JPH0628179B2 - モールド型のプラグにおけるコンタクト端子 - Google Patents

モールド型のプラグにおけるコンタクト端子

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JPH0628179B2 JP2133241A JP13324190A JPH0628179B2 JP H0628179 B2 JPH0628179 B2 JP H0628179B2 JP 2133241 A JP2133241 A JP 2133241A JP 13324190 A JP13324190 A JP 13324190A JP H0628179 B2 JPH0628179 B2 JP H0628179B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、コードを接続する基端側を、合成樹脂材で被
覆成形するモールド型のプラグで、ジャックのコンタク
ト端子に嵌合せしめるコンタクト端子を、金属板を軸筒
状に丸めて成形する形態のプラグにおけるコンタクト端
子についての改良に関する。
上述の形態のプラグAは、ジャックB側のコンタクト端
子bが第1図に示しているように、ピン状に形成されて
いて、これに対応させるため、コンタクト端子1の前端
側のコンタクト部1aを、このピン状のコンタクト端子
bの外周に嵌合する鞘状に形成してある例についていえ
ば、外極となる金属スリーブ2の内周側に、合成樹脂材
よりなる絶縁材3を、インサート成形により軸筒状に形
成し、その絶縁材3の内腔となる軸芯部のコンタクト端
子保持用の嵌合穴30内に、金属材で形成した鞘状のコ
ンタクト端子1を、該嵌合穴30の基端側(第1図で右
端側)から嵌挿して、プラグ本体aに組立て、それのコ
ンタクト端子1および金属スリーブ2の各基端部に形設
してある接続端子片1b・1bに、コード4の芯線40
・40をぞれぞれハンダ付けにより接続し、ついで、プ
ラグ本体aの基端部とコード4の接続端部との外周を、
合成樹脂材により被覆成形してつまみ部5を形成するこ
とでプラグAに組立てるようにしている。
第2図は、ジャックB側のコンタクト端子bが鞘状に形
成されていて、これに対応させるためコンタクト端子1
の前端側のコンタクト部1aを、この鞘状のコンタクト
端子bの内腔に嵌入するピン状に形成した形態のプラグ
Aの例であり、この場合においても、コンタクト端子1
を、金属材でコンタクト部1aがピン状になるように形
成する点が変わるだけで、前述の第1図に示したプラグ
Aと同様の構成に作られる。
ところで、この形態のプラグAは、プラグ本体aの内極
端子となるコンタクト端子1を、通常、金属板を所定の
形状に打抜き、それをプレス成形によってチャンネル状
に成形するとともに、前端側のコンタクト部1aを鞘状
またはピン状に成形することで作られている。
ところで、このように、金属板からプレス加工により成
形したコンタクト端子1を用いると、それの製造コスト
は、著しく安価なものとなるが、コンタクト端子1を金
属スリーブ2の内側に合成樹脂材でインサート成形した
絶縁材3の軸芯部の嵌合穴30内に嵌挿してプラグ本体
aを組立て、そのプラグ本体aにコード4の芯線40・
40を接続した後、合成樹脂材のつまみ部5をモールド
成形により形成するときに、金型にセットしたプラグ本
体aの基端部の外周に流す合成樹脂材が、プラグ本体a
の軸芯部に嵌挿されたコンタクト端子1の内腔に押し込
まれて、そのコンタクト端子1の内腔をつたい、プラグ
本体aの先端側に漏れ出し、その位置で固結するように
なることで、組立られるプラグAをジャックBに対する
挿脱が不良な製品にする問題がある。
このつまみ部5をモールド成形する際の、コンタクト端
子1の内腔をつたってプラグAの先端側に向け合成樹脂
材が漏れ出すようになる問題は、コンタクト端子1を、
むくの金属材から、切削加工により、基端側がプラグ本
体aの軸芯部の嵌合穴に対し密に嵌合する栓状で、先端
側のコンタクト部1aがジャックB側のコンタクト端子
bに嵌合する鞘状またはピン状をなすように形成すれば
良いが、そのようにすると、前述したように製造コスト
が著しく高くなってくる。
本発明は、従来手段に生じているこの問題を解消せしめ
るためになされたものであって、上述の形態のプラグA
におけるコンタクト端子1を、所定形状に打抜いた金属
板からプレス加工によって形成し、これを、プラグ本体
aの軸芯部の嵌合穴内に嵌挿してプラグ本体aに組立て
るようにしながら、プラグ本体aの基端側の外周につま
み部5を合成樹脂材によりモールド成形する際に、その
合成樹脂材がコンタクト端子1の内腔をつたってプラグ
本体aの先端側に漏出することがないようにする新たな
手段を提供することを目的とする。
そして、本発明においては、この目的を達成するための
手段として、金属スリーブに組付けた絶縁材に形成して
あるコンタクト端子保持用の嵌合穴に、所定の形状に板
どりした金属板からプレス加工により成形したコンタク
ト端子を、嵌挿保持せしめてプラグ本体を組立て、それ
の金属スリーブおよびコンタクト端子にコードの芯線を
接続し、そのコードとプラグ本体との接続部の外周に、
合成樹脂材のつまみ部をモールド成形するモールド型の
プラグにおいて、前記プラグ本体のコンタクト端子保持
用の嵌合穴に嵌挿保持せしめるコンタクト端子には、そ
れを成形するよう所定形状に形成しておく金属板の前後
の中間部位に、前記嵌合穴を縦断する広さの帯板部を形
成し、その帯板部が垂直な姿勢となるよう金属板を側面
視においてクランク状に折曲げて、嵌合穴を塞ぐ隔壁と
なる垂直な帯板部を具備せしめたことを特徴とするモー
ルド型のプラグにおけるコンタクト端子を提起するもの
である。
次に実施例を図面に従い詳述する。なお図面符号は従前
手段のものと同効の構成部材については同一の符号を用
いるものとする。
第3図は本発明を実施せるモールド型のプラグAの、モ
ールド成形によるつまみ部5を想像線で示した縦断側面
図、第4図は同上のプラグ本体aの平面図、第5図は同
上のプラグ本体aの後面図で、同図において、1はコン
タクト端子、2は金属スリーブ、3は金属スリーブ2の
内周側にインサート成形した合成樹脂材の絶縁材、aは
組立てたプラグ本体、4は芯線40・40を金属スリー
ブ2の接続端子片2bおよびコンタクト端子1の接続端
子片1bに接続したコード、5はプラグ本体aの基端部
の外周に合成樹脂材をモールド成形して形成したつまみ
部を示す。
プラグ本体aは、金属スリーブ2の内周側に、合成樹脂
材よりなる絶縁材3を、インサート成形により軸筒状に
成形し、それの軸芯部に形成したコンタクト端子保持用
の嵌合穴30内に、コンタクト端子1を、該嵌合穴30
の基端側(第3図で右端側)から嵌挿することで組立て
られること従前のものと変わりない。
そして、それの前記金属スリーブ2は、金属板からプレ
スによる絞り加工で、第6図乃至第8図に示している如
く、基端側(第6図で右端側)に段部状に拡径した拡径
部20を具備し、かつ、その拡径部20の基端縁に周方
向に拡がる鍔部21を具備する筒状に形成してあり、そ
の鍔部21に、コード4の芯線40を接続するための接
続端子片2bが舌片状に連続させて形成してある。
また、この金属スリーブ2の内周側に軸筒状にインサー
ト成形する絶縁材3は、第9図乃至第12図に示してい
るように、それの軸芯部に形成するコンタクト端子保持
用の嵌合穴30を、前端部300がジャックBのコンタ
クト端子bに対応する小径の丸穴で、中間部301が幾
分大径の角穴をなし、後端部302がさらに幾分大径の
角穴となるように形成してある。そして、それの嵌合穴
30の後端部302は、第10図に示しているように、
上面側と左右の両側面だけが中間部301に対し拡径
し、下面側が軸穴30の中間部301の底面と同じ面に
揃うようにしてある。
また、コンタクト端子1は、第13図に示しているよう
に、前端側が長方形でそれの後方には、その長方形の部
分10の後方に少しの距離をおいた位置からその長方形
部10の左右の巾よりも幾分長く左右に張り出すラグ片
11・11が連続し、さらにそれの後方には、前述のプ
ラグ本体aの絶縁材3の軸芯部に形成される嵌合穴30
の後端部302の左右方向の径に対応する巾dで、その
後端部302の上下方向の径に対応する長さlに前後方
向に連続する帯板部12を連続し、さらに、その帯板部
12の後方に、その帯板部12の前後の長さlに対応す
る長さをもって左右に張り出すラグ片13・13が連続
し、さらに、そのラグ片13・13の後方に舌片状の接
続端子片1bが連続する形状に板どりした金属板1′
を、金属板素材から打抜き加工により形成し、この金属
板1′を、プレス加工による成形で、第14図乃至第1
8図に示している如く、成形していくことで形成してあ
る。
即ち、帯板部12の前端縁と後端縁とをそれぞれ反対方
向に直角に折曲げて、第15図にあるよう金属板1′
を、帯板部12が垂直な隔壁となってクランク状に連続
するよう屈曲し、帯板部12の前方に位置して左右に張
り出すラグ片11・11を、それの基端部から上方に向
けて垂直に屈曲して、それの後縁11a・11aを、第
17図の如く、垂直な隔壁となった帯板部12の前面側
の左右の両側部位に衝合させ、また、帯板部12の後方
に位置して左右に張り出すラグ片13・13をそれの基
端部から下方に向けて垂直に屈曲して、それの前縁13
a・13aを、第15図・第16図・第17図に示して
いるよう、垂直な隔壁となった帯板部12の後面側の左
右の両側部位に衝合させ、前端側の長方形部10を、第
14図および第17図にあるよう前後方向を軸心線とす
る鞘状のコンタクト部1aに成形し、後端の舌片状の接
続端子片1bがそのまま後方に突出するようにすること
で、前半側が鞘状のコンタクト部で後半側がチャンネル
状をなす形状に形成してある。
14・14は、帯板部12より前方に位置するラグ片1
1・11の突出端に形成したランスで、それの突出端ま
での高さhが、前述のプラグ本体aの絶縁材3の軸芯部
に形成する嵌合穴30の中間部301の上下の方向の径
より少し高くなるように形成してある。
このように形成したコンタクト端子1は、それのチャン
ネル状をなす基端側の前後の中間部位に、帯板部12に
よって形成される垂直な隔壁が存在し、かつ、その垂直
な帯板部12がコンタクト端子1を基端側から押圧した
ときに、それの前面側に衝合するラグ片11・11によ
り、垂直な姿勢に保持させるようになる。
そして、このことから、該コンタクト端子1は、基端側
を持って、第9図乃至第12図にあるよう金属スリーブ
2の内周側に成形した絶縁材3の軸芯部の嵌合穴30に
対し、その嵌合穴30の後端側から、該コンタクト端子
1の前端側のコンタクト部1aを先にして嵌挿していく
と、前端側の鞘状のコンタクト部1aが、絶縁材3の軸
芯部に形成された嵌合穴30の前端部300の手前に位
置したところで、該コンタクト端子1の後端側に位置し
ている垂直な姿勢となった帯板部12の前面側の周縁部
が、前記嵌合穴30の後端部302とそれより小径の中
間部301との間に形成される段部303に突き当たる
ことにより、このコンタクト端子1の嵌合穴30内への
挿入がストップする。
これにより、嵌合穴30は、それの前後の透通が、嵌挿
したコンタクト端子1の前後の中間に設けた垂直な姿勢
の帯板部12によって密に堰止められた状態となり、か
つ、その堰板となる帯板部12が、段部303に衝合す
ることで、つまみ部5をモールド成形するときに、プラ
グ本体aの基端側から、嵌合穴30内に嵌挿されたコン
タクト端子1の内腔をつたってプラグ本体aの先端側に
向かう合成樹脂材の湯の流れを、密に堰止めるととも
に、その流れの圧力を支えるようになる。
また、この嵌合穴30内に嵌挿したコンタクト端子1
は、垂直な姿勢となった前記帯板部12の前面に位置す
る左右に一対のラグ片11・11が、嵌合穴30の中間
部301内において、それの底面と天井面との間に突張
った状態となって、コンタクト端子1を嵌合穴30内に
保持されるようになる。そして、このとき、このラグ片
11・11の突出端に設けたランス14・14は、嵌合
穴30の中間部301の天井面に喰い込んで、コンタク
ト端子1が、プラグ本体aの前端側から後端側に向けて
押し込まれたときの圧力を支承するようになる。
次に第19図乃至第27図は別の実施例を示している。
この実施例は、ジャックBのコンタクト端子bが、第2
図に示しているように鞘状に作られている場合に対応さ
せるよう、コンタクト端子1の前端側のコンタクト部1
aをピン状に形成している例であり、コンタクト端子1
の前端側のコンタクト部1aの形状をピン状としている
点と、プラグ本体aの軸芯部位に絶縁材3によって形成
する嵌合穴30の前端部300が、ジャックBのコンタ
クト端子bの外周を囲う保護筒部cを受入れるように、
嵌合穴30の中間部301よりも著しく大径になってい
る点を除けば、前述の実施例と変わりないものである。
即ち、プラグAは、プラグ本体aを、金属スリーブ2と
それの内周側にインサート成形する絶縁材3とその絶縁
材3の軸芯部位に形成される嵌合穴30内に金属板から
成形するコンタクト端子1を嵌挿して組立て、この組立
てたプラグ本体aにコード4の芯線を接続して、その接
続部位の外周に合成樹脂材よりなるつまみ部5をモール
ド成形により形成してプラグAに組立てられる形態のも
のである。そして、それらのプラグ本体aの軸芯部位に
形成される嵌合穴30は、前端部300は大径の丸穴で
あるが、中間部301は前端側を小径の丸穴とした角穴
で、後端部302は中間部301よりも上方および左右
の両側に拡径し、中間部301との間に段部303が形
成してある。
また、嵌合穴30内に嵌挿するコンタクト端子1は、第
22図に示している如く、前端側に長方形部10を具備
し、その後方には、後方に少しの距離をおいた位置か
ら、その長方形部10の左右の巾よりも幾分長く左右に
張り出すラグ片11・11が連続し、さらにそれの後方
には、前述のプラグ本体aの絶縁材3の軸芯部に形成さ
れる嵌合穴30の後端部302の左右方向の径に対応す
る巾dで、その後端部302の上下方向の径に対応する
長さlに前後方向に連続する帯板部12が連続し、さら
に、その帯板部12の後方に、その帯板部12の前後の
長さlに対応する長さをもって左右に張り出すラグ片1
3・13が連続し、さらに、そのラグ片13・13の後
方に舌片状の接続端子片1bが連続する形状に板どりし
た金属板1′を、金属板素材から打抜き加工により形成
し、この金属板1′を、プレス加工による成形で、第2
3図乃至第27図に示しているように、前端側がピン状
のコンタクト部1aで、基端側が前後の中間に帯板部1
2よりなる垂直な隔壁を具備するチャンネル状をなす形
状に形成してある。
そして、このコンタクト端子1を、プラグ本体aの嵌合
穴30内に、前端側のコンタクト部1aを先にして、該
嵌合穴30の後端側から嵌挿していくことで、垂直な姿
勢となっている帯板部12の周縁部位が、嵌合穴30の
後端部302の前端の段部303に突き当たって、嵌合
穴30の前後の透通を密に遮断するようになること、前
述の実施例と変わりがない。
なお、第1および第2の実施例において、所定形状に板
どりした金属板1′をクランク状に折曲げることで垂直
な姿勢となるようにした帯板部12をその姿勢に保持さ
すために、該帯板部12の前位に形成しておくラグ片1
1・11は、それの上端縁が嵌合穴30の中間部301
の天井面に接合するように形設する場合があり、その場
合にはランス14・14は省略してよい。また、前記帯
板部12の後位に形成するラグ片13・13は、コンタ
クト端子1の前記帯板部12よりも後方の部位を、チヤ
ンネル状に形成して補強するためのものであり、省略す
る場合がある。
このように構成せる本発明手段は次のように作用する。
プラグ本体aの絶縁材3に形成せるコンタクト端子保持
用の嵌合穴30に嵌挿して保持せしめるコンタクト端子
1は、所定形状に板どりされた金属板1′をプレス成形
により形成したものであるが、その金属板1′の成形の
際にその金属板をクランク状に折曲げることで形成した
垂直な姿勢の帯板部12が具備せしめてあることから、
該コンタクト端子1を、プラグ本体aの絶縁材3に形成
したコンタクト端子保持用の嵌合穴30に嵌挿すると、
この垂直な姿勢の帯板部12が、嵌合穴30の前後の透
通を、前後の中間において密に遮断するようになる。
このため、組立てたプラグ本体aにコード4を接続し
て、その接続部位の外周に、つまみ部5をモールド成形
するときに、流し込む合成樹脂材の湯が、コンタクト端
子保持用の嵌合穴30内に嵌挿したコンタクト端子1の
内腔をつたってプラグ本体aの前端側に漏出し、その漏
出部位に固結するようになるのを、この垂直な姿勢とな
るように具備せしめ帯板部12で阻止するようになる。
従って、本発明手段によれば、モールド型のプラグAに
おいて、それのコンタクト端子1を、所定形状に打抜い
た金属板からプレス加工によって形成し、これを、プラ
グ本体aの軸芯部の嵌合穴内に嵌挿してプラグ本体aに
組立てるようにしながら、プラグ本体aの基端側の外周
につまみ部5を合成樹脂材によりモールド成形する際
に、その合成樹脂材がコンタクト端子1の内腔をつたっ
てプラグ本体aの先端側に漏出することがないようにす
る。
また、垂直な姿勢とする帯板部12の前位に、後端縁が
その帯板部12の前面の左右の両側部と衝合するラグ片
11・11を具備せしめておくことで、金属板1′をク
ランク状に折曲げることにより垂直な姿勢に成形した帯
板部12を、その姿勢に適確に保持せしめるようにな
る。
また、このラグ片11・11の突出端に、コンタクト端
子1をプラグ本体aのコンタクト端子保持用の嵌合穴3
0内に嵌挿して保持せしめたときにその嵌合穴30の中
間部30の天井面に喰い合うランス14・14を形設し
ておくことで、組立てたプラグAをジャックBに接続す
る際にコンタクト端子1が受ける押し返される方向の圧
力を、このランス14・14が支承するようになって、
コンタクト端子1のコンタクト端子保持用の嵌合穴30
に対する保持を強固なものとする。
また、金属板1′をクランク状に折曲げることで垂直な
姿勢とする帯板部12の後位に、コンタクト端子保持用
の嵌合穴30の後端部302の上下方向の径に対応する
長さのラグ片13・13を具備せしめておくことで、垂
直な姿勢となって嵌合穴30の後端部302内に嵌合す
る帯板部12が、それの上端側および下端縁を、嵌合穴
30の後端部302の天井面および床面に密に圧接させ
る状態として、つまみ部5をモールド成形するときの、
合成樹脂材の湯の漏れの防止を一層確実なものとする。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来手段を示し、第1図は、コン
タクト端子がピン状に形成されているジャックと対応す
るように、コンタクト端子のコンタクト部を鞘状に形成
してある形態のモールド型のプラグの縦断側面図、第2
図は、コンタクト端子が鞘状に形成されているジャック
と対応するように、コンタクト端子のコンタクト部をピ
ン状に形成してある形態のモールド型のプラグの縦断側
面図である。 第3図乃至第27図は本発明の実施例を示し、第3図は
第1の実施例の縦断側面図、第4図は同上のプラグ本体
の平面図、第5図は同上のプラグ本体の後面図、第6図
は同上の金属スリーブの縦断側面図、第7図は同上金属
スリーブの後面図、第8図は同上金属スリーブの一部を
省略した側面図、第9図は金属スリーブの内周側に絶縁
材をインサート成形した状態のプラグ本体の縦断側面
図、第10図は同上の状態のプラグ本体の後面図、第1
1図は第9図A−A線断面図、第12図は第9図のB−
B線断面図、第13図は金属板から板どりした状態のコ
ンタクト端子の平面図、第14図は成形した状態のコン
タクト端子の平面図、第15図は同上コンタクト端子の
縦断側面図、第16図は同上コンタクト端子の底面図、
第17図は同上コンタクト端子の正面図、第18図は同
上コンタクト端子の後面図である。 第19図は第2の実施例の縦断側面図、第20図は同上
のプラグ本体の平面図、第21図は同上のプラグ本体の
後面図、第22図は同上のコンタクト端子の金属板から
板どりした状態の平面図、第23図は同上のコンタクト
端子の成形した状態の平面図、第24図は同上コンタク
ト端子の縦断側面図、第25図は同上コンタクト端子の
底面図、第26図は同上コンタクト端子の前面図、第2
7図は同上コンタクト端子の後面図である。 図面符号の説明 A…プラグ、B…ジャック a…プラグ本体、b…コンタクト端子 c…保護筒部、d…巾 l…長さ、h…高さ 1…コンタクト端子、1′…金属板 1a…コンタクト部、1b…接続端子片 10…長方形部、11…ラグ片 11a…後縁、12…帯板部 13…ラグ片、13a…前縁 14…ランス、2…金属スリーブ 2b…接続端子片、20…拡径部 21…鍔部、3…絶縁材 30…嵌合穴、300…前端部 301…中間部、302…後端部 303…段部、4…コード 40…芯線、5…つまみ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属スリーブ2に組付けた絶縁材3に形成
    してあるコンタクト端子保持用の嵌合穴30に、所定の
    形状に板どりした金属板からプレス加工により成形した
    コンタクト端子1を、嵌挿保持せしめてプラグ本体aを
    組立て、それの金属スリーブ2およびコンタクト端子1
    にコード4の芯線40…を接続し、そのコード4とプラ
    グ本体aとの接続部の外周に、合成樹脂材のつまみ部5
    をモールド成形するモールド型のプラグAにおいて、前
    記プラグ本体aのコンタクト端子保持用の嵌合穴30に
    嵌挿保持せしめるコンタクト端子1には、それを成形す
    るよう所定形状に形成しておく金属板1′の前後の中間
    部位に、前記嵌合穴30を縦断する広さの帯板部12を
    形成し、その帯板部12が垂直な姿勢となるよう金属板
    1′を側面視においてクランク状に折曲げて、嵌合穴3
    0を塞ぐ隔壁となる垂直な帯板部12を具備せしめたこ
    とを特徴とするモールド型のプラグにおけるコンタクト
    端子。
  2. 【請求項2】垂直な帯板部12の前位に、後端縁が該帯
    板部12の前面側の左右の両側部に衝合するラグ片11
    ・11を具備せしめたことを特徴とする請求項記載の
    モールド型のプラグにおけるコンタクト端子。
  3. 【請求項3】垂直な帯板部12の前位に設けるラグ片1
    1・11の突出端に、プラグ本体aのコンタクト端子保
    持用の嵌合穴30の中間部301の天井面に喰い合うラ
    ンス14・14を形設したことを特徴とする請求項記
    載のモールド型のプラグにおけるコンタクト端子。
  4. 【請求項4】垂直な帯板部12の後位に、プラグ本体a
    のコンタクト端子保持用の嵌合穴30の後端部302の
    上下方向の径に対応する長さのラグ片13・13を具備
    せしめたことを特徴とする請求項記載のモールド型の
    プラグにおけるコンタクト端子。
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