JP2838136B2 - 端子ロック部材を有する電気コネクタ - Google Patents
端子ロック部材を有する電気コネクタInfo
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/40—Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
- H01R13/42—Securing in a demountable manner
- H01R13/436—Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
- H01R13/4361—Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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- H01R13/46—Bases; Cases
- H01R13/50—Bases; Cases formed as an integral body
- H01R13/501—Bases; Cases formed as an integral body comprising an integral hinge or a frangible part
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気コネクタの
技術に関するものであり、特に端子をコネクタハウジン
グにロックするためのロック部材を有する電気コネクタ
に関するものである。
技術に関するものであり、特に端子をコネクタハウジン
グにロックするためのロック部材を有する電気コネクタ
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、従来の電気コネクタは、雄型ま
たは雌型端子が挿入される複数のキャビィティまたは通
路を形成した絶縁材料のハウジングを有している。ハー
ドワイヤードコネクタにおいて、一般に、それぞれの端
子は、予め導線にクリンプされた後に、誘電性ハウジン
グのキャビィティ内に挿入され、端子がロック構造によ
り適所に保持される。従来、ロック構造は、誘電性ハウ
ジングのキャビィティ内のショルダに係合する弾性舌
片、またはラッチ突起を有する構成とされていた。接合
プラグおよびソケットハウジングは、ハウジングに取り
付けられた接合雄型および雌型端子を相互接続させるた
めに接合されるか、またはハウジングは、他の端子支持
装置と接合可能であった。
たは雌型端子が挿入される複数のキャビィティまたは通
路を形成した絶縁材料のハウジングを有している。ハー
ドワイヤードコネクタにおいて、一般に、それぞれの端
子は、予め導線にクリンプされた後に、誘電性ハウジン
グのキャビィティ内に挿入され、端子がロック構造によ
り適所に保持される。従来、ロック構造は、誘電性ハウ
ジングのキャビィティ内のショルダに係合する弾性舌
片、またはラッチ突起を有する構成とされていた。接合
プラグおよびソケットハウジングは、ハウジングに取り
付けられた接合雄型および雌型端子を相互接続させるた
めに接合されるか、またはハウジングは、他の端子支持
装置と接合可能であった。
【０００３】上述した特徴のコネクタが、長年にわたり
使用されてきたが、端子間の相互接合が、不確実になる
場合がある。例えば、端子は、組立時にハウジングのキ
ャビィティ内に完全に挿入されない可能性がある。その
場合、ロック構造は、端子を確実に適当な位置に取り付
けるためには効果を奏することができない。端子が、接
合端子と接合される場合、端子の取り付けが不完全とな
っている場合、端子間で相互接合されないため、取付位
置から押し出される。更に、初めに接合されても、端子
は、振動または他の外側の力により後で弛んだり、不完
全または断続接続の原因となる可能性がある。従って、
第一または第二のロック部材として作用するために、別
個の端子ロック部材がコネクタハウジングに使用されて
いる様々な装置がデザインされている。これらのロック
部材は、長手方向または横方向にコネクタハウジング内
に挿入される。これらの長手方向に挿入されるロック部
材は、特定の用途のためには十分に作用するが、二つの
別個の部材の成形および取付が必要となり、コネクタの
製造コストや手間を増大させる。
使用されてきたが、端子間の相互接合が、不確実になる
場合がある。例えば、端子は、組立時にハウジングのキ
ャビィティ内に完全に挿入されない可能性がある。その
場合、ロック構造は、端子を確実に適当な位置に取り付
けるためには効果を奏することができない。端子が、接
合端子と接合される場合、端子の取り付けが不完全とな
っている場合、端子間で相互接合されないため、取付位
置から押し出される。更に、初めに接合されても、端子
は、振動または他の外側の力により後で弛んだり、不完
全または断続接続の原因となる可能性がある。従って、
第一または第二のロック部材として作用するために、別
個の端子ロック部材がコネクタハウジングに使用されて
いる様々な装置がデザインされている。これらのロック
部材は、長手方向または横方向にコネクタハウジング内
に挿入される。これらの長手方向に挿入されるロック部
材は、特定の用途のためには十分に作用するが、二つの
別個の部材の成形および取付が必要となり、コネクタの
製造コストや手間を増大させる。
【０００４】高価な別個のロック部材の必要性をなくす
ために、ロック部材が、ハウジングと一体に成形され、
端子キャビィティに横方向に挿入される装置がデザイン
されてきた。これらの横方向に挿入されるロック部材
は、端子の端縁部またはショルダに直接接合する突出部
を有している。端子の端縁部および突出部のコンタクト
部を、正確に位置決めしなければならないために、製造
時に、これらの部材の寸法の非常に精密な許容誤差を維
持しなければならない。これにより、製造コストが増大
することになる。
ために、ロック部材が、ハウジングと一体に成形され、
端子キャビィティに横方向に挿入される装置がデザイン
されてきた。これらの横方向に挿入されるロック部材
は、端子の端縁部またはショルダに直接接合する突出部
を有している。端子の端縁部および突出部のコンタクト
部を、正確に位置決めしなければならないために、製造
時に、これらの部材の寸法の非常に精密な許容誤差を維
持しなければならない。これにより、製造コストが増大
することになる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】製造および使用が容易
で能率的であり、製造時に精密な許容誤差を維持する必
要性がなく、それにより製造コストを減少させる、横方
向に挿入されるロック部材を有する装置が必要である。
で能率的であり、製造時に精密な許容誤差を維持する必
要性がなく、それにより製造コストを減少させる、横方
向に挿入されるロック部材を有する装置が必要である。
【０００６】本発明は、その必要性を満たし、上述した
様々な課題を解決するものである。従って、本発明の目
的は、新規な端子ロック装置を有する、上述した特徴の
新規であり改良された電気コネクタを提供することにあ
る。
様々な課題を解決するものである。従って、本発明の目
的は、新規な端子ロック装置を有する、上述した特徴の
新規であり改良された電気コネクタを提供することにあ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の実施例におい
て、電気コネクタは、前側接合端と、後側終端と、端部
間で軸方向に延びる細長い端子収容キャビィティと、キ
ャビィティと連通する誘電性ハウジングの外壁の窓孔を
有している。細長い端子は、軸方向へ最終位置に挿入可
能である。端子は、前側コンタクト端部と、後側導体係
合端部と、端部間の中間本体部を有している。中間本体
部は、軸方向に対して横方向の壁を有している。壁は、
端子がその最終位置にある時には、窓孔と整列可能であ
る。端子ロック部材は、窓孔を通ってキャビィティ内に
貫通して、突起を端子の横方向折曲片の両側に係合可能
となっている、先が二つに分かれているロック突出部を
有している。これにより、端子のキャビィティに対する
軸線運動が防止される。
て、電気コネクタは、前側接合端と、後側終端と、端部
間で軸方向に延びる細長い端子収容キャビィティと、キ
ャビィティと連通する誘電性ハウジングの外壁の窓孔を
有している。細長い端子は、軸方向へ最終位置に挿入可
能である。端子は、前側コンタクト端部と、後側導体係
合端部と、端部間の中間本体部を有している。中間本体
部は、軸方向に対して横方向の壁を有している。壁は、
端子がその最終位置にある時には、窓孔と整列可能であ
る。端子ロック部材は、窓孔を通ってキャビィティ内に
貫通して、突起を端子の横方向折曲片の両側に係合可能
となっている、先が二つに分かれているロック突出部を
有している。これにより、端子のキャビィティに対する
軸線運動が防止される。
【０００８】上述したように、端子は、金属板材料で打
ち抜き成形されている。端子は、離間した側壁を有して
おり、横方向折曲片は、互いに対して内向きに折り曲げ
られたそれぞれの側壁の部分で形成されている。ハウジ
ングは、プラスチックの誘電性材料で形成されており、
一体成形の一体ヒンジ部は、誘電性ハウジングと一体成
形の端子ロック部材と接合されている。
ち抜き成形されている。端子は、離間した側壁を有して
おり、横方向折曲片は、互いに対して内向きに折り曲げ
られたそれぞれの側壁の部分で形成されている。ハウジ
ングは、プラスチックの誘電性材料で形成されており、
一体成形の一体ヒンジ部は、誘電性ハウジングと一体成
形の端子ロック部材と接合されている。
【０００９】さらに、先が二つに分かれているロック突
出部の少なくとも一つの突起は、端子の横断面に係合し
て、端子を少なくとも一つの不完全な挿入位置から端子
の最終位置に移動させるために、カム面を有している。
好ましくは、先が二つに分かれているロック突出部のそ
れぞれの突起は、端子の横方向折曲片に係合して、横方
向折曲片を突起間に案内する為に、カム面を有してい
る。本発明の他の目的、特徴、利点は、添付の図面を参
照して説明する以下の詳細な説明より明白となるであろ
う。
出部の少なくとも一つの突起は、端子の横断面に係合し
て、端子を少なくとも一つの不完全な挿入位置から端子
の最終位置に移動させるために、カム面を有している。
好ましくは、先が二つに分かれているロック突出部のそ
れぞれの突起は、端子の横方向折曲片に係合して、横方
向折曲片を突起間に案内する為に、カム面を有してい
る。本発明の他の目的、特徴、利点は、添付の図面を参
照して説明する以下の詳細な説明より明白となるであろ
う。
【００１０】
【発明の実施の形態】図について詳細に説明すれば、ま
ず図１において、参照符号１２で示される誘電性ハウジ
ングを有する、参照符号１０で示される本発明による電
気コネクタが示されている。誘電性ハウジング１２は、
プラスチック等の誘電性材料で一体に成形されている。
誘電性ハウジングは、前側接合端１４と後側終端１６を
有している。複数の細長い端子収容キャビィティ１８
が、前側接合端１４と後側終端１６間で軸方向に延びて
いる。誘電性ハウジング１２の外壁２２の窓孔２０は、
それぞれの端子収容キャビィティ１８と連通している。
ず図１において、参照符号１２で示される誘電性ハウジ
ングを有する、参照符号１０で示される本発明による電
気コネクタが示されている。誘電性ハウジング１２は、
プラスチック等の誘電性材料で一体に成形されている。
誘電性ハウジングは、前側接合端１４と後側終端１６を
有している。複数の細長い端子収容キャビィティ１８
が、前側接合端１４と後側終端１６間で軸方向に延びて
いる。誘電性ハウジング１２の外壁２２の窓孔２０は、
それぞれの端子収容キャビィティ１８と連通している。
【００１１】参照符号２４で示す細長い端子は、矢印Ａ
（図１）で示す軸方向に、誘電性ハウジング１２のそれ
ぞれの端子収容キャビィティ１８内に挿入可能である。
図１において、端子が一つのみ図示されているが、それ
ぞれの端子は、前側コンタクト端部２６と、後側導体係
合端部２８と、前側接合端１４と後側終端１６間の中間
本体部３０を有している。導体係合端部は、絶縁より線
等の導体３４にクリンプするために、二対の筒状アーム
３２を有している。中間本体部３０は、参照符号３６で
示される壁を有している。壁は、軸方向Ａに対して横断
方向であり、端子が後述する最終挿入位置にある時に、
それぞれの端子収容キャビィティ１８の窓孔２０整列可
能となっている。端子は、金属板材料で打ち抜き成形さ
れており、中間本体部３０は、一対の横方向に離間した
側壁３８を有している。横方向折曲片３６は、互いに対
して内向きに折り曲げられたそれぞれの側壁３８の部分
３６ａで形成されている。
（図１）で示す軸方向に、誘電性ハウジング１２のそれ
ぞれの端子収容キャビィティ１８内に挿入可能である。
図１において、端子が一つのみ図示されているが、それ
ぞれの端子は、前側コンタクト端部２６と、後側導体係
合端部２８と、前側接合端１４と後側終端１６間の中間
本体部３０を有している。導体係合端部は、絶縁より線
等の導体３４にクリンプするために、二対の筒状アーム
３２を有している。中間本体部３０は、参照符号３６で
示される壁を有している。壁は、軸方向Ａに対して横断
方向であり、端子が後述する最終挿入位置にある時に、
それぞれの端子収容キャビィティ１８の窓孔２０整列可
能となっている。端子は、金属板材料で打ち抜き成形さ
れており、中間本体部３０は、一対の横方向に離間した
側壁３８を有している。横方向折曲片３６は、互いに対
して内向きに折り曲げられたそれぞれの側壁３８の部分
３６ａで形成されている。
【００１２】図１とともに図２乃至図４について説明す
れば、参照符号４０で示される端子ロック部材は、図２
に最も良く示すように、一体成形の一体ヒンジ部４２に
より誘電性ハウジング１２に回動可能に取り付けられて
いる。端子ロック部材４０は、誘電性ハウジング１２と
一体に成形されている。従って、端子ロック部材４０
は、図２乃至図４に示す開放または非動作位置から、後
述する閉塞ロック位置まで、矢印Ｂの方向に一体ヒンジ
部４２に対して回動可能である。
れば、参照符号４０で示される端子ロック部材は、図２
に最も良く示すように、一体成形の一体ヒンジ部４２に
より誘電性ハウジング１２に回動可能に取り付けられて
いる。端子ロック部材４０は、誘電性ハウジング１２と
一体に成形されている。従って、端子ロック部材４０
は、図２乃至図４に示す開放または非動作位置から、後
述する閉塞ロック位置まで、矢印Ｂの方向に一体ヒンジ
部４２に対して回動可能である。
【００１３】端子ロック部材４０は、誘電性ハウジング
１２の外壁２２のそれぞれの窓孔２０を通って、それぞ
れの端子収容キャビィティ１８内に貫通可能となってい
る、先が二つに分かれているロック突出部４４を有して
いる。それぞれのロック突出部は、後述するように、そ
れぞれの端子２４の横方向折曲片３６を包囲可能な、二
つの突起４４ａおよび４４ｂを有している。最終に、端
子ロック部材は、端子ロック部材の両側にＵ字状のラッ
チアーム４６を有しており、誘電性ハウジング１２の両
側にある一対の傾斜したラッチボス４８にラッチ係合す
る、一対のラッチショルダ４６ａを規定している。
１２の外壁２２のそれぞれの窓孔２０を通って、それぞ
れの端子収容キャビィティ１８内に貫通可能となってい
る、先が二つに分かれているロック突出部４４を有して
いる。それぞれのロック突出部は、後述するように、そ
れぞれの端子２４の横方向折曲片３６を包囲可能な、二
つの突起４４ａおよび４４ｂを有している。最終に、端
子ロック部材は、端子ロック部材の両側にＵ字状のラッ
チアーム４６を有しており、誘電性ハウジング１２の両
側にある一対の傾斜したラッチボス４８にラッチ係合す
る、一対のラッチショルダ４６ａを規定している。
【００１４】図５および図６について説明すれば、電気
コネクタ１０は、端子２４の一つを軸方向Ａに、誘電性
ハウジング１２の端子収容キャビィティ１８内に挿入す
ることにより組み立てられる。図示した最終または完全
な挿入位置において、端子の側壁３８の一対の前向き衝
合ショルダ５０は、誘電性ハウジングのそれぞれのキャ
ビィティ内の内側ショルダ５２に衝合する。端子が完全
に挿入されると、端子ロック部材４０（図５）は、図５
に示す閉塞ロック位置まで、一体ヒンジ部４２に対して
回動される。端子が、閉塞ロック位置に配置されると、
図５および図６に明瞭に示すように、先が二つに分かれ
ているロック突出部４４の突起４４ａおよび４４ｂは、
横方向折曲片３６の両側に係合する。端子ロック部材が
完全に閉塞されると、端子ロック部材のリップ５４が、
窓孔２０の後側で誘電性ハウジング１２の外壁２２の上
面に係合する。端子ロック部材は、誘電性ハウジングの
ラッチボス４８に係合するラッチアーム４６により、閉
塞ロック位置に保持される。
コネクタ１０は、端子２４の一つを軸方向Ａに、誘電性
ハウジング１２の端子収容キャビィティ１８内に挿入す
ることにより組み立てられる。図示した最終または完全
な挿入位置において、端子の側壁３８の一対の前向き衝
合ショルダ５０は、誘電性ハウジングのそれぞれのキャ
ビィティ内の内側ショルダ５２に衝合する。端子が完全
に挿入されると、端子ロック部材４０（図５）は、図５
に示す閉塞ロック位置まで、一体ヒンジ部４２に対して
回動される。端子が、閉塞ロック位置に配置されると、
図５および図６に明瞭に示すように、先が二つに分かれ
ているロック突出部４４の突起４４ａおよび４４ｂは、
横方向折曲片３６の両側に係合する。端子ロック部材が
完全に閉塞されると、端子ロック部材のリップ５４が、
窓孔２０の後側で誘電性ハウジング１２の外壁２２の上
面に係合する。端子ロック部材は、誘電性ハウジングの
ラッチボス４８に係合するラッチアーム４６により、閉
塞ロック位置に保持される。
【００１５】端子ロック部材および／または最終位置決
め端子２４を容易に閉塞させるために、先が二つに分か
れているロック突出部４４の突起４４ａは、内向きカム
面５６ａを有しており、突起４４ｂは内向きカム面５６
ｂを有している。カム面は、端子の横方向折曲片３６に
係合して、横方向折曲片を突起４４ａおよび４４ｂ間に
案内するのに効果的である。さらに、端子の一つが、完
全な挿入または最終位置ではない時には、突起４４ａの
カム面５６ａは、端子ロック部材の閉塞に応じて、端子
を前方に駆動させて、ショルダ５０および５２に衝合さ
せるのに効果的である。突起４４ｂのカム面５６ｂは、
突起４４ａのカム面５６ａよりもより傾斜が激しい。こ
れは、端子ロック部材４０が、一体ヒンジ部４２に対し
て回動する時に、突起４４ｂと端子の横方向折曲片３６
間により大きな間隙を設けるためである。
め端子２４を容易に閉塞させるために、先が二つに分か
れているロック突出部４４の突起４４ａは、内向きカム
面５６ａを有しており、突起４４ｂは内向きカム面５６
ｂを有している。カム面は、端子の横方向折曲片３６に
係合して、横方向折曲片を突起４４ａおよび４４ｂ間に
案内するのに効果的である。さらに、端子の一つが、完
全な挿入または最終位置ではない時には、突起４４ａの
カム面５６ａは、端子ロック部材の閉塞に応じて、端子
を前方に駆動させて、ショルダ５０および５２に衝合さ
せるのに効果的である。突起４４ｂのカム面５６ｂは、
突起４４ａのカム面５６ａよりもより傾斜が激しい。こ
れは、端子ロック部材４０が、一体ヒンジ部４２に対し
て回動する時に、突起４４ｂと端子の横方向折曲片３６
間により大きな間隙を設けるためである。
【００１６】最後に、端子ロック部材４０は、第一また
は第二のロック部材として作用可能である。電気コネク
タ１０の実施例において、端子ロック部材は、第二のロ
ック部材として使用されている。特に、図５および図６
を参照すると、誘電性ハウジング１２は、一対の片持ち
支持された可撓性ロックアーム６０（図６を参照）有し
ている。可撓性ロックアーム６０は、端子の中間本体部
３０の側壁３８で形成された一対の後ろ向きショルダ６
２（図１および図５）の後ろでロックするのに効果的で
ある。この装置において、端子ロック部材４０は、第二
のロック部材として使用される。
は第二のロック部材として作用可能である。電気コネク
タ１０の実施例において、端子ロック部材は、第二のロ
ック部材として使用されている。特に、図５および図６
を参照すると、誘電性ハウジング１２は、一対の片持ち
支持された可撓性ロックアーム６０（図６を参照）有し
ている。可撓性ロックアーム６０は、端子の中間本体部
３０の側壁３８で形成された一対の後ろ向きショルダ６
２（図１および図５）の後ろでロックするのに効果的で
ある。この装置において、端子ロック部材４０は、第二
のロック部材として使用される。
【００１７】図７乃至図１０において、本発明による二
つの変形例が示されている。図１乃至図６に関して上述
した同じ要素または部材を示すために、同じ参照符号が
付されている。図１乃至図６の実施例に対する図７乃至
図１０の実施例の相違は、端子ロック部材４０を誘電性
ハウジング１２に一体に接合させるための手段にある。
上述したように、図１乃至図６の第一実施例において、
端子ロック部材は、図２および図５において最も明らか
なように、一体ヒンジ部４２によって、誘電性ハウジン
グ１２と一体に成形されている。
つの変形例が示されている。図１乃至図６に関して上述
した同じ要素または部材を示すために、同じ参照符号が
付されている。図１乃至図６の実施例に対する図７乃至
図１０の実施例の相違は、端子ロック部材４０を誘電性
ハウジング１２に一体に接合させるための手段にある。
上述したように、図１乃至図６の第一実施例において、
端子ロック部材は、図２および図５において最も明らか
なように、一体ヒンジ部４２によって、誘電性ハウジン
グ１２と一体に成形されている。
【００１８】図７乃至図１０の実施例において、端子ロ
ック部材４０は、図７および図８の細長い接合ストラッ
プ６６と、図９および図１０の接合ストラップ６８によ
って、誘電性ハウジング１２と一体に成形されている。
一体ヒンジ部４２と同様に、接合ストラップ６６及び６
８により、端子ロック部材は、図７乃至図１０において
実線で示す開放不動作位置から、図７および図９におい
て仮想線で示す閉塞ロック位置に移動可能である。その
他の点では、端子ロック部材は、図１乃至図６の電気コ
ネクタ１０の実施例に関して上述したのと同様に機能す
る。
ック部材４０は、図７および図８の細長い接合ストラッ
プ６６と、図９および図１０の接合ストラップ６８によ
って、誘電性ハウジング１２と一体に成形されている。
一体ヒンジ部４２と同様に、接合ストラップ６６及び６
８により、端子ロック部材は、図７乃至図１０において
実線で示す開放不動作位置から、図７および図９におい
て仮想線で示す閉塞ロック位置に移動可能である。その
他の点では、端子ロック部材は、図１乃至図６の電気コ
ネクタ１０の実施例に関して上述したのと同様に機能す
る。
【００１９】比較的長い接合ストラップ６６および６８
を設けることの利点は、成形プロセスがより安価となる
ことである。接合ストラップは、成形において正確性は
あまり必要とされず、コストを下げることとなる。さら
に、長い接合ストラップによって生じる、端子ロック部
材と誘電性ハウジング間の相対運動が増大するために、
比較的長い接合ストラップにより、端子ロック部材を誘
電性ハウジングの閉塞ロック位置に位置決めするのがよ
り容易となる。
を設けることの利点は、成形プロセスがより安価となる
ことである。接合ストラップは、成形において正確性は
あまり必要とされず、コストを下げることとなる。さら
に、長い接合ストラップによって生じる、端子ロック部
材と誘電性ハウジング間の相対運動が増大するために、
比較的長い接合ストラップにより、端子ロック部材を誘
電性ハウジングの閉塞ロック位置に位置決めするのがよ
り容易となる。
【００２０】最後に、図７および図８の端子ロック部材
は、窓孔２０前側に位置する接合ストラップ６６によ
り、誘電性ハウジング１２と相互接合される。一方、図
９および図１０の実施例の接合ストラップ６８は、窓孔
の後側地点、すなわち誘電性ハウジングの後側終端１６
のより近くで、端子ロック部材を誘電性ハウジングに相
互接合させる。接合ストラップ６８の配置の利点は、電
気コネクタの後側から内向きに延びる、加工用インサー
トまたはブレードの長さが減少される加工プロセスと単
に関係している。長い加工用インサートは、壊れる傾向
がある。
は、窓孔２０前側に位置する接合ストラップ６６によ
り、誘電性ハウジング１２と相互接合される。一方、図
９および図１０の実施例の接合ストラップ６８は、窓孔
の後側地点、すなわち誘電性ハウジングの後側終端１６
のより近くで、端子ロック部材を誘電性ハウジングに相
互接合させる。接合ストラップ６８の配置の利点は、電
気コネクタの後側から内向きに延びる、加工用インサー
トまたはブレードの長さが減少される加工プロセスと単
に関係している。長い加工用インサートは、壊れる傾向
がある。
【００２１】
【発明の効果】本発明は、前側接合端１４と後側終端１
６と、前側接合端１４と後側終端１６間で軸方向Ａに延
びる細長い端子収容キャビィティ１８と、該端子収容キ
ャビィティ１８と連通する誘電性ハウジングの外壁２２
の窓孔２０を有する誘電性ハウジング１２と、前記軸方
向へ最終位置に挿入可能な細長い端子２４であって、前
側コンタクト端部２６と、後側導体係合端部２８と、前
記軸方向Ａに対して横断方向であり、端子が前記最終位
置にある時には、前記窓孔２０に整列可能である横方向
折曲片３６を有する端部間の中間本体部３０とを有する
細長い端子と、前記窓孔２０を通ってキャビィティ内に
貫通して、突起４４ａ，４４ｂを端子２４の横方向折曲
片３６の両側に係合させて、端子のキャビィティに対す
る軸線運動を防止可能となっている。先が二つに分かれ
ているロック突出部４４を有する端子ロック部材４０で
構成することによって、製造および使用が容易で能率的
であり、製造時に精密な許容誤差を維持する必要性がな
く、それにより製造コストを減少させることができる。
６と、前側接合端１４と後側終端１６間で軸方向Ａに延
びる細長い端子収容キャビィティ１８と、該端子収容キ
ャビィティ１８と連通する誘電性ハウジングの外壁２２
の窓孔２０を有する誘電性ハウジング１２と、前記軸方
向へ最終位置に挿入可能な細長い端子２４であって、前
側コンタクト端部２６と、後側導体係合端部２８と、前
記軸方向Ａに対して横断方向であり、端子が前記最終位
置にある時には、前記窓孔２０に整列可能である横方向
折曲片３６を有する端部間の中間本体部３０とを有する
細長い端子と、前記窓孔２０を通ってキャビィティ内に
貫通して、突起４４ａ，４４ｂを端子２４の横方向折曲
片３６の両側に係合させて、端子のキャビィティに対す
る軸線運動を防止可能となっている。先が二つに分かれ
ているロック突出部４４を有する端子ロック部材４０で
構成することによって、製造および使用が容易で能率的
であり、製造時に精密な許容誤差を維持する必要性がな
く、それにより製造コストを減少させることができる。
【図１】本発明による電気コネクタの第一実施例の斜視
図である。
図である。
【図２】図３の２−２線垂直断面図である。
【図３】図１に示すように、端子ロック部材が開放位置
である誘電性ハウジングの平面図である。
である誘電性ハウジングの平面図である。
【図４】図３の右側端部から見た背面図である。
【図５】端子が最終位置にあり、端子ロック部材が閉塞
位置にある、図２と同様の図である。
位置にある、図２と同様の図である。
【図６】図６の６−６線水平断面図である。
【図７】本発明による電気コネクタの第二実施例の図２
と同様の図である。
と同様の図である。
【図８】図７に示す本発明による電気コネクタの第二実
施例の図４と同様の図である。
施例の図４と同様の図である。
【図９】本発明による電気コネクタの第三実施例の図２
および図７と同様の図である。
および図７と同様の図である。
【図１０】図９に示す本発明による電気コネクタの第三
実施例の図８と同様の図である。
実施例の図８と同様の図である。
１０ 電気コネクタ １２ 誘電性ハウジング １４ 前側接合端 １６ 後側終端 １８ 端子収容キャビィティ ２０ 窓孔 ２２ 外壁 ２４ 端子 ２６ 前側コンタクト端部 ２８ 後側導体係合端部 ３０ 中間本体部 ３６ 横方向折曲片 ３６ａ 部分 ３８ 側壁 ４０ 端子ロック部材 ４２ ヒンジ部 ４４ ロック突出部 ４４ａ，４４ｂ 突起 ５６ａ カム面 ６６，６８ 接合ストラップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルパート ジェイ フライ アメリカ合衆国 イリノイ州 デス プ レインズ サンディー レーン 756 (56)参考文献 実開 昭59−117079（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−64585（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−27974（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−86082（ＪＰ，Ｕ) 実公 平２−44462（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H01R 13/42
Claims (8)
- 【請求項１】 前側接合端１４と、後側終端１６と、端
部間で軸方向Ａに延びる細長い端子収容キャビィティ１
８と、該端子収容キャビィティ１８と連通する誘電性ハ
ウジングの外壁２２の窓孔２０を有する誘電性ハウジン
グ１２と、前記軸方向へ最終位置に挿入可能な細長い端
子２４であって、前側コンタクト端部２６と、後側導体
係合端部２８と、前記軸方向Ａに対して横断方向であ
り、端子が前記最終位置にある時には、前記窓孔２０に
整列可能である横方向折曲片３６を有する端部間の中間
本体部３０とを有する細長い端子と、前記窓孔２０を通
ってキャビィティ内に貫通して、突起４４ａ，４４ｂを
端子２４の横方向折曲片３６の両側に係合させて、端子
のキャビィティに対する軸線運動を防止可能となってい
る、先が二つに分かれているロック突出部４４を有する
端子ロック部材４０で構成される電気コネクタ。 - 【請求項２】 端子２４の前記中間本体部３０は、離間
した側壁３８を有しており、前記横方向折曲片３６は、
互いに対して内向きに折り曲げられたそれぞれの前記側
壁の部分３６ａで形成されることを特徴とする請求項１
に記載の電気コネクタ。 - 【請求項３】 前記端子２４は、金属板材料で打ち抜き
成形されることを特徴とする請求項２に記載の電気コネ
クタ。 - 【請求項４】 前記端子ロック部材４０は、誘電性ハウ
ジング１２と一体に成形されることを特徴とする請求項
１に記載の電気コネクタ。 - 【請求項５】 前記誘電性ハウジング１２は、プラスチ
ックの誘電性材料で成形され、一体成形の一体ヒンジ部
４２が端子ロック部材４０に接合されることを特徴とす
る請求項４に記載の電気コネクタ。 - 【請求項６】 先が二つに分かれているロック突出部４
４のそれぞれの突起４４ａ，４４ｂは、端子２４の横方
向折曲片３６に係合して、横方向折曲片３６を突起間に
案内するために、カム面５６ａ，５６ｂを有しているこ
とを特徴とする請求項１に記載の電気コネクタ。 - 【請求項７】 先が二つに分かれているロック突出部４
４の少なくとも一つの突起４４ａは、端子２４の横方向
折曲片３６に係合して、端子を少なくとも一つの不完全
な挿入位置から前記最終位置に移動させるために、カム
面５６ａを有していることを特徴とする請求項１に記載
の電気コネクタ。 - 【請求項８】 前記誘電性ハウジング１２は、プラスチ
ックの誘電性材料で成形され、端子ロック部材４０は、
端子ロック部材４０と誘電性ハウジング１２間で相当な
相対運動を行なう、一体成形の接合ストラップ６６、８
８により、誘電性ハウジングに接合されることを特徴と
する請求項１に記載の電気コネクタ。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/568,917 US5647775A (en) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | Electrical connector with terminal locking means |
| US08/568,917 | 1995-12-07 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| JP2838136B2 true JP2838136B2 (ja) | 1998-12-16 |
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|---|---|
| US (1) | US5647775A (ja) |
| EP (1) | EP0778636A1 (ja) |
| JP (1) | JP2838136B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN105340136A (zh) * | 2013-03-29 | 2016-02-17 | 莫列斯有限公司 | 具有端子位置保证的连接器 |
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| US6019645A (en) * | 1997-12-23 | 2000-02-01 | Molex Incorporated | Electrical connector assembly with terminal position assurance device |
| US5971815A (en) * | 1998-03-16 | 1999-10-26 | Molex Incorporated | Electrical connector with terminal locking member |
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