JP3163256B2 - 籾摺装置の籾摺ロール - Google Patents

籾摺装置の籾摺ロール

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JP3163256B2
JP3163256B2 JP20525696A JP20525696A JP3163256B2 JP 3163256 B2 JP3163256 B2 JP 3163256B2 JP 20525696 A JP20525696 A JP 20525696A JP 20525696 A JP20525696 A JP 20525696A JP 3163256 B2 JP3163256 B2 JP 3163256B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、籾摺装置の籾摺ロール
に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、上部に供給ホッパーを該供給ホッパ
の下部に上部ロールと下部ロールとを斜め上下の関係
傾斜配設させた籾摺室を設けたものにおいて、前記下
部ロールは回転のみ自由とした位置固定ロールとし、前
記上部ロールは前記下部ロールに対して接離する位置可
動ロールとし、かつ前記下部ロールの方が前記上部ロー
ルよりも周速度を高速にした籾摺装置の籾摺ロールは公
知である。また、公知の実公昭10−7394号公報、
実公昭7−7391号公報、実公昭8−5676号公報
にも、略同様の技術について記載されている。また、図
1の籾摺装置も公知である。図1において、Aは籾摺風
選部、Bは揺動選別部で、籾摺風選部Aは上部に左右一
対のゴムロールaを軸架し、ゴムロールaの下方に籾ガ
ラを風選する風選bを形成する。揺動選別部Bには、
選別板cを5〜6段位多段に重架した選別装置dを設
け、籾摺風選部Aの後方にはバケットエレベーターeを
設けて混合米を揚穀し、バケットエレベーターeの排出
口に貯留タンクfを設け、分配装置gを経て各段の揺動
選別板cに均等分配されるようにする。前記籾摺風選部
Aの上方には供給ホッパーhが設けられ、供給ホッパー
hに籾米を供給すると、ゴムロールa、aで籾摺され、
風選bで風選された籾ガラはブロアーiで吹送され、
籾摺された混合米はバケットエレベーターeにより揚穀
されて貯留タンクfに流入し、分配装置gより選別装置
dに供給される。選別装置dでは、揺動により、籾米
と、混合米と、玄米との3者に分離し、玄米は仕上米と
してスロワーjで取出され、混合米はバケットエレベー
ターeに戻されて再選別され、籾米は供給ホッパーhに
戻されて再び籾摺される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記図1の周知の籾摺
装置は、一対のゴムロールa、aのうち一方は位置可動
のゴムロールであるがその可動機構に問題がある点、風
bにおける選別に問題があり、ブロアーiで吹送さ
れる籾ガラ中に、籾米の相当量が混合している点、デザ
インを考慮して、籾摺風選部Aを四角箱に形成するにあ
たり、供給ホッパーhとゴムロール室と風選bをどの
ように形成するかの点に課題がある。また、上記各公知
公報のものも、それぞれ課題がある。本発明は、上記課
題のうち、特に、ゴムロールの可動機構につき、鋭意解
決したものである。
【0004】
【発明の目的】合理的な、ゴムロールの可動機構を得
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、上部
供給ホッパー30を該供給ホッパー30の下部に上部
ロール33と下部ロール34とを斜め上下の関係に傾斜
配設させた籾摺室67を設けたものにおいて、前記下部
ロール34は回転のみ自由とした位置固定ロールとし、
前記上部ロール33は前記下部ロール34に対して接離
する位置可動ロールとし、かつ前記上部ロール33の方
が前記下部ロール34よりも周速度を高速にし、前記上
部ロール33は前記上部ロール33と前記下部ロール3
4との軸心を結ぶ方向に対して略平行に可動するように
し、前記上部ロール33には前記上部ロール33を前記
下部ロール34に弾力的に付勢させる弾力付勢機構
バネ63aを設け、前記上部ロール33は前記下部ロ
ール34に対して前記バネ63aごと大きく離脱させう
る異常ハンドル66を設けた籾摺装置の籾摺ロールとし
たものである。また、本発明は、前記籾摺装置の籾摺ロ
ールにおいて、前記上部ロール33を支持する支持腕6
5aの端部にはコマ65を設け、該コマ65aは螺軸6
4に螺合させて該螺軸64が回転すると前記コマ65a
が前記螺軸64の軸方向に移動して前記上部ロール33
を前記下部ロール34に対して接離するよう構成し、前
記弾力付勢機構の前記バネ63aは前記螺軸64を前記
下部ロール34側に付勢する構成とし、前記異常ハンド
ル66は前記螺軸64を前記バネ63aごと前記下部ロ
ール34から遠ざける方向に移動させることができるよ
うに構成した籾摺装置の籾摺ロールとしたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明すると、図
2は図1の籾摺装置の外観を新たにデザインしたもの
で、1は籾摺部、2は揺動選別部であり、籾摺部1も揺
動選別部2も正面形状四角箱形状にデザインされて左
配置され、籾摺部1の方が揺動選別部2よりも稍背が
高く、籾摺部1側の左側部には軸心が前後方向の翼車3
6(図4)を備えた籾ガラ排出3が設けられ、揺動選
別部2側の右側部には軸心が左右方向の翼車53を備え
仕上米スロワー4が設けられる。籾摺部1の後方には
混合米バケットエレベーター5が設けられ、混合米バケ
ットエレベーター5の排出部には上下動はしない固定貯
留タンク6が設けられる。
【0007】前記揺動選別部2内に設けてある揺動選別
装置7は、図3のように、上部に前記固定貯留タンク6
から供給される穀物を分配する分配装置8を、分配装置
の下部に5〜6段位重積した選別板9群をそれぞれ
備え、選別板9は台枠10上に重積され、台枠10は垂
直支杆11で支持され、カム輪12がモーター13で回
転すると揺動選別装置7は水平に左右揺動するように形
成されている。前記選別板9は固定貯留タンク6から供
給される穀物を後方から前方にすことで穀粒を選別
る。選別板9の前後方向の流れ傾斜角度は一定であ
るが、左右方向の選別傾斜角度は選別状態に応じて
調節。即ち、揺動選別装置7の左側の第1調節モー
ター14でネジ杆15を回転させると揺動選別装置7の
右側の軸着部16を中心に揺動選別装置7の左側が上下
動して左右の(選別)傾斜角度変更できる。この調節
は、透視窓17(図2)から選別板9上に供給されてい
る穀物の選別状態を見て第1調節モーター14のスイッ
チ18(図2)を操作して行なう。前記分配装置8の底
板19は、図4のように、階段状に形成して、分配装置
8の揺動で分配装置8上の穀粒は右側に移動するように
し、移動(右側)方向の突当部には各段の選別板9に至
る分割口20形成る。
【0008】前記選別板9はいずれも前側は低く後側は
高く前後方向に傾斜しており、低くなっている前側位置
には第1仕切板21と第2仕切板22と左右方向に所
定の間隔を置いて設けて前側部分を3箇所に区画し、第
1仕切板21より右側は玄米排出部23と、第1仕切
板21と第2仕切板22の間混合米排出部24と
第2仕切板22より左側籾米排出部25とする。第1
仕切板21は第2調節モーター26で回転するネジ杆2
7で、第2仕切板22は第3調節モーター28で回転す
るネジ杆29でそれぞれ左右方向に自由に移動する構造
である。選別板9の板面には図4において板面上の穀粒
を右側に揺り寄せうる多数の揺寄突起が形成され、この
揺寄突起の作用で比重の重い玄米は右側に集められて玄
米排出部 23に排出され、比重の軽い籾米は反動で左側
に集められて籾米排出部25に排出され、中央には玄米
と籾米とが分離されないで混ざったままの混合米が分布
して混合米排出部24から排出される。
【0009】前記揺動選別部2の選別板9の排出側(前
側)の下部には、前記玄米排出部23から排出された玄
米が導かれる玄米取出口48と、前記混合米排出部24
から排出された混合米が導かれる混合米取出口49と、
前記籾米排出部25から排出された籾米が導かれる籾米
取出口50が設けられる。玄米取出口48と混合米取
出口49の下部には左右方向に1軸状に伸びる右側螺旋
51と左側螺旋52が設けられて、玄米取出口48から
落下した玄米を右側に搬送する右側螺旋51は前記仕上
米スロワー4の前記翼車53に連結され、混合米取出口
49から落下した混合米を左側に搬送する左側螺旋52
は前記混合米受樋38上に臨ませるなお、前記玄米取
出口48の上部には、切替弁48aが設けられ、切替弁
48aを図4の実線の位置にすると、玄米排出部23か
ら排出されるは前記玄米取出口48に取出され
、切替弁48aを仮線の位置にすると、玄米排出部2
3から排出される粒も前記混合米取出口49から取出
される。前記籾米取出口50は戻し籾受樋44に臨むよ
うに連結、前記戻し籾受樋44に集った戻し籾は、戻
しスロワー54で前記籾摺部1の供給ホッパー30に戻
て再処理る。
【0010】次に前記籾摺部1の構成について述べる。
正面形状四角箱状に形成した籾摺部1最上部にシャ
ッター30a付きの供給ホッパー30が設けられ、供給
ホッパー30の底板31は右側の揺動選別部2側に至る
程低く形成され、供給ホッパー30の右側に片寄った
位置に供給口32が形成され、供給口32の下部に
上部ロール33と下部ロール34が設けられる。前記
シャッター30aは、前記固定貯留タンク6内にバネ6
aで吊設される傾斜調節板6bと連動、固定貯留タン
ク6内の穀粒の貯留量が増加すると、前記シャッター3
0aは閉鎖する。前記下部ロール34は位置固定ロール
で、低速回転はするが位置固定である。上部ロール33
は高速で回転しかつ位置も変動する可動ロールである。
上部ロール33は、供給量に応じて細かく斜め上下方向
に移して下部ロール34との間 のロール間隙を調節す
る。異物が供給されたようなとき上部ロール33は
大きく斜め上動して(水平方向移動でも可)下部ロール
34より離間し、ゴムロールの破損を防止するように形
成される。上部ロール33が高速で回転する可動ロール
であると、ロール間隙への籾米の食込みがスムーズであ
り、急な食込みは防止され、ロール間隙の微調節が容易
であり、摩耗も少ない。
【0011】前記上下部ロール33、34は図4のよう
に全体として籾摺部1に対し右側に片寄って設けられ、
前記上下部ロール33、34の下方位置には左側が高く
なる風選路35が設けられ、風選路35の左側の下部に
前記籾ガラ排出筒3の前記翼車36が設けられる。翼車
36の軸心は前後方向である。37は風選路35の傾斜
底板であり、傾斜底板37の右端には混合米受樋38が
設けられ、混合米受樋38上には後方に混合米を搬送す
るコンベア39が設けられ、コンベア39は混合米バケ
ットエレベーター5の下端に連結される。40は前記翼
車36に至る籾ガラ受樋であり、混合米受樋38と籾ガ
ラ受樋40の左右中間には粃等の2番受樋41が設けら
れ、2番受樋41上には2番コンベア42が設けられ、
2番受樋41の排出端に2番スロワー43が取付けら
れる。
【0012】前記2番スロワー43は、混合米受樋38
の上部に設けた前記戻し籾受樋44に連絡されるが、
番スロワー43の跳揚筒45の中途には、図5、6のよ
うに切替弁46を介して取出樋47が設けられ、切替弁
46を実線の位置に切替えると2番物は機外に取出され
る。
【0013】55は前記仕上米スロワー4の排出部であ
るが、図7のように、屈曲流路56を経て穀粒は排出部
55より排出され、屈曲流路56に穀粒が留まると、翼
車53の風は上端排出部55からは排出されず、戻し風
路57(図4)を経て風選路35に戻され、翼車36で
一緒に排風されて、塵埃を飛散させない。
【0014】58はキャスター、58aはL型横杆、5
8bは螺杆、58cはハンドルであるが、特に図8のよ
うに全体を荷造りした状態では、キャスター58は梱包
枠59より下方に突き出すように設け、荷造りしたまま
移送できるようにする。
【0015】図2において60は固定貯留タンク6の前
後両側に設けた点検窓であり、点検窓60により混合米
の留り具合を見て調節する。
【0016】図9は供給ホッパー30と上下部ロール3
3、34の拡大図の一例であり、供給ホッパー30の側
部に籾米の戻し室61を形成し、供給ホッパー30と戻
し室61の間に切替弁62が設けられ、切替弁62を一
方に切替えると供給ホッパー30より穀粒が供給され、
切替弁62を他方に切替えると戻し室61より穀粒が
給される。また、回転ハンドル63に固定した螺杆64
を上部ロール33の支持腕65aに設けたコマ65に螺
させ、回転ハンドル63を回転させると、コマ65が
左右に移動して上部ロール33は下部ロール34に対し
微妙に遠近調節される。65bは上部ロール33を支
持腕65aに軸支する軸、65cは支持腕65aの回転
軸、63aは螺軸64を右方に付勢する弾力付勢機構の
バネである。また螺杆64に異常ハンドル66を取付
けて、異常ハンドル66を操作すると、上部ロール33
がバネ63aと共に一挙に離間するように形成する。な
お、手動で調節する装置は、その他類似のものが考慮で
きる。
【0017】しかして、籾摺部1は、最上部に供給ホッ
パー30を配置し、供給ホッパー30の下部に上下部ロ
ール33、34を有する籾摺室67を配置し、該籾摺室
67の下部に風選路35を有する風選室68を配置した
構成であるが、前記供給ホッパー30と前記籾摺室67
と前記風選室68と前壁73と後壁72で包囲して略
四角形状の籾摺部1とし、前記籾摺室67と前記後壁7
2の間には籾摺駆動室69を、前記風選室68と前記後
壁72との間には伝導室71を、前記風選室68と前記
前壁73との間には戻し装置室70を形成する。
【0018】前記籾摺部1の上部には、図2のように、
手動レバー群を設ける。74は供給ホッパー30の開閉
シャッター30aを開閉する籾供給手動レバーで、開閉
シャッター30aは傾斜調節板6bにも連動されている
が、籾供給手動レバー74にも連動されている。75は
混合米供給手動レバー、76は固定貯留タンク6の下部
の開閉シャッターで、混合米供給手動レバー75を引き
下ろすと開閉シャッター76は開く。77は仕上米シャ
ッターレバーである。78は揺動クラッチレバーで、引
き下げると選別板9は揺動する。
【0019】
【作用】次に作用を述べる。供給ホッパー30に籾米を
投入し、籾供給手動レバー74を引下げて開閉シャッタ
ー30aを開き、混合米供給手動レバー75を引下げて
固定貯留タンク6の開閉シャッター76を開き、仕上米
シャッターレバー77を引下げて仕上米スロワー4に穀
物が流れるようにし、揺動クラッチレバー78を引き下
げて選別板9を揺動させると、籾米は上下部ロール3
3、34に供給されて籾摺され、籾摺米は風選室68
内の風選路35で風選されて軽い籾ガラは排出3によ
り機外に放出され、重い混合米は混合米受樋38に落下
してコンベア39で後送され、混合米バケットエレベー
ター5の下端に供給されて揚穀され、固定貯留タンク6
に貯留される。また、2番物は2番受樋41に落下
番スロワー43で揚穀されて戻し籾受樋44に戻され
る。このとき、上下部ロール33、34は、例えば回転
ハンドル63を回転することにより、その上部ロール3
3が遠近微調節されて、最適の間隔に調節され籾摺され
るが、上部ロール33が高速で回転する可動ロールであ
るため、籾米の食込みがスムーズであり、急な食込みは
防止され、ロール間隙の微調節が容易であり、摩耗も少
ない。なお、工具等の異物が供給されるようなことがあ
るが、そのときは、異常ハンドル66を引いて、上下部
ロール33、34の間隔を広くして、破損を防止する。
【0020】しかして、固定貯留タンク6に貯留された
混合米は、固定貯留タンク6より分配装置8に供給さ
れ、分配装置8の底板19の振動で分割口20に移動
し、分割口20で分けられて各段の選別板9に供給され
る。選別板9は揺動クラッチレバー78を引下げること
によりクラッチ入りになってモーター13で回転するカ
ム輪12により左右に揺動するが、選別板9の板面には
図において右側に揺り寄せうる多数の揺寄突起が形成さ
れているから、比重の重い玄米は図において右側に移動
し、比重の軽い籾米は反動で左側に移動し、中央には分
離されない混合米が分布する。右側の玄米排出部23に
集合した玄米は玄米取出口48に落下し、右側螺旋51
で右方に移送されて翼車53で跳上げられ、仕上米スロ
ワー4で取出される。この場合、仕上米スロワー4の排
出部55は図7のように屈曲流路56に形成され、屈曲
流路56に穀物が溜ると翼車53の風は排風されず戻し
風路57より戻されるから、塵埃は飛散しない。
【0021】前記選別板9の選別状態は、透視窓17よ
り見ることが出来るが、もし、玄米排出部23側に穀物
が片寄り過ぎるときは、左右の傾斜が足りないのである
からスイッチ18を操作して図3の第1調節モーター1
4に通電し、ネジ杆15を回転させて選別板9の右側を
高くし、その反対のときは第1調節モーター14を逆転
させて選別板9の右側を低くする。また、仕上米スロワ
ー4で取出される玄米中に若干の籾米が混入するような
ときは、第1仕切板21の位置が左に寄り過ぎているの
であるから、第2調節モーター26に通電してネジ杆2
7を回転させて第1仕切板21を右に移動させる。
【0022】上記選別で、混合米取出口49より落下し
た混合米は左側螺旋52で左に移動させ、混合米受樋3
8に集めて混合米バケットエレベーター5により揚穀す
る。又、籾米取出口50に取出された籾米は戻し籾受樋
44に集められ、戻しスロワー54で供給ホッパー30
に戻され、再度籾摺される。
【0023】前記戻しスロワー54による戻し量が多く
なると、固定貯留タンク6内の貯留量が多くなり、限界
を越えると、詰まりが生ずるが、本願は固定貯留タンク
6内に調節板6bが設けられ、調節板6bはバネ6aで
吊設され、調節板6bが下がると開閉シャッター30a
連動て開閉シャッタ−30aが閉じるから詰まりは
生じない。
【0024】
【発明の効果】本発明は、上部に供給ホッパー30を該
供給ホッパー30の下部に上部ロール33と下部ロール
34とを斜め上下の関係に傾斜配設させた籾摺室67を
設けたものにおいて、前記下部ロール34は回転のみ自
由とした位置固定ロールとし、前記上部ロール33は前
記下部ロール34に対して接離する位置可動ロールと
し、かつ前記上部ロール33の方が前記下部ロール34
よりも周速度を高速にし、前記上部ロール33は前記上
部ロール33と前記下部ロール34との軸心を結ぶ方向
に対して略平行に可動するようにし、前記上部ロール3
3には前記上部ロール33を前記下部ロール34に弾
力的に付勢させる弾力付勢機構のバネ63aを設け、前
記上部ロール33は前記下部ロール34に対して前記
バネ63aごと大きく離脱させうる異常ハンドル66を
設けた籾摺装置の籾摺ロールとしたから、上部ロール3
3が下部ロール34よりも高速で回転し、且つ可動ロー
ルであるため、籾米の食込みがスムーズであり、急な食
込みはなく、ロール間隙の微調節が容易であり、摩耗も
少ない。また、前記上部ロール33は、前記上部ロール
33と前記下部ロール34の軸心を結ぶ方向に対して略
平行に可動するようにした籾摺装置の籾摺ロールとした
ものであるから、実施化容易、作用円滑である。また、
前記上部ロール33には前記上部ロール33を前記下部
ロール34に対して弾力的に近接させる弾力付勢機構の
バネ63aを設けた籾摺装置の籾摺ロールとしたもので
あるから、籾摺作用が円滑にできる。また、前記上部ロ
ール33はバネ63aごと大きく離脱するようにした籾
摺装置の籾摺ロールとしたものであるから、大きな異物
を噛み込んだときなど、離脱操作を容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行例の正面図。
【図2】本願の正面図。
【図3】本願の揺動選別部内の正面図。
【図4】同一部縦断正面図。
【図5】同2番スロワーと戻しスロワーの正面図。
【図6】同2番スロワーの断面図。
【図7】仕上米スロワーの一部断面側面図。
【図8】荷造り状態の正面図。
【図9】ロール開閉装置の正面図。
【図10】籾摺部の縦断側面図。
【符号の説明】
1…籾摺部、2…揺動選別部、3…籾ガラ排出、4…
仕上米スロワー、5…混合米バケットエレベーター、6
…固定貯留タンク、6a…バネ、6b…傾斜調節板、7
…揺動選別装置、8…分配装置、9…選別板、10…台
枠、11…垂直支杆、12…カム輪、13…モーター、
14…第1調節モーター、15…ネジ杆、16…軸着
部、17…透視窓、18…スイッチ、19…底板、20
…分割口、21…第1仕切板、22…第2仕切板、23
…玄米排出部、24…混合米排出部、25…籾米排出
部、26…第2調節モーター、27…ネジ杆、28…第
3調節モーター、29…ネジ杆、30…供給ホッパー、
30a…シャッター、31…底板、32…供給口、33
…上部ロール、34…下部ロール、35…風選路、36
…翼車、37…傾斜底板、38…混合米受樋、39…コ
ンベア、40…籾ガラ受樋、41…2番受樋、42…2
番コンベア、43…2番スロワー、44…戻し籾受樋、
45…跳揚筒、46…切替弁、47…取出樋、48…玄
米取出口、48a…切替弁、49…混合米取出口、50
…籾米取出口、51…右側螺旋、52…左側螺旋、53
…翼車、54…戻しスロワー、55…排出部、56…屈
曲流路、57…戻し風路、58…キャスター、58a…
L型横杆、58b…螺杆、58c…ハンドル、59…梱
包枠、60…点検窓、61…戻し室、62…切替弁、6
3…回転ハンドル、63a…バネ、64…螺杆、65…
コマ、65a…支持腕、65b…軸、65c…回転軸、
66…異常ハンドル、67…籾摺室、68…風選室、6
9…籾摺駆動室、70…戻し装置室、71…伝導室、7
2…後壁、73…前壁、74…籾供給手動レバー、75
…混合米供給手動レバー、76…開閉シャッター、77
…仕上米シャッターレバー、78…揺動クラッチレバ
ー。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に供給ホッパー30を該供給ホッパ
    ー30の下部に上部ロール33と下部ロール34とを
    め上下の関係に傾斜配設させた籾摺室67を設けたもの
    において、前記下部ロール34は回転のみ自由とした位
    置固定ロールとし、前記上部ロール33は前記下部ロー
    ル34に対して接離する位置可動ロールとし、かつ前記
    上部ロール33の方が前記下部ロール34よりも周速度
    を高速にし、前記上部ロール33は前記上部ロール33
    と前記下部ロール34との軸心を結ぶ方向に対して略平
    行に可動するようにし、前記上部ロール33には前記上
    部ロール33を前記下部ロール34に弾力的に付勢
    せる弾力付勢機構のバネ63aを設け、前記上部ロール
    33は前記下部ロール34に対して前記バネ63aご
    と大きく離脱させうる異常ハンドル66を設けた籾摺装
    置の籾摺ロール。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記上部ロール33
    を支持する支持腕65aの端部にはコマ65を設け、該
    コマ65aは螺軸64に螺合させて該螺軸64が回転す
    ると前記コマ65aが前記螺軸64の軸方向に移動して
    前記上部ロール33を前記下部ロール34に対して接離
    するよう構成し、前記弾力付勢機構の前記バネ63aは
    前記螺軸64を前記下部ロール34側に付勢する構成と
    し、前記異常ハンドル66は前記螺軸64を前記バネ6
    3aごと前記下部ロール34から遠ざける方向に移動さ
    せることができるように構成した籾摺装置の籾摺ロー
    ル。
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