JPH066471Y2 - 多芯型コネクタにおけるコンタクトの保持装置 - Google Patents

多芯型コネクタにおけるコンタクトの保持装置

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JPH066471Y2
JPH066471Y2 JP1989137091U JP13709189U JPH066471Y2 JP H066471 Y2 JPH066471 Y2 JP H066471Y2 JP 1989137091 U JP1989137091 U JP 1989137091U JP 13709189 U JP13709189 U JP 13709189U JP H066471 Y2 JPH066471 Y2 JP H066471Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、複数のコンタクトを具備する多芯型コンタク
トにおいて、コネクタ本体の極保持部材に、それに成形
してある極保持穴にコンタクトを嵌挿して保持せしめる
コンタクトの保持装置についての改良に関する。
[従来の技術] 丸型コネクタまたはミニデン型コネクタと呼ばれる多芯
型コネクタAは、通常、第1図に示しているように、相
手方コネクタに対して接続するときのガイドとなるよう
金属材または合成樹脂材で筒状に成形するガイドスリー
ブ1の基端側の内腔に、合成樹脂材で栓状に成形した極
保持部材2を組付け、その極保持部材2に成形しておく
極保持穴20に、弾性を具備する金属板を折曲げ成形し
て前端側にピン状または鞘状の接触端子極30を設けそ
の後方の胴部31および後端側の接続端子部32を床板
3aと左右の側壁3b・3bとでチャンネル状に形成し
たコンタクト3…を、嵌挿保持せしめて、コネクタ本体
aを組立て、それの前記極保持部材2に保持せしめた複
数のコンタクト3…の各後端側(第1図で右端側)の接
続端子部32に、コードbの芯線40…の各先端側を結
線して、コネクタ本体aにコードbをつないだ状態と
し、次いで、コネクタ本体aの後端側の外周に、前記コ
ードbとの接続部位を覆い込むように合成樹脂材または
金属材で成形したつまみとなるボディc(または本体ケ
ース)を成形または嵌合により組付けることで組立てら
れる。
このように組立てられる多芯型コネクタAにおけるコン
タクト3の組付け手段は、通常、コンタクト3には、チ
ャンネル状に形成してある胴部31の床板3aから、銛
状の係止片たるランスwを、外側に張り出すように切り
起して形成しておき、また、極保持部材2の極保持穴2
0の内周面には、このランスwと係合する係合部yを設
けておいて、コンタクト3を極保持部材2の後端面側か
らそこに開放している極保持穴20内に嵌挿していくと
きに、その嵌挿が所定の深さとなって、押し込みが阻止
される状態となったところで、コンタクト3の胴部31
に設けたランスwがこの係合部yに係合して後方への戻
りを阻止し、以後、コンタクト3を極保持穴20内に保
持した状態となるように構成している。
[考案が解決しようとする課題] このように構成される多芯型コネクタAにおけるコンタ
クトの組付け保持手段は、組立てたコネクタ本体aの極
保持部材2に保持せしめた各コタンクト3…の後端側の
接続端子部32…に、コードbの芯線40…をハンダ付
けにより結線していく作業工程において、結線に誤りが
あったときに、コンタクト3を極保持部材2の極保持穴
20から抜き出すことが出来ないことで、コネクタ本体
aごと不良品として処理しなければならない不都合があ
る。また、コネクタ本体aに対するコードbの接続を終
えて、コネクタ本体aを金型に組込み、後端側の外周に
ボディcを合成樹脂材のモールド加工により被覆成形す
るときに、金型内に流し込む溶融した合成樹脂材が、極
保持部材2に形成してある極保持穴20内に押し込まれ
て、そこに嵌挿保持せしめてあるコンタクト3の内腔を
つたって、極保持部材2の前端面側に漏れ出して固結
し、組立てた多芯型コネクタAの接触端子極30…を、
相手方コネクタの接続端子極と嵌め合わせて接続する際
の接続操作を阻げるようになる問題がある。そして、こ
の問題の対策として、実開昭61−167382号公報
にあるような手段が知られている。
この手段は、コンタクトの胴部の内腔に、その胴部の左
右の側壁間に渡る巾でそれら側壁より高く立上る堰板
を、その胴部の底板から切り起して装設しておき、その
堰板より前方の胴部の左右の側壁の上縁部位に、堰板に
揃う高さに上方に延出する延長壁を設けて、この延長壁
を左右方向に押し拡かれるランスに形成しておく。
また、このコンタクトを嵌挿して組付けるために極保持
部材に形成しておく極保持穴には、それの天井部位に、
前記堰板と突き当るブロック状の成形体を、極保持部材
を成形する合成樹脂材により一体に連続させて成形し、
かつ、このブロック状の成形体の左右の両側には、前記
コンタクトに、それの胴部の前述の堰板より前方の左右
の側壁の上方延長部に形成したランスが通過していく通
路を、そのランスを形成するコンタクトの胴部の左右の
側壁の板厚よりも、広い巾に左右の両側に向け拡巾して
いくように形設した構成のものである。
そして、これにより、極保持穴にコンタクトを嵌挿した
とき、堰板より前方のランスが、ブロック状の成形体の
左右の両側の通路に入り込むことで、左右に押し拡かれ
て引き抜き方向に対し係合するようになって、コンタク
トの組付けが完了するようになる。そして、同時に、こ
のランスが、堰板とブロック状の成形体の左右の両側に
形成される通路を塞いで、後の工程で合成樹脂材のモー
ルド成形を行なうときの合成樹脂材の漏れを、堰板とブ
ロック状の成形体とランスとにより防止するようにした
内容のものである。
ところで、この手段は、極保持穴の天井部に設けるブロ
ック状の成形体の左右の通路を、コンタクトに設けてお
くランスで塞ぐようにすることから、合成樹脂材のモー
ルド成形の際に押し込まれる樹脂材の圧力で、ランスが
押し拡かれるように動いて通路を拡げるようになること
から、樹脂材の漏れの防止が不完全な問題がある。ま
た、通路に押し込まれる樹脂材により、ランスの非係合
位置側への戻りを阻止するようになることで、ランスの
係合を解除してコンタクトを抜き出す作業が困難な問題
がある。
[目的] 本考案は、従来手段に生じているこれらの問題を解消せ
しめるためになされたものであって、極保持部材2の極
保持穴20に嵌挿してランスwによる係合で極保持部材
2に組付け保持せしめたコンタクト3が、簡単な操作に
よりランスwによる係合を解除して極保持部材2から抜
き出せるようにするとともに、コネクタ本体aの基端側
の外周に、ボディcを合成樹脂材のモールド加工により
被覆成形するときに、金型内に流し込む合成樹脂材が極
保持部材2の前端面側へ漏出するのを確実に防止し得る
ようにする新たな手段を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] そして、本考案においては、この目的を達成するための
手段として、弾性を具備する金属板の折曲げ成形によ
り、前端側にピン状または鞘状の接触端子極を設け、そ
の後方の胴部および後端側の接続端子部を床板と左右の
側壁とからなるチャンネル状に形成したコンタクトと、
そのコンタクトを嵌挿して保持さす極保持穴を具備せし
めて合成樹脂材で成形する極保持部材と、コンタクトに
設けたランスと、極保持部材の極保持穴の内周面に設け
た係合部とよりなる多芯型コネクタのコンタクトの保持
装置において、 コンタクトには、それの胴部の後端側に寄る部位の内腔
に、左右の側壁間に渡る巾でそれら側壁に揃う高さに立
上る堰板を、床板から切り起して装設し、その堰板より
前方に位置す側壁には、堰板より高く延出する延長部を
装設して、それら延長部に、後方に突出しながら内側に
屈曲するランスをそれぞれ装設し、極保持部材には、そ
れの極保持穴の内周面の天井部に、その極保持穴内に嵌
挿せるコンタクトに具備せしめた前記ランスの突出端部
と対応する部位に、その突出端部に前面側が衝合する突
起状の係合部を、それの側面と極保持穴の側壁面との間
にランスの肉厚に対応する巾の通路を形成せしめて装設
し、極保持部材の極保持穴の前端側を、コンタクトの接
触端子極が嵌入する小径の透孔に形成し、極保持部材の
前面側には前記小径の透孔の近傍で前述突起状の係合部
と前後に揃う部位に、その係合部の前面側に透通する窓
穴を開設し、かつ、前記コンタクトには、それの側壁の
上縁側で、前記突起状の係合部の両側の通路と対応する
部位に、その通路を埋める高さに立上る立上壁を装設し
てなる多芯型コネクタにおけるコンタクトの保持装置を
提起するものである。
[実施例] 次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図面符号は従
来手段のものと同効の構成部材については同一の符号を
用いるものとする。
第2図は本考案を実施せる多芯型コネクタAの平面図、
第3図は同上の前面図、第4図は同上の一部破断した側
面図で、同図において、aはコネクタ本体、bはコー
ド、cはコネクタ本体aとコードbとの接続部位の外周
を被覆するようにコネクタ本体aの後端側の外周に設け
たボディを示す。
コネクタ本体aは、ガイドスリーブ1および極保持部材
2ならびにその極保持部材2に成形しておく極保持穴2
0…に保持せしめた複数のコンタクト3…とよりなる
が、ガイドスリーブ1を合成樹脂材で成形した外極のな
い形態のものとなっている。そして、そのガイドスリー
ブ1は、合成樹脂材で成形する極保持部材2と一体に連
続させて成形してある。
極保持部材2に成形しておく極保持穴20…に嵌挿して
保持さすコンタクト3…は、第5図乃至第8図に示して
いる如く、細い巾の帯板状の金属板を折曲げ成形して、
前端側にはピン状の接触端子極30を形成し、その後方
の胴部31および後端側の接続端子部32を、床板3a
と左右の側壁3b・3bとによりチャンネル状に形成し
てあることについては従前のコンタクト3と変わりない
が、それの胴部31の内腔で後端に寄る部位には、左右
の側壁3b・3b間に渡る巾でそれら側壁3b・3bに
揃う高さhに立上る堰板33が、床板3aから切り起す
ことで装設してある。そして、左右の側壁3b・3bの
前端側でこの堰板33より前方に位置する部位は、該堰
板33よりも高く延出する延長壁イに形成して、それの
下端部に後方から前方に向かう切込みロを設けてその上
方に切込片ハを形成し、この切込片ハを、後方に向かい
内側に屈曲せしめてランスwに形成してある。このラン
スwは、図示する例のものは、左右の側壁3b・3bの
それぞれに延長壁イを設けて、それらにランスwを左右
に一対に対向するようにそれぞれ設けているが、左右の
一方の側壁3bにだけ延長壁イを設けてそれにランスw
を形設することで、ランスwを一つだけにする場合があ
る。
また、このランスwを形設した側壁3bは、そのランス
wの後方で前述の堰板33を前後に跨ぐ部位を、前記ラ
ンスwを形成するために上方に延長した延長壁イと対応
する高さHに上方に延長して、ここに立上壁3cを形成
している。この立上壁3cも、ランスwを一方の側壁3
bにだけ設けた場合には、その一方の側壁3bにだけ設
けられる。
また、後端側の接続端子部32は、それの後端部の両側
に、接続するコードbを抱込む抱きラグ34・34が一
対に対向するよう形成されている。
なお、このコンタクト3は、前端の接触端子極30がピ
ン状の雄型になっているが、鞘状の雌型に形成される場
合がある。
前記極保持部材2は、それに上述のコンタクト3…を保
持せしめるために形成せる各極保持穴20…が、第9図
乃至第11図にあるように、前端側がコンタクト3のピ
ン状の接触端子極30が嵌入する小径の透孔20aで、
後端側がコンタクト3の後端側の接続端子部32が嵌入
する幾分大径の開口となって、前後に貫通するように成
形してある。そして、その極保持穴20の内壁面には、
該極保持穴20に嵌挿されるコンタクト3の床板3aと
反対側に位置する側で、所定の状態位置にコンタクト3
を嵌挿したときの前記立上壁3cと対応する部位に、コ
ンタクト3の左右の側壁3b・3bに設けた前記一対の
ランスw・wの突出端(後端)と衝合して係合する係合
部yが、前記一対のランスw・wの基端側(第9図にお
いて左端側)における対向間隔D(第6図)に対応する
巾の突起状に形設してあり、かつ、その突起状の係合部
yの左右の両側面と保持穴20の左右の内壁面との間
は、前記ランスw・wの肉厚と対応する巾の通路zに形
成してあって、コンタクト3を保持穴20内にそれの後
方から挿し込むことで、該コンタクト3に設けた前記ラ
ンスw・wが係合部yにより左右に押されながらこの通
路zを通過していくようにしてある。そして、この通路
zは、そこを通過し終えたランスwが具備する弾性によ
り内側に屈曲する姿勢に復元して、突出端(後端)が係
合部yの前面に衝合する状態となったときに、ランスw
の後方に形成している前述の立上壁3cが、この通路z
内に嵌入してきて、その立上壁3cにより埋められるよ
うになる。この通路zは、コンタクト3に設けられるラ
ンスwが、一方の側壁3bにだけ存在しているようにな
っているときは、その側壁3bに対応する側の係合部y
の側面にだけ設ける。この場合は、係合部yの他方の側
は極保持穴20を形成する極保持部材2に連続する状態
となる。
また、該極保持穴20の前記突起状の係合部yより前方
の部分は、極保持部材2の前端面における前述のコンタ
クト3の接触端子極30が嵌入する小径の透孔20aの
近傍位置で、前述の突起状の係合部yと前後に揃う部位
に開設した窓孔20bを介して、極保持部材2の前面側
に開放させてある。
そしてまた、該極保持穴20…は、第11図にあるよう
に、コンタクト3の前端の接触端子極30を嵌入さす小
径の透孔20aが軸心側に位置して窓孔20bが外周側
に位置するよう、極保持部材2に対しそれの軸心部を中
心に環状に配列した状態として成形してある。
なお図示する実施例において、35は、コンタクト3の
胴部31の内腔に、床板3aから切り起して立上げた堰
板33をその状態位置に保持さすよう、左右の側壁3b
・3bの内面側に設けた押え部材である。
このように構成せる実施例装置は次のように作用する。
コンタクト3…を極保持部材2に成形してある極保持穴
20…に嵌挿して組付けるときは、第12図にあるよ
う、コンタクト3を、極保持穴20の後端側の開放口か
ら、前端の接触端子極30を先にして挿し込んでいく。
これにより、コンタクト3は、それの胴部31の左右の
両側に設けた左右に一対のランスw・wが、極保持穴2
0の内壁面に設けた突起状の係合部yの左右の両側の通
路z・zを、第12図に示している如くその係合部yに
より押し拡かれながら通過していくようになる。
そして、その係合部yをランスw・wが通過したところ
で、該ランスw・wを形成しているコンタクト3の素材
たる金属板の弾性によって、第13図に示している如
く、平面視においてV字形に閉じ合わされた状態に戻
り、そのランスw・wの閉じ合わされて二枚重ねとなっ
た先端が、係合部yの前端面に衝合する状態となって、
以後、前方への動きが、狭められている極保持穴20の
前端の小径の透孔20aに対する胴部31の衝合で阻止
され、後方への戻りがこのランスwと係合部yとの衝合
で阻止されて、コンタクト3は極保持穴20内に動かな
いように組付け保持された状態となる。
次に、この状態において、極保持部材2の前端面に開放
している窓孔20bから、細いドライバーなどの適宜の
工具を差し込んで、閉じ合わされている一対のランスw
を押し拡き、コンタクト3を極保持部材2の後面側から
引き出せば、ランスwが係合部yの側方に設けられてい
る通路zを通過していくことで、コンタクト3は簡単に
極保持部材2の極保持穴20から取出せるようになる。
また、コンタクト3を極保持部材2の極保持穴20に組
付けて、それにコードbの芯線40を結線した後に、コ
ネクタ本体aを金型にセットして、それの基端側の外周
にボディcを合成樹脂材によりモールド加工で成形する
場合に、金型内に流し込む溶融した合成樹脂材が、極保
持部材2の後端面に開放する極保持穴20の開放口から
それの内部に押し込まれ、そこに保持されているコンタ
クト3の内腔をつたって、極保持部材2の前面側に向け
流れるようになったとき、この合成樹脂材の流れを、コ
ンタクト3の胴部31の内腔を遮断する堰板33と、ラ
ンスwの通路zに嵌入してその通路zを塞ぐ立上壁3c
とによって、極保持穴20の途中において遮断するよう
になり、極保持部材2の前端面側への合成樹脂材の洩出
を阻止するようになる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案による多芯型コネクタにお
けるコンタクトの保持装置は、合成樹脂材のモールド成
形の際に、樹脂材が極保持部材2の前面側に漏れ出てく
るようになるのに対し、コンタクト3の胴部31の床板
3aから切り起すように設けておく堰板33と、ランス
wの突出端部と衝合さすように極保持穴20の天井部に
設けておく突起状の係合部yと、コンタクト3の胴部3
1の左右の側壁3b・3bの上縁部で、ランスw・wの
後方部位に形成しておく立上壁3c・3cとにより、堰
板33が突起状の係合部yの下面側を塞ぎ、係合部yの
左右の両側の通路z・zを、ランスw・wが通過した後
にその通路z・z内に位置してくる立上壁3c・3cに
より塞ぐようにして、この樹脂材の漏れを防止するよう
にしているのだから、樹脂材によるモールド成形の際
に、コンタクト3に形成したランスwが、樹脂材の圧力
により変形することがなくなり、樹脂材が極保持部材2
の前面側に漏れ出してくるのを適確に防止するようにな
る。
また、ランスwの係合部yに対する係合が極保持部材2
の前面側でコンタクト3の前端の接触端子極30が嵌挿
される小径の透孔20aの近傍に設けた窓穴20bか
ら、ドライバー等の適宜の工具を挿し込んで、一対のラ
ンスw・wを押し拡くことにより係合部yから外れるの
で、簡単な操作で、極保持穴20に嵌挿して組付けたコ
ンタクト3を抜き出してやりなおすことができるように
なる。
さらに、極保持穴20にコンタクト3を挿し込んでいく
ときに、堰板33が係合部yの下面側を自由に挿し込み
方向に動くようになることから、コンタクト3の前端の
接触端子極30の基端側の大径部が、小径の透孔20a
に突き当るまで、挿し込んでいけば良いことになるの
で、挿し込んだコンタクト3の接触端子極30を動きの
ない状態に保持させるために、接触端子極30が挿し込
まれる透孔20aを小径に形成しても、接触端子極30
が小径の透孔により動かないようになる前に、堰板が係
合部に突き当って、緩みを生ぜしめるようになることが
解消されるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従前の多芯型コネクタの縦断側面図、第2図は
本考案を実施せる多芯型コネクタの平面図、第3図は同
上の前面図、第4図は同上の一部破断した側面図、第5
図は同上のコンタクトの側面図、第6図は同上のコンタ
クトの平面図、第7図は同上コンタクトの縦断側面図、
第8図は同上のコンタクトの前面図、第9図は同上の極
保持部材の一部破断した側面図、第10図は同上の後面
図、第11図は同上の前面図、第12図は同上の極保持
穴に対するコンタクトの嵌挿行程の説明図、第13図は
同上極保持穴にコンタクトを嵌挿して組付けた状態の説
明図、第14図は同上状態のコンタクトの要部の拡大横
断平面図である。 図面符号の説明 A……多芯型コネクタ、D……対向間隔 a……コネクタ本体、b……コード c……ボディ、w……ランス y……係合部、z……通路 H・h……高さ、イ……延長壁 ロ……切込み、ハ……切込み片 1……ガイドスリーブ、2……極保持部材 20……極保持穴、20a……透孔 20b……窓穴、3……コンタクト 3a……床板、3b……側壁 3c……立上壁、30……接触端子極 31……胴部、32……接続端子部 33……堰板、34……抱きラグ 35……押え部材、40……芯線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性を具備する金属板の折曲げ成形によ
    り、前端側にピン状または鞘状の接触端子極30を設
    け、その後方の胴部31および後端側の接続端子部32
    を床板3aと左右の側壁3b・3bとからなるチャンネ
    ル状に形成したコンタクト3…と、そのコンタクト3…
    を嵌挿して保持さす極保持穴20…を具備せしめて合成
    樹脂材で成形する極保持部材2と、コンタクト3に設け
    たランスwと、極保持部材2の極保持穴20の内周面に
    設けた係合部yとよりなる多芯型コネクタのコンタクト
    の保持装置において、コンタクト3には、それの胴部3
    1の後端側に寄る部位の内腔に、左右の側壁3b・3b
    間に渡る巾でそれら側壁3b・3bに揃う高さに立上る
    堰板33を、床板3aから切り起して装設し、その堰板
    33より前方に位置する側壁3b・3bには、堰板33
    より高く延出する延長部イ・イを装設して、それら延長
    部イに、後方に突出しながら内側に屈曲するランスwを
    それぞれ装設し、極保持部材2には、それの極保持穴2
    0の内周面の天井部に、その極保持穴20内に嵌挿せる
    コンタクト3に具備せしめた前記ランスw・wの突出端
    部と対応する部位に、その突出端部に前面側が衝合する
    突起状の係合部yを、それの側面と極保持穴20の側壁
    面との間にランスw・wの肉厚に対応する巾の通路z・
    zを形成せしめて装設し、極保持部材2の極保持穴20
    の前端側を、コンタクト3の接触端子極30が嵌入する
    小径の透孔20aに形成し、極保持部材2の前面側には
    前記小径の透孔20aの近傍で前述突起状の係合部yと
    前後に揃う部位に、その係合部yの前面側に透通する窓
    穴20bを開設し、かつ、前記コンタクト3には、それ
    の側壁3b・3bの上縁側で、前記突起状の係合部yの
    両側の通路z・zと対応する部位に、その通路z・zを
    埋める高さに立上る立上壁3c・3cを装設してなる多
    芯型コネクタにおけるコンタクトの保持装置。
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JPH0376377U (ja) 1991-07-31

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