JP3707174B2 - 籾摺選別機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、籾摺選別機の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
出願人は、特願平8−252821号で、籾摺部1,揺動選別装置3,混合米揚穀機4及び玄米揚穀機5を具備する籾摺選別機において、単一の操作レバ−を連続した操作溝内を移動操作することにより、初めに籾摺部1の籾供給調節弁38の調節をし、次いで、揺動選別装置3の揺動クラッチの入切及び選別穀粒の機内循環,機外取出の切替操作をする発明について、特許出願をした。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許出願発明では、籾摺作業開始時には、まず、操作レバ−31を籾供給調節弁操作溝部32a内を操作して、籾供給調節弁38を閉位置から開位置に操作し、次いで、揺動選別装置操作溝部32bを移動操作して揺動選別装置3の揺動クラッチの切り替え及び穀粒の機内循環・機外取出の切り替えをする構成である。
【0004】
しかして、単一の操作レバ−31の操作で、初めに籾摺部1の籾供給調節弁38を開口し、次いで、揺動選別装置3の操作部を操作しするので、操作の簡単化を図ることはできるが、籾供給調節弁38を一定の開位置にしか操作できず、籾供給量が一定となり、オペレ−タの好みに合わせて供給量を調節できないという新たな問題点が発生した。
【0005】
この発明は、このような問題点を解決して、単一の操作レバ−で操作の簡単化を図りながら、籾供給調節弁の開位置を任意に調節できる装置を具現しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、このような問題点を解決するために、次の技術的手段を講じた。即ち、この発明は、籾摺部(1),揺動選別装置(3),混合米揚穀機(4)及び玄米揚穀機(5)を具備する籾摺選別機であって、籾供給調節弁操作溝部(32a)及び揺動選別装置操作溝部(32b)からなる連続した操作溝(32)内を移動操作して初めに籾摺部(1)の籾供給調節弁(38)を操作し、次いで、揺動選別装置(3)の操作部を操作する単一の操作レバー(31)と、常時はばね(51)で開き方向に付勢される籾供給調節弁(38)と、該操作レバー(31)籾供給調節弁(38)との間を連動連結する籾供給調節弁作動手段と、この籾供給調節弁作動手段を構成し融通機構を備えた籾供給調節連動体( 43)と、所定回動位置に係止され供給量調節体53を備える供給量調節アーム(52)と、前記供給量調節体(53)を籾供給調節連動体(43)に当接することで上記操作レバー(31)を全閉鎖位置から全開位置への操作にもかかわらず前記籾供給調節弁(38)の開度を全開状態から供給量を減少した所定開度に規制することのできる籾供給調節弁開度規制手段と、からなる籾摺選別機の構成とした。
【0007】
【作用】
初めに、単一の操作レバー(31)を操作溝(32)の籾供給調節弁操作溝部(32a)内を、全閉鎖位置から全開位置に移動操作して、籾摺部(1)の籾供給調節弁(38)を開調節し、次いで、揺動選別装置操作溝部(32b)を移動操作して、揺動選別装置(3)の揺動クラッチの入切及び選別穀粒の機内循環及び選別穀粒の機内循環及び機外取出をし、簡単な操作で籾摺選別作業を行うことができる。
【0008】
また、操作レバー(31)を籾供給調節弁操作溝部(32a)の全閉位置から全開位置に移動すると、例えば次のように構成されている籾供給調節弁開度規制手段が供給量調節アーム(52)の作動に基づき作動して、籾供給調節弁(38)を所定量減少させて開調節することができる。即ち、籾供給調節連動体(43)の長孔で構成されている融通機構による閉位置での規制が解除されて、籾供給調節連動体(43)、籾供給調節弁(38)はばね(51)のばね力により開方向に移動し、籾供給調節連動体(43)が供給量調節体(53)に当接した所で停止し、籾供給調節弁弁(38)は所定量減少側にした状態で開度を保持して籾を供給する。また、供給量調節体(53)供給量調節アーム(52)の操作によって任意位置に移動し規制位置を調節することにより、籾供給調節弁(38)の開度を好み減少量に合わせた開度に調節できる。
【0009】
【発明の効果】
この発明は、上述のように、単一の操作レバー(31)を操作溝(32)の籾供給調節弁操作溝部(32a)及び揺動選別装置操作溝部(32b)を移動操作することにより、籾摺部(1)の籾供給調節、並びに、揺動選別装置(3)の操作を簡単に行うものでありながら、籾供給調節弁(38)の供給量も調節でき、前記課題を解決できるものである。
また、所定回動位置に係止され供給量調節体(53)を備える供給量調節アーム(52)の操作によって該供給量調節体(53)を任意位置に移動し規制位置を調節することにより、籾供給調節弁(38)の開度を好み減少量に合わせた開度に調節できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。まず、図1〜図4に基づき、籾摺選別機の全体構成について説明する。籾摺選別機は、籾摺をする籾摺部1,籾摺部1からの摺落米を風選する摺落米風選部2,摺落米風選部2での風選後の混合米を籾・玄米に分離選別する揺動選別装置3,混合米揚穀機4及び玄米揚穀機5等により構成されている。
【0011】
籾摺部1は、上部の籾ホッパ6,籾摺ロ−ル7,7の内装されている籾摺室8等で構成されている。摺落米風選部2は、摺落米風選箱9,摺落米風選路10,粃受樋11,摺落米受樋12,吸引フアン13,排塵筒14等により構成されている。次に、揺動選別装置3について説明する。
【0012】
多段の揺動選別板15,15,…には、板面に選別用の凹凸あるいは選別凸条が形成されていて、縦方向の一側を高い供給側、他側を低い排出側とし、縦方向に直交する横方向の一方側を高い揺上側、反対側を低い揺下側として、揺動選別板15の縦横2方向ともに傾斜した構成とし、揺動選別板15,15,…は揺動アーム,揺動リンクから構成されている揺動装置で、横方向斜め上下に往復揺動される構成である。
【0013】
この揺動選別板15,15,…における供給側には供給口が構成されていて、分配供給樋16及び分配ケース17を経由して、混合米が供給口から供給される構成である。揺動選別板15,15,…に供給された混合米は、粒形の大小,比重の大小,摩擦係数の大小等の関係で、比重の重い小形の玄米は揺上側に偏流分布し、また、玄米に比較して大きく比重の軽い籾は、揺下側に偏流分布し、また、その中間部には分離されない籾・玄米の混合米が分布しながら選別される。しかして、これらの選別穀粒は、揺動選別板15の排出側に設けられている玄米仕切板18及び籾仕切板19で仕切られて取り出される。
【0014】
取り出された玄米は、玄米取出樋20,玄米流路21,玄米揚穀機5を経て機外に取り出され、また、混合米は混合米取出樋22,混合米流路23,摺落米受樋12,混合米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配供給樋16,分配ケース17を経て、揺動選別板15,15,…に供給されて再選別される。また、取り出された籾は、籾取出樋25,籾流路26,籾揚穀機27を経て籾摺部1に揚穀還元されて、再度の籾摺がなされる構成である。
【0015】
次に、籾摺選別機の作用について説明する。籾摺作業をする場合には、籾摺部1の籾ホッパ6に籾を供給し、籾摺選別機の回転各部を駆動する。次いで、籾ホッパ6から籾摺ロール7,7に籾を供給して籾摺し、摺落米を下方の摺落米風選路10で風選する。軽い籾殻を吸引フアン13,排塵筒14を経て機外に排出し、比較的軽い粃粒は粃受樋11に落下選別され、重い玄米及び籾の混合米は、摺落米受樋12に落下選別される。
【0016】
しかして、選別された混合米は、混合米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配供給樋16及び分配ケース17を経て、揺動選別板15,15,…に供給される。混合米は、揺動選別板15が横方向斜上下に往復揺動されると、粒形の大小、比重の大小、摩擦係数の大小等の関係で、小形で比重の重い玄米は揺上側に偏流分布し、また、玄米に比較して大形で比重の軽い籾は揺下側に偏流分布し、また、その中間部には分離されない混合米が分布しつつ選別される。
【0017】
揺動選別板15,15,…の排出側から流下した穀粒は、玄米仕切板18及び籾仕切板19で仕切られる。玄米仕切板18で仕切られた玄米は、玄米取出樋20,玄米流路21及び玄米揚穀機5を経て機外に取り出され、また、玄米仕切板18及び籾仕切板19で仕切られた混合米は、混合米取出樋22,混合米流路23,混合米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配供給樋16及び分配ケ−ス17を経て揺動選別板15に供給されて再選別され、また、籾仕切板19で仕切られた籾は、籾取出樋25,籾流路26及び籾揚穀機27を経て籾摺部1に還元されて再度の籾摺がされる。
【0018】
次に、図5に基づき、操作レバ−構成について説明する。籾ホッパ6の揺動選別装置3側に位置している平面部28を幅広に構成して、この幅広の平面部28には変形U字形の操作溝32を構成し、この操作溝32に沿って溝操作レバ−31を移動できる構成である。籾ホッパ6の下部に一体的に取り付けた支持ブラケット33には、図5の左右方向に沿った支持軸34を取り付けている。この支持軸34の中間部に軸心回りに回動できるように筒体35を嵌合支持し、この筒体34には操作レバ−31の基部を支持軸34と交叉する軸で軸支して、操作レバ−31を筒体34に対して左右方向に一定範囲揺動自在に軸支すると共に、支持軸34の回りには操作レバ−31と筒体35とは一体的に回動する構成としている。
【0019】
また、支持軸34における筒体35の左右両側部には、籾供給調節弁作動体36及び揺動作動体37を回動自在に支持し、籾供給調節弁作動体36の上部には左側に回動した操作レバ−31が係合するU字型の係合部36aを構成し、籾供給調節弁作動体36の下部には、連動ロッド43の基部を連係し、連動ロッド43の先端を籾供給調節弁38側に連係している。
【0020】
また、揺動作動体37の上部には、右側に回動した操作レバ−31が係合するU字型の係合部37aを構成し、揺動作動体37の下部のクラッチ連係溝39には、揺動選別装置3の揺動クラッチを入切する揺動クラッチワイヤ40の基部を係合し、また、穀粒切替連係溝41には、揺動選別装置3の玄米取出樋20の穀粒を機外取出状態及び機内循環状態とに切り替える切替ワイヤ42の基部を係合している。
【0021】
しかして、操作レバ−31を図5の状態から左側に回動して、操作レバ−31を籾供給調節弁作動体36の係合部36aに係合すると、籾供給調節弁38が操作可能状態となる。しかして、籾供給調節弁操作溝部32aの閉位置から開位置に操作すると、籾供給調節弁38が閉から開に操作される構成である。また、操作レバ−31を右側に回動して、操作レバ−31を揺動作動体37の係合部37aに係合し、揺動操作溝部32bの揺動切位置から揺動入位置に移動させると、揺動クラッチワイヤ40が引っ張られて、揺動クラッチが入り状態となる。
【0022】
さらに、操作レバ−31を揺動クラッチ入り位置から機外取出位置に操作すると、切替連係溝41の端部で切替ワイヤ42を引っ張り、穀粒切替弁を機内循環状態から機外取出状態に切り替えられ、玄米仕切板18で仕切られた玄米が機外に取り出される構成である。このように、機体の中心部にある操作レバ−31を変形U字型の操作溝32に沿って操作することにより、籾供給調節弁38,揺動クラッチの入切及び玄米の機内循環・機外取出の切り替えが順序正しく簡単に操作できる。
【0023】
また、運転スイッチ(図示省略)をONすると、機体の回転各部が駆動され、その後に揺動クラッチを入りにすると、揺動選別板15が揺動される構成である。しかして、操作レバ−31が、籾供給調節弁操作溝部32aの閉位置〜開位置及び揺動操作溝部32bの揺動切位置にあるときには、籾摺部1,混合米揚穀機4及び玄米揚穀機5は駆動状態で、揺動選別装置3は非揺動状態であり、作業再開時には、揺動選別装置3から混合米揚穀機4及び玄米揚穀機5に穀粒が流下供給されず、作業再開時の揚穀機の穀粒詰まりを防止できる。
【0024】
次に、図6に示す実施例について説明する。前記図5の実施例では、操作レバ−31を籾供給調節弁38の閉位置から開位置へ操作することにより、籾供給調節弁38は所定の開度に操作される構成であるが、この実施例では、操作レバ−31の全閉鎖位置から全開位置への同一の操作量で籾供給調節弁38の開閉度合いをも調節できるようにするものである。
【0025】
図6に示すように、支持軸34における筒体35の左右両側部には、籾供給調節弁作動体36及び揺動作動体37を回動自在に支持し、籾供給調節弁作動体36の上部にはU字型の係合部36bを構成し、左側に回動した操作レバ−31が係合する構成している。籾供給調節弁作動体36の下部には、籾供給調節連動体としての連動ロッド43の基部を連係している。連動ロッド43の基部側には長孔54を構成して、籾供給調節弁作動体36側のピン36bと係合させた融通機構を構成し、操作レバ−31を閉位置から開位置へ移動すると、籾供給調節弁作動体36のピン36bは前記長孔54内を一端側から他端側にスライド移動し、連動ロッド43はそのままの位置を保持する構成である。
【0026】
機枠44にはピン45aで回動体45を軸支し、この回動体45の一端に、前記連動ロッド43の先端側を枢支連結し、回動体45の他端にピン46aで三角形状の中間回動体46の第1角部を軸支し、中間回動体46の第2角部には弁連動ロッド47の一端を枢支連結し、弁連動ロッド47の回動側の他端には籾供給調節弁38のア−ム部を連係している。
【0027】
また、混合米ホッパ24にはホッパ連動ロッド48の上端を連結し、機枠44に三角形状のホッパ回動体49の第1角部をピン49aで軸支し、ホッパ回動体49の第2角部にホッパ連動ロッド48の下端を連結し、ホッパ回動体49の第3角部に中間連係ロッド50の一端を連係し、中間連係ロッド50の他端を前記中間回転体46の第3角部に連係している。
【0028】
しかして、操作レバ−31を閉位置から開位置の間を操作すると、籾供給調節弁作動体36,ピン36b,長孔54,連動ロッド43,回動体45,中間回動体46,弁連動ロッド47を介して、籾供給調節弁38が開操作される。これらをもって前記操作レバー31と前記籾供給調節弁38との間を連動連結する籾供給調節弁作動手段を構成するものである。この操作レバー31による開閉操作は、混合米ホッパ24の上下動による籾供給調節弁38の連係とは無関係になされる。
【0029】
また、混合米ホッパ24が穀粒量の増減により上下動すると、ホッパ連動ロッド48,ホッパ回動体49,中間連動ロッド50,中間回動体46,弁連動ロッド47を介して、籾供給調節弁38が関連的に減増調節される。なお、この関連調節は操作レバ−31とは無関係に調節される構成である。また、籾供給調節弁38のア−ム部には、図6に示すように、開方向に付勢するばね51を取り付けている。機枠には供給量調節ア−ム52を軸支して所定回動位置に係止できる構成として、供給量調節ア−ム52の先端部の調節体53を連動ロッド43の屈曲部43aに当接係止させる構成としている。籾供給調節弁作動体36のピン36bを連動ロッド43の長孔54に連係して、操作レバ−31を閉位置から開位置間を移動操作すると、一定の遊びをもって連動ロッド43が作動する関係にある。
【0030】
しかして、操作レバ−31を閉位置から開位置に操作すると、籾供給調節弁作動体36のピン36bは、連動ロッド43の長孔54内を左端から右端にスライド移動する。次いで、ばね51により籾供給調節弁38は開方向に作動され、これに連れて連動ロッド43も矢印の開方向へ引っ張られて移動し、屈曲部43aが供給量調節ア−ム52の供給量調節体53に当接したところて停止し、籾供給調節弁38の弁開度が規制される。しかして、籾供給調節弁38の開度を操作レバ−31を全開位置に操作しても、供給量調節ア−ム52を調節設定しておくことにより、好みの開度に規制できる。
【0031】
なお、操作レバ−31を閉位置から開位置に操作した際に、籾供給調節弁作動体36のピン36bが長孔54内を一端側から他端側にスライド移動し、次いで、連動ロッド43を所定距離開側に移動し、次いで、ばね51で籾供給調節弁38を開側に回動させ、弁連動ロッド47,中間回動体46,回動体45を介して、連動ロッド43を引っ張り、籾供給調節弁作動体36のピン36bを長孔54の他端側から一端側に移動させて、籾供給調節弁38を所定位置に開動作する構成としてもよい。)また、揺動作動体37の下部のクラッチ連係溝39には、揺動選別装置3の揺動クラッチ65を入切する揺動クラッチワイヤ40の基部を連係している。揺動クラッチ65のテンションプ−リ66を伝導ベルト67に押圧すると、中間プ−リ68から揺動プ−リ69に動力が伝達されて、揺動選別板15が揺動する構成である。なお、70はクラッチ調節用のナットである。
【0032】
また、揺動作動体37の下部の穀粒切替連係溝41には、切り替える切替ワイヤ42の基部を連係している。揺動選別装置3の玄米取出樋20には、玄米仕切板18で仕切られた穀粒を機外取出状態及び機内循環状態とに穀粒切替弁71を設け、切替ワイヤ42の先端を穀粒切替弁71の作動ア−ム72に連結している。なお、73は、切替ワイヤ42の調節用ナットである。
【0033】
次に、図7に示す操作レバ−31の他の実施例について説明する。操作レバ−31を機枠に軸支された軸55に固着し、操作レバ−31の下部には揺動作動体37を取り付けている。操作レバ−31を回動操作すると、揺動クラッチ切り・揺動選別穀粒の機内循環状態、揺動クラッチ入り・揺動選別穀粒の機内循環状態、及び、揺動クラッチ入り・揺動選別穀粒の機外取出状態に、夫れ夫れ操作できる構成である。
【0034】
軸55には、籾供給調節弁開度バ−74,弁籾供給調節弁作動体36及びギヤ56を固着し、籾供給調節弁作動用のモ−タ57が正転あるいは逆転すると、ギヤ58,ギヤ56,軸55を介して籾供給調節弁作動体36が駆動され、籾供給調節弁38が開閉調節される構成である。また、操作レバ−31の握り部31aの横側部には、モ−タ57を正転あるいは逆転操作するトグル式のスイッチ59を設けている。また、籾供給調節弁開度バ−74の回動部近傍には、籾供給調節弁38の開閉状態を表示する籾供給調節弁表示装置60が設けられて、籾供給調節弁38が開閉調節されると、その開閉度が表示される構成である。
【0035】
前記の構成であるので、操作レバ−31を回動操作して揺動選別装置の切り替え作動をしながら、指一本でスイッチ59を操作することにより、籾供給調節弁38の開閉をすることができ、また、籾供給調節弁38の開閉度を自由に選択できて操作性を向上させることができる。
次に、図8に基づき、籾ホッパ6の他の実施例について説明する。
【0036】
籾摺選別機の籾ホッパ6の上部には、補助ホッパ61を内側に嵌合して装着できる構成とし、この補助ホッパ61の上部全周にわたり所定間隔毎に凹部61a,61a,…を多数形成している。そして、納屋の天井部に設けている穀粒タンク62、あるいは、穀粒乾燥機(図示省略)から流下パイプ63を介して籾を供給する際に、傾斜状態の流下パイプ63の下端部を補助ホッパ61の凹部61aに嵌合支持し、流下パイプ63の
振動による移動を確実に防止しながら支持し、籾こぼれを防止できる。
【0037】
また、図9−(1)に示すように、発砲スチロール等の弾性材で補助ホッパ61を構成してもよい。また、図9−(2)に示すように、籾ホッパ6の上部外周部の支持穴に、逆U字型の位置決めパイプ64,64を挿入支持して、位置決めパイプ64,64の間に前記流下パイプ63を挟んで支持し、籾こぼれを防止しながら籾供給をするものである。また、図9−(3)に示すように、補助ホッパ61をゴム等の弾性材で、上下に伸縮する構成とし、流下パイプ63の接触支持する部分を凹ませて移動を防止する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の切断側面図
【図2】一部切断した背面図
【図3】側面図
【図4】平面図
【図5】斜視図、平面図
【図6】要部の斜視図
【図7】平面図、側面図
【図8】斜視図、切断側面図
【図9】斜視図、側面図
【符号の説明】
1…籾摺部,2…摺落米風選部,3…揺動選別装置,4…混合米揚穀機,5…玄米揚穀機,6…籾ホッパ,7…籾摺ロール,8…籾摺室,9…摺落米風選箱,10…摺落米風選路,11…粃受樋,12…摺落米受樋,13…吸引フアン,14…排塵筒,15…揺動選別板,16…分配供給樋,17…分配ケース,18…玄米仕切板,19…籾仕切板,20…玄米取出樋,21…玄米流路,22…混合米取出樋,23…混合米流路,24…混合米ホッパ,25…籾取出樋,26…籾流路,27…籾揚穀機,28…平面部,29…排塵カバ−,30…揺動カバ−,31…操作レバ−,32…操作溝,33…ブラケット,34…支持軸,35…筒体,36…籾供給調節弁作動体,37…揺動作動体,38…籾供給調節弁,39…クラッチ連係溝,40…揺動クラッチワイヤ,41…切替連係溝,42…切替ワイヤ,43…連動ロッド,44…機枠,45…回動体,46…中間回動体,47…弁連動ロッド,48…ホッパ連動ロッド,49…ホッパ回動体,50…中間連動ロッド,51…ばね,52…供給量調節ア−ム,53…調節体,54…長穴,55…軸,56…ギヤ,57…モ−タ,58…ギヤ,59…スイッチ,60…籾供給調節弁表示装置,61…補助ホッパ,62…穀粒タンク,63…流下パイプ,64…位置決めパイプ

Claims (1)

  1. 籾摺部(1),揺動選別装置(3),混合米揚穀機(4)及び玄米揚穀機(5)を具備する籾摺選別機であって、籾供給調節弁操作溝部(32a)及び揺動選別装置操作溝部(32b)からなる連続した操作溝(32)内を移動操作して初めに籾摺部(1)の籾供給調節弁(38)を操作し、次いで、揺動選別装置(3)の操作部を操作する単一の操作レバー(31)と、常時はばね(51)で開き方向に付勢される籾供給調節弁(38)と、該操作レバー(31)籾供給調節弁(38)との間を連動連結する籾供給調節弁作動手段と、この籾供給調節弁作動手段を構成し融通機構を備えた籾供給調節連動体(43)と、所定回動位置に係止され供給量調節体53を備える供給量調節アーム(52)と、前記供給量調節体(53)を籾供給調節連動体(43)に当接することで上記操作レバー(31)を全閉鎖位置から全開位置への操作にもかかわらず前記籾供給調節弁(38)の開度を全開状態から供給量を減少した所定開度に規制することのできる籾供給調節弁開度規制手段と、からなる籾摺選別機
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