JPH06191079A - サーマル印字ヘッドの発熱回路不良検出装置 - Google Patents

サーマル印字ヘッドの発熱回路不良検出装置

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JPH06191079A
JPH06191079A JP5122095A JP12209593A JPH06191079A JP H06191079 A JPH06191079 A JP H06191079A JP 5122095 A JP5122095 A JP 5122095A JP 12209593 A JP12209593 A JP 12209593A JP H06191079 A JPH06191079 A JP H06191079A
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heating
heating circuit
print head
defect
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Yukinobu Takahashi
幸悦 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーマル印字ヘッド41の発熱回路不良検出
装置において、発熱回路S1 〜Sn の不良の検出を高速
で行なう。 【構成】 複数の発熱回路S1 〜Sn を有するサーマル
印字ヘッド41において、所定範囲の発熱回路Sh 〜S
m を不良検出の対象とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマル印字ヘッドの
発熱回路不良検出装置に関し、特に発熱回路の不良を高
速で検出することができる装置に関する。
【0002】
【従来技術】サーマルプリンタに使用されている印字ヘ
ッドは複数の発熱回路を有しており、各発熱回路は夫々
発熱抵抗体、ゲート回路、およびトランジスタ等を備え
ている。これらの発熱抵抗体、ゲート回路、トランジス
タ等のうちいずれかが故障している場合その発熱回路が
動作しないので、一部のドット列が印字不能の状態で印
字が実行されてしまう。この故障の原因のうち、特に多
いのは発熱抵抗体の断線である。
【0003】このような問題を解決するための技術とし
て、複数の発熱回路に印字しない程度の電流を順次供給
し、各発熱回路に電流が流れたかどうかを検出すること
により不良発熱回路があるか否かを判断するという技術
が特開昭58−28391等において提案されている。
これらの技術は、各発熱回路の共通電極側に抵抗値の低
い抵抗を直列に配線し、夫々の発熱回路に電流を順次供
給した際に上記抵抗に電流が流れたかどうかを検出する
ものである。
【0004】しかしながら、上記従来技術によれば、複
数の発熱回路の総てを不良検出の対象とするため、チェ
ックに時間を要するという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題点に鑑みてなされたもので、発熱回路の不良の検出を
高速で行なうことができるサーマル印字ヘッドの発熱回
路不良検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の発熱回
路を有するサーマル印字ヘッドの前記発熱回路の不良を
検出するサーマル印字ヘッドの発熱回路不良検出装置に
おいて、不良検出の対象となる発熱回路をサーマル印字
ヘッドの全発熱回路における所定範囲の発熱回路とし
た。
【0007】
【作用】本発明は、サーマル印字ヘッドの全発熱回路の
不良を検出することなく、所定範囲の発熱回路を検出対
象とするため、短時間で不良検出動作を行なうことがで
きる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明によるサーマル
印字ヘッドの発熱回路不良検出装置の実施例について詳
述する。まずサーマル印字ヘッドの全発熱回路S1 〜S
n を不良検出対象とする場合について説明する。
【0009】図1は、本発明による発熱回路不良検出装
置を含むサーマルプリンタ全体の概略的回路図を示すも
ので、CPU30はプログラム記憶回路31,データ記
憶回路32,及びI/Oポート33に夫々接続されてい
る。このCPU30は、ROMによって構成されたプロ
グラム記憶回路31に記憶されているプログラムにした
がって印字及び発熱回路不良検出等プリンタ全体の動作
を制御するようになっている。また、RAMによって構
成されたデータ記憶回路32は、印字データや発熱回路
不良検出の検査の結果認識された不良発熱回路の位置等
を記憶するものである。
【0010】上記I/Oポート33には、印字すべきデ
ータを入力する印字データ入力回路34、印字用紙移送
用のパルスモータ36を駆動するパルスモータ駆動回路
35、CRT等の表示部38を駆動する表示駆動回路3
7、ブザー40を駆動するブザー駆動回路39、及びサ
ーマル印字ヘッド41が夫々接続されている。ヘッド電
源供給回路43は発熱回路不良検出制御回路42を通し
て印字ヘッド41に印字用の電源を供給するように構成
されており、又これらの発熱回路不良検出制御回路42
及びヘッド電源供給回路43はI/Oポート33に夫々
接続され、プログラムに従って動作するCPU30によ
り適宜制御されるようになっている。
【0011】上記印字ヘッド41、発熱回路不良検出制
御回路42、及びヘッド電源供給回路43の具体的内容
については図2に示されている。すなわち印字ヘッド4
1は、シフトレジスタによって構成されたデータレジス
タ44、ラッチ回路45、及びN個の発熱回路S1 ,S
2 ,S3 ,…Sn を備えている。そして、これらの各発
熱回路S1 ,S2 ,S3 ,…Sn は、夫々アンドゲート
回路G1 ,G2 ,G3 ,…Gn と、トランジスタHTr1
,HTr2 ,HTr3 ,…HTrn と、発熱抵抗体H
R1 ,HR2 ,HR3 ,…HRn とから構成されてい
る。上記データレジスタ44は、1ドットライン分の印
字データを記憶するためのもので、I/Oポート33を
通して入力されるクロック信号CLKによって入力デー
タDIを1ビットずつ入力し、入力されたデータはラッ
チ回路45に出力されるように構成されている、また、
このラッチ回路45は、I/Oポート33を通してラッ
チ信号LATが入力された時にデータレジスタ44に記
憶されているデータを取り込むように構成されている。
【0012】アンドゲート回路G1 ,G2 ,G3 ,…G
n の一方の入力端子には上記ラッチ回路45の出力端子
が夫々接続され、また他方の入力端子はI/Oポート3
3に接続されてストローブ信号STRが入力されるよう
に構成されている。そして各アンドゲート回路G1 ,G
2 ,G3 ,…Gn の各出力端子は、夫々対応するトラン
ジスタHTr1 ,HTr2 ,HTr3 ,…HTrn のベ
ースに接続されている。各トランジスタHTr1 ,HT
r2 ,HTr3 ,…HTrn のエミッタは接地され、コ
レクタは夫々対応する発熱抵抗体HR1 ,HR2 ,HR
3 ,…HRn の一方側に夫々接続されている。そして、
これらの各発熱抵抗体HR1 ,HR2 ,HR3 ,…HR
n の他方側は夫々印字ヘッド41の共通端子46に接続
されている。
【0013】ヘッド電源供給回路43は、印字ヘッド4
1の共通端子46に所定の電源を供給するものである
が、I/Oポート33を介して入力されるCPU30か
らの電圧制御信号HVによって出力電圧が変化するよう
に構成されている。なお、後述する定電流回路48を採
用するような場合は特に出力電圧を変化させる必要はな
い。上記印字ヘッド41とヘッド電源供給回路43との
間にはスイッチ回路47が接続されており、さらに定電
流回路48がこのスイッチ回路47に対して並列に接続
されている。
【0014】スイッチ回路47はD型のフリップフロッ
プ回路FF、トランジスタTr1 ,Tr2 ,抵抗R1
R2 、及びダイオードD1 から構成されている。フリッ
プフロップ回路FFの入力端子には、CPU30から出
力されるスイッチ制御信号SWCがI/Oポート33を
通して入力され、このスイッチ制御信号SWCが“H”
レベルでクロック信号が入力されると出力は“H”レベ
ルに保持され、また“L”レベルでクロック信号が入力
されると出力は“L”レベルに保持されるようになって
いる。このフリップフロップ回路FFの出力端子は抵抗
R1 およびダイオードD1 を介してトランジスタTr1
のベースに接続されており、このトランジスタTr1
エミッタは接地されかつコレクタはトランジスタTr2
のベースに接続されている。そしてトランジスタTr2
のエミッタはヘッド電源供給回路43の出力端子に、ま
たコレクタは印字ヘッド41の共通端子46に夫々接続
されている。そしてトランジスタTr2 のベースとエミ
ッタとの間には、抵抗R2 が接続されている。
【0015】上記構成よりなるスイッチ回路47は、フ
リップフロップ回路FFの出力が“H”レベルになった
時トランジスタTr1 およびトランジスタTr2 が共に
オンし、ヘッド電源供給回路43からの電源は印字ヘッ
ド41の共通端子46に直接供給される。また、フリッ
プフロップ回路FFの出力が“L”レベルになった時、
トランジスタTr1 およびトランジスタTr2 は共にオ
フし、ヘッド電源供給回路43からの電源は定電流回路
48を通して印字ヘッド48の共通端子46に供給され
る。
【0016】定電流回路48は、トランジスタTr3
抵抗R3 ,R4 、およびツェナーダイオードZDから構
成され、この定電流回路48にはフォトカプラ49の発
光部としてのフォトダイオードPDが接続されている。
具体的にはトランジスタTr3 のコレクタがヘッド電源
供給回路43の出力端子に接続され、かつエミッタは抵
抗R4 およびフォトダイオードPDを介して印字ヘッド
41の共通端子46に接続されている。また、抵抗R3
はトランジスタTr3 のベースとヘッド電源供給回路4
3の出力端子との間に接続され、さらにツェナーダイオ
ードZDはアノード側が印字ヘッド41の供給端子46
に、またカソード側がトランジスタTr3 のベースに夫
々接続されている。
【0017】上記のように構成された定電流回路48の
VCとVDの電位は略同一であり、ツェナーダイオード
ZDのアノード、カソード間すなわちVBとVC間の電
位差は常に一定となる。したがって、VAの電位の変化
あるいは発熱抵抗体HR1 ,HR2 ,HR3 ,…HRn
の抵抗値の変化等によるVBの電位の変化によってもV
BとVD間の電位差は一定となるため、フォトダイオー
ドPDに流れる電流Issは常に一定となりフォトカプ
ラ49は安定した高速動作をする。
【0018】フォトカプラ49の受光部を構成する受光
トランジスタPTrのエミッタは接地され、かつコレク
タは抵抗R5 を介して電源に接続されている。そして受
光トランジスタPTrのコレクタはI/Oポート33に
接続され、CPU30はこのコレクタの電位を検出する
ことにより各発熱回路S1 ,S2 ,S3 ,…Sn の回路
不良を検出するものである。すなわち、トランジスタT
r2 がOFFの状態においてはヘッド電源供給回路43
からの電流は定電流回路48を通して印字ヘッド41に
流れるが、検出すべき発熱回路S1 ,S2 ,S3 ,…S
n が不良である場合には定電流回路48にIssが流れ
ないため受光トランジスタのコレクタ側の電位は“H”
レベルとなり、また不良でない場合には電流Issが流
れるため受光トランジスタPTrのコレクタ側の電位は
“L”レベルとなる。CPU30は受光トランジスタP
Trのコレクタ側の電位を監視して“H”レベルとなっ
た場合には回路不良と判断し、“L”レベルとなった場
合には回路は正常であると判断する。以上のように、定
電流回路48とフォトカプラ49に抵抗R5 を加えた回
路によって発熱回路不良検出回路を構成している。
【0019】なお、印字ヘッド41の共通端子46とヘ
ッド電源供給回路43の出力端子との間に接続されてい
るダイオードD2 は、スイッチ回路47のトランジスタ
Tr2 及び定電流回路48を保護するためのものであ
る。
【0020】次に、図1および図2に示されるサーマル
プリンタの発熱回路不良検出動作について図3を参照し
て説明する。
【0021】まず、ステップ1において発熱回路S1
S2 ,S2 ,…Sn の数すなわち印字ヘッド41の全ド
ット数Nをデータ記憶回路32の所定番地にセットす
る。次に、ステップ2においてスイッチ制御信号SWC
を“L”レベルにしてクロック信号を入力することによ
りフリップフロップ回路FFの出力を“L”レベルにセ
ットして、トランジスタTr1 ,Tr2 をオフにする。
そして、ステップ3において入力データDIを“H”レ
ベルにした状態で一個のクロック信号CLKを入力する
ことにより、データレジスタ44の1段目に二値信号
「1」をセットする。
【0022】次に、ステップ4においてラッチ信号LA
Tを入力することによりデータレジスタ44の内容をラ
ッチ回路45にラッチすると共に、ストロープ信号ST
Rが入力されて発熱回路S1 のみに電流が流れ得る状態
となる。この状態で受光トランジスタPTrのコレクタ
側の電位がチェックされ、“L”レベルであれば発熱回
路S1 は正常と判断され、また“H”レベルであれば不
良と判断される。すなわち、発熱抵抗体HR1 の断線等
により発熱回路S1 が不良の状態である場合には発熱回
路S1 および定電流回路48に電流が流れないためフォ
トダイオードPDが発光せず受光トランジスタPTrの
コレクタ側の電位は“H”レベルとなる。また、発熱回
路S1 が正常に動作している場合には、発熱回路S1
よび定電流回路48を通して電流が流れるため発光ダイ
オードPDが発光し受光トランジスタのコレクタ側の電
位は“L”レベルとなる。
【0023】このようにして発熱回路S1 が不良でない
と判断された場合はステップ8に進み、不良であると判
断された場合はステップ7にて不良発熱回路の番号に相
当するNの値をデータ記憶回路32の所定番地に記憶さ
せた後、ステップ8にてNの値を1だけ減算する。つぎ
にステップ9において、データレジスタ44の入力デー
タDIを“L”レベルにした状態で、一個のクロック信
号CLKを入力することによりデータレジスタ44の二
値信号「1」を一段目より二段目にシフトする。そして
ステップ10においてN=0かどうかの判断を行ない、
N=0でない場合はすべての発熱回路S1 ,S2 ,S
3 ,…Sn の検査が終了していないものと判断されてス
テップ4からステップ10の動作が繰り返される。この
ようにしてすべての発熱回路S1 ,S2 ,S3 ,…Sn
の回路不良の検出が終了するとN=0となりステップ1
1に進む。
【0024】ステップ11では不良発熱回路があるかど
うかの判断が行なわれ、ない場合には印字ヘッド41の
発熱回路不良検出動作を終了し印字等の他の動作に移
る。また不良発熱回路があると判断された場合にはデー
タ記憶回路32に記憶されている不良発熱回路の番号を
参照して不良発熱回路が印字範囲内にあるかどうかすな
わち印字が可能であるかどうかの判断が行なわれる。そ
してステップ13において、印字の可否および不良発熱
回路の番号を表示部38に表示すると共に、ブザー40
を駆動して発熱回路不良検出動作を終了する。
【0025】印字動作については本発明の要旨ではない
ので詳細な説明は省略するが、スイッチ制御信号SWC
を“H”レベルにしてクロック信号を入力することによ
りフリップフロップ回路FFの出力を“H”レベルにセ
ットしてトランジスタTr1,Tr2 をオンした後、デ
ータレジスタ44に適宜印字データを入力しながら行な
われる。
【0026】次にサーマル印字ヘッドの全発熱回路S1
〜Sn における所定範囲の発熱回路Sh 〜Sm (1≦h
≦n,1≦m≦n)を不良検出の対象とする場合につい
て説明する。この所定範囲の発熱回路Sh 〜Sm を不良
検出の対象とする場合は、全発熱回路S1 〜Sn を不良
検出の対象とする場合に比べて、発熱回路Sh 〜Sm
数及びその範囲に関するデータをデータ記憶回路32の
所定番地に格納する点が相違するのみであり、その動作
は上記全発熱回路S1 〜Sn の説明より容易に理解でき
るため、その説明を省略する。
【0027】なお、上記所定範囲の発熱回路Sh 〜Sm
は、全発熱回路S1 〜Sn における任意の範囲であり、
例えば第1のラベルの印字を終了した際における使用し
た発熱回路S3 〜Sn である。従って、第2のラベルの
印字が終了した場合における所定範囲の発熱回路S4
Sn-1 は、第2のラベルの印字に使用した発熱回路S4
〜Sn-1 であり、上記第1のラベルの印字を終了した際
における所定範囲の発熱回路S3 〜Sn と異なる場合が
ある。
【0028】なお、所定範囲の発熱回路Sh 〜Sm を不
良検出の対象とする方法によれば、一枚のラベルの印字
の終了毎に全発熱回路S1 〜Sn を不良検出の対象とす
る方法に比べて、検出対象とする発熱回路S1 〜Sn
所定の範囲に限定できるから、その分不良検出に要する
時間を短縮することができるという利点がある。
【0029】なお、上記実施例においては、所定範囲の
発熱回路Sh 〜Sm として、ラベルへの印字が終了した
際における使用した発熱回路S3 〜Sn ,S4 〜Sn-1
としたが、本発明はこれに限られることはなく、ラベル
への印字を開始する直前における、これから印字に使用
される予定の発熱回路Sh 〜Sm であっても良く、ま
た、全発熱回路S1 〜Sn を所定範囲毎に複数に分割し
て、各所定範囲を一枚のラベルへの印字終了毎に順次不
良検出するものであっても良く、更に発熱回路Sh 〜S
m の不良を検出するタイミングとしても、サーマル印字
ヘッドの非印字時であれば何時でも良い。
【0030】なお、上記実施例においては定電流回路お
よびこの定電流回路に流れる電流によって発光部が駆動
されるフォトカプラ等によって発熱回路不良検出回路を
構成したものを例示しているが、固定抵抗とこの固定抵
抗に流れる電流の値を検出するように構成することもで
きる。このように構成しても、印字動作時にはこの固定
抵抗に電流が流れないので抵抗値を大きく設定すること
ができ、増幅率の高い増幅回路を設ける必要はなくさら
に微調整の必要もない。
【0031】また、発熱回路不良検出回路に定電流回路
を用いる場合は、供給される電圧が定められた値でなく
てもよいため、ヘッド電源供給回路により電圧制御され
た電源を供給する必要はない。さらに印字ヘッドの共通
端子の電位が所定範囲内である場合には“L”レベル
を、所定範囲外である場合には“H”レベルを出力する
ような比較器を接続し、その出力をI/Oポートへ接続
することにより発熱回路の開放故障、短絡故障、および
回路抵抗値不良をも検出することが可能である。また、
スイッチ回路はトランジスタを用いて構成したものを例
示したが、サイリスタ等を用いることも可能である。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、サーマル
印字ヘッドにおける全発熱回路を必ずしも不良検出の対
象とすることなく、所定範囲の発熱回路のみを不良検出
の対象とすればよいから、短時間で不良検出動作を行な
うことができる。
【0033】請求項2記載の発明によれば、短時間で不
良検出動作を行なうことができると共に、増幅率の高い
増幅回路を設ける必要がなくしかも増幅率の微調整の必
要が全くないので回路構成および操作が極めて簡単であ
るため非常に安価に製造することができ、また高速にて
検出動作を行なうことが可能であるため実用上極めて有
用である。
【0034】請求項3記載の発明によれば、短時間で不
良検出動作を行なうことができると共に各発熱抵抗体の
抵抗値のばらつき等がある場合においても定電流回路に
流れる電流は常に一定となり、電流検出回路部を確実に
動作させることができるので極めて確実かつ高速に回路
不良の検査を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による発熱回路不良検出装置が採
用されたプリンタの回路図を示すブロック図である。
【図2】図2は本発明の要部を示す回路図である。
【図3】図3は本発明による発熱回路不良検出装置の動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
30 CPU 31 プログラム記憶回路 32 データ記憶回路 41 印字ヘッド 42 発熱回路不良検出制御回路 43 ヘッド電源供給回路 47 スイッチ回路 48 定電流回路 S1 ,S2 ,S3 ,…Sn 発熱回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱回路を有するサーマル印字ヘ
    ッドの前記発熱回路の不良を検出するサーマル印字ヘッ
    ドの発熱回路不良検出装置において、不良検出の対象と
    なる発熱回路は、サーマル印字ヘッドの全発熱回路にお
    ける所定範囲の発熱回路であることを特徴とするサーマ
    ル印字ヘッドの発熱回路不良検出装置。
  2. 【請求項2】 発熱回路を有する印字ヘッドに電源を供
    給する電源供給回路と、この電源供給回路と印字ヘッド
    との間に接続されたスイッチ回路と、このスイッチ回路
    に並列に接続された発熱回路不良検出回路と、前記スイ
    ッチ回路を制御して印字動作と発熱回路不良検出動作と
    の切り換えを行なうと共に発熱回路不良検出動作時に前
    記発熱回路不良検出回路に流れる電流の有無をチェック
    することにより発熱回路不良の検出を行なう制御回路と
    を有することを特徴とする請求項1記載のサーマル印字
    ヘッドの発熱回路不良検出装置。
  3. 【請求項3】 発熱回路を有する印字ヘッドに電源を供
    給する電源供給回路と、この電源供給回路と印字ヘッド
    との間に接続されたスイッチ回路と、このスイッチ回路
    に並列に接続された定電流回路と、この定電流回路に流
    れる電流を検出する電流検出回路と、前記スイッチ回路
    を制御して印字動作と発熱回路不良検出動作との切り換
    えを行なうと共に発熱回路不良検出動作時に前記電流検
    出回路出力をチェックすることにより発熱回路不良の検
    出を行なう制御回路とを有することを特徴とする請求項
    1記載のサーマル印字ヘッドの発熱回路不良検出装置。
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