JPH023262Y2 - - Google Patents

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JPH023262Y2
JPH023262Y2 JP5005485U JP5005485U JPH023262Y2 JP H023262 Y2 JPH023262 Y2 JP H023262Y2 JP 5005485 U JP5005485 U JP 5005485U JP 5005485 U JP5005485 U JP 5005485U JP H023262 Y2 JPH023262 Y2 JP H023262Y2
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contact
piece
locking
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contact pin
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JP5005485U
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は電気コネクタの技術分野において利
用され、特に、前部に接触部、後部にはケーブル
圧着片を有するコンタクトの中間部に、一体成形
のための絶縁物質の流出を防止するための封止片
を具備せしめた封止構造に関する。
(従来の技術) この種のコンタクトの係止構造としては添付図
面第3図に示されるごとくのコンタクトピンが知
られている。ここでこの従来のコンタクトピンの
係止構造について、その概要を説明する。このコ
ンタクトピン1は概ね三つの部分に区分できる。
すなわちピン状をなして相手コネクタに挿入結合
される前部、圧潰によりケーブル2を圧着する
圧着片3を有する後部、そして前部と後部
との間に位置しハウジングの挿入孔20内で保持
される中間部である。
係止構造は上記中間部に施されている。この
中間部はほぼコ字状の溝型を形成し、溝の底部
から内方に屈曲され後方に自由端をもつ係止片4
を有している(以下接触部側を前方そしてケーブ
ル側を後方と方向づけることとする)。この係止
片4は、コンタクトピン1の軸線に対して直角方
向にばね性を有するように、軸線方向に比較的長
いものとなつている。一方上記コンタクトピン1
を受け入れるハウジングの挿入孔20の内面に
は、段状の前縁22をもつ抜け防止突部21が形
成され、コンタクトピン1を挿入孔20に挿入す
ると係止片4は弾性的に変形して上記抜け防止突
部21を乗り越え、所定挿入位置に達すると上記
係止片4の自由端が抜け防止突部21の前縁22
にてスナツプ的に係止し、コンタクトピンは後方
には抜けなくなる。
このような係止構造をもつたコネクタにあつて
は、コンタクトピン組立後、結線部を絶縁物質で
充填成形する場合がある。その場合、直接結線部
へ絶縁物質を充填成形すると絶縁物質の成形流れ
が良いためおよび成形時の成形圧力のために、ケ
ーブル側開口23より絶縁物質が急早に流れ込
み、コンタクトピン1の後部の周囲空間及び中
間部の係止片4を下方に押し曲げ変形させて、
さらには該係止片4の両側の間隙を経て下方に進
み前部すなわち接触部4′まで到達し、該接触
部の表面が絶縁されてしまうことになり、相手コ
ネクタのソケツトコンタクトと結合が不能となり
コネクタとしての機能を失うという問題が発生す
る。
このような状態にしないため、従来は、コンタ
クトピン挿入後粘度の低い接着剤30によつてコ
ンタクトピン1に結線されたケーブル2とケーブ
ル側開口23とを接着固定し、該開口23を密封
してから上述したように絶縁物質を結線部に充填
成形する場合があつた。このような場合について
は、コンタクトピン1の接触部4′には絶縁物質
が流れ出て絶縁されるという問題はなくなるが、
しかしハウジングのケーブル側開口23に接着剤
を塗布するのは人手で行わなければならず、特に
多極コネクタにおいては大変な作業となり、コス
ト高となつていた。
(2) 考案の構成 (問題点を解決するための手段及び作用) 本考案は、上述の従来の係止構造が有していた
問題点を解決するために、 前部に接触部、後部にはケーブル圧着片を有す
るコンタクトの中間部に、弾圧的に変形する係止
片を具備せしめ、ハウジングの挿入孔内に設けら
れた抜け防止突部を乗り越え該抜け防止突部の前
縁にて上記係止片を係止するコンタクトの係止構
造において、 コンタクトの中間部には係止片よりも後部寄り
の位置にてコンタクトの軸心に対して直角な面を
形成して挿入孔をを遮断する封止片が設けられ、 ハウジングの挿入孔には、コンタクトの挿入時
に、所定挿入位置で上記封止片に当接する位置決
め突部が設けられている、 ことにより構成される。
かかる構成の係止構造によるならば、コンタク
トをハウジングの挿入孔に挿入すると、封止片は
所定挿入位置で位置決め突部に当接して停止す
る。挿入孔は封止片により完全に遮断されるの
で、後部においてケーブルをモールドによつて固
定した際モールド材が挿入孔に進入しても、上記
封止片によりさらに進入することが阻止されて、
接触部にまでは至らない。したがつて接触部は絶
縁物質によつて絶縁されることがないので相手コ
ネクタのコンタクトと確実に接続され得るものと
なる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を添付図面の第1図及
び第2図にもとづいて説明する。なお図中、第3
図の従来のものと共通部分には同一符号を付し
た。
本実施例のコネクタ用コンタクトピン1も、従
来のものと同様に概ね、ピン状をなして相手コネ
クタに挿入結合される前部、圧潰によりケーブ
ル2を圧着する圧着片3を有する後部、そして
前部と後部との間に位置しハウジングの挿入孔
20によつて保持される中間部との三つに区分
できる。このうち前部と後部はすでに述べた
従来のものと同じであり、また本実施例の特徴は
中間部あるので、前部と後部についての説
明はここでは省略する。
中間部はその断面がコ字状の溝型をなしてい
る。溝の底部からは、コンタクトピン1の軸線に
対してほぼ直角な方向に屈曲された封止片5が形
成されている。この封止片5は、コンタクトピン
が後述のハウジングの挿入孔に挿入された際、挿
入孔をほぼ完全に遮断する形状・寸法に定められ
ている。
また上記封止片5の直下には、該封止片5の両
側縁の幅の位置に、一対の係止片6,6が設けら
れている。該一対の係止片6,6はコンタクトピ
ン1の軸線に対して平行でまた該軸線に対して直
角な後縁7,7を有している。この一対の係止片
6,6は外側面に外圧を受けることによりその間
隔を狭める方向に弾圧的に変形可能なばね性を有
している。そして係止片6は、コンタクトピンの
軸線方向での幅が比較的短くなつている。
一方、ハウジングの挿入孔20の内壁には、上
記コンタクトピンの封止片5に当接する位置決め
突部40と、係止片6を導入する導入部53及び
係止片6を側部から保持する保持空間部54とが
後述のごとく形成されている。
上記位置決め突部40は、コンタクトピンの一
対の係止片6,6の間の空間内に突き出ており、
該突部40の上端面41がコンタクトピンの所定
挿入位置における上記封止片5の前面に当接する
位置に設定されている。
上記位置決め突部40の両側の上部には、該位
置決め突部40の上端面41とほぼ同一レベルに
下端面をなす段部51をもつ係止突部52が設け
られている。該突部52の上部は上記一対の係止
片同士の間隔よりも狭い先細り形状の内壁によつ
て、コンタクトピン挿入の際の導入部53を形成
している。また上記段部51より下方では、該段
部51で上記導入部53に連通する保持空間部5
4が形成されている。該保持空間部54の幅は上
記一対の係止片6,6の自由状態における間隔も
しくはこれよりも僅かに狭く設定されている。
以上のごとくの本実施例のコネクタ用コンタク
トピンの組立は次のように行う。
先ずケーブル2が圧着片3にて圧着されたコ
ンタクトピン1を用意する。
上記コンタクトピン1をその接触部4′側か
らハウジングの挿入孔20内に挿入する。
挿入が進行すると、コンタクトピンの一対の
係止片6,6の下縁が係止突部52に形成され
た先細りの導入部53に達し、外側面に作用す
る圧力によつて上記一対の係止片6,6の間隔
は狭められていく。
さらにコンタクトピン1に力を加えて挿入を
続けると、上記一対の係止片6,6は上記係止
突部52を乗り越えて保持空間54に突入す
る。該保持空間54は段部51にて急に拡幅し
ているので、上記一対の係止片6,6の外側面
に作用していた圧力は解除され該係止片6,6
は自由状態の原間隔に復元する。したがつて上
記一対の係止片6,6の上縁は段部51に係止
して抜け防止がなされる。
一方コンタクトピンの封止片5は、上記一対
の係止片6,6の上縁が保持空間54に突入す
るとほぼ同じ時期に位置決め突部40の上面4
1に当接する。
かくしてハウジングの挿入孔20にケーブル
付きのコンタクトピンが挿入され配設された結
線部に絶縁物質で充填成形する。しかし本実施
例では挿入孔20に流入した絶縁物質は封止片
5により完全に遮断されるので、その下方の係
止片6,6や接触部4′の位置までは流れ出す
ことはない。
したがつて、コンタクトピン1の接触部4′
の表面は絶縁物質にて絶縁されることがないの
で、相手コネクタのソケツトコンタクトとは確
実に電気的に接続されることになる。
以上の構成は、コンタクトピンすなわち雄コン
タクについて述べたが、本考案はこれに限定され
ることなく、ソケツトコンタクトすなわち雌コン
タクトについても同様な構成が応用でき実施する
ことが可能なものである。
(3) 考案の効果 以上のように本考案によるならば、絶縁物質を
充填成形する際に該絶縁物質がハウジングの挿入
孔内に流入しても、コンタクトの封止片によつて
阻止されるために接触部の位置までには達せず、
接触部の表面は絶縁されることがなく、相手コネ
クタのコンタクトとの接続がスムースとなり接続
不良もなくなる。さらには、ハウジングの挿入孔
内にコンタクトを挿入後、充填成形する前に挿入
接着剤で挿入孔のケーブル側開口を密封するとい
う作業も全く必要なくなるので、結線作業がそれ
だけ単純化され、コスト低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例のハウジングに組込ま
れたコンタクトピンを示しAは一部破断側面図、
Bは正面図、Cは斜視図、第2図は第1図のコン
タクトピンを省略したハウジングの横断面を示し
Aは第1図のA−A断面図、BはB−B断面図、
第3図は従来のハウジングに組込まれたコンタク
トピンを示し、Aは一部破断側面図、Bは正面
図、Cは斜視図である。 1……コンタクトピン、3……ケーブル圧着
片、5……封止片、6……係止片、20……挿入
孔、40……位置決め突部、……前部、……
中間部、……後部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前部に接触部、後部にはケーブル圧着片を有す
    るコンタクトの中間部に、弾圧的に変形する係止
    片を具備せしめ、ハウジングの挿入孔内に設けら
    れた抜け防止突部を乗り越え該抜け防止突部の前
    縁にて上記係止片を係止するコンタクトの係止構
    造を有するものにおいて、 コンタクトの中間部には係止片よりも後部寄り
    の位置にてコンタクトの軸心に対して直角な面を
    形成して挿入孔を遮断する封止片が設けられ、 ハウジングの挿入孔には、コンタクトの挿入時
    に、所定挿入位置で上記封止片に当接する位置決
    め突部が設けられている、 ことを特徴とする電気コネクタ用コンタクトの絶
    縁物質流れ止め構造。
JP5005485U 1985-04-05 1985-04-05 Expired JPH023262Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5005485U JPH023262Y2 (ja) 1985-04-05 1985-04-05

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JP5005485U JPH023262Y2 (ja) 1985-04-05 1985-04-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61167382U JPS61167382U (ja) 1986-10-17
JPH023262Y2 true JPH023262Y2 (ja) 1990-01-25

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ID=30567827

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JP5005485U Expired JPH023262Y2 (ja) 1985-04-05 1985-04-05

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH066470Y2 (ja) * 1989-11-24 1994-02-16 英朗 茂治 多芯コネクタにおけるコンタクト
JPH066471Y2 (ja) * 1989-11-27 1994-02-16 英朗 茂治 多芯型コネクタにおけるコンタクトの保持装置
JP2007109453A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 D D K Ltd コンタクト及び該コンタクトを使用するコネクタ
CN109119785B (zh) * 2017-06-23 2020-08-21 上海莫仕连接器有限公司 电源连接器

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