JP3415426B2 - コネクタにおけるコード線の外皮の剥離装置およびコネクタにおけるコード線の芯線と接触端子との接続方法 - Google Patents
コネクタにおけるコード線の外皮の剥離装置およびコネクタにおけるコード線の芯線と接触端子との接続方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタにおい
て、絶縁材よりなるインシュレーターモールド(樹脂成
形体)に保持せしめたコンタクトピン(接触端子)のコ
ード線との接続側の接続端子部に、別体に成形したイン
シュレーターモールド(樹脂成形体)に保持せしめたコ
ード線の芯線を接続するための、コード線の外皮の剥離
装置およびその芯線と端子との接続方法と接続装置につ
いての改良に関する。
て、絶縁材よりなるインシュレーターモールド(樹脂成
形体)に保持せしめたコンタクトピン(接触端子)のコ
ード線との接続側の接続端子部に、別体に成形したイン
シュレーターモールド(樹脂成形体)に保持せしめたコ
ード線の芯線を接続するための、コード線の外皮の剥離
装置およびその芯線と端子との接続方法と接続装置につ
いての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】コネクタにおいて、絶縁材よりなる樹脂
成形体に保持せしめた接触端子の接続側の接続端子部
に、その樹脂成形体と連結するよう別体に形成した絶縁
材よりなる樹脂成形体に保持せしめるコード線の芯線の
端末部を、接続導通させる際、通常は、ハンダ付けによ
り行なっている。
成形体に保持せしめた接触端子の接続側の接続端子部
に、その樹脂成形体と連結するよう別体に形成した絶縁
材よりなる樹脂成形体に保持せしめるコード線の芯線の
端末部を、接続導通させる際、通常は、ハンダ付けによ
り行なっている。
【0003】また、ハンダ付けを行なわずに、コード線
の外皮を剥ぎ取って露出させた裸の芯線を、接続端子部
に接触させた状態で、圧接挟持させる手段も行なわれて
いる。
の外皮を剥ぎ取って露出させた裸の芯線を、接続端子部
に接触させた状態で、圧接挟持させる手段も行なわれて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コネクタにおける上述
の接触端子の接続端子部に対するコード線の芯線の接続
手段は、ハンダ付けによる手段にあっては、芯線を接続
端子部に正しく当接させた状態でハンダを盛付けて結線
していくことから、作業が面倒で、しかも、盛付けたハ
ンダが固結したときの結合状態がハンダの剥離などで、
導通不良を生ぜしめる場合が多い問題がある。また、芯
線を接触端子の接続端子部に対して圧着せしめる手段に
あっては、圧接状態に保持せしめるために、接続端子部
をコード線の芯線に圧着させた状態にかしめ付けるのに
特殊な工具を必要とするだけでなく、コード線の外皮を
所定の範囲に剥ぎ取って、芯線を所定長さに露出させる
ことが必要で、接続導通のための結線作業が著しく面倒
になる問題がある。
の接触端子の接続端子部に対するコード線の芯線の接続
手段は、ハンダ付けによる手段にあっては、芯線を接続
端子部に正しく当接させた状態でハンダを盛付けて結線
していくことから、作業が面倒で、しかも、盛付けたハ
ンダが固結したときの結合状態がハンダの剥離などで、
導通不良を生ぜしめる場合が多い問題がある。また、芯
線を接触端子の接続端子部に対して圧着せしめる手段に
あっては、圧接状態に保持せしめるために、接続端子部
をコード線の芯線に圧着させた状態にかしめ付けるのに
特殊な工具を必要とするだけでなく、コード線の外皮を
所定の範囲に剥ぎ取って、芯線を所定長さに露出させる
ことが必要で、接続導通のための結線作業が著しく面倒
になる問題がある。
【0005】本発明は、接触端子の接続端子部に対する
コード線の芯線を結線する際に生じている上述の問題を
解消せしめるためになされたものであって、樹脂成形体
に保持せしめた接触端子の接続端子部に芯線を結線せし
めるコードの端末部から、所定範囲部分の外皮を剥離せ
しめるのが、コード保持用の樹脂成形体に所定本数のコ
ードを保持せしめた状態において、それらコードの全て
から一度に剥離していけるようにする新たな手段を提起
し、また、所定範囲部分の外皮を剥離して露出せしめた
コードの芯線を、樹脂成形体に保持せしめた接触端子の
接続端子部に対して圧接状態に接続して結線するのが、
かしめ付け用の特殊な工具を用いることもなく、適確に
行なえるようにする新たな手段を提起し、さらに、接触
端子を保持する樹脂成形体に対しコード線を保持せしめ
た樹脂成形体を嵌合させて連結していくことで、コード
線の外皮の剥離が行なわれ、かつ、剥離して露出させた
芯線が接触端子の接続端子部に圧接していき、結線が完
了するようになる新たな手段を提起することを目的とす
る。
コード線の芯線を結線する際に生じている上述の問題を
解消せしめるためになされたものであって、樹脂成形体
に保持せしめた接触端子の接続端子部に芯線を結線せし
めるコードの端末部から、所定範囲部分の外皮を剥離せ
しめるのが、コード保持用の樹脂成形体に所定本数のコ
ードを保持せしめた状態において、それらコードの全て
から一度に剥離していけるようにする新たな手段を提起
し、また、所定範囲部分の外皮を剥離して露出せしめた
コードの芯線を、樹脂成形体に保持せしめた接触端子の
接続端子部に対して圧接状態に接続して結線するのが、
かしめ付け用の特殊な工具を用いることもなく、適確に
行なえるようにする新たな手段を提起し、さらに、接触
端子を保持する樹脂成形体に対しコード線を保持せしめ
た樹脂成形体を嵌合させて連結していくことで、コード
線の外皮の剥離が行なわれ、かつ、剥離して露出させた
芯線が接触端子の接続端子部に圧接していき、結線が完
了するようになる新たな手段を提起することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、所定本数
のコード線1…を保持さす樹脂成形体Aの前端側に嵌合
突起部wを形設して、それの前端部にコード線1の保持
穴61の前端側を開口し、その嵌合突起部wの外周面に
は、前記保持穴61の前端から引き出して後方に折返し
たコード線1の端末部10と対応する部位に、そのコー
ド線1の芯線1bが嵌入する深さの芯線溝2を前後方向
に沿い形設し、所定本数の接触端子3…を保持さす樹脂
成形体Bの後端側には、前記樹脂成形体Aの嵌合突起部
wと密に嵌り合う嵌合凹部yを形設し、その嵌合凹部y
内の前記樹脂成形体Aの嵌合突起部wに設けた芯線溝2
…と対応する部位に、保持せしめた接触端子3…の接続
端子部30…を配設し、それの後端縁と前記芯線溝2…
の前端縁とを、芯線1b…の端末部10…の外皮1aに
対し切込むエッジc・bに形成したことを特徴とするコ
ネクタにおけるコード線の外皮の剥離装置を提起すると
ともに、これに併せて、所定本数のコード線1…を保持
穴61に嵌挿して保持さす樹脂成形体Aには、それの前
端側に嵌合突起部wを形成して、それの前端部にコード
線1…の保持穴61の前端を開口し、その嵌合突起部w
の外周面には、前記保持穴61の前端から引き出した芯
線1b…の端末部10…を後方に折返したときに対応す
る部位に、そのコード線1…の芯線1b…が嵌入する深
さの芯線溝2…を、前後方向に沿わせて形設しておき、
接触端子3…を保持せしめて、前記樹脂成形体Aと嵌合
連結することでコネクタ本体を組立てる樹脂成形体Bに
は、それの後端側に前記嵌合突起部wと密に嵌合する嵌
合凹部yを形成して、その嵌合凹部y内の前記嵌合突起
部wに設けた芯線溝2…と対応する位置に、保持せしめ
た接触端子3…の接続端子部30…をそれぞれ配設して
おき、別に、この樹脂成形体Bの後端側の嵌合凹部yと
略同形の嵌合凹部y’を具備する外皮剥離工具Cを形成
して、それの嵌合凹部y’内の前述の嵌合突起部wに設
けた芯線溝2…と対応する部位に、芯線1b…の外皮1
a…を切断剥離せしめるカッターa…をそれぞれ配設し
ておいて、コード線1…を樹脂成形体Aに保持せしめて
それらの端末部10…の所定方向に誘導した状態におい
て樹脂成形体Aの嵌合突起部wを外皮剥離工具Cの嵌合
凹部y’に圧入嵌合していくことによりコード線1…の
端末部10…の外皮1a…を剥離することを特徴とする
コネクタにおけるコード線の外皮の剥離装置を提起し、
さらに、所定本数のコード線1…を保持穴61に嵌挿し
て保持さす樹脂成形体Aの前端側に嵌合突起部wを形成
して、それの前端部にコード線1…の保持穴61の前端
を開口し、その嵌合突起部wの外周面には、前記保持穴
61の前端から引き出した芯線1b…の端末部10…を
後方に折返したときに対応する部位に、そのコード線1
…の芯線1b…が嵌入する深さの芯線溝2…を、前後方
向に沿わせて形設して、その芯線溝2の前端縁にコード
線1…の外皮1a…を切断するエッジbを形設してお
き、接触端子3…を保持せしめて、前記樹脂成形体Aと
嵌合連結することでコネクタ本体を組立てる樹脂成形体
Bには、それの後端側に前記嵌合突起部wと密に嵌合す
る嵌合凹部yを形成して、その嵌合凹部y内の前記嵌合
突起部wに設けた芯線溝2…と対応する位置に、保持せ
しめた接触端子3…の接続端子部30…をそれぞれ配設
してその接続端子部30…の後端縁にコード線1の外皮
1a…を切断するエッジcを形設しておいて、樹脂成形
体Aに保持せしめたコード線1…の端末部10…を、外
皮1a…で被覆された状態のまま、所定方向に誘導した
状態で、樹脂成形体Aの嵌合突起部wを樹脂成形体Bの
嵌合凹部yに圧入嵌合していくことによりコード線1…
の端末部10…からの外皮1a…の剥離と接続端子部3
0…に対する結線を同時に行わすことを特徴とするコネ
クタにおけるコード線の芯線と接触端子との接続方法を
提起するものである。
は、上述の目的を達成するための手段として、所定本数
のコード線1…を保持さす樹脂成形体Aの前端側に嵌合
突起部wを形設して、それの前端部にコード線1の保持
穴61の前端側を開口し、その嵌合突起部wの外周面に
は、前記保持穴61の前端から引き出して後方に折返し
たコード線1の端末部10と対応する部位に、そのコー
ド線1の芯線1bが嵌入する深さの芯線溝2を前後方向
に沿い形設し、所定本数の接触端子3…を保持さす樹脂
成形体Bの後端側には、前記樹脂成形体Aの嵌合突起部
wと密に嵌り合う嵌合凹部yを形設し、その嵌合凹部y
内の前記樹脂成形体Aの嵌合突起部wに設けた芯線溝2
…と対応する部位に、保持せしめた接触端子3…の接続
端子部30…を配設し、それの後端縁と前記芯線溝2…
の前端縁とを、芯線1b…の端末部10…の外皮1aに
対し切込むエッジc・bに形成したことを特徴とするコ
ネクタにおけるコード線の外皮の剥離装置を提起すると
ともに、これに併せて、所定本数のコード線1…を保持
穴61に嵌挿して保持さす樹脂成形体Aには、それの前
端側に嵌合突起部wを形成して、それの前端部にコード
線1…の保持穴61の前端を開口し、その嵌合突起部w
の外周面には、前記保持穴61の前端から引き出した芯
線1b…の端末部10…を後方に折返したときに対応す
る部位に、そのコード線1…の芯線1b…が嵌入する深
さの芯線溝2…を、前後方向に沿わせて形設しておき、
接触端子3…を保持せしめて、前記樹脂成形体Aと嵌合
連結することでコネクタ本体を組立てる樹脂成形体Bに
は、それの後端側に前記嵌合突起部wと密に嵌合する嵌
合凹部yを形成して、その嵌合凹部y内の前記嵌合突起
部wに設けた芯線溝2…と対応する位置に、保持せしめ
た接触端子3…の接続端子部30…をそれぞれ配設して
おき、別に、この樹脂成形体Bの後端側の嵌合凹部yと
略同形の嵌合凹部y’を具備する外皮剥離工具Cを形成
して、それの嵌合凹部y’内の前述の嵌合突起部wに設
けた芯線溝2…と対応する部位に、芯線1b…の外皮1
a…を切断剥離せしめるカッターa…をそれぞれ配設し
ておいて、コード線1…を樹脂成形体Aに保持せしめて
それらの端末部10…の所定方向に誘導した状態におい
て樹脂成形体Aの嵌合突起部wを外皮剥離工具Cの嵌合
凹部y’に圧入嵌合していくことによりコード線1…の
端末部10…の外皮1a…を剥離することを特徴とする
コネクタにおけるコード線の外皮の剥離装置を提起し、
さらに、所定本数のコード線1…を保持穴61に嵌挿し
て保持さす樹脂成形体Aの前端側に嵌合突起部wを形成
して、それの前端部にコード線1…の保持穴61の前端
を開口し、その嵌合突起部wの外周面には、前記保持穴
61の前端から引き出した芯線1b…の端末部10…を
後方に折返したときに対応する部位に、そのコード線1
…の芯線1b…が嵌入する深さの芯線溝2…を、前後方
向に沿わせて形設して、その芯線溝2の前端縁にコード
線1…の外皮1a…を切断するエッジbを形設してお
き、接触端子3…を保持せしめて、前記樹脂成形体Aと
嵌合連結することでコネクタ本体を組立てる樹脂成形体
Bには、それの後端側に前記嵌合突起部wと密に嵌合す
る嵌合凹部yを形成して、その嵌合凹部y内の前記嵌合
突起部wに設けた芯線溝2…と対応する位置に、保持せ
しめた接触端子3…の接続端子部30…をそれぞれ配設
してその接続端子部30…の後端縁にコード線1の外皮
1a…を切断するエッジcを形設しておいて、樹脂成形
体Aに保持せしめたコード線1…の端末部10…を、外
皮1a…で被覆された状態のまま、所定方向に誘導した
状態で、樹脂成形体Aの嵌合突起部wを樹脂成形体Bの
嵌合凹部yに圧入嵌合していくことによりコード線1…
の端末部10…からの外皮1a…の剥離と接続端子部3
0…に対する結線を同時に行わすことを特徴とするコネ
クタにおけるコード線の芯線と接触端子との接続方法を
提起するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明手段にあっては、コネクタ
を、接触端子を保持せしめた樹脂成形体と、コード線を
保持せしめた樹脂成形体とを突き合わせ、これら樹脂成
形体を、コード線の端末部から外皮を剥ぎ取って裸にし
た芯線と各接触端子の接続端子部とを結線した状態とし
て嵌合連結させてコネクタ本体に組立て、それの外周を
樹脂材により被覆して組立てる際に、接触端子保持用の
樹脂成形体に保持せしめる所定本数の接触端子に対応さ
せる所定本数のコード線は、それの端末部を、外皮を剥
離させずに外皮ごと切断した状態のまま、コード保持用
の樹脂成形体に保持させ、その状態において端末部を所
定の長さに切り揃えるようにする。
を、接触端子を保持せしめた樹脂成形体と、コード線を
保持せしめた樹脂成形体とを突き合わせ、これら樹脂成
形体を、コード線の端末部から外皮を剥ぎ取って裸にし
た芯線と各接触端子の接続端子部とを結線した状態とし
て嵌合連結させてコネクタ本体に組立て、それの外周を
樹脂材により被覆して組立てる際に、接触端子保持用の
樹脂成形体に保持せしめる所定本数の接触端子に対応さ
せる所定本数のコード線は、それの端末部を、外皮を剥
離させずに外皮ごと切断した状態のまま、コード保持用
の樹脂成形体に保持させ、その状態において端末部を所
定の長さに切り揃えるようにする。
【0008】そして、この所定本数のコード線を保持さ
す樹脂成形体には、コネクタとして、三極のプラグの例
について具体的にいえば、図1の如く、所定本数(三
本)のコード線1…を束ねて保持する樹脂成形体Aの前
端側に設けた嵌合突起部wの外周面に、それらコード線
1…の端末部10…を折り返したときの、それら端末部
10…が位置する部位に、芯線溝2を、図1にあるよう
に軸方向(前後方向)に沿い形設し、かつ、それの深さ
をコード線1から外皮1aを剥ぎ取って裸にした芯線1
bだけの嵌入を許容する深さに設定しておく。
す樹脂成形体には、コネクタとして、三極のプラグの例
について具体的にいえば、図1の如く、所定本数(三
本)のコード線1…を束ねて保持する樹脂成形体Aの前
端側に設けた嵌合突起部wの外周面に、それらコード線
1…の端末部10…を折り返したときの、それら端末部
10…が位置する部位に、芯線溝2を、図1にあるよう
に軸方向(前後方向)に沿い形設し、かつ、それの深さ
をコード線1から外皮1aを剥ぎ取って裸にした芯線1
bだけの嵌入を許容する深さに設定しておく。
【0009】また、この樹脂成形体Aの嵌合突起部wに
対して嵌合して結合する嵌合凹部yを後端側に具備する
形状に成形される接触端子保持用の樹脂成形体Bの後端
側と形状を同形にして対応する嵌合凹部y’を具備せし
めた外皮剥離工具Cを、図2の如く別に形成しておく。
この外皮剥離工具Cには、前記樹脂成形体Bに保持され
る接触端子3…の各接続端子部30…が位置する部位と
対応する個所に、外皮剥離用のカッターa…を装設して
おき、また、嵌合凹部y’の外周側には、樹脂成形体A
に保持せしめて所定方向に振り分けた各コード線1…を
嵌入させるガイド溝4…を形成しておく。
対して嵌合して結合する嵌合凹部yを後端側に具備する
形状に成形される接触端子保持用の樹脂成形体Bの後端
側と形状を同形にして対応する嵌合凹部y’を具備せし
めた外皮剥離工具Cを、図2の如く別に形成しておく。
この外皮剥離工具Cには、前記樹脂成形体Bに保持され
る接触端子3…の各接続端子部30…が位置する部位と
対応する個所に、外皮剥離用のカッターa…を装設して
おき、また、嵌合凹部y’の外周側には、樹脂成形体A
に保持せしめて所定方向に振り分けた各コード線1…を
嵌入させるガイド溝4…を形成しておく。
【0010】この外皮剥離工具Cに対し、前述の如く所
定本数のコード線1…を保持させて、それらの端末部1
0…を所定方向に振り分けた樹脂成形体Aを、その状態
において、図3の如く対向させ、図4・図5の如く嵌合
させていく。
定本数のコード線1…を保持させて、それらの端末部1
0…を所定方向に振り分けた樹脂成形体Aを、その状態
において、図3の如く対向させ、図4・図5の如く嵌合
させていく。
【0011】これにより、各コード線1…の外皮1a…
は、外皮剥離工具Cにより折り返されることで外面側に
向う側がカッターaにより切断され、同時に、折り返さ
れて樹脂成形体Aの外周面に対向していく内面側が、芯
線溝2の前端のエッジbにより切断されることで、図5
にあるよう外皮剥離工具Cの内周面と樹脂成形体Aの外
周面との間に、芯線1b…の嵌入を許容する深さに形設
した芯線溝2…に嵌入していく芯線1b…だけを残し
て、その芯線溝2…から溢れ出る外皮1a…を、外部に
排出していくようになる。
は、外皮剥離工具Cにより折り返されることで外面側に
向う側がカッターaにより切断され、同時に、折り返さ
れて樹脂成形体Aの外周面に対向していく内面側が、芯
線溝2の前端のエッジbにより切断されることで、図5
にあるよう外皮剥離工具Cの内周面と樹脂成形体Aの外
周面との間に、芯線1b…の嵌入を許容する深さに形設
した芯線溝2…に嵌入していく芯線1b…だけを残し
て、その芯線溝2…から溢れ出る外皮1a…を、外部に
排出していくようになる。
【0012】従って、樹脂成形体Aに保持せしめた所定
本数のコード線1…は、外皮剥離工具Cに樹脂成形体A
を嵌合していくことで、それらコード線1…の端末部1
0から、外皮1a…が所定範囲に一度に剥離されていく
ようになり、この工程後に、外皮剥離工具Cから樹脂成
形体Aを抜き取れば、図6の如く保持せしめたコード線
1…の全ての端末部10…から外皮1a…が剥ぎ取られ
た状態となるから、これを図7の如く、接触端子3…を
保持せしめた樹脂成形体Bに嵌合して、コネクタ本体に
組立てていくことで、裸に剥き出した各コード線1…の
芯線1b…が、芯線溝2…に嵌入した状態で、接触端子
3…の芯線溝2…と対応して位置する接続端子部30…
に圧接して結線が完了するようになる。
本数のコード線1…は、外皮剥離工具Cに樹脂成形体A
を嵌合していくことで、それらコード線1…の端末部1
0から、外皮1a…が所定範囲に一度に剥離されていく
ようになり、この工程後に、外皮剥離工具Cから樹脂成
形体Aを抜き取れば、図6の如く保持せしめたコード線
1…の全ての端末部10…から外皮1a…が剥ぎ取られ
た状態となるから、これを図7の如く、接触端子3…を
保持せしめた樹脂成形体Bに嵌合して、コネクタ本体に
組立てていくことで、裸に剥き出した各コード線1…の
芯線1b…が、芯線溝2…に嵌入した状態で、接触端子
3…の芯線溝2…と対応して位置する接続端子部30…
に圧接して結線が完了するようになる。
【0013】この手段において、樹脂成形体Aの外周面
に形成する芯線溝2…の径方向の深さを芯線1b…の容
量分よりも幾分深く形成し、かつ、芯線溝2の前端のエ
ッジbを無くすことで、コード線1…からの外皮1aの
剥離は、接続端子部30…に接触していく折り返される
コード線1…の端末部10の外面側だけに行なわれるよ
うになる。
に形成する芯線溝2…の径方向の深さを芯線1b…の容
量分よりも幾分深く形成し、かつ、芯線溝2の前端のエ
ッジbを無くすことで、コード線1…からの外皮1aの
剥離は、接続端子部30…に接触していく折り返される
コード線1…の端末部10の外面側だけに行なわれるよ
うになる。
【0014】また、外皮剥離工具Cは、樹脂成形体Bに
保持せしめる接触端子3…の接続端子部30…の後端に
エッジを形設しておくことで、この樹脂成形体Bを外皮
剥離工具Cとして用いるようにしてよい。
保持せしめる接触端子3…の接続端子部30…の後端に
エッジを形設しておくことで、この樹脂成形体Bを外皮
剥離工具Cとして用いるようにしてよい。
【0015】本発明のもう一つの手段にあっては、コー
ド線1…を保持さす樹脂成形体Aには、それの前端側に
形成する嵌合突起部wの外周面に、コード線1…の端末
部10…から外皮1aを剥離して露出させた芯線1b…
だけが嵌入する深さの芯線溝2…を、軸方向に沿わせて
形設しておいて、この芯線溝2…に、樹脂成形体Aに保
持せしめて所定方向に振り分けたコード線1の外皮1a
…を剥離して露出させた芯線1b…を嵌入させておき、
接触端子3を保持さす樹脂成形体Bには、それの後端側
に、前記樹脂成形体Aの外周面に芯線溝2…を形設した
嵌合突起部wが嵌入していく嵌合凹部yを形設し、その
嵌合凹部yの内周面で前記樹脂成形体Aに形設した芯線
溝2…と対応する部位に、該樹脂成形体Bに保持せしめ
た接触端子3…の接続端子部30…をそれぞれ配設して
おいて、この嵌合凹部y内に、樹脂成形体Aの前端側の
嵌合突起部wを圧入嵌合して、それの芯線溝2…内に嵌
入させておいた芯線1b…が、樹脂成形体Bに保持させ
た接触端子3…の接続端子部30に圧接して導通してい
くことで結線が完了するようにする。
ド線1…を保持さす樹脂成形体Aには、それの前端側に
形成する嵌合突起部wの外周面に、コード線1…の端末
部10…から外皮1aを剥離して露出させた芯線1b…
だけが嵌入する深さの芯線溝2…を、軸方向に沿わせて
形設しておいて、この芯線溝2…に、樹脂成形体Aに保
持せしめて所定方向に振り分けたコード線1の外皮1a
…を剥離して露出させた芯線1b…を嵌入させておき、
接触端子3を保持さす樹脂成形体Bには、それの後端側
に、前記樹脂成形体Aの外周面に芯線溝2…を形設した
嵌合突起部wが嵌入していく嵌合凹部yを形設し、その
嵌合凹部yの内周面で前記樹脂成形体Aに形設した芯線
溝2…と対応する部位に、該樹脂成形体Bに保持せしめ
た接触端子3…の接続端子部30…をそれぞれ配設して
おいて、この嵌合凹部y内に、樹脂成形体Aの前端側の
嵌合突起部wを圧入嵌合して、それの芯線溝2…内に嵌
入させておいた芯線1b…が、樹脂成形体Bに保持させ
た接触端子3…の接続端子部30に圧接して導通してい
くことで結線が完了するようにする。
【0016】また、本発明のさらに別の手段にあって
は、所定本数のコード線1…を保持さす樹脂成形体Aの
前端側の嵌合突起部wの外周面に、その樹脂成形体Aに
保持せしめたコード線1…の外皮1a…を剥離して露出
せしめた芯線1b…を嵌入せしめる深さの芯線溝2…
を、軸方向(前後方向)に沿わせて形設しておき、接触
端子3…を保持さす樹脂成形体Bには、それの後端側
に、前記樹脂成形体Aの前端側の嵌合突起部wを嵌合さ
せる嵌合凹部yを形成して、それの内周面の、前記樹脂
成形体Aの前端側の嵌合突起部wの外周面に形設した芯
線溝2…と対応する部位に、該樹脂成形体Bに保持せし
めた接触端子3…の接続端子部30…をそれぞれ配設
し、かつ、その接触端子3…の後端にコード線1…の外
皮1a…に切り込むエッジc…を形成しておく、そし
て、この樹脂成形体Bの嵌合凹部yに、前記樹脂成形体
Aの前端部の嵌合突起部wを、それに保持せしめたコー
ド線1…が外皮1a…で被覆されている状態のまま、圧
入嵌合していき、これにより、コード線1…の端末部の
外皮1a…が、樹脂成形体Bに保持せる接触端子3…の
接続端子部30…の後端のエッジcと樹脂成形体Aの前
端側の嵌合突起部wの外周面に形設した芯線溝2…の前
端のエッジb…とにより、切断されながら樹脂成形体B
の嵌合凹部yの内周面と樹脂成形体Aの前端側の嵌合突
起部wの外周面との嵌合面から溢れ出るように排出され
て、芯線1b…だけが芯線溝2…に嵌入して嵌合面に残
るようにし、これによって、コード線1…の端末部10
…からの外皮1a…の剥離が終了し、同時に、嵌合面の
芯線溝2内に残る芯線1b…が接続端子部30…に圧接
して、結線が完了していくようにする。
は、所定本数のコード線1…を保持さす樹脂成形体Aの
前端側の嵌合突起部wの外周面に、その樹脂成形体Aに
保持せしめたコード線1…の外皮1a…を剥離して露出
せしめた芯線1b…を嵌入せしめる深さの芯線溝2…
を、軸方向(前後方向)に沿わせて形設しておき、接触
端子3…を保持さす樹脂成形体Bには、それの後端側
に、前記樹脂成形体Aの前端側の嵌合突起部wを嵌合さ
せる嵌合凹部yを形成して、それの内周面の、前記樹脂
成形体Aの前端側の嵌合突起部wの外周面に形設した芯
線溝2…と対応する部位に、該樹脂成形体Bに保持せし
めた接触端子3…の接続端子部30…をそれぞれ配設
し、かつ、その接触端子3…の後端にコード線1…の外
皮1a…に切り込むエッジc…を形成しておく、そし
て、この樹脂成形体Bの嵌合凹部yに、前記樹脂成形体
Aの前端部の嵌合突起部wを、それに保持せしめたコー
ド線1…が外皮1a…で被覆されている状態のまま、圧
入嵌合していき、これにより、コード線1…の端末部の
外皮1a…が、樹脂成形体Bに保持せる接触端子3…の
接続端子部30…の後端のエッジcと樹脂成形体Aの前
端側の嵌合突起部wの外周面に形設した芯線溝2…の前
端のエッジb…とにより、切断されながら樹脂成形体B
の嵌合凹部yの内周面と樹脂成形体Aの前端側の嵌合突
起部wの外周面との嵌合面から溢れ出るように排出され
て、芯線1b…だけが芯線溝2…に嵌入して嵌合面に残
るようにし、これによって、コード線1…の端末部10
…からの外皮1a…の剥離が終了し、同時に、嵌合面の
芯線溝2内に残る芯線1b…が接続端子部30…に圧接
して、結線が完了していくようにする。
【0017】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。図8は、
コード線1…を保持せしめる樹脂成形体Aの縦断面図
で、wは前端側に形成した嵌合突起部、60は後端側を
示す、この実施例は三極プラグについての例であって、
後端側60は円盤状に形成され、前端側に形成した嵌合
突起部wは後端側60より小径の軸筒状に形成してあ
り、後端側60および前端側の嵌合突起部wの中心部位
には、所定本数(三本)のコード線1…を束ねた状態で
挿通して保持せしめる保持穴61が軸方向となる前後方
向に透通して開設してある。
コード線1…を保持せしめる樹脂成形体Aの縦断面図
で、wは前端側に形成した嵌合突起部、60は後端側を
示す、この実施例は三極プラグについての例であって、
後端側60は円盤状に形成され、前端側に形成した嵌合
突起部wは後端側60より小径の軸筒状に形成してあ
り、後端側60および前端側の嵌合突起部wの中心部位
には、所定本数(三本)のコード線1…を束ねた状態で
挿通して保持せしめる保持穴61が軸方向となる前後方
向に透通して開設してある。
【0018】前端側の嵌合突起部wは、前端部に、前記
保持穴61内に挿通して引出したコード線1…の端末部
10…を所定方向に振り分けるためのガイド溝62…
が、図9に示す如く保持穴61を中心として三等配した
位置にそれぞれ軸方向に沿い形成してあり、樹脂成形体
Aの中心の保持穴61に挿通して前端から引き出した三
本のコード線1…の端末部10…は、このガイド溝62
…に嵌合させて外周側に引き出すことで図10に示して
いるよう所定の方向に振り分けた状態となるようにして
ある。そして、前端側の嵌合突起部wの外周面に形設す
る芯線溝2…は、前記ガイド溝62の各底部から図8に
示す如く軸方向に沿うように形設してあり、それらの各
前端はエッジbに形設してある。また、円盤状の後端側
60の周縁部の前面側には、芯線溝2…を延長する部位
に、ガイド溝63…が形設してあり、前端側の嵌合突起
部wの外周面には、ガイド突条64…が形設してある
(図19)。
保持穴61内に挿通して引出したコード線1…の端末部
10…を所定方向に振り分けるためのガイド溝62…
が、図9に示す如く保持穴61を中心として三等配した
位置にそれぞれ軸方向に沿い形成してあり、樹脂成形体
Aの中心の保持穴61に挿通して前端から引き出した三
本のコード線1…の端末部10…は、このガイド溝62
…に嵌合させて外周側に引き出すことで図10に示して
いるよう所定の方向に振り分けた状態となるようにして
ある。そして、前端側の嵌合突起部wの外周面に形設す
る芯線溝2…は、前記ガイド溝62の各底部から図8に
示す如く軸方向に沿うように形設してあり、それらの各
前端はエッジbに形設してある。また、円盤状の後端側
60の周縁部の前面側には、芯線溝2…を延長する部位
に、ガイド溝63…が形設してあり、前端側の嵌合突起
部wの外周面には、ガイド突条64…が形設してある
(図19)。
【0019】次に図11は、接触端子3…を保持せしめ
る樹脂成形体Bの縦断面図で、同図において、yは後端
側に形成した嵌合凹部、3・3・3は保持せしめた接触
端子、30…はそれの接続端子部、cはそれの後端のエ
ッジを示す。
る樹脂成形体Bの縦断面図で、同図において、yは後端
側に形成した嵌合凹部、3・3・3は保持せしめた接触
端子、30…はそれの接続端子部、cはそれの後端のエ
ッジを示す。
【0020】樹脂成形体Bは、この実施例が三極のプラ
グであることから、軸方向(前後方向)に長い軸杆状に
形成してあり、それの前端側はジャック側に挿込まれる
挿込部70に形成され、それより大径に形成した後端側
71は、そこに形成される嵌合凹部yにより、前述のコ
ード線1…を保持する樹脂成形体Aの前端側の嵌合突起
部wと嵌合して連結する連結部に形成されている。
グであることから、軸方向(前後方向)に長い軸杆状に
形成してあり、それの前端側はジャック側に挿込まれる
挿込部70に形成され、それより大径に形成した後端側
71は、そこに形成される嵌合凹部yにより、前述のコ
ード線1…を保持する樹脂成形体Aの前端側の嵌合突起
部wと嵌合して連結する連結部に形成されている。
【0021】樹脂成形体Bの前端側に形成する挿込部7
0には、それの軸芯部に前後に透通する透孔72が開設
してあり、その透孔72の後端は樹脂成形体Bの大径と
した後端側71の中心部に形設した嵌合凹部yの底に連
通させてある。
0には、それの軸芯部に前後に透通する透孔72が開設
してあり、その透孔72の後端は樹脂成形体Bの大径と
した後端側71の中心部に形設した嵌合凹部yの底に連
通させてある。
【0022】この樹脂成形体Bに保持させる接触端子3
・3・3は、図12に示している如く、軸筒部31から
ラグ片状に接続端子部30が延出する形状に金属材から
成形して、前述の透孔72内に軸筒部31を嵌装して保
持しめることにより内極とする接触端子3と、図13に
示している如く、前端のリング部32から長いラグ片状
の接続端子部30が延長する形状に金属材から成形し
て、それの前端のリング部32を、挿込部70の外周の
前端寄りの部位に装設する中間極のリング33に図14
の如く嵌合連結する中間極用の接触端子3と、図15に
示している如く、外極とするスリーブ34の後端部から
にラグ片状の接続端子部30が延出する外極用の接触端
子3との三種に作られている。
・3・3は、図12に示している如く、軸筒部31から
ラグ片状に接続端子部30が延出する形状に金属材から
成形して、前述の透孔72内に軸筒部31を嵌装して保
持しめることにより内極とする接触端子3と、図13に
示している如く、前端のリング部32から長いラグ片状
の接続端子部30が延長する形状に金属材から成形し
て、それの前端のリング部32を、挿込部70の外周の
前端寄りの部位に装設する中間極のリング33に図14
の如く嵌合連結する中間極用の接触端子3と、図15に
示している如く、外極とするスリーブ34の後端部から
にラグ片状の接続端子部30が延出する外極用の接触端
子3との三種に作られている。
【0023】そして、中間極用の接触端子3と外極用の
接触端子3とは、樹脂成形体Bを樹脂材から成形すると
きに、図11および図16に示している如く一体にイン
サート成形して保持させ、内極用の接触端子3にあって
は、樹脂成形体Bを成形した後に、それの中心部の透孔
72内に軸筒部31を嵌挿して係合爪35により一体的
に組付け保持させる。
接触端子3とは、樹脂成形体Bを樹脂材から成形すると
きに、図11および図16に示している如く一体にイン
サート成形して保持させ、内極用の接触端子3にあって
は、樹脂成形体Bを成形した後に、それの中心部の透孔
72内に軸筒部31を嵌挿して係合爪35により一体的
に組付け保持させる。
【0024】そして、これら三種の接触端子3・3・3
は、それらの接続端子部30・30・30を、樹脂成形
体Bの後端側に形成した嵌合凹部yの内周面の、周方向
に三等配した位置に図17に示す如く配設してあって、
これにより、これらが、前述の樹脂成形体Aの前端側嵌
合突起部wの外周に形設したガイド溝62…および芯線
溝2…と正しく対向するようにしてあり、かつ、それら
接続端子部30・30・30の各後端縁のエッジc…
は、コード線1…の外皮1b…を切断剥離せしめるため
のカッターとなるように、金属材から打抜き形成したま
まの状態にしてある。
は、それらの接続端子部30・30・30を、樹脂成形
体Bの後端側に形成した嵌合凹部yの内周面の、周方向
に三等配した位置に図17に示す如く配設してあって、
これにより、これらが、前述の樹脂成形体Aの前端側嵌
合突起部wの外周に形設したガイド溝62…および芯線
溝2…と正しく対向するようにしてあり、かつ、それら
接続端子部30・30・30の各後端縁のエッジc…
は、コード線1…の外皮1b…を切断剥離せしめるため
のカッターとなるように、金属材から打抜き形成したま
まの状態にしてある。
【0025】また、この樹脂成形体Bの後端側71の外
周面には、嵌合凹部yの内周面に周方向に三等配して配
設した接続端子部30・30・30の各外側に位置する
部位に、コード線1…の端末部を所定方向にガイドする
ガイド溝73…が図18に示しているように形設してあ
る。
周面には、嵌合凹部yの内周面に周方向に三等配して配
設した接続端子部30・30・30の各外側に位置する
部位に、コード線1…の端末部を所定方向にガイドする
ガイド溝73…が図18に示しているように形設してあ
る。
【0026】次に図20は、上述の樹脂成形体Aおよび
樹脂成形体Bを用いて、コード線1…の端末部から外皮
1a…を剥離切除する作業の工程の説明図である。
樹脂成形体Bを用いて、コード線1…の端末部から外皮
1a…を剥離切除する作業の工程の説明図である。
【0027】樹脂成形体Aの中心のコード保持穴である
保持穴61に嵌挿して保持せしめたコード線1…は、樹
脂成形体Aの嵌合突起部wの前端から引出した端末部1
0…を、外皮で被覆してある状態のまま、該樹脂成形体
Aの嵌合突起部wの前端に形成してあるガイド溝62…
を介して外周側に引き出して所定方向に振り分けた状態
としておく。
保持穴61に嵌挿して保持せしめたコード線1…は、樹
脂成形体Aの嵌合突起部wの前端から引出した端末部1
0…を、外皮で被覆してある状態のまま、該樹脂成形体
Aの嵌合突起部wの前端に形成してあるガイド溝62…
を介して外周側に引き出して所定方向に振り分けた状態
としておく。
【0028】この状態の樹脂成形体Aを、接触端子3…
を保持せしめた樹脂成形体Bに、芯線溝2…と接続端子
部30…とが軸線方向に正しく対向する状態として、樹
脂成形体Aの前端側の嵌合突起部wと樹脂成形体Bの嵌
合凹部yを、圧入嵌合させていく。
を保持せしめた樹脂成形体Bに、芯線溝2…と接続端子
部30…とが軸線方向に正しく対向する状態として、樹
脂成形体Aの前端側の嵌合突起部wと樹脂成形体Bの嵌
合凹部yを、圧入嵌合させていく。
【0029】これによりコード線1…の端末部10…
が、樹脂成形体Bの後端側71の外周面のガイド溝4…
による規制と樹脂成形体Aの前端のガイド溝62…によ
る規制とで、樹脂成形体Aの前端側の嵌合突起部wの外
周面に向けて折り返され、その状態で、樹脂成形体Bの
嵌合凹部yの内周面と、これに密に嵌合する樹脂成形体
Aの前端側の嵌合突起部wの外周面に形設した芯線溝2
…とで形成される空隙内に押し込まれることで、外皮1
a…が空隙から溢れるようになることと、その外皮1a
…が接続端子部30…の後端のエッジc…と芯線溝2…
の前端のエッジbとで切断されていくことによって、図
21に示している如く、端末部10…の外皮1a…が芯
線1b…から剥離除去されていき、芯線1b…だけが芯
線溝2…に嵌入して残るようになって、端末部10…の
外皮1a…の剥離切除が終了する。
が、樹脂成形体Bの後端側71の外周面のガイド溝4…
による規制と樹脂成形体Aの前端のガイド溝62…によ
る規制とで、樹脂成形体Aの前端側の嵌合突起部wの外
周面に向けて折り返され、その状態で、樹脂成形体Bの
嵌合凹部yの内周面と、これに密に嵌合する樹脂成形体
Aの前端側の嵌合突起部wの外周面に形設した芯線溝2
…とで形成される空隙内に押し込まれることで、外皮1
a…が空隙から溢れるようになることと、その外皮1a
…が接続端子部30…の後端のエッジc…と芯線溝2…
の前端のエッジbとで切断されていくことによって、図
21に示している如く、端末部10…の外皮1a…が芯
線1b…から剥離除去されていき、芯線1b…だけが芯
線溝2…に嵌入して残るようになって、端末部10…の
外皮1a…の剥離切除が終了する。
【0030】そして、外皮1a…が剥離されて裸線とな
って芯線溝2内に残る芯線1b…は、樹脂成形体Bの嵌
合凹部yの内周面とこれに密に嵌合する樹脂成形体Aの
前端側60の外周面との嵌合面において、嵌合凹部yの
内周面に配設してある接続端子部30…に圧接していく
ことから、外皮1aの剥離切除が終了した前述の図21
の状態において、接続端子部30…に対する芯線1b…
の結線が同時に完了するようになる。
って芯線溝2内に残る芯線1b…は、樹脂成形体Bの嵌
合凹部yの内周面とこれに密に嵌合する樹脂成形体Aの
前端側60の外周面との嵌合面において、嵌合凹部yの
内周面に配設してある接続端子部30…に圧接していく
ことから、外皮1aの剥離切除が終了した前述の図21
の状態において、接続端子部30…に対する芯線1b…
の結線が同時に完了するようになる。
【0031】このとき、コード線1…を保持せしめた樹
脂成形体Aを、接触端子3…を保持せしめた樹脂成形体
Bの後端側71と同形に形成しておく図2に示している
ような外皮剥離工具Cに対向させて、両者を圧入嵌合さ
せることで、コード線1…の端末部10…の外皮1a…
の剥離切断を行なった場合にあっては、両者を圧入嵌合
させた後に、樹脂成形体Aを外皮剥離工具Cから抜き出
し、その状態のまま、樹脂成形体Bに対して圧入嵌合さ
せて、樹脂成形体Aに保持せしめたコード線1…の端末
部10…の裸に剥き出された芯線1b…を樹脂成形体B
に保持せしめてある接触端子3…の接続端子部30…に
接続導通させて、結線が完了した状態とする。
脂成形体Aを、接触端子3…を保持せしめた樹脂成形体
Bの後端側71と同形に形成しておく図2に示している
ような外皮剥離工具Cに対向させて、両者を圧入嵌合さ
せることで、コード線1…の端末部10…の外皮1a…
の剥離切断を行なった場合にあっては、両者を圧入嵌合
させた後に、樹脂成形体Aを外皮剥離工具Cから抜き出
し、その状態のまま、樹脂成形体Bに対して圧入嵌合さ
せて、樹脂成形体Aに保持せしめたコード線1…の端末
部10…の裸に剥き出された芯線1b…を樹脂成形体B
に保持せしめてある接触端子3…の接続端子部30…に
接続導通させて、結線が完了した状態とする。
【0032】この場合には、樹脂成形体Bに保持させる
接触端子3…の接続端子部30…の後端は、エッジc…
が不要で、むしろ、アールに面取りして、樹脂成形体A
の嵌合突起部wの圧入嵌合が円滑に行なわれるようにし
ておくことが有効である。
接触端子3…の接続端子部30…の後端は、エッジc…
が不要で、むしろ、アールに面取りして、樹脂成形体A
の嵌合突起部wの圧入嵌合が円滑に行なわれるようにし
ておくことが有効である。
【0033】次に図23乃至図34は、コネクタを、ピ
ン状に成形された多数の接触端子3…を具備する多極プ
ラグとして組立てた例の実施例である。
ン状に成形された多数の接触端子3…を具備する多極プ
ラグとして組立てた例の実施例である。
【0034】図23において、Aはコード線1…を保持
する樹脂成形体、Bは接触端子3…を保持する樹脂成形
体である。
する樹脂成形体、Bは接触端子3…を保持する樹脂成形
体である。
【0035】コード線1…を保持する樹脂成形体Aは、
左右に巾広で前後に短い平箱状に成形され、前端側には
図27および図28に示している如く、上下の中間部位
に前面視において左右に巾広の台形状の嵌合突起部wが
形設してあり、それの前端面には側面視において半円状
のガイド壁65…がコード線1…を嵌合させてガイドす
るガイド路66…となる間隔巾をおいて、左右方向に櫛
歯状に並列して形成してある。そして、並列するガイド
壁65…により形成されるガイド路66…のそれぞれの
底面となる部位には、コード線1…を嵌挿する保持穴6
1…がそれぞれ一個づつ形設され、これに隣接する部位
には、前記保持穴61…に樹脂成形体Aの後端側60か
ら嵌挿して、その保持穴61の前端より引き出したコー
ド線1…の端末部10…をガイド路66に沿い折り曲げ
て後方に折り返したときに、その端末部10…を誘導す
る前面視においてU字形のガイド溝67…が形設してあ
り、その断面U字形のガイド溝67…の後端は、樹脂成
形体Aの前端側の内部に嵌入する穴68に連続してい
る。
左右に巾広で前後に短い平箱状に成形され、前端側には
図27および図28に示している如く、上下の中間部位
に前面視において左右に巾広の台形状の嵌合突起部wが
形設してあり、それの前端面には側面視において半円状
のガイド壁65…がコード線1…を嵌合させてガイドす
るガイド路66…となる間隔巾をおいて、左右方向に櫛
歯状に並列して形成してある。そして、並列するガイド
壁65…により形成されるガイド路66…のそれぞれの
底面となる部位には、コード線1…を嵌挿する保持穴6
1…がそれぞれ一個づつ形設され、これに隣接する部位
には、前記保持穴61…に樹脂成形体Aの後端側60か
ら嵌挿して、その保持穴61の前端より引き出したコー
ド線1…の端末部10…をガイド路66に沿い折り曲げ
て後方に折り返したときに、その端末部10…を誘導す
る前面視においてU字形のガイド溝67…が形設してあ
り、その断面U字形のガイド溝67…の後端は、樹脂成
形体Aの前端側の内部に嵌入する穴68に連続してい
る。
【0036】この断面U字形のガイド溝67…は、樹脂
成形体Bに保持さすピン状の接触端子3の基端側の軸杆
状をなす接続端子部30…が密に嵌合する形状に形成し
てあり、それの内周面の、前述の保持穴61…と対向す
る部位に芯線溝2…が形設してある。
成形体Bに保持さすピン状の接触端子3の基端側の軸杆
状をなす接続端子部30…が密に嵌合する形状に形成し
てあり、それの内周面の、前述の保持穴61…と対向す
る部位に芯線溝2…が形設してある。
【0037】また、樹脂成形体Aの後端側には、多数の
コード線1…の束を外皮で被覆したコードDの端末部を
緊縛する締金Eの保持部69・69が上下に対向するよ
うに突設してあり、それの内側には、前述のコードDの
端末から引き出された各コード線1…の誘導穴61a…
が左右に並列して形設してある。そして、それら誘導穴
61a…の底面の各中心部位に前述の保持穴61…の後
端が開設してある。
コード線1…の束を外皮で被覆したコードDの端末部を
緊縛する締金Eの保持部69・69が上下に対向するよ
うに突設してあり、それの内側には、前述のコードDの
端末から引き出された各コード線1…の誘導穴61a…
が左右に並列して形設してある。そして、それら誘導穴
61a…の底面の各中心部位に前述の保持穴61…の後
端が開設してある。
【0028】接触端子3…を保持する樹脂成形体Bは、
左右に巾広で前後に短い平箱状に成形してあり、それの
前端側70には、ピン状の接触端子3…を圧入嵌挿して
保持せしめる保持穴74…が多連に並列して形成してあ
る。また、後端側71には、前述の樹脂成形体Bの前端
側に形成された嵌合突起部wと密に嵌合する嵌合凹部y
が、後面視において左右に横長の台形状に形設してあっ
て、それの底面には、前述の保持穴74…の後端がそれ
ぞれ開口し、それら保持穴74…に圧入嵌挿して保持せ
しめたピン状の接触端子3…の軸杆状をなす各接続端子
部30…が、図32にあるように、前述の樹脂成形体A
の前端側60の嵌合突起部wに設けた断面U字形のガイ
ド溝67…と対応するよう配位して嵌合凹部yの内周面
に沿い配列してくるようにしてある。
左右に巾広で前後に短い平箱状に成形してあり、それの
前端側70には、ピン状の接触端子3…を圧入嵌挿して
保持せしめる保持穴74…が多連に並列して形成してあ
る。また、後端側71には、前述の樹脂成形体Bの前端
側に形成された嵌合突起部wと密に嵌合する嵌合凹部y
が、後面視において左右に横長の台形状に形設してあっ
て、それの底面には、前述の保持穴74…の後端がそれ
ぞれ開口し、それら保持穴74…に圧入嵌挿して保持せ
しめたピン状の接触端子3…の軸杆状をなす各接続端子
部30…が、図32にあるように、前述の樹脂成形体A
の前端側60の嵌合突起部wに設けた断面U字形のガイ
ド溝67…と対応するよう配位して嵌合凹部yの内周面
に沿い配列してくるようにしてある。
【0039】次に、図35乃至図41は、この実施例の
コード線1…の端末部10…からの外皮1a…の切断剥
離および接続端子部30…に対する結線の工程の説明図
である。
コード線1…の端末部10…からの外皮1a…の切断剥
離および接続端子部30…に対する結線の工程の説明図
である。
【0040】コード線1…は、コードDの端末から引き
出したところで、そのコードDの端末部を図35の如く
締金Eでクランプし、これを、樹脂成形体Aの後端側6
0の後面から、各保持穴61…に嵌挿して、締金Eを保
持穴69・69に嵌装して図36の状態とし、この状態
において嵌合突起部wから突出している端末部10…を
所定の長さに切り揃える。
出したところで、そのコードDの端末部を図35の如く
締金Eでクランプし、これを、樹脂成形体Aの後端側6
0の後面から、各保持穴61…に嵌挿して、締金Eを保
持穴69・69に嵌装して図36の状態とし、この状態
において嵌合突起部wから突出している端末部10…を
所定の長さに切り揃える。
【0041】次に端末部10…を、図37にあるように
ガイド路66…に沿い誘導して、ガイド溝67に向わ
せ、そのガイド溝67により後方に向けて折返しが可能
な状態としておいて、この樹脂成形体Aの前端側の嵌合
突起部wを、接触端子3…を保持せしめた樹脂成形体B
の後端側の嵌合凹部yに対し、図38に示す如く、所定
の嵌合状態に嵌合していくように対向させて、それらを
嵌合していくことで、図39・図40・図41に示して
いる如く、芯線1a…の端末部10…の外皮1a…が、
樹脂成形体Bに保持された接触端子3…の接続端子部3
0…の後端のエッジcと…と樹脂成形体Aの前端側の嵌
合突起部wに設けた芯線溝2…の前端のエッジb…と
で、芯線溝2…に沿い折返される芯線1…の外面側と内
面側との両方から切断されながら、接続端子部30…と
芯線溝2…との間の嵌合面から溢れ出して、図41の如
く剥ぎ取られ、裸になった芯線1bだけが芯線溝2…内
に残って、嵌合突起部wと共に樹脂成形体Bの嵌合凹部
y内に嵌入して、接続端子部30の周面に圧接してい
き、端末部10…からの外皮1a…の剥離と、それによ
り剥き出した芯線1b…の接続端子部30に対する結線
とが、同時に行なわれるようにしてある。
ガイド路66…に沿い誘導して、ガイド溝67に向わ
せ、そのガイド溝67により後方に向けて折返しが可能
な状態としておいて、この樹脂成形体Aの前端側の嵌合
突起部wを、接触端子3…を保持せしめた樹脂成形体B
の後端側の嵌合凹部yに対し、図38に示す如く、所定
の嵌合状態に嵌合していくように対向させて、それらを
嵌合していくことで、図39・図40・図41に示して
いる如く、芯線1a…の端末部10…の外皮1a…が、
樹脂成形体Bに保持された接触端子3…の接続端子部3
0…の後端のエッジcと…と樹脂成形体Aの前端側の嵌
合突起部wに設けた芯線溝2…の前端のエッジb…と
で、芯線溝2…に沿い折返される芯線1…の外面側と内
面側との両方から切断されながら、接続端子部30…と
芯線溝2…との間の嵌合面から溢れ出して、図41の如
く剥ぎ取られ、裸になった芯線1bだけが芯線溝2…内
に残って、嵌合突起部wと共に樹脂成形体Bの嵌合凹部
y内に嵌入して、接続端子部30の周面に圧接してい
き、端末部10…からの外皮1a…の剥離と、それによ
り剥き出した芯線1b…の接続端子部30に対する結線
とが、同時に行なわれるようにしてある。
【0042】このとき、剥離した外皮1a…は、ガイド
溝67に連続する穴68内に収容される。
溝67に連続する穴68内に収容される。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明手段は、樹
脂成形体Aに保持せしめたコ−ド線1…を、樹脂成形体
Bに保持せしめた接触端子3…に接続導通させるため
に、樹脂成形体Aに保持せしめるコ−ド線1…の各端末
部10…から外皮1a…を剥離切除して芯線1b…を剥
き出す作業に際し、コ−ド線1…を、それの端末部10
…が外皮1a…に被覆されている状態のまま樹脂成形体
Aに保持せしめておいて、これを、樹脂成形体Bまたは
それの嵌合部と同形の嵌合凹部y’を具備せしめた外皮
剥離工具Cに圧入嵌合させていくことで、一度に所定本
数のコード線1…の端末部10…から所定範囲の芯線1
b…が剥き出されるようになる。
脂成形体Aに保持せしめたコ−ド線1…を、樹脂成形体
Bに保持せしめた接触端子3…に接続導通させるため
に、樹脂成形体Aに保持せしめるコ−ド線1…の各端末
部10…から外皮1a…を剥離切除して芯線1b…を剥
き出す作業に際し、コ−ド線1…を、それの端末部10
…が外皮1a…に被覆されている状態のまま樹脂成形体
Aに保持せしめておいて、これを、樹脂成形体Bまたは
それの嵌合部と同形の嵌合凹部y’を具備せしめた外皮
剥離工具Cに圧入嵌合させていくことで、一度に所定本
数のコード線1…の端末部10…から所定範囲の芯線1
b…が剥き出されるようになる。
【0044】また、樹脂成形体Aに保持せしめた所定本
数のコード線1…を、それの端末部10…から剥き出し
た芯線1b…が、それぞれ該樹脂成形体Aの嵌合突起部
wの外周側に設けた芯線溝2…内に嵌入する状態とし
て、その嵌合突起部wを所定本数の接触端子3…を保持
せしめた樹脂成形体Bの嵌合凹部yに圧入嵌合させてい
けば、各芯線1b…が嵌合凹部y内に芯線溝2…と対応
させて配設せる接触端子3…の接続端子部30…のそれ
ぞれに圧着接合していくので、所定本数の芯線1b…と
接続端子部30…を一度に結線していけ、かつ、同時
に、樹脂成形体Aと樹脂成形体Bとの嵌合連結によりコ
ネクタ本体が組立てられるようになる。
数のコード線1…を、それの端末部10…から剥き出し
た芯線1b…が、それぞれ該樹脂成形体Aの嵌合突起部
wの外周側に設けた芯線溝2…内に嵌入する状態とし
て、その嵌合突起部wを所定本数の接触端子3…を保持
せしめた樹脂成形体Bの嵌合凹部yに圧入嵌合させてい
けば、各芯線1b…が嵌合凹部y内に芯線溝2…と対応
させて配設せる接触端子3…の接続端子部30…のそれ
ぞれに圧着接合していくので、所定本数の芯線1b…と
接続端子部30…を一度に結線していけ、かつ、同時
に、樹脂成形体Aと樹脂成形体Bとの嵌合連結によりコ
ネクタ本体が組立てられるようになる。
【0045】また、樹脂成形体Bに保持せしめる所定本
数の接触端子3…の接続端子部30…の各後端縁のエッ
ジcを、コード線1…の端末部10…の外皮1a…に切
込む形状にしておくときは、樹脂成形体Aに、それの端
末部10…が外皮1a…で被覆された状態のまま、所定
本数のコード線1…を、保持せしめて、その状態で樹脂
成形体Bに嵌合させていけば、コード線1…の端末部1
0…の所定範囲からの外皮1a…の剥離と、その剥離に
より裸になった芯線1b…の、樹脂成形体Bに保持され
た接触端子3…の接続端子部30…との結線が同時に行
なわれ、かつ、樹脂成形体Aと樹脂成形体Bとの嵌合連
結によるコネクタ本体の組立てが同時に完了するように
なる。
数の接触端子3…の接続端子部30…の各後端縁のエッ
ジcを、コード線1…の端末部10…の外皮1a…に切
込む形状にしておくときは、樹脂成形体Aに、それの端
末部10…が外皮1a…で被覆された状態のまま、所定
本数のコード線1…を、保持せしめて、その状態で樹脂
成形体Bに嵌合させていけば、コード線1…の端末部1
0…の所定範囲からの外皮1a…の剥離と、その剥離に
より裸になった芯線1b…の、樹脂成形体Bに保持され
た接触端子3…の接続端子部30…との結線が同時に行
なわれ、かつ、樹脂成形体Aと樹脂成形体Bとの嵌合連
結によるコネクタ本体の組立てが同時に完了するように
なる。
【図1】本発明手段によるコード線保持用の樹脂成形体
および接触端子保持用の樹脂成形体の縦断側面図であ
る。
および接触端子保持用の樹脂成形体の縦断側面図であ
る。
【図2】本発明手段による外皮剥離工具の縦断側面図で
ある。
ある。
【図3】外皮剥離工具を用いる本発明手段によるコード
線の端末部からの外皮の剥離工程の初期段階の説明図で
ある。
線の端末部からの外皮の剥離工程の初期段階の説明図で
ある。
【図4】同上の剥離工程の中間段階の説明図である。
【図5】同上の剥離工程の終期段階の説明図である。
【図6】同上の剥離工程の、剥離し終えて外皮剥離工具
から抜き出した状態のコード線保持用の樹脂成形体の縦
断側面図である。
から抜き出した状態のコード線保持用の樹脂成形体の縦
断側面図である。
【図7】外皮を剥離した芯線を、コード線保持用の樹脂
成形体と接触端子保持用の樹脂成形体との嵌合により接
続端子部と結線させた状態の縦断側面図である。
成形体と接触端子保持用の樹脂成形体との嵌合により接
続端子部と結線させた状態の縦断側面図である。
【図8】本発明手段によるコード線保持用の樹脂成形体
の縦断側面図である。
の縦断側面図である。
【図9】同上の前面図である。
【図10】同上のコード線の端末部を所定方向に誘導し
た状態の前面図である。
た状態の前面図である。
【図11】本発明手段による接触端子を保持せる樹脂成
形体の縦断側面図である。
形体の縦断側面図である。
【図12】同上樹脂成形体に保持せる第1の接触端子の
斜視図である。
斜視図である。
【図13】同上樹脂成形体に保持せる第2の接触端子の
斜視図である。
斜視図である。
【図14】同上樹脂成形体に保持せる第2の接触端子の
中間極と接続した状態の斜視図である。
中間極と接続した状態の斜視図である。
【図15】同上樹脂成形体に保持せる第3の接触端子の
斜視図である。
斜視図である。
【図16】同上の樹脂成形体の第1の接触端子を外した
状態の縦断側面図である。
状態の縦断側面図である。
【図17】同上の樹脂成形体の後面図である。
【図18】同上の樹脂成形体の斜視図である。
【図19】コード線保持用の樹脂成形体の斜視図であ
る。
る。
【図20】コード線保持用の樹脂成形体と接触端子保持
用の樹脂成形体とによりコード線の端末部から外皮を剥
離していく工程の縦断側面図である。
用の樹脂成形体とによりコード線の端末部から外皮を剥
離していく工程の縦断側面図である。
【図21】同上の工程により外皮の剥離工程の中間の説
明図である。
明図である。
【図22】同上の工程の外皮の剥離を終えた状態の説明
図である。
図である。
【図23】本発明手段の多極型のコネクタに実施した例
の平面図である。
の平面図である。
【図24】同上のコネクタの本体の前面図である。
【図25】同上のコネクタ本体の後面図である。
【図26】同上のコネクタ本体のコードをクランプする
締金の説明図である。
締金の説明図である。
【図27】同上のコネクタ本体のコード線保持用の樹脂
成形体の縦断側面図である。
成形体の縦断側面図である。
【図28】同上樹脂成形体の前面図である。
【図29】同上樹脂成形体の後面図である。
【図30】同上の接触端子保持用の樹脂成形体の縦断側
面図である。
面図である。
【図31】同上樹脂成形体の前面図である。
【図32】同上樹脂成形体の後面図である。
【図33】同上のコード線保持用の樹脂成形体と接触端
子保持用の樹脂成形体との嵌合状態の縦断側面図であ
る。
子保持用の樹脂成形体との嵌合状態の縦断側面図であ
る。
【図34】同上状態の横断平面図である。
【図35〜図41】同上樹脂成形体によるコード線の端
末部からの外皮の剥離工程の説明図である。
末部からの外皮の剥離工程の説明図である。
【図35】第1工程の説明図である。
【図36】第2工程の説明図である。
【図37】第3工程の説明図である。
【図38】第4工程の説明図である。
【図39】第5工程の説明図である。
【図40】第6工程の説明図である。
【図41】第7工程の説明図である。
A・B…樹脂成形体、C…外皮剥離工具、D…コード、
E…締金、a…カッター、b・c…エッジ、w…嵌合突
起部、y・y’…嵌合凹部、1…コード線、1a…外
皮、1b…芯線、10…端末部、2…芯線溝、3…接触
端子、30…接続端子部、32…リング部、33…リン
グ、34…スリーブ、35…係合爪、4…ガイド溝、6
0…後端側、61…保持穴、61a…誘導穴、62・6
3…ガイド溝、64…ガイド突条、65…ガイド壁、6
6…ガイド路、67…ガイド溝、68…穴、69…保持
部、70…挿込部、71…後端側、72…透孔、73…
ガイド溝、74…保持穴。
E…締金、a…カッター、b・c…エッジ、w…嵌合突
起部、y・y’…嵌合凹部、1…コード線、1a…外
皮、1b…芯線、10…端末部、2…芯線溝、3…接触
端子、30…接続端子部、32…リング部、33…リン
グ、34…スリーブ、35…係合爪、4…ガイド溝、6
0…後端側、61…保持穴、61a…誘導穴、62・6
3…ガイド溝、64…ガイド突条、65…ガイド壁、6
6…ガイド路、67…ガイド溝、68…穴、69…保持
部、70…挿込部、71…後端側、72…透孔、73…
ガイド溝、74…保持穴。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平9−219264(JP,A)
特開 平4−209472(JP,A)
特開 平5−205840(JP,A)
特開 昭63−284769(JP,A)
特開 昭61−218078(JP,A)
特開 平5−101853(JP,A)
実開 昭63−17505(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01R 43/01
H01R 23/26
H01R 4/18
H01R 4/48
H01R 4/24
Claims (3)
- 【請求項1】 所定本数のコード線1…を保持さす樹脂
成形体Aの前端側に嵌合突起部wを形設して、それの前
端部にコード線1の保持穴61の前端側を開口し、その
嵌合突起部wの外周面には、前記保持穴61の前端から
引き出して後方に折返したコード線1の端末部10と対
応する部位に、そのコード線1の芯線1bが嵌入する深
さの芯線溝2を前後方向に沿い形設し、所定本数の接触
端子3…を保持さす樹脂成形体Bの後端側には、前記樹
脂成形体Aの嵌合突起部wと密に嵌り合う嵌合凹部yを
形設し、その嵌合凹部y内の前記樹脂成形体Aの嵌合突
起部wに設けた芯線溝2…と対応する部位に、保持せし
めた接触端子3…の接続端子部30…を配設し、それの
後端縁と前記芯線溝2…の前端縁とを、芯線1b…の端
末部10…の外皮1aに対し切込むエッジc・bに形成
したことを特徴とするコネクタにおけるコード線の外皮
の剥離装置。 - 【請求項2】 所定本数のコード線1…を保持穴61に
嵌挿して保持さす樹脂成形体Aには、それの前端側に嵌
合突起部wを形成して、それの前端部にコード線1…の
保持穴61の前端を開口し、その嵌合突起部wの外周面
には、前記保持穴61の前端から引き出した芯線1b…
の端末部10…を後方に折返したときに対応する部位
に、そのコード線1…の芯線1b…が嵌入する深さの芯
線溝2…を、前後方向に沿わせて形設しておき、接触端
子3…を保持せしめて、前記樹脂成形体Aと嵌合連結す
ることでコネクタ本体を組立てる樹脂成形体Bには、そ
れの後端側に前記嵌合突起部wと密に嵌合する嵌合凹部
yを形成して、その嵌合凹部y内の前記嵌合突起部wに
設けた芯線溝2…と対応する位置に、保持せしめた接触
端子3…の接続端子部30…をそれぞれ配設しておき、
別に、この樹脂成形体Bの後端側の嵌合凹部yと略同形
の嵌合凹部y’を具備する外皮剥離工具Cを形成して、
それの嵌合凹部y’内の前述の嵌合突起部wに設けた芯
線溝2…と対応する部位に、芯線1b…の外皮1a…を
切断剥離せしめるカッターa…をそれぞれ配設しておい
て、コード線1…を樹脂成形体Aに保持せしめてそれら
の端末部10…の所定方向に誘導した状態において樹脂
成形体Aの嵌合突起部wを外皮剥離工具Cの嵌合凹部
y’に圧入嵌合していくことによりコード線1…の端末
部10…の外皮1a…を剥離することを特徴とするコネ
クタにおけるコード線の外皮の剥離装置。 - 【請求項3】 所定本数のコード線1…を保持穴61に
嵌挿して保持さす樹脂成形体Aの前端側に嵌合突起部w
を形成して、それの前端部にコード線1…の保持穴61
の前端を開口し、その嵌合突起部wの外周面には、前記
保持穴61の前端から引き出した芯線1b…の端末部1
0…を後方に折返したときに対応する部位に、そのコー
ド線1…の芯線1b…が嵌入する深さの芯線溝2…を、
前後方向に沿わせて形成して、その芯線溝2の前端縁に
コード線1…の外皮1a…を切断するエッジbを形成し
ておき、接触端子3…を保持せしめて、前記樹脂成形体
Aと嵌合連結することでコネクタ本体を組立てる樹脂成
形体Bには、それの後端側に前記嵌合突起部wと密に嵌
合する嵌合凹部yを形成して、その嵌合凹部y内の前記
嵌合突起部wに設けた芯線溝2…と対応する位置に、保
持せしめた接触端子3…の接続端子部30…をそれぞれ
配設してその接続端子部30…の後端縁にコード線1の
外皮1a…を切断するエッジcを形設しておいて、樹脂
成形体Aに保持せしめたコード線1…の端末部10…
を、外皮1a…で被覆された状態のまま、所定方向に誘
導した状態で、樹脂成形体Aの嵌合突起部wを樹脂成形
体Bの嵌合凹部yに圧入嵌合していくことによりコード
線1…の端末部10…からの外皮1a…の剥離と接続端
子部30…に対する結線を同時に行わすことを特徴とす
るコネクタにおけるコード線の芯線と接触端子との接続
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04118898A JP3415426B2 (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | コネクタにおけるコード線の外皮の剥離装置およびコネクタにおけるコード線の芯線と接触端子との接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04118898A JP3415426B2 (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | コネクタにおけるコード線の外皮の剥離装置およびコネクタにおけるコード線の芯線と接触端子との接続方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11224756A JPH11224756A (ja) | 1999-08-17 |
JP3415426B2 true JP3415426B2 (ja) | 2003-06-09 |
Family
ID=12601452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04118898A Expired - Fee Related JP3415426B2 (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | コネクタにおけるコード線の外皮の剥離装置およびコネクタにおけるコード線の芯線と接触端子との接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3415426B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202010009766U1 (de) * | 2010-07-02 | 2010-09-16 | Rosenberger Hochfrequenztechnik Gmbh & Co. Kg | Drehbarer Steckverbinder |
CN111585055B (zh) * | 2020-06-01 | 2021-09-21 | 上海永进电缆(集团)有限公司 | 一种汽车用线束线缆 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61218078A (ja) * | 1985-03-23 | 1986-09-27 | 松下電工株式会社 | 端子台 |
JPS6317505U (ja) * | 1986-07-17 | 1988-02-05 | ||
JPS63284769A (ja) * | 1987-05-06 | 1988-11-22 | モレツクス インコ−ポレ−テツド | 複数の絶縁導線を終端接続するコネクタ及びその組み立て方法 |
US4960389A (en) * | 1989-12-20 | 1990-10-02 | Amp Incorporated | Circular DIN electrical connector |
JPH05101853A (ja) * | 1991-10-08 | 1993-04-23 | Kel Corp | 電気コネクタ |
JP3355641B2 (ja) * | 1992-01-27 | 2002-12-09 | ソニー株式会社 | 半田付補助具 |
JP3744047B2 (ja) * | 1996-02-13 | 2006-02-08 | オートスプライス株式会社 | 多極小型雄コネクタと多極小型雌コネクタ及びそれを用いた多極小型コネクタ |
-
1998
- 1998-02-06 JP JP04118898A patent/JP3415426B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11224756A (ja) | 1999-08-17 |
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---|---|---|---|
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