JPH06197487A - モータ - Google Patents

モータ

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Publication number
JPH06197487A
JPH06197487A JP34565192A JP34565192A JPH06197487A JP H06197487 A JPH06197487 A JP H06197487A JP 34565192 A JP34565192 A JP 34565192A JP 34565192 A JP34565192 A JP 34565192A JP H06197487 A JPH06197487 A JP H06197487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricating oil
oil
bearing
rotating shaft
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34565192A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Morita
芳明 森田
Nobuyuki Hiroi
信行 広井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Home Technology Corp filed Critical Toshiba Home Technology Corp
Priority to JP34565192A priority Critical patent/JPH06197487A/ja
Publication of JPH06197487A publication Critical patent/JPH06197487A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 潤滑油の漏れ出しを確実に防止する。 【構成】 回転軸25を回転自在に支持する軸受を焼結
メタル含油軸受23で形成してなるモータにおいて、回
転軸の表面に、焼結メタル含油軸受と回転軸との摺接面
33より外側近傍に位置して4フッ化エチレン樹脂また
はその共重合体からなる被膜34,35を形成してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転軸を回転自在に支
持する軸受を焼結メタル含油軸受で形成してなるモータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のモータとしては図5に示
すものが知られている。このモータは、ハウジング1の
中央部に軸受保持部2を形成し、その軸受保持部2内に
焼結メタル含有軸受3を嵌挿固定し、また断面コ字状の
ロータ4を回転軸5の一端側にロータブッシュ6を使用
して固定し、その回転軸5を焼結メタル含有軸受3によ
り回転自在に支持している。そして軸受保持部2の外周
面にステータ7を取付け、このステータ7にコイル8を
巻装し、かつロータ4のステータ7と対向する位置にマ
グネット9を取付けている。軸受保持部2内には焼結メ
タル含有軸受3に供給する潤滑油を保油するための油芯
10を設けている。
【0003】軸受保持部2は回転軸5が挿入される側と
反対側も開口しており、その開口部を蓋体11で閉塞す
ると共にその蓋体11の先端で油芯10を焼結メタル含
有軸受3に押し付けるようになっている。
【0004】ハウジング1内には回路基板12が収納さ
れている。回転軸5と焼結メタル含有軸受3との摺接部
13より先端側の回転軸5には、この回転軸5がスラス
ト方向に移動することを防止するためのスラストワッシ
ャ14、回転軸5を伝って潤滑油が漏れ出すことを防止
するオイル切りワッシャ15及びこれらスラストワッシ
ャ14およびオイル切りワッシャ15が回転軸5の先端
方向に摺動するのを防止するEリング16が設けられて
いる。また回転軸5と焼結メタル含有軸受3との摺接部
13より後端側の回転軸5には、潤滑油が漏れ出すこと
を防止するためのオイル切りワッシャ17及びこのオイ
ル切りワッシャ17が回転軸5の後端方向に摺動するの
を防止するEリング18が設けられている。
【0005】このようなモータでは、モータが回転する
と焼結メタル含有軸受3と回転軸5との間の潤滑油19
は回転軸5を伝わって流動するが、オイル切りワッシャ
17によって軸受保持部2外に漏れ出しするのを防止し
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなモ
ータにおいては、モータ回転時の潤滑油19の漏れ出し
を防止できるが、例えば図6に示すようにモータ回転時
に潤滑油19が図中実線の矢印で示すようにオイル切り
ワッシャ17に沿ってそのワッシャの外縁に流動し、こ
の状態でモータが停止すると、潤滑油19が自重によっ
て図中点線の矢印で示すように、オイル切りワッシャ1
7を越えて回転軸5の後端側に流動し、その後再びモー
タが回転されると、この漏れた潤滑油19は回転軸5を
伝わって軸受保持部2外に漏れ出してしまうという問題
があった。そこで本発明は、潤滑油の漏れ出しを確実に
防止することができるモータを提供しようとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転軸を回転
自在に支持する軸受を焼結メタル含油軸受で形成してな
るモータにおいて、回転軸の表面に、焼結メタル含油軸
受と回転軸との摺接面より外側近傍に位置して4フッ化
エチレン樹脂またはその共重合体からなる被膜を形成し
たものである。
【0008】
【作用】このような構成の本発明においては、回転軸が
回転すると、焼結メタル含油軸受からにじみ出た潤滑油
は、回転軸を伝わって焼結メタル含油軸受と回転軸との
摺接面の外側に流動する。しかしこの潤滑油が被膜に到
達すると、この被膜の性質、すなわち4フッ化エチレン
樹脂またはその共重合体の性質から潤滑油に表面張力が
生じ、これにより潤滑油は回転軸の回転によって生じる
遠心力によって回転軸と垂直の方向に飛散され外部に漏
れ出すことはない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0010】図1はモータの断面図で、このモータはハ
ウジング21の中央部に軸受保持部22を形成し、その
軸受保持部22内に焼結メタル含有軸受23を嵌挿固定
し、また断面コ字状のロータ24を回転軸25の一端側
にロータブッシュ26を使用して固定し、その回転軸2
5を前記焼結メタル含有軸受23により回転自在に支持
している。
【0011】そして前記軸受保持部22の外周面にステ
ータ27を取付け、このステータ27にコイル28を巻
装し、かつ前記ロータ24の前記ステータ27と対向す
る位置にマグネット29を取付けている。前記軸受保持
部22内には焼結メタル含有軸受23に供給する潤滑油
を保油するための油芯30を設けている。
【0012】前記軸受保持部22は前記回転軸25が挿
入される側と反対側も開口しており、その開口部に蓋体
31を設けている。前記蓋体31は、内周突起部31a
と外周突起部31bを設け、前記開口部に固定すると
き、内周突起部31aで前記油芯30を前記焼結メタル
含有軸受23の一端に押付け、また外周突起部31bを
前記ハウジング21に嵌込むことにより係止させて抜け
を防止するようになっている。前記蓋体31の中心部に
は軸受保持部22内の空気を抜く空気孔31cを設けて
おり、軸受保持部22内の空気が膨脹して潤滑油が外部
に漏れ出すのを防止するようになっている。前記ハウジ
ング21内には回路基板32が収納されている。
【0013】前記回転軸25の表面には、その回転軸2
5と前記焼結メタル含有軸受23との摺接部33よりも
軸方向の外側近傍に4フッ化エチレン樹脂またはその共
重合体等からなる被膜34,35を被覆している。
【0014】前記回転軸25の前記摺接部33より先端
側には、この回転軸25がスラスト方向に摺動すること
を防止するためのスラストワッシャ36と、このスラス
トワッシャ36が回転軸31の先端方向に移動するのを
防止するEリング37を設けている。
【0015】このような構成の本実施例においては、焼
結メタル含有軸受23と回転軸25との間に供給される
潤滑油はモータの回転により摺接部33から外側へ向か
って流動する。この流動した潤滑油が被膜34,35の
先端部に達すると、この被膜の性質、すなわち4フッ化
エチレン樹脂またはその共重合体の性質から潤滑油に表
面張力が生じる。そしてこの表面張力によって潤滑油の
流動は停止される。
【0016】そして図2に示すように流動が停止した潤
滑油38は、モータの回転により図中実線矢印に示すよ
うに、回転軸25の回転によって生じる遠心力によって
回転軸に対して垂直の方向に飛散される。こうして潤滑
油38は軸受保持部22内から外部に漏れ出すことなく
軸受保持部22内に止まる。
【0017】このように、焼結メタル含油軸受23と回
転軸25との摺接面33の外側近傍に4フッ化エチレン
樹脂またはその共重合体等からなる被膜34,35を被
覆することによって潤滑油が回転軸25を伝わって軸受
保持部から外部に漏れ出すのを防止でき、油芯30およ
び焼結メタル含油軸受23に含まれる潤滑油を有効に使
用することができる。また回転軸25の表面に被膜3
4,35を被覆するのみなので、加工が容易でコストも
安価となる。また、オイル切りワッシャを不要にでき、
構造を簡単化できる。
【0018】なお、被膜34,35の先端部に位置する
回転軸25にその周面に沿った溝をを設けることによ
り、被膜34,35と溝の両方で潤滑油の流れを止める
ことができ、より確実に潤滑油の流出を防止できる。次
に、本発明の他の実施例を図面を参照して説明する。な
お、前記実施例と同一部分には同一符号を付して詳細な
説明を省略する。
【0019】これは図3に示すように、焼結メタル含油
軸受23と回転軸25との摺接面33よりも外側近傍の
回転軸25上に、その摺接面に向って傾斜したテーパ溝
41,42を形成し、この各テーパ溝41,42の底部
から外側に4フッ化エチレン樹脂またはその共重合体か
らなる被膜34,35を被覆したものである。
【0020】この実施例においては、焼結メタル含油軸
受23と回転軸25との摺接面33から流出する潤滑油
は、テ−パ溝41,42内において被膜34,35に接
触するようになる。潤滑油が被膜34,35に接触する
と、潤滑油に表面張力が生じ潤滑油の流動は停止され
る。
【0021】そして図4に示すように流動が停止した潤
滑油38の一部は、モータの回転により図中実線矢印に
示すように、回転軸25の回転によって生じる遠心力に
よってテ−パ溝41,42のテーパ面を上昇する方向に
流動する。また別の一部はモータの回転による遠心力に
よって飛散する。こうして潤滑油38は軸受保持部22
から外部に漏れ出すこと無く内部に止まるようになる。
【0022】このように本実施例においても、前記実施
例と同様に潤滑油が回転軸25を伝わって軸受保持部2
2から外部に漏れ出すのを防止できる。しかも本実施例
では被膜34,35とテ−パ溝41,42を併用してい
るので、油漏防止をより確実にできる。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、潤
滑油の漏れ出しを確実に防止することができるモータを
提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】同実施例における作用を説明するための部分拡
大図。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図。
【図4】同実施例における作用を説明するための部分拡
大図。
【図5】従来例を示す断面図。
【図6】従来例における作用を説明するための部分拡大
図。
【符号の説明】
22…軸受保持部 23…焼結メタル含油軸受 24…ロータ 25…回転軸 33…摺接面 34,35…被膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を回転自在に支持する軸受を焼結
    メタル含油軸受で形成してなるモータにおいて、前記回
    転軸の表面に、前記焼結メタル含油軸受と前記回転軸と
    の摺接面より外側近傍に位置して4フッ化エチレン樹脂
    またはその共重合体からなる被膜を形成したことを特徴
    とするモータ。
JP34565192A 1992-12-25 1992-12-25 モータ Pending JPH06197487A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34565192A JPH06197487A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34565192A JPH06197487A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06197487A true JPH06197487A (ja) 1994-07-15

Family

ID=18378044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34565192A Pending JPH06197487A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06197487A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000021128A (ko) * 1998-09-25 2000-04-15 구자홍 동압 유체 베어링의 오일 누설 방지 장치
US8052328B2 (en) * 2005-09-27 2011-11-08 Ntn Corporation Bearing device with sliding bearing
US8546987B2 (en) 2009-09-18 2013-10-01 Johnson Electric S.A. Brushless DC motor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000021128A (ko) * 1998-09-25 2000-04-15 구자홍 동압 유체 베어링의 오일 누설 방지 장치
US8052328B2 (en) * 2005-09-27 2011-11-08 Ntn Corporation Bearing device with sliding bearing
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