JPS63123538A - 金型装置における間けつ工具突き出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はプレス加工を行なう金型装置における間けつ工
具突き出し装置に関するものである。

従来の技術 従来から板金製品を製造するプレス金型内において、パ
ンチ背後をスライドカムにより押圧し、加工が必要な際
はパンチがプレスストローク下死点特製品内に入るよう
突き出し、不要な際はパンチがスライドカム内の逃げに
加工力以下の力で押し込まれることにより製品加工を施
さないといった装置が用いられている。

以下図面を参照しながら上述した従来のパンチ間けつ突
き出し装置の一例について説明する。第３図、第４図は
従来の順送金型内パンチ突き出し装置とそれによって種
類の異なる製品を製作する工程を示している。第３図に
おいて１は上型ダイセット、２は下型ダイセット、３は
ガイドポストであり、上型に取り付けたガイドブツシュ
４とスライドし上下の金型位置合わせを行なう。６はパ
ンチプレート、６はストリッパプレートであり、ガイド
ピン７とブツシュ８によシ位置決めされ摺動する。９は
このストリッパプレート６を吊るボルトであり、このう
しろからスプリング１ｏによって押されストリらパ荷重
を伝える。１１はスプリング強さを調整する押さえネジ
である。１２はパンチ突き出しを行なうスライドカムで
あり、ソレノイド１３と連結ピン１４によって結合され
ダイセット１内のミゾに沿って矢印の方向にスライドす
る。１６は加工を行なうスライドパンチであるが、頭部
１６は角が丸められスライドカム１２に設けられたテー
パ一部１７と接触し下方向に突き出される。１８はパン
チ頭部１６の逃がしとなるスキマである。１９は通常の
固定パンチである。

２０は下型に固定されたダイグレート、２１はバッキン
グプレートを示す。２２はダイプレート２０に設けられ
た加工用ダイ穴であり、パンチ１９とかん合し製品に穴
加工を行なう。第４図は通常の順送金型において薄板か
ら３種の製品を製作する際のフープと加工工程を示した
ものである。第４図において２４は加工の施されたフー
プを表わす。

このフープ２４において２６は第１工程であけられたパ
イロット抜き穴、２６は第２工程であけられた製品セン
ター用穴であり、固定パンチ１９を用いて加工されたも
のである。２７は同一工程であけられた製品用丸穴であ
りこの丸穴２７の加工のあるなしが上記スライドパンチ
１６の金型内閣けつ突き出し装置によシ行なわれる。２
８は第３工程であけられる製品用丸穴である。この穴２
８のあるなしもこの工程に設けられた間けっ突き出し装
置によりスライドパンチ１６が抜き差しされ行なわれる
。２９は製品外形を抜き落とす第４工程であり、この工
程によって３０．３１．３２に示す３種の製品が完成す
る。３Ｑは中心穴と周辺４個の丸穴、３１は中心穴と上
下丸穴、３２は中心穴と左右丸穴をそれぞれ備えた製品
を示している。第３図において２３は加工される薄板で
ある。

以上のように構成されたパンチ間けつ突き出し装置を備
えたプレス金型を用い３種の製品を製作する過程を説明
する。

第３図においてプレス装置に取り付けられた上型が下が
るとまずストリッパ６が製品２３を押さえ更に工程が進
むにつれスプリング１ｏがたわむ。

下死点近辺から固定パンチ１９の先端が製品２３に入り
製品に丸穴をあける。このときスライドパンチ１６は引
っ込んでいる為下死点に達しても製品に届かず加工は行
なわれない。このスライドパンチ１６を用いて製品に加
工を行なうには、後退していたスライドカム１２をソレ
ノイド１３により前進させテーパ一部１７がパンチ頭部
１６に当たり下方へスライドパンチ１６を突き出してや
るとよい。突き出し量は２〜３ｆｆであり、突き出され
た状態は固定パンチ１９と同一であり加工も上記した工
程に等しい。このスライドパンチ１６を後退させるには
スライドカム１２をソレノイド１３によシ後退させる。

この結果カムのくぼみ１８がスライドパンチ１５の背後
に来る。スライドパンチ１６は加工力以下の力で上下に
摺動可能であシ製品にスライドパンチ１６の先端が製品
にくい込む前にパンチ頭部１６がカム逃がし１８の底部
に当たるまで後退する。このようなパンチ間けっ突き出
し装置を用い第４図に示すような工程を用い順送型内で
３種の製品３０，３１．３２を製作することができる。

第４図は薄板が金型内にて送られ加工が進む状態を示し
ている。まず第１工程にて腔す←加！パイロット穴２６
があけられ、第２工程で固定パンチ１９により製品中心
穴２６があけられる。同時に上下の丸穴２７がカム駆動
で突き出されたスライドパンチ１６にょシあけられる。

次に第３工程において左右の丸穴２８がこの工程に設け
られたカム駆動装置により突き出されたスライドパンチ
１６によってあけられ第４工程で製品外形抜き落としと
なる。この第２工程、第３工程別々に設けられた間けっ
工具突き出し装置を適宜選択することにより、製品３０
に示す上下左右丸穴あり、製品３１に示す上下丸穴あり
、及び製品３２の左右丸穴ありという３種の製品を得る
ことができる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、例えば必要な上下
、左右４か所の丸穴をあけるのに別工程をとっている為
互いの寸法位置精度が同時抜きする場合に較べて劣るが
、これは間けっ工具突き出し装置の大きさが大きく横方
向に並べざるを得なかった為である。更に別工程に分け
た為全型内加工工程が増加し経済ではないと考えられる
。

問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため、金属加工を行なう
複数のスライドパンチと、これらスライドパンチの頭部
の夫々を押す斜面をもった複数のスライドカムを備え、
且つ前記複数のスライドカムが上下方向に重なるように
配置されたことを特徴とする金型装置における間けつ工
具突き出し装置を提供するものである。

作　　用 本発明によれば、金型内において上下に重なるようにス
ライドカムを配置して、夫々のスライドパンチを駆動す
るようにしているので、加工工数を分けることなく、同
一工程で間けつ穴加工が可能となる。

実施例 以下本発明の一実施例の間けつ工具突き出し装置につい
て図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の実施例における間けつ工具突き出し装
置を備えた金型断面図を示している。第１図において、
３３は上型ダイセット、３４は下型のダイセット、３６
はガイドポストであり、上型のガイドブツシュ３６とか
ん合し上下の金型の位置合わせを行なう。３７は第１の
パンチプレート、３８はストリッパプレートでありそれ
ぞれパンチの取付は及び被加工材の取りはすしを行なう
。

３９．４０はこのストリッパプレートの位置決めを行な
うガイドピンとガイドブツシュである。４１は吊ボルト
でありこの背後からスプリング４２によりストリッパ力
が付与される。４３は押さえネジを示す。４４は第２の
パンチプレートである。

４６は第１のパンチプレートのミゾを摺動するスライド
カムであり、ソレノイド４６により前後にスライドする
。４７はこのスライドカム４６とソレノイド４６を連結
するピンである。４８は間けつ加工を行なう第１のスラ
イドパンチで頭部４９は丸められている。６ｏはスライ
ドカム４６に設けられたテーパ一部で、これがスライド
パンチ４８の頭部４９を押しこのパンチ４８を突き出す
。６１はスライドパンチ４８が後退した時の頭部４９の
逃がしである。６２は第２のスライドカムであり、ソレ
ノイド６３によシ、第１の間けつ突き出し装置とは独立
して摺動する。６４はスライドカム６２とソレノイド６
３を連結するピンである。６６は第２のスライドカム６
２により間けつ駆動される第２のスライドパンチである
。６６はスライドカム６２とスライドパンチ６６を連結
するピンであり、スライドカム６２が左に移動するとテ
ーパー部６７が頭部６８を押しスライドパンチ６６を突
き出す。６９は下型に取り付けられたダイプレートであ
り、更にその下とはバッキングプレート６゜を備える。

６１はダイプレート６９に設けられた加工用ダイ穴であ
り、被加工材６２はこのダイ穴と前記各パンチにより穴
加工される。

第２図は上記金型を用いて３種類の製品をとる工程図で
ある。第２図において、６３は被加工材であるフープを
示す。６４は第１工程においてあけられたパイロット穴
を表わす。６６は第２工程において固定パンチによりあ
けられた製品センター穴を、６６は第１のスライドパン
チ４８によりあけられた左右丸穴を、６７は第２のスラ
イドパンチ６６によりあけられた上下丸穴を示す。６８
は第３工程目における製品外形抜きであり間けつ抜きの
有無により６９，７０．７１に示す３種の製品を得るこ
とができる。

以上のように構成された間けつ工具突き出し装置につい
て以下第１図及び第２図を用いその動作を説明する。

第１口軽おいて第１のパンチプレート３７に支えられる
第１のスライドパンチ４８は第１のスライドカム４６と
駆動用ソレノイドによシ突き出されている。スライドカ
ム４６が右へ移動するとパンチ逃がし部６１がパンチ上
部に達し、スライドパンチ４８は加工力に負けて後退し
被加工材には何らの加工も行なわない。逆にスライドカ
ム４６が左へ移動すると斜面６ｏがパンチ頭部４９を押
しスライドパンチ４８を突き出し固定される為製品には
丸穴が加工される。第２のスライドパンチ６６は第２の
パンチプレート４４の背後にあるパンチ駆動用スライド
カム６２とソレノイド６３により第１の間けつ駆動装置
と独立し全く同一の動作で間けつ突き出しされ、製品穴
の加工有無が区別される。この第２スライドパンチ６６
は細いピン６６によシ連結され駆動される。

同一加工工程の上下に配置されたこの第１と第２の間け
つ工具突き出し装置を用い３種の製品を加工する工程を
第２図に示す。第１工程でパイロット穴６４があけられ
たあと第２工程で固定パンチにより中心穴６５があけら
れる。この同一の工程で６６と６７に示す左右と上下の
間けつ穴が同時に加工される。第３工程で製品が外径抜
きされ、上下、左右丸穴をもつ製品６９．上下穴のみの
製品７０．左右穴のみの製品７１が製作される。

以上のように本実施例によれば同一工程内で上下に間け
つ工具突き出し装置を設けることにより製品穴の位置精
度を保つことができるほか、パンチスペースの取りにく
い小さな製品でも間けつ穴あけを行なうことが可能であ
り特に順送金型内において加工工程を増すことなく間け
つ加工が可能となる。

発明の効果 以上のように本発明は金型内において上下に重なるよう
にスライドカムを配置して、夫々のスライドパンチを駆
動するよう構成しているので、加工工程を分けることな
く同一工程内で間けつ穴加工が可能となり、製品位置精
度を保証できるほか、金型内において加工工程が減る為
金型寸法が小さくなり経済的に有利な加工法を提供でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例である上下に間けつ工具突き出
し装置を備えた金型の断面図、第２図は順送金型により
３種類の製品を製作する加工工程図、第３図は従来の間
けつ工具突き出し装置を備えた金型の断面図、第４図は
従来の平面配置した間けつ工具突き出し装置を備えた順
送金型により３ａ類の製品を製作する加工工程図である
。 ４５．５２・・・・・・スライドカム、４８．５５・・
・・・・スライドパンチ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名＠１
図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 金属加工を行なう複数のスライドパンチと、これらスラ
   イドパンチの頭部の夫々を押す斜面をもった複数のスラ
   イドカムを備え、且つ前記複数のスライドカムが上下方
   向に重なるように配置されたことを特徴とする金型装置
   における間けつ工具突き出し装置。