JP3883178B2 - 高性能石抜き機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、穀粒に混在した小石、金属片、ガラス片等の比重の大きな異物のみならず、穀粒に混在したわら屑、ほこり、ぬか等の比重の小さい粉塵を分離除去することができる高性能石抜き機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の石抜き機の一例について説明する。図10および図11に示すように、キャスタ110aを有する移動自在な基台110の上面には、穀粒に混在する小石、金属片、ガラス片等の比重の大きな異物を分離除去する石抜き機100と、該石抜き機100により前記異物を分離済みの穀粒を所定の高さまで自動的に揚穀するための揚穀機200とが配設されている。
【0003】
石抜き機100は、上半部の長手方向両端部が下半部より張り出した箱状の機枠101と、機枠101内に揺動自在に配設された上面に開放部104aを有するとともにファン105が内設された風室104と、風室104の開放部104aに着脱自在に設けられた選別盤103を備えており、機枠101の上半部の側壁に風室104の開放部104aに対して選別盤103を出し入れできる矩形状の窓106を設けるとともに、窓106には機外側へ開くことができる開閉扉107が付設されている。
【0004】
機枠101の上壁101aに設けられたホッパ102より投入された穀粒は、風室104と一体に揺動する選別盤103上に落下し、選別盤103の揺動運動と選別盤103の通風孔103aを通過して上方へ噴出する空気流との相互作用によって穀粒に混在する比重の大きな前記異物が分離されて異物放出筒108側へ搬送され、他方、前記異物が分離された穀粒は逆方向へ流下して穀粒放出筒109より揚穀機200の揚穀筒201の下方に設けられたホッパ(不図示)に向けて放出される。
【0005】
そして、穀粒に混在するわら屑、ほこり、ぬか等の比重の小さい粉塵による選別盤103の通風孔103aに目詰まりが発生すると、運転を中断し、開閉扉を開いて選別盤103を取り出して清掃する(特開平6−10613号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術では、穀粒に混在するわら屑、ほこり、ぬか等の比重の小さい粉塵による選別盤の通風孔の目詰まりの発生は避けられず、運転を中断して選別盤を取り外し、選別盤の清掃を行なう必要があるとともに、処理することができる穀粒の量も少ないという問題点があった。
【0007】
本発明は、上記従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであって、穀粒に混在する小石、金属片、ガラス片等の比重の大きな異物のみならず、わら屑、ほこり、ぬか等の比重の小さい粉塵を分離除去することができ、長時間にわたる連続運転が可能な高性能石抜き機を実現することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の高性能石抜き機は、上面に開口部を有するとともに前記開口部の長手方向の一方の側縁部にヒンジを介して回動自在に設けられた天板を備えた機枠と、前記天板に設けられたホッパと、前記機枠内に配設された上部に開放部を有するとともに空気流を発生させるファンが内設された風室と、前記風室の前記開放部に装着された選別盤と、前記風室を揺動自在に支持する揺動機構と、前記ファンおよび前記揺動機構の駆動機構とを備えており、穀粒に混在する比重の大きな異物を分離除去することができる石抜き機を、2台併設し、前記石抜き機の前記ホッパ上に、穀粒を混在する比重の小さい粉塵を分離除去したのち二つの流れに分流させて前記ホッパに供給する均分器を固着することにより、前記天板とともに前記ホッパ上に固着された前記均分器を前記ヒンジを支点として回動させて前記開口部を開閉できるように構成された高性能石抜き機であって、前記均分器は、上面に投入口を有するとともに底部に二又状に分岐した一対のシュートを有する箱状の本体と、前記本体の相対する壁の一方の壁の下方部に設けられた外気を取り入れる取入孔および他方の壁の上方部に設けられた吸引孔と、前記吸引孔に吸込側が連通された排気ファンを備えるとともに、前記本体の内部に、前記投入口から供給された前記穀粒を偏平な流れとしてジグザグ状に落下させるための複数の流下板が上下方向に互いに間隔をおいて前記相対する壁側に交互に配設されており、しかも、最上部の第1の流下板の下端と前記第1の流下板に対向する第2の流下板の下端との間に形成された落下口には、前記穀粒を偏平状に拡散させるための常時閉じる方向へ弾性部材によって付勢されたシャッタが付設され、さらに、前記第1の流下板の上面に前記穀粒を左右に分流させ、前記落下口へ流下させる山形状に突出する分流用突出部が突設されていることを特徴とするものである。
【0009】
また、前記高性能石抜き機に隣接して、粉塵および異物を分離済みの穀粒を所定の高さに揚穀する揚穀機を配設したり、前記高性能石抜き機に隣接して、排気ファンから排気される空気流に同伴された粉塵を分離除去するサイクロンを配設する。
【0010】
さらに、前記高性能石抜き機に隣接して、穀粒を揚穀して均分器の投入口へ投入する揚穀機を配設してもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係る高性能石抜き機の第1の実施の形態について説明する。
【0012】
本実施の形態による高性能石抜き機は、図1〜図3に示すように、キャスタ1aを有するベース1の上面に2台の石抜き機E1 が併設されているとともに、両石抜き機E1 の天板3に設けられたホッパ4の上に均分器E2 が固着されており、均分器E2 において穀粒に混在するわら屑、ほこり、ぬか等の比重の小さい粉塵を分離除去するとともに、両石抜き機E1 において穀粒に混在する小石、金属片、ガラス片等の比重の大きな異物を分離除去して、前記粉塵および前記異物の混在しない穀粒(以下、「良穀粒」という。)を得ることができる。
【0013】
また、両石抜き機E1 の穀粒放出筒5側に隣接して、穀粒放出筒5から機外へ放出された良穀粒を所定の高さに揚穀するための揚穀機E3 が配設されている。
【0014】
石抜き機E1 は、上半部が下半部より大きく長手方向両端部に段差部2a、2bを有するとともに上面に開口部2cを有する箱状の機枠2を備え、一方の段差部2aに穀粒放出筒5の上端が連通されているとともに、他方の段差部2bには異物放出筒6の上端が連通されている。
【0015】
機枠2の開口部2cの長手方向の一方の側縁部にはヒンジ3aを介して天板3が回動自在に設けられており、この天板3にホッパ4が設けられている。
【0016】
そして、併設された2台の石抜き機E1 のホッパ4上には、後述する均分器E2 が固着されており、天板3とともにホッパ4上に固着された均分器E2 をヒンジ3aを支点として回動させて開口部2cを開閉できるように構成されている。
【0017】
なお、天板3とともにホッパ4上に固着された均分器E2 を図1に示す開口部2cの閉鎖位置に固定するための手段としては、小ねじ、ピン等の着脱自在な固着手段や、天板3の反ヒンジ側の先端または側辺部に図示しないワンタッチで係合または係合解除できる係止用のフック等を設けておくとよい。
【0018】
図4に示すように、機枠2の内部には揺動機構を介して揺動自在に支持された風室7が配設されており、風室7の上面の開放部7aには選別盤8が着脱自在に装着されている。風室7にはファン9が内設されているとともに側壁に吸込孔7bが設けられており、ファン9を回転させると吸込孔7bから空気を吸引して開放部7aに装着された選別盤8に向かって空気流を吹き出すことができる。
【0019】
揺動機構は、一端側が枢軸15a、15bを介して機枠側にそれぞれ枢着された一対のスイングアーム10a、10bと、クランク軸12に偏心ボス14を介して一端側が連結された連結プレート13と、連結プレート13の他端側に枢軸13aを介して枢着された連結部材11から構成されたものであって、風室7の側壁に一対のスイングアーム10a、10bの他端側をそれぞれ枢軸16a、16bを介して枢着するととに、連結部材11の他端側を固着することにより、風室7を揺動自在に支持している。
【0020】
前記揺動機構およびファン9の駆動機構は、図5に示すように、クランク軸12に固定されたクランク軸プーリ17と、ファン軸9aに固定されたファン軸プーリ18と、インバータ電動機19の出力軸19aに固定された駆動プーリ20とにかけ回わされたベルト21を備えているとともに、ベルト21の外周側の適宜部位にはテンション機構22のテンションローラ22aが押圧されている。このため、インバータ電動機19の回転数を増減させて穀粒中に混入した前記異物の分離効率を変化させるとができる。
【0021】
選別盤8は、図6に示すように、深さの浅い略船形状のものであって、多数の通気孔8dを有する底板8aおよび船尾状側を除いた底板8aの周囲をとり囲む側枠8bとを有するとともに、底板8aの船首状側には異物排出孔8cが開口されている。そして、選別盤8は、風室7の開放部7aに装着した際に、その長手方向両端部(船首状側および船尾状側)が風室7からはみ出すような大きさに設定し、異物排出孔8cが異物放出筒6の上方に臨むとともに船尾状側が穀粒放出筒5の上方に臨むように構成されている。
【0022】
なお、本実施の形態において、選別盤8に次に説明するシャッタ機構が付設されている。
【0023】
選別盤8の異物排出孔8cが設けられた船首状の部位には、略中央部位に貫通孔23aを有するシャッタ板23を白抜き矢印方向および反白抜き矢印方向に移動自在に案内するガイド27が固着されている。シャッタ板23は、一端側がロッド26を介して機枠2に設けられた回動レバー25の一端側に枢着されているとともに、他端側と機枠2との間にはスプリング28が介在されており、スプリング28によって常時図示位置に付勢されて異物排出孔8cを閉鎖し、機枠2に固着されたソレノイド24を起動して回動レバー25を矢印方向へ回動させたときに、ロッド26と一体に白抜き矢印方向へスライドして貫通孔23aが異物排出孔8cに重なって異物排出孔8cが開くように構成されている。
【0024】
均分器E2 は、穀粒に混在するわら屑、ほこり、ぬか等の比重の小さい粉塵を分離除去するいわゆる唐箕としての機能と、前記粉塵が分離除去された穀粒を二つの流れに分流して併設された2台の石抜き機E1 の各ホッパ4へ均等に供給するいわゆる供給手段としての機能を有する。
【0025】
すなわち、均分器E2 は、図7の(a)、(b)に示すように、略箱形の本体30の底部側の二又状に分岐した一対のシュート32a、32bが2台の石抜き機E1 の各ホッパ4の上方に位置するように配設されており、本体30の上壁に設けられた投入口31より投入された穀粒は、本体30内に設けられた後述する風選部を流下する際に、穀粒に混在する前記粉塵を分離除去されるとともに、二つの流れに分流されて各シュート32a、32bより2台の石抜き機E1 の各ホッパ4に落下する。以下、風選部について詳細に説明する。
【0026】
本体30の相対する壁の一方の壁である後面壁30aの下方部位に外気を取入れる取入孔40が開口されているとともに、後面壁30aに相対する他方の壁である前面壁30bに吸引孔41が開口されており、この吸引孔41は吸引ダクト42を介して排気ファン43の吸込側に連通されている。
【0027】
本体30の内部に、投入口31から投入された穀粒をジグザグ状の偏平の流れとして落下させるための複数(本実施例では5枚のものを示したが、これに限らずその数は増減することができる。)の流下板34〜38が、上下方向に互いに間隔をおいて後面壁30a側と前面壁30b側とに交互に配設されており、最上部の第1の流下板34の長手方向略中央部位には、投入口31から投入された穀粒を左右に分流させる山形状に上方へ向けて突出する分流用突出部33が突設されている。
【0028】
一方、第1の流下板34に対向する第2の流下板35は、その下端側に下方側へ逆ヘ字状に屈曲した屈曲部37aを有し、この屈曲部37aと第1の流下板34の下端との間に落下口Sが形成され、この落下口Sに穀粒を偏平状の流れに拡散させるための常時閉じる方向に弾性部材によって付勢されたシャッタ39が付設されている。
【0029】
シャッタ39は、一端側に一体的に設けられた軸部39aを介して本体30の両側壁30c、30dに回動自在に軸支されており、一方の側壁30cから外側へ突出する軸部39aの突出部にレバー39bが固着されている。他方、一方の側壁30cにおけるレバー39bの下方部位に突設されたブラケット39fの貫通孔(不図示)に棒状部材39dが軸方向へ移動自在に嵌挿されており、この棒状部材39dの下端側に形成されたねじ部にナット39eが螺合されている。そして、棒状部材39dの上端部とレバー39bとの間に弾性部材であるスプリング39cを介在させて、このスプリング39cの弾発力によってシャッタ39が落下口Sを閉鎖する方向へ常時付勢されるように構成されている。
【0030】
このため、ナット39eを正・逆回転させて棒状部材39dを軸方向へ移動させるとスプリング39cの弾発力が変化し、その結果、屈曲部37aに当接するシャッタ39の押圧力が変化し、落下口Sを通して下方へ落下する穀粒の量を調節することができる。
【0031】
続いて、本実施の形態による高性能石抜き機の動作について説明する。
【0032】
(1)均分器E2 の投入口31より前記粉塵や前記異物が混在する穀粒を投入すると、前記穀粒は山形状に突出する分流用突出部33によって、左右に分流されて落下口Sに付設されたシャッタ39の上面に滞留し、滞留した前記穀粒の重量と排気ファン43の吸引による負圧によってシャッタ39がスプリング39cの弾発力が抗して落下口Sが開く方向へ回動し、屈曲部37aとシャッタ39の先端との間に間隙が生じ、この間隙により前記穀粒が偏平状に拡散されて落下する。
【0033】
(2)上記(1)ののち、前記穀粒は、第3〜第5の流下板36〜38によって形成されるジグザグ状の落下流路を流下していくが、この間に取入孔40より取り入れられて吸引孔41へ向けて流動する空気流と交差し、わら屑、ほこり、ぬか等の比重の小さい粉塵が前記空気流に同伴されて排気ファン43の吸込側より吸い込まれて排気筒43aより放出される。つまり、均分器E2 において穀粒に混在するわら屑、ほこり、ぬか等の比重の小さい粉塵が分離除去される。
【0034】
(3)上記(2)によって、前記粉塵が分離除去された穀粒は、二又状のシュート32a、32bより、2台の石抜き機E1 の各ホッパ4へ二分された流れとなって流下する。
【0035】
(4)上記(3)ののち、2台の石抜き機E1 の各ホッパ4へ流下した穀粒は、風室7と一体に揺動運動する選別盤8上に落下し、選別盤8の通気孔8dを通して上方へ噴出する空気流と選別盤8の揺動運動との相互作用によって、穀粒に混在する小石、金属片、ガラス片等の比重の大きな異物が分離されて異物排出孔8cへ向かって搬送され、前記異物が分離除去された穀粒は穀粒放出筒5へ向かって流下して穀粒放出筒5より機外へ放出される。
【0036】
(5)上記(4)によって、機外へ放出された前記粉塵および前記異物を分離済みの穀粒は共通シュート50を介して揚穀機E3 のホッパ部52へ落下し、揚穀筒51内に配設された図示しないバケットコンベアにより揚穀されて落下口53より放出される。
【0037】
揚穀機E3 は、予め袋詰めや計量等の作業に便利な高さに設定しておくことにより、袋詰めや計量等の作業を容易に行なうことができる。
【0038】
(6)他方、各石抜き機E1 における選別盤8の異物排出孔8cの近傍に所定量の前記異物が留まると、ソレノイド24を起動してシャッタ板23をスライドさせて貫通孔23aを異物排出孔8cに重ね合わせることにより異物排出孔8cを開き、前記異物を異物放出筒6より機外へ排出させる。
【0039】
次に、本発明に係る高性能石抜き機の他の実施の形態について説明する。
【0040】
図8は、第2の実施の形態による高性能石抜き機を示し、高性能石抜き機に対してサイクロンE4 を併設し、均分器E2 の排気ファン43の排気筒43aとサイクロンE4 の導入口61とを連結ダクト60を介して接続している。つまり、前記高性能石抜き機に隣接して、排気ファンから排気される空気流に同伴された粉塵を分離除去するサイクロンを配設したものである。
【0041】
なお、これ以外は第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
【0042】
本実施の形態によれば、排気ファン43の排気筒43aから排出された粉塵を同伴した空気流は、サイクロンE4 内において粉塵が分離除去されて洗浄な空気となって大気へ放出される。その結果、作業者の作業環境が良好になる。
【0043】
図9は第3の実施の形態による高性能石抜き機を示し、本実施の形態は、第1または第2の実施の形態による高性能石抜き機に対し、さらに供給用揚穀機E5 を併設し、揚穀筒70の上部に設けられた落下口72と均分器E2 の投入口31とを供給筒73を介して連通させる。つまり、前記高性能石抜き機に隣接して、穀粒を揚穀して均分器の投入口へ投入する揚穀機を配設したものである。
【0044】
なお、これ以外は前述した第1または第2の実施の形態と同様であるのでその説明は省略する。
【0045】
本実施の形態では、供給用揚穀機E5 の揚穀筒70の下方に付設された投入ホッパ71に穀粒を供給すると、自動的に穀粒が揚穀されて均分器E2 の投入口31に投入されるため、作業者の負担を軽減することができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明は上述のとおり構成されているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0047】
均分器により穀粒に混在するわら屑、ほこり、ぬか等の比重の小さい粉塵を分離除去したのち、2台の石抜き機により穀粒に混在する小石、金属片、ガラス等の比重の大きな異物を分離除去する。その結果、石抜き機の選別盤の粉塵による目詰まりが生じることがなく長時間にわたる連続運転が可能になるとともに、穀粒の処理量も多くなるため生産性が著しく向上する。
【0048】
また、天板とともにホッパ上に固着された均分器をヒンジを支点として回動させて機枠の上面の開口部を開口させて機枠内の選別盤の清掃や点検を簡単に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態による高性能石抜き機の斜視図である。
【図2】図1に示す高性能石抜き機の側面図である。
【図3】図1に示す高性能石抜き機における、天板とともにホッパ上に固着された均分器をヒンジを支点として回動させて機枠の開口部を開口させた状態を示す斜視図である。
【図4】図1に示す高性能石抜き機における石抜き機を揺動機構が設けられた側から見た説明図である。
【図5】図1に示す高性能石抜き機における石抜き機の駆動機構の説明図である。
【図6】図1に示す高性能石抜き機における石抜き機の選別盤の模式上面図である。
【図7】図1に示す高性能石抜き機における均分器を示し、(a)は模式縦断面図、(b)は(a)のA−A線に沿う模式断面図である。
【図8】第2の実施の形態による高性能石抜き機の模式正面図である。
【図9】第3の実施の形態による高性能石抜き機の模式側面図である。
【図10】従来の石抜き機の一例を示す斜視図である。
【図11】図10に示す石抜き機の揺動機構が設けられた側から見た説明図である。
【符号の説明】
1 ベース
2 機枠
2a、2b 段差部
2c 開口部
3 天板
3a ヒンジ
4 ホッパ
5 穀粒放出筒
6 異物放出筒
7 風室
7a 開放部
8 選別盤
8a 底板
8b 側枠
8c 異物排出孔
8d 通気孔
9 ファン
10a、10b スイングアーム
11 連結部材
12 クランク軸
13 連結プレート
14 偏心ボス
15a、15b、16a、16b 枢軸
17 クランク軸プーリ
18 ファン軸プーリ
19 インバータ電動機
19a 出力軸
20 駆動プーリ
21 ベルト
22 テンション機構
22a テンションローラ
23 シャッタ板
23a 貫通孔
24 ソレノイド
25 回動レバー
26 ロッド
27 ガイド
28、39c スプリング
30 本体
31 投入口
32a、32b シュート
33 分流用突出部
34〜38 流下板
39 シャッタ
39a 軸部
39b レバー
39d 棒状部材
39e ナット
39f ブラケット
40 取入孔
41 吸引孔
42 吸引ダクト
43 排気ファン
43a 排気筒
50 共通シュート
51、70 揚穀筒
52 ホッパ部
53、72 落下口
60 連結ダクト
61 導入口
71 投入ホッパ
73 供給筒

Claims (4)

  1. 上面に開口部を有するとともに前記開口部の長手方向の一方の側縁部にヒンジを介して回動自在に設けられた天板を備えた機枠と、前記天板に設けられたホッパと、前記機枠内に配設された上部に開放部を有するとともに空気流を発生させるファンが内設された風室と、前記風室の前記開放部に装着された選別盤と、前記風室を揺動自在に支持する揺動機構と、前記ファンおよび前記揺動機構の駆動機構とを備えており、穀粒に混在する比重の大きな異物を分離除去することができる石抜き機を、2台併設し、
    前記石抜き機の前記ホッパ上に、穀粒を混在する比重の小さい粉塵を分離除去したのち二つの流れに分流させて前記ホッパに供給する均分器を固着することにより、前記天板とともに前記ホッパ上に固着された前記均分器を前記ヒンジを支点として回動させて前記開口部を開閉できるように構成された高性能石抜き機であって、
    前記均分器は、上面に投入口を有するとともに底部に二又状に分岐した一対のシュートを有する箱状の本体と、前記本体の相対する壁の一方の壁の下方部に設けられた外気を取り入れる取入孔および他方の壁の上方部に設けられた吸引孔と、前記吸引孔に吸込側が連通された排気ファンを備えるとともに、
    前記本体の内部に、前記投入口から供給された前記穀粒を偏平な流れとしてジグザグ状に落下させるための複数の流下板が上下方向に互いに間隔をおいて前記相対する壁側に交互に配設されており、しかも、最上部の第1の流下板の下端と前記第1の流下板に対向する第2の流下板の下端との間に形成された落下口には、前記穀粒を偏平状に拡散させるための常時閉じる方向へ弾性部材によって付勢されたシャッタが付設され、さらに、前記第1の流下板の上面に前記穀粒を左右に分流させ、前記落下口へ流下させる山形状に突出する分流用突出部が突設されていることを特徴とする高性能石抜き機。
  2. 請求項1記載の高性能石抜き機において、前記高性能石抜き機に隣接して、粉塵および異物を分離済みの穀粒を所定の高さに揚穀する揚穀機を配設したことを特徴とする高性能石抜き機。
  3. 請求項1または2記載の高性能石抜き機において、前記高性能石抜き機に隣接して、排気ファンから排気される空気流に同伴された粉塵を分離除去するサイクロンを配設したことを特徴とする高性能石抜き機。
  4. 請求項1ないし3いずれか1項記載の高性能石抜き機において、前記高性能石抜き機に隣接して、穀粒を揚穀して均分器の投入口へ投入する揚穀機を配設したことを特徴とする高性能石抜き機。
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