JP2518497Y2 - ケーシング内外の電気接続装置 - Google Patents

ケーシング内外の電気接続装置

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JP2518497Y2
JP2518497Y2 JP11916990U JP11916990U JP2518497Y2 JP 2518497 Y2 JP2518497 Y2 JP 2518497Y2 JP 11916990 U JP11916990 U JP 11916990U JP 11916990 U JP11916990 U JP 11916990U JP 2518497 Y2 JP2518497 Y2 JP 2518497Y2
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casing
cord
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和勇 高木
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ナイルス部品株式会社
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動変速機のように油を使用する装置のケ
ーシング内側に設けられるソレノイドなどの電気機器
と、ケーシング外側に設けられるコントロールユニット
などの制御機器とを電気的に接続するためのケーシング
内外の電気接続装置に関するものである。
[従来の技術] 自動変速機などの装置のケーシング内外を電気的に接
続する装置として、例えば、実開昭61-107165号公報に
示されるものがある。これに示されるケーシング内外の
電気接続装置は、自動変速機などのケーシングに取付け
られるボディの内側に内外のコードの接続部を配置し、
接続部の周囲を固めるように樹脂をボディの穴に充てん
した構造としてある。外部側のコードはボディの壁部に
設けた穴を貫通している。複数のコードが1つのボディ
内で接続されるため、別のコードの接続部同志が接触状
態となることを防止する必要がある。このため、ボディ
内側にしきり板を設けて区分された位置に接続部を配置
するようにしてある。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記のような従来のケーシング内外の
電気接続装置には、コードを接続して樹脂を充てんする
際の作業性が悪いという問題点、及び多量の樹脂を充て
んする必要があるという問題点がある。
すなわち、複数のコード対をそれぞれ接続端子によっ
て接続し、接続端子をボディ内の所定位置に保持した状
態で樹脂を充てんする必要があり、面倒な作業となって
いる。接続端子を確実にボディの各区分内に位置させな
いと、接続端子同志が接触した状態で樹脂が充てんされ
る可能性がある。また、ボディの内部がしきり板によっ
て区分された複雑な形状となっているため、樹脂を充て
んした際空気だまりなどができやすい。更に、ボディの
壁に設けられた貫通穴とコードとのすきまから樹脂が漏
れる可能性がある。このため、上述のように、樹脂を充
てんする際の作業性が非常に悪くなっている。
また、接続端子の周囲及びこれの両側のコードの所定
長さにわたって樹脂を充てんする必要があるため多量の
樹脂を必要としている。
本考案は、上記のような課題を解決することを目的と
している。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、弾性部材の内部にコードの接続部を配置
し、弾性部材のケーシング外部端面に樹脂を充てんする
ことにより、上記課題を解決する。
すなわち、本考案は、油を使用する装置のケーシング
(10)内側に配置される電気機器のコード(32)と、ケ
ーシング外側に配置される制御機器のコード(34)とを
電気的に接続すると共にケーシングの貫通部を密封する
ケーシング内外の電気接続装置を対象としたものであ
り、ケーシングに設けられた穴(14)にこれとのはめ合
い部を密封する状態で固定可能な中空のボディ(12)
と、ボディの内径部にこれの全体を密封するように固定
される弾性部材(28)とを有しており、弾性部材には電
気機器のコード及び制御機器のコードの本数に対応した
貫通穴(30)が設けられており、この貫通穴内に電気機
器のコードと制御機器のコードとの接続部(36)が収容
され、貫通穴の両端部の径は両コードとそれぞれ油密状
態ではまり合い可能な大きさとされており、この貫通穴
の内壁面に沿って貫通方向に切欠き溝(30b)を形成し
ており、ボディの内径部と弾性部材のケシング外側端面
とによって形成される空間及び切欠き溝や貫通穴に樹脂
(40)が充てんされていることを特徴としている。な
お、かっこ内の符合は後述する実施例に対応する部材を
示す。
[作用] コードの接続を行なう場合には、各コード対を接続端
子によって接続し、接続部を弾性部材の内部に押込む。
次いで、弾性部材をボディの内部に固定する。なお、弾
性部材をあらかじめボディに固定しておいてもよい。弾
性部材のケーシング外部側端面に樹脂を充てんする。次
いで、ボディをケーシングの穴にはめ合わせ固定すれば
よい。コードの接続部を弾性部材内に押込んだ状態で
は、接続部同志が接触することはなく、またコードの位
置がずれることもないので、溶融樹脂の充てん作業を容
易に行なうことができる。弾性部材及び充てんされた樹
脂によって密封状態が確保されるため、ケーシング内部
の油が漏れることはない。また、充てんに必要な樹脂の
量も少なくてすむ。
更に、弾性部材において各コードやコード同志の接続
部を挿通する貫通穴に、この貫通穴の内壁面に沿って貫
通方向に切欠き溝を形成したので、密封用の樹脂が、気
泡を含有することなく切欠き溝を通って貫通穴内に流入
し易くなる。従って、コード同志の接続部等が樹脂で被
覆され油密性や気密性が向上する。
[実施例] 第1図に、自動車変速機のケーシング10に電気接続装
置を取付けた状態を示す。電気接続装置のボディ12は略
円筒状の形状をしており、ケーシング10の穴14にはまり
合い可能な円筒状のはめ合い部16はシール用のOリング
18を配置するための環状の溝20を有している。また、ボ
ディ12は第1図中右端部側に4本の脚部22を有してお
り、脚部22の先端にはストッパ部22aが設けられてい
る。ストッパ部22aの外径部はケーシング10の穴14への
挿入を容易にするためにテーパ面としてある。また、ボ
ディ12の第1図中左端部側にはボディ12の挿入方向への
ストッパとなるストッパ部24が設けられている。ボディ
12の内径部には小径部26が設けられており、この小径部
26にはこれにはまり合うと共に段差部26aによって停止
されるよう拡径部付きの円周状の弾性部材28が設けられ
ている。弾性部材28には、これを軸方向に貫通する複数
の貫通穴30が設けられており、この貫通穴30の中間部に
は拡大された中空部30aが形成されている。貫通穴30
を、ケーシング10内部側(第1図中右側)のコード32、
ケーシング10外部側のコード34及び両コードの接続端子
36が貫通している。接続端子36は貫通穴30の中空部30a
に位置しており、またコード32及び34は貫通穴30と密着
状態ではまり合っている。テフロン製の被覆を有するコ
ード32はケーシング10内部のソレノイドなどの電気機器
と接続される。ポリエチレン製の被覆を有するコード34
はケーシング10外部のコントロールユニットなどの制御
機器と接続される。なお、複数のコード34は束ねられた
状態で樹脂管38内に配置される。また、コード32も図示
していない樹脂製又はゴム製の管により束ねられる。弾
性部材28の第1図中左側面28aには、各貫通穴30の内壁
に沿って貫通方向に第2図及び第3図で示すような切欠
き溝30bを形成している。而して、ボディ12内におい
て、左側端面28a側及び切欠き溝30b内や中空部30a内に
は、樹脂40が充てんされている。
この電気接続装置の組付け作業は次のような手順で行
なわれる。組付け開始前の段階では、コード32とコード
34とは接続されておらず、ボディ12、弾性部材28なども
別々の状態となっている。まず、コード32をケーシング
10の穴14から引出す。一方、コード34は弾性部材28の貫
通穴30を通過させ、端部を貫通穴30の第1図中右端面側
から露出させ、圧着式の接続端子36によってコード32の
金属線とコード34の金属線とを接続する。更に、金属線
の被覆からの露出部及び接続端子36をハンダによって固
める。次いで、コード34側を引張り、接続端子36を弾性
部材28内部の中空部30aまで引き込む。次いで、弾性部
材28をボディ12の内径部にはめ合わせ、更に樹脂40を弾
性部材28の第1図中左端面側に充てんする。この状態で
ボディ12を第1図中左側から穴14に押込めば組付け作業
が完了する。組付け作業が完了した状態を第1図に示し
てある。
上述のように組付け作業は容易化されている。すなわ
ち、コード32とコード34とを接続端子36によって接続し
た後、接続端子36を弾性部材28内に引き込めば接続端子
36の位置は確実に規定され、また隣り合う接続端子36同
志が接触することも防止され、この状態で樹脂40の充て
ん作業を行なえばよいので比較的簡単な作業となる。ま
た、樹脂40を充てんする際これが漏れる恐れもなく、ま
た充てん部の形状が簡単であるため空気だまりなどがで
きて充てんが不十分となることもない。また、樹脂40は
弾性部材28の一端面側にのみ充てんすればよいので、接
続端子36全体を覆うように樹脂を充てんしていた場合と
比較して、充てんに必要な樹脂の量を減少させることが
できる。更に、樹脂40は弾性部材28における各切欠き部
30bを通って、貫通穴30や中空部30aの中に流入し、接続
端子36や各コード32と34の金属線の露出部分を被覆する
ことにより、これらの接続部分の油密性や気密性が向上
する。
[考案の効果] 以上詳述したように本考案の構成によれば、弾性部材
において各コードやコード同志の接続部を挿通する貫通
穴に、この貫通穴の内壁面に沿って貫通方向に切欠き溝
を形成したので、密封用の樹脂が、気泡を含有すること
なく切欠き溝を通って貫通穴に流入し易くなる。従っ
て、コード同志の接続部等が樹脂で被覆され油密性や気
密性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係るケーシング内外の電
気接続装置の一実施例を示し、第1図は一部を断面した
組立図、第2図は第1図における弾性部材の側面図、第
3図は第2図における矢視A-A線方向断面図である。 10……ケーシング、12……ボディ、14……穴、28……弾
性部材、30……貫通穴、30b……切欠き溝、32……コー
ド、34……コード、36……接続端子

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油を使用する装置のケーシング内側に配置
    される電気機器のコードと、ケーシング外側に配置され
    る制御機器のコードとを電気的に接続すると共にケーシ
    ングの貫通部を密封するケーシング内外の電気接続装置
    において、 ケーシングに設けられた穴にこれとのはめ合い部を密封
    する状態で固定可能な中空のボディと、ボディの内径部
    にこれの全体を密封するように固定される弾性部材とを
    有しており、弾性部材には電気機器のコード及び制御機
    器のコードの本数に対応した貫通穴が設けられており、
    この貫通穴内に電気機器のコードと制御機器のコードと
    の接続部が収容され、貫通穴の両端部の径は両コードと
    それぞれ油密状態ではまり合い可能な大きさとされてお
    り、この貫通穴の内壁面に沿って貫通方向に切欠き溝を
    形成しており、ボディの内径部と弾性部材のケーシング
    外側端面とによって形成される空間及び切欠き溝と貫通
    穴に樹脂が充てんされていることを特徴とするケーシン
    グ内外の電気接続装置。
JP11916990U 1990-11-14 1990-11-14 ケーシング内外の電気接続装置 Expired - Lifetime JP2518497Y2 (ja)

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JPH0476086U JPH0476086U (ja) 1992-07-02
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