JPH06210366A - パンチングによる文字などの打ち抜き装置 - Google Patents

パンチングによる文字などの打ち抜き装置

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JPH06210366A
JPH06210366A JP33763792A JP33763792A JPH06210366A JP H06210366 A JPH06210366 A JP H06210366A JP 33763792 A JP33763792 A JP 33763792A JP 33763792 A JP33763792 A JP 33763792A JP H06210366 A JPH06210366 A JP H06210366A
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punching
cam
row
press
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JP33763792A
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English (en)
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Kenichi Fujisawa
賢一 藤沢
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KKS KK
S K K KK
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KKS KK
S K K KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小さなパンチ孔を間隔を狭めて形成すること
で、曲線部分を有する文字や図柄模様に対応する緻密な
穿孔パターンの孔開け製品を生産する。 【構成】パンチングによる打ち抜き装置1を、パンチに
カムを係合可能なカム駆動装置21を備えたプレス装置
2と、このプレス装置2のプレスラム15を昇降させて
昇降装置3と、昇降装置3の昇降に連動して被加工板P
を間欠的に供給する送り装置4と、プレス装置2のカム
駆動装置21、昇降装置3および送り装置4を制御する
パンチング制御装置5から構成し、各パンチを送り装置
4による被加工板Pの供給時にカム駆動装置21を介し
て各別に作動させ、穿孔パターンのパンチ孔を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パンチングによる文字
などの打ち抜き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、金属やプラスチックなどの被
加工板を所定ピッチで送り、パンチを連続的にあるいは
断続的に作動させることにより、被加工板に開けた孔と
開けられていない部分によって文字や図柄模様などを有
する孔開け製品が広く産業界に提供されている。この孔
開け製品は、例えば、出願人の出願に係る特公昭56−
1968号公報に示されるパンチング装置によって製造
されている。
【0003】このパンチング装置は、被加工板に形成さ
れる孔を平面座標の横位置と縦位置に分解し、その横位
置を周面上に対応させて円盤に突起状の加圧ヘッドを形
成し、この円盤を縦位置に対応して積層することによっ
て加圧制御ロールを構成し、駆動装置によって加圧制御
ロールを昇降させることにより、加圧ヘッドがパンチを
押圧した際、パンチ孔を形成し、パンチ孔によって文字
などの穿孔パターンを形成するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなパンチング装置においては、被加工板に形成される
文字などに加圧制御ロールが一対一で対応しており、そ
れ以外の文字などにはその文字などに対応した新たな加
圧制御ロールが必要となる。したがって、孔開け製品を
大量に生産する場合には有効であるが、被加工板に形成
される文字などが変化する多品種少量生産の場合には加
圧制御ロールの製造コストに引き合わないという問題が
あった。
【0005】一方、このような文字などの変化に即応し
て多品種少量生産に対応することができるように、特開
平4−178227号公報に記載される発明が提案され
ている。この発明は、加圧制御ロールに代えて縦方向に
所定間隔をおいて配列したパンチ列を2列設け、各パン
チを加圧ヘッド駆動装置で各別に制御して穿孔パターン
に対応するパンチ孔を順次形成するようになっている。
【0006】ところで、このようなパンチング装置によ
って被加工板に形成される穿孔パターンは、並列なパン
チ孔、すなわち、縦横に直線的に連続するパンチ孔に基
づいており、曲線部分が不自然となり、文字や図柄模様
に制約がある他、パンチ間隔を大きく設定しなければな
らず、小さな文字や図柄模様を形成することができない
という問題がある。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、被加工板に曲線部分を含む文字や図柄模様
を小さなパンチ孔による穿孔パターンで形成することの
できるパンチングによる文字などの打ち抜き装置を提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、プレスラム
と、このプレスラムの昇降時、当接離脱自在なパンチホ
ルダーと、このパンチホルダーにノックアウトスプリン
グを介在して連結されたパンチガイドストリッパーと、
パンチホルダーおよびパンチガイドストリッパーを貫通
して形成されたパンチ孔に摺動自在に嵌挿されたパンチ
と、プレスラムの昇降運動をパンチに選択的に作用させ
るカム駆動装置と、パンチガイドストリッパーとの間に
被加工板の送り空間を形成するダイからなるプレス装置
と、このプレス装置のプレスラムを昇降させる昇降装置
と、プレスラムの昇降に対応して被加工板を間欠的に供
給する送り装置と、プレス装置のカム駆動装置、昇降装
置および送り装置を制御するパンチング制御装置から構
成され、前記パンチは、縦方向に間隔をおいて複数個配
列された一のパンチ列と、この一のパンチ列から間隔を
おいて配列され、かつ、一のパンチ列における各パンチ
の中央に位置して配列された二のパンチ列を少なくとも
備え、また、前記カム駆動装置は、各パンチに一対一に
対応して設けられ、パンチに係合する位置および退避す
る位置間を摺動自在なカムと、このカムを連結部材を介
して進退させるアクチュエータから構成され、さらに、
二のパンチ列に対応するカム駆動装置の連結部材を一の
パンチ列のパンチ間に配設し、各パンチを送り装置によ
る被加工板の供給時にカム駆動装置を介して各別に作動
させることにより、穿孔パターンのパンチ孔を形成する
ことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】予め作図された文字、柄模様などの元図をイメ
ージスキャナで読み取ってイメージデータを作成し、こ
のイメージデータに基づいて穿孔パターンの加工データ
を編集する。加工データが作成されれば、プレス装置の
送り空間に被加工板を配置した後、穿孔を開始する。そ
して、パンチング制御装置は、加工データに基づく穿孔
パターンに対応してパンチングを行うように、各カム駆
動装置および昇降装置を作動させ、プレスラムによって
対応するパンチによるパンチ孔が形成される。
【0010】パンチが被加工板から離脱すれば、送り装
置を作動させ、被加工板を1ピッチ供給し、以下、同様
な動作が行われて被加工板へのパンチ孔が順次形成さ
れ、穿孔パターンが形成される。
【0011】この結果、被加工板に形成される文字など
の変化に即応して多品種少量生産に対応することができ
る。特に、二のパンチ列における各パンチをカム駆動装
置によって制御する際、その連結部材を一のパンチ列に
おけるパンチ間に配設したことにより、それらのパンチ
孔の間隔は小さくなり、緻密な穿孔パターンを形成する
ことができる。
【0012】また、一のパンチ列と二のパンチ列を、任
意角度の千鳥状の穿孔パターンを形成できるように配列
すると、曲線模様を有する文字や図柄模様を違和感なく
形成することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0014】図1には、被加工板Pに穿孔パターンにし
たがってパンチ孔を形成するためのパンチング装置1が
示されており、このパンチング装置1は、プレス装置2
と、このプレス装置2を昇降させる昇降装置3と、被加
工板Pを供給する送り装置4と、これらの駆動装置3お
よび送り装置4を制御するパンチング制御装置5から構
成されている。
【0015】プレス装置2は、図2乃至図4から明らか
なように、ベッド13と、このベッド13上に固定され
たダイ14からなる固定台11および昇降装置3によっ
て昇降作動するプレスラム15と、このプレスラム15
と当接離脱自在なパンチホルダー16と、このパンチホ
ルダー16にノックアウトスプリング17を介して取り
付けられたストリッパプレート18からなる可動台12
から構成され、固定台11のダイ14と可動台12のス
トリッパプレート18との間には、被加工板Pの送り空
間が形成されている。
【0016】また、固定台11のダイ14と可動台12
のパンチホルダー16およびストリッパプレート18間
には、図示しないガイドピンが嵌挿されており、可動台
12を固定台11に対し昇降自在に案内している。そし
て、プレスラム15が下降することにより、パンチホル
ダー16に当接して押圧した際、パンチホルダー16
は、ノックアウトスプリング17の付勢力に抗してスト
リッパプレート18に押し付けられ、ストリッパプレー
ト18とともに下降する。一方、プレスラム15が上昇
することにより、パンチホルダー16から離脱すると、
上方からの押圧が解除され、パンチホルダー16は、ノ
ックアウトスプリング17の付勢力によってストリッパ
プレート18から離れて上方に退避するようになってい
る(図2参照)。
【0017】ところで、可動台12のパンチホルダー1
6およびストリッパプレート18には、被加工板Pの送
り方向に間隔をおいてガイド孔12aが上下方向に貫通
されており、このガイド孔12aにパンチ19が嵌挿さ
れている。そして、このガイド孔12aは、被加工板P
の送り方向と直交する方向(図2の紙面に直交する方
向)にも間隔をおいて形成されてパンチ19が嵌挿され
ている。これらのガイド孔12aおよびパンチ19の間
隔および個数は、求められる穿孔パターンによって決定
される。
【0018】例えば、図5に示すパンチ配列では、1列
n個のパンチ191と、1列(n−1)個のパンチ19
2が配列されており、パンチ192は隣接するパンチ1
91、191の中央に位置している。そして、パンチ1
91と、パンチ192の間隔は、この例では、隣接する
3個のパンチ孔p1,p2,p3によって正三角形をな
す60度の千鳥状の穿孔パターンを形成できるように、
送りピッチtに対し、t+1/2・tに設定されてい
る。すなわち、隣接するパンチ191、191の間隔を
y、隣接するパンチ191列、192列の間隔をxとす
れば、x=√3/2・y、t=y/√3となる。
【0019】このようなパンチ配列によって被加工板P
を送りピッチtずつX方向(正確には−X方向)に送る
ことにより、図5の○で示す穿孔パターンが形成され
る。このような60度の千鳥状の穿孔パターンを形成す
るようにパンチ19(191,192)を配列すると、
アルファベットや曲線模様を違和感なく形成することが
できる。
【0020】なお、図6に示すように、パンチ191列
と、パンチ192列を交互に複数回配列するようにして
もよい。このように、パンチ191列と、パンチ192
列を交互に複数回配列した場合、一回に形成されるパン
チ孔の数が増加する結果、効率よく、すなわち、図5の
パンチ配列に比べて2倍のスピードでパンチ孔を形成す
ることができる。特に、パンチ19(191,192)
の直径が小さく、かつ、送りピッチが小さい場合、この
ようなパンチ配列が好ましい。
【0021】また、図5および図6に示したパンチ配列
は、60度の千鳥状の穿孔パターンを形成する場合であ
り、その他の角度の千鳥状の穿孔パターンを形成する場
合は、適宜隣接するパンチ列の間隔xおよび送りピッチ
tをその千鳥状の穿孔パターンに適合するように変更す
る必要がある。
【0022】さらに、ストリッパプレート18に形成さ
れたガイド孔12aに臨んで固定台11のダイ14およ
びベッド13にも通孔11aが形成されており、この通
孔11aは、パンチ19の先端が嵌入可能であり、パン
チ19によるパンチ屑が落下するようになっている。な
お、パンチ19のヘッド19aは、ガイド孔12aより
も大径に形成されていることから、パンチ19は、パン
チホルダー16に保持されている。
【0023】また、可動台12には、パンチホルダー1
6の上方に位置してシリンダホルダー20が設けられて
おり、このシリンダホルダー20には、カム駆動装置2
1が各パンチ19に一対一に対応して設置されている。
このカム駆動装置21は、パンチホルダー16の上面を
進退可能なカム22と、このカム22に連結部材として
のピストンロッド23aが連結されたエアシリンダ23
と、エアシリンダ23を伸縮制御する電磁制御弁24
(図9参照)からなり、電磁制御弁24の切換によりエ
アシリンダ23が伸縮作動すると、カム22は、パンチ
19のヘッド19aに係合する位置と、このヘッド19
aから退避する位置との間を往復摺動できる。
【0024】そして、カム22がエアシリンダ23の伸
長作動によってパンチ19のヘッド19aに係合する位
置に前進した状態でパンチホルダー16がプレスラム1
5によって押し下げられるとき、カム22によってパン
チ19は上方への抜け出しが阻止されることから、パン
チ19が押圧され、被加工板Pは穿孔される(図3参
照)。一方、カム22がエアシリンダ23の縮小作動に
よってパンチ19のヘッド19aから退避する位置に後
退した状態でパンチホルダー16がプレスラム15によ
って押し下げられるとき、パンチ19は上方への抜け出
しが可能となることから、パンチ19は被加工板Pに接
触して上方に持ち上げられ、被加工板Pは穿孔されるこ
とがない(図4参照)。
【0025】ここで、図6に示したパンチ配列におい
て、各パンチ19(191,192)に対応するカム駆
動装置21の配設状態を図7に示す。この図7に示すよ
うに、パンチ19をカム22によって係合させる場合、
カム駆動装置21を構成するエアシリンダ23のピスト
ンロッド23aは、パンチ191,191もしくは19
2,192間を通過しており、さらに、その伸縮作動に
よっても隣接するパンチ192もしくは191と干渉し
ないように、その伸縮ストロークが設定されている。こ
の結果、カム駆動装置21の間隔、すなわち、パンチ1
91,191および192,192の間隔を小さくする
ことができ、現在、直径0.7mmのパンチ19をX方
向に0.93mm、Y方向に1.61mmの間隔で配列
することを可能としている。
【0026】なお、この実施例においては、カム22を
エアシリンダ23および電磁制御弁24を介して進退さ
せるように構成したが、エアシリンダ23に代えてロー
タリソレノイドなどのアクチュエータを用いることもで
きる。この場合には、ロータリソレノイドなどのアクチ
ュエータとカム22をロッドなどの連結部材を介して接
続すればよい。このようなアクチュエータを用いること
により、電気−空気の変換を伴うことなく、直接電気信
号でカム22を進退させることができる。
【0027】一方、駆動装置3は、電動モータ31と、
この電動モータ31の回転力をタイミングベルト32を
介して伝動されるフライホイール33と、このフライホ
イール33に一端が固定されたクランク軸34と、この
クランク軸34のクランク部34aに一端が回転自在に
連結された連結杆35からなり、この連結杆35の他端
は、プレス装置2のプレスラム15に回転自在に連結さ
れている。なお、フライホイール33はエアクラッチを
備えている。
【0028】したがって、電動モータ31が回転する
と、タイミングベルト32を介してフライホイール33
およびクランク軸34が回転し、この結果、クランク部
34aに連結されている連結杆35を介してプレスラム
15を昇降させ、パンチホルダー16を押圧し、あるい
はパンチホルダー16から離脱するようにしている。
【0029】また、前述のクランク軸34には、傘歯車
37,37を介してロータリーカム38が同期して回転
するように連係されている。このロータリーカム38に
は、クランク軸34の回転角度により、フライホイール
33のエアクラッチを作動させるタイミングを検出する
ため、リミットスイッチなどの電気接点S1,S2が対
向して取り付けられている。そして、電気接点S1,S
2からの検出信号により、前述したフライホイール33
のエアクラッチを制御し、後述する送り装置4を作動あ
るいは停止させている。
【0030】すなわち、カム駆動装置23が作動してカ
ム22がパンチ19のヘッド19aに係合し、その抜け
出しを阻止している状態でクランク軸34が回転する
と、前述したようにプレスラム15が下降し、パンチ1
9が被加工板Pにパンチ孔を形成することになるが、パ
ンチ19の先端が被加工板Pに接触する位置と、パンチ
孔が形成されて被加工板Pから離脱する位置を電気接点
S1,S2によって検出している。そして、クランク軸
34が回転角度範囲α1にあるとき、送り装置4によっ
て被加工板Pを送りピッチtだけ供給し、また、クラン
ク軸34が回転角度範囲α2にあるとき、送り装置4に
よる被加工板Pの供給を阻止している(図8参照)。
【0031】また、被加工板Pの送り装置4は、前述の
フライホイール33のエアクラッチに連係されたスプロ
ケット41と、このスプロケット41の回転運動をチェ
ーン42を介してリンク44の往復運動に変換する偏心
ディスク43と、リンク44に連係されたラチェット4
5と、このラチェット45によって間欠的に回転される
ラチェットホイール46および送りローラ47と、この
送りローラ47とギヤ48,48を介して連係された送
りローラ49から構成されている。そして、フライホイ
ール33のエアクラッチが作動すると、クランク軸34
とともにスプロケット41が回転し、チェーン42を介
して偏心ディスク43に伝達され、回転する。さらに、
偏心ディスク43の回転は、その回転中心から偏心した
位置に設けられたリンク44の往復運動に変換されてラ
チェット45を揺動させ、ラチェットホイール46を間
欠的に回転させる。この結果、ラチェットホイール46
の間欠的な回転により、送りローラ47,49を回転さ
せて被加工板Pを送りピッチtだけ供給することができ
る。
【0032】一方、パンチング装置1を制御するため、
パソコンなどのパンチング制御装置5が設けられてい
る。このパンチング制御装置5は、図9に示すように、
CPU51、メモリ52を備え、メモリ52に書き込ま
れているプログラムにしたがって作動し、入力された各
種データを読み取り、演算処理した後、制御信号を出力
するようになっている。そして、CPU51への入力装
置として、穿孔パターンを作成する際の元図を読み取る
ためのイメージスキャナ装置53と、データなどの入力
を行うキーボードやマウス54が接続され、また、CP
U51からの出力装置として、イメージデータや加工デ
ータを表示するCRTなどのモニタ装置55と、それら
の印字を行うプリンタ56が接続されている。また、イ
メージデータや加工データを保存するため、フロッピー
ディスクなどの外部記憶装置57がCPU51に接続さ
れている。
【0033】さらに、CPU51には、前述した電気接
点S1,S2の検出信号が入力される他、昇降装置3の
電動モータ31を制御する制御回路58、カム駆動装置
21の電磁制御弁24を切換制御する制御回路59およ
び送り装置4のエアクラッチを断接制御する制御回路6
0が出力装置として接続されている。
【0034】次に、パンチング装置1の動作を説明する
と、まず、予め作図された文字、柄模様などの元図をイ
メージスキャナ53で読み取り、元図の横方向と縦方向
それぞれについて二進数値化されたイメージデータを作
成し、このイメージデータをCPU51を介してメモリ
52に格納する。さらに、このイメージデータはメモリ
52から取り出してモニター装置55に表示し、キーボ
ード54によって適宜修正し、加工パターンの原図とな
るイメージデータを作成する。そして、このイメージデ
ータにパンチ19の配列パターンを対応させ、穿孔パタ
ーンの加工データを編集する。なお、この加工データの
編集に際しては、パンチの間隔、パンチ数、パンチピッ
チ、被加工板Pの送りピッチ、パンチ径などの加工条件
が設定される。この際、穿孔ありとすればポジティブな
穿孔パターン(図10および図5、図6で◎を付して示
すパンチ孔参照)を、また、穿孔なしとすればネガティ
ブな穿孔パターン(図11参照)をそれぞれ選択するこ
とができる。
【0035】このようにして作成された加工データは、
外部記憶装置57に適宜保存される他、必要に応じて呼
び出されて使用され、また、プリンター56によってプ
リントアウトすることができる。
【0036】このようにして加工データが作成される
と、加工条件に適合するプレス装置2を用意し、送り空
間に被加工板Pを配置する。この後、所望の加工データ
を呼び出し、キーボード54から穿孔開始の信号を入力
すると、CPU51は、加工データに基づいてカム駆動
装置21の対応する制御回路59に制御信号を出力す
る。この制御回路59は、入力された制御信号に基づい
て穿孔パターンに対応するパンチングを行うように、カ
ム駆動装置21の各電磁制御弁24を切換制御してエア
シリンダ23を伸長させる。この結果、穿孔該当位置に
対応するパンチ19にカム22が前進して係合する。次
いで、昇降装置3を構成する電動モータ31の制御回路
58に制御信号を出力して電動モータ31を回転させる
と、プレスラム15が下降してパンチ19によるパンチ
孔が形成される。
【0037】パンチ19が被加工板Pから離脱すれば、
電気接点S2が電気信号を出力し、この電気信号に基づ
いて送り装置4を構成するエアクラッチの制御回路60
に出力し、エアクラッチを椄作動させて被加工板Pを送
り装置4によって1ピッチ供給する。以下、同様な動作
が行われて被加工板Pにパンチ19によるパンチ孔が順
次形成され、穿孔パターンに対応するパンチ孔が打ち抜
かれた孔開け製品が製造される。
【0038】なお、クランク軸34に連係される連結杆
35に調節ネジやサーボシリンダを設けることにより、
クランク軸34とプレスラム15間の距離を可変とする
ことができ、可動台12の降下量、すなわち、パンチ1
9の降下量を調節することが可能となる。この結果、被
加工板Pに対してパンチ孔以外に、凹模様を形成するこ
ともできる。一方、ダイ14とパンチ19の配列を上下
逆にすることにより、凸模様を形成することもできる。
【0039】また、パンチ19は、断面円形以外に、方
形あるいは多角形のものを使用することもできる。この
ようなパンチ19を採用することで、より複雑な柄模様
を形成することができ、穿孔パターンの表現力を拡大さ
せることが可能となる。
【0040】さらに、実施例においては、パンチ19全
てを同一径で説明したが、一の列のパンチ191を大径
に形成し、一方、二の列のパンチ192を小径に形成す
るなどして大小取り混ぜて配列してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、パンチン
グによる打ち抜き装置は、プレスラムと、このプレスラ
ムの昇降時、当接離脱自在なパンチホルダーと、このパ
ンチホルダーにノックアウトスプリングを介在して連結
されたパンチガイドストリッパーと、パンチホルダーお
よびパンチガイドストリッパーを貫通して形成されたパ
ンチ孔に摺動自在に嵌挿されたパンチと、プレスラムの
昇降運動をパンチに選択的に作用させるカム駆動装置
と、パンチガイドストリッパーとの間に被加工板の送り
空間を形成するダイからなるプレス装置と、このプレス
装置のプレスラムを昇降させる昇降装置と、プレスラム
の昇降に対応して被加工板を間欠的に供給する送り装置
と、プレス装置のカム駆動装置、昇降装置および送り装
置を制御するパンチング制御装置から構成され、前記パ
ンチは、縦方向に間隔をおいて複数個配列された一のパ
ンチ列と、この一のパンチ列から間隔をおいて配列さ
れ、かつ、一のパンチ列における各パンチの中央に位置
して配列された二のパンチ列を少なくとも備え、また、
前記カム駆動装置は、各パンチに一対一に対応して設け
られ、パンチに係合する位置および退避する位置間を摺
動自在なカムと、このカムを連結部材を介して進退させ
るアクチュエータから構成され、さらに、二のパンチ列
に対応するカム駆動装置の連結部材を一のパンチ列のパ
ンチ間に配設し、各パンチを送り装置による被加工板の
供給時にカム駆動装置を介して各別に作動させることに
より、被加工板に形成される文字などの変化に即応して
多品種少量生産に対応することが可能となり、特に、小
さなパンチ孔を間隔を狭めて形成することで緻密な穿孔
パターンの孔開け製品を生産することができる。
【0042】また、一のパンチ列と二のパンチ列を、任
意角度の千鳥状の穿孔パターンを形成できるように配列
すると、曲線模様を有する文字や図柄模様を違和感なく
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパンチング装置の概略を示す斜視図で
ある。
【図2】パンチング装置を構成するプレス装置の断面図
である。
【図3】プレス装置による穿孔作動時の断面図である。
【図4】プレス装置による非穿孔作動時の断面図であ
る。
【図5】プレス装置におけるパンチの配置状態およびそ
のパンチ孔を示す平面図である。
【図6】プレス装置におけるパンチの他の配置状態およ
びそのパンチ孔を示す平面図である。
【図7】プレス装置におけるパンチとカム駆動装置の関
係を示す平面図である。
【図8】プレス装置におけるクランク軸の回転に伴うパ
ンチの昇降と電気接点の関係を示す説明図である。
【図9】制御装置の構成を示す説明図である。
【図10】被加工板に対するポジティブな穿孔模様を示
す平面図である。
【図11】被加工板に対するネガティブな穿孔模様を示
す平面図である。
【符号の説明】
1 パンチング装置 2 プレス装置 14 ダイ 15 プレスラム 19(191,192) パンチ 21 カム駆動装置 カム 22 3 駆動装置 31 電動モータ 34 クランク軸 4 送り装置 5 制御装置 P 被加工板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41K 3/36 D 6863−2C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレスラムと、このプレスラムの昇降
    時、当接離脱自在なパンチホルダーと、このパンチホル
    ダーにノックアウトスプリングを介在して連結されたパ
    ンチガイドストリッパーと、パンチホルダーおよびパン
    チガイドストリッパーを貫通して形成されたパンチ孔に
    摺動自在に嵌挿されたパンチと、プレスラムの昇降運動
    をパンチに選択的に作用させるカム駆動装置と、パンチ
    ガイドストリッパーとの間に被加工板の送り空間を形成
    するダイからなるプレス装置と、このプレス装置のプレ
    スラムを昇降させる昇降装置と、プレスラムの昇降に対
    応して被加工板を間欠的に供給する送り装置と、プレス
    装置のカム駆動装置、昇降装置および送り装置を制御す
    るパンチング制御装置から構成され、前記パンチは、縦
    方向に間隔をおいて複数個配列された一のパンチ列と、
    この一のパンチ列から間隔をおいて配列され、かつ、一
    のパンチ列における各パンチの中央に位置して配列され
    た二のパンチ列を少なくとも備え、また、前記カム駆動
    装置は、各パンチに一対一に対応して設けられ、パンチ
    に係合する位置および退避する位置間を摺動自在なカム
    と、このカムを連結部材を介して進退させるアクチュエ
    ータから構成され、さらに、二のパンチ列に対応するカ
    ム駆動装置の連結部材を一のパンチ列のパンチ間に配設
    し、各パンチを送り装置による被加工板の供給時にカム
    駆動装置を介して各別に作動させることにより、穿孔パ
    ターンのパンチ孔を形成することを特徴とするパンチン
    グによる文字などの打ち抜き装置。
  2. 【請求項2】 前記一のパンチ列と二のパンチ列の間隔
    を、一のパンチ列におけるパンチ間隔に基づいて被加工
    板に任意角度の千鳥状の穿孔パターンを形成できるよう
    に設定した請求項1記載のパンチングによる文字などの
    打ち抜き装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101404963B1 (ko) * 2013-09-17 2014-06-12 디에스글로벌 (주) 크랭크샤프트를 이용한 펀칭장치
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EP4194117A1 (en) 2021-12-10 2023-06-14 Soenen Technology NV Sheet holder for perforating press and method of moving sheet holder

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