JPH06208671A - 操作案内装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 利用者が右利き或いは左利きであっても使い
勝っての良い操作案内装置を提供すること。 【構成】 ディスプレイ上に選択入力エリア１１を画面
左右に跨がって表示し、この表示した選択入力エリア１
１中の操作者が接触した位置が表示画面上の右寄りの場
合、次に表示する入力エリア２１ａを画面上の右寄りに
表示し、接触位置が表示画面上の左寄りの場合、次に表
示する入力エリア２１ｂを画面上の左寄りに表示するこ
とよって、利用者の利腕に応じた表示を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、画面に入力を促すガイ
ダンス及び選択入力エリアを表示して操作者に操作手順
を表示する操作案内装置に係り、特に操作者が右利き左
利きのいずれであっても操作し易い位置に選択入力エリ
アを表示する操作案内装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、画面上に操作進行に従ったガイダ
ンス及び選択入力エリアを順次表示することにより一般
の利用者に装置の操作手順を案内する操作案内装置が普
及してきており、例えば銀行等の金融機関においては現
金の自動入金及び出金他を行なう現金自動取引装置に適
用されている。例えば現金自動取引装置は、初期画面に
おいて「現金入金」，「現金出金」，「通帳印字」等の
選択入力エリア及び該処理の選択を促す「ご希望の操作
をお選び下さい」等のガイダンスをディスプレイに表示
し、該ディスプレイ上に配置されたタッチパネル上の利
用者が接触した選択入力エリア位置を検出し、この利用
者が選択した処理に従って次の操作ガイダンス及び入力
エリア等を順次表示することによって利用者に一連の操
作手順を案内する様に構成されている。

【０００３】尚、これら現金自動取引装置における画面
表示に関する技術としては特開昭５９−３６８７０号公
報記載の如く表示画面の焼き付けを防止するためにガイ
ダンス表示位置を一定周期で移動させるものや、特開昭
５８−１９２１７１号公報記載のようにガイダンス内容
が代る度に表示位置を変化させて表示内容の変更を利用
者に判りやすくするものが知られている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術による
操作案内装置は、利用者の選択入力エリアが大多数の右
利きの人が操作し易い位置に表示されていることが多
く、左利きの利用者にとっては使い勝ってが悪いと言う
不具合があった。

【０００５】本発明の目的は、前記従来技術による不具
合を除去することであり、利用者が右利き或いは左利き
であっても使い勝っての良い操作案内装置を提供するこ
とである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による操作案内装置は、選択入力エリアを画面左
右に跨がって表示し、この表示した選択入力エリア中の
操作者が接触した位置を検出し、該接触位置が表示画面
上の右寄りの場合、次に表示する入力エリアを画面上の
右寄りに表示し、前記接触位置が表示画面上の左寄りの
場合、次に表示する入力エリアを画面上の左寄りに表示
することを特徴とする。

【０００７】

【作用】この様に構成された操作案内装置は、選択入力
エリアを画面左右に跨がって、例えば細長状又は左右に
対象的に表示し、利用者が利腕に応じて該入力エリアに
接触した位置を検出して、この検出位置に応じて次の選
択入力エリアを左右何れか寄りに表示することによっ
て、利用者の利腕に応じた使い勝ってを向上することが
できる。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の一実施例による操作案内装置
を図面を参照して詳細に説明する。図１は本実施例によ
る操作案内装置の外観を示す図であり、図２は該操作案
内装置の主要回路構成を示す図である。本実施例による
操作案内装置１は、図１及び図２に示す如く利用者と対
面する位置に操作ガイダンス及び選択入力エリア等を表
示するディスプレイ２と、該ディスプレイ２上に配置さ
れてディスプレイ２に表示された入力エリアに利用者が
接触しようとする位置を検出するタッチパネル３と、該
ディスプレイ２に表示する後述の利用者の利腕に応じた
複数の操作ガイダンス画面，選択入力エリア画面及び制
御プログラム等を記憶する記憶部５と、これら回路を制
御して操作ガイダンス他をディスプレイ２に表示し、利
用者のタッチパネル３への接触による操作に従って表示
画面制御及び指定された処理を行なう制御部４とから構
成されている。この様に構成された操作案内装置１は、
例えば現金自動取引装置の場合、制御部４が初期状態に
おいて入金／出金等の処理項目からなる選択入力画面及
び利用者の選択を促す操作ガイダンスを記憶部５から読
み出してディスプレイ２に表示し、利用者がタッチパネ
ル３の出金の項目に接触した場合、次の暗証番号入力又
は通帳の差込み等のガイダンス及び暗証番号入力用のテ
ンキーをディスプレイ２に表示して出金処理を続行する
様に動作するものである。

【０００９】さて、本実施例による操作案内装置１は、
現金自動取引装置の場合、図３に示す如く、初期画面で
ある選択入力画面１０において「現金入金」，「現金出
金」，「通帳印字」の選択項目をディスプレイ２の左右
位置に連続的に長く跨がった選択入力エリア１１として
表示すると共に、これら選択項目の選択を促す「ご希望
の操作をお選び下さい」との操作ガイダンスを表示す
る。この様なディスプレイ２の左右位置に連続的に長く
跨がった入力エリア１１が表示された場合、利用者は右
利きであれば入力エリア１１の右寄りの位置のタッチパ
ネル３に接触し、左利きであれば入力エリア１１の左寄
りの位置のタッチパネル３に接触するのが通例である。

【００１０】本実施例による操作案内装置１は、利用者
が入力エリア１１の右半分に接触した場合は利用者が右
利きと判断して次画面に右利き用の操作ガイダンス及び
入力エリアを表示し、利用者が入力エリア１１の左半分
に接触した場合は利用者が左利きと判断して次画面に左
利き用の操作ガイダンス及び入力エリアを表示する。例
えば利用者が現金出金の入力エリア１１の右寄りのタッ
チパネル３に接触した場合、制御部４がタッチパネル３
の前記接触位置によって利用者が右利きと判断して右利
き用の選択入力画面２０ａを記憶部５から読み出してデ
ィスプレイ２上に表示し、利用者が現金出金の入力エリ
ア１１の左寄りのタッチパネル３に接触した場合、制御
部４がタッチパネル３の接触位置によって利用者が左利
きと判断して左利き用の選択入力画面２０ｂを記憶部５
から読み出してディスプレイ２上に表示する。

【００１１】この右利き用の選択入力画面２０ａは図３
の如く、暗証番号の入力を促す「暗証番号を入力下さ
い」のガイダンスと共に、暗証番号入力用のテンキー入
力エリア２１ａ及び暗証番号確認用の確認キーエリア２
３を右利き用に合せてディスプレイ２の右側に表示する
ものであり、左利き用の選択入力画面２０ｂは、暗証番
号の入力を促す「暗証番号を入力下さい」のガイダンス
に加えて、暗証番号入力用のテンキー入力エリア２１ｂ
及び確認キーエリア２３を左利き用に合せてディスプレ
イ２の左側に表示するものである。尚、図中の暗証番号
表示エリア２２は利用者が入力した暗証番号を表示する
エリアである。

【００１２】これにより利用者が例えば左利きで入力エ
リア１１の左寄りに接触して選択入力画面２０ｂが表示
された場合、利用者は利腕である左手を使って画面左側
に表示されたテンキー入力エリア２１ｂから暗証番号を
入力でき、従来の如く画面右側にテンキー入力エリアが
表示された場合に比べて使い勝ってが良い状態で暗証番
号の入力及び確認キーへの操作を行なうことができる。
また本操作案内装置１は、これ以降、制御部４が左利き
用のガイダンス画面を記憶部５から読み出して処理を続
行し、一連の処理が終了したら前記選択入力画面１０に
戻って新たな入力を待機する様に動作する。

【００１３】この様に本実施例による操作案内装置は、
初期画面において選択入力エリアをディスプレイ２の左
右位置に連続的に長く跨がった入力エリア１１として表
示し、利用者のタッチパネル３への接触位置に応じて利
用者の利腕を判別して、利用者の利腕に応じたガイダン
ス画面を表示することによってキー入力操作性を利用者
に合せて簡便にして使い勝ってを向上することができ
る。

【００１４】前記実施例においては初期画面において装
置がタッチパネルへの接触位置によって利用者の利腕を
判別する例を説明したが、本発明はこれに限られるもの
ではなく、例えば図４の如く初期画面に利用者の利腕を
尋ねる右利きエリア３１及び左利きエリア３２を表示
し、利腕を利用者自ら選択して以降のガイダンス画面を
利腕に応じた表示としても良い。

【００１５】また前記図３の実施例においては初期画面
の入力エリアの接触位置によって制御部が利用者の利腕
を判別して、以降のガイダンス画面を利腕対応に表示す
る例を説明したが、利用者の手荷物の持ち方によっては
使用する左右の手が途中で変化することも考えられる。
このため初期画面以降の途中の選択入力画面において図
５の如く画面左右に連続的に跨がる確認キーエリア４１
を含む選択入力画面４０を表示し、この確認キーエリア
４１の利用者の接触位置によって利用者の使用利腕が左
右何れかを操作途中でも判別して以降の表示画面種類を
変化させたり、図６の如く画面左右に２つの確認キーエ
リア６１及び６２を含む選択入力画面５０を表示し、こ
の確認キーエリア６１或いは６２のどちらを利用者が接
触するかを識別することによって利用者の使用腕が左右
何れかを途中で判別して以降の表示画面種類を変化させ
ても良い。更に、処理途中の選択入力画面の一部に前記
図４で示した利腕を選択するエリアを常時表示してお
き、利用者の任意の時点の選択によつてガイダンス画面
を右利き用或いは左利き用に切り替える様に構成しても
良い。

【００１６】

【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、画面に
入力を促すガイダンス及び選択入力エリアを表示して操
作者に操作手順を案内する操作案内装置において、該選
択入力エリアを画面左右に跨がって表示し、前記入力エ
リア中の操作者が接触した位置を検出し、該接触位置が
表示画面上の右寄りの場合、次に表示する入力エリアを
画面上の右寄りに表示し、前記接触位置が表示画面上の
左寄りの場合、次に表示する入力エリアを画面上の左寄
りに表示することにより、利用者の利腕に応じた入力エ
リアを表示して使い勝ってを向上することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例による操作案内装置の外観を
示す図。

【図２】本発明の一実施例による操作案内装置の主要回
路構成を示す図。

【図３】本実施例による操作案内装置のガイダンス画面
を説明するための図。

【図４】本発明の他の実施例によるガイダンス画面を説
明するための図。

【図５】本発明の他の実施例によるガイダンス画面を説
明するための図。

【図６】本発明の他の実施例によるガイダンス画面を説
明するための図。

【符号の説明】

１…自動機、２…ディスプレイ、３…タッチパネル、４
…制御部、５…記憶部、１０，２０ａ，２０ｂ，３０，
４０，５０…選択入力画面、２１ａ，２１ｂ…テンキー
入力エリア、２２…暗証番号表示エリア、２３…確認キ
ーエリア。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 画面に入力を促すガイダンス及び選択入
   力エリアを表示して操作者に操作手順を案内する操作案
   内装置において、該選択入力エリアを画面左右に跨がっ
   て表示し、前記入力エリア中の操作者が接触した位置を
   検出し、該接触位置が表示画面上の右寄りの場合、次に
   表示する選択入力エリアを画面上の右寄りに表示し、前
   記接触位置が表示画面上の左寄りの場合、次に表示する
   選択入力エリアを画面上の左寄りに表示することを特徴
   とする操作案内装置。