JPH09308178A - スピンドルモータ - Google Patents
スピンドルモータInfo
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- JPH09308178A JPH09308178A JP8148060A JP14806096A JPH09308178A JP H09308178 A JPH09308178 A JP H09308178A JP 8148060 A JP8148060 A JP 8148060A JP 14806096 A JP14806096 A JP 14806096A JP H09308178 A JPH09308178 A JP H09308178A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spindle motor
- rotor
- bearing
- slide bearing
- lubricating oil
- Prior art date
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K5/00—Casings; Enclosures; Supports
- H02K5/04—Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
- H02K5/16—Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields
- H02K5/167—Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using sliding-contact or spherical cap bearings
- H02K5/1675—Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using sliding-contact or spherical cap bearings radially supporting the rotary shaft at only one end of the rotor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/74—Sealings of sliding-contact bearings
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B19/00—Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
- G11B19/20—Driving; Starting; Stopping; Control thereof
- G11B19/2009—Turntables, hubs and motors for disk drives; Mounting of motors in the drive
Abstract
(57)【要約】
【課題】 潤滑油の飛散を防止することにより、寿命を
大幅に長くするようにした、スピンドルモータを提供す
ること。 【解決手段】 固定配置されたステータ基板12,ステ
ータ基板上に取り付けられた滑り軸受15,この滑り軸
受の周りに配設された巻線コイル14を含む、ステータ
部11と、上記滑り軸受に回転可能に支持された回転軸
21,上記巻線コイルに対向するように、回転軸に一体
的に固着されたロータヨーク22,ロータヨークに備え
られたロータマグネット23を含む、ロータ部20と、
から構成されているスピンドルモータ10において、上
記滑り軸受の少なくとも一方の端面に、潤滑油飛散防止
用のプレート17が設けられている。
大幅に長くするようにした、スピンドルモータを提供す
ること。 【解決手段】 固定配置されたステータ基板12,ステ
ータ基板上に取り付けられた滑り軸受15,この滑り軸
受の周りに配設された巻線コイル14を含む、ステータ
部11と、上記滑り軸受に回転可能に支持された回転軸
21,上記巻線コイルに対向するように、回転軸に一体
的に固着されたロータヨーク22,ロータヨークに備え
られたロータマグネット23を含む、ロータ部20と、
から構成されているスピンドルモータ10において、上
記滑り軸受の少なくとも一方の端面に、潤滑油飛散防止
用のプレート17が設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンパクト
ディスク(CD)やCD−ROM等の光ディスクを回転
駆動するために使用される、スピンドルモータに関する
ものである。
ディスク(CD)やCD−ROM等の光ディスクを回転
駆動するために使用される、スピンドルモータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなスピンドルモータは、
例えば図4に示すように構成されている。図4におい
て、スピンドルモータ1は、固定配置されたステータ部
2と、ステータ部3に対して回転可能に支持されたロー
タ部3とから構成されている。
例えば図4に示すように構成されている。図4におい
て、スピンドルモータ1は、固定配置されたステータ部
2と、ステータ部3に対して回転可能に支持されたロー
タ部3とから構成されている。
【0003】ステータ部2は、ステータ基板2aと、ス
テータ基板2に取り付けられた軸受ホルダ2bと、軸受
ホルダ2bを円周方向に包囲するように固定配置された
巻線コイル2cと、軸受ホルダ2b内に圧入等により保
持された軸受2dと、を含んでいる。この軸受2dは、
一般に含油滑り軸受として、例えば金属焼結により構成
されており、焼結の際に発生するポーラス2e内に、潤
滑油が含浸されている。
テータ基板2に取り付けられた軸受ホルダ2bと、軸受
ホルダ2bを円周方向に包囲するように固定配置された
巻線コイル2cと、軸受ホルダ2b内に圧入等により保
持された軸受2dと、を含んでいる。この軸受2dは、
一般に含油滑り軸受として、例えば金属焼結により構成
されており、焼結の際に発生するポーラス2e内に、潤
滑油が含浸されている。
【0004】これに対して、ロータ部3は、軸受2dに
より回転可能に保持された回転軸3aと、この回転軸3
aに取り付けられ、且つ上記巻線コイル2cを外側から
包囲する下端が開放した円筒状のロータヨーク3bと、
このロータヨーク3bの内面に備えられたロータマグネ
ット3cと、この回転軸2の上端付近に取り付けられた
ほぼ円板状のターンテーブル3dと、を含んでいる。こ
の場合、回転軸3aは、軸受2d内で、下方がスラスト
受け材4により支持されることにより、下方への脱落が
防止されるようになっている。
より回転可能に保持された回転軸3aと、この回転軸3
aに取り付けられ、且つ上記巻線コイル2cを外側から
包囲する下端が開放した円筒状のロータヨーク3bと、
このロータヨーク3bの内面に備えられたロータマグネ
ット3cと、この回転軸2の上端付近に取り付けられた
ほぼ円板状のターンテーブル3dと、を含んでいる。こ
の場合、回転軸3aは、軸受2d内で、下方がスラスト
受け材4により支持されることにより、下方への脱落が
防止されるようになっている。
【0005】このように構成されたスピンドルモータ1
によれば、ターンテーブル3d上に、図示しない光ディ
スクが載置され、巻線コイル2cに適宜に通電されるこ
とにより、巻線コイル2cに発生する磁界が、ロータ部
3のロータマグネット3c及びロータヨーク3bによる
磁界と相互に作用して、ロータ部3が回転駆動されるこ
とになる。その際、ロータ部3の回転に伴って、回転軸
3aが軸受2d内で回動すると、回転軸3aと軸受2d
内の僅かな間隙内に、軸受2d中に含浸された潤滑油が
滲み出して、回転軸3aとの間に油膜を形成することに
より、回転軸3aが軸受2d内で円滑に回動し得るよう
になっている。
によれば、ターンテーブル3d上に、図示しない光ディ
スクが載置され、巻線コイル2cに適宜に通電されるこ
とにより、巻線コイル2cに発生する磁界が、ロータ部
3のロータマグネット3c及びロータヨーク3bによる
磁界と相互に作用して、ロータ部3が回転駆動されるこ
とになる。その際、ロータ部3の回転に伴って、回転軸
3aが軸受2d内で回動すると、回転軸3aと軸受2d
内の僅かな間隙内に、軸受2d中に含浸された潤滑油が
滲み出して、回転軸3aとの間に油膜を形成することに
より、回転軸3aが軸受2d内で円滑に回動し得るよう
になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成されたスピンドルモータ1においては、回転軸
3aの回転に伴って、回転軸3aと軸受2dの間の間隙
内に滲み出た潤滑油2fが、回転軸3aの回転により発
生する遠心力に基づいて、図5にて矢印Aで示すよう
に、ロータヨーク3bに沿って移動し、さらには外部に
飛散してしまうことがある。このため、回転軸3aと軸
受2dの間の間隙内の潤滑油の量が少なくなり、回転軸
3aを円滑に回転させ得るための油膜が形成され得なく
なってしまい、回転軸3aの軸受2dに対する焼き付け
が発生し、ロータ部3が正常に回転し得なくなり、スピ
ンドルモータ1の寿命が短くなってしまうという問題が
あった。
うに構成されたスピンドルモータ1においては、回転軸
3aの回転に伴って、回転軸3aと軸受2dの間の間隙
内に滲み出た潤滑油2fが、回転軸3aの回転により発
生する遠心力に基づいて、図5にて矢印Aで示すよう
に、ロータヨーク3bに沿って移動し、さらには外部に
飛散してしまうことがある。このため、回転軸3aと軸
受2dの間の間隙内の潤滑油の量が少なくなり、回転軸
3aを円滑に回転させ得るための油膜が形成され得なく
なってしまい、回転軸3aの軸受2dに対する焼き付け
が発生し、ロータ部3が正常に回転し得なくなり、スピ
ンドルモータ1の寿命が短くなってしまうという問題が
あった。
【0007】本発明は、以上の点に鑑み、簡単な構成に
より、潤滑油の飛散を防止することにより、寿命を大幅
に長くするようにした、スピンドルモータを提供するこ
とを目的としている。
より、潤滑油の飛散を防止することにより、寿命を大幅
に長くするようにした、スピンドルモータを提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、滑り軸受を有するステータ部と、前記滑り軸受
けに回転可能に支持された回転軸を有するロータ部とを
備えており、前記滑り軸受の少なくとも一方の端面に、
前記ロータ部の回転により潤滑油が外部に漏れ出ること
を防止するプレートが設けられている、スピンドルモー
タにより、達成される。
っては、滑り軸受を有するステータ部と、前記滑り軸受
けに回転可能に支持された回転軸を有するロータ部とを
備えており、前記滑り軸受の少なくとも一方の端面に、
前記ロータ部の回転により潤滑油が外部に漏れ出ること
を防止するプレートが設けられている、スピンドルモー
タにより、達成される。
【0009】上記目的は、本発明によれば、固定配置さ
れたステータ基板,ステータ基板上に取り付けられた滑
り軸受,この滑り軸受の周りに配設された巻線コイルを
含む、ステータ部と、前記滑り軸受に回転可能に支持さ
れた回転軸,前記巻線コイルに対向するように、回転軸
に一体的に固着されたロータヨーク,ロータヨークに備
えられたロータマグネットを含む、ロータ部とを備えて
おり、前記滑り軸受の少なくとも一方の端面に、前記ロ
ータ部の回転により潤滑油が外部に漏れ出ることを防止
するプレートが設けられている、スピンドルモータによ
り、達成される。
れたステータ基板,ステータ基板上に取り付けられた滑
り軸受,この滑り軸受の周りに配設された巻線コイルを
含む、ステータ部と、前記滑り軸受に回転可能に支持さ
れた回転軸,前記巻線コイルに対向するように、回転軸
に一体的に固着されたロータヨーク,ロータヨークに備
えられたロータマグネットを含む、ロータ部とを備えて
おり、前記滑り軸受の少なくとも一方の端面に、前記ロ
ータ部の回転により潤滑油が外部に漏れ出ることを防止
するプレートが設けられている、スピンドルモータによ
り、達成される。
【0010】上記構成によれば、滑り軸受の少なくとも
一方の端面が、プレートにより閉塞されているので、滑
り軸受の内部から滑り軸受と回転軸との間の間隙内に滲
み出した潤滑油が、回転軸の回転に伴って、外部に飛散
するようなことがない。従って、滑り軸受と回転軸との
間に、確実に油膜が形成されることになり、回転軸の円
滑な回動が保証される。かくして、回転軸の滑り軸受に
対する焼き付きが排除されることになり、スピンドルモ
ータの寿命が著しく長くなる。
一方の端面が、プレートにより閉塞されているので、滑
り軸受の内部から滑り軸受と回転軸との間の間隙内に滲
み出した潤滑油が、回転軸の回転に伴って、外部に飛散
するようなことがない。従って、滑り軸受と回転軸との
間に、確実に油膜が形成されることになり、回転軸の円
滑な回動が保証される。かくして、回転軸の滑り軸受に
対する焼き付きが排除されることになり、スピンドルモ
ータの寿命が著しく長くなる。
【0011】上記滑り軸受が、ステータ基板に固定され
た中空円筒状の軸受ホルダ内に保持されており、上記潤
滑油飛散防止用のプレートが、軸受ホルダと回転軸との
間の領域で、滑り軸受の端面を閉塞するように、構成さ
れている場合には、滑り軸受の両端面からの潤滑油の飛
散が防止されるので、より一層スピンドルモータの寿命
が長くなることになる。
た中空円筒状の軸受ホルダ内に保持されており、上記潤
滑油飛散防止用のプレートが、軸受ホルダと回転軸との
間の領域で、滑り軸受の端面を閉塞するように、構成さ
れている場合には、滑り軸受の両端面からの潤滑油の飛
散が防止されるので、より一層スピンドルモータの寿命
が長くなることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図3を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
を図1乃至図3を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
【0013】図1は、本発明によるスピンドルモータの
第一の実施形態を示している。図1において、スピンド
ルモータ10は、固定配置されたステータ部11と、ス
テータ部11に対して回転可能に支持されたロータ部2
0とから構成されている。
第一の実施形態を示している。図1において、スピンド
ルモータ10は、固定配置されたステータ部11と、ス
テータ部11に対して回転可能に支持されたロータ部2
0とから構成されている。
【0014】ステータ部11は、ステータ基板12と、
ステータ基板12に取り付けられた軸受ホルダ13と、
軸受ホルダ13を円周方向に沿って包囲するように固定
配置された巻線コイル14と、軸受ホルダ13内に圧入
等により保持された滑り軸受15と、スラスト受け材1
6と、を含んでいる。この滑り軸受15は、例えば金属
焼結により構成されており、焼結の際に発生するポーラ
ス15a内に、潤滑油が含浸されている。
ステータ基板12に取り付けられた軸受ホルダ13と、
軸受ホルダ13を円周方向に沿って包囲するように固定
配置された巻線コイル14と、軸受ホルダ13内に圧入
等により保持された滑り軸受15と、スラスト受け材1
6と、を含んでいる。この滑り軸受15は、例えば金属
焼結により構成されており、焼結の際に発生するポーラ
ス15a内に、潤滑油が含浸されている。
【0015】これに対して、ロータ部20は、滑り軸受
15により回転可能に保持された回転軸21と、この回
転軸21に取り付けられ、且つ上記巻線コイル14を外
側から包囲する下端が開放した円筒状のロータヨーク2
2と、このロータヨーク22の内面に備えられたロータ
マグネット23と、この回転軸21の上端付近に取り付
けられたほぼ円板状のターンテーブル24と、を含んで
いる。この場合、回転軸21は、滑り軸受15内で、下
方がスラスト受け材16により支持されることにより、
下方への脱落が防止されるようになっている。また、ス
ピンドルモータ10においては、上記滑り軸受15の上
方の端面に、潤滑油飛散防止用のプレート17が設けら
れている。
15により回転可能に保持された回転軸21と、この回
転軸21に取り付けられ、且つ上記巻線コイル14を外
側から包囲する下端が開放した円筒状のロータヨーク2
2と、このロータヨーク22の内面に備えられたロータ
マグネット23と、この回転軸21の上端付近に取り付
けられたほぼ円板状のターンテーブル24と、を含んで
いる。この場合、回転軸21は、滑り軸受15内で、下
方がスラスト受け材16により支持されることにより、
下方への脱落が防止されるようになっている。また、ス
ピンドルモータ10においては、上記滑り軸受15の上
方の端面に、潤滑油飛散防止用のプレート17が設けら
れている。
【0016】本実施形態によるスピンドルモータ10
は、以上のように構成されており、ターンテーブル24
上に、図示しない光ディスクが載置され、巻線コイル1
4に適宜に通電されることにより、巻線コイル14に発
生する磁界が、ロータ部20のロータマグネット23及
びロータヨーク22による磁界と相互に作用して、ロー
タ部20が回転駆動されることになる。
は、以上のように構成されており、ターンテーブル24
上に、図示しない光ディスクが載置され、巻線コイル1
4に適宜に通電されることにより、巻線コイル14に発
生する磁界が、ロータ部20のロータマグネット23及
びロータヨーク22による磁界と相互に作用して、ロー
タ部20が回転駆動されることになる。
【0017】その際、ロータ部20の回転に伴って、回
転軸21が滑り軸受15内で回動すると、回転軸21と
滑り軸受15内の僅かな間隙内に、滑り軸受15中に含
浸された潤滑油が滲み出して、油膜を形成することによ
り、回転軸21が滑り軸受15内で円滑に回動し得るこ
とになる。
転軸21が滑り軸受15内で回動すると、回転軸21と
滑り軸受15内の僅かな間隙内に、滑り軸受15中に含
浸された潤滑油が滲み出して、油膜を形成することによ
り、回転軸21が滑り軸受15内で円滑に回動し得るこ
とになる。
【0018】ここで、滑り軸受15の上端面には、上述
のように、プレート17が設けられているので、このプ
レート17によって、滑り軸受15と回転軸21の間の
間隙内に滲み出した潤滑油は、外部と遮断されることに
なる。このため、間隙内の潤滑油は、回転軸21の回転
に伴って外部に飛散するようなことがなく、この間隙内
に保持されることになる。かくして、回転軸21と滑り
軸受15との間には、確実に油膜が形成されることにな
るので、スピンドルモータ10の寿命が大幅に長くされ
ることになる。
のように、プレート17が設けられているので、このプ
レート17によって、滑り軸受15と回転軸21の間の
間隙内に滲み出した潤滑油は、外部と遮断されることに
なる。このため、間隙内の潤滑油は、回転軸21の回転
に伴って外部に飛散するようなことがなく、この間隙内
に保持されることになる。かくして、回転軸21と滑り
軸受15との間には、確実に油膜が形成されることにな
るので、スピンドルモータ10の寿命が大幅に長くされ
ることになる。
【0019】図3は、本発明によるスピンドルモータの
第二の実施形態を示している。図3において、スピンド
ルモータ30は、図1に示したスピンドルモータ10と
ほぼ同様の構成であり、滑り軸受15の下側の端面に
も、潤滑油飛散防止用のプレート31が設けられている
点でのみ、異なる構成である。
第二の実施形態を示している。図3において、スピンド
ルモータ30は、図1に示したスピンドルモータ10と
ほぼ同様の構成であり、滑り軸受15の下側の端面に
も、潤滑油飛散防止用のプレート31が設けられている
点でのみ、異なる構成である。
【0020】このような構成のスピンドルモータ30に
よれば、図1に示したスピンドルモータ10と同様に作
用すると共に、滑り軸受15の上下両端面が、プレート
17,31により閉塞されていることにより、回転軸2
1の回転に伴って滑り軸受15から滑り軸受15と回転
軸21の間の間隙内に滲み出した潤滑油は、上下で外部
と遮断されることになる。このため、間隙内の潤滑油
は、回転軸21の回転に伴う外部への飛散がより確実に
防止されることになる。かくして、回転軸21と滑り軸
受15との間には、確実に油膜が形成されることになる
ので、スピンドルモータ10の寿命がより一層長くされ
ることになる。
よれば、図1に示したスピンドルモータ10と同様に作
用すると共に、滑り軸受15の上下両端面が、プレート
17,31により閉塞されていることにより、回転軸2
1の回転に伴って滑り軸受15から滑り軸受15と回転
軸21の間の間隙内に滲み出した潤滑油は、上下で外部
と遮断されることになる。このため、間隙内の潤滑油
は、回転軸21の回転に伴う外部への飛散がより確実に
防止されることになる。かくして、回転軸21と滑り軸
受15との間には、確実に油膜が形成されることになる
ので、スピンドルモータ10の寿命がより一層長くされ
ることになる。
【0021】上述した実施形態では、回転側,すなわち
ロータ側にマグネットを備えたスピンドルモータについ
て説明したが、これに限らず、本発明は、ロータ側にコ
イルを有する構造のこのであっても、含油軸受けを備え
る全てのスピンドルモータに適用することができる。
ロータ側にマグネットを備えたスピンドルモータについ
て説明したが、これに限らず、本発明は、ロータ側にコ
イルを有する構造のこのであっても、含油軸受けを備え
る全てのスピンドルモータに適用することができる。
【0022】また、上述した実施形態においては、円環
状に配設された巻線コイル14に対して、外側から包囲
するようにロータヨーク22及びその内面に備えられた
ロータマグネットが配設されているが、このような構成
に限らず、巻線コイルに対して軸方向に対向するように
ロータヨーク及びロータマグネットが配設されているス
ピンドルモータに対しても本発明を適用し得ることは明
らかである。また、上述した実施形態においては、光デ
ィスクを回転駆動するためのスピンドルモータについて
説明したが、これに限らず、任意の被回転部材を回転駆
動するためのスピンドルモータに本発明を適用し得るこ
とは明らかである。
状に配設された巻線コイル14に対して、外側から包囲
するようにロータヨーク22及びその内面に備えられた
ロータマグネットが配設されているが、このような構成
に限らず、巻線コイルに対して軸方向に対向するように
ロータヨーク及びロータマグネットが配設されているス
ピンドルモータに対しても本発明を適用し得ることは明
らかである。また、上述した実施形態においては、光デ
ィスクを回転駆動するためのスピンドルモータについて
説明したが、これに限らず、任意の被回転部材を回転駆
動するためのスピンドルモータに本発明を適用し得るこ
とは明らかである。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、、
潤滑油の飛散を防止することにより、寿命を大幅に長く
するようにしたスピンドルモータが提供されることにな
る。
潤滑油の飛散を防止することにより、寿命を大幅に長く
するようにしたスピンドルモータが提供されることにな
る。
【図1】本発明によるスピンドルモータの第一の実施形
態を示す概略断面図である。
態を示す概略断面図である。
【図2】図1のスピンドルモータの要部を示す部分拡大
断面図である。
断面図である。
【図3】本発明によるスピンドルモータの第二の実施形
態を示す概略断面図である。
態を示す概略断面図である。
【図4】従来のスピンドルモータの一例を示す概略断面
図である。
図である。
【図5】図4のスピンドルモータの要部を示す部分拡大
断面図である。
断面図である。
10・・・スピンドルモータ、11・・・ステータ部、
12・・・ステータ基板、13・・・軸受ホルダ、14
・・・巻線コイル、15・・・滑り軸受、16・・・ス
ラスト受け材、17・・・潤滑油飛散防止用のプレー
ト、20・・・ロータ部、21・・・回転軸、22・・
・ロータヨーク、23・・・ロータマグネット、24・
・・ターンテーブル、30・・・スピンドルモータ、3
1・・・潤滑油飛散防止用のプレート。
12・・・ステータ基板、13・・・軸受ホルダ、14
・・・巻線コイル、15・・・滑り軸受、16・・・ス
ラスト受け材、17・・・潤滑油飛散防止用のプレー
ト、20・・・ロータ部、21・・・回転軸、22・・
・ロータヨーク、23・・・ロータマグネット、24・
・・ターンテーブル、30・・・スピンドルモータ、3
1・・・潤滑油飛散防止用のプレート。
Claims (3)
- 【請求項1】 滑り軸受を有するステータ部と、 前記滑り軸受けに回転可能に支持された回転軸を有する
ロータ部とを備えており、 前記滑り軸受の少なくとも一方の端面に、前記ロータ部
の回転により潤滑油が外部に漏れ出ることを防止するプ
レートが設けられていることを特徴とする、スピンドル
モータ。 - 【請求項2】 固定配置されたステータ基板,ステータ
基板上に取り付けられた滑り軸受,この滑り軸受の周り
に配設された巻線コイルを含む、ステータ部と、 前記滑り軸受に回転可能に支持された回転軸,前記巻線
コイルに対向するように、回転軸に一体的に固着された
ロータヨーク,ロータヨークに備えられたロータマグネ
ットを含む、ロータ部とを備えており、 前記滑り軸受の少なくとも一方の端面に、前記ロータ部
の回転により潤滑油が外部に漏れ出ることを防止するプ
レートが設けられていることを特徴とする、スピンドル
モータ。 - 【請求項3】 前記滑り軸受が、ステータ基板に固定さ
れた中空円筒状の軸受ホルダ内に保持されており、前記
潤滑油飛散防止用のプレートが、軸受ホルダと回転軸と
の間の領域で、滑り軸受の端面を閉塞するように、構成
されていることを特徴とする請求項2に記載のスピンド
ルモータ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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