JPH06208861A - 液体容器内からのリード線の導出構造 - Google Patents

液体容器内からのリード線の導出構造

Info

Publication number
JPH06208861A
JPH06208861A JP50A JP329493A JPH06208861A JP H06208861 A JPH06208861 A JP H06208861A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 329493 A JP329493 A JP 329493A JP H06208861 A JPH06208861 A JP H06208861A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead wire
lead
liquid container
main body
holding member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP50A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Sugiyama
典男 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP50A priority Critical patent/JPH06208861A/ja
Publication of JPH06208861A publication Critical patent/JPH06208861A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リード線の位置決めを確実に行いかつ充填材
の漏れを防止する。 【構成】 リード線保持部材25を、液体容器のリード
線導出孔3に嵌合される円筒状の本体31と、リード線
の挿通孔を有し外周部が本体31に嵌合固定されるイン
ナープレート35とで構成すると共に、該インナープレ
ート35を、軟質材料部と硬質材料部の複合構成とし、
軟質材料部に挿通孔と本体に嵌合される外周部49とを
形成し、硬質材料部に、リード線に加締めた圧着金具1
3を保持する保持部47を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用トランスミッシ
ョンケースなどの液体容器内からソレノイド作動用のワ
イヤーハーネスや各種センサのリード線等を導出する場
合のリード線の導出構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の構造の従来例として実開昭61
−107165号公報に記載のものが知られている。
【0003】この構造は、図5に示すように、液体容器
の壁1に形成したリード線導出孔3にリード線保持部材
5を液密固定し、該リード線保持部材5に形成したリー
ド線挿通孔7に複数本の芯線と絶縁被覆からなるリード
線9を挿通し、該挿通箇所に隣接したリード線9の途中
に絶縁被覆剥離部11を設け、該絶縁被覆剥離部11に
圧着金具13を加締め、該圧着金具13を図6に示すよ
うに、前記リード線保持部材5に形成した収容凹部15
内に位置決めして該収容凹部15内に充填材17を充填
したものである。
【0004】リード線9に絶縁被覆剥離部11を設けて
その部分を充填材17でモールドするのは、リード線9
の芯線間を通って毛細管現象の作用で液体容器から油が
漏れるのを防止するためである。この場合、芯線間のわ
ずかな隙間に充填材17を侵入させなければならないこ
とから、充填材17として主に粘度の低いエポキシ樹脂
が用いられている。
【0005】圧着金具13は、この従来例では、内外の
リード線を接続するために設けているが、それ以外にリ
ード線9の長さ方向の位置決めをこれで行っている。し
たがって、内外のリード線を接続する目的でなく、位置
決めの目的だけのために中剥ぎ部分(リード線の途中の
絶縁被覆を剥いで芯線を露出させた部分)に圧着金具1
3を設けることもある。充填材17で固めた状態におい
てこの圧着金具13の位置決め精度が悪いと、リード線
9と他の機器との結線ができなくなることがあるので、
この位置決めは精度良く行う必要がある。
【0006】従来では、圧着金具13の端面を、リード
線保持部材5に形成した収納凹部15の端壁面に合わせ
ることで位置決めを行い、その状態で同収納凹部15内
に充填材17を充填している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧着金具1
3を収容凹部15内に収容するだけでは、充填材17の
注入時に圧着金具13が図8に示すように浮いてしま
い、位置決め精度が低下するという問題がある。また、
図7に示すように挿通孔7とリード線5との間には挿通
に必要な隙間Hがあるが、この隙間Hから充填材17が
外に漏れ出てしまうという問題もある。
【0008】本発明は、上記事情を考慮し、リード線の
位置決めを確実に行うことができ、しかも充填材の漏れ
を防止し得る液体容器内からのリード線の導出構造を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、液体容器の壁
に形成したリード線導出孔にリード線保持部材を液密固
定し、該リード線保持部材に形成した挿通孔に複数本の
芯線と絶縁被覆とからなるリード線を挿通し、該挿通箇
所に隣接したリード線に絶縁被覆剥離部を設け、該絶縁
被覆剥離部に圧着金具を加締め、該圧着金具を前記リー
ド線保持部材に形成した収容室に収容して該収容室に充
填材を充填してなる液体容器内からのリード線の導出構
造において、前記リード線保持部材を、前記液体容器の
リード線導出孔に嵌合される円筒状の本体と、前記リー
ド線の挿通孔を有し外周部が前記本体に嵌合固定される
インナープレートとで構成すると共に、該インナープレ
ートを、軟質材料部と硬質材料部の複合構成とし、軟質
材料部に前記挿通孔と前記本体に嵌合される外周部とを
形成し、前記硬質材料部に前記圧着金具を保持する保持
部を形成したことを特徴としている。
【0010】
【作用】上記構成のリード線の導出構造では、リード線
の挿通孔が軟質材料で構成されているので、リード線と
挿通孔間の隙間を無くすようにリード線を圧入すること
ができる。また、本体に嵌合するインナープレートの外
周部が軟質材料でできているので、この嵌合部の液密性
が確保される。また、インナープレートに設けた保持部
は硬質材料で構成されているので、圧着金具の保持が確
実であり、位置ずれのおそれがない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、図5の従来例と同一構成部分には同一符
号を付してその説明を省略する。
【0012】図1は実施例のリード線の導出構造の断面
図、図2は図1のII−II矢視図であり、図におい
て、25はリード線保持部材である。このリード線保持
部材25は、液体容器のリード線導出孔3に嵌合される
円筒状の本体31と、前記リード線9の挿通孔33を有
し外周部が前記本体31に嵌合固定されるインナープレ
ート35とから構成されている。
【0013】本体31は、後部外周に挿入ストッパ用の
段部37を有すると共に、先端上下に液体容器の反対側
壁面に係合する係合アーム39を有している。また、内
周面には、環状の凸部41を有すると共に、環状凸部4
1の左右壁面にロック突起42を有している。そして、
外周がリード線導出孔3の内周に液密的に嵌合され、係
合アーム39と段部37とでリード線導出孔3に固定さ
れている。
【0014】インナープレート35は、図3及び図4に
示すように、本体31に後方から挿入嵌合される円形の
ベース43と、ベース43の前面左右に突設された係合
アーム45と、ベース43の後面にリード線9の本数に
応じた数だけ設けられた保持部47とを有している。ベ
ース43には、リード線9の本数に応じた数の挿通孔3
3が形成され、挿通孔33の周囲に保持部47が位置し
ている。
【0015】係合アーム45と保持部47は硬質樹脂の
一体成形品からなり、両者の連結部がベース43の一部
を構成している。そして、その硬質樹脂製の連結部に軟
質樹脂(ゴム等)がモールド成形されて、複合構成品と
してのベース43が構成されている。このベース43で
は、少なくとも前記本体31に嵌合される外周部49と
挿通孔33とが軟質樹脂部に形成されている。
【0016】インナープレート35の係合アーム45の
先端には、液体容器の壁1に係合する係合部51が設け
られ、係合アーム45の途中には本体31の内周に設け
たロック突起42と係合するロック孔53が設けられて
いる。また、保持部47は一つの挿通孔33に対して一
対設けられている。一対の保持部47、47は互いに対
向した係合部47aを持ち、係合部47aで圧着金具1
3の抜けを止めるようになっている。
【0017】なお、圧着金具13を収容すると共に充填
材17が充填される収容室60は、図1に示すように、
本体31にインナープレート35を嵌合した状態で、本
体31の内周とベース43とによって形成される。
【0018】この実施例のリード線の導出構造を得るに
は、まず、リード線保持部材25の本体31を液体容器
の壁1に設けたリード線導出孔3の内周に嵌合固定す
る。ついで、インナープレート35の挿通孔33にリー
ド線9を通し、圧着金具13を保持部47にて保持す
る。そして、その状態で、インナープレート35を本体
1内に挿入する。インナープレート35のベース43
が、本体31の内周の環状凸部41に当たって止まる
と、同時に係合アーム45の先端の係合部51がリード
線導出孔3の周縁に係合し、ロック孔53とロック突起
42が係合して、インナープレート35が導出孔3に固
定される。それにより、インナープレート35が本体3
1に固定されて、本体31と一体化した最終的な形のリ
ード線保持部材25となる。次いで、ベース43と本体
31とで囲まれる収容室60内に充填材17を充填する
ことにより、本実施例のリード線の導出構造が得られ
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
軟質材料部に形成した挿通孔にリード線を挿通させるの
で、挿通作業が容易にできると共に、充填材の漏れを確
実に防止することができる。また、インナープレートの
外周部も軟質材料で構成してあるので、本体との嵌合部
からの漏れのおそれはない。さらに、硬質材料でできた
保持部で圧着金具を保持するので、位置ずれのおそれも
なく、品質の良いリード線の導出構造を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】本発明の一実施例におけるリード線保持部材の
インナープレートの斜視図である。
【図4】本発明の一実施例におけるリード線保持部材の
インナープレートの別の角度から見た斜視図である。
【図5】従来のリード線の導出構造を示す側断面図であ
る。
【図6】図5の要部を示す断面図である。
【図7】従来例の問題点を説明するために示す要部断面
図である。
【図8】従来例の他の問題点を説明するために示す要部
断面図である。
【符号の説明】
1 液体容器の壁 3 リード線導出孔 9 リード線 11 絶縁被覆剥離部 13 圧着金具 17 充填材 25 リード線保持部材 31 本体 33 挿通孔 35 インナープレート 47 保持部 49 外周部 60 収容室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体容器の壁に形成したリード線導出孔
    にリード線保持部材を液密固定し、該リード線保持部材
    に形成した挿通孔に複数本の芯線と絶縁被覆とからなる
    リード線を挿通し、該挿通箇所に隣接したリード線に絶
    縁被覆剥離部を設け、該絶縁被覆剥離部に圧着金具を加
    締め、該圧着金具を前記リード線保持部材に形成した収
    容室に収容して該収容室に充填材を充填してなる液体容
    器内からのリード線の導出構造において、 前記リード線保持部材を、前記液体容器のリード線導出
    孔に嵌合される円筒状の本体と、前記リード線の挿通孔
    を有し外周部が前記本体に嵌合固定されるインナープレ
    ートとで構成すると共に、該インナープレートを、軟質
    材料部と硬質材料部の複合構成とし、軟質材料部に前記
    挿通孔と前記本体に嵌合される外周部とを形成し、前記
    硬質材料部に前記圧着金具を保持する保持部を形成した
    ことを特徴とする液体容器内からのリード線の導出構
    造。
JP50A 1993-01-12 1993-01-12 液体容器内からのリード線の導出構造 Pending JPH06208861A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50A JPH06208861A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 液体容器内からのリード線の導出構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50A JPH06208861A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 液体容器内からのリード線の導出構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06208861A true JPH06208861A (ja) 1994-07-26

Family

ID=11553367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50A Pending JPH06208861A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 液体容器内からのリード線の導出構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06208861A (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4945444A (ja) * 1972-09-06 1974-04-30
JPS5059987U (ja) * 1973-09-29 1975-06-03
JPS5185692U (ja) * 1974-12-28 1976-07-09
JPS5364489A (en) * 1976-11-22 1978-06-08 Toshiba Corp Photo semiconductor device
JPS57117031U (ja) * 1981-01-13 1982-07-20
JPS6142975A (ja) * 1984-08-06 1986-03-01 S M K Kk 光伝送用素子
JPS61166431U (ja) * 1985-04-04 1986-10-15
JPS63144550A (ja) * 1986-12-09 1988-06-16 Mitsubishi Electric Corp 光デジタルリンクモジユ−ル
JPS6417347A (en) * 1987-07-10 1989-01-20 Omron Tateisi Electronics Co Reflection type photoelectric switch
JPS6420750U (ja) * 1987-07-29 1989-02-01

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4945444A (ja) * 1972-09-06 1974-04-30
JPS5059987U (ja) * 1973-09-29 1975-06-03
JPS5185692U (ja) * 1974-12-28 1976-07-09
JPS5364489A (en) * 1976-11-22 1978-06-08 Toshiba Corp Photo semiconductor device
JPS57117031U (ja) * 1981-01-13 1982-07-20
JPS6142975A (ja) * 1984-08-06 1986-03-01 S M K Kk 光伝送用素子
JPS61166431U (ja) * 1985-04-04 1986-10-15
JPS63144550A (ja) * 1986-12-09 1988-06-16 Mitsubishi Electric Corp 光デジタルリンクモジユ−ル
JPS6417347A (en) * 1987-07-10 1989-01-20 Omron Tateisi Electronics Co Reflection type photoelectric switch
JPS6420750U (ja) * 1987-07-29 1989-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5433628A (en) Sealing mechanism for connector and method of producing the same
US8569623B2 (en) Waterproof joint section forming method and wire harness provided with waterproof joint section formed by the method
US6149456A (en) Connector with sealant depth indicator
JP3010413B2 (ja) コネクタ装置
US6193536B1 (en) Liquid-tight connector
JP3440711B2 (ja) オートマチックトランスミッション用コネクタ及びその組立方法
JP2713846B2 (ja) 充填剤注入型コネクタ装置
JP3060363B2 (ja) 樹脂充填コネクタの電線保護構造
JPH06208861A (ja) 液体容器内からのリード線の導出構造
JP2000307265A (ja) リード線付センサのシール構造
JPH06215816A (ja) 液体容器内からのリード線の導出構造
JPH0742018U (ja) 機器直付け型防水コネクタ
JP3014885B2 (ja) 液体容器内からのリード線の導出構造
JP3611063B2 (ja) ケースの内外接続構造
JP3017614B2 (ja) 液体容器内からのリード線の導出構造
JPH06208863A (ja) 樹脂充填式コネクタ
JP2670410B2 (ja) 充填剤注入型コネクタ装置
JP3017613B2 (ja) 液体容器内からのリード線の導出構造
JPH0711771U (ja) 自動変速機のターミナル接続装置
EP1043735A1 (en) A coil device and a method for connecting such a coil device
JP2518497Y2 (ja) ケーシング内外の電気接続装置
JPH11111362A (ja) シール装置
JPH1021982A (ja) コネクタ
JPH07254455A (ja) 電子部品付きコネクタ
JPH07245138A (ja) コネクタおよびコネクタの製造方法