JP4049918B2 - 穀粒等の三段選別機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、米穀等の穀粒をその粒径に応じて比較的大径の穀粒とやや小さい中径の穀粒と未熟粒等の屑粒等の三段階に選別するとともにそれぞれの穀粒を処理する穀粒等の三段選別機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
米穀等の穀粒を、粒径に応じて、整粒と未熟粒等の屑粒とに選別する穀粒選別機としては、図9に図示するような縦型選別機が一般的に知られている。
【0003】
この種の縦型選別機は、周壁に多数の選別孔を穿設して円筒状に形成された選別網体112とこの選別網体112の内部に配設された揚穀螺旋体113とを回転しうるように殻体103の内部に立設し、選別網体112と揚穀螺旋体113を駆動源111により互いに逆方向へ相対回転させるように構成されており、ホッパー105から供給される穀粒は、選別網体112と揚穀螺旋体113の相対回転により上方へ揚穀されるとともに、選別網体112の選別孔よりも小径の穀粒は未熟粒等の屑粒として選別網体112から外方へ放出され、選別孔を通過し得ない粒径を有する穀粒は整粒として揚穀される。そして、整粒は掻出し羽根114により貯留タンク104側へ放出されて貯留タンク104内に貯留され、選別網体112の選別孔から放出された屑粒は、殻体103と選別網体112の外周面との間隙部を落下して下部仕切板115上に滞留され、その後、掻出し羽根116により排出口シュート106から機外へ放出されるように構成されている。
【0004】
このような従来の縦型選別機において、選別網体112と揚穀螺旋体113の相対回転により選別され貯留タンク104に貯留される整粒は、貯留タンク104の排出口104aの下方に設置された計量器109を用いて計量袋詰めが行なわれている。一方、選別網体112の選別孔より小さい粒径の小穀粒や未熟粒等の屑粒は、排出口シュート106から放出され、その下方に配置した適宜な袋や容器等に収納されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、米穀等の穀粒は品質、等級あるいは用途等に応じてそれぞれ選別基準が定められており、縦型選別機における穀粒の選別基準は、選別網体の選別孔の網目サイズ(目幅)によって決定される。穀粒の品質や商品価値を高めるために選別する整粒の基準を厳しくすべく、選別孔の網目サイズ(目幅)の大きい選別網体を用いる場合がある。このような場合には、選別網体の選別孔の網目サイズが大きいために、選別孔を通過する小穀粒や屑粒が多量に生じることとなり、さらに、通常であれば十分に整粒として利用し処理できる小穀粒まで破砕粒や屑粒とともに一括して排出口シュートから機外へ排出されることとなる。このような場合、排出口シュートから機外へ排出される小穀粒や破砕粒等の屑粒は多量に排出されるけれども、従来の縦型選別機では、これらは計量することなく適当な容器や袋に単に収納されて処理されていた。
【0006】
前述したように穀粒の品質や商品価値を高めるために選別孔の網目サイズの大きい選別網体を用いた場合、あるいは、通常の網目サイズの選別網体を用いた場合においても、選別網体の選別孔から放出され排出口シュートから機外へ排出される小穀粒を含む屑粒を、再度、前記選別網体より網目のやや小さい選別網体を用いた縦型選別機に投入し、これを前記の整粒よりもやや小径の穀粒ではあるものの小穀粒と屑粒とに再選別することも要求されている。
【0007】
しかしながら、前述したように二度の選別を行なうためには、網目サイズが異なる選別網体を交換する必要がある。例えば、選別孔の網目サイズとして1.85mmの選別網体を用いて穀粒の選別を行なうと、整粒(1番口)としての1.85mm以上の穀粒と、屑粒(2番口)として1.85mm以下の小穀粒を含む屑粒が選別され、この1.85mm以下の小穀粒を含む屑粒(2番口)を、例えば1.70mm以上の小穀粒と1.70mm以下の破砕粒等の屑粒とに選別する際には、網目サイズが1.85mmの選別網体を1.70mm等の網目サイズの選別網体と交換して再選別する必要があった。このように、穀粒を比較的大径の整粒とやや小さい中径の整粒と屑粒の三段階に選別する際には、二度の選別と選別網体の交換を必要とし、準備作業に時間を要し、連続的にかつ効率良く三段階の選別作業を行なうことができなかった。また、米穀等の通常の選別により得られる屑米もその粒径に応じてそれぞれ各種の用途に利用することができ、屑米を集めてさらに選別を行ない、業務用食料米としての中米と煎餅等の米菓類の材料となる加工用米と味噌やビール用の原料米等に区分されている。このように屑粒クラスの屑米のみの三段階の選別を行なう際にも、選別網体の交換と二度の選別を必要とし、連続的にかつ効率良く三段階の選別作業を行なうことができなかった。
【0008】
さらに、従来の縦型選別機においては、選別により排出口シュートから排出される屑粒等は、通常、供給される穀粒の5%〜10%程度であるけれども、前記のような選別孔の網目サイズの大きい選別網体を用いた場合や再選別時においては、50%以上が屑粒として排出されることとなり、従来の縦型選別機では、小穀粒を含む多量の屑粒をスムーズに排出することができないなど前記の要求に十分に対応できなかった。
【0009】
そこで、本発明は、上記従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであって、米穀等の穀粒をその粒径に応じて比較的大径の穀粒とやや小さい中径の穀粒とその他の屑粒等の三段階に連続的にかつ効率良く選別するとともに、各穀粒をスムーズに処理することができる穀粒等の三段選別機を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の穀粒等の三段選別機は、下方に穀粒供給用のホッパーを有するとともに上部に貯留タンクを有する選別殻体を備え、該選別殻体内に選別網体および揚穀螺旋体を回転可能に同心状に配設し、該選別網体および揚穀螺旋体を相対回転させることにより前記ホッパーより供給される穀粒を揚穀する間にそれぞれ所望の粒径以上の整粒と所望の粒径以下の屑粒等とに選別して前記整粒を前記貯留タンクに貯留するとともに前記屑粒等を排出口シュートを介して機外へ排出するように構成された第1および第2の縦型選別機と、下方に2個の供給ホッパーを有しかつ上方を流路切換板を有する分岐管を介して貯留タンクと排出配管に連通する揚穀筒体を備え、該揚穀筒体内に穀粒を揚穀する揚穀手段を配設した揚穀機とからなり、前記揚穀機の前記排出配管を前記第2の縦型選別機の前記ホッパーに関連付けるとともに、前記第1の縦型選別機の前記排出口シュートおよび前記貯留タンクの排出口を前記揚穀機の2個の供給ホッパーのいずれか一方にそれぞれ連結管等を介して選択的に連通することができるように関連付け、前記第1の縦型選別機と第2の縦型選別機を前記揚穀機を介して連結配置してなることを特徴とする。
【0011】
本発明の穀粒等の三段選別機においては、前記第1の縦型選別機の前記排出口シュートを前記揚穀機の一方の供給ホッパーに関連付け、かつ前記揚穀機の前記分岐管の流路切換板を切り換えて前記揚穀筒体を前記排出配管に連通することにより、前記第1の縦型選別機において前記選別網体の選別孔に対応する所望の粒径以上の整粒と所望の粒径以下の屑粒等とに選別して前記整粒を前記貯留タンクに貯留するとともに前記屑粒等を前記排出口シュートを介して前記揚穀機に供給し、前記屑粒等を前記揚穀機にて揚穀して前記排出配管から前記第2の縦型選別機の前記ホッパーに供給し、前記第2の縦型選別機にて前記屑粒等をさらに選別して、前記穀粒を三段階に選別することができ、さらにまた、本発明の穀粒等の三段選別機においては、前記第1の縦型選別機の前記貯留タンクの排出口を前記揚穀機の他方の供給ホッパーに連結管を介して連通し、かつ前記揚穀機の前記分岐管の流路切換板を切り換えて前記揚穀筒体を前記排出配管に連通することにより、前記第1の縦型選別機において前記選別網体の選別孔に対応して選別された所望の粒径以上の整粒を前記貯留タンクを介して前記揚穀機の他方の供給ホッパーに供給し、前記整粒を前記揚穀機にて揚穀して前記排出配管から前記第2の縦型選別機の前記ホッパーに供給し、前記第2の縦型選別機にて前記整粒をさらに選別して、前記穀粒を三段階に選別することができる。
【0012】
本発明の穀粒等の三段選別機においては、前記第1および/または第2の縦型選別機は、前記選別殻体を立設する基台の中空部に開口された吸込口を有する排気室と、前記吸込口から前記基台内の空気を吸引して機外へ排気するための前記排気室に内設された排気ファンと、前記選別殻体内に配設されて前記排気室に連通する排塵ダクトとを備え、前記穀粒中に混在する異物を前記選別殻体内に配設した前記排塵ダクトを介して吸引し前記排気室に接続された排気ダクトを介して機外へ放出するようにし、さらに、選別された整粒中に混在する異物を分離除去するための排塵手段を前記貯留タンクに配設することが好ましく、さらに、前記第1および/または第2の縦型選別機は、前記排出口シュートに屑粒等に混在する異物を分離除去するための唐箕を付設することが好ましい。
【0013】
本発明の穀粒等の三段選別機においては、前記第1の縦型選別機、前記揚穀機および前記第2の縦型選別機のそれぞれの貯留タンクの下方に計量器をそれぞれ設置してあることが好ましい。
【0014】
【作用】
本発明の穀粒等の三段選別機によれば、下方に相対向する2個の供給ホッパーを有しかつ上方を流路切換板を有する分岐管を介して貯留タンクと排出配管に連通する揚穀筒体を備えた揚穀機を介して、選別孔の網目サイズが異なる選別網体をそれぞれ装着した第1および第2の縦型選別機を連結し、第1の縦型選別機において、選別網体と揚穀螺旋体の相対回転により、最初の選別を行ない、そして、さらに選別する穀粒(所望の粒径以上の整粒または所望の粒径以下の小穀粒を含む屑粒等)を揚穀機に送り込み、該揚穀機においてその穀粒を揚穀して第2の縦型選別機に供給し、この第2の縦型選別機において、選別網体と揚穀螺旋体の相対回転により、前記穀粒の2度目の選別を行なうようにして、穀粒を粒径に応じて比較的大径の穀粒と大径の穀粒よりやや小さい中径の穀粒とそれ以下の屑粒等の三段階に、あるいは、屑米を中米と煎餅等の米菓類の加工用米と味噌やビール等の原料米の三段階に、連続して効率良く選別することができ、さらに、三段階に区分された穀粒はその穀粒中に混在する異物が分離除去されて各区分の穀粒の品質を向上させかつ適宜計量袋詰めするなど穀粒をスムーズに処理することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1は本発明の穀粒等の三段選別機の一使用態様に基づく構成を概略的に図示する構成図であり、図2は同じく本発明の穀粒等の三段選別機の他の使用態様に基づく構成を概略的に図示する構成図である。
【0017】
図1および図2において、本発明の穀粒等の三段選別機は、第1の縦型選別機Aと第2の縦型選別機Cとの間に揚穀機Bを配置して構成されており、第1の縦型選別機Aおよび第2の縦型選別機Cは、それぞれ選別孔の網目サイズが異なる選別網体が装着され、下方に配設されたホッパー(55、55x)から供給される米穀等の穀粒をその粒径に応じて2種類に選別し、選別された粒径の大きい穀粒を揚穀して貯留タンク(54、54x)に貯留するとともに粒径の小さい穀粒を排出口シュート(73、73x)を介して機外へ排出するように構成され、揚穀機Bは、下方に相対向する2個の供給ホッパー(4、5)を備え、いずれかの供給ホッパー(4または5)から供給された穀粒を揚穀し、流路切換板(33)を有する分岐管(32)を介して揚穀された穀粒を貯留タンク(6)へ貯留しあるいは排出配管(35)から機外へ移送することができるように構成されている。また、第1の縦型選別機Aと第2の縦型選別機C、および揚穀機Bにそれぞれ設けられている貯留タンク(54、54x、6)の下方には穀粒の計量袋詰めを行なうことができるように計量器が設置されている(なお、図1および図2には、揚穀機Bに付設された計量器(9)のみを図示し、第1および第2の縦型選別機A、Cに付設された計量器は省略し図示していない。)。
【0018】
すなわち、本発明の穀粒等の三段選別機においては、選別しようとする穀粒は、先ず、第1の縦型選別機Aに投入される。第1の縦型選別機Aにおいて、選別網体と揚穀螺旋体の相対回転により、最初の選別を行ない、そして、さらに選別する穀粒(粒径の大きい整粒または粒径の小さい穀粒を含む屑粒)を揚穀機Bに送り込み、揚穀機Bにおいてその穀粒を揚穀して、第2の縦型選別機Cに供給する。第2の縦型選別機Cにおいて、選別網体と揚穀螺旋体の相対回転により、供給された穀粒の2度目の選別を行なうようにして、穀粒を三段階に連続的に選別し、そして、三段階に選別された各穀粒をそれぞれ適宜計量袋詰めを行なうことができる。
【0019】
以下、本発明の穀粒等の三段選別機の各構成について順次詳細に説明する。
【0020】
先ず、第1および第2の縦型選別機A、Cを連結する揚穀機Bについて、図5ないし図8を参照して説明する。揚穀機Bは、機台2に立設されかつ内部に揚穀手段20(図6参照)を配設した揚穀筒体3、米穀等の穀粒を供給するために揚穀筒体3の後壁面の下方に装着された供給ホッパー4、同じく穀粒を供給するために揚穀筒体3の前壁面の下方に供給ホッパー4に対向するように着脱自在に装着された第2の供給ホッパー5、揚穀された穀粒を一時的に貯留するために揚穀筒体3の前壁面の上方に取り付けられた貯留タンク6、および貯留タンク6の下方に設置された計量器9を備え、さらに、揚穀された穀粒を機外の他の部位へ排出移送するための排出配管35が揚穀筒体3の上方部において貯留タンク6に隣接するように配設されている。
【0021】
揚穀筒体3において、図6および図7に図示するように、その後壁面の下方に供給ホッパー4に連通するように供給孔12が設けられ、前壁面の下方には、供給孔12に相対向して第2の供給ホッパー5に連通するように供給孔13が設けられている。そして、揚穀筒体3の前壁面の上方には、揚穀された穀粒を放出するための放出孔15が設けられている。また、揚穀筒体3の底部には、円弧状の底板27が設けられており、供給ホッパー4または第2の供給ホッパー5から供給孔12、第2の供給孔13を介して供給される穀粒が底板27上に一時的に堆積される。
【0022】
また、揚穀筒体3内には、揚穀手段としてのバケットコンベア20が配設され、このバケットコンベア52は、図6に図示するように、揚穀筒体3の両側壁の下方および上方の部位にそれぞれ回転可能に軸支された駆動プーリー23および従動プーリー24と、両プーリー23、24間に掛け渡された無端状ベルト21と、この無端状ベルト21に所定の間隔をもって取り付けられた複数のバケット22、22……とから構成され、駆動プーリー23は駆動モーター25(図5)に連結され、従動プーリー24は無端状ベルト21の張力を調整しうるように揚穀筒体3の上方の部位において上下方向に移動可能に軸支されている。
【0023】
供給ホッパー4は、揚穀筒体3の後壁面の下方に設けられた供給孔12(図6および図7)に対応して装着され、第2の供給ホッパー5は、図7の(a)および図5に図示するように、供給孔12に相対向するように揚穀筒体3の前壁面の下方に設けられた第2の供給孔13に対応して着脱自在に装着される。この第2の供給ホッパー5は、揚穀筒体3の前壁面の幅と略同じ幅に形成され、そして、その上下方向の長さは受け入れる穀粒の容量を大きくするために供給ホッパー4よりも上下方向に長く形成されている。
【0024】
第2の供給ホッパー5は、供給ホッパー4から穀粒が供給される際には、使用されず、第2の供給孔13は蓋体14(図7の(a)参照)または蓋体14A(図7の(b)参照)によって閉鎖される。図7の(a)に図示する蓋体14は、揚穀筒体3の前壁面に固定されたピン14aに沿って上下方向に移動可能に設けられ、第2の供給ホッパー5を使用しない場合には、第2の供給ホッパー5を揚穀筒体3の前壁面から取り外し、蓋体14を下方にスライド移動させて第2の供給孔13を閉鎖する。第2の供給ホッパー5から穀粒を供給する場合には、蓋体14を上方にスライド移動させて第2の供給孔13を開放し、第2の供給ホッパー5を装着する。なお、蓋体14のスライド移動は、第2の供給ホッパー5を揚穀筒体3の前壁面に取り付けた状態で行なうことができるように構成することも可能である。また、図7の(b)に図示する他の蓋体14Aは、第2の供給ホッパー5を揚穀筒体3から取り外した後に、揚穀筒体3の前壁面にボルト14b等により取り付けられ、第2の供給孔13を閉鎖するように構成されている。
【0025】
揚穀筒体3の前壁面の上部に設けられた放出孔15には、図5および図8に図示するように、放出孔15から下方にかつ横方向(図8の(b)においては左方向)に傾斜された傾斜導出管31が連結され、この傾斜導出管31の先端部には下方に向け二又状に分岐する分岐管32が連通されている。二又状の分岐管32の一方の第1の出口32aは、揚穀筒体3の前壁面に取り付けられた貯留タンク6に連結され、他方の第2の出口32bには排出配管35が接続される。そして、二又状の分岐管32の中央分岐部には流路切換板33が回動自在に軸支32cされ、分岐管32の外部に流路切換板33を操作するレバー34が取り付けられており、このレバー34を操作することにより、流路切換板33を回動させて揚穀筒体3の放出孔15から放出される穀粒を貯留タンク6と排出配管35のいずれかに選択的に送り込むことができるように構成されている。
【0026】
揚穀筒体3の上方の前壁面に取り付けられた貯留タンク6は、図5に図示するように、揚穀筒体3内の揚穀手段としてのバケットコンベア20により揚穀された穀粒を一時的に貯留するためのものであり、その上方部は二又状の分岐管32の第1の出口32aに連通され、下方端部には排出口7が設けられ、この排出口7には、ソレノイド等のシャッター作動部材7bにより開閉駆動されるシャッター7aが設けられている。
【0027】
貯留タンク6の排出口7の下方には袋に収納される穀粒の重量を計測する計量器9が設置されており、この計量器9は、貯留タンク6の排出口7を開閉するシャッター7aを作動させるシャッター作動部材7bおよびこれらを制御する制御手段と電気的に接続され、計量器9の計量結果に応じてシャッター作動部材7bの作動を制御するように構成され、計量器9は、その上に載置された袋内に収納される穀粒の重量を計測し、その計測値が所定の値に達すると、信号をシャッター作動部材7bへ送り、シャッター7aを作動させて排出口7を閉鎖する。なお、シャッター7aの開閉操作は、人手により、計量器9の表示を見ながら行なうようにすることもできる。
【0028】
また、貯留タンク6の下方端部に設けられた排出口7およびシャッター7aを貯留タンク6に対して90°回転し得るように構成することにより、穀粒の計量袋詰めの作業を、適宜の位置で選択的に行なうことができるようにすることも可能である。図5において、符号8は、貯留タンク6の排出口7の周囲に取り付けられ、排出口7から排出される穀粒を袋へ案内して、穀粒の飛散を防止する案内部材であり、符号10は、電源スイッチや計量袋詰めする重量の設定スイッチを備え、そして重量の設定値や計量器の計量結果を表示する表示器を備えた表示操作盤である。
【0029】
以上のように、揚穀機Bは、供給ホッパー4と第2の供給ホッパー5のいずれかから供給される穀粒をバケットコンベア20により揚穀し、そして、揚穀された穀粒を揚穀筒体3の放出孔15から分岐管32側へ放出し、分岐管32の流路切換板33の切換えにより、貯留タンク6と排出配管35のいずれかへ選択的に送り込むことができるように構成されている。
【0030】
次に、第1の縦型選別機Aについて図3および図4を参照して説明する。
【0031】
第1の縦型選別機Aにおいて、ベース51上の中空の基台52には、図4に図示するように、略円筒状の排気室57が設けられており、この排気室57は、吐出口57bを有する吐出側が基台52の側壁から外方へ突出するとともに吸込口57aを有する吸込側が基台52の中空部S内に挿入された状態で配設されている。そして、排気室57の内部には、ベース51上に配置されたモーター60により伝動機構を介して回転駆動される排気ファン58が回転自在に配設され、モーター60の駆動により排気ファン58が回転駆動されると、吸込口57aから基台52の中空部S内さらに中空部Sに連通する選別殻体53内の空気を吸引して吐出口57bに接続された排気ダクト56から機外へ排気できるように構成されている。
【0032】
基台52上に立設された選別殻体53は、前方上部に貯留タンク54が設けられ、後方下方側にホッパー55が設けられており、選別殻体53内には、基台52の天板52a上に上面が開放された円筒状の供給筒66が固定され、その上端部は下部仕切板53bに固定されており、供給筒66の側壁部にはホッパー55のシュート55aが連通されている。供給筒66内に同心状に配設された誘導筒67は、その外周面にホッパー55より導入された穀粒を下方へ導くための誘導翼67aを有するとともに下端部には複数の穀粒誘導口が設けられており、また上方部周縁に設けられたフランジ部68には上方へ向けて突出する屑粒掻出し羽根68aが突設されており、その底板67bには二出力ギアモーター61の低速回転軸61aが固着されている。
【0033】
選別網体62は、その下縁部に形成された図示しないスリットを誘導筒67のフランジ部68に突設された屑粒掻出し羽根68aに係合させることにより誘導筒67と一体に回転するようにフランジ部68上に載置されており、その上端部近傍の外周面には、首振り運動しないように選別殻体53の上部仕切板53cに支軸を介して回転自在に支持された支持ローラ71が当接されている。
【0034】
そして、選別網体62および誘導筒67内には、外周面に螺旋翼63aを有する揚穀螺旋体63が同心状に配設されており、揚穀螺旋体63の底板63bに二出力ギアモー61の高速回転軸61bが固着されているとともにその上板63cは選別殻体53の上面壁53aに回転自在に支持された回転軸72に固着されている。さらに、選別殻体53の上部仕切板53cより上方に突出する揚穀螺旋体63の上端部外周面には、選別された整粒を貯留タンク54へ掻出すための複数の整粒掻出し羽根69が突設されている。
【0035】
また、選別殻体53内において、図3および図4に図示するように、前方および左右の側壁の各内面にそれぞれ排塵ダクト64が選別網体62と干渉しないように偏平に形成されて配設されており、これらの排塵ダクト64は、選別網体62に対向する面の上方部分にそれぞれガラリ65が設けられ、そしてその下端側は基台52の中空部Sに連通されている。これにより、各排塵ダクト64は基台52の中空部Sを介して排気室57に連通され、排気室57の排気ファン58の作動により、選別殻体53内の空気を各ガラリ65を介して吸引し、穀粒の選別中に選別網体62の網目を通過した穂芒、わら屑、ほこり等の異物をガラリ65から排塵ダクト64に吸い込み、基台52内の排気室57へ吸引するように構成されている。
【0036】
選別された整粒を貯留する貯留タンク54は、図3に図示するように、選別殻体53の前方上部に設けられており、その下方部に整粒を排出する排出口54aが設けられ、そして、この排出口54aを開閉するシャッター77が設けられている。また、貯留タンク54内へはじき飛ばされてくる整粒を下方へ分散させて落下させるための複数の分散板54c、54c…を貯留タンク54の側壁に取り付け、貯留タンク54内に貯留される整粒中に混在するわら屑やほこり等の異物を分離し機外へ排出する排塵器75を貯留タンク54の上部に配設する。なお、排塵器75に代えて、貯留タンク54内部をダクトを介して排気室57に連通し、整粒中に混在するわら屑やほこり等の異物を排気ファン58の作用により排気ダクト56から機外へ排出するようにすることもできる。
【0037】
したがって、選別網体62と揚穀螺旋体63の相対回転により選別網体62の選別孔(網目)から放出されることなく揚穀される粒径の大きな整粒が、揚穀螺旋体63の整粒掻出し羽根69の回動により貯留タンク54内に向けてはじき飛ばされる際に、整粒中に混在するわら屑やほこり等の異物は、排塵器75または排気ファン58の作用により、整粒から分離して機外へ排出され、整粒の品質を向上させることができる。
【0038】
選別殻体53の下方側壁部に設けられた小穀粒や屑粒を排出する排出口シュート73は、図4に図示するように、選別殻体53の下部仕切板53bに形成された排出口に連通されており、多量の小穀粒や屑粒を速やかに排出できるように通常の排出口シュートよりも大きく形成されている。また、下部仕切板53bは、落下してくる小穀粒や屑粒を屑粒掻出し羽根68aの回動範囲に集めることができるように、選別殻体53側から内方に向けて勾配を付けておく。したがって、選別網体62の選別孔(網目)から放出され下方へ落下する多量の小穀粒や屑粒は、屑粒掻出し羽根68aにより大形の排出口シュート73を介して速やかに排出される。なお、縦型選別機から排出される小穀粒や屑粒においては、小穀粒や屑粒中に混在するわら屑やほこり等の異物が既に選別殻体53内の排塵ダクト64を介して排除されているところであるが、小穀粒や屑粒中に混在するわら屑やほこり等の異物を完全に分離除去して小穀粒や屑粒の品質をさらに向上させるために、排出口シュート73に唐箕(不図示)を付設することもできる。すなわち、内部に小穀粒や屑粒をジグザグ状に落下させるための複数の流下板を備えた唐箕を基台52の中空部Sを介して排気室57に連通させて、異物を分離するための分離気流を生じさせることにより、縦型選別機から排出される小穀粒や屑粒を唐箕内に導入し、唐箕内をジグザグ状に落下させる間に、分離気流によって、小穀粒や屑粒中に混在するわら屑やほこり等の異物を分離し、基台52の中空部Sから排気室57へ吸引し、そして排気ダクト56を介して機外へ放出するように構成することができる。
【0039】
縦型選別機Aの貯留タンク54の排出口54aの下方には計量器79が設置され、計量器79はその上に載置される袋内に収納される整粒の重量を計測する。計量器79は、前述した揚穀機Bの計量器9と同様に構成されており、貯留タンク54の排出口54aを開閉するシャッター77を作動させるシャッター作動部材(不図示)およびこれらを制御する制御手段を電気的に接続され、計量器79の計量結果に応じてシャッター作動部材の作動を制御するように構成されている。
【0040】
次に、第2の縦型選別機Cについて説明するに、この第2の縦型選別機Cは、第1の縦型選別機Aとは、選別孔の網目サイズが異なる選別網体を用いる点で相違するけれども、その他の構造においては、第1の縦型選別機Aと同様であり、第2の縦型選別機Cの構成部材には前述した第1の縦型選別機Aの構成部材の説明に採用した符号に“x”を付して表示し、詳細な説明は省略する。なお、この第2の縦型選別機Cに供給される穀粒は、第1の縦型選別機Aにおける選別時に、既に、わら屑やほこり等の異物がほぼ完全に排除されている状態にあるので、わら屑やほこり等の異物を排除する排塵手段を簡略化した縦型選別機を用いることもできる。
【0041】
以上のように構成された本発明の三段選別機の作動について説明する。
【0042】
先ず、図1に図示する使用態様につき説明すると、第1の縦型選別機Aの排出口シュート73を連結管r1 を介して揚穀機Bの供給ホッパー4に連結するとともに揚穀機Bの分岐管32の流路切換板33を作動させて穀粒の流れを排出配管35の方へ向ける。そして、第1の縦型選別機Aの選別網体62として、d1 (例えば、d1 =1.85mm)以上の整粒とd1 以下の小穀粒を含む屑粒を選別することができる選別孔の網目サイズがd1 (=1.85mm)の選別網体を用い、第2の縦型選別機Cの選別網体62xとしては、d2 (d2 <d1 であり、例えば、d2 =1.70mm)以上の穀粒とd2 以下の未熟粒等の屑粒とに選別するために選別孔の網目サイズがd2 (例えば、d2 =1.70mm)の選別網体を用いる。
【0043】
第1の縦型選別機Aにおいて、二出力ギアモーター61を起動して選別網体62および揚穀螺旋体63を相対回転させるとともに、モーター60を起動して排気ファン58を回転させる。同時に、揚穀機Bおよび第2の縦型選別機Cも同様に起動させる。
【0044】
そして、第1の縦型選別機Aのホッパー55に供給された穀粒は、供給筒66内に入り、誘導筒67の誘導翼67aによって下方へ導かれて誘導筒67の側壁下方部位に形成された図示しない穀粒誘導口より誘導筒67内へ導入される。
【0045】
誘導筒67内へ導入された穀粒は、相対回転する選別網体62と揚穀螺旋体63の相互作用により揚穀され、その間に、選別網体62の選別孔の大きさd1 (=1.85mm)より粒径の小さい穀粒や屑粒、およびわら屑やほこり等の異物は、選別網体62の網目から選別網体62と選別殻体53の間の間隙部へ放出され、前記異物は、排気ファン58の作用により選別殻体53内の選別網体62と選別殻体53の間の間隙部に生じている空気流によって、それぞれのガラリ65を介して複数の排塵ダクト64に吸引され、排塵ダクト64から排気室57を経て排気ダクト56を介して機外へ放出される。
【0046】
そして、網目の大きさより粒径の小さい小穀粒や屑粒は、下部仕切板53b上に落下して、屑粒掻出し羽根68aにより下部仕切板53bに形成された排出口から大形の排出口シュート73を介して第1の縦型選別機Aから排出される。このとき、排出口シュート73を大形に形成してあることにより、多量の粒径の小さい穀粒や屑粒を速やかに排出することができる。また、排出口シュート73に唐箕を付設することによって、屑粒中に混在する異物を完全に分離除去することができ、異物を含まない品質の良い小穀粒や屑粒を排出することができる。
【0047】
一方、選別網体62の選別孔(d1 =1.85mm)を通過しない粒径の大きな穀粒(整粒)は、揚穀螺旋体63の螺旋翼63aにより揚穀されて上部仕切板53c上に放出され、整粒掻出し羽根69により貯留タンク54内に向けてはじき飛ばされて貯留タンク54内に貯留される。貯留タンク54内へはじき飛ばされる整粒は複数の分散板54cに衝突して分散し下方へ落下するとき、整粒中に混在するわら屑やほこり等の異物が排塵器75または排気ファン58の作用によって整粒から分離されて機外へ放出されることにより、異物を含まない品質の良い整粒のみを貯留することができる。そして、整粒の計量袋詰めは、貯留タンク54の排出口54aの下方に設置された計量器79上に袋を載置し、排出口54aのシャッター77を開放して排出口54aから袋内に整粒を排出し、その量が所定の値に達したときに、シャッター77を閉鎖することにより行なうことができる。
【0048】
選別網体62の網目から放出され、そして大形の排出口シュート73から速やかに排出される小穀粒や屑粒は、連結管r1 を介して、揚穀機Bの供給ホッパー4へ導入される。小穀粒や屑粒は、供給ホッパー4から揚穀筒体3内に流下し、バケットコンベア20により順次上方へ移送される。各バケット22が上方の従動プーリ24の周りを回動する際に、各バケット22内の小穀粒や屑粒は、遠心力により放出孔15から傾斜導出管31へ放出され、分岐管32の流路切換板33により分岐管32の第2の出口32bから排出配管35の方へ移送され、排出配管35から排出される。
【0049】
なお、この時に、第1の縦型選別機Aの排出口シュート73から排出される小穀粒や屑粒を再選別することなく袋詰めする際には、分岐管32の流路切換板33を切換えて、傾斜導出管31から分岐管32の第1の出口32aを介して貯留タンク6へ移送するようにして貯留タンク6に貯留し、適宜計量器9を用いて計量袋詰めすることができる。
【0050】
揚穀機Bの排出配管35から第2の縦型選別機Cのホッパー55xに供給された小穀粒や屑粒は、第1の縦型選別機Aにおける選別と同様に、相対回転する選別網体62xと揚穀螺旋体63xの相互作用により揚穀され、その間に、選別網62xの選別孔の網目サイズd2 (=1.70mm)より粒径の小さい屑粒は選別網体62xの網目から放出され、下部仕切板53bx上に落下して、屑粒掻出し羽根68axにより下部仕切板53bxに形成された排出口から大形の排出口シュート73xを介して第2の縦型選別機Cから排出される。このとき、排出口シュート73xを大形に形成してあることにより、多量の粒径の小さい穀粒や屑粒を速やかに排出することができる。
【0051】
一方、選別網体62xの網目サイズd2 (=1.70mm)を通過しない粒径の穀粒は、揚穀螺旋体63xの螺旋翼63axにより揚穀されて上部仕切板53cx上に放出され、整粒掻出し羽根69xにより貯留タンク54x内に向けてはじき飛ばされて貯留タンク54x内に貯留される。そして、この穀粒の計量袋詰めは、計量器79xを用いて行なうことができる。
【0052】
以上のように、図1に図示する例では、d1 (=1.85mm)以上の大径の穀粒と、d1 以下であるがd2 以上(d2 〜d1 の範囲、すなわち、1.70mm〜1.86mmの範囲)の中径の穀粒と、d2 (=1.70mm)以下の屑粒とに、選別網体の交換等の作業を要することなく、連続して穀粒の三段階の選別を行なうことができ、また、それぞれの穀粒の計量袋詰めを適宜行なうことも可能である。
【0053】
次に、図2に図示する使用態様につき説明する。本使用態様においては、第1の縦型選別機A、第2の縦型選別機Cおよび揚穀機Bは前述した図1に図示する配列と同様であり、第1の縦型選別機Aの排出口シュート73と揚穀機Bの供給ホッパー4に連結する連結管r1 に代えて、連結管r2 を用いて、第1の縦型選別機Aの貯留タンク54の排出口54aと揚穀機Bの第2の供給ホッパー5とを連結する。この時、第1の縦型選別機Aの貯留タンク54の排出口54aを揚穀機Bの供給ホッパー4へ連結しようとすると、第1の縦型選別機Aと揚穀機Bのいずれか一方を移動させるか、連結管を大きく屈曲させて連結させる必要がある。しかし、第1の縦型選別機Aや揚穀機Bの移動には大きな労力が必要であって簡単に移動させることはできず、また、連結管を大きく屈曲させると穀粒の流れが屈曲のために詰まったりするけれども、本発明における揚穀機Bは、揚穀筒体3の前後の両壁面にそれぞれ供給ホッパー4、5を設けてあるので、第1の縦型選別機Aや揚穀機Bを移動させることなく、直線的な連結管r2 を用いて、第2の供給ホッパー5に連結することができ、穀粒は流れが阻害されることなくスムーズに揚穀機Cへ供給される。
【0054】
そして、第1の縦型選別機Aと第2の縦型選別機Cの各選別網体においては、第1の縦型選別機Aの選別網体62として選別孔の網目サイズがd1 (例えば、d1 =1.85mm)の選別網体を用いて、第1の縦型選別機Aにおいて、d1 以上の穀粒とd1 以下の破砕粒等の屑粒とに選別するようにし、このd1 (d1 =1.85mm)以上の穀粒を、さらにd3 (なお、d3 >d1 であり、例えば、d3 =2.00mm)以上の大径の穀粒と、d3 以下(すなわち、d1 〜d3 (1.85mm〜2.00mm)の範囲)の穀粒とに選別するために、第2の縦型選別機Cの選別網体62xとして選別孔の網目サイズがd3 (=2.00mm)の選別網体を用いる。
【0055】
この例における三段選別機の作動は、図1に関連して説明した作動とほぼ同様であり、以下、特に異なるところについてのみ説明する。
【0056】
第1の縦型選別機Aのホッパー55に供給された穀粒は、相対回転する選別網体62と揚穀螺旋体63の相互作用により揚穀され、その間に、選別網体62の選別孔(d1 =1.85mm)より粒径の小さい屑粒、およびわら屑やほこり等の異物は、選別網体62の網目から放出されるとともに屑粒中に混在する異物は完全に分離除去され、屑粒のみが排出口シュート73を介して第1の縦型選別機Aから排出される。一方、選別網体62の選別孔(d1 =1.85mm)を通過しない粒径の大きな穀粒は、揚穀螺旋体63の螺旋翼63aにより揚穀されて、貯留タンク54内に貯留される。そして、貯留タンク54の排出口54aは連結管r2 に接続されており、この連結管r2 を介して、揚穀機Bの第2の供給ホッパー5へ送り込まれる。揚穀機Bに供給された穀粒はバケットコンベア20により揚穀され、揚穀筒体3の放出孔15から傾斜導出管31へ放出され、分岐管32の流路切換板33により分岐管32の第2の出口32bから排出配管35の方へ移送され、排出配管35から第2の縦型選別機Cへ供給される。
【0057】
この時に、d1 (=1.85mm)以上の粒径を有する穀粒を再選別することなく袋詰めする際には、分岐管32の流路切換板33を切換え、傾斜導出管31から分岐管32の第1の出口32aを介して貯留タンク6へ移送するようにして貯留タンク6に貯留し、適宜計量器9を用いて計量袋詰めすることができる。
【0058】
揚穀機Bの排出配管35から第2の縦型選別機Cのホッパー55xに供給されたd1 (=1.85mm)以上の粒径を有する穀粒は、第1の縦型選別機Aにおける選別と同様に、相対回転する選別網体62xと揚穀螺旋体63xの相互作用により揚穀され、その間に、選別網体62xの選別孔の網目サイズd3 (=2.00mm)より粒径の小さい穀粒は選別網体62xの選別孔から放出され、下部仕切板53bx上に落下して、屑粒掻出し羽根68axにより下部仕切板53bxに形成された排出口から大形の排出口シュート73xを介して第2の縦型選別機Cから排出される。
【0059】
一方、選別網体62xの網目サイズd3 (=2.00mm)より大きい大径の穀粒は、揚穀螺旋体63xの螺旋翼63axにより揚穀されて上部仕切板53cx上に放出され、整粒掻出し羽根69xにより貯留タンク54x内に向けてはじき飛ばされて貯留タンク54x内に貯留される。そして、大径の穀粒の計量袋詰めは、計量器79xを用いて行なうことができる。
【0060】
以上のように、図2に図示する例においても、d1 (=1.85mm)以下の屑粒と、d1 以上であるがd3 以下(d1 〜d3 の範囲、すなわち、1.85mm〜2.00mmの範囲)の中径の穀粒と、d3 (=2.00mm)以上の大径の穀粒とに連続して穀粒の三段階の選別を行なうことができ、また、それぞれの穀粒の計量袋詰めを適宜行なうことも可能である。
【0061】
上述した各使用態様においては、穀粒を比較的大径の穀粒とやや小さい中径の穀粒とそれ以下の屑粒の三段階に連続して効率よく選別する態様について説明したけれども、本発明の三段選別機においては、米穀の通常の選別により得られる屑米や規格外の米を三段階に選別することも可能である。米穀の通常の選別により得られる屑米や規格外の米は、その粒径に応じてそれぞれ各種の用途に利用することができるものであり、例えば、屑米等を粒径に応じて上、中、下の三段階に選別することにより、「屑米の上」は中米として業務用の食用米等に利用でき、「屑米の中」は煎餅等の米菓類の材料となる加工用米として利用でき、また、「屑米の下」は味噌やビール用の原料米として利用することができる。
【0062】
そこで、本発明の穀粒等の三段選別機を用いて屑米を三段選別する際には、第1および第2の縦型選別機の各選別網体として、選別孔の網目サイズが例えば1.70mmと1.50mmのものをそれぞれ用いる。米穀の通常の選別により得られる屑米や規格外の米を本発明の三段選別機に投入することにより、前述した実施例と同様に、その粒径に応じて、例えば、1.70mm以上の中米(「屑米の上」)と1.70mm〜1.50mmの加工用米(「屑米の中」)と1.50mm以下の味噌やビール用の原料米(「屑米の下」)等の各種の用途に応じた三段階に連続的にかつ効率よく選別することができる。
【0063】
以上説明したように、本発明の穀粒等の三段選別機においては、第1の縦型選別機Aおよび第2の縦型選別機Cとこれらを連結する揚穀機Bにより、米穀等の穀粒を比較的大径の穀粒とやや小さい中径の穀粒とそれ以下の屑粒等の三段階に、あるいは、屑米を業務用食用米としての中米と加工用米と味噌やビール用の原料米との三段階に、連続して効率良く選別することができ、さらに、三段階に選別した各穀粒はその穀粒中に混在する異物が分離除去され各区分の穀粒の品質を向上させかつ適宜計量袋詰めすることができる。
【0064】
【発明の効果】
上述したように、本発明の穀粒等の三段選別機によれば、下方に2個の供給ホッパーを有しかつ上方を流路切換板を有する分岐管を介して貯留タンクと排出配管に連通する揚穀筒体を備えた揚穀機を用いて、選別孔の網目サイズが異なる選別網体をそれぞれ装着した第1および第2の縦型選別機を連結し、第1および第2の縦型選別機により連続して穀粒をそれぞれ選別することにより、各種の穀粒を三段階に、すなわち、比較的大径の穀粒とやや小さい中径の穀粒とそれ以下の屑粒等の三段階に、あるいは屑米の上中下の三段階に、連続して効率良く選別することができ、さらに、三段階に選別された各穀粒はその穀粒中に混在する異物が分離除去されて各区分の穀粒の品質を向上させかつ適宜計量袋詰めするなど穀粒をスムーズに処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の穀粒等の三段選別機の一使用態様に基づく構成を概略的に図示する構成図である。
【図2】本発明の穀粒等の三段選別機の他の使用態様に基づく構成を概略的に図示する構成図である。
【図3】本発明の穀粒等の三段選別機における縦型選別機を図4におけるX−X線に沿って破断して示す断面図である。
【図4】本発明の穀粒等の三段選別機における縦型選別機を図3におけるY−Y線に沿って破断して示す断面図である。
【図5】本発明の穀粒等の三段選別機における揚穀機を前方からみた斜視図である。
【図6】図5に図示する揚穀機の揚穀筒体を一部破断して示す概略的な斜視図である。
【図7】(a)は図6に図示する揚穀機の揚穀筒体の下方部分と2個の供給ホッパーとの関係を側壁を破断して示す概略的な斜視図であり、(b)は一方の第2の供給ホッパーを取り外して第2の供給孔を閉鎖した状態の他の態様を示す概略的な斜視図である。
【図8】(a)は図5に図示する揚穀機の上方部分の概略的な斜視図であり、(b)は(a)におけるA面に沿って二又状の分岐管を破断して示す断面図である。
【図9】従来の縦型選別機を模式的に図示する断面図である。
【符号の説明】
A 第1の縦型選別機
B 揚穀機
C 第2の縦型選別機
3 揚穀筒体
4 供給ホッパー
5 第2の供給ホッパー
6 貯留タンク
7 排出口
9 計量器
10 表示操作盤
12 供給孔
13 第2の供給孔
15 放出孔
20 バケットコンベア
21 無端状ベルト
22 バケット
23 駆動プーリー
24 従動プーリー
31 傾斜導出管
32 (二又状の)分岐管
32a 第1の出口
32b 第2の出口
33 流路切換板
35 排出配管
53 選別殻体
54 貯留タンク
54a 排出口
55 ホッパー
56 排気ダクト
57 排気室
58 排気ファン
61 二出力ギアモーター
62 選別網体
63 揚穀螺旋体
63a 螺旋翼
64 排塵ダクト
68a 屑粒掻出し羽根
69 整粒掻出し羽根
73 排出口シュート
75 排塵器
77 シャッター
79 計量器

Claims (6)

  1. 下方に穀粒供給用のホッパーを有するとともに上部に貯留タンクを有する選別殻体を備え、該選別殻体内に選別網体および揚穀螺旋体を回転可能に同心状に配設し、該選別網体および揚穀螺旋体を相対回転させることにより前記ホッパーより供給される穀粒を揚穀する間にそれぞれ所望の粒径以上の整粒と所望の粒径以下の屑粒等とに選別して前記整粒を前記貯留タンクに貯留するとともに前記屑粒等を排出口シュートを介して機外へ排出するように構成された第1および第2の縦型選別機と、下方に2個の供給ホッパーを有しかつ上方を流路切換板を有する分岐管を介して貯留タンクと排出配管に連通する揚穀筒体を備え、該揚穀筒体内に穀粒を揚穀する揚穀手段を配設した揚穀機とからなり、
    前記揚穀機の前記排出配管を前記第2の縦型選別機の前記ホッパーに関連付けるとともに、前記第1の縦型選別機の前記排出口シュートおよび前記貯留タンクの排出口を前記揚穀機の2個の供給ホッパーのいずれか一方にそれぞれ連結管等を介して選択的に連通することができるように関連付け、前記第1の縦型選別機と第2の縦型選別機を前記揚穀機を介して連結配置してなることを特徴とする穀粒等の三段選別機。
  2. 前記第1の縦型選別機の前記排出口シュートを前記揚穀機の一方の供給ホッパーに関連付け、かつ前記揚穀機の前記分岐管の流路切換板を切り換えて前記揚穀筒体を前記排出配管に連通することにより、前記第1の縦型選別機において前記選別網体の選別孔に対応する所望の粒径以上の整粒と所望の粒径以下の屑粒等とに選別して前記整粒を前記貯留タンクに貯留するとともに前記屑粒等を前記排出口シュートを介して前記揚穀機に供給し、前記屑粒等を前記揚穀機にて揚穀して前記排出配管から前記第2の縦型選別機の前記ホッパーに供給し、前記第2の縦型選別機にて前記屑粒等をさらに選別して、前記穀粒を三段階に選別することができるように構成したことを特徴とする請求項1記載の穀粒等の三段選別機。
  3. 前記第1の縦型選別機の前記貯留タンクの排出口を前記揚穀機の他方の供給ホッパーに連結管を介して連通し、かつ前記揚穀機の前記分岐管の流路切換板を切り換えて前記揚穀筒体を前記排出配管に連通することにより、前記第1の縦型選別機において前記選別網体の選別孔に対応して選別された所望の粒径以上の整粒を前記貯留タンクを介して前記揚穀機の他方の供給ホッパーに供給し、前記整粒を前記揚穀機にて揚穀して前記排出配管から前記第2の縦型選別機の前記ホッパーに供給し、前記第2の縦型選別機にて前記整粒をさらに選別して、前記穀粒を三段階に選別することができるように構成したことを特徴とする請求項1記載の穀粒等の三段選別機。
  4. 前記第1および/または第2の縦型選別機は、前記選別殻体を立設する基台の中空部に開口された吸込口を有する排気室と、前記吸込口から前記基台内の空気を吸引して機外へ排気するための前記排気室に内設された排気ファンと、前記選別殻体内に配設されて前記排気室に連通する排塵ダクトとを備え、前記穀粒中に混在する異物を前記選別殻体内に配設した前記排塵ダクトを介して吸引し前記排気室に接続された排気ダクトを介して機外へ放出するようにし、さらに、選別された整粒中に混在する異物を分離除去するための排塵手段を前記貯留タンクに配設したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の穀粒等の三段選別機。
  5. 前記第1および/または第2の縦型選別機は、前記排出口シュートに屑粒等に混在する異物を分離除去するための唐箕を付設してあることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の穀粒等の三段選別機。
  6. 前記第1の縦型選別機、前記揚穀機および前記第2の縦型選別機のそれぞれの貯留タンクの下方に計量器をそれぞれ設置してあることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の穀粒等の三段選別機。
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