JPH06198636A - 石材の表面処理装置 - Google Patents

石材の表面処理装置

Info

Publication number
JPH06198636A
JPH06198636A JP1586193A JP1586193A JPH06198636A JP H06198636 A JPH06198636 A JP H06198636A JP 1586193 A JP1586193 A JP 1586193A JP 1586193 A JP1586193 A JP 1586193A JP H06198636 A JPH06198636 A JP H06198636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stone
nozzle
flat
liquid
uneven pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1586193A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Ishizaki
政俊 石崎
Yoshihiro Ikeda
義博 池田
Koji Hirota
宏司 広田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sugino Machine Ltd
Original Assignee
Sugino Machine Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sugino Machine Ltd filed Critical Sugino Machine Ltd
Priority to JP1586193A priority Critical patent/JPH06198636A/ja
Publication of JPH06198636A publication Critical patent/JPH06198636A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 石材の表面にノズルから噴出する加圧液体の
移動軌跡が模様として残らず、また石材の厚さが薄い場
合であっても石材を割ることなく、均一に石材の表面処
理を行い、しかもノズルの送り速度にかかわらず、自然
石の風合いの凹凸模様を形成することのできる石材の表
面処理装置を得る。 【構成】 ノズルの噴出口より加圧液体を噴射させて石
材表面に当てることにより該石材表面に凹凸模様を形成
する石材の表面処理装置において、前記ノズルとして、
前記液体を幅広の偏平噴射流として噴射する平射ノズル
を備えた石材の表面処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば建築用石材の表
面処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、建築用内外装材等として壁面
や床面等の表面材として使用する石材は、意匠的に石材
表面を自然石の風合いの凹凸模様を形成する加工が行わ
れている。そして、その石材表面に凹凸模様を形成する
ために、高圧力の液体をノズルより噴出させて石材表面
に当てることにより、自然石の風合いのある凹凸模様を
形成する装置がある。
【0003】そして、前記装置に用いられるノズルは、
一般的にノズルの断面形状が丸型のノズルを使用してお
り、該丸型ノズルにより圧力をかけられた液体を噴出さ
せて石材の表面処理を行っている。
【0004】また、前記丸型ノズルを用いて石材表面に
凹凸模様を形成する場合は、前記ノズルの口径が比較的
太い場合を除き、前記ノズルの口径がそれほど太くない
場合には、図3(A),(B)に示すような動作等を前
記ノズルにさせなければならないことから作業時間の遅
延の原因となっていた。
【0005】図3(A)に示す動作は、ノズル10を螺
旋を描くように移動させるものであり、これにより、ノ
ズルの口径が比較的太くない場合でも石材表面処理の幅
広の領域を処理することができるが、実際の加工速度は
螺旋移動のために、例えば1m/min以下と極めて遅くな
る。
【0006】また、図3(B)に示す動作は、ノズル1
0をのこぎり刃状に移動させるものであり、これによ
り、図3(A)に示す動作と同様に、ノズルの口径が比
較的太くない場合でも石材表面の幅広の領域を処理する
ことができるが、この場合も実際の加工速度はのこぎり
刃状の移動のため極めて遅くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置に用いられていた丸型ノズルでは、ノズルから噴出
する液体が石材表面の一点に集中する部分が生じるた
め、石材の厚さが薄い場合には石材が割れてしまった
り、ノズルの軌跡が石材の表面上に段となって残るた
め、自然石の風合いのある凹凸模様を形成することがで
きないという問題があった。
【0008】例えば、図3(A)に示すような螺旋を描
くように移動をするノズル10では、ノズル10から噴
出した液体の軌跡は図4(A)に示すようになる。図4
(A)に示すように、石材表面に一度噴出した液体の個
所に再び液体が噴出されて処理の重なる部分aができ、
この重なった部分aは深く加工され仕上げ面に段が生じ
る(図4(B)参照)という問題があった。
【0009】また、図4(A)に示す液体の軌跡はノズ
ル10の送り速度が、例えば1m/min以下と遅い場合を示
したが、ノズル10の送り速度を速くした場合には、図
5(A)に示すように、石材表面に前記液体が当たる部
分b、当たらない部分c、及び処理の重なる部分aとが
でき、均一な加工をすることができないという問題があ
った。この時の石材表面の断面の状態を図5(B)に示
す。
【0010】一方、図3(B)に示すようなのこぎり刃
状に移動をするノズル10では、ノズル10から噴出し
た液体の軌跡は図6(A)に示すようになる。このよう
な軌跡では図6(A)に示すように両端部分が折り返し
のために一時停止することになり、一度噴出された液体
の個所に再び液体が噴出されて処理の重なる部分aがで
き、図4(B),図5(B)と同様に、この重なった部
分aは深く加工され仕上げ面に段が生じる(図6(B)
参照)という問題があった。
【0011】また、図3(B)に示す動作をするノズル
10では、移動軌跡が適切に行われないと、図5(A)
と同様に、図6(A)に示すように、石材表面に前記液
体が当たる部分bと当たらない部分cとができ、均一な
加工をすることができないという問題があった。
【0012】更に、ノズルの口径が比較的太いノズルで
あって、このノズルを前記移動をさせずに直線的に移動
させた場合でも、図7(A)に示すように、前記ノズル
から噴出する液体の中央部分eと周囲の部分fとでは圧
力が均一でないために、中央のeの部分のみが深く加工
されてしまうという問題があった。
【0013】つまり、前記ノズルの口径が比較的太いノ
ズルで加工した場合の加工部分の断面を図7(B)に示
す。図7(B)に示すように、中央部分eは深く加工さ
れ、周囲部分fはそれほど加工されない。そしてこの周
囲部分fが石材表面全体として見れば、圧力を加えられ
た液体の移動軌跡の模様として残るという問題があっ
た。従って、自然石の風合いの凹凸模様を形成すること
ができなかった。
【0014】本発明は、上記問題点に鑑み、石材の表面
にノズルから噴出する加圧液体の移動軌跡が模様として
残らず、また石材の厚さが薄い場合であっても石材を割
ることなく、均一に石材の表面処理を行い、しかもノズ
ルの送り速度にかかわらず、自然石の風合いの凹凸模様
を形成することのできる石材の表面処理装置を提供しよ
うとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る石材の表面
処理装置は、上記目的を達成するため、ノズルの噴出口
より加圧液体を噴射させて石材表面に当てることにより
該石材表面に凹凸模様を形成する石材の表面処理装置に
おいて、前記ノズルとして、前記液体を幅広の偏平噴射
流として噴射する平射ノズルを備えたものである。
【0016】
【作用】本発明の石材の表面処理装置は、ノズルの噴出
口より加圧液体を噴射させて石材表面に当てることによ
り該石材表面に凹凸模様を形成するものであり、前記ノ
ズルを平射ノズルとし、該平射ノズルは、前記液体を幅
広の偏平流として噴射する。
【0017】つまり、平射ノズルは、幅方向にほぼ均一
な圧力分布で充分な噴射流量をもつ一定の角度に拡がっ
た偏平な液体流を噴射する。
【0018】従って、石材表面の一点に加圧液体が集中
することなく、一定の幅領域に渡ってほぼ均一な圧力分
布の液体流が石材表面に当たり、これを幅方向と直交す
る方向に相対移動させることにより石材表面の一定幅を
処理することができる。
【0019】加圧液体流が当たった個所の石材表面から
は比較的軟らかい部分が衝撃エネルギーで掘られて硬い
部分が残り、従って処理部分には自然石の風合いの凹凸
表面が現れる。
【0020】幅広液体流の相対移動を幅方向にシフトさ
せつつ繰り返すことにより広い面積の処理が果たされ
る。この場合、移動幅部分の重なりは、偏平流の幅方向
の圧力分布に応じて零ラップ又は若干のオーバーラップ
量が選ばれ、これにより重なり部分に線状の段差模様が
生じることもない。
【0021】
【実施例】図1は、本発明に係る平射ノズル部の一実施
例を示す略図である。図1に示すように平射ノズル部1
は、高圧水を供給する高圧ホース2、高圧水を噴射する
平射ノズル3、及び前記高圧ホース2と平射ノズル3と
を接続するナット4により主に構成されている。
【0022】図1に示すように、前記平射ノズル3から
噴射される高圧水は、幅広の偏平形となっている。これ
は、前記平射ノズル3の噴出口3aの断面形状が幅広の
偏平型で形成されている(図2(A)参照)ためであ
り、該平射ノズル3から噴射する高圧水は幅方向にほぼ
均一な圧力で、ある一定の角度(例えば10°〜45
°)に拡がって噴射する。
【0023】前記平射ノズル3によって加工された石材
表面の断面を図2(B)に示す。これにより、石材表面
を一定の領域に渡って均一な加工仕上げ面とするとがで
きる。従って、自然石の風合いの凹凸模様を形成するこ
とができる。尚、この時石材表面に加えられる圧力は、
従来の一般的なノズルの場合には1000〜3000kgf/cm2
度であるが、本実施例ではノズルの断面を幅広の偏平型
としたためノズルと石材表面との間隔をさほど離さずと
も 700〜1000kgf/cm2 程度とすることができる。
【0024】また、前記平射ノズル3より噴射する高圧
水の噴射角度を図示していない操作部で可変操作できる
ようにすると、更に能率よく石材表面に凹凸模様を形成
することができる。
【0025】更に、石材表面に加えられる高圧水の圧力
を 700〜1000kgf/cm2 程度とすることができるために、
石材の厚さが薄い場合においても石材を割ることなく表
面処理を行うことが可能となる。
【0026】更にまた、前記ノズル部1の動作は、従来
例で示したような螺旋を描くような移動や、のこぎり刃
状に移動せずに、直線的に移動させて使用することか
ら、ノズルと石材との相対移動速度自体が加工速度とな
り、これは例えば 2〜5m/min程度と従来の数倍に高速化
することができる。
【0027】また、本発明による前記平射ノズル3は、
石材までの距離Lを例えば80mm以上としても、なんら影
響を受けるものではなく、石材までの距離を長くすれば
それだけ単位時間あたりの処理面積が広くなり、作業時
間を更に短縮することができる。
【0028】更に、本実施例では、図1に示すように前
記平射ノズル3が石材表面に対して垂直に高圧水を噴射
するように示したが、これに限定されることなく、石材
表面に対して仰角に噴射しても同様の効果が得られるも
のである。
【0029】尚、石材表面に前記平射ノズル3より噴射
される液体は、水に限定されることなく、油、無機物の
水溶液(食塩水など)等種々のものでよいが、好ましく
は、安価で、回収が容易で、石材に対して後の影響が少
ない水がよい。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり、ノズルを
平射ノズルとしたことにより、従来から使用されていた
圧力よりも低い圧力の高圧水を石材表面に当てることに
よって、該石材表面に自然石の風合いの凹凸模様を形成
することができる。また、ノズルの石材表面に対する移
動速度を速くすることができると共に、石材までの噴射
距離を長くすることができ、更に、石材の石厚が薄い場
合においても石材を割ることがなく、且つ、移動軌跡が
線状の段差模様として現れることがないという種々の効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る平射ノズルの一実施例
を示す略図である。
【図2】(A)は本発明の一実施例に係る平射ノズルの
噴出口の断面形状を示す説明図であり、(B)は平射ノ
ズルによって加工された石材表面の断面を説明する図で
ある。
【図3】従来のノズルの動作状態を示す説明図であり、
(A)は円を描くように作動させた場合の説明図であ
り、(B)はのこぎり刃状に作動させた場合の説明図で
ある。
【図4】(A)は図3(A)で示したノズルから噴出し
た液体の軌跡図であり、(B)は前図のX−X’方向か
ら見た石材の断面を示す説明図である。
【図5】ノズルの送り速度を速くした場合のノズルから
噴出した液体の軌跡図であり、(A)は図3(A)で示
したノズルから噴出した液体の軌跡図であり、(B)は
前図のX−X’方向から見た石材の断面を示す説明図で
ある。
【図6】(A)は図3(B)で示したノズルから噴出し
た液体の軌跡図であり、(B)は前図のX−X’方向か
ら見た石材の断面を示す説明図である。
【図7】(A)はノズルの口径が比較的太い場合のノズ
ルから噴出した液体の軌跡図であり、(B)は前図のX
−X’方向から見た石材の断面を示す説明図である。
【符号の説明】
1:平射ノズル部 2:高圧ホース 3:平射ノズル 3a:平射ノズルの噴出口 4:ナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルの噴出口より加圧液体を噴射させ
    て石材表面に当てることにより該石材表面に凹凸模様を
    形成する石材の表面処理装置において、 前記ノズルとして、前記液体を幅広の偏平噴射流として
    噴射する平射ノズルを備えたことを特徴とする石材の表
    面処理装置。
JP1586193A 1993-01-06 1993-01-06 石材の表面処理装置 Pending JPH06198636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1586193A JPH06198636A (ja) 1993-01-06 1993-01-06 石材の表面処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1586193A JPH06198636A (ja) 1993-01-06 1993-01-06 石材の表面処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06198636A true JPH06198636A (ja) 1994-07-19

Family

ID=11900588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1586193A Pending JPH06198636A (ja) 1993-01-06 1993-01-06 石材の表面処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06198636A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100309112B1 (ko) * 1999-05-19 2001-09-29 남덕현 석재의 표면에 대한 요철 처리 방법
JP2002536170A (ja) * 1999-02-10 2002-10-29 ジェット‐ネット・インターナショナル・プロプライエタリー・リミテッド 超高圧液体ジェットノズル
JP2006218564A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Institute Of National Colleges Of Technology Japan ウォータージェットによる表面処理方法および表面処理装置
JP2009202188A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Shibuya Kogyo Co Ltd レーザ光照射方法およびその装置
JP2015193084A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 学校法人大同学園 繊維強化樹脂部材の修理方法および研削方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002536170A (ja) * 1999-02-10 2002-10-29 ジェット‐ネット・インターナショナル・プロプライエタリー・リミテッド 超高圧液体ジェットノズル
KR100309112B1 (ko) * 1999-05-19 2001-09-29 남덕현 석재의 표면에 대한 요철 처리 방법
JP2006218564A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Institute Of National Colleges Of Technology Japan ウォータージェットによる表面処理方法および表面処理装置
JP2009202188A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Shibuya Kogyo Co Ltd レーザ光照射方法およびその装置
JP2015193084A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 学校法人大同学園 繊維強化樹脂部材の修理方法および研削方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20070063563A (ko) 이산화탄소 스노우/결정용 노즐
JPH06198636A (ja) 石材の表面処理装置
JPH0347991B2 (ja)
JP2927746B2 (ja) 噴射ノズル
JP2942168B2 (ja) ブラスト加工における加工パターンの拡大方法及び装置
JPH1170456A (ja) 固定砥粒ワイヤソーのワイヤクリーニング装置
JPH01313048A (ja) 噴射パターン可変機構を具えた手術用ハンドピース
KR102223699B1 (ko) 블라스트 처리 장치 및 블라스트 처리 방법
JP4253200B2 (ja) 湿式洗浄装置及びそれに用いるノズル
JP3987751B2 (ja) 噴射ノズルおよび噴射方法
WO2003103899A1 (ja) ピーニング処理方法
KR19980060366U (ko) 에어나이프 세정/건조장치
JP7470936B2 (ja) 高圧噴射攪拌工法で用いる噴射装置
US7299732B1 (en) Honeycomb removal
JPS60149731A (ja) スプレ−ノズル装置
JPS5853986B2 (ja) 湿式ブラストノズル
JPH05209360A (ja) フロック加工品の処理方法
JP2006095623A (ja) 管内面に対するウォータージェットピーニングによる残留応力改善方法及びその装置
KR200231851Y1 (ko) 에이치엠디에스분사장치
JPH07186050A (ja) ワーク洗浄用のノズル体
JP2023173599A (ja) 布帛処理装置
JP2600831Y2 (ja) インク用スプレーガン装置
KR20000006210A (ko) 석영글라스부품가공공정
JP3141580B2 (ja) 流体処理装置
JPH08229611A (ja) スケール除去用ノズル装置