JP6423182B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
従来、端子金具及び端子金具に圧着あるいは半田付けされた電線をモールド樹脂によりモールドしてハウジングを形成したコネクタが知られている。
このような構成を採ることにより、別部品のコネクタハウジングが不要となり、構造が簡略化されるとともに、組み立てコストの低減を図ることができる。
特開2003−297472号公報
ところで、端子金具として、端子金具を円筒状に成型し、その内部に筒状のばねを配置して電気的接触を確保するメス丸端子が知られている。
このメス丸端子においては、オス丸端子の挿入方向前方の電線接続部の手前で端子金具が開口しており、モールド樹脂によるモールドを行おうとすると、筒状のばねが配置された端子内部までモールド樹脂が入り込むこととなってしまうため、モールドを行うことはできなかった。
このため、別部品のハウジング内にメス丸端子及びこのメス丸端子に圧着あるいは半田付けされた電線を収納し、防水構造とするためにゴム栓及びこのゴム栓を電線に圧着させるリアホルダを用いていた。
したがって、部品点数が多くなるとともに、部品同士の組み付け性を考慮するとコネクタの小型化が困難であった。
さらに組み立て工数も多くなり、組み立てコストも増すこととなっていた。
本発明の目的は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、筒状の端子金具を用いてコネクタを製造する場合に、モールド成型によりハウジングを形成することが可能なコネクタを提供することにある。
上記課題を解決するため、実施形態のコネクタは、外部の端子の接続部としての筒状部と、電線を接合するための接合部と、が一体に形成された端子金具と、前記端子金具に装着され、前記筒状部の前記接合部側の開口を塞ぐターミナルカバーと、前記筒状部の一部、前記電線が接合された接合部及び前記ターミナルカバーをモールドしたモールドハウジングと、を備える。前記筒状部は、合わせ部を有し、前記ターミナルカバーは、前記接合部側から前記筒状部に挿入される内部挿入部と、前記合わせ部の少なくとも一部分であって、前記モールドハウジングを構成しているモールド樹脂によりモールドされる部分を覆うように前記端子金具の外面に密着される外面密着部と、前記内部挿入部と前記外面密着部との位置関係を一定に保つための連結部と、を備え、前記ターミナルカバーは、前記内部挿入部と前記外面密着部とが前記連結部によって一体に形成され、前記外面密着部は、前記合わせ部から前記筒状部の内部へのモールド材の侵入を阻止する。
また上記構成において、前記外面密着部の先端は、前記内部挿入部の先端の位置よりも、前記外部の端子の挿入側に位置しているようにしてもよい。
また上記構成において、前記端子金具は、前記筒状部が円筒形状とされ、前記ターミナルカバーの前記内部挿入部は、円柱形状とされ、前記外面密着部は、断面U字形状とされているようにしてもよい。
また上記構成において、前記端子金具を前記モールドハウジング内で所定位置に保持し、前記外面密着部を前記端子金具に密着させるためのフロントホルダを備え、前記モールドハウジングは、前記端子金具、前記外面密着部及び前記フロントホルダを一体にモールドしているようにしてもよい。
また上記構成において、前記接合部は、前記筒状部の径方向に突出して延在しているようにしてもよい。
実施形態のコネクタによれば、筒状の端子金具を用いた場合であっても、コネクタハウジングをモールド工程により製造可能となり、部品点数の削減、ひいては、組み立てコストの削減を図ることができる。
図1は、実施形態のモールド型のコネクタの外観斜視図である。 図2は、コネクタの断面矢視図である。 図3は、ばね及びばねホルダを取り付けた状態のメス丸端子の外観斜視図(その1)である。 図4は、ばね及びばねホルダを取り付けた状態のメス丸端子の外観斜視図(その2)である。 図5Aは、板金を打ち抜くことにより得られる成型前のメス丸端子の外観斜視図である。 図5Bは、成型後のメス丸端子の外観斜視図である。 図6Aは、ターミナルカバーの側面図である。 図6Bは、ターミナルカバーの外観斜視図である。 図6Cは、ターミナルカバーの背面図である。 図7は、電線を加締めた状態のメス丸端子の外観斜視図(その1)である。 図8は、電線を加締めた状態のメス丸端子の外観斜視図(その2)である。 図9は、電線を加締めた状態のメス丸端子の外観斜視図(その3)である。 図10は、ばね及びばねホルダを取り付けた状態のメス角端子の外観斜視図である。 図11Aは、板金を打ち抜くことにより得られる成型前の他のメス丸端子の外観斜視図である。 図11Bは、成型後の他のメス丸端子の外観斜視図である。
次に図面を参照して好適な実施形態について説明する。
図1は、実施形態のモールド型のコネクタの外観斜視図である。
コネクタ10は、大別すると、ばねホルダ11がそれぞれ先端に設けられたメス丸端子12A、12Bと、メス丸端子12A、12Bを所定位置に保持するためのフロントホルダ14と、樹脂製のモールドハウジング15と、モールドハウジング15内でメス丸端子12Aに圧着されて電気的に接続された電線16Aと、モールドハウジング15内でメス丸端子12Bに圧着されて電気的に接続された電線16Bと、を備えて構成されている。
上記構成において、モールドハウジング15には、コネクタ固定用の一対の固定用孔17が設けられている。また、コネクタ10の挿入方向と電線16A、16Bの延出方向とは、交差する方向(図1の場合、略直交する方向)とされている。
図2は、コネクタの断面矢視図である。
図2は、図1に示すように、メス丸端子12Aの中心軸AXを含む仮想平面VPでコネクタ10を切断して仮想平面VPに垂直な矢印A方向から見た図である。
図2に示すように、メス丸端子12Aの内部の先端側(図2の左方向側)には、図示しないオス丸端子との電気的結合の確実性を確保するための筒状ばね21が収納されている。そして筒状ばね21は、ばねホルダ11によりメス丸端子12A内の所定位置に保持されている。
またメス丸端子12Aの内部の後端側(図2の右方向側)には、樹脂製のターミナルカバー22が挿入されている。なお、ターミナルカバー22の構成については、後に詳述する。
そして、メス丸端子12Aの中間部分においては、ターミナルカバー22を、メス丸端子12Aの外周面(特にメス丸端子12Aの合わせ部)に密着するように保持するための、リング状、かつ、樹脂製のフロントホルダ14が配置されている。
また、モールドハウジング15内において、電線16A(あるいは電線16B)が外力により引っ張られた場合でも、メス丸端子12A(あるいはメス丸端子12B)の圧着部に余計な力が係らないように、電線16A(あるいは電線16B)を所定位置に保持するリング状の電線ホルダ23が設けられている。
ここで、メス丸端子の構成について詳細に説明する。
メス丸端子12A及びメス丸端子12Bとは、同一構成であるので、以下においては、メス丸端子12Aを例として説明する。
図3は、ばね及びばねホルダを取り付けた状態のメス丸端子の外観斜視図(その1)である。
図4は、ばね及びばねホルダを取り付けた状態のメス丸端子の外観斜視図(その2)である。
ここで、図3は、メス丸端子12Aを先端側、かつ、斜め上方から見た外観斜視図である。また、図4は、メス丸端子12Aを後端側、かつ、斜め下方から見た外観斜視図である。
メス丸端子12Aは、図示しないオス丸端子が挿入される円筒状の端子挿入部31と、電線(図1の例では、電線16A)の芯線が圧着されるバレルとして形成された接合部32と、を備えている。
ここで、端子挿入部31と、接合部32とは、ほぼ直交する方向に延在している。換言すれば、接合部32は、(延在方向が図3中、前後方向である)筒状部としての端子挿入部31の径方向(図3中、上下方向)に突出して延在している。この結果、端子挿入部31の接合部32側の開口へのアクセスが容易となり、ターミナルカバーの挿入操作を容易とすることができる。
また、端子挿入部31の下部には、合わせ部33が形成されている。
図5Aは、板金を打ち抜くことにより得られる成型前のメス丸端子の外観斜視図である。
図5Bは、成型後のメス丸端子の外観斜視図である。
図5Aに示すように、成型前の板状のメス丸端子12Aは、略L字形状を有している。
メス丸端子12Aの端子挿入部31の先端部分には、ばねホルダ11と係合するための複数の溝34が形成されている。さらにメス丸端子12の端子挿入部31の外周面となる面31Aには、ばねホルダと係合するための直線状(成形時はリング状)の突起35が形成されている。また、突起35と対応するメス丸端子12の端子挿入部31の内周面となる面31Bには、筒状ばねと係合する直線状(成形時はリング状)の係合溝36が形成されている。
メス丸端子12Aの端子挿入部31と、接合部32との間には、切欠き37が形成されており、端子挿入部31を丸めて成型する場合に接合部32の変形を抑制するようにされている。
接合部32は、成型前は、略T字形状をしており、一対の圧着用フィン32A、32Bが形成されている。
そして、図5Aに矢印で示すように、端子挿入部31を丸め、接合部32を折り曲げることにより、図5Bに示すメス丸端子12Aを形成することができる。
次にターミナルカバー22について詳細に説明する。
図6Aは、ターミナルカバーの側面図である。
図6Bは、ターミナルカバーの外観斜視図である。
図6Cは、ターミナルカバーの背面図である。
ターミナルカバー22は、大別すると、メス丸端子12A、12Bの内部に挿入されて、端子挿入部31の内部へのモールド材の侵入を阻止し、端子挿入部内を保護するための略円柱形状を有する内部挿入部41と、端子挿入部31の外周面に当接し、端子挿入部31の合わせ部33に密着状態とされ、合わせ部33から端子挿入部31の内部へのモールド材の侵入を阻止する外面密着部42と、内部挿入部41と外面密着部42との位置関係を一定に保つための連結部43と、を備えている。
上記構成において、内部挿入部41の先端部分41Aは、径が細くなっており、メス丸端子12A、12Bの端子挿入部31への圧入の際に挿入しやすくなっている。そして、内部挿入部41の後端部(大径部:図6A中、右端部)41Bは、外周面がメス丸端子12A、12Bの端子挿入部31の内周面に密着するようになっている。
また外面密着部42は、メス丸端子12A、12Bの端子挿入部31の外周面に沿うように断面略半円形状(樋形状)を有している。外面密着部42の先端は、内部挿入部41の先端(図6A中、左側端部)よりも外部の端子の挿入側に位置しており、ターミナルカバー22の内部挿入部41をメス丸端子12A、12Bへ挿入する際のガイドとしても機能している。
外面密着部42の基端部42Bから先端までの長さLは、内部挿入部41をメス丸端子12A、12Bの接合部32側から基端部42Bが端子挿入部31の後端に当接するまで挿入した場合でも、ばねホルダ11の後端に当接せず、かつ、モールドハウジング15からメス丸端子12A、12Bの突設方向に延出するような長さとされている。これは、モールドハウジング15の形成時にモールドハウジング15形成用の樹脂が確実に合わせ部33に至らないようにするためである。
次にコネクタ10の製造手順についてメス丸端子12Aを中心として説明する。
まず、製造作業者は、図5Bに示したメス丸端子12Aに対し、ターミナルカバー22をメス丸端子12Aの端子挿入部31へターミナルカバー22の基端部42Bが当接する迄圧入する。
次に製造作業者は、メス丸端子12A、12Bをモールドハウジング15内で所定位置に保持し、外面密着部42のメス丸端子12Aへの密着性を増すためのフロントホルダ14を、ターミナルカバー22の外面密着部42の外周面に密着するようにメス丸端子12Aの先端側から挿入する。
これにより、ターミナルカバー22の外面密着部42は、メス丸端子12Aの端子挿入部31の外周面に沿って密着され、メス丸端子12Aの合わせ部33の後端側が覆われる。
この状態で、製造作業者は、メス丸端子12Aの先端部側から端子挿入部31の内面側に筒状ばね21を挿入し、ばねホルダ11をメス丸端子12Aの先端に取り付ける。これにより、筒状ばね21は、端子挿入部31内の所定位置に保持される。
図7は、電線を加締めた状態のメス丸端子の外観斜視図(その1)である。
図8は、電線を加締めた状態のメス丸端子の外観斜視図(その2)である。
図9は、電線を加締めた状態のメス丸端子の外観斜視図(その3)である。
なお、図7、図8及び図9においては、理解の容易のため、フロントホルダ14の図示を省略している。
続いて、製造作業者は、メス丸端子12Aの接合部32に、先端の被覆16A2を剥いで芯線16A1を露出させるとともに、電線ホルダ23を挿入した電線16Aをあてがい、接合部32を加締めることにより、メス丸端子12Aに電線16Aの芯線16A1が圧着される。
この結果、メス丸端子12Aは、図7、図8及び図9に示した状態となり、端子挿入部31内にターミナルカバー22の内部挿入部41が挿入されるとともに、合わせ部33の後端側がターミナルカバー22の外面密着部42により覆われた状態となる。
同様に製造作業者は、メス丸端子12Bについても電線16Bを圧着する。
そして製造作業者は、電線16Aが圧着されたメス丸端子12A及び電線16Bが圧着されたメス丸端子12Bをモールド成形用の金型内の所定位置に配置する(型締工程)。
このとき、製造作業者は、ターミナルカバー22が確実にメス丸端子12Aの端子挿入部31内に挿入されていることを確認するとともに、フロントホルダ14及び電線ホルダ23が所定の位置となるように確認する。
そして製造業者は、モールドハウジング15を成型するための樹脂を射出する(射出工程)。
続いて、金型の冷却を行い(冷却工程)、製造作業者は、金型を開き(型開工程)、図1及び図2に示したようなコネクタ10を取り出すこととなる。
以上の説明のように、本実施形態によれば、円筒状のメス丸端子(端子金具)を用いてコネクタを製造する場合であっても、ターミナルカバーを用いることにより、メス丸端子の端子挿入部内にモールド樹脂が入り込むことが無く、モールド成型によりハウジングを形成することが可能となる。
従って、低製造コストで、メス丸端子を有するコネクタを製造することが可能となる。
以上の説明においては、端子金具として、円筒状のメス丸端子について説明したが、端子金具としては、端子挿入部の後端が開放されている筒状の端子金具であれば同様に適用が可能である。
例えば、三角筒状角端子、四角筒状の角端子あるいは、多角筒状の角端子、楕円筒状の端子などについても同様に適用が可能である。
以下、メス角端子を例として説明する。
図10は、ばね及びばねホルダを取り付けた状態のメス角端子の外観斜視図である。
ここで、図10は、メス角端子50を先端側、かつ、斜め上方から見た外観斜視図である。
メス角端子50は、図10に示すように、メス角端子50の内部の先端側(図10の左方向側)には、図示しないオス丸端子との電気的結合の確実性を確保するための筒状ばね52が収納され、ばねホルダ51によりメス角端子50内の所定位置に保持されている。
そして、メス角端子50は、図示しないオス端子が挿入される角筒状の端子挿入部53と、電線の芯線が圧着される接合部54と、を備えている。ここで、端子挿入部53(前後方向に延在)と、接合部54(上下方向に延在)とは、ほぼ直交する方向に延在している。
また、端子挿入部53の下部には、図示しない合わせ部が形成されている。
この場合において、メス角端子50に用いるターミナルカバーとしては、ターミナルカバー22の構成と同様に、大別すると、メス角端子50の内部に挿入されて、端子挿入部53の内部へのモールド材の侵入を阻止し、端子挿入部53内を保護するための略角柱形状を有する内部挿入部と、端子挿入部53の外周面に当接し、端子挿入部53の合わせ部に密着状態とされ、合わせ部から端子挿入部53の内部へのモールド材の侵入を阻止する外面密着部と、内部挿入部と外面密着部との位置関係を一定に保つための連結部と、を備えている。
この場合においても、ターミナルカバー22と同様に、内部挿入部の先端部分は、角錐台形状となっており、メス角端子40の端子挿入部31への圧入の際に挿入しやすくなっている。そして、内部挿入部の後端部は、外周面がメス角端子50の端子挿入部53の内周面に密着するようになっている。
また外面密着部は、メス角端子の端子挿入部31の外周面に沿うように断面U字形状(角樋形状)を有し、先端部が内部挿入部の先端よりも先端側に位置するように突設され、モールドハウジングの形成時にモールドハウジング形成用の樹脂が確実に合わせ部に至らないようにされている。
以上の構成を有する本実施形態の変形例によっても、筒状の端子(端子金具)を用いてコネクタを製造する場合であっても、ターミナルカバーを用いることにより、筒状の端子の端子挿入部内にモールド樹脂が入り込むことが無く、モールド成型によりハウジングを形成することが可能となり、低製造コストで、メス丸端子を有するコネクタを製造することが可能となる。
以上の各実施形態においては端子挿入部と、電線の芯線が圧着される接合部とが、ほぼ直交する方向に延在している場合のものであったが、端子挿入部と接合部とが直線上に配置されている場合であっても同様に適用が可能である。
図11Aは、板金を打ち抜くことにより得られる成型前の他のメス丸端子の外観斜視図である。
図11Aは、成型後の他のメス丸端子の外観斜視図である。
図11Aに示すように、成型前の板状のメス丸端子60は、略I字形状を有している。
メス丸端子60の端子挿入部61の先端部分には、図示しないばねホルダと係合するための複数の溝64が形成されている。さらにメス丸端子60の端子挿入部61の外周面となる面には、ばねホルダと係合するための直線状(成形時はリング状)の突起65が形成されている。また、突起65と対応するメス丸端子60の端子挿入部61の内周面となる面には、筒状ばねと係合する直線状(成形時はリング状)の係合溝66が形成されている。
メス丸端子60の端子挿入部61と、接合部62との間は、切欠きが形成されている。
接合部62は、成型前は、略T字形状をしており、一対の圧着用フィン62A、62Bが形成されている。
そして、図11Aに矢印で示すように、端子挿入部61及び接合部62を丸めて折り曲げることにより、図11Bに示す直線上のメス丸端子60Aを形成することができる。この場合において、端子挿入部61の後端部(接合部62側)は、内径が先端部と同一になるように成形がなされる。
そして、このメス丸端子60に図6に示したターミナルカバー22を挿入する際には、図11B中、矢印B方向に沿って挿入することで、図7〜図9に示した状態と同様に、ターミナルカバー22が装着されることとなる。
他の点については、上述した実施形態と同様で有り、本実施形態の変形例においても、ターミナルカバーを用いることにより、筒状の端子の端子挿入部内にモールド樹脂が入り込むことが無く、モールド成型によりハウジングを形成することが可能となり、低製造コストで、メス丸端子を有するコネクタを製造することが可能となる。
以上、本発明を実施形態をもとに説明したが、この実施形態は例示であり、それらの各構成要素及びその組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、以上の実施形態においては、電線と端子とは圧着されることにより接合されているが、電線と端子との接合は圧着に限定されるものではなく、例えば、抵抗溶接、超音波接合、圧接によって接合することも可能である。したがって、接合部の形状はバレル状に限定されるものではなく、電線と端子との接合方法によって適宜変更可能である。
また、以上の説明においては、筒状のメス端子の場合について説明したが筒状のオス端子の場合も同様に適用が可能である。
10 コネクタ
11 ばねホルダ
12 メス丸端子
12A、12B メス丸端子
14 フロントホルダ
15 モールドハウジング
16A、16B 電線
22 ターミナルカバー
23 電線ホルダ
31 端子挿入部
32 接合部
32A、32B 圧着用フィン
33 合わせ部
40 メス角端子
41 内部挿入部
42 外面密着部
42B 基端部
43 連結部
50 メス角端子
51 ばねホルダ
53 端子挿入部
54 接合部
60 メス丸端子
61 端子挿入部
62 接合部
62A、62B 圧着用フィン

Claims (5)

  1. 外部の端子の接続部としての筒状部と、電線を接合するための接合部と、が一体に形成された端子金具と、
    前記端子金具に装着され、前記筒状部の前記接合部側の開口を塞ぐターミナルカバーと、
    前記筒状部の一部、前記電線が接合された接合部及び前記ターミナルカバーをモールドしたモールドハウジングと、
    を備え、
    前記筒状部は、合わせ部を有し、
    前記ターミナルカバーは、
    前記接合部側から前記筒状部に挿入される内部挿入部と、
    前記合わせ部の少なくとも一部分であって、前記モールドハウジングを構成しているモールド樹脂によりモールドされる部分を覆うように前記端子金具の外面に密着される外面密着部と、
    前記内部挿入部と前記外面密着部との位置関係を一定に保つための連結部と、
    を備え、
    前記ターミナルカバーは、前記内部挿入部と前記外面密着部とが前記連結部によって一体に形成され、
    前記外面密着部は、前記合わせ部から前記筒状部の内部へのモールド材の侵入を阻止する
    コネクタ。
  2. 前記外面密着部の先端は、前記内部挿入部の先端の位置よりも、前記外部の端子の挿入側に位置している、
    請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記端子金具は、前記筒状部が円筒形状とされ、
    前記ターミナルカバーの前記内部挿入部は、円柱形状とされ、
    前記外面密着部は、断面U字形状とされている、
    請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記端子金具を前記モールドハウジング内で所定位置に保持し、前記外面密着部を前記端子金具に密着させるためのフロントホルダを備え、
    前記モールドハウジングは、前記端子金具、前記外面密着部及び前記フロントホルダを一体にモールドしている、
    請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ。
  5. 前記接合部は、前記筒状部の径方向に突出して延在している、
    請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のコネクタ。
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