JP5895259B2 - 計量機能を有する包装機 - Google Patents

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本発明は、食品または薬品などの粉粒体、錠剤、塊体、および液体といった内容物を包装する包装体を製造するための計量機能を有する包装機に関し、特に、計量手段によって判定された歩留まりを稼働中に改善するフィードバック機能を備えた計量機能を有する包装機に関する。
近年、例えば粉粒体の食品や医薬品などを棒状に包装するスティック包装体(包装体)が開発されている。スティック包装体は、ポリエチレンテレフタレートフィルム、アルミニウム箔、ポリエチレンフィルムなどを積層したラミネートフィルムが材料である。
このスティック包装体は、ラミネートフィルムの長手方向の両縦縁部(縦シール部)を合掌状に重ね合わせて熱融着する一方、こうして筒形状となったラミネートフィルムの短手方向の両横縁部(1対の横シール部)を熱融着したものであり、棒状である。そのため、携帯性や利便性が高く、開封も容易となる。しかしながら、スティック包装体は、特殊な形状を有した袋であるため、専用のスティック包装機を利用して製造される。
従来のスティック包装機として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1のスティック包装機Mは、リールに巻回されたラミネート状の包装紙Fを供給する包装紙供給部121と、上部が未封止状態の予備包装体P3に内容物を落下させるホッパ122と、包装紙Fを筒状に付形する案内筒部123aと、筒状の包装紙Fの縦縁部を貼り付ける縦シール部123と、長手方向における横縁部を貼りつける横シール部124と、一方の横縁部の端部にノッチを形成するカッタ125,126と、横縁部を切断してスティック包装体111として形成する横切断カッタ128とを備えていた。
このスティック包装体111の製造時には、まず、包装紙供給部においてリールから包装紙Fを導出する。次に、包装紙Fを案内筒部123aによって筒状に付形し、この筒状の包装紙Fの縦縁部を縦シール形成部によって貼り付けて縦シール部123を形成する。それから、横シール形成部により筒状の包装紙Fを所定ピッチで順次貼り付けて横シール部124を形成する一方、上部が未封止状態の予備包装体P3に、ホッパ122内の内容物(例えば砂糖)Sを落下させて充填する。次いで、予備包装体P3の上端部を横シール部124により封止するとともに、カッタにより一方の横シール部124にノッチ(切り目)を形成する。続いて、横切断カッタ128により、順次、横シール部124を切断する。その結果、連続的にスティック包装体111が製造される(特許文献1参照)。
特開平11−263374号公報
しかしながら、特許文献1のスティック包装機によれば、スティック包装体に充填された内容物が、予め設定された重さの誤差内で正しく充填されているかを検査する計量は、スティック包装機内からスティック包装体を排出後に施されていた。そのため、工場内には計量ステージを別に設けなければならず、しかもスティック包装機から計量ステージまでスティック包装体を移送するベルトコンベアなどの移送装置が別途必要であった。その結果、設備コストが高騰し、スティック包装体を製造する設備全体に利用される設置スペースも大きく、計量に合格してスティック包装体が製品となるまでに長時間を要していた。また、計量値が設定値の中心に来るように、装置稼働中でも充填される内容物の量を調節できるフィードバック機能を備え、さらに歩留まりを向上させる必要があった。
本願発明は、前記課題を解決するために創案されたものであり、設備コストが安価で、設置スペースが小さく、このスティック状の包装体の製造から計量が終了するまでの時間を短縮し、生産性を高めることができ、この包装体を高い精度で確実に計量することができ、良品のみを選択して包装体排出部から排出することができ、簡単かつ安価な構造でありながら、計量により不良品と判断された包装体を確実に包装体排出部から排除し、不良品回収ボックスに投入することができる。そして、不良品の被計量物を、その不良状況に応じて回収位置を変更したり、不良品回収ボックス内に略均一な高さで不良品包装体を回収することができると共に、計量手段によって判定された歩留まりデータを内容量供給部に対して稼働中にフィードバックすることで、歩留まりを改善することができる計量機能を有する包装機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明の計量機能を有する包装機は、帯形状を有する1枚の包装紙の両縦縁部および、帯形状を有する2枚の包装紙の対向する縦縁部の、いずれか一方の前記縦縁部をそれぞれ重ね合わせた前記包装紙の重ね合わせ部分をシールすることで前記包装紙を筒形状に付形し、次いで前記付形された筒形状の下端をシールして形成された予備包装体に所定量の内容物を投入し、さらに前記予備包装体の上端をシールした後、前記上端のシール部分を前記シール部分の一部を残して横切断して形成された包装体を包装体排出部により機外に排出する、この包装体排出部に計量手段を設けた計量機能を有する包装機において
前記内容物を貯留するホッパと、
このホッパの下流に設けられ、水平方向の閉空間を形成する駆動機能を備えて収納容量を調節して、前記内容物を設定容積値だけ収容する収納容量調節機構と、
前記包装体を受ける計量バケットと、
を備え、
前記計量手段は、前記計量バケットに連結され、前記内容物を含めた前記包装体の重さから前記内容物の重さを計測する計量手段であり、
前記収納容量調節機構は、前記計量手段の計量値と、前記設定容積値に相当する重量の設定値と、の差に相当する値を基に前記計量手段によって判定された歩留まりデータを収納容量調節機構に稼働中にフィードバックして前記設定容量値を設定値の中心に来るように充填される内容物の量を調節することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の計量機能を有する包装機であって、前記収納容量調節機構は、前記内容物を水平方向から把持するように互いに嵌合可能に設けられた固定体と移動体とを備え、
前記固定体と前記移動体によって囲まれる空間の上下面位置が水平方向に一定であることで、前記収納容量が、前記固定体と前記移動体によって囲まれる水平方向の面積と比例することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の計量機能を有する包装機であって、前記収納容量調節機構は、前記内容物を水平方向から把持するように互いに嵌合可能に設けられた固定体と移動体と、前記固定体と前記移動体の上方に摺動可能に設けられ、前記内容物の上部をすり切るためのすり切り板と、前記固定体と前記移動体の下方に開閉可能に設けられ、前記内容物を保持および解放のいずれか一方をするための第1の開閉蓋と、を備え、前記すり切り板、前記固定体、前記移動体、および前記第1の開閉蓋によって、設定容積としての閉空間が形成されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、内容物を貯留するホッパと、このホッパの下流に設けられ、駆動機能を備えて収納容量を調節して、前記内容物を設定容積値だけ収容する収納容量調節機構と、包装体を受ける計量バケットとを備え、計量手段が、計量バケットに連結され、内容物を含めた包装体の重さから内容物の重さを計測し、収納容量調節機構が、計量手段の計量値と、設定容積値に相当する重量の設定値との差に相当する値を基に設定容量値を調節することによって、計量ステージが包装機本体に内設されているため、設備コストが安価となり、設置スペースも小さく、包装体の製造から計量が終了するまでの時間を短縮し、生産性を高めることができると共に、計量手段によって判定された歩留まりデータを収納容量調節機構に稼働中にフィードバックすることで、収納容量調節機構において収納容量の設定値が自動的に微調節され、歩留まりを改善することができる。
請求項に係る発明によれば、収納容量調節機構が、内容物を水平方向から把持するように互いに嵌合可能に設けられた固定体と移動体とを備え、これらの固定体と移動体によって囲まれる空間の上下面位置が水平方向に一定にすり切り可能に設けられているため、収納容量が、固定体と移動体によって囲まれる水平方向の面積と比例することによって、設定容積値に相当する量の内容物を包装体に正確に収容することができる。
請求項に係る発明によれば、収納容量調節機構が、内容物を水平方向から把持するように互いに嵌合可能に設けられた固定体と移動体とを備え、固定体と移動体の上方に摺動可能に設けられた、内容物の上部をすり切るためのすり切り板と、固定体と移動体の下方に開閉可能に設けられ、内容物を保持および解放のいずれか一方をするための第1の開閉蓋とを備えたため、これらすり切り板、固定体、移動体、および第1の開閉蓋によって、閉空間が形成され、設定容積値に相当する量の内容物を包装体に正確に収容することができる。
本発明の第1の実施形態に係る計量機能を有する包装機の側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る収納容量調節機構の概略図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る包装機の計量手段の拡大正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る包装機の計量手段の拡大平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る良品・不良品排出時の動作を説明する説明図であり、(a)は、良品排出時の計量手段の拡大縦断面図、(b)は、不良品排出時の計量手段の拡大縦断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る包装機により製造された包装体の斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る計量機の側面方向から視た縦断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る計量機の平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る計量機の正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る計量機の背面図である。 本発明の第2の実施形態に係る計量機の計量ステージ帯を示す拡大側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る計量機の計量ステージ帯を示す拡大正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る計量機の不良品排出手段を示す要部拡大側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る計量機の不良品排出手段を示す要部拡大正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る他の計量機の不良品排出手段を示す要部拡大側面図である。 従来の実施形態を示す包装機の概略図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る計量機能を有する包装機の側面図である。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る収納容量調節機構の概略図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る包装機の計量手段の拡大正面図である。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る包装機の計量手段の拡大平面図である。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る良品・不良品排出時の動作を説明する説明図であり、(a)は良品排出時の計量手段の拡大縦断面図、(b)は不良品排出時の計量手段の拡大縦断面図である。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る包装機により製造された包装体の斜視図である。
図1および図6に示すように、計量機能を有する包装機10は、シュガースティックである4本のスティック状の包装体(包装体/被計量物)を同時に製造可能な4連式の計量機能を有する包装機を例にとる。
この4連式の計量機能を有する包装機は、4連それぞれの計量手段によって計量され、それぞれに良品・不良品の歩留まりが算出され、その結果に応じて、それぞれの収納容量調節機構にデータがフィードバックされ、それぞれの収納容量調節機構によって、それぞれの収納容量が自動的に微調節される。
この計量機能を有する包装機10は、4本のラミネート状の包装紙Fを同時に供給する4つの包装紙供給部11、11…と、各包装紙Fの幅方向の両端部(縦両縁部)を合掌状に合わせた縦シール部12a、12a…(図6参照)を熱融着シールして筒状に巻き付ける4つの縦シール形成部13、13…と、製造途中の予備包装体12Aの上下両端に横シール部12b(図6参照)を形成する4つの横シール形成部14、14…と、上方から砂糖(内容物)Sを貯留して連続的に所定量を落下させる4つのホッパ(内容物貯留部)15、15…と、各ホッパ15から供給される砂糖Sを予備包装体12Aに供給する4つの内容物供給部16、16…と、これらの4つの内容物供給部16、16…に備えられた、モータ駆動機能を備えて収納容量を調節する収納容量調節機構3、3…と、各横シール部12bをカッタ17aで切断する4つの横シール切断部17、17…と、各横シール切断部17から排出されたスティック包装体12(図6参照)を、計量機能を有する包装機10の機外に排出する4つのスティック排出部(包装体排出部)18、18…と、これらが搭載される装置本体19とを備えている。収納容量調節機構3は、内容物供給部16に設けられている。
これらの包装紙供給部11、縦シール形成部13、横シール形成部14、ホッパ15、内容物供給部16、横シール切断部17およびスティック排出部18を有する各スティック包装機構20は同じ構造で、各スティック包装機構20は水平状態で装置本体19に並設されている。そのため、ここでは1つのスティック包装機構20についてのみ説明する。
計量機能を有する包装機10において、装置本体19は縦長な直方体のケーシングで、装置本体19の後側(背面側)の下部には、リール11aに巻回されたラミネート状の包装紙Fを供給する包装紙供給部11が設けられている。装置本体19の前側の上面には、上部が未封止状態の予備包装体12Aに砂糖Sを投入するホッパ15が立設されている。装置本体19の前側の上端部には、ホッパ15から排出された内容物Sを所定量だけ一時的に収容する内容物供給部16が設けられている。装置本体19の前側の上部には、筒状の包装紙Fの幅方向の縦両縁部を貼り付け、背ばり部12a(図6参照)を形成する縦シール形成部13が設けられている。
装置本体19の前側の中央部には、筒状の包装紙Fを長さ方向に所定ピッチで、かつ包装紙Fの長さ方向に直交するように貼り付け、横シール部12b(図6参照)を形成する横シール形成部14が設けられている。この横シール形成部14の直下には、一方の横縁部の端部にノッチを形成するカッタ22が設けられている。カッタ22の直下には、横シール部12bを切断し、スティック包装体12として形成する横シール切断部17が設けられている。
装置本体19の前側の下部には、スティック排出部18が設けられている。横シール切断部17の直下には、製造されたスティック包装体12をスティック排出部18に送り込む導入シュート18aが設けられ、スティック排出部18には、製造されたスティック包装体12を計量する計量手段25が設けられている。また、装置本体19の前側の下端部付近には、スティック排出部18から排出されたスティック包装体12を搬出するベルトコンベア23が設けられている。さらに、スティック排出部18の下方の床面には、計量時に不良品と判断された不良スティック包装体(不良包装体)12Bを回収する不良品回収ボックス24が配置されている。また、装置本体19の下部には制御盤39が設けられている。
また、計量機能を有する包装機10は、包装紙Fのうち、帯形状を有する1枚の包装紙Fの両縦縁部、または帯形状を有する2枚の包装紙F´、F´のそれぞれ対向する縦縁部をそれぞれ重ね合わせた包装紙の重ね合わせ部分を熱融着シールすることで包装紙F、F´を筒形状に付形する。ここでは、帯形状を有する1枚の包装紙から包装体を製造する包装紙Fを用いて説明する。
まず、帯形状を有する1枚の包装紙Fの両縦縁部を重ね合わせ、この重ね合わせ部分を熱融着シールすることで包装紙Fを筒形状に付形する。付形された筒形状の下端の重ね合わせ部分を熱融着シールして形成された予備包装体12Aに所定量の内容物Sを投入し、さらに予備包装体12Aの上端の重ね合わせ部分を熱融着シールした後、上端のシール部分をシール部分の一部を残して横切断して包装体12を形成し、この包装体12を包装体排出部18により機外に排出する。
そして、図2に示すように、内容物Sを貯留するホッパ15の下流に、内容物Sを設定容積値だけ収容する内容物供給部16を設けて、この内容物供給部16に、収納容量を自動的に調節する駆動機能を備えた収納容量調節機構3を設ける。この駆動機能は、計量手段25で計量された値を常にセンター値にするように制御される。
さらに、計量手段25は、包装体12を受ける計量バケット27を備え、内容物Sを含めた包装体12の重さから内容物Sの重さを計測する。
収納容量調節機構3は、計量手段25の計量値と、設定容積値に相当する重量の設定値との差に相当する値を基に設定容量値を調節する。計量手段25が計量ロードセル31を備えている。
また、収納容量調節機構3は、内容物Sを水平方向から把持するように互いに嵌合可能に設けられた固定体3aと移動体3bと、固定体3aと移動体3bの上方に摺動可能に設けられ、内容物Sの上部をすり切るためのすり切り板16bと、固定体3aと移動体3bの下方に開閉可能に設けられ、内容物Sを保持および解放のいずれか一方をするための第1の開閉蓋16fとを備え、すり切り板16f、固定体3a、移動体3b、および第1の開閉蓋16fによって、設定容積としての閉空間3gが形成される。
計量ステージが包装機に内設されているため、設備コストが安価となり、設置スペースも小さく、包装体の製造から計量が終了するまでの時間を短縮し、生産性を高めることができると共に、計量手段によって判定された歩留まりデータを収納容量調節機構に稼働中にフィードバックすることで、収納容量調節機構において収納容量の設定値が自動的に微調節され、歩留まりを改善することができる。
この計量手段には、計量バケットに連結された計量ロードセルを備えたことによって、包装体を高い精度で確実に計量することができる。
収納容量調節機構が、内容物を水平方向から把持するように互いに嵌合可能に設けられた固定体と移動体とを備え、固定体と移動体の上方に摺動可能に設けられた、内容物の上部をすり切るためのすり切り板と、固定体と移動体の下方に開閉可能に設けられ、内容物を保持および解放のいずれか一方をするための第1の開閉蓋とを備えたため、これら、すり切り板、固定体、移動体、および第1の開閉蓋によって、閉空間が形成され、設定容積値に相当する量の内容物を包装体に正確に収容することができる。
次に、図3〜図5に示すように、スティック排出部18を詳細に説明する。スティック排出部18は、上側にスティック包装体12の投入口26aが形成され、前側の下隅部にスティック包装体12の排出口26bが形成されたハウジング26を本体としている。ハウジング26は、4連のスティック包装機構20を一括して収納する。ハウジング26内の投入口26aには、導入シュート18aから排出されたスティック包装体12を受け、排出口27aが下端部に形成された計量バケット27が収納されている。計量バケット27が配置された領域が、計量ステージである。
計量バケット27は、排出口27aを下方に向けて傾斜するシュート形状のバケットである。排出口27aには、上下スライド式の開閉扉28が取り付けられ、開閉扉28の上端部には昇降レバー28aが突出している。ハウジング26の開閉扉28の近傍には、回動ロッド29aを垂直面内で回動させて開閉扉28を昇降させる第1のロータリーソレノイド29が固定されている。
ハウジング26の計量バケット27の直下部分には、ハウジング26を装置本体19に固定する固定基部30が設けられている。固定基部30上には、計量ロードセル31が固定されている。計量ロードセル31の計量子には、側面視して略V字形状のブラケット32を介して、計量バケット27が連結されている。スティック包装体12が計量バケット27に投入されると、ブラケット32を介して、計量ロードセル31によりスティック包装体12が計量される。計量後、第1のロータリーソレノイド29の回動ロッド29aを垂直面内で開扉側に回動させる。これにより、昇降レバー28aを介して開閉扉28が上昇し、スティック包装体12が、計量バケット27からハウジング26の排出口26bに向かって排出される。
ハウジング26の計量バケット27と排出口26bとの間には、排出口26b側の端部が下方傾斜した排出シュート38が収納されている。排出シュート38は、側面視して二等辺三角形状を有している。排出シュート38の長さ方向の中間部付近には、不良品排出口31aが形成されている。固定基部30の排出側の面の両側部には、先端部が排出シュート38の鈍角な角部にそれぞれ固定された1対のアーム30aの元部が配設されている。排出シュート38には、計量により良品の重さの範囲外と判断された不良スティック包装体12Bを排除する不良品排除手段33が設けられている。
具体的には、排出シュート38の不良品排出口31aの形成部に回動ピン34を介して軸支され、垂直面内で回動することで不良品排出口31aを開閉させる側面視して略への字形状の第2の開閉蓋35と、回動ロッド36aを介して、第2の開閉蓋35を回動させる第2のロータリーソレノイド(蓋回動手段)36とを有している。第2のロータリーソレノイド36は、排出シュート38の排出口26b側の端部の裏面に固定されている。また、排出シュート38の排出側の端部には、排出シュート38を通過した良品のスティック包装体12の個数をカウントする良品カウンタ37が設けられている。
不良品排出口31aの直下には、前記不良品回収ボックス24が配置されている。これらの計量バケット27、計量ロードセル31、第1のロータリーソレノイド29、第2のロータリーソレノイド36、排出シュート38、第2の開閉蓋35および良品カウンタ37をハウジング26に収納することで、スティック排出部18がユニット化される。計量手段25は、計量バケット27、計量ロードセル31およびブラケット32により構成されている。
次に、図1〜図6を参照して、この発明の第1の実施形態に係る計量機能を有する包装機10の動作を説明する。
まず、包装紙供給部11において、リール11aから包装紙Fを導出する。次に、包装紙Fを筒状に付形し、筒状の包装紙Fの幅方向の両端部を縦シール形成部13によって貼り付け、縦シール部12aを形成する。それから、横シール形成部14により筒状の包装紙Fを長さ方向に所定ピッチで熱融着し、一方の横シール部12bを形成する。次に、上部が未封止状態の予備包装体12A内に、ホッパ15内の砂糖Sを収納容量調節機構3を経て落下させて充填する。
続いて、予備包装体12Aの上端部を横シール形成部14により封止するとともに、カッタ22により一方の横縁部にノッチ(切り目)を形成する。そして、横シール切断部17により横シール部12bを順次切断することで、連続的にスティック包装体12が製造される。
製造されたスティック包装体12は、導入シュート18aから計量バケット27に投入される。ここで、計量ロードセル31によりスティック包装体12が計量される。計量後は、第1のロータリーソレノイド29により開閉扉28が上昇され、スティック包装体12が計量バケット27から排出される。その結果、スティック包装体12は、排出シュート38を通過してハウジング26の排出口26bから機外に排出される(図5(a))。ただし、計量時に、予め設定された良品の重さより軽いまたは重いと判断された不良スティック包装体12Bは、排出シュート38を通過する途中、第2のロータリーソレノイド36により第2の開閉蓋35が回動されることで、開口された不良品排出口31aより落下し、直下の不良品回収ボックス24に投入される(図5(b))。機外に排出された良品のスティック包装体12は、前記ベルトコンベア23により、次の梱包工程に、順次、移送される。
以上説明したように、スティック包装体12の計量手段25を計量機能を有する包装機10の内部に設けたので、設備コストが安価で、設置スペースが小さく、スティック包装体12の製造から計量が終了するまでの時間を短縮し、生産性を高めることができる。また、計量手段25は、スティック包装体12を受ける計量バケット27と、計量バケット27に連結された計量ロードセル31とを有するので、スティック包装体12を高い精度で確実に計量することができる。
計量時に不良品と判断された不良スティック包装体12Bは、スティック排出部18の計量ステージより下流部分で、不良品排除手段33により排除される。これにより、良品のみを選択してスティック排出部18から排出することができる。さらに、不良スティック包装体12Bは、排出シュート38を通過する途中、第2のロータリーソレノイド36により第2の開閉蓋35を回動させることで、開口された不良品排出口31aより排出される。これにより、簡単かつ安価な構造であるにも拘らず、計量により不良品と判断されたスティック包装体12を確実にスティック排出部18から排除することができる。さらにまた、計量手段25を有するスティック排出部18(包装体排出部)をユニット化している。これにより、新規なスティック式の包装機だけでなく、既存のスティック式の包装機であっても、容易にこの発明の効果を有した計量機能を有する包装機に改良することができる。
包装体としては、例えばスティック包装体、三方シール包装体、四方シール包装体などを採用することができる。三方シール包装体とは、矩形状を有する包装体の3辺がシールされたものである。また、四方シール包装体とは、正面視して矩形状を有する包装体の4辺がシールされたものである。
帯形状の包装紙は、包装紙供給部に、リールに巻き取られた状態またはつづら織り状態で折り畳まれて保管されている。
包装紙の縦両縁部のシールは、縦シール形成部により行われる。また、包装紙の上端および下端のシールは、横シール形成部により行われる。縦シール形成部および横シール形成部としては、例えば熱融着器を採用することができる。
包装体に充填される内容物としては、例えばインスタントコーヒー、インスタントミルク、砂糖、塩などの食品、穎粒状やパウダー状の薬品などを採用することができる。また、各種の液状の素材でもよいし、塊状の素材でもよい。
内容物は、例えばホッパなどの内容物貯留部に収納される。
予備包装体12Aの上端のシール部分を切断するのは、カッタとこれを横移動させるカッタ移動手段とを有した横シール切断部により行われる。
これらの包装紙供給部11、縦シール形成部13、横シール形成部14、内容物貯留部15、内容物供給部16および横シール切断部17を有した包装機の主要部は、包装機の装置本体に、2組(2連)または3組(3連)以上を搭載するように構成してもよい。
包装体排出部18は、横シール切断部17から機外に達する包装体の搬出路を有していればよい。搬出路は1本でもよいし、2本以上でもよい。
計量手段の構成は限定されない。例えば、計量バケットと、計量器である計量ロードセルでもよい。
計量手段の装置本体への搭載数は、包装体の製造装置の主要部の搭載数に合わせることができる。
被計量物は、搬送路を通して機外に排出される途中、計量手段により計量される。このように、ハウジング内において、計量手段により被計量物を計量するように構成したので、例えば、計量機を被計量物の製造装置の製品排出口付近に配置した場合には、従来のように被計量物を計量ステージまで移送するベルトコンベアなどの移送装置が不要となる。その結果、設備コストが廉価となり、被計量物を製造する設備全体に利用される設置スペースも小さく、計量に合格して被計量物が製品となるまでの時間が短縮し、生産性を高めることができる。
包装紙Fとしては、例えばポリエチレンテレフタレートフィルム、アルミニウム箔、ポリエチレンフィルムなどを積層したラミネートフィルムを採用することができる。
計量バケットの形状は限定されない。計量後、包装体を排出するシュートを有するものが好ましい。その際、包装体の排出口には、自動開閉扉を設けることができる。
不良品排除手段の構造は限定されない。例えば、把持部材による把持により不良品の包装体を除去することができる。
ハウジングの大きさ、形状は限定されない。ハウジングは、装置本体に固定してもよいし、着脱自在としてもよい。
搬送路としては、例えば、シュート、無端コンベアなどを採用することができる。また、ロータリーソレノイドに代えて電動モータなどでもよい。
ここで、不良品回収ボックスの素材、形状、大きさは限定されない。
ここでいう不良品排出口の直下とは、不良品排出口の直下だけでなく、その付近一帯を含むものとする。
また、排出ガイドは、第2の開閉蓋と一体形成されてもよいし、別体で形成されてもよい。ただし、第2の開閉蓋と排出ガイドとは固定状態でなければならない。すなわち、排出ガイドは第2の開閉蓋の回動に伴って、常時、同じ角度だけ回動し、不良被計量物の落下方向を規制する。
<第2の実施形態>
次に、図7〜図14に示すように、本発明の第2の実施形態に係る計量機能を有する包装機から独立した計量機ユニット部分を説明する。この計量機50は、7本のスティック包装体(被計量物)12を同時に製造可能な7連式の既存のスティック包装機(図示せず)から排出された各スティック包装体12を、同時に計量可能な装置である。すなわち、計量機50はハウジング51と、ハウジング51に収納されたスティック包装体12を搬送する搬送路52と、搬送路52に設けられ、スティック包装体12の重さを量る計量手段53とを備えている。
ハウジング51は、上側にスティック包装体12の投入口51aが形成され、前側の下隅部にスティック包装体12の排出口51bが形成された計量機50の本体である。ハウジング51内には、図示しない既存のスティック包装機の7連の導入シュートに対応する、7連の計量機構54が一括して収納されている。全ての計量機構54は、同じ構造を有している。これにより、第2の実施形態では説明の都合上、1つの計量機構54のみを詳細に説明する。
ハウジング51の投入口51aには、既存のスティック包装機から排出されたスティック包装体12を受ける計量バケット55が設けられている。計量機能を有する包装機10のうち、計量バケット55が配置された領域が計量ステージとなる。計量バケット55の下端部(下流部)には、スティック包装体12の排出口55aが形成されている。計量バケット55は、その排出口55aを下方に向けて傾斜したシュート形状を有している。計量バケット55の下流側の半分には、その上面から排出口55aにかけて、垂直面内で回動自在な開閉扉56により開閉自在に被われている。
開閉扉56は、先部が45°下方に屈曲され、元部が上方に略80°屈曲された機長方向(計量機50の左右方向)に長い平板からなる。開閉扉56の元部側の屈曲部付近には、ヒンジ部が形成されている。ヒンジ部は、後述する門形ブラケット60の両側板間に横架された回動軸56aを中心にしている。開閉扉56は、ヒンジ部より先側(排出口側)に重心が存在する。そのため、通常、開閉扉56は、その自重により計量バケット55の排出口55aを閉じている。
ハウジング51の後板(背板)の中間高さ位置の内面には、計量機50の機長方向に長いブラケット57が突設されている。ブラケット57には、固定基部58を介して、計量子をハウジング51内側に向けた計量ロードセル59が固定されている。計量子には、門形ブラケット60の底板の下端部がそれぞれ固定され、門形ブラケット60の内部空間に計量バケット55が配置されている。
ハウジング51の上板の機幅方向(前後方向)の中間部の内面には、ブラケット61を介して、第1のロータリーソレノイド62が垂設されている。第1のロータリーソレノイド62の回動ロッド62aを垂直面内で開扉側に回動させると、開閉扉56の元部がハウジング51の外方に押される。これにより、開閉扉56は回動軸56aを中心にして垂直面内で開扉側に回動する。その結果、計量バケット55の排出口55aが開き、スティック包装体12が計量バケット55内からハウジング51の排出口51bに向かって排出される。
計量バケット55とハウジング51の排出口51bとの間には、排出口側の端部が下方傾斜した排出シュート63が収納されている。排出シュート63は、側面視して二等辺三角形状を有している。排出シュート63の正三角形状を有した両側板の頂上部間には、固定ロッド64が横架されている。固定ロッド64の両端部は、ハウジング51の前板の中間高さ部分の内面に離間配置された1対のブラケット65間に固定されている。排出シュート63の上流部(上部)から中流部(長さ方向の中間部)には、不良品排出口63aが形成されている。排出シュート63には、不良品排出口63aを開閉可能で、かつ計量により良品の重さの範囲外と判断された不良スティック包装体12Bを不良品排出口63aから排除する不良品排除手段66が設けられている。
以下、これを詳細に説明する。不良品排除手段66は、垂直面内で回動することで不良品排出口63aを開閉させる側面視して略への字形状の第2の開閉蓋67と、回動ロッド68aを介して、第2の開閉蓋67を回動させる第2のロータリーソレノイド(蓋回動手段)68とを有している。第2の開閉蓋67は、側面視して「くの字」に屈曲した平板であり、主に底板と、底板の両側部分を直角に屈曲した1対の側板とから構成されている。底板の下流部は、底板の上流部に対して略120°だけハウジング51の内側に屈曲している。この底板の下流部が、不良品排出口63aから排出された不良スティック包装体12Bを、不良品回収ボックス69に導く排出ガイド70となっている。排出ガイド70の外面(ハウジング51の外面)の幅方向の中間部には、排出ガイド70の長さ方向に長いガイド片71が突設されている。ガイド片71には、その長さ方向に長い長孔71aが形成されている。長孔71aには、第2のロータリーソレノイド68の回動ロッド68aの先端部に軸支されたローラ68bが、長孔61aの長さ方向に移動自在に挿入されている。
排出シュート63の不良品排出口63aの下流側の形成部付近には、図示しない1対の軸受が離間して配設されている。この軸受間には、軸線方向が水平な回動ピン72を介して、第2の開閉蓋67が軸支されている。第2のロータリーソレノイド68は、ブラケット73を介して、排出シュート63の排出口側の端部の裏面に固定されている。また、排出シュート63の排出側の端部には、排出シュート63を通過した良品のスティック包装体12の個数をカウントする良品カウンタ74が設けられている。不良品排出口63aの直下には、前記不良品回収ボックス69が配置されている。
これらの計量バケット55、計量ロードセル59、第1のロータリーソレノイド62、第2のロータリーソレノイド68、排出シュート63、第2の開閉蓋67および良品カウンタ74をハウジング51に収納することで、計量機50がユニット化される。計量手段53は、計量バケット55、計量ロードセル59により構成されている。また、搬送路52は計量バケット55と、排出シュート63により構成されている。ハウジング51の底部の四隅には支柱75が配設されている。各支柱75はボルト75aを主体とし、ダブルナット構造75bにより、高さ調整自在に構成されている。
次に、図7〜図14を参照して、この発明の第2の実施形態に係る計量機50の動作を説明する。まず、既存のスティック包装機から排出されたスティック包装体12は、図示しない導入シュートから計量バケット55に投入される。ここで、計量ロードセル59によりスティック包装体12が計量される。計量後は、第1のロータリーソレノイド62により開閉扉56が垂直面内で開口側(上方)に回動し、スティック包装体12が計量バケット55から排出される。その結果、スティック包装体12は、排出シュート63を通過してハウジング51の排出口51bから機外に排出される。
ただし、計量時に、予め設定された良品の重さより軽いまたは重いと判断された不良スティック包装体12Bは、排出シュート63を通過する途中、第2のロータリーソレノイド68により第2の開閉蓋67が回動されることで、不良品排出口63aから放物線を描いて落下する。その途中、不良スティック包装体12Bは排出ガイド70に当接し、その後、排出ガイド70に導かれて不良品回収ボックス69に収納される。これにより、ベルトコンベアなどを使用せず、簡単かつ安価な構造でありながら、不良品排出口63aから排出された不良スティック包装体12Bを、確実に不良品回収ボックス69内に投入することができる。
以上説明したように、ハウジング51内で計量手段53によりスティック包装体12を計量するように構成したので、従来のようにスティック包装体12をスティック式の包装機から遠く離れた計量ステージまでベルトコンベアなどにより移送する必要がなくなる。その結果、設備コストが廉価となり、スティック包装体12を製造する設備全体に利用される設置スペースも小さい。しかも、計量に合格してスティック包装体12が製品となるまでの時間が短縮し、生産性を高めることができる。また、計量手段53は、スティック包装体12を受ける計量バケット55と、計量バケット55に連結された計量ロードセル59とを有したので、スティック包装体12を高い精度で確実に計量することができる。
不良スティック包装体12Bは、搬送路52の計量ステージより下流部分で、不良品排除手段66により排除される。これにより、良品のみを選択して搬送路52から排出することができる。さらに、不良スティック包装体12Bは、排出シュート63を通過する途中、第2のロータリーソレノイド68により第2の開閉蓋67を回動させることで、開口された不良品排出口63aから、その直下の不良品回収ボックス69に排出される。その結果、簡単かつ安価な構造であるにも拘らず、計量により不良品と判断されたスティック包装体12を確実に搬送路52上から排除することができる。
なお、図15に示すように、計量ロードセル59からの計量信号に基づき、開蓋時における第2の開閉蓋67および排出ガイド70の回動角度を、制御盤39の制御回路に設けた回動角度調整手段80により調整可能としてもよい。具体的には、不良スティック包装体12Bが検出されるごと、若干角度ずつ第2の開閉蓋67の開蓋角度および排出ガイド70の回動角度を一定サイクルで多段階に変更するように回路を構成する。これにより、不良スティック包装体12Bが不良品回収ボックス69内の一箇所に偏って落下せず、不良品回収ボックス69内の全域に略均等に不良スティック包装体12Bを落下させることができる。その結果、不良品回収ボックス69の上部内には収納空間にゆとりがあるにも拘らず、盛り上がった多量の不良スティック包装体12Bがボックス外に崩れ落ちるといったおそれがない。また、人手を使わず不良品回収ボックス69に回収できる不良スティック包装体12Bの回収量も増やせる。
また、回動角度調整手段80を使用した他の制御方法として、排出ガイド70によって案内される不良スティック包装体12Bの落下位置が変更され、例えば重量超過、重量不足といった不良状況に応じて、不良スティック包装体12Bの回収位置を変更することができる。その結果、このように不良状況が異なる不良スティック包装体12Bを、複数の不良品回収ボックス69A、69Bに別々に回収することがきる。これらの例では、第2の開閉蓋67の回動角度を可変としている。ただし、少なくとも第2の開閉蓋67の開蓋時には、常時、不良スティック包装体12Bが不良品排出口63aを通過可能な角度は確保されているものとする。
以上、好ましい実施の形態を説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱することの無い範囲内において適宜変更が可能なものである。例えば、収納容量調節機構は、すり切り板、固定体、移動体、および第1の開閉蓋によって形成される閉空間としたが、内容物の収納容量が自動的に調節できて所定量を間欠的に送り出すことができれば、その他の構成であっても構わない。すなわち、従来の一般的な構成を適用すれば、収納容量調節機構が上下軸心の異なった孔間を移動して所定の収納容量を間欠的に送り出すようにしても構わない。
本発明は、食品または薬品などの粉粒体、錠剤、塊体、および液体といった内容物を包装する包装体を製造するための計量機能を有する包装機に関し、特に、計量手段によって判定された歩留まりを稼働中に改善するフィードバック機能を備えた計量機能を有する包装機に適用できる。
3 収納容量調節機構
3a 固定体
3b 移動体
3c カップリング
3d バネ
3e 両側ネジ付きボルト
3f モータM1
3fa モータ軸
3g 閉空間
10 計量機能を有する包装機
11 包装紙供給部
11a リール
12 スティック包装体、被計量物
12a 縦シール部
12a 背ばり部
12b 横シール部
12A 予備包装体
12B 不良スティック包装体、不良包装体
13 縦シール形成部
14 横シール形成部
15 ホッパ、内容物貯留部
16 内容物供給部
16a モータM2
16b すり切り板
16c モータM3
16ca モータ軸
16d ディスク
16e リンク機構
16f 第1の開閉蓋
17 横シール切断部
17a カッタ
18 スティック排出部、包装体排出部
18a 導入シュート
19 装置本体
20 スティック包装機構
22 カッタ
23 ベルトコンベア
24、69 不良品回収ボックス
25、53 計量手段
26、51 ハウジング
26a、51a 投入口
26b、51b 排出口
27、55 計量バケット
27a、55a 排出口
28、56 開閉扉
28a 昇降レバー
29、62 第1のロータリーソレノイド
29a、36a、62a、68a 回動ロッド
30、58 固定基部
30a アーム
31、59 計量ロードセル
31a、63a 不良品排出口
32、57、61、65、73 ブラケット
33、66 不良品排除手段
34 回動ピン
35、67 第2の開閉蓋
36、68 第2のロータリーソレノイド、蓋回動手段
37、74 良品カウンタ
38、63 排出シュート
39 制御盤
50 計量機
52 搬送路
54 計量機構
56a 回動軸
60 門形ブラケット
61a、71a 長孔
63a 不良品排出口
64 固定ロッド
68b ローラ
70 排出ガイド
71 ガイド片
72 回動ピン
75 支柱
75a ボルト
75b ダブルナット構造
80 回動角度調整手段
F 包装紙
S シュガースティック、砂糖、内容物

Claims (3)

  1. 帯形状を有する1枚の包装紙の両縦縁部および、帯形状を有する2枚の包装紙の対向する縦縁部の、いずれか一方の前記縦縁部をそれぞれ重ね合わせた前記包装紙の重ね合わせ部分をシールすることで前記包装紙を筒形状に付形し、次いで前記付形された筒形状の下端をシールして形成された予備包装体に所定量の内容物を投入し、さらに前記予備包装体の上端をシールした後、前記上端のシール部分を前記シール部分の一部を残して横切断して形成された包装体を包装体排出部により機外に排出する、この包装体排出部に計量手段を設けた計量機能を有する包装機において
    前記内容物を貯留するホッパと、
    このホッパの下流に設けられ、水平方向の閉空間を形成する駆動機能を備えて収納容量を調節して、前記内容物を設定容積値だけ収容する収納容量調節機構と、
    前記包装体を受ける計量バケットと、
    を備え、
    前記計量手段は、前記計量バケットに連結され、前記内容物を含めた前記包装体の重さから前記内容物の重さを計測する計量手段であり、
    前記収納容量調節機構は、前記計量手段の計量値と、前記設定容積値に相当する重量の設定値と、の差に相当する値を基に前記計量手段によって判定された歩留まりデータを収納容量調節機構に稼働中にフィードバックして前記設定容量値を設定値の中心に来るように充填される内容物の量を調節することを特徴とする計量機能を有する包装機。
  2. 前記収納容量調節機構は、前記内容物を水平方向から把持するように互いに嵌合可能に設けられた固定体と移動体とを備え、
    前記固定体と前記移動体によって囲まれる空間の上下面位置が水平方向に一定であるため、前記収納容量が、前記固定体と前記移動体によって囲まれる水平方向の面積と比例することを特徴とする請求項1に記載の計量機能を有する包装機。
  3. 前記収納容量調節機構は、前記内容物を水平方向から把持するように互いに嵌合可能に設けられた固定体と移動体と、
    前記固定体と前記移動体の上方に摺動可能に設けられ、前記内容物の上部をすり切るためのすり切り板と、
    前記固定体と前記移動体の下方に開閉可能に設けられ、前記内容物を保持および解放のいずれか一方を行うための第1の開閉蓋と、
    を備え、
    前記すり切り板、前記固定体、前記移動体、および前記第1の開閉蓋によって、設定容積としての閉空間が形成されることを特徴とする請求項1に記載の計量機能を有する包装機。
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