JPH06212089A - フタロシアニン系光導電性組成物 - Google Patents

フタロシアニン系光導電性組成物

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JPH06212089A
JPH06212089A JP653793A JP653793A JPH06212089A JP H06212089 A JPH06212089 A JP H06212089A JP 653793 A JP653793 A JP 653793A JP 653793 A JP653793 A JP 653793A JP H06212089 A JPH06212089 A JP H06212089A
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phthalocyanine
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formula
composition
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JP653793A
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Mariko Kobayashi
万里子 小林
Toyoji Ohashi
豊史 大橋
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 無置換フタロシアニン誘導体100重量部に
対し、1個〜3個のハロゲン原子置換あるいはニトロ基
置換フタロシアニン誘導体の0.001〜5重量部及び
少なくとも4個の電子吸引性の置換基をもつフタロシア
ニン誘導体を0.01〜10重量部の組成比率で混合
し、ミリング処理して得られるフタロシアニン系光導電
性組成物。 【効果】 上記光導電性組成物を用いた感光層は、入力
光が、デジタル的であってもアナログ的であっても、出
力信号はデジタル的に出力でき、デジタル記録方式の電
子写真に使用できるとともに、従来のPPC(アナログ
光入力)用感光体に使用してもエッジのシャープな高画
質画像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真業界において
使用される光入力に対してデジタル的に反応する感光体
(以下、デジタル感光体という)に用いられるフタロシ
アニン系組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子写真方式とそれに使用さ
れる感光体には、単純な光導電体に近いものが用いら
れ、所謂カールソン法の感光体から出発して、Se系の
アモルファス状態の感光層や、シリコンのアモルファス
層や、Seのアモルファス層と類似させて作られたZn
Oの結着層等が使用されてきた。近時、有機半導体を使
用した所謂機能分離型の感光層も使用されるようになっ
てきたが、何れの電子写真方式も、その生い立ちがアナ
ログ的な概念に基づいて発展して来たため、入力光量と
相似する量の光電流が流れるように選択された材料を使
用するものであった。
【0003】近年、電子写真技術とコンピュータ・通信
技術が結合するようになったため、プリンターやファク
シミリが電子写真記録方式に急激に変ってきた。これに
伴い、電子写真記録方式も、従来のPPC用アナログ記
録方式よりもデジタル記録方式が望まれるようになっ
た。特開平1−169454号公報には、デジタル光入
力用感光体の概念が述べられているが、この感光体に使
用できる材料に関しては具体的には述べられていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、コン
ピューターアウトの情報処理や、画像をデジタル分解し
て処理するコンピュータマシンなどに必要とされる、入
力光に対してデジタル的に反応するフタロシアニン系光
導電性組成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(1)で示
される化合物100重量部に対して、式(2)で示され
る化合物を0.001〜5重量部及び式(3)で示され
る化合物を0.01〜10重量部の組成比率で混合し、
ミリング処理することにより得られるフタロシアニン系
光導電性組成物である。
【0006】
【化2】
【0007】(上記式中、Mは、水素原子又はフタロシ
アニンと共有結合もしくは配位結合し得る原子又は化合
物を表し、R1 〜R3 は水素原子又はハロゲン原子、ニ
トロ基を表すが、少なくとも1つは、ハロゲン原子或い
はニトロ基である。R4 〜R11は、同一又は異なり、水
素原子、ハロゲン原子又は電子吸引性基を表すが、少な
くとも4つはハロゲン原子又は電子吸引性基である)
【0008】式(1)、式(2)及び式(3)のフタロ
シアニン環におけるMとしては、例えば、水素原子、マ
グネシウム、カルシウム、亜鉛、アルミニウム、チタ
ン、スズ、鉛、バナジウム、鉄、コバルト、ニッケル、
銅、ケイ素又はこれらの金属の酸化物若しくはハロゲン
化物が挙げられる。好ましくは、水素原子、銅、コバル
ト、鉛、ニッケル、チタニル、バナジル、マグネシウム
であり、更に好ましくは、水素原子、銅、チタニル、バ
ナジル、マグネシウムである。本発明の式(2)の化合
物のうち、好ましい化合物は、R1 〜R3 のうち1つ又
は2つ、更に好ましくは1つがハロゲン原子又はニトロ
基である。又、ハロゲン原子としては、臭素、フッ素、
塩素が好ましく、更に好ましくは塩素である。
【0009】本発明の式(1)の化合物と式(2)の化
合物とを混合したフタロシアニン系混合物の混合割合
は、式(1)の化合物100重量部に対し、式(2)の
化合物が0.001〜5重量部であり、好ましくは0.
001〜3重量部である。フタロシアニン系混合物は、
式(1)の化合物及び式(2)の化合物を混合して得る
こともできるが、一般的製造法としては、フタロシアニ
ン合成の際に用いるフタロシアニン環を形成し得る原料
化合物(以下化合物Aとする)とハロゲン原子又はニト
ロ基によって置換された上記の原料化合物(以下化合物
Bとする)を用いてフタロシアニンを形成させることに
よっても製造される。化合物Aと化合物Bとの組成割合
は、化合物A100重量部に対して化合物B0.001
〜5重量部であり、好ましくは0.001〜3重量部で
ある。
【0010】フタロシアニン系混合物は、化合物Aと化
合物Bが上記組成割合であれば、どのような製法でもよ
く、例えばフタロシアニン環を形成し得る有機化合物及
びフタロシアニンを合成する場合に必要な補助化合物と
して、触媒、金属塩または水素供与体、尿素などの窒素
供与体を不活性溶剤中で加熱撹拌することにより得られ
る。
【0011】フタロシアニン環を形成し得る有機化合物
としては、フタル酸、無水フタル酸、フタルアミド、フ
タル酸モノアミド、フタルイミド、オルソシアノベンズ
アミド、フタロジニトリル、アミノイミノイソインドレ
ニン、ポリアミノイミノイソインドレニンなどがある。
無金属フタロシアニンを得る場合にはシクロヘキシルア
ミンなどの水素供与体を用い、金属フタロシアニンを得
る場合には塩化第一銅のような金属塩を使用することに
よってフタロシアニン環を合成する。なお、フタル酸な
どのようにアザポルフィン核を形成するのに必要な窒素
原子を欠いている有機化合物の場合には、モリブデン酸
アンモニウムの触媒と、尿素のような窒素供与体とを加
熱撹拌することによりフタロシアニン環を得る。
【0012】本発明の式(3)の化合物の置換基として
は、ハロゲン原子又は電子吸引基が用いられ、電子吸引
基としては、ニトロ基、シアノ基、スルホ基、カルボキ
シル基などが挙げられ、置換基としてはニトロ基、シア
ノ基、ハロゲン原子が好ましく、ニトロ基、ハロゲン原
子が更に好ましい。ハロゲン原子又は電子吸引基の置換
基の数としては、4〜8個が好ましく、4〜6個が更に
好ましい。
【0013】フタロシアニン系混合物と式(3)の化合
物の組成割合は、式(I)の化合物の100重量部に対
して、式(3)の化合物が0.01〜10重量部であ
り、好ましくは0.01〜5重量部である。
【0014】本発明のフタロシアニン系組成物の製造法
としては、フタロシアニン系混合物と式(3)の化合物
をミリング処理することによって製造される。本発明の
ミリング処理としては、上記割合のフタロシアニン系混
合物と式(3)の化合物をボールミル、アトライター、
サンドミル、ニーダー等の機械的混合機を用い、温度は
室温から200℃まで、時間は0.5〜200時間で行
う。
【0015】また、本発明のミリング処理においては、
上記割合のフタロシアニン系混合物と式(3)の化合物
をあらかじめ顔料化と称される処理(アシッドペーステ
ィング法、アシッドスラリー法など)を行い、混合系と
したものでも使用できる。
【0016】本発明のフタロシアニン系組成物を電子写
真用感光体として使用するには、結着剤樹脂、溶剤等と
ともに、ボールミル、アトライター等の混練分散機で均
一に分散させ、導電性支持体上に塗布して、感光層を形
成させる。
【0017】すなわち、この光導電性組成物を電子写真
感光体に通常用いられるアルミニウム板、導電処理した
紙、プラスチックなどの導電性支持体上に塗布し、感光
層を形成させる。必要ならば光導電性組成物に溶剤を加
えて粘度を調整し、エアードクターコーター、ブレード
コーター、ロッドコーター、リバースコーター、スプレ
ーコーター、ホットコーター、スクイーズコーター、グ
ラビアコーターなどの塗布方式で塗布し被膜を形成させ
る。塗布後、感光層として十分な帯電電位をもつことが
できるように適当に乾燥を行う。
【0018】結着剤樹脂としては、メラミン樹脂、エポ
キシ樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、ポリウレタン樹
脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂、
キシレン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、
ポリカーボネート樹脂、繊維素誘導体などの体積固有抵
抗が107 Ωcm以上の絶縁性を有する結着性樹脂又はポ
リビニルカルバゾールなどの結着剤樹脂が挙げられる。
【0019】本発明の方法により得られた電子写真感光
体は、樹脂/光導電性材料が重量比で1以上であり、例
えば、酸化亜鉛を用いた感光体の場合に比べ樹脂量が多
く、被膜の物理的強度が高く、可撓性に富む感光体であ
る。また、本発明の電子写真用感光体は、導電性支持体
との接着性が大きい、耐湿性が良好である、経時変化が
少ない、毒性上の問題が少ない、製造が容易であり安価
であるなどの実用上優れた特徴を有するものである。
【0020】上記のようにして得た本発明のフタロシア
ニン系組成物を用いた電子写真用感光体(以下、本発明
の感光体とする)は、従来の感光体の場合に比し、特異
的な光電流の流れ方をするためデジタル感光体として用
いることができる。
【0021】すなわち、従来の感光体は入力光量に応じ
た量の光電流が流れるのに対して、本発明の感光体はあ
る入力光量までは光電流が流れないか、又は極少量であ
り、その光量を越えた直後から急激に光電流が流れるも
のである。デジタル記録は画像階調をドット面積によっ
て表現するため、この記録方式に使用される感光体の光
感度特性は上記のものが好ましい。なぜなら、レーザー
スポットを光学系で正確に変調したとしても、スポット
そのものの光量の分布やハローは原理的に避けられない
ので、光エネルギー(入力光量)の変化を段階的にひろ
う従来の感光体では、光量変化によってドットパターン
が変化し、ノイズとしてカブリの原因になるからであ
る。従って、本発明のフタロシアニン系組成物は、デジ
タル感光体に有利な感光材料である。以下、実施例によ
り本発明を説明する。式中「部」は重量部を示す。
【0022】
【実施例】
実施例1 4−クロロ無水フタル酸0.02部、無水フタル酸18
部、尿素31部、塩化第二銅5.1部、モリブデン酸ア
ンモニウム0.2部及びニトロベンゼン150部を19
0℃の反応温度で5時間加熱撹拌し、得られた混合物を
ろ過し、メタノールで十分洗浄した後、1N塩酸水溶液
1,000部の中で1時間煮沸し、熱時ろ過した。十分
な水でろ液が中性となるまで洗浄した後、更に1N水酸
化ナトリウム水溶液1,000部の中で1時間煮沸し
た。直ちに熱時ろ過し、十分な水でろ液が中性となるま
で洗浄した。110℃にて乾燥し、銅フタロシアニン系
混合物(A)14部を得た。この銅フタロシアニン系混
合物(A)10部とテトラニトロ銅フタロシアニン0.
2部とをボールミリングによって、80℃で30時間処
理し、フタロシアニン系組成物9.5部を得た。
【0023】実施例2 実施例1で得た銅フタロシアニン系混合物(A)10部
とテトラニトロ銅フタロシアニン0.2部とを硫酸10
0部に溶解した。次いで、この酸溶液を水110部と氷
410部の氷水中に滴下し、再沈殿させた後、ろ過し、
十分な水でろ液が中性となるまで洗浄した。110℃に
て乾燥し、得られた混合物を実施例1と同様にボールミ
リングによって、80℃で30時間処理し、フタロシア
ニン系組成物9.8部を得た。
【0024】実施例3 実施例1で得た銅フタロシアニン系混合物(A)10部
とオクタクロロ銅フタロシアニン0.1部とをサンドミ
ルによって、室温で150時間処理し、フタロシアニン
系組成物9.3部を得た。
【0025】実施例4 4−ニトロ無水フタル酸0.18部、無水フタル酸18
部、尿素31部、塩化第二銅5.1部、モリブデン酸ア
ンモニウム0.2部及びアルキルベンゼン150部の混
合物を190℃の反応温度で5時間加熱撹拌した後、実
施例1と同様な操作で銅フタロシアニン系混合物(B)
18部を得た。この混合物(B)10部とテトラニトロ
銅フタロシアニン0.3部を実施例2と同様に硫酸で処
理した。その後、ボールミルにより、80℃で30時間
処理してフタロシアニン系組成物9.3部を得た。
【0026】実施例5 4−クロロフタロニトリル0.8部、フタロニトリル2
9部、シクロヘキシルアミン3部及びニトロベンゼン1
00部から実施例1と同様な操作で得た無金属フタロシ
アニン系混合物(C)10部とテトラニトロ無金属フタ
ロシアニン0.1部を実施例2と同様に酸処理した後、
ボールミルにより、60℃で30時間処理してフタロシ
アニン系組成物9.6部を得た。
【0027】実施例6 実施例5で得たフタロシアニン系混合物(C)10部と
テトラニトロ無金属フタロシアニン0.2部を実施例2
と同様に酸処理した後、アトライターにより、室温で7
0時間処理してフタロシアニン系組成物9.3部を得
た。
【0028】上記実施例1〜6で得られたフタロシアニ
ン系組成物の各化合物の割合は、FD−マススペクトル
の親ピーク強度を用いた検量線法により求めた。各組成
物における式(1)の化合物100部に対する式(2)
及び式(3)の化合物の割合を第1表に示した。
【0029】
【表1】
【0030】試験例 以上のようにして得られたフタロシアニン系組成物を以
下のようにして電子写真感光体とした。フタロシアニン
系組成物0.8部をポリエステル樹脂溶液(アルマテッ
クス、P645、三井東圧社製)2.8部、メラミン樹
脂(コーバン、20HS、三井東圧社製)1部及びシク
ロヘキサノン14部からなる組成物に、ガラスビーズ3
0部と共に入れ、ペイントミキサーにより4時間分散
し、感光体塗液を得た。次にこの感光体塗液を厚さ90
ミクロンのアルミニウム箔上に、乾燥膜厚が15ミクロ
ンになるように塗布し、200℃で3時間放置し、電子
写真感光体を得た。
【0031】得られた感光体は感光体評価装置(シンシ
ア−55、ジェンテック社製)を用いて光感度特性を評
価した。+6.0KVの電圧でコロナ帯電させ、感光体の
表面電位が急激に低下する屈曲点の時間(秒)を暗減衰
時間とした。光特性は次のように定義した。光強度が異
なった780nmの単色光を帯電させた感光体に各々照射
し、各光強度に対する光減衰曲線(表面電位対照射時
間)を各々測定し、その曲線の一定時間照射(ここでは
0.5秒)後における表面電位を各々光エネルギーに対
してプロットした。
【0032】表面電位を初期帯電とほぼ同じ程度に維持
できる光エネルギーのうち最大の光エネルギーをE1
表面電位を残留電位程度(約30V)までに低下させる
ことのできる光エネルギーのうち最小の光エネルギーを
2 とした。E1 が小さい程、光感度がよく、かつE2
−E1 の差ΔEが小さい程デジタル的に反応する感光体
となり得る。本評価法においては、ΔEが20μJ/cm2
以下ではデジタル感光体が可能であり、それ以上をアナ
ログ感光体と考えることができる。なお、比較のために
次の比較例も合わせて評価した。
【0033】比較例1 無置換銅フタロシアニンを実施例1と同様にボールミル
により、80℃、30時間処理することにより得たフタ
ロシアニン。
【0034】比較例2 無置換銅フタロシアニン10部とテトラニトロ銅フタロ
シアニン0.2部を実施例3と同様にサンドミルによっ
て、室温で150時間処理することにより得たフタロシ
アニン系組成物。
【0035】比較例3 実施例1で得た銅フタロシアニン系混合物(A)10部
とテトラニトロ銅フタロシアニン0.2部とを硫酸10
0部に溶解した。次いで、この酸溶液を水110部と氷
410部の氷水中に滴下し、再沈殿させた後、ろ過し、
十分な水でろ液が中性となるまで洗浄し、110℃にて
乾燥して得たフタロシアニン系組成物。
【0036】実施例1〜6、比較例1、2、3を前述の
評価法に従って評価した結果を第2表に示した。なお、
比較例1及び2のサンプルの暗減衰時間は、屈曲点を示
さないため、初期表面電位が1/2となる時間(秒)と
した。
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】本発明のフタロシアニン系組成物は絶縁
性バインダーなどにより薄層化した感光層で、光電流が
特異な流れ方をするため、すなわち、入力光がアナログ
光であってもデジタル光であってもデジタル信号として
出力できるもので、デジタル記録方式の電子写真用感光
体に使用できると共に、従来のPPC(アナログ光入
力)用感光体に使用してもエッジのシャープな高画質画
像を実現できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1)で示される化合物100重量部
    に対して、式(2)で示される化合物0.01〜5重量
    部及び式(3)で示される化合物を0.01〜10重量
    部の組成比率で、ミリング処理することにより得られる
    フタロシアニン系光導電性組成物。 【化1】 (上記式中、Mは、水素原子又はフタロシアニンと共有
    結合もしくは配位結合し得る原子または化合物を表し、
    1 、R2 及びR3 は水素原子、ハロゲン原子又はニト
    ロ基を表すが、少なくとも1つはハロゲン原子或いはニ
    トロ基である。R 4 〜R11は同一又は異なって、水素原
    子、ハロゲン原子又は電子吸引性基を表すが、少なくと
    も4つはハロゲン原子又は電子吸引性基である)
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