JP3694634B2 - ディスク装置及びスピンドルモータ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はディスク装置に係り、特にディスクを駆動するスピンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスク装置は、パーソナルコンピュータの著しい普及に伴い、記録の高密度、大容量化及び装置の小型、高速化が進められている。これに用いられるディスクドライブ装置は、益々、高速、高精度回転化、耐衝撃性が要求されている。この高速回転を実現するために、ディスク駆動装置に滑り軸受を用いたスピンドルモータが提案されている。
【0003】
例えば、特開平11−96658号公報では、軸受に関しては動圧軸受の採用によって耐衝撃性向上図る等の解決手段が開示されている。また、軸受ユニットに封入した潤滑油(磁性流体)のシールに関しては、特開平8−22668号公報のように軸受ハウジングの開口部に磁性流体シールを設けてシール性能を高めている。又、特開平9−189329号公報にはハブの回転軸側部分を軸受ハウジング内まで突出させている構造が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、パーソナルコンピュータを持ち運び中に落下させ、1000Gの衝撃が作用すると、前述の磁気吸引力のみではシールが困難で、軸受ユニットに封入した潤滑油は衝撃によって漏れることがある。磁気ディスク装置では、磁気ディスクに微量の潤滑油が付着しても磁気ディスクに書き込まれた情報を読み出すことができなくなるので、軸受ユニットからの潤滑油の漏れは許されない。
【0005】
ところで、特開平9−189329号公報では、ハブの回転軸近傍を突出させている構成が開示されているが、この構成では、突出部の径はラジアル軸受の径より小さく、潤滑油の飛散の恐れが大きく、その対策として磁気シールを設けている。このように飛散防止用磁気シールを設けると部品点数が増加し、モータの大きさも大きくなる。
【0006】
本発明は、このような従来技術の欠点に鑑みなされたもので、その目的は耐衝撃性に優れる信頼性の高い磁気ディスク装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、外部からディスク駆動用スピンドルモータに作用する衝撃力に対して、磁気ディスクを搭載するハブに締結した軸に軸受内径よりも大径のリング要素を構成し、このリング要素を軸受ユニット内に延長させ、リング要素の突出部端面に対向する軸受ハウジング内周部に溝を設けると共に、軸受ユニット内に封入した潤滑油(磁性流体)の液面と軸受ユニット内に延長させたリング要素の端面との間に空間を構成した。前記リング要素の端面の面積を大きくとることで、潤滑油を受け止め、かつ潤滑油の表面張力を活用して、直接軸受ユニット外に潤滑油が飛散しない構成とした。また、本発明ではリング要素の端面に潤滑油が付着し、回転により潤滑油は遠心力を受けるが、その場合でも軸受ユニット内で飛散するに留まり、軸受ユニット外に潤滑油(磁性流体)が漏れ出ない構成にしている。さらに、前記リング要素及び軸受ハウジングには、フッ素樹脂を用いるか、フッ素コーティングを施し、潤滑油(磁性流体)の付着を軽減し、軸受ユニット内での飛散量の抑制効果を高めている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の実施例について説明する。図1は、本発明を磁気ディスクに適用した一実施例を示したもので、ディスク駆動用スピンドルモータの縦断面図である。
【0009】
磁性材の回転軸1に締結したハブ2にリング12を介してクランパー10で複数枚の情報を記録又は再生するための磁気ディスク11が固定されている。なお図示していないが、この磁気ディスクに情報を記録する又は再生するためのヘッドや、ヘッドを位置決めするアクチュエータ等が設けられている。磁気ディスクを固定したハブ2には、多極着磁のモータマグネット14がその内周側に固定されている。軸受ユニットは、非磁性の軸受ハウジング8に開口部側からラジアル軸受3a、永久磁石4、ラジアル軸受3b、抜け止め7及びスラスト軸受6で構成されている。また、軸受ハウジング8の中には、潤滑油(磁性流体)5aが封入されている。
【0010】
回転軸1はラジアル軸受3a、3b及びスラスト軸受6によって回転自在に支持されている。モータケース15には、この軸受ユニットとモータコイル16を備えたモータ固定子13が固定されている。本構成のモータは、DCブラシレスモータであり、ハブ2を駆動する回転磁界発生部材は、コイル16とモータ固定子13とモータマグネット14から構成されている。そして、コイル16に通電したときに発生する回転磁界と多極着磁のモータマグネット14の持つ磁界によってハブ2が駆動される。
【0011】
図2は、図1に示した軸受ユニットの縦断面の拡大図を示したものである。
【0012】
軸1に締結したハブ2には○で囲んで示したように、軸受内外径よりも大径のリング要素Aを構成している。即ちハブ2の回転軸1の取付部側を軸受側に凸状に突出させて、ラジアル軸受3aの外形より大きくカバーするように構成したものである。軸受ハウジング8のハブ2側には、環状の溝18を設けてある。本実施例では、この溝はハウジング端面から0.3〜0.4mmの位置から開けられ、深さも0.3〜0.4mmで、幅も同程度に形成してある。リング要素Aは、軸受ユニット内に延長させていて、非磁性の軸受ハウジング8の開口部側に設けた溝18の位置まで延長している。なお、軸受ハウジング8とリング要素A側面の最も間隔の狭い部分は0.1mm〜10μm程度に設定してある。
【0013】
このような構成とすることにって、ラジアル軸受端面と、軸受ハウジング8と、リング要素Aとで一種のラビリンス構造を形成している。このため回転に伴う磁性流体がハブ2側に流出することを防止している。さらに、軸受ハウジングに溝18を設けたことにより、溝18に軸受より漏れ出た磁性流体が溜り、ハブ2への流出の防止効果が顕著になる。
【0014】
軸1は、パーソナルコンピュータに用いられる磁気ディスクドライブ用スピンドルモータでは、軸1の直径は3mmから5mm程度の大きさである。そして、軸受ユニットには潤滑油として10μl前後から20μl前後の磁性流体5aが、ラジアル軸受3aの上部まで封入されている。この磁性流体5aの液面Bは、リング要素Aの端面とは間隔(0.4〜0.5mm)を置いて構成され、リング要素Aの端面と液面Bは空間となっている。リング要素Aの端面と液面B(ラジアル軸受3aの端面)との間隔は、磁性流体5bを磁気吸引力でラジアル軸受3aに引き戻どせるよう0.3mm前後の距離に設定している。また、ハブ2と非磁性の軸受ハウジング8で構成される隙間19は、磁性流体5aの漏れを流体の表面張力を利用して抑えることができるように10μm前後の狭い隙間に設定している。また、ラジアル軸受3a、3bと軸1との隙間は、軸1の回転によって発生する動圧効果を高めるために数μmに設定している。
【0015】
また、上記したようにリング要素Aと非磁性の軸受ハウジング8で構成される隙間19を10μm前後の狭い隙間に設定しておくと、リング要素Aの端面が軸受ハウジング8の開口部端面と同じ位置か軸受ハウジング8の内側であれば、リング要素Aの端面に付着した磁性流体5bは軸1の回転によって遠心力を受けても、隙間19での流体の表面張力によって隙間の広い溝18の方に飛散するのでハブ2側に漏れる恐れはない。
【0016】
本構成の軸受ユニットでは、ラジアル軸受3a、3b間に永久磁石4が配置され、磁性流体5aを磁化すると共に、スピンドルモータの停止及び回転中における磁性流体5aの漏れを磁気吸引力で防止している。また、スピンドルモータが磁気ディスク装置に組み込まれて、取扱い時に落下等で衝撃が加わった場合に、磁性流体5aは軸方向に移動する。しかし、本発明では軸受内径よりも大径のリング要素Aを設け、リング要素Aを軸受ユニット内に延長させているため、軸1とラジアル軸受3aの隙間に介在している磁性流体5aに衝撃が作用しても磁性流体5aはリング要素Aの端面で止められる。従って、本発明のスピンドルモータでは、図のようにリング要素Aの端面に磁性流体5bが付着するに留まり、軸受ユニット外には飛散しない。
【0017】
図6に従来の軸受ユニットの断面図を示す。図のようにリング要素Aがない場合は、磁性流体5aに衝撃力が作用するとラジアル軸受3aの隙間に介在する磁性流体5aは、図示の上方向に向かう矢印方向に勢いよく軸1とシールキャップ17とで構成される隙間を通過して軸受ユニット外に飛散し、ハブ2に付着する。そして、スピンドルモータが回転すると、ハブ2に付着した磁性流体は遠心力を受け図示の左右方向に向かう矢印方向にオイルミスト状になって飛散し、磁気ディスク11を汚染することになる。
【0018】
本構成とすることで、磁性流体5aに衝撃が作用しても磁性流体5aはリング要素Aの端面で止められる。そのため、直接磁性流体が軸受ユニット外に飛散することなく、磁性流体5bがリング要素Aの端面に付着するに留まる。そして、スピンドルモータが回転すると、リング要素Aの端面に付着した磁性流体5bは遠心力を受け、リング要素Aの端面と磁性流体5aの液面Bで構成された空間内で飛散するが、飛散した磁性流体5bは溝18の部分に付着するので軸受ユニット外に漏れることはない。
【0019】
また、ハブ2及びリング要素Aと軸受ハウジング8とで構成される隙間を10μm前後と狭く設定している。このため、隙間に磁性流体が付着すると表面張力の作用によって、軸受ユニット外に磁性流体はほとんど漏れない。すなわち、本発明の軸受ユニットでは、潤滑油としての磁性流体5bは上記した磁気吸引力の他、ハブ2と軸受ハウジング8との間を狭い隙間とすることで、磁性流体の表面張力によってシールできるように構成している。
【0020】
さらに、この狭い隙間の部分は、軸受ハウジング内とハブ2側をラビリンスシールすることができるので、軸受ハウジング側のオイルミストのシールになっている。この隙間を広くすると、それぞれのシール作用が期待できない。このため、表面張力の作用効果を発揮させるために0.1mm以下に設定することが望ましい。隙間の下限は、加工精度で決まり、10μm前後の寸法になる。
【0021】
また、パーソナルコンピュータに用いられる磁気ディスクドライブ用スピンドルモータでは、軸受ハウジング8の端面と対向するハブ2の板厚は1mm前後である。従って、リング要素Aを設けることによって、軸1とハブ2の締結部を長くすることができる。このため、ハブ2と軸1との抜気力を高めることができ、軸1とハブ2の締結力を増加すできため機械的強度も向上し、磁気ディスク装置の強度信頼性が向上する。
【0022】
さらに、本発明の軸受ユニットでは、ラジアル軸受3a、3b間に永久磁石4を配置している。このため、磁性材のラジアル軸受を用いるとラジアル軸受3aが磁化される。また、リング要素Aの端面と液面Bの間隔は、磁性流体5bを磁気吸引力でラジアル軸受3aに引き戻どせるように0.3mm前後の距離に設定している。従って、リング要素Aの端面に付着した磁性流体5bは磁気吸引力によりラジアル軸受3a側に引き戻され、リング要素Aの端面に付着する磁性流体5bの量が少なくなる。
【0023】
従って、磁性材を軸1及びラジアル軸受3a、3bに用いた上記構成の軸受ユニットを搭載したスピンドルモータは、軸1の回転によってラジアル軸受3aが磁化される。このため、磁性流体5aはラジアル軸受3aに引き寄せられ、軸受ユニット外への磁性流体の漏れ防止がより確実になる。
【0024】
図3は、本発明の他の実施例を示したもので、図2と異なる点はリング要素Aの端面の形状をテーパ状にした点である。リング要素Aの端面にテーパを付けることによって、リング要素Aの端面に付着した磁性流体5bは、軸1の回転によって溝18の部分に飛散する。従って、図2の実施例と同様、軸受ユニットの外への飛散が防止できる。
【0025】
図4は、さらに他の実施例の断面図を示したものである。図4の実施例では、リング要素Aの端面を凹形状にしたものである。この構成とすることによって、衝撃力が作用した時に、軸受隙間から飛散する磁性流体5bを凹部に溜め、軸受ユニット外への飛散防止を図ったものである。
【0026】
図3及び図4の実施例において、図2のように磁性材のラジアル軸受3a、3bを用いると、リング要素Aの端面に付着した磁性流体5bは、軸1の回転によって遠心力を受け、軸受ユニット内で飛散してもラジアル軸受3a側に吸引されるので、軸受ユニット外への漏れは防止できる。
【0027】
図5は、本発明の他の実施例を示したものである。本実施例は、軸1に軸受内外径よりも大径でハブ2とは異なる部材で構成したリング要素Bを配置したものである。リング要素Bの端面を軸受ユニット内に延長させている。その他の構成は図2の構成と同じである。
【0028】
先に示した実施例では、ハブ2と一体となっておりハブと同じ材質となっている。本実施例は、ハブ2とは別に構成しているため、リング要素Bの材質を任意に選ぶことができる。
【0029】
通常、ハブ2は磁性材を用いて構成されることが多い。先の実施例でハブ2が磁性材で作られている場合、ハブ2も磁化されるので、リング要素Aの端面に付着する磁性流体5bの量は、ハブ2が磁化されない場合に比較して若干多くなる。ところが、本実施例では、ハブ2の材質に関係なく非磁性のリング要素Bを用いることができるので、リング要素Bの端面に付着する磁性流体5bの量は、磁性材のリング要素Aに比較して少なくなるので、磁性流体の飛散防止がより確実になる。
【0030】
さらに、本実施例で、リング要素Bを撥油性のフッ素樹脂(例えばPTFE)で形成すると、リング要素Bの端面には磁性流体5bがほとんど付着しなくなる。そのため、磁性流体5bの飛散が軽減される。また、本実施例では前記フッ素樹脂製のリング要素Bとフッ素樹脂製の軸受ハウジング8を用いると、軸受ハウジング8と軸1との隙間を磁性流体5bが通過しようとしても、撥油作用によって磁性流体5bはシールされ、軸受外への漏れが防止できる。
【0031】
上記した図2〜図4の実施例において、リング要素A及び軸受ハウジング8にフッ素コーティングを処理することによって、図5で説明したように、フッ素樹脂製の軸受ハウジング8とハブ2を用いることで、リング要素Aもフッ素樹脂製となり、先の図5の実施例と同等の作用、効果が得られる。
【0032】
本発明では、潤滑油として磁性流体を用いた実施例を示した。これに対して、通常の潤滑油を用いた場合に、潤滑油に衝撃力が作用しても、潤滑油はリング要素A又はBの端面で止められる。従って、磁性流体を用いた場合と同様に直接潤滑油が軸受ユニット外に飛散することない。また、本発明のスピンドルモータはリング要素A又はBを前述のように軸受ユニット内に延長させると共に、軸受ユニット内に封入した潤滑油(磁性流体)の液面と軸受ユニット内に延長させたリング要素の端面との間に空間を構成している。このため、軸受ハウジング8に溝18を設けなくても、溝18を設けた場合と同様に漏れ防止ができる。さらに、本発明のスピンドルモータは、リング要素A又はBを軸受ユニット内に延長させているので、磁気ディスク装置の軸方向の寸法を変えることなく適用できる。
【0033】
なお、本実施例では磁気ディスクを例にとって説明したが、光ディスク等のディスク駆動用スピンドルモータにも適用できることは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】
本発明のスピンドルモータは、ディスクを搭載するハブに締結した軸に軸受内径よりも大径のリング要素を構成し、このリング要素を軸受ユニット内に延長させ、リング要素の突出部端面に対向する軸受ハウジング内周部に溝を設け、軸受ユニット内に封入した潤滑油(磁性流体)の液面と軸受ユニット内に延長させたリング要素の端面との間に空間を構成しているので、スピンドルモータに衝撃が作用しても軸受ユニットに封入した潤滑油(磁性流体)の飛散を防止できる。従って、本発明のスピンドルモータをパーソナルコンピュータ用ディスク装置に用いると信頼性の高いディスク装置を提供することができる。さらに、前記リング要素及び軸受ハウジングにフッ素樹脂を用いるか、フッ素コーティングを施こすことによって軸受ユニット外への潤滑油(磁性流体)の漏れを防止することができるのでより信頼性の高いパーソナルコンピュータ用ディスク装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスク駆動用スピンドルモータの1実施例の縦断面図。
【図2】図1に示した軸受ユニット部の縦断面図。
【図3】本発明の他の実施例を示す軸受ユニットの縦断面図。
【図4】本発明の他の実施例を示す軸受ユニットの縦断面図。
【図5】本発明の他の実施例を示す軸受ユニットの縦断面図。
【図6】従来の軸受ユニットの縦断面図。
【符号の説明】
1…軸、2…ハブ、3a、3b…ラジアル軸受、4…永久磁石、5a、5b…磁性流体、6…スラスト軸受、8…軸受ハウジング、11…磁気ディスク、17…シールキャップ。

Claims (6)

  1. 情報が記録、再生されるディスクを駆動するスピンドルモータにおいて、
    ディスクを搭載したハブと、前記ハブに勘合した軸と、前記軸を回転自在に支持する軸受ユニットと、前記ハブを駆動する回転磁界発生部材を備え、軸受ハウジングは一端が開放され、他端が閉じられていて、前記軸受ハウジングには前記軸を支持するラジアル軸受、スラスト軸受及び潤滑油を備え、前記ハブは軸受内径よりも大径のリング要素を前記軸側に備え、前記リング要素軸受ユニットの開放端より軸受側に延長され、軸受ユニット内に封入された潤滑油の液面と軸受ユニット内に延長さたリング要素の端面との間に空間を、前記軸受ハウジングの開放端より内側内周面には前記リング要素の前記端面の外周に対向する位置に円周状の溝を備えたことを特徴とするスピンドルモータ。
  2. 情報が記録、再生されるディスクを駆動するスピンドルモータにおいて、
    前記スピンドルモータは、磁気ディスクを搭載したハブと、前記ハブに勘合した軸と、前記軸を回転自在に支持す軸受ユニットと、前記ハブを駆動する回転磁界発生部材とで構成され、前記軸受ハウジングは一端が開放され、他端が閉じられ、前記軸受ハウジングには前記軸を支持するラジアル軸受、スラスト軸受及びラジアル軸受に密着させて配置されたリング状の永久磁石と磁性流体を備え、前記ハブの前記軸側には軸受内径よりも大径のリング要素形成され、前記リング要素軸受ユニットの開放端より内側に延長され、前記軸受ユニット内に封入された磁性流体の液面と前記リング要素の端面との間に空間を、前記軸受ハウジングの開放端より内側内周面には前記リング要素の前記端面の外周に対向する位置に円周状の溝を備えたことを特徴とするスピンドルモータ。
  3. 請求項1又はに記載のスピンドルモータにおいて、軸受ハウジングの開放端の内周面とリング要素の外周面で構成された隙間を0.1mm以下としたことを特徴とするスピンドルモータ。
  4. 請求項1又は2に記載のスピンドルモータにおいて、前記リング要素前記ハブとは別部材で構成したことを特徴とするスピンドルモータ。
  5. 請求項に記載のスピンドルモータにおいて、前記リング要素フッ素樹脂で形成したことを特徴とするスピンドルモータ。
  6. 情報を記録するためのディスクと、前記ディスクの情報を再生又は記録するためのヘッドと、前記ディスクを回転するためスピンドルモータを備えた磁気ディスク装置において、
    前記スピンドルモータは、回転軸を支持する軸受ユニットと、前記回転を駆動する回転磁界発生部材を備え、軸受ハウジングは一端が開放され、他端が閉じられていて、前記軸受ハウジングには前記軸を支持するラジアル軸受、スラスト軸受及び潤滑油を備え、前記回転軸にはディスクを取付けるハブが固定され、前記ハブには軸受内径よりも大径のリング要素前記回転軸側に設けられ、前記リング要素軸受ユニットの開放端より軸受ハウジング内に突出、前記リング要素の突出部端面に対向する前記軸受ハウジング内周部に溝設けられたことを特徴とするディスク装置。
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