JP2505983Y2 - 穀物ロ―テイション設備の穀物計量設備 - Google Patents

穀物ロ―テイション設備の穀物計量設備

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JP2505983Y2 JP1989129226U JP12922689U JP2505983Y2 JP 2505983 Y2 JP2505983 Y2 JP 2505983Y2 JP 1989129226 U JP1989129226 U JP 1989129226U JP 12922689 U JP12922689 U JP 12922689U JP 2505983 Y2 JP2505983 Y2 JP 2505983Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)考案の属する技術分野 この考案は、例えば、農産物の穀物乾燥設備におい
て、農家が搬入した籾を計量したり、あるいは、貯蔵ビ
ンに貯蔵している籾をローテイション時に計量したりす
るような穀物ローテイション設備の穀物計量設備に関す
る。
(ロ)従来の技術 従来、カントリエレベータで設備されている穀物乾燥
設備では、農家が搬入する籾を計量機で計量した後、こ
れを貯蔵ビンに収納し、該貯蔵ビンからサイロ乾燥機に
供給している。
上述の計量機は、第5図に示すように、貯留ホッパ1
と、計量ホッパ2と、集合ホッパ3とを有し、農家は搬
入した籾は貯留ホッパ1に貯留されて、計量ホッパ2に
はこの貯留ホッパ1から放出され、設定される計量値に
達すると貯留ホッパ1の放出を停止し、次に、この計量
ホッパ2の籾を集合ホッパ3に排出して、次の計量サイ
クルに移る。
この計量処理において、前述の計量ホッパ2の計量能
力が、例えば、200Kgある計量機を使用すると、その計
量ホッパ2の背丈が高くなり、これに付随して、集合ホ
ッパ3の容積も大きくする必要があるので、さらに背丈
が高くなり、これらの上部に搬入籾を粗選処理する粗選
機を配置すると、優に6メートルを越える高さとなり、
これを収納する建築物が大型化する問題点を有する。
さらに、粗選機では連続的に粗選処理を実行されるこ
とで、円滑な処理性を持っているが、計量処理で間欠的
な穀物の流下となるので、粗選・計量処理の連続性が損
なわれ、また、粗選機の粗選処理量と、計量機の間欠的
な計量サイクル量とも調整(兼ね合い)が大変難しい問
題点を有する。
さらに、上述のように計量処理された籾は、次の貯蔵
ビンへ収納するために昇降機(バケット式昇降機)で上
方に搬送されるが、この昇降機の昇降能力および受入ホ
ッパの受入能力があるので、これらの能力を大きく設定
すると、前述のように200Kgの籾が一挙に昇降機に供給
されたとき、計量サイクルの前半で昇降処理が終了し
て、昇降機の無駄な遊びが生じ、また、前述の昇降機の
能力を能力を小さく設定すると、前段の計量後の籾を収
納した集合ホッパからの籾払出しを制御する必要が生
じ、計量サイクルと昇降処理能力との兼合いが大変難し
い問題点を有する。
(ハ)考案が解決しようとする課題 そこで、この考案は、計量設備がコンパクト化され、
さらに、粗選処理能力と計量サイクルとの兼ね合い、ま
た、計量サイクルと昇降処理能力との兼ね合いが容易に
取れて、昇降機、粗選機および計量機の処理の連続性が
得られ、さらにまた、荷受け時の穀物重量管理と、貯蔵
ビンに貯蔵した穀物のローテイション時の穀物重量管理
とを、1機の計量設備で行なうことができるような穀物
ローテイション設備の穀物計量設備の提供を目的とす
る。
(ニ)課題を解決するための手段 この考案は、ビン投入用昇降機と複数の貯蔵ビンとこ
れらの穀物の搬送を接続する穀物の搬送手段とで穀物の
ローテイション経路を形成し、前記ビン投入用昇降機の
排出側に二股の分岐路を経路切換え手段を併設して介装
し、一方の分岐路には投入穀物を粗選する粗選機と、穀
物を計量する計量設備とをこの順に配置し接続してロー
テイション経路に介装すると共に、他方の分岐路は上記
計量設備に接続し、前記計量設備を、上段に受入れた穀
物を分配する分配機を配設し、中段に分配機から分配供
給される穀物を計量処理する複数の計量機を配設し、下
段に各計量機による計量処理後の穀物を集合して排出す
るホッパを配設して、構成した穀物ローテイション設備
の穀物計量設備であることを特徴とする。
(ホ)作用 この考案の穀物ローテイション設備の穀物計量設備に
よれば、荷受け時には、昇降機の排出側の分岐路の経路
を粗選機側に切換えて、荷受けした穀物を粗選機で粗選
し、計量設備で計量した後、貯蔵ビンに貯蔵する。
また、貯蔵ビンの穀物をローテイションするときは、
昇降機の排出側の分岐路の経路を計量設備側に切換え
て、貯蔵ビン内の穀物を排出し、昇降機を通して計量設
備で計量した後、再び貯蔵ビンに貯蔵する。
さらに、前述の計量設備は、流下する穀物を分配機で
1つの計量機に投入して計量し、この計量が終了して、
下部のホッパに計量処理後の穀物を排出している間に、
分配機が次の計量機に穀物を投入して、計量処理を実行
し、このように計量処理後の穀物を排出している間に他
の計量機で計量処理することで、連続的な計量処理を実
行し、計量処理した穀物をホッパに集合して次工程に排
出する。
(ヘ)考案の効果 この考案によれば、計量設備の1機が荷受け時の計量
と、ローテイション時の計量とに有効に使用でき、それ
ぞれの計量に専用の計量設備を設けることに比して、コ
ストダウンも図れる。
そして、ローテイション時の穀物の計量は、貯蔵ビン
をローテイションする穀物の重量を監視すること、すな
わち、乾燥状態(水分の含有状態)を管理することがで
き、この後段に設けられるサイロ乾燥機の乾燥処理状況
によって、穀物を補充するとき、現在乾燥処理中の穀物
と等価な水分の穀物の補充が簡単にできるなど、有効な
貯蔵管理ができる。
さらに、この計量設備によれば、計量処理後の穀物を
排出している間に他の計量機で計量処理することで、粗
選機からの穀物の流下を滞らせることなく、連続的な粗
選・計量処理となり、したがって、1つの計量機の計量
能力を、例えば、60Kgに設定しても、複数の計量機の連
続的な計量処理となるので、単位時間当りの粗選・計量
処理は従来の処理能力と勝るとも劣ることがなく、その
結果、計量機が能力の小さい計量機の使用が可能となっ
て、従来の計量機より上下高さが低くでき、さらに、計
量後の籾を受入れるホッパの容量も小さくて済むため、
これも嵩低くできるばかりでなく、分配機には籾を収容
する能力は必要ないので、この分配機も嵩低くなり、こ
れらと粗選機との条件が有機的に結合されることで、粗
選機を含めた計量設備がコンパクトに構成でき、これを
収容する建築物の大型化を防止できる。
さらに、計量処理では分配機により前段の粗選機から
の穀物を滞ることなく、複数の計量機に分配するので、
穀物が連続して流下し、粗選処理と計量処理共に連続的
に処理ができ、したがって、相互が連続的処理であるた
め、相互の処理量の調整が容易に得られ、同時に、計量
機の前段または後段に昇降機を接続したときも、相互が
連続的処理であるため、相互の処理量の兼ね合いの調整
が簡単、容易に得られ、昇降機、粗選機および計量機に
おける穀粒流下の連続性処理がえられる効果を有する。
(ト)考案の実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はカントリエレベータで設備される穀物計量設備
を示し、第1図において、穀物計量設備10は計量機を構
成する2機の計量ホッパ11a,11bを有し、これらの計量
ホッパ11a,11bは計量動作可能に外枠12に支持されてい
る。
上述の計量ホッパ11a,11bの上部は開放され、下部に
は、該下部に形成した排出口13a,13bを開閉するシャッ
タ14a,14bを、軸15を介して開閉可能に枢着すると共
に、これらシャッタ14a,14bはエアーシリンダ(図示省
略)によって開閉操作される。
そして、上述の計量ホッパ11a,11bの下部位置には集
合ホッパ16を配置して、外枠12に固定し、上部の計量ホ
ッパ11a,11bから払出される計量処理後の穀物を次段に
流下する。
上述の計量ホッパ11a,11bの上部位置には分配機17を
配置して外枠12に固定している。
この分配機17は二股の筒状に形成し、上部に1つの投
入口18を、下部に2つの分岐した排出口19a,19bをそれ
ぞれ形成し、内部の分岐点には穀物の流下方向を切換え
るダンパ20を配設し、このダンパ20はエアーシリンダ
(図示省略)によって切換え操作される。
そして、上述の排出口19a,19bは前述の計量ホッパ11
a,11bのそれぞれの上面に開口している。
なお、一方の計量ホッパ11bの内部には電極21を挿着
し、この電極21は静電容量の変化を検出して、これを籾
の水分に換算して籾の水分を検出している。
上述のように構成した穀物計量設備10は、第2図に示
すように、カントリエレベータの穀物乾燥設備に使用さ
れる。
荷受ホッパ22は農家から搬入される籾を受入れ、該下
部に張架したベルトコンベア23で搬入籾をビン投入昇降
機24に搬送する。
上述のビン投入昇降機(バケット式昇降機)24は二股
に排出部25a,25bを形成し、この二股の分岐点に排出方
向を切換える昇降ダンパ26を設けている。
上述の一方の排出部25aには、搬入籾を粗選処理する
粗選機27を接続すると共に、この粗選機27の下部に前述
の第1図で説明した穀物計量設備10を接続し、また、他
方の排出部25bは穀物計量設備10に直接接続している。
上述の穀物計量設備10の排出部(集合ホッパ16)は、
複数本を並設した貯蔵ビン28…の上部に架設の上部ベル
トコンベア29上に配置している。
そして、上述の上部ベルトコンベア29には各貯蔵ビン
28…上を移動する投入機30を備え、該投入機30は指定さ
れた貯蔵ビン28に上部ベルトコンベア29上の籾を投入す
る。
前述の各貯蔵ビン28…には熱風発生機31で発生する熱
風を送風機32により供給され、また、ビン内部に貯蔵し
た籾はゲート33を介して下部に架設された下部ベルトコ
ンベア34に払出すことができる。
上述の下部ベルトコンベア34はゲート35を介して前述
のビン投入昇降機24と、ビン排出昇降機(バケット式昇
降機)36とに接続され、ビン排出昇降機36は後段のサイ
ロ乾燥機(図示省略)に籾を供給する。
上述のように構成した穀物乾燥設備は、農家が搬入し
た籾の荷受の作業と、貯蔵ビン28…内の籾の乾燥ムラを
防止するために、他の貯蔵ビン28に貯蔵籾を移し換える
ローテイションの作業を実行する。
第3図は穀物計量設備の制御回路を示し、CPU40はROM
41に格納されたプログラムに沿って各回路装置を駆動制
御し、RAM42は計量値、計量設定値、水分値等の必要な
データの記憶およびデータの読出しを実行する。
荷受スイッチ43は荷受の作業を指定し、ローテイショ
ンスイッチ44はローテイションの作業を指定する。
計量メータ45a,45bはそれぞれ計量ホッパ11a,11bと対
応し、これらが計量した籾の計量値を示す信号を出力
し、水分センサ46は電極21の籾の含有水分によって異な
る静電容量を水分値に変換した信号を出力する。
計量値設定器47はローテイションの量を設定する。
計量ダンパ駆動回路48は分配機17内のダンパ20を切換
えるためのエアーシリンダを駆動制御し、計量シャッタ
駆動回路49a,49bはこれらに対応する計量ホッパ11a,11b
のシャッタ14a,14bを開閉するためのエアーシリンダを
駆動制御する。
計量表示器50は計量ホッパ11a,11bが計量したそれぞ
れの計量値、およびトータル計量値、さらに、設定され
た設定値を表示し、水分表示器51は検知した水分値を表
示する。
荷受制御ユニット52は荷受ホッパ22のゲートやその下
部のベルトコンベア23を駆動制御する。
貯蔵ビン制御ユニット53は、ビン投入昇降機24の駆動
制御、その排出部の昇降ダンパ26を切換えるエアーシリ
ンダの駆動制御、上部ベルトコンベア29の駆動制御、投
入機30の移動制御、貯蔵ビン28のゲート33の開閉制御、
下部ベルトコンベア34の駆動制御、該コンベア34の排出
側のゲート35の切換え制御、ビン排出昇降機36の駆動制
御を実行する。
上述のように構成し穀物乾燥設備における穀物計量設
備10の動作を含めたCPU40の処理動作を、第4図のフロ
ーチャートを参照して説明する。
すなわち、農家が籾を搬入する場合は、搬入した籾を
荷受ホッパ22に投入する。
次いで、荷受スイッチ43を操作すると、荷受の作業で
あることが判定され(ステップn1)、RAM42の所定のエ
リアに荷受フラグがセットされると共に、荷受イニシャ
ルセットが実行される。
この荷受イニシャルセットは、荷受部制御ユニット52
を駆動して、荷受ホッパ22のゲートを開放すると共に、
その下部のベルトコンベア23を荷受方向に回動して、搬
入籾を搬送する。
さらに、貯蔵ビン制御ユニット53を駆動して、ビン投
入昇降機24を駆動すると共に、該昇降機24の昇降ダンパ
26を駆動して、その排出部25a側に籾が流下するように
セットし、さらに上部ベルトコンベア29を駆動し、投入
機30を籾の投入可能な貯蔵ビン28の位置に移動して、投
入をセットする(ステップn2)。
次に、計量メータ45a,45bの定量を設定し、すなわ
ち、各計量ホッパ11a,11bの許容計量値を、例えば、60K
gに設定し(ステップn3)、計量ホッパ11a,11bのいずれ
が使用可能に設定されているかを、RAM42のフラグエリ
アから計量フラグで判定する(ステップn4)。
この計量フラグが計量ホッパ11aを示す“A"であれ
ば、計量ホッパ11a側の計量メータ45aの計量値をゼロに
セットする(ステップn5)。
次に、分配機17のダンパ20を計量ホッパ11a側にセッ
トする。
なお、このセットは他方の計量ホッパ11b側の籾供給
を停止すべくダンパ20を切換えられることによって行う
(ステップn6)。
このようにセットされることにより、搬入されビン投
入昇降機24で昇降された籾は、その排出部25aから粗選
機27に流下して、粗選処理された後、分配機17の排出口
19aを介して、計量ホッパ11aに供給される。
次にCPU40に内蔵のタイマを始動して、60Kgを計量す
るに必要な時間を計時し(ステップn7)、この設定時間
内に定量の60Kgに概ね達したかを判定する(ステップn
8)。
籾の供給に伴う計量ホッパ11aからの計量値の変化は
逐次計量メータ45aから出力され、所定の時間内に定量
(60Kg)の籾の計量は判定されたときは、計量ダンパ駆
動回路48を駆動して、分配機17のダンパ20を計量ホッパ
11b側に切換えることで、計量ホッパ11aに対応する供給
を停止する(ステップn9)。
籾の供給停止直後は未だ籾の流下に基づく振動で、計
量ホッパ11aが振動しているので、計量値が安定しな
い。
したがって、安定するに必要な所定時間の経過後(ス
テップn10)、計量メータ45aは計量値を出力し、また、
水分センサ46は水分値を出力する(ステップn11)。
計量メータ45aから出力される計量値、および水分セ
ンサ46から出力される水分値は、それぞれRAM42の所定
のエリアに記憶されると共に、計量表示器50、水分表示
器51にそれぞれ表示される(ステップn12)。
なお、前述のステップn7で、所定時間の経過にもかか
わらず定量の60Kgの計量値に達しない場合は端量、すな
わち、60Kgに満たない端数の量であって、搬入された籾
の終了を示している。
前述のステップn11で計量の処理が終了すると、計量
シャッタ駆動回路49aが駆動され、計量ホッパ11aのシャ
ッタ14aが開放されて、計量された籾が排出される(ス
テップn12)。
なお、このシャッタ14aが開放される時点では、他方
の計量ホッパ11bのシャッタ14bは閉鎖され、同時に両計
量ホッパ11a,11bの籾が集合ホッパ16に流下することは
ない。
上述のシャッタ14aが開放され、計量された籾の全部
を排出するに必要な時間の経過後、シャッタ14aは閉鎖
される(ステップn12,n13,n14)。
なお、このシャッタ14aの閉鎖により、他方の計量ホ
ッパ11bのシャッタ14bの開放が許容される。
計量ホッパ11aの籾の排出が完了すると、RAM42のフラ
グエリアの計量フラグAを、計量ホッパ11bの使用可能
を示す計量フラグBに反転する(ステップn15)。
次いで、荷受作業であることを確認した後(ステップ
n16)、荷受作業が終了かを判定し(ステップn17)、こ
の判定は先のステップn7で端量を検知したかのチェック
で行う。
そして、端量が判定されないときは荷受作業が継続さ
れるので、ステップn3にリターンされる。
しかし、次の計量処理は他方の計量ホッパ11bが使用
され、この計量処理動作はステップm5〜m14で実行され
るが、このステップは先のステップn5〜n14と等価であ
るので、その詳細な説明を省略する。
このように穀物計量設備10の計量処理は計量ホッパ11
a,11bを交互に使用して実行し、荷受全量の籾の計量が
終了すると、そのトータル計量値はRAM42の所定のエリ
アに記憶され、また、荷受フラグはリセットされて(ス
テップn18)、荷受作業を終了する。
なお、穀物計量設備10の集合ホッパ16から払出される
籾は上部ベルトコンベア29により、所定の貯蔵ビン28ま
で搬送され、投入機30によって該貯蔵ビン28に投入され
る。
勿論、1本の貯蔵ビン28が所定の量を収納した場合、
投入機30を次の貯蔵ビン28に移動して投入処理が継続さ
れる。
そして、この処理は貯蔵ビン制御ユニット53が制御す
る。
次に、貯蔵ビン28…内の籾の乾燥ムラを防止するため
に、他の貯蔵ビン28に貯蔵籾を移し換えるローテイショ
ンの作業の実行制御について説明する。
すなわち、上述のローテイションを実行するには、ロ
ーテイションスイッチ44を操作する。
該スイッチ44の操作によりローテイション作業が判定
され(ステップn19)、次いでRAM42の所定のエリアに
は、ローテイションフラグをセットして、ローテイショ
ンのイニシャルセットが実行される(ステップn20)。
このローテイションのイニシャルセットは、貯蔵ビン
制御ユニット53の制御で実行し、ビン投入昇降機24は駆
動されると共に、昇降ダンパ26は排出部25bを開放して
直接穀物計量設備10側に切換え、上部ベルトコンベア29
および下部ベルトコンベア34は駆動され、さらに、投入
機30はローテイションを開示したとき収納する貯蔵ビン
28に移動すると共に、ローテイションを開示する貯蔵ビ
ン28はそのゲート33を開放し、また、下部ベルトコンベ
ア34のゲート35はビン投入昇降機24側にセットする。
次いで、ローテイションを実行する量Tを計数値設定
器47で設定すると(ステップn21)、指定された貯蔵ビ
ン28から貯蔵された籾が下部ベルトコンベア34上に払出
され、この籾はビン投入昇降機24で昇降され、次いで穀
物計量設備10に供給されてその量が計量される。
上述の計量動作は先の荷受作業で説明した計量動作
(ステップn3〜n15、m5〜m14)と同一であるためその詳
細な説明は省略するが、前述の貯蔵ビン28から払出され
た籾はその重量が計量されまた、水分も検出されて記憶
される。
上述の計量動作において、各計量ホッパ11a,11bの計
量メータ45a,45bが計量値を出力する毎に設定値Tと比
較し(ステップn23)、設定値Tに至っていないときは
ステップn3にリターンして計量動作を繰返し実行する。
そして、計量された籾は上部ベルトコンベア29に払出
されて搬送され、指定された貯蔵ビン28に投入機30を介
して投入されて貯蔵される。
上述のステップn23で、計量値の一致が判定される
と、RAM42のローテイションフラグがリセットされ(ス
テップn24)、ローテイションの動作を終了する。
なお、この終了は、まず、籾を払出している貯蔵ビン
28のゲート33を閉鎖し、さらに、下部ベルトコンベア34
は、払出された全ての籾が全てビン投入昇降機24に搬送
されるに必要な時間の経過後停止され、さらに、ビン投
入昇降機24は、供給された籾の全てを穀物計量設備10に
供給するに必要な時間の経過後停止され、さらに、穀物
計量設備10も設定値Tの計量以後の計量も実行した後計
量処理を停止し、そして、上部ベルトコンベア29および
投入機30も全ての籾を投入した後、動作を停止する。
以上説明したように、この実施例によれば、計量処理
後の穀物を一方の計量ホッパ11aまたは11bが排出してい
る間に、他の計量ホッパで計量処理することで、連続的
な計量処理となり、したがって、1つの計量ホッパ11a,
11bの計量能力を、例えば、60Kgに設定しても、複数の
計量ホッパ11a,11bの連続的な計量処理となるので、単
位時間当りの計量処理は従来の処理能力と何等変わるこ
とがなく、その結果、計量ホッパ11a,11bが能力の小さ
い計量ホッパの使用が可能となって、従来の計量ホッパ
より上下高さが低くでき、さらに、計量後の籾を受入れ
るホッパの容量も小さくて済むため、これも嵩低くでき
るばかりでなく、分配機17には籾を収容する能力は必要
ないので、この分配機17も嵩低くなり、これらの条件が
有機的に結合されることで、穀物計量設備10がコンパク
トに構成でき、これを収容する建築物の大型化を防止で
きる。
また、上述のように分配機17および計量ホッパ11a,11
bの嵩が低くなるので、これらによる穀物計量設備10を
ビン投入昇降機24の排出側と、穀物を貯蔵する貯蔵ビン
28へ搬送する上部ベルトコンベア29との間に介設するこ
とが可能となるので、貯蔵ビン28をローテイションする
籾の重量を監視すること、すなわち、乾燥状態(水分の
含有状態)を管理することができ、この後段に設けられ
るサイロ乾燥機の乾燥処理状況によって、籾を補充する
とき、現在乾燥処理中の籾と等価な水分の籾を補充が簡
単にできるなど、有効な貯蔵管理ができる効果を有す
る。
この考案の計量機は、上述の実施例の計量ホッパ11a,
11bおよび計量メータ45a,45bに対応するも、この考案は
他の構成を含めて実施例の構成に限定されるものではな
い。
例えば、計量ホッパ(計量機)は3機または4機と増
設するもよく、さらに、穀物計量設備10が上部ベルトコ
ンベア29の上部に配設されているときは、その集合ホッ
パ16を省略することができる。
また、実施例では粗選機27を穀物計量設備10の上部に
配設しているが、これを荷受ホッパ22のベルトコンベア
23と、ビン投入昇降機24との間に配設してもよい。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図は穀物計量設備の一部断面正面図、 第2図は穀物乾燥設備の構成図、 第3図は穀物乾燥設備の制御回路ブロック図、 第4図は動作フローチャート、 第5図は従来の計量設備の説明図である。 10……穀物計量設備、11a,11b……計量ホッパ 16……集合ホッパ、17……分配機 24……ビン投入昇降機、27……粗選機 28……貯蔵ビン、29……上部ベルトコンベア

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビン投入用昇降機と複数の貯蔵ビンとこれ
    らの穀物の搬送を接続する穀物の搬送手段とで穀物のロ
    ーテイション経路を形成し、 前記ビン投入用昇降機の排出側に二股の分岐路を経路切
    換え手段を併設して介装し、 一方の分岐路には投入穀物を粗選する粗選機と、穀物を
    計量する計量設備とをこの順に配置し接続してローテイ
    ション経路に介装すると共に、 他方の分岐路は上記計量設備に接続し、 前記計量設備を、上段に受入れた穀物を分配する分配機
    を配設し、中段に分配機から分配供給される穀物を計量
    処理する複数の計量機を配設し、下段に各計量機による
    計量処理後の穀物を集合して排出するホッパを配設し
    て、構成した 穀物ローテイション設備の穀物計量設備。
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