JPH0712127A - 流体軸受装置 - Google Patents
流体軸受装置Info
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- JPH0712127A JPH0712127A JP17860093A JP17860093A JPH0712127A JP H0712127 A JPH0712127 A JP H0712127A JP 17860093 A JP17860093 A JP 17860093A JP 17860093 A JP17860093 A JP 17860093A JP H0712127 A JPH0712127 A JP H0712127A
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Landscapes
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 潤滑流体の漏洩防止性能を向上させる。
【構成】 回転部材6の軸線9に対して直交する方向1
0に取付け面11が形成され、この取付け面11に流体
遮断用の遮断部材7が固定される。したがって、遮断部
材7と回転部材5,6との間に潤滑流体の漏洩する隙間
が生じない。
0に取付け面11が形成され、この取付け面11に流体
遮断用の遮断部材7が固定される。したがって、遮断部
材7と回転部材5,6との間に潤滑流体の漏洩する隙間
が生じない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定部材とこの固定部
材の周面で回転自在に支承される回転部材との間に潤滑
流体が介在された流体軸受装置に関する。更に詳述する
と、本発明は、流体軸受装置において潤滑流体の漏洩を
防止する機構に関する。
材の周面で回転自在に支承される回転部材との間に潤滑
流体が介在された流体軸受装置に関する。更に詳述する
と、本発明は、流体軸受装置において潤滑流体の漏洩を
防止する機構に関する。
【0002】
【従来の技術】流体軸受装置において潤滑油等の潤滑流
体の漏洩を防止する機構としては、従来種々のものが提
案されている。その一つとして、回転軸にワッシャを圧
入し、このワッシャによって、回転軸の表面を濡れ性に
よって伝わってくる潤滑油を遮断するようにしたものが
ある。回転軸を伝わってくる潤滑油は、回転軸と一体的
に回転するワッシャの遠心力によって飛ばされる。この
ワッシャは、例えば小型スピンドルモータの場合、一般
に、約0.5mm厚さのポリアセタール等の樹脂からな
るものが多い。
体の漏洩を防止する機構としては、従来種々のものが提
案されている。その一つとして、回転軸にワッシャを圧
入し、このワッシャによって、回転軸の表面を濡れ性に
よって伝わってくる潤滑油を遮断するようにしたものが
ある。回転軸を伝わってくる潤滑油は、回転軸と一体的
に回転するワッシャの遠心力によって飛ばされる。この
ワッシャは、例えば小型スピンドルモータの場合、一般
に、約0.5mm厚さのポリアセタール等の樹脂からな
るものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワッシ
ャは樹脂製で薄く、しかもワッシャの穴の径寸法や真円
度は製造上完全を期すことは難しいので、回転軸に圧入
したときに歪んで回転軸との間に隙間を生じ易く、その
隙間から潤滑油の漏れを招くことがある。このことは、
磁性流体のように、磁束で一定箇所に保持される潤滑流
体においても同様である。即ち、磁性流体は磁束で保持
されるが、その中の基油分は分離して回転軸上を移動す
るからである。
ャは樹脂製で薄く、しかもワッシャの穴の径寸法や真円
度は製造上完全を期すことは難しいので、回転軸に圧入
したときに歪んで回転軸との間に隙間を生じ易く、その
隙間から潤滑油の漏れを招くことがある。このことは、
磁性流体のように、磁束で一定箇所に保持される潤滑流
体においても同様である。即ち、磁性流体は磁束で保持
されるが、その中の基油分は分離して回転軸上を移動す
るからである。
【0004】本発明は、潤滑流体の漏洩防止性能の優れ
た流体軸受装置を提供することを目的とする。
た流体軸受装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、固定部材と固定部材の周面を摺動する回
転部材との間に潤滑流体が介在された流体軸受装置にお
いて、回転部材の軸線に対して直交する方向に取付け面
が形成され、この取付け面に潤滑流体遮断用の遮断部材
が固定されている。
め、本発明は、固定部材と固定部材の周面を摺動する回
転部材との間に潤滑流体が介在された流体軸受装置にお
いて、回転部材の軸線に対して直交する方向に取付け面
が形成され、この取付け面に潤滑流体遮断用の遮断部材
が固定されている。
【0006】また、本発明の流体軸受装置は、潤滑流体
に油成分が含まれ、遮断部材に撥油性処理が施されてい
る。
に油成分が含まれ、遮断部材に撥油性処理が施されてい
る。
【0007】更に、本発明の流体軸受装置は、遮断部材
が磁気シールの近傍に設けられている。
が磁気シールの近傍に設けられている。
【0008】
【作用】したがって、遮断部材と回転部材との間には潤
滑流体が漏洩する隙間が生じることがない。むしろ、遮
断部材は回転部材との間に積極的に隙間を設けている
が、遮断部材を固着する取付面によって潤滑流体の流れ
が遮ぎられる。
滑流体が漏洩する隙間が生じることがない。むしろ、遮
断部材は回転部材との間に積極的に隙間を設けている
が、遮断部材を固着する取付面によって潤滑流体の流れ
が遮ぎられる。
【0009】また、潤滑流体に油成分が含まれ、遮断部
材に撥油性処理が施されている場合には、遮断部材は潤
滑流体を撥ねる。
材に撥油性処理が施されている場合には、遮断部材は潤
滑流体を撥ねる。
【0010】また、遮断部材が磁気シールの近傍に設け
られている場合には、磁気シールが磁性流体を吸着保持
してシールすると共に、遮断部材が潤滑流体を飛ばして
元に戻す。
られている場合には、磁気シールが磁性流体を吸着保持
してシールすると共に、遮断部材が潤滑流体を飛ばして
元に戻す。
【0011】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
づいて詳細に説明する。
【0012】図1に本発明の流体軸受装置の一実施例を
示す。この流体軸受装置は、基油に強磁性微粒子を分散
させてなる磁性流体を潤滑流体として用いた磁性流体軸
受装置である。即ち、この流体軸受装置は、上端が開放
され下端がスラスト板1およびフレーム25によって閉
塞されたハウジング2と、このハウジング2の内周面に
挿入された環状の磁石3と、この磁石3の両端面に接し
てハウジング2の内周面に圧入固定された1対の軸受部
材4,4と、この1対の軸受部材4,4の内周面に回転
可能に嵌合された回転軸5と、この回転軸5に固定され
たハブ6と、このハブ6の下端面に固定された遮断部材
7と、軸受部材4,4の内周面と回転軸5との間に介在
された磁性流体8とを備えている。
示す。この流体軸受装置は、基油に強磁性微粒子を分散
させてなる磁性流体を潤滑流体として用いた磁性流体軸
受装置である。即ち、この流体軸受装置は、上端が開放
され下端がスラスト板1およびフレーム25によって閉
塞されたハウジング2と、このハウジング2の内周面に
挿入された環状の磁石3と、この磁石3の両端面に接し
てハウジング2の内周面に圧入固定された1対の軸受部
材4,4と、この1対の軸受部材4,4の内周面に回転
可能に嵌合された回転軸5と、この回転軸5に固定され
たハブ6と、このハブ6の下端面に固定された遮断部材
7と、軸受部材4,4の内周面と回転軸5との間に介在
された磁性流体8とを備えている。
【0013】ここで、ハウジング2、軸受部材4,4等
が固定部材に、回転軸5、ハブ6が回転部材に相当す
る。そして、ハブ6の下端にハブ6の軸線9に直交する
方向10に取付け面11が形成され、この取付け面11
は回転軸5の周囲に環状の平面として形成されている。
この取付け面11に、流体遮断用の遮断部材7が例えば
接着によって固定されている。本実施例の遮断部材7
は、樹脂その他任意の素材から環状に形成され、またそ
の表面に撥油性処理が施されており、潤滑油あるいは磁
性流体の基油を撥油するように設けられている。遮断部
材7の内周面と回転軸5との間には微少な隙間13がで
きるが、遮断部材7を固定したハブ6が回転軸5に圧入
されているので、その隙間13から磁性流体が漏洩する
ことはない。
が固定部材に、回転軸5、ハブ6が回転部材に相当す
る。そして、ハブ6の下端にハブ6の軸線9に直交する
方向10に取付け面11が形成され、この取付け面11
は回転軸5の周囲に環状の平面として形成されている。
この取付け面11に、流体遮断用の遮断部材7が例えば
接着によって固定されている。本実施例の遮断部材7
は、樹脂その他任意の素材から環状に形成され、またそ
の表面に撥油性処理が施されており、潤滑油あるいは磁
性流体の基油を撥油するように設けられている。遮断部
材7の内周面と回転軸5との間には微少な隙間13がで
きるが、遮断部材7を固定したハブ6が回転軸5に圧入
されているので、その隙間13から磁性流体が漏洩する
ことはない。
【0014】ハウジング2の上端の内周部には、遮断部
材7より高い位置で環状の遮蔽壁部14が突出して形成
され、遮断部材7によって飛ばされた磁性流体が外部に
出ないように設けられている。また、ハウジング2の内
周の遮蔽壁部14より下側の部分に下向きの傾斜からな
る案内面15がテーパ状に形成され、遮断部材7によっ
て周方向に飛ばされた磁性流体をハウジング開放端側の
軸受部材4に向けて流すように設けられている。本実施
例の案内面15は、軸受部材4の外周面上端部および端
面に向けて磁性流体が案内されるように形成されてい
る。
材7より高い位置で環状の遮蔽壁部14が突出して形成
され、遮断部材7によって飛ばされた磁性流体が外部に
出ないように設けられている。また、ハウジング2の内
周の遮蔽壁部14より下側の部分に下向きの傾斜からな
る案内面15がテーパ状に形成され、遮断部材7によっ
て周方向に飛ばされた磁性流体をハウジング開放端側の
軸受部材4に向けて流すように設けられている。本実施
例の案内面15は、軸受部材4の外周面上端部および端
面に向けて磁性流体が案内されるように形成されてい
る。
【0015】本実施例の軸受部材4,4は、焼結含油合
金例えば鉄系焼結金属に磁性流体が含浸されてなる。し
たがって、案内面15に沿って流れてきた磁性流体8
は、軸受部材4の外周面上端部および端面からハウジン
グ開放端側の軸受部材4の中にいったん染み込み、その
後、軸受部材4の内周面即ち軸受面と回転軸5との間の
軸受面クリアランス16に供給される。
金例えば鉄系焼結金属に磁性流体が含浸されてなる。し
たがって、案内面15に沿って流れてきた磁性流体8
は、軸受部材4の外周面上端部および端面からハウジン
グ開放端側の軸受部材4の中にいったん染み込み、その
後、軸受部材4の内周面即ち軸受面と回転軸5との間の
軸受面クリアランス16に供給される。
【0016】また、ハブ6の内周面には磁性流体の吸着
部材17が設けられ、万一遮断部材7を通過してハウジ
ング2の開放部から漏洩した磁性流体8を吸着するよう
に設けられている。
部材17が設けられ、万一遮断部材7を通過してハウジ
ング2の開放部から漏洩した磁性流体8を吸着するよう
に設けられている。
【0017】ハウジング2と磁石3との間には軸受カラ
ー18が介在されている。磁石3は軸方向に着磁され、
軸受部材4,4および回転軸5が透磁性材料からなり、
ハウジング2が非磁性材料からなる。したがって、磁石
3→ハウジング開放端側の軸受部材4→回転軸5→ハウ
ジング閉塞端側の軸受部材4→磁石3と磁束F1 が流れ
て閉磁路が形成され、軸受部材4,4の内周面と回転軸
5との間に磁性流体8が磁力によって保持される。
ー18が介在されている。磁石3は軸方向に着磁され、
軸受部材4,4および回転軸5が透磁性材料からなり、
ハウジング2が非磁性材料からなる。したがって、磁石
3→ハウジング開放端側の軸受部材4→回転軸5→ハウ
ジング閉塞端側の軸受部材4→磁石3と磁束F1 が流れ
て閉磁路が形成され、軸受部材4,4の内周面と回転軸
5との間に磁性流体8が磁力によって保持される。
【0018】回転軸5の下端には、ハウジング閉塞端側
の軸受部材4に対向して抜け止め部材19が固定され、
回転軸5の抜け止めを図っている。また、回転軸5の下
端とスラスト板1との間には鋼球20が回転可能に介在
され、回転軸5をスラスト方向に支持している。
の軸受部材4に対向して抜け止め部材19が固定され、
回転軸5の抜け止めを図っている。また、回転軸5の下
端とスラスト板1との間には鋼球20が回転可能に介在
され、回転軸5をスラスト方向に支持している。
【0019】上述のように構成された流体軸受装置は次
のように磁性流体8の漏洩を防止する。
のように磁性流体8の漏洩を防止する。
【0020】回転軸5とハブ6とが一体的に回転し、回
転軸5が軸受部材4,4に支承されて回転する。軸受部
材4,4の回転軸5と摺接する内周面即ち軸受面に介在
している磁性流体8の基油が磁性流体から分離されてそ
の濡れ性によって回転軸5を伝わって上昇し、遮断部材
7まで達すると、回転軸5と一体的に回転している遮断
部材7の遠心力によって周方向に飛ばされる。このと
き、遮断部材7には撥油性処理が施されているので、磁
性流体8の基油分は撥られ、遮断部材7に付着すること
はない。飛ばされた磁性流体8の基油は、ハウジング2
の内周面に受け止められてから、案内面15に沿って流
下し、ハウジング開放端側の軸受4の外周面上端部およ
び端面から軸受部材4の中に染み込む(この磁性流体の
経路を符号12で示す)。
転軸5が軸受部材4,4に支承されて回転する。軸受部
材4,4の回転軸5と摺接する内周面即ち軸受面に介在
している磁性流体8の基油が磁性流体から分離されてそ
の濡れ性によって回転軸5を伝わって上昇し、遮断部材
7まで達すると、回転軸5と一体的に回転している遮断
部材7の遠心力によって周方向に飛ばされる。このと
き、遮断部材7には撥油性処理が施されているので、磁
性流体8の基油分は撥られ、遮断部材7に付着すること
はない。飛ばされた磁性流体8の基油は、ハウジング2
の内周面に受け止められてから、案内面15に沿って流
下し、ハウジング開放端側の軸受4の外周面上端部およ
び端面から軸受部材4の中に染み込む(この磁性流体の
経路を符号12で示す)。
【0021】図2に本発明の流体軸受装置の他の実施例
を示す。この流体軸受装置は、磁気シール21およびシ
ールド板22に併せて遮断部材7が設けられ、磁性流体
の漏洩防止の性能をより一層高めるように構成されてい
る。
を示す。この流体軸受装置は、磁気シール21およびシ
ールド板22に併せて遮断部材7が設けられ、磁性流体
の漏洩防止の性能をより一層高めるように構成されてい
る。
【0022】磁気シール21は、ハウジング開放端側の
軸受部材4の端面に接して回転軸5に挿入された軸方向
に着磁された環状の磁石23と、この磁石23の端面に
接して回転軸5に圧入固定された磁極片としての環状の
シール板24とを備えている。磁石23の両磁極端面に
接して設けられる磁極片の一方を、ハウジング開放端側
の軸受部材4が兼用している。したがって、磁石23→
ハウジング開放端側の軸受部材4→回転軸5→シール板
24→磁石23と磁束F2 が流れて閉磁路が形成され、
シール板24と回転軸5との間に磁性流体8が磁力によ
って保持されて、何らかの原因で漏洩した磁性流体8を
保持する。
軸受部材4の端面に接して回転軸5に挿入された軸方向
に着磁された環状の磁石23と、この磁石23の端面に
接して回転軸5に圧入固定された磁極片としての環状の
シール板24とを備えている。磁石23の両磁極端面に
接して設けられる磁極片の一方を、ハウジング開放端側
の軸受部材4が兼用している。したがって、磁石23→
ハウジング開放端側の軸受部材4→回転軸5→シール板
24→磁石23と磁束F2 が流れて閉磁路が形成され、
シール板24と回転軸5との間に磁性流体8が磁力によ
って保持されて、何らかの原因で漏洩した磁性流体8を
保持する。
【0023】また、シール板24の開放側の面には非磁
性のアルミあるいは銅合金などから成るシールド板22
が固着されており、漏洩磁束によってシール板24の開
放端側へ伝わる磁性流体を遮断するように設けられてい
る。
性のアルミあるいは銅合金などから成るシールド板22
が固着されており、漏洩磁束によってシール板24の開
放端側へ伝わる磁性流体を遮断するように設けられてい
る。
【0024】そして、このシールド板22より開放端側
に図1の実施例と同様の構造の遮断部材7が設けられ、
またハブ6には吸着部材17が設けられている。
に図1の実施例と同様の構造の遮断部材7が設けられ、
またハブ6には吸着部材17が設けられている。
【0025】本実施例は、軸受部材4から漏れ出た磁性
流体8を、まず磁気シール21において捕捉してシール
板24と回転軸5との間に吸着保持すると共に、その磁
性流体8から分離して回転軸5を伝わって上昇する基油
分を遮断部材7によって遮断し、遠心力によってハウジ
ング2へ飛ばして磁気シール21側に戻すようにしてい
る。
流体8を、まず磁気シール21において捕捉してシール
板24と回転軸5との間に吸着保持すると共に、その磁
性流体8から分離して回転軸5を伝わって上昇する基油
分を遮断部材7によって遮断し、遠心力によってハウジ
ング2へ飛ばして磁気シール21側に戻すようにしてい
る。
【0026】なお、上述の実施例は本発明の好適な実施
の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明
の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば上述した実施例では潤滑流体として磁性流体
を用いた場合を説明したが、これに限らず、通常の潤滑
油等を用いてもよい。また、上述した実施例では回転部
材として回転軸5およびハブ6を、固定部材としてハウ
ジング2を示し且つハウジング2に軸受4,4を設けた
場合を示したが、これに限らず、固定部材として固定軸
を設け且つ回転部材としてその固定軸の周りを回転する
筒状内周面を持つ回転体を設けてもよく、また軸受は固
定部材または回転部材のいずれに設けるようにしてもよ
い。
の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明
の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば上述した実施例では潤滑流体として磁性流体
を用いた場合を説明したが、これに限らず、通常の潤滑
油等を用いてもよい。また、上述した実施例では回転部
材として回転軸5およびハブ6を、固定部材としてハウ
ジング2を示し且つハウジング2に軸受4,4を設けた
場合を示したが、これに限らず、固定部材として固定軸
を設け且つ回転部材としてその固定軸の周りを回転する
筒状内周面を持つ回転体を設けてもよく、また軸受は固
定部材または回転部材のいずれに設けるようにしてもよ
い。
【0027】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の流体軸受装置は、回転部材の軸線に対して直交する方
向に取付け面が形成され、この取付け面に流体遮断用の
遮断部材が固定されているので、遮断部材と回転部材と
の間に潤滑流体の漏洩する隙間が生ぜず、回転部材を伝
わった潤滑流体の漏洩をより確実に防止できる。
の流体軸受装置は、回転部材の軸線に対して直交する方
向に取付け面が形成され、この取付け面に流体遮断用の
遮断部材が固定されているので、遮断部材と回転部材と
の間に潤滑流体の漏洩する隙間が生ぜず、回転部材を伝
わった潤滑流体の漏洩をより確実に防止できる。
【0028】また、本発明の流体軸受装置において潤滑
流体に油成分が含まれ、遮断部材に撥油性処理が施され
ている場合には、遮断部材が潤滑流体を撥ねるので、漏
洩防止性能を一層向上できる。
流体に油成分が含まれ、遮断部材に撥油性処理が施され
ている場合には、遮断部材が潤滑流体を撥ねるので、漏
洩防止性能を一層向上できる。
【0029】更に、遮断部材が磁気シールの近傍に設け
られている場合には、磁気シールと共に潤滑流体を遮断
するので、漏洩防止性能を一層向上できる。
られている場合には、磁気シールと共に潤滑流体を遮断
するので、漏洩防止性能を一層向上できる。
【図1】本発明の流体軸受装置の一実施例の縦断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の流体軸受装置の他の実施例の縦断面図
である。
である。
【符号の簡単な説明】 2 ハウジング 3 磁石 4 軸受部材 5 回転軸 6 ハブ 7 遮断部材 8 磁性流体 9 軸線 10 軸線に直交する方向 11 取付け面 21 磁気シール 22 シールド板 23 磁石 24 シール板
Claims (3)
- 【請求項1】 固定部材と該固定部材の周面を摺動する
回転部材との間に潤滑流体が介在された流体軸受装置に
おいて、前記回転部材に回転部材の軸線に対して直交す
る方向に取付け面が形成され、該取付け面に潤滑流体遮
断用の遮断部材が固定されていることを特徴とする流体
軸受装置。 - 【請求項2】 前記潤滑流体に油成分が含まれ、前記遮
断部材に撥油性処理が施されていることを特徴とする請
求項1記載の流体軸受装置。 - 【請求項3】 前記遮断部材は磁気シールの近傍に設け
られていることを特徴とする請求項1記載の流体軸受装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17860093A JPH0712127A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 流体軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17860093A JPH0712127A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 流体軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0712127A true JPH0712127A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=16051292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17860093A Pending JPH0712127A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 流体軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712127A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1251626A2 (en) * | 2001-04-17 | 2002-10-23 | Minebea Co., Ltd. | Bearing device and spindle motor provided with the bearing device |
US6756715B2 (en) | 2002-02-07 | 2004-06-29 | Hitachi Powdered Metals, Co., Ltd. | Spindle motor |
US6851859B2 (en) | 2002-02-07 | 2005-02-08 | Hitachi Powdered Metals Co., Ltd. | Bearing unit, production method therefor and spindle motor |
JP2013142466A (ja) * | 2012-01-12 | 2013-07-22 | Rigaku Corp | 磁性流体シール装置 |
CN111720430A (zh) * | 2020-07-08 | 2020-09-29 | 南昌工程学院 | 一种复合轴瓦的低阻式磁流体斜面推力轴承及其加工工艺 |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP17860093A patent/JPH0712127A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1251626A2 (en) * | 2001-04-17 | 2002-10-23 | Minebea Co., Ltd. | Bearing device and spindle motor provided with the bearing device |
EP1251626A3 (en) * | 2001-04-17 | 2005-11-16 | Minebea Co., Ltd. | Bearing device and spindle motor provided with the bearing device |
US7176594B2 (en) | 2001-04-17 | 2007-02-13 | Minebea Co., Ltd. | Motor |
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CN111720430A (zh) * | 2020-07-08 | 2020-09-29 | 南昌工程学院 | 一种复合轴瓦的低阻式磁流体斜面推力轴承及其加工工艺 |
CN111720430B (zh) * | 2020-07-08 | 2021-10-22 | 南昌工程学院 | 一种复合轴瓦的低阻式磁流体斜面推力轴承及其加工工艺 |
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