JP3017614B2 - 液体容器内からのリード線の導出構造 - Google Patents

液体容器内からのリード線の導出構造

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JP3017614B2
JP3017614B2 JP5007466A JP746693A JP3017614B2 JP 3017614 B2 JP3017614 B2 JP 3017614B2 JP 5007466 A JP5007466 A JP 5007466A JP 746693 A JP746693 A JP 746693A JP 3017614 B2 JP3017614 B2 JP 3017614B2
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JP
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lead wire
lead
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liquid container
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孝典 鈴木
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Yazaki Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用トランスミッシ
ョンケースなどの液体容器内からソレノイド作動用のワ
イヤーハーネスや各種センサのリード線等を導出する場
合のリード線の導出構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の構造の従来例として実開昭61
−107165号公報に記載のものが知られている。
【0003】この構造は、図8に示すように、液体容器
の壁1に形成したリード線導出孔3にリード線保持部材
5を液密固定し、該リード線保持部材5に形成したリー
ド線挿通孔7に複数本の芯線と絶縁被覆からなるリード
線9を挿通し、該挿通箇所に隣接したリード線9の途中
に絶縁被覆剥離部11を設け、該絶縁被覆剥離部11に
圧着金具13を加締め、該圧着金具13を図9に示すよ
うに、前記リード線保持部材5に形成した収容凹部15
内に位置決めして該収容凹部15内に充填材17を充填
したものである。
【0004】リード線9に絶縁被覆剥離部11を設けて
その部分を充填材17でモールドするのは、リード線9
の芯線間を通って毛細管現象の作用で液体容器から油が
漏れるのを防止するためである。この場合、芯線間のわ
ずかな隙間に充填材17を侵入させなければならないこ
とから、充填材17として主に粘度の低いエポキシ樹脂
が用いられている。
【0005】圧着金具13は、この従来例では、内外の
リード線を接続するために設けているが、それ以外にリ
ード線9の長さ方向の位置決めをこれで行っている。し
たがって、内外のリード線を接続する目的でなく、位置
決めの目的だけのために中剥ぎ部分(リード線の途中の
絶縁被覆を剥いで芯線を露出させた部分)に圧着金具1
3を設けることもある。充填材17で固めた状態におい
てこの圧着金具13の位置決め精度が悪いと、リード線
9と他の機器との結線ができなくなることがあるので、
この位置決めは精度良く行う必要がある。
【0006】従来では、圧着金具13の端面を、リード
線保持部材5に形成した収納凹部15の端壁面に合わせ
ることで位置決めを行い、その状態で同収納凹部15内
に充填材17を充填している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、圧着金具1
3に対して収納凹部15が小さいと充填材17の充填性
が悪くなり、圧着金具13に対して収容凹部15が大き
いと充填材17の注入時に、圧着金具13が図9の矢印
A方向に浮いてしまい、位置決め精度が低下するという
問題がある。
【0008】本発明は、上記事情を考慮し、圧着金具に
対して収容凹部を大きめに形成しても圧着金具が浮き上
がらず、良好な充填性と位置決め精度を確保することの
できる液体容器内からのリード線の導出構造を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、液体容器の壁
に形成したリード線導出孔にリード線保持部材を液密固
定し、該リード線保持部材に形成した挿通孔に複数本の
芯線と絶縁被覆とからなるリード線を挿通し、該挿通箇
所に隣接したリード線に絶縁被覆剥離部を設け、該絶縁
被覆剥離部に圧着金具を加締め、該圧着金具を前記保持
部材に形成した収容凹部内に位置決めして該収容凹部内
に充填材を充填してなる液体容器内からのリード線の導
出構造において、前記挿通孔側が幅狭のくさび状に形成
された前記圧着金具に前記挿通孔の内壁に係止する係止
と、挿通孔の開口周縁に当接する当接部を設けたこと
を特徴としている。
【0010】
【作用】上記構成のリード線の導出構造では、圧着金具
が挿通孔の内壁に係止されるので、圧着金具が充填材注
入時にも浮き上がらず、良好な位置決め精度が確保され
る。また、圧着金具が浮き上がらないので、収容凹部を
大きめに形成して充填性を良くすることができる。さら
に、くさび状の係止部と当接部を圧着金具に設けたこと
で、当接部が挿通孔の開口周縁に当接するまで挿通孔内
に係止部を挿入すれば容易に位置決め固定することがで
きる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0012】図1は実施例のリード線の導出構造の要部
断面図、図2は図1のII−II線断面図、図3は図1
のIII−III線断面図であり、図において、25は
リード線保持部材、27はリード線挿通孔、9はリード
線、11は絶縁被覆剥離部、23は圧着金具、15は収
容凹部、17は充填材である。リード線挿通孔27の収
容凹部15側は、円形の係止孔30として径が若干大き
めに形成されている。一方、圧着金具23のリード線挿
通孔7側の端部には、リード線挿通孔7側が幅狭となっ
たくさび状の係止部32が形成されている。この係止部
32は板状のものとして形成され、前記係止孔30内に
圧入されて係止孔30の内壁に係止されており、その状
態で図3に示すように、係止孔30の内壁との間に多く
の隙間を確保している。それ以外の構成は、図8の従来
の構造と共通であるので説明は省略する。
【0013】圧着金具は、通常、図6の平面図、図7の
側面図に示すように、プレスにより連鎖状に形成され、
使用に際してPで示す必要箇所を切り取って用いてい
る。そこで、本実施例では、その連結部Rを長めにとっ
て、そこに図4または図5に示すように、くさび状の係
止部32A、32Bを形成し、切り取る際にその係止部
32A、32Bを圧着金具の本体23側に付けた状態で
切り取る。そして、これらの係止部32A、32Bを、
圧着端子23を収容凹部15内に位置決めする際に、収
容凹部15の奥の係止孔30内に圧入するのである。な
お、図4に示す係止部32Aは単なる三角形状に形成さ
れ、図5に示す係止部32Bはくびれのあるくさび状に
形成されている。さらに圧着金具の係止部に隣接した突
出部分が、挿通孔の開口周縁に当接する当接部となって
いる。従って、係止孔30に係止部32を挿入する際
に、当接部が係止孔30の開口周縁部に当接するまで挿
入することで、収容凹部15内の圧着金具の位置決めが
可能となる。
【0014】この実施例の構造を得る場合、圧着金具2
3を収容凹部15内に位置決めする際に係止部32を係
止孔30に圧入し係止させた上で、充填材17を注入す
る。したがって、充填材17の注入により圧着金具23
が浮き上がることがなく、収容凹部15を大きく形成し
て充填性を良くすることができる。また、単に圧着金具
23の係止部32を係止孔30に圧入するだけであるか
ら、従来と作業性がほとんど変わらない。また、係止孔
30側が円形の孔であるから、方向性を気にすることな
くリード線の挿通及び係止作業を行うことができる。
【0015】なお、係止部32の構成は、上記実施例の
ものに限定されずに種々変形可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
充填材注入時の圧着金具の浮き上がりを防止して良好な
位置決め精度を確保することができる。また、圧着端子
が浮き上がらないので、圧着金具を収容する収容凹部を
圧着金具に対して大きめに形成することができ、良好な
充填性を確保することができる。さらに、圧着金具に、
幅狭のくさび状の係止部を設け、挿通孔の開口周縁に当
接する当接部を設けたことにより、収容凹部内に圧着金
具をセットする際に、当接部が挿通孔の開口周縁に当接
するように係止部を挿通孔内に挿入するだけで、容易に
位置合わせが可能となり、容易に位置決め固定すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部断面図である。
【図2】図1のII−II矢視断面図である。
【図3】図1のIII−III矢視断面図である。
【図4】本発明の一実施例における圧着金具の係止部の
第1例を示す平面図である。
【図5】本発明の一実施例における圧着金具の係止部の
第2例を示す平面図である。
【図6】従来の圧着金具の連鎖を示す平面図である。
【図7】従来の圧着金具の連鎖を示す側面図である。
【図8】従来のリード線の導出構造を示す側断面図であ
る。
【図9】図8の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 液体容器の壁 3 リード線導出孔 9 リード線 11 絶縁被覆剥離部 15 収容凹部 17 充填材 23 圧着金具 25 リード線保持部材 27 リード線挿通孔 30 係止孔 32、32A、32B 係止部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体容器の壁に形成したリード線導出孔
    にリード線保持部材を液密固定し、該リード線保持部材
    に形成した挿通孔に複数本の芯線と絶縁被覆とからなる
    リード線を挿通し、該挿通箇所に隣接したリード線に絶
    縁被覆剥離部を設け、該絶縁被覆剥離部に圧着金具を加
    締め、該圧着金具を前記保持部材に形成した収容凹部内
    に位置決めして該収容凹部内に充填材を充填してなる液
    体容器内からのリード線の導出構造において、前記挿通孔側が幅狭のくさび状に形成された 前記圧着金
    具に前記挿通孔の内壁に係止する係止部と、挿通孔の開
    口周縁に当接する当接部を設けたことを特徴とする液体
    容器内からのリード線の導出構造。
JP5007466A 1993-01-20 1993-01-20 液体容器内からのリード線の導出構造 Expired - Lifetime JP3017614B2 (ja)

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JPH06215818A JPH06215818A (ja) 1994-08-05
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