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月2日(1999.12.
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の揚穀計量機は、下方部位および上方部位に
それぞれ供給孔と放出孔が設けられかつ内部に揚穀手段
が配設された揚穀筒体と、前記揚穀筒体の前記供給孔に
連通するように前記揚穀筒体に取り付けられた穀粒を供
給するための供給ホッパーと、前記揚穀筒体の前記放出
孔に連通するように前記揚穀筒体に取り付けられた穀粒
を一時的に貯留するための貯留タンクと、前記貯留タン
クに設けられた開閉可能な排出口の下方に設置された計
量器とを備えた揚穀計量機において、前記揚穀筒体の前
記放出孔に流路切換板を有する分岐管を接続し、該分岐
管の一方の第1の出口を前記貯留タンクに連通するとと
もに他方の第2の出口を排出配管に連通してなり、前記
分岐管の流路切換板の切換えにより、前記揚穀手段によ
り揚穀され前記放出孔から放出される穀粒を前記貯留タ
ンクと前記排出配管のいずれかへ選択的に移送しうるよ
うに構成したことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明の揚穀計量機においては、前記分岐
管の流路切換板の切換えを前記分岐管の外部に設けたレ
バーにより行なうように構成することが好ましい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 誠蔵 栃木県下都賀郡藤岡町大字藤岡4290 株式 会社タイガーカワシマ内 (72)発明者 板橋 久雄 栃木県下都賀郡藤岡町大字藤岡4290 株式 会社タイガーカワシマ内 (72)発明者 阿部 敏行 栃木県下都賀郡藤岡町大字藤岡4290 株式 会社タイガーカワシマ内 Fターム(参考) 3F034 DA03 DB03 DC01 DC07 DD01 DE01 4D043 AA01 JE02 JE06 JE09 JE10 JF09 LA07 MB21

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方部位および上方部位にそれぞれ供給
    孔と放出孔が設けられかつ内部に揚穀手段が配設された
    揚穀筒体と、前記揚穀筒体の前記供給孔に連通するよう
    に前記揚穀筒体に取り付けられた穀粒を供給するための
    供給ホッパーと、前記揚穀筒体の前記放出孔に連通する
    ように前記揚穀筒体に取り付けられた穀粒を一時的に貯
    留するための貯留タンクとを備えた揚穀計量機におい
    て、 前記揚穀筒体の前記放出孔に流路切換板を有する分岐管
    を接続し、該分岐管の一方の第1の出口を前記貯留タン
    クに連通するとともに他方の第2の出口を排出配管に連
    通してなり、前記分岐管の流路切換板の切換えにより、
    前記揚穀手段により揚穀され前記放出孔から放出される
    穀粒を前記貯留タンクと前記排出配管のいずれかへ選択
    的に移送しうるように構成したことを特徴とする揚穀計
    量機。
  2. 【請求項2】 前記分岐管の流路切換板の切換えは、前
    記分岐管の外部に設けたレバーにより行なうことを特徴
    とする請求項1記載の揚穀計量機。
  3. 【請求項3】 前記貯留タンクに設けられた開閉可能な
    排出口の下方に計量器を設置してあることを特徴とする
    請求項1または2記載の揚穀計量機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007045626A (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Yanmar Co Ltd バケット式昇降機

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JP2007045626A (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Yanmar Co Ltd バケット式昇降機

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