JP2670410B2 - 充填剤注入型コネクタ装置 - Google Patents

充填剤注入型コネクタ装置

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JP2670410B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線との圧着部を収容
する圧着部収容部にエポキシ樹脂等の充填剤が注入され
る充填剤注入型コネクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5は、特開平2−27867
3号公報に記載の充填剤注入型コネクタ装置(以下「コ
ネクタ装置」という)1を示す。このコネクタ装置1
は、例えばトランスミッションケース内外を電気的に接
続するためのもので、トランスミッションケース内の油
が外部に漏れない構造になっている。コネクタ装置1
は、略L字に屈曲された筒状のコネクタ本体3の内部
に、端子金具5が収容されている。
【0003】コネクタ本体3は、一側に相手側コネクタ
が嵌合される嵌合部9が形成され、他側に電線引出口1
1が形成されている。また、中間部はL字状の屈曲部1
0が形成され、この屈曲部10内は、インナープレート
15により嵌合部9と区画された充填剤注入部13とな
っている。また、電線引出口11は、閉鎖部材としての
ゴム栓17が密着状態で嵌合されており充填剤注入部1
3を密封状態としている。このゴム栓17には、電線W
が挿通されて引き出される挿通孔17aが形成されてい
る。
【0004】端子金具5は、インナープレート15に圧
入・支持されてコネクタ本体3内に収容されており、嵌
合部9に突設されて図示しない相手側コネクタの端子金
具と電気的に接続される電気接続部5aと、充填剤注入
部13に位置して電線端部に圧着される圧着部5bとか
らなる。なお、圧着部5bにより端子金具5に一端が接
続された電線Wの他端は、屈曲部10内を通り、ゴム栓
17の挿通孔17aを挿通してコネクタ本体3の外部に
引き出されている。
【0005】このような、コネクタ装置1を組み付ける
には、図6(a)に示すように、電線Wの端部に圧着し
た端子金具5を、電気接続部5aがインナープレート1
5の一側に、圧着部5bが他側に位置するように圧入す
る。次に、電線Wを嵌合部9側からコネクタ本体3内に
挿入し、他側の電線引出口11から引き出した後にゴム
栓17の挿通孔17a内に挿通する。
【0006】そして、電線Wのゴム栓17側を引くこと
により、インナープレート15をコネクタ本体3の嵌合
部9に挿入し、所定の位置に位置決めした後に、ゴム栓
17を移動して、電線引出口11に嵌合し、充填剤注入
部13を閉鎖する。この状態からインナープレート15
と嵌合部9の内壁との間に形成された空気抜き孔を兼ね
る充填剤注入口(図5参照)19から充填剤注入部13
内へエポキシ樹脂等の充填剤を注入する。
【0007】これにより、ゴム栓17の挿通孔17aの
内壁と電線Wとの間、インナープレートへの電気接続部
5aの圧入部分、圧着部5bにおける電線Wの芯線間に
充填剤が入り込むことにより、これらの部分での毛細管
現象による油漏れが防止されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記コ
ネクタ装置1は、途中がL字状に屈曲されているので、
コネクタ本体3内への電線Wの挿通作業が非常にやりず
らいという問題がある。また、充填剤注入部13内に充
填剤を注入する際にも、電気接続部5aの脇から充填剤
を注入するため、電気接続部5aに充填剤が付着するお
それもあり、また、コネクタ本体3が屈曲しているため
充填剤注入部13内を確認することが出来ないので充填
剤が注入しずらいという問題がある。
【0009】そこで、本発明は、コネクタ本体への電線
の挿通作業が不要になると共に、充填剤の注入作業性を
向上することが出来る充填剤注入型コネクタ装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、一側に相手側コネクタと嵌合する嵌合部が
形成され他側に電線引出口が形成されると共に、嵌合部
と電線引出口との間に屈曲部を有し、この屈曲部内に充
填剤注入部が設けられたコネクタ本体と、相手側端子金
具と電気的に接続される電気接続部と電線端部に圧着さ
れる圧着部とからなりコネクタ本体に組み付けられる端
子金具とを備えた充填剤注入型コネクタ装置において、
電気接続部が嵌合部内に突設し、圧着部が電線引出口側
でコネクタ本体に埋設すると共に、電気接続部と圧着部
との間に形成した折曲げ部が充填剤注入部に位置するよ
うに端子金具をコネクタ本体に一体成形し、折曲げ部が
外部に露出するように充填剤注入部に開口部を形成した
ことを特徴としている。
【0011】
【作用】本発明の充填剤注入型コネクタを組み立てるに
は、コネクタ本体に端子金具を一体成形し、充填剤を開
口部から充填剤注入部内に注入する。従って、コネクタ
本体への電線の挿通作業性が不要になる。また、開口部
から充填剤を充填剤注入部内に注入するので、端子金具
の電気接続部に充填剤が付着することがない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を用
いて説明する。図1は充填剤注入型コネクタ装置を示す
一部を破断した斜視図である。また、図2は端子金具2
3を示す側面図であり、図3は、コネクタ装置を示す断
面図である。
【0013】図1乃至図3に示すように、本実施例の充
填剤注入型コネクタ装置(以下「コネクタ装置」とい
う)21は、端子金具23の電気接続部23aがコネク
タ本体25の内部区画壁33を貫通して嵌合部27内に
突設し、圧着部23bが電線引出口11側でコネクタ本
体25に埋設すると共に、電気接続部23aと圧着部2
3bとの間に折曲げ部23cが形成されている。また、
コネクタ本体25には、端子金具23の折曲げ部23c
が外部に露出するように充填剤注入部29に開口部31
が形成されている。
【0014】このような、コネクタ装置21を形成する
には、図2に示す端子金具23をコネクタ本体25に一
体成形し、充填剤を開口部31から充填剤注入部29内
に注入する。
【0015】従って、コネクタ本体25への電線Wの挿
通作業が不要になる。また、開口部31から充填剤7を
充填剤注入部29内に注入するので、端子金具23の電
気接続部23aに充填剤7が付着することがなく、ま
た、端子金具23の一部が外部に露出しているので、充
填剤注入部29の内部を確認しながら充填剤を容易に注
入することが出来る。又、端子がL字状に屈曲している
為、端子を伝わって油漏れが起るのを屈曲部にて確実に
防止出来る。
【0016】また、本実施例によれば、圧着部23bが
コネクタ本体25に埋設されているので、電線引出口1
1を閉鎖するゴム栓が不要になる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る充填剤
注入型コネクタ装置では、端子金具の電気接続部と圧着
部との間に折曲げ部を形成し、この折曲げ部を充填剤注
入部に収容するように端子金具をコネクタ本体に一体成
形し、折曲げ部が外部に露出するように充填剤注入部に
開口部を形成したので、コネクタ本体への電線の挿通作
業が不要になり、充填剤の注入作業性を向上することが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る充填剤注入型コネクタ装置の実施
例を示す一部を破断した斜視図である。
【図2】本発明に係る充填剤注入型コネクタ装置の端子
金具を示す側面図である。
【図3】本発明に係る充填剤注入型コネクタ装置の実施
例を示す断面図である。
【図4】従来の充填剤注入型コネクタ装置を示す断面
図。
【図5】従来の充填剤注入型コネクタを示し、図4のP
方向から見た正面図である。
【図6】従来の充填剤注入型コネクタの組付手順を示
し、(a)は端子金具をインナープレートに装着した状
態を示す側面図、(b)は電線をコネクタ本体に挿通し
た状態を示す断面図、(c)はインナープレートをコネ
クタ本体に組み付けると共に、閉鎖部材により電線引き
出し開口部を閉鎖した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
11 電線引出口 21 充填剤注入型コネクタ装置 23 端子金具 23a 電気接続部 23b 圧着部 23c 折曲げ部 25 コネクタ本体 27 嵌合部 29 充填剤注入部 31 開口部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側に相手側コネクタと嵌合する嵌合部
    が形成され他側に電線引出口が形成されると共に、前記
    嵌合部と前記電線引出口との間に屈曲部を有し、この屈
    曲部内に充填剤注入部が設けられたコネクタ本体と、相
    手側端子金具と電気的に接続される電気接続部と電線端
    部に圧着される圧着部とからなり前記コネクタ本体に組
    み付けられる端子金具とを備えた充填剤注入型コネクタ
    装置において、前記電気接続部が前記嵌合部内に突設
    し、前記圧着部が前記電線引出口側でコネクタ本体に埋
    設すると共に、前記電気接続部と前記圧着部との間に形
    成した折曲げ部が前記充填剤注入部に位置するように前
    記端子金具をコネクタ本体に一体成形し、前記折曲げ部
    が外部に露出するように前記充填剤注入部に開口部を形
    成したことを特徴とする充填剤注入型コネクタ装置。
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