JPH06215816A - 液体容器内からのリード線の導出構造 - Google Patents

液体容器内からのリード線の導出構造

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JPH06215816A
JPH06215816A JP746193A JP746193A JPH06215816A JP H06215816 A JPH06215816 A JP H06215816A JP 746193 A JP746193 A JP 746193A JP 746193 A JP746193 A JP 746193A JP H06215816 A JPH06215816 A JP H06215816A
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JP
Japan
Prior art keywords
lead wire
sealing body
lead
insulating coating
insertion hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP746193A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Murakami
好弘 村上
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リード線の位置決めを確実に行い、かつ充填
時の作業性の向上と充填材の漏れ防止を図る。 【構成】 液体容器の壁に形成したリード線導出孔にリ
ード線保持部材20を液密固定し、該リード線保持部材
20に形成した挿通孔7に複数本の芯線と絶縁被覆とか
らなるリード線9を挿通し、該挿通箇所に隣接したリー
ド線9に絶縁被覆剥離部11を設け、該絶縁被覆剥離部
11を前記リード線保持部材20に形成した収容室48
に収容して該収容室48内に充填材17を充填してなる
液体容器内からのリード線の導出構造において、前記リ
ード線9の外周に弾性材料により封止体100をモール
ド成形し、該封止体100の外周に突設した環状シール
部104を前記挿通孔7の内周に圧接した状態で該挿通
孔7内に封止体100を圧入した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用トランスミッシ
ョンケースなどの液体容器内からソレノイド作動用のワ
イヤーハーネスや各種センサのリード線等を導出する場
合のリード線の導出構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の構造の従来例として実開昭61
−107165号公報に記載のものが知られている。
【0003】この構造は、図16に示すように、液体容
器の壁1に形成したリード線導出孔3にリード線保持部
材5を液密固定し、該リード線保持部材5に形成したリ
ード線挿通孔7に複数本の芯線と絶縁被覆からなるリー
ド線9を挿通し、該挿通箇所に隣接したリード線9の途
中に絶縁被覆剥離部11を設け、該絶縁被覆剥離部11
に圧着金具13を加締め、該圧着金具13を図17に示
すように、前記リード線保持部材5に形成した収容凹部
(リード線の挿通孔の一部でもある)15内に位置決め
して該収容凹部15内に充填材17を充填したものであ
る。
【0004】リード線9に絶縁被覆剥離部11を設けて
その部分を充填材17でモールドするのは、リード線9
の芯線間を通って毛細管現象の作用で液体容器から油が
漏れるのを防止するためである。この場合、芯線間のわ
ずかな隙間に充填材17を侵入させなければならないこ
とから、充填材17として主に粘度の低いエポキシ樹脂
が用いられている。
【0005】圧着金具13は、この従来例では、内外の
リード線を接続するために設けているが、それ以外にリ
ード線9の長さ方向の位置決めをこれで行っている。し
たがって、内外のリード線を接続する目的でなく、位置
決めの目的だけのために中剥ぎ部分(リード線の途中の
絶縁被覆を剥いで芯線を露出させた部分)に圧着金具1
3を設けることもある。充填材17で固めた状態におい
てこの圧着金具13の位置決め精度が悪いと、リード線
9と他の機器との結線ができなくなることがあるので、
この位置決めは精度良く行う必要がある。
【0006】従来では、圧着金具13の端面を、リード
線保持部材5に形成した収納凹部15の端壁面に合わせ
ることで位置決めを行い、その状態で同収納凹部15内
に充填材17を充填している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧着金具1
3を収容凹部15内に収容するだけでは、充填材17の
注入時に圧着金具13が図19に示すように浮いてしま
い、位置決め精度が低下するという問題がある。また、
充填材が硬化するまでリード線が不安定となるため、作
業性が悪いという問題もある。さらに、図18に示すよ
うに挿通孔7とリード線5との間には挿通に必要な隙間
Hがあるが、この隙間Hから充填材17が外に漏れ出て
しまうという問題もある。
【0008】本発明は、上記事情を考慮し、リード線の
位置決めを確実に行うことができ、充填時の作業性が良
好で、しかも充填材の漏れを防止し得る液体容器内から
のリード線の導出構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、液体容器の壁
に形成したリード線導出孔にリード線保持部材を液密固
定し、該リード線保持部材に形成した挿通孔に複数本の
芯線と絶縁被覆とからなるリード線を挿通し、該挿通箇
所に隣接したリード線に絶縁被覆剥離部を設け、該絶縁
被覆剥離部を前記リード線保持部材に形成した収容室に
収容して該収容室内に充填材を充填してなる液体容器内
からのリード線の導出構造において、前記リード線の外
周に弾性材料により封止体をモールド成形し、該封止体
の外周に突設した環状シール部を前記挿通孔の内周に圧
接した状態で該挿入孔内に封止体を圧入したことを特徴
としている。
【0010】この場合、前記封止体を、絶縁被覆剥離部
にモールド成形してもよいし、絶縁被覆剥離部に隣接す
る絶縁被覆外周にモールド成形してもよい。
【0011】
【作用】上記構成のリード線の導出構造では、挿通孔内
に、外周に環状シール部を有した封止体が圧入されてい
るので、挿通孔とリード線の隙間が封じられ、充填材の
漏れが防止される。同時に、封止体が摩擦により挿通孔
内に保持されるので、リード線が確実に位置決めされ
る。また、封止体がリード線の外周にモールド成形され
ているから、リード線を引っ張ることで封止体を圧入す
ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】図1は第1実施例のリード線の導出構造を
示す断面図、図2は図1のII−II矢視図であり、図
において、20はリード線保持部材、9はリード線であ
る。リード線保持部材20には、収容凹部(挿通孔の一
部)50がリード線9の挿通孔7と連通する形で形成さ
れ、収容凹部50に連なる形でその背部に収容室48が
形成されている。収容凹部50は奥側に係合段部52が
付いており、挿通孔7の周辺には型抜きのための孔54
があいている。
【0014】図3、図4に示すように、リード線9の絶
縁被覆剥離部11には圧着金具13が加締められてお
り、圧着金具13と絶縁被覆剥離部11の全部を含むよ
うに、リード線9の外周にはゴム等の封止体100がモ
ールド成形されている。封止体100は円柱状のものと
して形成されており、外周に前記係合段部52に係合す
る係合突起102と、その側方に環状のシール部104
が突設されている。
【0015】そして、この封止体100が前記収容凹部
50内に圧入され、係合突起102が係合段部52に係
合することにより、封止体100は確実に抜け止めされ
ている。また、圧入されることにより、環状のシール部
104が収容凹部50の内周面に圧接し、それにより収
容凹部50内の隙間が封止されている。
【0016】したがって、この状態で収容室48に充填
材17を注入した際に、充填材17の漏れが確実に防止
されると共に、リード線9の位置決めが確実に行われ
る。
【0017】図5は第2実施例のリード線の導出構造を
示す断面図、図2はリード線9と封止体110の関係を
示す断面図である。第1実施例とこの第2実施例の違い
は、リード線保持部材25の収容凹部60の内周面に、
係合段部の代わりに環状の係合突部62が形成されてい
る点、また図6に示すように、封止体110の外周に2
つの環状シール部104、104が間隔をおいて設けら
れると共に、両環状シール部104、104の間に前記
係合突部62と係合する環状の係合凹部112が設けら
れている点である。それ以外は第1実施例と同じであ
る。
【0018】図7は第3実施例のリード線の導出構造を
示す断面図、図8は封止体130を設ける前のリード線
9(9a、9b)を示す図、図9は封止体130を設け
た後のリード線9(9a、9b)を示す図である。
【0019】この実施例では、異種のリード線9a、9
b同士が圧着金具13により接続されており、その接続
部分を覆うように封止体130がモールド成形されてい
る。また、封止体130の外周には係合手段は設けられ
ていず、1つの環状シール部104のみが設けられてい
る。その他は、収容凹部15が従来と同形状のものとさ
れている以外、第1実施例と同じである。
【0020】図10は第4実施例のリード線の導出構造
を示す断面図、図11は封止体130を設ける前のリー
ド線9を示す図、図9は封止体130を設けた後のリー
ド線9を示す図である。
【0021】この実施例では、リード線9が連続した1
本の線であり、絶縁被覆剥離部11に圧着金具13が加
締められれていない点が、第3実施例と異なるだけで、
それ以外は第3実施例と同じである。
【0022】図13は第5実施例のリード線の導出構造
を示す断面図、図14は封止体130を設ける前のリー
ド線9を示す図、図15は封止体130を設けた後のリ
ード線9を示す図である。
【0023】この実施例では、リード線9が連続した1
本の線であり、絶縁被覆剥離部11の長さが短い点、ま
た絶縁被覆剥離部11に圧着金具13が加締められれて
いない点、さらに封止体130が絶縁被覆剥離部11に
ではなく、絶縁被覆剥離部11に隣接した絶縁被覆の外
周に設けられている点、また、絶縁被覆剥離部11の位
置が収容凹部15内ではなく収容室48側にある点が第
3実施例と異なるだけで、それ以外は第3実施例と同じ
である。
【0024】いずれの実施例もリード線に封止体を設け
て、これを収容凹部に圧入することにより、充填材の漏
れ防止、リード線の位置決めを図っている。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リード線にモールド成形した封止体を挿通孔内に圧入し
たので、充填材の漏れを確実に防止できると共に、リー
ド線の位置決めも確実にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の要部断面図である。
【図2】図1にII−II矢視図である。
【図3】本発明の第1実施例におけるリード線と封止体
の関係を示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施例におけるリード線と封止体
の関係を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例の要部断面図である。
【図6】本発明の第2実施例におけるリード線と封止体
の関係を示す断面図である。
【図7】本発明の第3実施例の要部断面図である。
【図8】本発明の第3実施例における、封止体モールド
前のリード線を示す斜視図である。
【図9】本発明の第3実施例における、封止体モールド
後のリード線を示す斜視図である。
【図10】本発明の第4実施例の要部断面図である。
【図11】本発明の第4実施例における、封止体モール
ド前のリード線を示す斜視図である。
【図12】本発明の第4実施例における、封止体モール
ド後のリード線を示す斜視図である。
【図13】本発明の第5実施例の要部断面図である。
【図14】本発明の第5実施例における、封止体モール
ド前のリード線を示す斜視図である。
【図15】本発明の第5実施例における、封止体モール
ド後のリード線を示す斜視図である。
【図16】従来のリード線の導出構造を示す側断面図で
ある。
【図17】図16の要部を示す断面図である。
【図18】従来例の問題点を説明するために示す要部断
面図である。
【図19】従来例の他の問題点を説明するために示す要
部断面図である。
【符号の説明】
1 液体容器の壁 7 挿通孔 9 リード線 11 絶縁被覆剥離部 13 圧着金具 20、25 リード線保持部材 17 充填材 48 収容室 100、110、120、130 封止体 104 環状のシール部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体容器の壁に形成したリード線導出孔
    にリード線保持部材を液密固定し、該リード線保持部材
    に形成した挿通孔に複数本の芯線と絶縁被覆とからなる
    リード線を挿通し、該挿通箇所に隣接したリード線に絶
    縁被覆剥離部を設け、該絶縁被覆剥離部を前記リード線
    保持部材に形成した収容室に収容して該収容室内に充填
    材を充填してなる液体容器内からのリード線の導出構造
    において、 前記リード線の外周に弾性材料により封止体をモールド
    成形し、該封止体の外周に突設した環状シール部を前記
    挿通孔の内周に圧接した状態で該挿入孔内に封止体を圧
    入したことを特徴とする液体容器内からのリード線の導
    出構造。
  2. 【請求項2】前記封止体は前記絶縁被覆剥離部にモール
    ド成形されている請求項1記載の液体容器内からのリー
    ド線の導出構造。
  3. 【請求項3】前記封止体は前記絶縁被覆剥離部に隣接す
    る絶縁被覆外周にモールド成形されている請求項1記載
    の液体容器内からのリード線の導出構造。
JP746193A 1993-01-20 1993-01-20 液体容器内からのリード線の導出構造 Pending JPH06215816A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012228974A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Toyota Motor Corp 動力装置
JP2017026378A (ja) * 2015-07-17 2017-02-02 ジヤトコ株式会社 センサ取付構造
CN114566319A (zh) * 2022-02-23 2022-05-31 中国人民解放军总参谋部第六十研究所 导线线芯高压油气密封结构

Cited By (4)

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