JP3718073B2 - 動圧軸受モータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばハードディスク駆動装置(HDD)などの記録媒体駆動装置に使用され、ハードディスクなどの記録媒体を回転駆動させる動圧軸受モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の動圧軸受モータとして、上端近傍にスラスト板が同心状に固設された軸体と、スラスト板と軸体とに微小間隙を有して周設されたスリーブ体とを有し、スラスト板とスリーブ体との微小間隙および軸体とスリーブ体との微小間隙に潤滑油が充填された流体動圧軸受モータがある。
【0003】
このような流体動圧軸受モータでは、スラスト板の上面に動圧発生溝が形成されて上部スラスト動圧軸受部が構成されると共に、スラスト板の下面に動圧発生溝が形成されて下部スラスト動圧軸受部が構成される一方、スリーブ体の軸体に対向する面に動圧発生溝が形成されてラジアル動圧軸受部が構成され、これら各流体動圧軸受部で支持されてスリーブ体と軸体とが相対回転可能になっている。このスリーブ体の外周側にロータハブが一体的に設けられており、ロータハブには、記録ディスクの中心孔が嵌装されて記録ディスクを多段状に保持するためのディスク保持面が形成されている。
【0004】
各流体動圧軸受部において、相対運動しながら互いに干渉(例えば摩擦や焼き付きなど)し合う2面に関する技術を扱うトライボロジー的な見地から、ラジアル動圧軸受部を構成する軸体は硬いステンレス材で、スリーブ体は軟らかいブロンズ(銅)系材料の組み合わせが適しているとされて利用されている。これは、2つの金属が同種の金属である場合には、各金属面間の摩擦によって各金属面間に焼き付き現象が生じてしまう虞があるためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなブロンズ系材料よりなるスリーブ体とステンレス材よりなる軸体との関係では、各金属面間の焼き付き現象を防止する上で確かによい組み合わせではあるが、スリーブ体のブロンズ系材料よりも硬いステンレス材をスラスト板に採用した場合には、相対回転するスラスト板のエッジ(外周縁)によってスリーブ体のその対向面が損傷しやすいという問題を有していた。つまり、これは、ロータが傾いた場合には勿論のこと、ロータに傾きがない状態であっても、スラスト板下面のエッジ(外周縁)が、特に起動、停止時にスリーブ体の上端面に接すると、スラスト板のエッジの跡がスリーブ体の上端面について下部スラスト動圧軸受部が損傷してしまう。
【0006】
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、スラスト板によるスリーブ体の対向面への損傷を防止することができる動圧軸受モータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の動圧軸受モータは、静止部材に対して回転する回転部材をスラスト動圧軸受を介してスラスト方向に支持する動圧軸受モータにおいて、静止部材は軸体とこの軸体に同心状に固設されたスラスト板とを有し、回転部材は、軸体およびスラスト板に対して周設されたスリーブ体と、スラスト板の軸方向一方側に位置し且つスラスト板に対し微小間隙を介して対向する第1の部材と、スラスト板の軸方向他方側に位置し且つスラスト板に対し微小間隙を介して対向する第2の部材とを有し、その微小間隙の少なくとも一部に潤滑流体が充填され、この潤滑流体が充填された箇所に形成された流体動圧軸受を介してスリーブ体が軸体の回りに回転自在に構成されている。このモータはさらに、前記回転部材を軸方向他方側に付勢する付勢手段である磁気バイアスを備えると共に、第1のスラスト軸受は、前記スラスト板の軸方向一方側であって、前記静止部材と回転部材との第1の対向部材であるスラスト板と第1の部材と間に形成され、第2のスラスト軸受は、前記スラスト板の軸方向他方側であって、前記静止部材と回転部材との第2の対向部材であるスラスト板と第2の部材と間に形成されてなり、前記スラスト板と前記第1の部材と前記第2の部材とはそれぞれ異種材料で構成されており且つ、前記第2の部材よりも前記第1の部材の方が硬い材質で形成されていることを特徴とするものである。
【0008】
この構成により、回転部材の回転時に、第1の対向部材の一方を軸方向一方側の第1の対向部材の他方側に付勢し、第1の対向部材はそれぞれ異種材料の耐久性部材で構成されているので、第2の対向部材であるスラスト板第2の部材よりも堅牢な材料を用いても、スラスト板によって第2の部材が損傷しにくく、かつ第1の対向部材においても互いの摩擦面による焼き付き現象も起こりにくい。また、磁気バイアスで付勢されて微小間隙が縮小する側の第1の対向部材とは反対側の第2の対向部材の微小間隙は広がるようになるので、第2の部材を第1の部材よりも軟らかい材料で構成しても、堅牢な材料のスラスト板による第2の部材の対向面への損傷は防止されることになる。
【0009】
また、本発明の動圧軸受モータは、静止部材に対して回転する回転部材をスラスト動圧軸受を介してスラスト方向に支持する動圧軸受モータにおいて、回転部材は軸体とこの軸体に同心状に固設されたスラスト板とを有し、静止部材は、軸体およびスラスト板に対し微小間隙を有して周設されたスリーブ体と、スラスト板の軸方向一方側に位置し且つスラスト板に対し微小間隙を介して対向する第1の部材と、スラスト板の軸方向他方側に位置し且つスラスト板に対し微小間隙を介して対向する第2の部材とを有し、その微小間隙の少なくとも一部に潤滑流体が充填され、この潤滑流体が充填された箇所に形成された流体動圧軸受を介して軸体がスリーブ体に回転自在に支持されている。このモータはさらに、前記回転部材を軸方向一方側に付勢する付勢手段である磁気バイアスを備えると共に、第1のスラスト軸受は、前記スラスト板の軸方向一方側であって、前記静止部材と回転部材との第1の対向部材であるスラスト板と第1の部材と間に形成され、第2のスラスト軸受は、前記スラスト板の軸方向他方側であって、前記静止部材と回転部材との第2の対向部材であるスラスト板と第2の部材と間に形成されてなり、前記スラスト板と前記第1の部材と前記第2の部材とはそれぞれ異種材料で構成されており且つ、前記第2の部材よりも前記第1の部材の方が硬い材質で形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
この構成により、スラスト板によるスリーブ体の対向面への損傷を防止する本発明の構成を流体動圧軸受モータに適応させることができる。
【0011】
さらに、本発明の動圧軸受モータにおいて、第2の部材が銅又は銅合金からなり、軸体及びスラスト板がステンレス材からなり、第1の部材がスラスト板とは異なる種類のステンレス材又はセラミックスからなることを特徴とするものである。
【0012】
この構成により、第2の対向部材は焼き付き現象が起こりにくい金属材料の組み合せとすることができる。さらに磁気バイアスで付勢される側の第1の対向部材は耐久性材料で構成されているので、スラスト板の外周エッジによるスリーブ体の対向面への損傷は防止される。
【0013】
また、本発明の流体動圧軸受モータは、スリーブ体と第2の部材とが一体に構成されていても良い。
【0014】
本発明の構成により、スリーブ体と軸体およびスラスト板との相対回転時に、ロータマグネットとステータによる磁気バイアスによってスラスト板面に対して付勢される側のスリーブ体の面部分が耐久性材料であるため、スラスト板にスリーブ体よりも堅牢な材料を用いても、スラスト板の外周エッジによってスリーブ体の面部分が損傷を起こしにくく、互いの摩擦面による焼き付き現象も起こりにくい。また、磁気バイアスされて付勢される側のスリーブ体の面部分以外のスリーブ体を、従来のように軟らかい材料で構成しても、スラスト板の外周エッジによって接触する側のスリーブ体の面部分は、磁気バイアスで接触しない側に付勢されて浮くようになっているので、堅牢な材料のスラスト板の外周エッジによるスリーブ体の対向面への損傷は防止されることになる。
【0015】
また、好ましくは、本発明の流体動圧軸受モータにおけるスリーブ体は、軸体およびスラスト板に対し微小間隙を有して一部が周設されたスリーブ本体と、このスリーブ本体に固設されスリーブ本体内に収容されたスラスト板を覆うスラストブッシュとを有し、スリーブ本体と共にスラストブッシュをスラスト板側に磁気バイアスで付勢する。
【0016】
この構成により、軸体およびスラスト板に対して周設されたスリーブ体を、スリーブ本体とスラストブッシュで構成したため、スリーブ体を簡単に構成することができると共に、磁気バイアスされて付勢される側のスリーブ体の面部分をスラストブッシュで構成すれば、そのスリーブ体の面部分だけを耐久性材料で容易に構成可能で、かつスリーブ体と軸体およびスラスト板とを、異なる金属材質の材料で容易に構成可能である。
【0017】
さらに、好ましくは、本発明の流体動圧軸受モータにおいて、軸体およびスラスト板はステンレス材で構成され、スリーブ本体はブロンズ材で構成され、スラストブッシュはステンレス材およびセラミック材の何れかで構成されている。また、好ましくは、本発明の流体動圧軸受モータにおいて、スラストブッシュのステンレス材はスラスト板のステンレス材とは異なる種類のステンレス材で構成している。
【0018】
この構成により、軸体およびスラスト板をステンレス材で構成すると共にスリーブ本体をそれよりも軟らかいブロンズ材で構成すれば、焼き付きが起こりにくい材料の組み合わせとなる。また、スラストブッシュを耐久性材料のステンレス材およびセラミック材の何れかで構成すれば、スラストブッシュをステンレス材のスラスト板側に磁気バイアスで付勢しており、しかも、スラストブッシュのステンレス材がスラスト板のステンレス材とは異なる種類のステンレス材であるので、共に融点が異なる種類の材料であって焼き付きが起こりにくい。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態のスピンドルモータに適した流体動圧軸受モータの縦断面図である。図1において、流体動圧軸受モータ1は、基盤2と、この基盤2の中央孔に下端部が固定された固定軸体(以下単に軸体という)3と、この軸体3の上部に同心状に固設された円盤状のスラスト板4と、軸体3およびスラスト板4に対し微小間隙を有して周設され、軸体3の回りを回転可能にされたスリーブ体5と、軸体3とスリーブ体5との微小間隙およびスラスト板4とスリーブ体5との微小間隙に充填された潤滑流体6とを備えている。また、流体動圧軸受モータ1は、軸体3に回転自在に支持されたスリーブ体5の外周側に固設された回転側のロータハブ7と、軸体3の外周側に同心状に設けられ、基盤2上に固設された環状のステータ8と、ロータハブ7に固設され、内周面がステータ8の外周面に対向するように配設された環状のロータマグネット9とを備えている。
【0020】
軸体3はステンレス(SUS)材で構成され、上部側であってスラスト板4が固設される箇所の上方に外周方向に沿って形成された第1の環状溝31と、軸心方向の略中央部に形成された第2の環状溝32と、下部側であって基盤2の上方に形成された第3の環状溝33と、内部に軸心方向に沿って形成され、第2の環状溝32と第3の環状溝33間を連通する通気孔(呼吸孔)34とを備えている。
【0021】
第1の環状溝31は、径方向外方に開口する断面凹形状を有し、断面凹形状により環状空間を形成して潤滑流体6が外部(上部)に流出するのを阻止するようになっている。
【0022】
第2の環状溝32は、外径が下方に向かって比較的急激に減少し、軸心方向の距離が短い上傾斜壁と、外径が上方に向かって比較的緩やかに減少し、軸心方向の距離が長い下傾斜壁とを有しており、スリーブ体5側の後述する環状溝とで後述するラジアル動圧軸受部57とラジアル動圧軸受部58の潤滑流体6を分離する気体介在部を構成している。
【0023】
第3の環状溝33は、外径が下方に向かって比較的緩やかに減少し、軸心方向の距離が長い上傾斜壁を有しており、スリーブ体5とで後述するラジアル動圧軸受部58の潤滑流体6のシール部を構成している。
【0024】
通気孔34は、軸体3の外周面に開口する上開口部が第2の環状溝32の上傾斜壁と下傾斜壁との境界部に位置し、軸体3の外周面に開口する下開口部が第3の環状溝33の上傾斜壁の上部(軸体3とスリーブ体5間の隙間のできるだけ狭い箇所)に位置することで第2の環状溝32と第3の環状溝33を連通している。
【0025】
スラスト板4はステンレス材で構成され、中央に上下面を貫通する軸体3用の取付孔を有している。また、スラスト板4は、図2に示すように、その取付孔の外周側近傍の180°対称位置に上下面を貫通する2個の流体循環孔41が形成され、それらの上下面には動圧発生溝42,43がそれぞれ形成されている。これらの動圧発生溝42,43は、周方向に配列された「く」の字状のヘリングボーン溝からなっている。これによって、スラスト板4の上下面とその対向面との相対回転時に、径方向両側からヘリングボーン溝の「く」の字の中間側に潤滑流体6を移動させて流体動圧を発生させる上側と下側のスラスト動圧軸受44,45を構成するものである。
【0026】
上側のスラスト動圧軸受44のヘリングボーン溝は、「く」の字の内周側の傾斜溝の径方向寸法が外周側の傾斜溝の径方向寸法よりも長くなるように設定されている。これによって、スラスト板4の外周側への流体加圧力が内周側への流体加圧力よりも大きくなってスラスト板4の上面とその対向面(後述するスラストブッシュの下面)間に存在する潤滑流体6が内周側から外周側へ移動するように構成されている。
【0027】
また、下側のスラスト動圧軸受45のヘリングボーン溝は、「く」の字の内周側の傾斜溝の径方向寸法が外周側の傾斜溝の径方向寸法よりも短くなるように設定されている。これによって、外周側への流体加圧力が内周側への流体加圧力よりも小さくなってスラスト板4の下面とスリーブ体5の上端面間に存在する潤滑流体6が外周側から内周側へ移動するように構成されている。
【0028】
スリーブ体5は、下部が筒状に形成され、上部には二段の大小の穴部が同心状に形成され、筒状部中央の貫通孔と同心状に二段の大穴部および小穴部が形成されたスリーブ本体51と、この二段の上側の大穴部に外周縁部が嵌合されて固設され、軸体3が貫通可能な貫通孔が中央部に設けられた環状のスラストブッシュ52と、スラストブッシュ52の上側に位置すると共に、その大穴部に外周縁部が嵌合されて固設され、軸体3が貫通可能な貫通孔が中央部に設けられた環状のカバー板53とを有している。スリーブ本体51およびスラストブッシュ52によって、軸体3およびスラスト板4に対し微小間隙を有して周設されている。
【0029】
スリーブ本体51はブロンズ(銅または銅合金)材で構成されている。回転による摩擦によって焼き付き現象を防ぐために、スリーブ本体51と軸体3およびスラスト板4とは異なる材料で構成されている。軸体3およびスラスト板4とは異なる材料とは、融点温度が異なる金属材料であって、固定側と回転側の一方が融点に達しても他方は融点に達していないので、摩擦が緩和され焼き付き現象に至りにくい金属材料の組み合わせである。上記したように、軸体3およびスラスト板4をステンレス材で構成すると共にスリーブ本体51をブロンズ(銅)材で構成すれば、焼き付き現象が起こりにくい金属材料の組み合わせとなる。
【0030】
スリーブ本体51の筒状部中央にある貫通孔の内周面には、下側の小穴部と環状溝54との間に形成された動圧発生溝55と、環状溝54と貫通孔下端部近傍との間に形成された動圧発生溝56とが設けられている。
【0031】
動圧発生溝55は「く」の字状のヘリングボーン溝からなり、軸体3とスリーブ本体51の内周面との対向面間にラジアル動圧軸受57を形成するものである。また、動圧発生溝56は、動圧発生溝55と同様に「く」の字状のヘリングボーン溝からなり、軸体3とスリーブ本体51の内周面との対向面間にラジアル動圧軸受58を形成するものである。
【0032】
この動圧発生溝55は、ヘリングボーン溝の軸心方向上部側の傾斜溝の軸心方向寸法が軸心方向下部側の傾斜溝の軸心方向寸法よりも少し短くなるように設定されたもので、スリーブ本体が軸体3の回りを回転するときに潤滑流体6に対して軸心方向下部側から上部側へ移動させる方向の力を加えるようになっている。また同様に、動圧発生溝56も、潤滑流体6に対して軸心方向下部側から上部側へ移動させる方向の力を加えるようになっている。
【0033】
また、スリーブ本体51には、筒状部中央の貫通孔の軸心方向における略中央位置で軸体3の第2の環状溝32に対向する位置に環状溝54が形成されている。この環状溝54は、外径が下方に向かって比較的急激に増大し、軸心方向の距離が短い上傾斜壁と、外径が上方に向かって比較的緩やかに増大し、軸心方向の距離が長い下傾斜壁とを有しており、上述した第2の環状溝32と対向して気体介在部を形成している。
【0034】
この気体介在部は、ラジアル動圧軸受部57とラジアル動圧軸受部58とを分離するもので、ラジアル動圧軸受57との境界部となる箇所の軸体3とスリーブ体5とのなす角(上開口角)がラジアル動圧軸受部57の潤滑流体6の下側界面を気体介在部側に移動不能な大きさに形成されている。また、この気体介在部において、ラジアル動圧軸受部58との境界部となる箇所の軸体3とスリーブ体5とのなす角(下開口角)がラジアル動圧軸受部58の潤滑流体6の上側界面を気体介在部側に移動可能な大きさに形成されている。
【0035】
スラストブッシュ52は、磁気バイアスされてロータハブ7と共に下方に付勢する側のスリーブ体5の面部分を構成しており、少なくともこの面部分を硬い耐久性材料としてのステンレス材またはセラミック材で構成している。スラストブッシュ52がステンレス材の場合には、回転時の摩擦による焼き付き防止のためにスラスト板4のステンレス材とは異なる種類のステンレス材で構成されている。異なる種類のステンレス材とは、同じステンレス材であっても上述したように融点の異なるステンレス材である。また、スラストブッシュ52は、スリーブ本体51の二段の上側の大穴部に外周縁部が嵌合されて固設され、軸体3が貫通可能な貫通孔が中央部に設けられ、貫通孔近傍の下面は、貫通孔側に開く傾斜面で構成されており、軸体3の断面凹形状とで環状空間を形成して潤滑流体6が外部(上部)に流出するのを阻止するようになっている。
【0036】
カバー板53もスラスト板4と同様に、軸体3が貫通する中央貫通孔を有し、下面の内周側角部が切除されて切欠き部531を形成するもので、上述したように軸体3の第1の環状溝31と切欠き部531とで潤滑流体6の外部への流出阻止部を構成している。
【0037】
潤滑流体6は、潤滑油などからなり、スラスト板4の周囲の微小間隙、動圧発生溝55,56が形成されたスリーブ本体51の内周面と軸体3の外周面間の微小間隙に充填されている。また、軸体3の外周面と動圧発生溝56の形成されたスリーブ本体51の内周面間の微小間隙に充填される潤滑流体6は、スリーブ体5の回転停止時にはその下側界面が通気孔54の下側の開口部よりも下方に位置し、その開口部を塞いだ状態になっている。
【0038】
ロータハブ7はスリーブ本体51の外周側に一体(または別体)に固着して設けられ、記録ディスクAの中心孔が上側から嵌装されて記録ディスクAを多段状に保持するためのディスク保持面7aが形成された外筒部7bを設けている。
【0039】
ステータ8は、基盤2に取り付けられた支持部21に固設された円筒状のコア81の極歯部にコイル82を巻回して構成され、スリーブ本体51の筒状部とロータハブ7の外筒部7bの空間部内に収納されて配置されている。
【0040】
ロータマグネット9は円筒状(または環状)をなし、ロータハブ7の外筒部7bの内側に固設された円筒状のヨーク91の内周面であってステータ8に対向する位置に固設されている。
【0041】
これらのステータ8とロータマグネット9の位置関係は、それぞれの軸方向の中心位置を若干ずらして設けており、ステータ8によってロータマグネット9と共にロータハブ7が図1で下側(モータ内側)に磁気バイアスで付勢されるようになっている。これによって、スラストブッシュ52の下面が、軸体3の軸線方向に対向するスラスト板4の上面側に付勢するようにステータ8によってロータマグネット9が磁気バイアスされるようになっている。以上によって付勢手段が構成されている。
【0042】
上記構成により、以下、その動作を説明する。まず、ステータ8のコイルに通電されると、スリーブ体5およびロータハブ7は、スラスト動圧軸受部44,45およびラジアル動圧軸受57,58に支持されて軸体3の回りを高速回転する。
【0043】
このとき、スラスト板4の上面とスラストブッシュ52の下面との間に形成されたスラスト動圧軸受部44における潤滑流体6が動圧発生溝42に生じる流体差圧により内周側から外周側に流動する一方、スラスト板4の下面とこの下面とのスリーブ本体51の対向面間に形成されたスラスト動圧軸受部45における潤滑流体6は動圧発生溝43に生じる流体差圧により外周側から内周側に流動する。
【0044】
この結果、スラスト板4の上面の潤滑流体6はスラスト板4の外周端面を介してスラスト板4の下面側に流動する一方、スラスト板4の下面の潤滑流体6はスラスト板4の内周側の流体循環孔41を介してスラスト板4の上面側に流動して、上面と下面間を循環することになる。
【0045】
スリーブ体5およびロータハブ7の回転起動時あるいは回転停止時、ステータ8によってロータマグネット9と共にロータハブ7が図1の下側(モータ側)に磁気バイアスされて付勢されることで、スリーブ体5のスラストブッシュ52の下面も、軸体3の軸線方向に対向するスラスト板4の上面側に付勢されて微小間隔に対して多少下げられると同様に、スラスト板4の下面側に対向するスリーブ本体51の上端面側も下側に微小間隔から多少下げられて間隔が空くようになる。
【0046】
なお、上述したように、スリーブ体5およびロータハブ7が回転している時は、両スラスト動圧軸受部44,45において、スラスト板4の上面とスラストブッシュ52の下面との間およびスラスト板4の下面とスリーブ本体51の上面との間にそれぞれ動圧発生溝42,43による潤滑流体6の流体膜が形成されるため、これら対向面が互いに直接接触することはない。
【0047】
以上のように、本実施形態によれば、磁気バイアスによってスラスト板4の上面に対して付勢される側のスラストブッシュ52にステンレス材などの硬い耐久性材料を用いたため、スラスト板4にスリーブ本体51よりも堅固な金属材料を使用しても、スリーブ本体51を損傷させることなく、全体の信頼性を向上させることができる。また、従来は、スリーブ本体51の上端面の損傷を懸念してスリーブ本体51の材料よりも耐久性の劣る材料を使用せざるを得なかったが、その制限を緩和させることができる。
【0048】
また、軸体3およびスラスト板4に対して周設されたスリーブ体5をスリーブ本体51とスラストブッシュ52で構成し、磁気バイアスされて付勢される側のスリーブ体5の面部分をスラストブッシュ52で構成したため、そのスリーブ体5の面部分だけを耐久性材料(ステンレス材またはセラミック材など)で容易に構成することができ、かつスリーブ本体51と軸体3およびスラスト板4とを、異なる金属材質の材料で容易に構成することができる。
【0049】
さらに、軸体3およびスラスト板4をステンレス材で構成すると共にスリーブ本体51をブロンズ材で構成すれば、焼き付きが起こりにくい材料の組み合わせとすることができる。また、スラストブッシュ52を耐久性材料のステンレス材およびセラミック材の何れかで構成すれば、硬いスラストブッシュ52を硬いステンレス材のスラスト板4側に磁気バイアスで付勢しており、しかも、スラストブッシュ52のステンレス材がスラスト板4のステンレス材とは異なる種類のステンレス材であるため、融点が共に異なる種類の金属材料であって焼き付きが起こりにくい。
【0050】
なお、本実施形態では、磁気バイアスされて付勢される側のスリーブ体5の面部分を耐久性材料のスラストブッシュ52で構成したが、そのスリーブ体5の面部分は耐久性材料の膜部材や薄板などで構成してもよい。この場合、スラストブッシュ52の下面(スラストブッシュ52の一部分)に耐久性材料を蒸着したりメッキしたり耐久性材料の薄板を貼付るようにすればよい。
【0051】
また、本実施形態では、磁気バイアスによってロータハブ7を下側に付勢してスラスト板4の上面に対してスラストブッシュ52の下面を付勢するようにしたが、軸体の上端部分にロータハブが固着されロータハブと共に軸体が回転する回転軸体の場合には、回転軸体を支持するスリーブ本体とスラストブッシュは固定側となるため、磁気バイアスによってロータハブを上側に付勢してスラスト板の上面をスラストブッシュの下面に対して付勢する必要がある。このようなモータの場合にも、スラスト板によるスリーブ体の対向面への損傷を防止する本発明の効果を得ることができる。
【0052】
さらに、スラスト板によるスリーブ体の対向面への損傷を防止するための本発明の構成を、図3に示すような動圧流体軸受モータ101にも適応することもできる。このモータ101は、図3において、高さが扁平でスラスト板103の外周端面にラジアル動圧軸受部109を有すると共に、スラスト板4の上下面側に各スラスト動圧軸受部110,111を有するようになっている。
【0053】
この場合、図3において、図1と略同様の作用効果を奏する部材には同一の符号を付してその説明を省略している。動圧流体軸受モータ101は、回転軸体102と、この回転軸体102の下端部に中央部が外嵌固定された円盤状のスラストプレート103と、このスラストプレート103を回転軸体102と共に回転自在に支持する支持部材104と、この支持部材104の内周下端部に嵌合固定された円盤蓋状のスラストキャップ105とを有している。この支持部材104は、円筒状のスリーブ部材106と、このスリーブ部材106の上部に外周縁部が嵌合され、回転軸体102が貫通可能な孔が中央部に設けられた円形のスラストブッシュ107とで構成されている。スラストプレート103の外周端面とスリーブ部材106の内周面とが微小間隙を形成して対向配設され、スラストブッシュ107の下面とスラストプレート103の一面(図中では上面)とが微小間隙を形成して対向配設され、さらに、スラストプレート103の他面(図中では下面)とスラストキャップ105の外周側上面とが微小間隙を形成して対向配設されている。これらのスリーブ部材106、スラストブッシュ107およびスラストキャップ105と、それらの内部に位置するスラストプレート103との微小間隙の適所には毛細管現象で保持され得る潤滑油などの潤滑流体108が充填されている。
【0054】
この実施形態の場合、ステータ8とロータマグネット9の軸方向の中心位置をずらせて磁気バイアス力を発生させ、スラストプレート103をスラストブッシュ107側に付勢しているが、スラスト動圧軸受部110を構成するスラストプレート103およびスラストブッシュ107は異種金属材料でかつ耐久性部材で構成されている。
【0055】
なお、図1および図3で説明した本実施形態では、ステータ8とロータマグネット9の軸方向の中心位置を若干ずらせて磁気バイアス力を発生させるように構成したが、これに限らず、ロータマグネット9の直下に鉄片などの磁性体材料を配置して磁気バイアス力を発生させるように構成してもよく、要は、ロータハブ7を下側または上側に磁気バイアス力で付勢する手段を設けていればよい。
【0056】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、回転部材の回転時に、第1の対向部材の一方を軸方向一方側の第1の対向部材の他方側に付勢し、第1の対向部材はそれぞれ異種材料の耐久性部材で構成されているため、第2の対向部材の一方に他方よりも堅牢な材料を用いても、第2の対向部材の一方によって第2の対向部材の他方が損傷しにくく、かつ第1の対向部材においても互いの摩擦面による焼き付き現象も起こりにくい。また、付勢手段で付勢されて微小間隙が縮小する側の第1の対向部材とは反対側の第2の対向部材の微小間隙は広がるため、第2の対向部材の他方を従来のように軟らかい材料で構成しても、堅牢な材料の第2の対向部材の一方による他方の対向面への損傷を防止することができる。
【0057】
さらに、第2の対向部材はそれぞれ異種金属で構成されているため、第2の対向部材の一方または他方の部材でラジアル動圧軸受を構成すれば、焼き付き現象防止の観点から材料の組み合わせを良好なものにすることができる。
【0058】
さらに、スラスト板によるスリーブ体の対向面への損傷を防止する本発明の構成を流体動圧軸受モータに適応させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の流体動圧軸受モータの縦断面図である。
【図2】図1のスラスト板の上面構成を示す横断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態の流体動圧軸受モータの縦断面図である。
【符号の説明】
1,101 流体動圧軸受モータ
3 固定軸体
4,103 スラスト板
44,45,110,111 スラスト動圧軸受部
5 スリーブ体
51 スリーブ本体
52 スラストブッシュ
57,58,109 ラジアル動圧軸受部
6,108 潤滑流体
7 ロータハブ
8 ステータ
9 ロータマグネット
102 回転軸体
103 スラストプレート
104 支持部材
105 スラストキャップ
106 スリーブ部材
107 スラストブッシュ

Claims (4)

  1. 静止部材に対して回転する回転部材をスラスト動圧軸受を介してスラスト方向に支持する動圧軸受モータにおいて、
    前記静止部材は軸体と該軸体に同心状に固設されたスラスト板とを有し、
    前記回転部材は、
    前記軸体およびスラスト板に対して周設されたスリーブ体と、
    前記スラスト板の軸方向一方側に位置し且つ前記スラスト板に対し微小間隙を介して対向する第1の部材と、
    前記スラスト板の軸方向他方側に位置し且つ前記スラスト板に対し微小間隙を介して対向する第2の部材と、を有し、
    それら微小間隙には潤滑流体が充填され、
    前記回転部材を軸方向方側に付勢する磁気バイアス手段を備えると共に、
    第1のスラスト軸受は、前記スラスト板の軸方向一方側であって、
    前記静止部材と回転部材との第1の対向部材である前記スラスト板と前記第1の部材とによって形成され、
    第2のスラスト軸受は、前記スラスト板の軸方向他方側であって
    前記静止部材と回転部材との第2の対向部材である前記スラスト板と前記第2の部材とによって形成されてなり、
    前記スラスト板と前記第1の部材と前記第2の部材とはそれぞれ異種材料で構成されており、
    且つ前記第1の部材は前記第2の部材よりも硬い材質で形成されていることを特徴とする動圧軸受モータ。
  2. 静止部材に対して回転する回転部材をスラスト動圧軸受を介してスラスト方向に支持する動圧軸受モータにおいて、
    前記回転部材は軸体と該軸体に同心状に固設されたスラスト板とを有し、
    前記静止部材は、
    前記軸体およびスラスト板に対し微小間隙を有して周設されたスリーブ体と、
    前記スラスト板の軸方向一方側に位置し且つ前記スラスト板に対し微小間隙を介して対向する第1の部材と、
    前記スラスト板の軸方向他方側に位置し且つ前記スラスト板に対し微小間隙を介して対向する第2の部材を有し、
    前記微小間隙の少なくとも一部に潤滑流体が充填され、
    前記回転部材を軸方向一方側に付勢する磁気バイアス手段を備えると共に、
    第1のスラスト軸受は、前記スラスト板の軸方向一方側であって、
    前記静止部材と回転部材との第1の対向部材である前記スラスト板と前記第1の部材との間に形成され、
    第2のスラスト軸受は、前記スラスト板の軸方向他方側であって、
    前記静止部材と回転部材との第2の対向部材である前記スラスト板と前記第2の部材との間に形成されてなり、
    前記スラスト板と前記第1の部材と前記第2の部はそれぞれ異種材料で構成されており且つ、
    前記第2の部材よりも前記第1の部材の方が硬い材質で形成されていることを特徴とする動圧軸受モータ。
  3. 前記第2の部材が銅又は銅合金からなり、
    前記軸体がステンレス材からなり、
    前記スラスト板がステンレス材からなり、
    前記第1の部材が前記スラスト板とは異なる種類のステンレス材又はセラミックスであることを特徴とする請求項1又は2記載の動圧軸受モータ。
  4. 前記第2の部材とスリーブ体とが一体に構成されていることを特徴とする請求項1乃至3記載の動圧軸受モータ。
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