JP2017185628A - 制御装置、印字装置、料金収受機械、制御方法及びプログラム - Google Patents

制御装置、印字装置、料金収受機械、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】所望の印字がされていない領収書、利用証明書などが利用者に渡ってしまうことを防止することができる制御装置を提供する。【解決手段】制御装置は、印字方向に対して交差する方向に配列されて、通電により加熱される複数の発熱素子を有するサーマルヘッドに対して、選択的に発熱素子に通電して印字を行う印字装置の制御装置であって、印字制御部と、電圧取得部と、異常判定部と、を備える。前記印字制御部は、前記複数の発熱素子の中から選択される複数のサンプル素子に対する通電を制御する。前記電圧取得部は、前記印字制御部が前記選択された複数のサンプル素子に対して通電させた場合の前記サーマルヘッドに印加される電圧を取得する。前記異常判定部は、取得された電圧に基づいて前記発熱素子の異常を判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、制御装置、印字装置、料金収受機械、制御方法及びプログラムに関する。
有料道路の料金所出口ブースでは、有料道路の利用者から受領した道路通行料金の領収書、利用証明書などを発行する場合がある。
特許文献1には、関連する技術として、領収書等に誤った文字が印字されることを機械的に防止するプリンタ装置に関する技術が記載されている。
特開2009−208233号公報
ところで、領収書、利用証明書などは、有料道路の利用者により利用者が属する会社内の経費精算等で使用される場合がある。そのため、領収書、利用証明書などの発行機には正確に印字する能力が要求される。
特許文献1に記載の技術は、記憶部に記憶した印字データと、実際に領収書等に印字を行うときにラッチに取り込まれた印字データとを比較し、両方の印字データの文字コードが一致すると判定した場合に印字を実行する技術である。しかしながら、特許文献1に記載の技術は、例えば、印字ヘッドに異常が発生した場合にも、上述の両方の印字データの文字コードが一致すれば、印字対象物に印字する指令が送信され正常に印字されたと判定されてしまう。その結果、印字ヘッドの異常により印字対象物には実際には所望の印字がされていない領収書、利用証明書などが発行され、所望の印字がされていない領収書、利用証明書などが有料道路の利用者に渡ってしまう可能性がある。
そこで、所望の印字がされていない領収書、利用証明書などが利用者に渡ってしまうことを防止することのできる技術が求められていた。
そこで、この発明は、上記の課題を解決することのできる制御装置、印字装置、料金収受機械、制御方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、制御装置は、印字方向に対して交差する方向に配列されて、通電により加熱される複数の発熱素子を有するサーマルヘッドに対して、選択的に発熱素子に通電して印字を行う印字装置の制御装置であって、前記複数の発熱素子の中から選択される複数のサンプル素子に対する通電を制御する印字制御部と、前記印字制御部が前記選択された複数のサンプル素子に対して通電させた場合の前記サーマルヘッドに印加される電圧を取得する電圧取得部と、取得された電圧に基づいて前記発熱素子の異常を判定する異常判定部と、を備える。
このようにすれば、制御装置は、所望の印字がされていない領収書、利用証明書などが利用者に渡ってしまうことを防止することができる。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様における制御装置は、正常のサンプル素子数と、前記正常のサンプル素子数に関連して検出される電圧値とが関係付けられた参照テーブルを記憶する記憶部、を備え、前記異常判定部は、前記参照テーブルを参照して異常のサンプル素子数を判断し、前記異常のサンプル素子数に基づいて前記発熱素子全体の異常を判定してもよい。
このようにすれば、制御装置は、実際に印字に用いる現在の発熱素子の状態が分かり、現在の発熱素子の状態に基づいて、発熱素子全体の異常を正しく判定することができる。その結果、制御装置は、所望の印字がされていない領収書、利用証明書などが利用者に渡ってしまうことを防止することができる。
本発明の第3の態様によれば、第1の態様または第2の態様における制御装置は、通常の印字を行う際に前記発熱素子に対して通電するための電圧の印加を行う通常通電部と、前記サンプル素子に対して試験用の通電を行うための電圧の印加を行う試験通電部と、を備え、前記印字制御部は、前記サンプル素子に通電させる際に前記試験通電部により通電させてもよい。
このようにすれば、制御装置は、通常の印字を行うときに用いる電源電圧と、発熱素子の異常を判定する試験のときに用いる電源電圧とを適切に切り替えることができる。制御装置は、発熱素子の異常を判定する試験のときに用いる電源電圧を用いることで、印字対象物に実際に印字することなく発熱素子の異常を判定することができる。その結果、制御装置は、所望の印字がされていない領収書、利用証明書などが利用者に渡ってしまうことを防止することができる。
本発明の第4の態様によれば、第1の態様から第3の態様の何れかの態様における制御装置において、前記印字制御部は、印字指令を受けると、前記複数の発熱素子の中から選択される複数のサンプル素子に対して通電した後に、前記印字指令と関連する印字処理を実行してもよい。
このようにすれば、制御装置は、実際に印字に用いる現在の発熱素子の状態を確認した上で、直ちに印字を行うことができる。その結果、制御装置は、所望の印字がされていない領収書、利用証明書などが利用者に渡ってしまうことを防止することができる。
本発明の第5の態様によれば、第1の態様から第4の態様の何れかの態様における制御装置において、前記印字制御部は、前記異常判定部が前記発熱素子を異常と判定した場合は、前記印字指令とは異なる予め設定された異常を通知するための印字処理を行ってもよい。
このようにすれば、制御装置は、発熱素子の異常を直ちに外部に知らせることができる。その結果、制御装置は、所望の印字がされていない領収書、利用証明書などが利用者に渡ってしまうことを防止することができる。
本発明の第6の態様によれば、印字装置は、第1の態様から第5の態様の何れかの態様における制御装置と、前記制御装置により制御されるサーマルヘッドと、を備える。
このようにすれば、印字装置は、所望の印字がされていない領収書、利用証明書などが利用者に渡ってしまうことを防止することができる。
本発明の第7の態様によれば、料金収受機械は、第6の態様における印字装置と、前記印字装置が印字する領収書の発行を受け付ける領収書発行受付装置と、を備える。
このようにすれば、料金収受機械は、所望の印字がされていない領収書、利用証明書などが利用者に渡ってしまうことを防止することができる。
本発明の第8の態様によれば、制御方法は、印字方向に対して交差する方向に配列されて、通電により加熱される複数の発熱素子を有するサーマルヘッドに対して、選択的に発熱素子に通電して印字を行う印字装置が備える制御装置の制御方法であって、前記複数の発熱素子の中から選択される複数のサンプル素子に対する通電を制御し、前記選択された複数のサンプル素子に対して通電させた場合の前記サーマルヘッドに印加される電圧を取得し、取得された電圧に基づいて前記発熱素子の異常を判定する、ことを含む。
このようにすれば、制御方法は、所望の印字がされていない領収書、利用証明書などが利用者に渡ってしまうことを防止することができる。
本発明の第9の態様によれば、プログラムは、印字方向に対して交差する方向に配列されて、通電により加熱される複数の発熱素子を有するサーマルヘッドに対して、選択的に発熱素子に通電して印字を行う印字装置が備える制御装置のコンピュータに、前記複数の発熱素子の中から選択される複数のサンプル素子に対する通電を制御すること、前記印字制御部が前記選択された複数のサンプル素子に対して通電させた場合の前記サーマルヘッドに印加される電圧を取得すること、取得された電圧に基づいて前記発熱素子の異常を判定すること、を実行させる。
このようにすれば、プログラムは、所望の印字がされていない領収書、利用証明書などが利用者に渡ってしまうことを防止することができる。
本発明の実施形態による制御装置、印字装置、料金収受機械、制御方法及びプログラムによれば、所望の印字がされていない領収書、利用証明書などが利用者に渡ってしまうことを防止することができる。
本発明の一実施形態による料金収受機械の構成を示す図である。 本発明の一実施形態による制御装置の構成を示す図である。 本発明の一実施形態における第1データ入力信号の例を示す図である。 本発明の一実施形態における参照テーブルの例を示す図である。 本発明の一実施形態によるサーマルヘッドの外観図を示す平面図である。 本発明の一実施形態における試験に用いる印字を説明するための図である。 本発明の一実施形態による料金収受機械の処理フローを示す図である。
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態による料金収受機械について図面を参照しながら詳しく説明する。
なお、本発明の一実施形態では、料金収受機械が領収書を発行する場合を例に料金収受機械について説明する。
(全体構成)
本発明の一実施形態による料金収受機械の構成について説明する。
本発明の一実施形態による料金収受機械1は、図1に示すように、印字装置100と、領収書発行受付装置200と、を備える。
(全体動作概要)
料金収受機械1において、領収書発行受付装置200は、収受員から領収書の発行を指示する操作を受け付ける。領収書発行受付装置200は、領収書の発行を指示する操作を受け付けると、領収書の印字を指示する印字指令spを印字装置100に送信する。印字装置100は、領収書発行受付装置200から印字指令spを受信する。印字装置100は、印字指令spを受信すると、領収書を印字する。印字装置100は、領収書を印字する際に、自装置が正常な状態であること(サーマルヘッドに異常が発生していないこと)を確認した後、領収書を印字する。
(機能構成)
印字装置100は、図1に示すように、制御装置10と、サーマルヘッド20と、バイアス回路30と、第1電源40aと、第2電源40bと、ADコンバータ(Analog to Digital Converter)50と、ステッピングモータ60と、スイッチSW1と、を備える。
制御装置10は、図2に示すように、印字制御部101と、電圧取得部102と、異常判定部103と、記憶部104と、を備える。
印字制御部101は、通常通電部101aと、試験通電部101bと、を備える。
通常通電部101aは、スイッチSW1を“a1”側とし、第1電源40aが出力する電圧をバイアス回路30に印加する。第1電源40aは、通常の印字を行う際に発熱素子Rに対して通電するための電源である。
試験通電部101bは、スイッチSW1を“b1”側とし、第2電源40bが出力する電圧をバイアス回路30に印加する。第2電源40bは、サンプル素子に対して試験用の通電を行うための電源である。
印字制御部101は、サーマルヘッド20における複数の発熱素子R1〜Rn(以下では、発熱素子R1〜Rnを総称して「発熱素子R」と記載)の中から選択される複数のサンプル素子に対する通電を制御する。
また、印字制御部101は、サンプル素子に通電させる際に試験通電部101bにより通電させる。
また、印字制御部101は、領収書発行受付装置200から印字指令spを受けると、複数の発熱素子Rの中から選択される発熱素子を示す複数のサンプル素子に対して通電した後に、印字指令spと関連する印字処理を実行する。
また、印字制御部101は、異常判定部103が複数のサンプル素子が異常であり、発熱素子Rを異常と判定した場合に、印字指令spによる印字処理とは異なる予め設定された異常を通知するための印字処理を行う。
また、印字制御部101は、イネーブル信号en_barと第1データ入力信号Din1とをサーマルヘッド20に送信する。イネーブル信号en_barは、Highレベルの電圧であるときに後述するANDゲートand1〜andn(以下では、ANDゲートand1〜andnを総称して「ANDゲートand」と記載)のそれぞれの出力電圧をLowレベルに固定する信号である。第1データ入力信号Din1は、印字データを示す信号である。第1データ入力信号Din1は、例えば、図3に示す10ビットのシリアルデータを繰り返すことにより示される信号である。第1データ入力信号Din1は、印字する印字データが示す文字、符号などを印字対象物のサイズに関連する仮想的な座標において1ドット毎の印字位置を示す座標の情報を含んでいる。
また、印字制御部101は、第2データ入力信号Din2をサーマルヘッド20に送信する。第2データ入力信号Din2は、例えば、図3に示す10ビットのシリアルデータである。第2データ入力信号Din2は、複数のサンプル素子のすべて(ここで示す例では、後述する発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63))に、それぞれのサンプル素子に接続されているインバータinvからHighレベルの電圧を印加させる信号である。
電圧取得部102は、印字制御部101が複数の発熱素子Rの中から選択された複数のサンプル素子に対して通電させた場合のサーマルヘッド20に印加される電圧VHを取得する。具体的には、電圧取得部102は、印字制御部101が複数の発熱素子Rの中から選択された複数のサンプル素子に対して通電させた場合のサーマルヘッド20に印加される電圧VHをデジタル信号に変換した変換後の電圧VHをADコンバータ50から取得する。
異常判定部103は、印字制御部101が複数の発熱素子Rの中から選択された複数のサンプル素子に対して通電させた場合のサーマルヘッド20に印加される電圧VHに基づいて、発熱素子Rの異常を判定する。
また、異常判定部103は、参照テーブルTBL1を参照して異常のサンプル素子数を判断する。異常判定部103は、異常のサンプル素子数に基づいて発熱素子Rの全体の異常を判定する。
記憶部104は、制御装置10が行う処理に必要な種々の情報を記憶する。記憶部104は、正常のサンプル素子数と、正常のサンプル素子数に関連して検出される電圧値とが関係付けられた参照テーブルTBL1を記憶する。記憶部104が記憶する参照テーブルTBL1は、例えば、図4に示すように、図3で示した10ビットのシリアルデータを16進数に変換した第2データ入力信号Din2と、ADコンバータ50が出力する印字制御部101が複数の発熱素子Rの中から選択された複数のサンプル素子に対して通電させた場合のサーマルヘッド20に印加される電圧VHと、発熱素子Rの抵抗値と、正常のサンプル素子数との関連を示すテーブルである。図4についての詳細は、後述する。
サーマルヘッド20は、集積回路ic1〜icm(以下では、集積回路ic1〜icmを総称して「集積回路ic」と記載)と、ANDゲートandと、インバータinv1〜invn(以下では、インバータinv1〜invnを総称して「インバータinv」と記載)と、発熱素子R1〜Rn(以下では、発熱素子R1〜Rnを総称して「発熱素子R」と記載)と、を備える。
集積回路ic1は、ANDゲートand1〜and64のそれぞれの入力端子に接続されている。集積回路ic2は、ANDゲートand65〜and128のそれぞれの入力端子に接続されている。集積回路ic(m−1)は、ANDゲートand(n−127)〜and(n−64)のそれぞれの入力端子に接続されている。集積回路icmは、ANDゲートand(n−63)〜andnのそれぞれの入力端子に接続されている。また、集積回路ic3〜ic(m−2)のそれぞれは、同様に、関連するANDゲートのそれぞれの入力端子に接続されている。
また、集積回路icのそれぞれは、自身の集積回路ic以外の集積回路icを介して互いに接続されている。
集積回路icのそれぞれは、制御装置10から受信した第1データ入力信号Din1に基づく電圧を生成する。
具体的には、集積回路icのそれぞれは、第1データ入力信号Din1に含まれる印字データが印字することを示しているか否かに基づいて、自身に接続されているANDゲートandに関連する発熱素子Rが印字に用いる発熱素子Rであるか否かを判定する。集積回路icのそれぞれは、第1データ入力信号Din1に含まれる印字データが印字することを示している場合に、自身に接続されているANDゲートandに関連する発熱素子Rが第1データ入力信号Din1に含まれる印字データの印字に用いる発熱素子Rであると判定する。そして、集積回路icのそれぞれは、Highレベルの電圧を生成する。また、集積回路icのそれぞれは、第1データ入力信号Din1に含まれる印字データが印字することを示していない場合に、自身に接続されているANDゲートandに関連する発熱素子Rが第1データ入力信号Din1に含まれる印字データの印字に用いる発熱素子Rではないと判定する。そして、集積回路icのそれぞれは、Lowレベルの電圧を生成する。
集積回路icのそれぞれは、生成した電圧がHighレベルの電圧である場合にはHighレベルの電圧を、生成した電圧がLowレベルの電圧である場合にはLowレベルの電圧を、自身に接続されているANDゲートandの入力端子に印加する。
ANDゲートand1〜and64のそれぞれは、集積回路ic1により印加された入力端子の電圧と、制御装置10から受信したイネーブル信号en_barの反転信号により印加されたもう1つの入力端子の電圧との論理積を演算する。ANDゲートand1〜and64のそれぞれは、自身に関連するインバータinv1〜inv64の入力端子に論理積の演算結果を示す電圧を印加する。
ANDゲートand65〜and128のそれぞれは、集積回路ic2により印加された入力端子の電圧と、制御装置10から受信したイネーブル信号en_barの反転信号により印加されたもう1つの入力端子の電圧との論理積を演算する。ANDゲートand65〜and128のそれぞれは、自身に関連するインバータinv65〜inv128の入力端子に論理積の演算結果を示す電圧を印加する。
ANDゲートand(n−127)〜and(n−64)のそれぞれは、集積回路ic(m−1)により印加された入力端子の電圧と、制御装置10から受信したイネーブル信号en_barの反転信号により印加されたもう1つの入力端子の電圧との論理積を演算する。ANDゲートand(n−63)〜andnのそれぞれは、自身に関連するインバータinv(n−63)〜invnの入力端子に論理積の演算結果を示す電圧を印加する。
インバータinv1は、ANDゲートand1により印加された入力端子の電圧が示す論理を反転した電圧を、自身に接続されている発熱素子R1に印加する。具体的には、インバータinv1は、ANDゲートand1により印加された入力端子の電圧がHighレベルの電圧である場合、Lowレベルの電圧を発熱素子R1に印加する。また、インバータinv1は、ANDゲートand1により印加された入力端子の電圧がLowレベルの電圧である場合、Highレベルの電圧を発熱素子R1に印加する。
インバータinv2は、ANDゲートand2により印加された入力端子の電圧が示す論理を反転した電圧を、自身に接続されている発熱素子R2に印加する。具体的には、インバータinv2は、ANDゲートand2により印加された入力端子の電圧がHighレベルの電圧である場合、Lowレベルの電圧を発熱素子R2に印加する。また、インバータinv2は、ANDゲートand2により印加された入力端子の電圧がLowレベルの電圧である場合、Highレベルの電圧を発熱素子R2に印加する。
同様に、インバータinv3〜invnのそれぞれは、自身に接続されているANDゲートandにより印加された入力端子の電圧が示す論理を反転した電圧を関連する発熱素子Rに印加する。
発熱素子Rのそれぞれは、バイアス回路30を介してスイッチSW1により選択的に第1電源40aまたは第2電源40bに接続される。発熱素子Rのそれぞれは、印字を行う際の1ドットに関連している。発熱素子Rのそれぞれは、発熱することにより感熱紙やリボンなどがその熱に反応して印字対象物(例えば、シートSH)に印字データが示す文字、符号などをドット単位で印字する。
サーマルヘッド20は、図5に示すように、印字を行う際の1ドットに関連するヘッドが並んだ構成となっている。具体的には、サーマルヘッド20は、図5における矢印Uが示す印字方向に対して交差する方向に配列されている。図5に示す印字ヘッドH1〜Hn(以下では、印字ヘッドH1〜Hnを総称して「印字ヘッドH」と記載)のそれぞれは、図1で示した関連するANDゲートand、インバータinv、発熱素子Rを含んでいる。発熱素子Rのそれぞれは、サーマルヘッド20の一部であり、通電により加熱される。サーマルヘッド20は、選択的に発熱素子Rに通電して印字を行う。また、図5では、サーマルヘッド20と共に印字対象物であるシートSHが示されている。料金収受機械1の印字装置100は、サーマルヘッド20のヘッドHのそれぞれの発熱する位置に応じて、例えば、図6に示すような日付、車種などを含む領収書をシートに印字することができる。
バイアス回路30は、電圧−電流変換回路VI1と、キャパシタCa1と、を備える。
電圧−電流変換回路VI1は、入力した電圧からその電圧値に関連する電流値を示す電流を生成する。電圧−電流変換回路VI1の第1端は、スイッチSW1を介して第1電源40aまたは第2電源40bに接続される。電圧−電流変換回路VI1の第2端は、キャパシタCa1の第1端に接続されている。電圧−電流変換回路VI1の第2端は、発熱素子Rのそれぞれに接続されている。電圧−電流変換回路VI1の第2端は、ADコンバータ50に接続される。キャパシタCa1の第2端は、グラウンドGNDに接続されている。例えば、電圧−電流変換回路VI1は、抵抗である。電圧−電流変換回路VI1が抵抗である場合、電圧−電流変換回路VI1の第1端の電圧が高くなるにつれ、抵抗に流れる電流が大きくなる。また、電圧−電流変換回路VI1は、p形バイポーラトランジスタなどである。電圧−電流変換回路VI1がp形バイポーラトランジスタである場合、電圧−電流変換回路VI1の第1端は、エミッタである。電圧−電流変換回路VI1の第2端は、コレクタである。p形バイポーラトランジスタのベースの電圧は、一定値に固定されている。電圧−電流変換回路VI1の第1端の電圧が高くなるにつれ、コレクタ電流が大きくなる。なお、インバータinvの出力電圧がHighレベルの電圧である場合、p形バイポーラトランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧がほぼゼロとなる。そのため、発熱抵抗Rにはほとんど電流が流れない。
なお、バイアス回路30は、電圧−電流変換回路VI1と、キャパシタCa1と、を備える回路に限定しない。例えば、バイアス回路30は、電圧−電流変換回路VI1と、キャパシタCa1と、に加えて、抵抗を備える回路であってもよい。また、バイアス回路30は、キャパシタCa1の代わりに抵抗を備え、抵抗の第1端と第2端のそれぞれをキャパシタCa1の第1端と第2端のそれぞれと同様に接続する回路であってもよい。
第1電源40aは、第1データ入力信号Din1に含まれる印字データが示す印字内容を印字する際に用いられる電源である。第1電源40aは、例えば、24ボルトの電圧をスイッチSW1を介してバイアス回路30に印加する。
第2電源40bは、第1データ入力信号Din1に含まれる印字データを印字する直前に発熱素子Rに異常が発生しているか否かを判定する試験時に用いられる電源である。第2電源40bは、例えば、4.4ボルトの電圧をスイッチSW1を介してバイアス回路30に印加する。
ADコンバータ50は、第2電源40bがスイッチSW1を介して4.4ボルトの電圧をバイアス回路30に印加している場合に、サーマルヘッド20が出力する電圧VHをAD変換する。ADコンバータ50は、AD変換後の変換結果(デジタル信号)を制御装置10に送信する。
ステッピングモータ60は、第1データ入力信号Din1に含まれる位置座標に基づいて、回転運動を直線運動に変換する変換機構(図示せず)を介して、サーマルヘッド20を印字対象物における印字位置に移動させる。なお、ステッピングモータ60は、デコーダの機能を有している。ステッピングモータ60は、デコーダの機能により、第1データ入力信号Din1に含まれる位置座標から、その位置座標に関連する位置までサーマルヘッド20を移動させるためのパルス信号を生成する。そして、ステッピングモータ60は、そのパルス信号に応じて回転する。
スイッチSW1は、バイアス回路30に接続する電源を切り替える。具体的には、スイッチSW1は、通常通電部101aまたは試験通電部101bから接続先指示信号sctを受信する。接続先指示信号sctは、端子“a1”または端子“b1”を示す情報を含んでいる。スイッチSW1は、接続先指示信号sctが端子“a1”を示す情報を含んでいる場合、バイアス回路30と第1電源40aとを接続する。また、スイッチSW1は、接続先指示信号sctが端子“b1”を示す情報を含んでいる場合、バイアス回路30と第2電源40bとを接続する。
(料金収受機械の処理フロー)
本発明の一実施形態による制御装置10を備える料金収受機械1が行う処理について説明する。
ここでは、料金収受機械1において、図6で示した日付と車種との情報を含む領収書を印字する際に、図7に示す料金収受機械1の処理フローについて説明する。
収受員は、領収書発行受付装置200に対して領収書の発行を指示する操作を行う。
領収書発行受付装置200は、収受員による領収書の発行を指示する操作を受け付ける。領収書発行受付装置200は、領収書の発行を指示する操作を受け付けると、領収書の印字を指示する印字指令spを印字装置100に送信する。
印字制御部101は、初期状態ではHighレベルの電圧を示すイネーブル信号en_barをサーマルヘッド20に送信している。
印字制御部101は、領収書発行受付装置200から印字指令spを受信する。印字制御部101は、印字指令spを受信すると、印字の初期処理を開始する(ステップS1)。例えば、印字制御部101は、初期化信号stをステッピングモータ60に送信する。初期化信号stは、ステッピングモータ60を回転させてサーマルヘッド20を予め定められた初期位置に移動させる信号である。
ステッピングモータ60は、印字制御部101から初期化信号stを受信する。ステッピングモータ60は、初期化信号stを受信すると回転し、サーマルヘッド20を予め定められた初期位置に移動させる。ステッピングモータ60がサーマルヘッド20を初期位置に移動させることにより、料金収受機械1が印字を開始する段階でのサーマルヘッド20の初期位置と、印字対象物(例えば、シートSH)における仮想的な座標の原点(例えば、シートSHの左下の角の頂点)との相対的な位置関係を常に一定にすることができる。
印字の初期処理を完了すると(ステップS2)、試験通電部101bは、端子“b1”を示す情報を含む接続先指示信号sctをスイッチSW1に送信する(ステップS3)。
スイッチSW1は、試験通電部101bから接続先指示信号sctを受信する。スイッチSW1は、接続先指示信号sctを受信すると、接続先指示信号sctが端子“a1”を示す情報を含んでいるか、端子“b1”を示す情報を含んでいるかを判定する。スイッチSW1は、接続先指示信号sctが端子“a1”を示す情報を含んでいると判定した場合、バイアス回路30と第1電源40aとを接続する。また、スイッチSW1は、接続先指示信号sctが端子“b1”を示す情報を含んでいると判定した場合、バイアス回路30と第2電源40bとを接続する。従って、ステップS3の処理で、試験通電部101bが接続先指示信号sctをスイッチSW1に送信した場合、スイッチSW1は、自身を“b1”側とし、バイアス回路30と第2電源40bとを接続する(ステップS4)。
印字制御部101は、第1データ入力信号Din1をステッピングモータ60に送信する(ステップS5)。印字制御部101は、例えば、図3で示したD9〜D0が(0101101111)(=(16F)16)を示す第1データ入力信号Din1をステッピングモータ60に送信する。
ステッピングモータ60は、第1データ入力信号Din1を受信する。ステッピングモータ60は、デコーダの機能により、第1データ入力信号Din1に含まれる位置座標から、その位置座標に関連する位置までサーマルヘッド20を移動させるためのパルス信号を生成する。ステッピングモータ60は、そのパルス信号に応じて回転する(ステップS6)。
ステッピングモータ60は、変換機構(図示せず)を介して、サーマルヘッド20を移動させる。具体的には、変換機構は、ステッピングモータ60の回転運動を直線運動に変換する。サーマルヘッド20は、変換機構による直線運動によって移動する(ステップS7)。その結果、サーマルヘッド20は、印刷対象物における印字位置に移動する。
ここで、印字制御部101は、サーマルヘッド20における複数の発熱素子Rの中から選択される複数のサンプル素子に対する通電(試験通電)を制御する。
具体的には、印字制御部101は、第2データ入力信号Din2を記憶部104から読み出す。第2データ入力信号Din2は、複数のサンプル素子のすべて(ここで示す例では、後述する発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63))に、それぞれのサンプル素子に接続されているインバータinvからHighレベルの電圧を印加させる信号である。印字制御部101は、第2データ入力信号Din2をサーマルヘッド20に送信する(ステップS8)。
なお、複数のサンプル素子は、サーマルヘッド20における複数の発熱素子Rの中から予め選択される。
具体例として、図6で示した領収書において可変データAを印字する複数の発熱素子Rを複数のサンプル素子として選択する場合について説明する。
図6で示した領収書において、可変データAと可変データBで示される日付、車種、金額、取扱番号のそれぞれは、発行される領収書のそれぞれで異なるデータである。図6で示した領収書において、可変データAと可変データBとを除くその他のデータは、発行される領収書のそれぞれで共通のデータである。料金収受機械1が領収書を発行する場合、領収書における共通のデータは事前に印字される。そして、領収書を発行するときに日付、車種、金額、取扱番号のそれぞれを示す可変データAと可変データBが共通のデータの印字された領収書に印字される。複数のサンプル素子は、どのように選択されてもよい。しかしながら、本発明の一実施形態による料金収受機械1は、領収書における重要なデータを示す可変データが印字されないことを防止するものである。そのため、複数のサンプル素子は、領収書における可変データを印字するときに用いられる発熱素子Rの中から選択されることが望ましい。また、複数のサンプル素子は、印字に使用される可能性が高い文字における中心軸上に位置する発熱素子Rの中から選択されることが望ましい。
以下では、図6で示した可変データのうち、可変データAを印字するときに用いられる、例えば、発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)の5つの発熱素子をサンプル素子として選択した場合について説明する。
ただし、複数のサンプル素子は、発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)に限定しない。また、複数のサンプル素子は、可変データを印字するときに用いられる発熱素子Rに限定しない。複数のサンプル素子は、共通のデータを印字するときに用いられる発熱素子Rであってもよい。また、同一のサーマルヘッド20にデータの印字に用いない発熱素子Rを複数設け、データの印字に用いない発熱素子Rを複数のサンプル素子としてもよい。また、複数のサンプル素子は、可変データを印字するときに用いられる発熱素子Rと、共通のデータを印字するときに用いられる発熱素子Rと、データの印字に用いない発熱素子Rとの任意の組み合わせであってもよい。
また、複数のサンプル素子は、5つの発熱素子Rに限定しない。複数のサンプル素子は、任意の複数の発熱素子R(例えば、全ての発熱素子R)であってよい。
集積回路icのそれぞれは、制御装置10から第2データ入力信号Din2を受信する。集積回路icのそれぞれは、受信した第2データ入力信号Din2に基づく試験電圧Vtsを生成する(ステップ9)。
具体的には、集積回路ic1は、第2データ入力信号Din2に含まれるサンプル素子が発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)であるという情報に基づいて、発熱素子R64に関連するANDゲートand64の入力端子に印加するHighレベルの試験電圧Vtsを生成する。集積回路ic1は、ANDゲートand1〜and63のそれぞれの入力端子に印加するLowレベルの試験電圧Vtsを生成する。集積回路ic2は、第2データ入力信号Din2に含まれるサンプル素子が発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)であるという情報に基づいて、発熱素子R65に関連するANDゲートand65の入力端子と、発熱素子R128に関連するANDゲートand128の入力端子のそれぞれに印加するHighレベルの試験電圧Vtsを生成する。集積回路ic2は、ANDゲートand66〜and127のそれぞれの入力端子に印加するLowレベルの試験電圧Vtsを生成する。集積回路ic(m−1)は、第2データ入力信号Din2に含まれるサンプル素子が発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)であるという情報に基づいて、発熱素子R(n−127)に関連するANDゲートand(n−127)の入力端子に印加するHighレベルの試験電圧Vtsを生成する。集積回路ic(m−1)は、ANDゲートand(n−126)〜and(n−64)のそれぞれの入力端子に印加するLowレベルの試験電圧Vtsを生成する。集積回路icmは、第2データ入力信号Din2に含まれるサンプル素子が発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)であるという情報に基づいて、発熱素子R(n−63)に関連するANDゲートand(n−63)の入力端子に印加するHighレベルの試験電圧Vtsを生成する。集積回路icmは、ANDゲートand(n−62)〜andnのそれぞれの入力端子に印加するLowレベルの試験電圧Vtsを生成する。集積回路ic3〜ic(m−2)のそれぞれは、発熱素子R129〜R(n−128)に関連するANDゲートand129〜and(n−128)のそれぞれの入力端子に印加するLowレベルの試験電圧Vtsを生成する。
集積回路icのそれぞれは、生成した試験電圧Vtsを関連するANDゲートandに印加する(ステップS10)。
印字制御部101は、Lowレベルの電圧を示すイネーブル信号en_barをサーマルヘッド20に送信する(ステップS11)。
ANDゲートandは、印字制御部101からイネーブル信号en_barの反転信号を受信する。
ANDゲートand64、and65,and128、and(n−127)、and(n−63)のそれぞれは、イネーブル信号en_barの反転信号を受信すると、試験電圧Vtsとイネーブル信号en_barの反転信号との論理積を算出し、論理積の演算結果を示すHighレベルの電圧を生成する(ステップS12A)。また、ANDゲートand1〜63、and66〜and127、and129〜and(n−128)、and(n−64)〜andnのそれぞれは、イネーブル信号en_barの反転信号を受信すると、試験電圧Vtsとイネーブル信号en_barの反転信号との論理積を算出し、論理積の演算結果を示すLowレベルの電圧を生成する(ステップS12B)。
ANDゲートandのそれぞれは、論理積の演算結果を示す電圧を関連するインバータinvの入力端子に印加する(ステップS13)。
インバータinv64、inv65,inv128、inv(n−127)、inv(n−63)のそれぞれは、入力端子にHighレベルの電圧が印加され、Lowレベルの電圧を出力する。
また、インバータinv1〜63、inv66〜inv127、inv129〜inv(n−128)、inv(n−64)〜invnのそれぞれは、入力端子にLowレベルの電圧が印加され、Highレベルの電圧を出力する。
このとき、発熱素子R1〜63、R66〜R127、R129〜R(n−128)、R(n−64)〜Rnのそれぞれの両端には、ほぼ同一のHighレベルの電圧が印加されている。そのため、発熱素子R1〜63、R66〜R127、R129〜R(n−128)、R(n−64)〜Rnのそれぞれには、電流が流れない。電圧−電流変換回路VI1を流れた電流は、並列接続された発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)に流れる。電圧VHは、並列接続された発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)に流れる電流と、発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)のそれぞれの抵抗値とによって決定される。
なお、このとき、発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)のそれぞれに流れる電流は、通常の印字を行う際に発熱素子Rに流す電流よりも小さい。そのため、発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)の異常判定が行われているときには、発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)は、印字対象物に印字しない。
電圧VHは、ADコンバータ50の入力端子に印加される(ステップS14)。
ADコンバータ50は、電圧VHをデジタル信号sdに変換する。デジタル信号sdは、電圧VHを示す情報を含んでいる。ADコンバータ50は、デジタル信号sdを制御装置10に送信する(ステップS15)。
電圧取得部102は、ADコンバータ50からデジタル信号sdを受信する。電圧取得部102は、デジタル信号sdを受信すると、デジタル信号sdが示す電圧VHの値を異常判定部103に送信する(ステップS16)。
異常判定部103は、電圧取得部102から電圧VHの値を受信する。異常判定部103は、電圧VHの値を受信すると、記憶部104から参照テーブルTBL1を読み出す(ステップS17)。例えば、D9〜D0が(0101101111)(=(16F)16)を示す第2データ入力信号Din2を印字制御部101がステッピングモータ60に送信した場合、参照テーブルTBL1は、図4で示した参照テーブルである。参照テーブルTBL1におけるD9〜D0の“16F”は、複数のサンプル素子が発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)であることを示している。参照テーブルTBL1における比較電圧は、実験やシミュレーションなどにより予め定めた電圧であり、電圧VHの値と比較する電圧を示している。具体的には、例えば、複数のサンプル素子が発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)である場合、複数のサンプル素子の1つ〜5つに異常がある場合のそれぞれの電圧VHの値と、複数のサンプル素子に異常がない場合の電圧VHの値を比較電圧とする。参照テーブルTBL1におけるドット抵抗値は、電圧VHの値がそれぞれの比較電圧であった場合の発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)の抵抗値を示している。参照テーブルTBL1における判定結果は、電圧VHの値がそれぞれの比較電圧であった場合の発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)の異常(発熱素子の断線)を示している。
異常判定部103は、参照テーブルTBL1における電圧のそれぞれの中から、電圧VHの値と所定の誤差の範囲内で同一である電圧を特定する(ステップS18)。具体的には、異常判定部103は、電圧VHの値と参照テーブルTBL1における電圧のそれぞれとを順に比較する。異常判定部103は、電圧VHの値との差が所定の誤差の範囲内であると判定した参照テーブルTBL1における電圧を電圧VHの値と所定の誤差の範囲内で同一である電圧と特定する。
異常判定部103は、ステップS18の処理で特定した電圧と、参照テーブルTBL1における判定結果とに基づいて、複数のサンプル素子について異常を判定する(ステップS19)。具体的には、異常判定部103は、図4で示した参照テーブルTBL1の場合、電圧VHの値が0.72ボルトであると特定した場合、発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)のすべてが正常であると判定する。異常判定部103は、電圧VHの値が0.84ボルトであると特定した場合、発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)のうちの1つに異常が発生していると判定する。異常判定部103は、電圧VHの値が1.00ボルトであると特定した場合、発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)のうちの2つに異常が発生していると判定する。異常判定部103は、電圧VHの値が1.08ボルトであると特定した場合、発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)のうちの3つに異常が発生していると判定する。異常判定部103は、電圧VHの値が2.16ボルトであると特定した場合、発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)のうちの4つに異常が発生していると判定する。異常判定部103は、電圧VHの値が4.40ボルトであると特定した場合、発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)のすべてに異常が発生していると判定する。
電圧VHの値が4.40ボルトであると特定すると、発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63)のすべてに異常が発生していると判定する。
異常判定部103は、異常のサンプル素子数に基づいて発熱素子Rの全体に異常が発生しているか否かを判定する(ステップS20)。具体的には、異常判定部103は、例えば、異常のサンプル素子(発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63))のすべてに異常が発生していると判定した場合に、発熱素子Rの全体に異常が発生していると判定する。また、異常判定部103は、例えば、異常のサンプル素子(発熱素子R64、R65,R128、R(n−127)、R(n−63))のうちの4つ以下に異常が発生していると判定した場合に、発熱素子Rの全体に異常は発生していないと判定する。
異常判定部103は、発熱素子Rの全体に異常が発生していると判定した場合(ステップS20においてYES)、発熱素子Rの全体に異常が発生していることを外部に報知する(ステップS21)。例えば、異常判定部103は、標準よりも長い領収書となるカッターの切断を指示する指令をオートカッターに送信する。オートカッターは、標準よりも長い領収書となる位置で領収書をカットする。印字装置100は、領収書を出力する。収受員は、標準よりも長い領収書を見て発熱素子Rの全体に異常が発生していることを認識する。また、例えば、異常判定部103は、後述する印刷に対して領収書全体に「異常が発生しています」などの文字を印字させる第1データ入力信号Din1をサーマルヘッド20に送信する。印字装置100は、領収書に「異常が発生しています」という文字を大きく印字する。印字装置100は、領収書を出力する。収受員は、領収書に印字された「異常が発生しています」という文字を見て発熱素子Rの全体に異常が発生していることを認識する。
また、異常判定部103は、発熱素子Rの全体に異常が発生していないと判定した場合(ステップS20においてNO)、正常報知信号を印字制御部101に送信する(ステップS22)。正常報知信号は、発熱素子Rの全体に異常が発生していないことを示す信号である。
印字制御部101は、異常判定部103から正常報知信号を受信する。印字制御部101は、正常報知信号を受信すると、Highレベルの電圧を示すイネーブル信号en_barをサーマルヘッド20に送信する(ステップS23)。
ANDゲートandは、印字制御部101からイネーブル信号en_barの反転信号を受信する。
ANDゲートandのそれぞれは、イネーブル信号en_barの反転信号を受信すると、試験電圧Vtsとイネーブル信号en_barの反転信号との論理積を算出し、論理積の演算結果を示すLowレベルの電圧を生成する。
ANDゲートandのそれぞれは、論理積の演算結果を示す電圧を関連するインバータinvの入力端子に印加する。
インバータinvのそれぞれは、入力端子にLowレベルの電圧が印加され、Highレベルの電圧を出力する。
通常通電部101aは、端子“a1”を示す情報を含む接続先指示信号sctをスイッチSW1に送信する(ステップS24)。
スイッチSW1は、通常通電部101aから接続先指示信号sctを受信する。スイッチSW1は、接続先指示信号sctを受信すると、接続先指示信号sctが端子“a1”を示す情報を含んでいるか、端子“b1”を示す情報を含んでいるかを判定する。スイッチSW1は、接続先指示信号sctが端子“a1”を示す情報を含んでいると判定した場合、バイアス回路30と第1電源40aとを接続する。また、スイッチSW1は、接続先指示信号sctが端子“b1”を示す情報を含んでいると判定した場合、バイアス回路30と第2電源40bとを接続する。従って、ステップS24の処理で、通常通電部101aが接続先指示信号sctをスイッチSW1に送信した場合、スイッチSW1は、自身を“a1”側とし、バイアス回路30と第1電源40aとを接続する(ステップS25)。
印字制御部101は、第1データ入力信号Din1をサーマルヘッド20に送信する(ステップS26)。第1データ入力信号Din1は、例えば、図6で示した領収書において、可変データAと可変データBで示される日付、車種、金額、取扱番号のそれぞれの情報を含む信号である。
印字制御部101は、Lowレベルの電圧を示すイネーブル信号en_barをサーマルヘッド20に送信する(ステップS27)。
ANDゲートandは、印字制御部101からイネーブル信号en_barの反転信号を受信する。
ANDゲートandのそれぞれは、イネーブル信号en_barの反転信号を受信すると、印字電圧Vptとイネーブル信号en_barの反転信号との論理積を算出し、論理積の演算結果を示すHighレベルの電圧を生成する(ステップS28)。印字電圧Vptは、印字をするために第1データ入力信号Din1に関連してANDゲートandのそれぞれの入力端子に印加される電圧である。
ANDゲートandのそれぞれは、論理積の演算結果を示すHighレベルまたはLowレベルの電圧を関連するインバータinvの入力端子に印加する(ステップS29)。
インバータinvのそれぞれは、入力端子に印加された電圧の論理を反転させた電圧を出力する。
このとき、発熱素子Rのうち関連するインバータinvからHighレベルの電圧が印加されている発熱素子Rは、第1電源40aが出力する24ボルトとインバータinvが出力するHighレベルの電圧(例えば、4.4ボルト)との電位差(例えば、19.6ボルト)により決定される電流が流れる。また、発熱素子Rのうち関連するインバータinvからLowレベルの電圧が印加されている発熱素子Rは、第1電源40aが出力する24ボルトとインバータinvが出力するLowレベルの電圧(例えば、0ボルト)との電位差(例えば、24ボルト)により決定される電流が流れる。そのため、発熱素子Rのうち関連するインバータinvからLowレベルの電圧が印加されている発熱素子Rに流れる電流は、発熱素子Rのうち関連するインバータinvからHighレベルの電圧が印加されている発熱素子Rに流れる電流よりも大きい。
したがって、発熱素子Rのうち関連するインバータinvからLowレベルの電圧が印加されている発熱素子Rの発熱は、発熱素子Rのうち関連するインバータinvからHighレベルの電圧が印加されている発熱素子Rの発熱よりも高い。発熱素子Rのうち関連するインバータinvからLowレベルの電圧が印加されている発熱素子Rの発熱は、印字対象物に印字をすることができる高い発熱である。また、発熱素子Rのうち関連するインバータinvからHighレベルの電圧が印加されている発熱素子Rの発熱は、印字対象物に印字をすることができない低い発熱である。
このように、発熱素子Rのうち関連するインバータinvからLowレベルの電圧が印加されている発熱素子Rは、第1データ入力信号Din1が示す、例えば、日付、車種、金額、取扱番号のそれぞれを印字対象物に印字する(ステップS30)。具体的には、第1データ入力信号Din1に含まれる印字位置を示す情報に基づいてステッピングモータ60が回転し、サーマルヘッド20が移動する。サーマルヘッド20の移動後の位置において印字データが示す文字、符号などを印字対象物に印字することにより印字を実行する。
以上、本発明の一実施形態による制御装置10を備える料金収受機械1について説明した。本発明の一実施形態による制御装置10は、印字方向に対して交差する方向に配列されて、通電により加熱される複数の発熱素子を有するサーマルヘッド20に対して、選択的に発熱素子Rに通電して印字を行う印字装置100の制御装置である。制御装置10は、印字制御部101と、電圧取得部102と、異常判定部103と、を備える。印字制御部101は、複数の発熱素子Rの中から選択される複数のサンプル素子に対する通電を制御する。電圧取得部102は、印字制御部101が選択された複数のサンプル素子に対して通電させた場合のサーマルヘッド20に印加される電圧を取得する。異常判定部103は、取得された電圧に基づいて発熱素子Rの異常を判定する。
このようにすれば、制御装置10は、所望の印字がされていない領収書、利用証明書などが利用者に渡ってしまうことを防止することができる。
なお、上述の本発明の一実施形態による料金収受機械1が行う処理では、第1データ入力信号Din1が印字データと、印字データを印字する位置座標データの両方を含んでおり、印字制御部101は、第1データ入力信号Din1をサーマルヘッド20とステッピングモータ60のそれぞれに送信するものとして説明した。しかしながら、本発明の実施形態は、それに限定しない。例えば、第1データ入力信号Din1の代わりに、印字データを含むデータd1と、データd1に含まれる印字データを印字する位置座標データを含むデータd2とを生成する。そして、印字制御部101は、印字データを含むデータd1をサーマルヘッド20に送信し、データd1に含まれる印字データを印字する位置座標データを含むデータd2をステッピングモータ60に送信してもよい。
なお、上述の本発明の一実施形態による料金収受機械1が行う処理では、異常判定部103は、印字制御部101がサーマルヘッド20に送信した第2データ入力信号Din2が示す複数のサンプル素子について異常を判定するものとして説明した。しかしながら、本発明の一実施形態による料金収受機械1が行う処理は、それに限定しない。例えば、異常判定部103は、印字制御部101がサーマルヘッド20に送信した第1データ入力信号Din1が示す通常の印字と並行して、実際の印字に用いられている発熱素子Rの異常を判定してもよい。
なお、本発明の実施形態における処理フローは、適切な処理が行われる範囲において、処理の順番が入れ替わってもよい。
本発明における記憶部104、その他の記憶部のそれぞれは、適切な情報の送受信が行われる範囲においてどこに備えられていてもよい。また、記憶部104、その他の記憶部のそれぞれは、適切な情報の送受信が行われる範囲において複数存在しデータを分散して記憶していてもよい。
本発明の一実施形態について説明したが、上述の制御装置10、サーマルヘッド20、バイアス回路30、第1電源40a、第2電源40b、ADコンバータ50、領収書発行受付装置200のそれぞれは内部に、コンピュータシステムを有していてもよい。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータがそのプログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現してもよい。さらに、上記プログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるファイル、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例であり、発明の範囲を限定しない。これらの実施形態は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、追加、種々の省略、置き換え、変更を行ってよい。
1・・・料金収受機械
10・・・制御装置
20・・・サーマルヘッド
30・・・バイアス回路
40a・・・第1電源
40b・・・第2電源
50・・・ADコンバータ
60・・・ステッピングモータ
100・・・印字装置
101・・・印字制御部
102・・・電圧取得部
103・・・異常判定部
104・・・記憶部
101a・・・通常通電部
101b・・・試験通電部
200・・・領収書発行受付装置
and(and1〜andn)・・・ANDゲート
Ca1・・・キャパシタ
ic(ic1〜icm)・・・集積回路
inv(inv1〜invn)・・・インバータ
R(R1〜Rn)・・・発熱素子
VI1・・・電圧−電流変換回路

Claims (9)

  1. 印字方向に対して交差する方向に配列されて、通電により加熱される複数の発熱素子を有するサーマルヘッドに対して、選択的に発熱素子に通電して印字を行う印字装置の制御装置であって、
    前記複数の発熱素子の中から選択される複数のサンプル素子に対する通電を制御する印字制御部と、
    前記印字制御部が前記選択された複数のサンプル素子に対して通電させた場合の前記サーマルヘッドに印加される電圧を取得する電圧取得部と、
    取得された電圧に基づいて前記発熱素子の異常を判定する異常判定部と、
    を備える制御装置。
  2. 正常のサンプル素子数と、前記正常のサンプル素子数に関連して検出される電圧値とが関係付けられた参照テーブルを記憶する記憶部、
    を備え、
    前記異常判定部は、
    前記参照テーブルを参照して異常のサンプル素子数を判断し、前記異常のサンプル素子数に基づいて前記発熱素子全体の異常を判定する、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 通常の印字を行う際に前記発熱素子に対して通電するための電圧の印加を行う通常通電部と、
    前記サンプル素子に対して試験用の通電を行うための電圧の印加を行う試験通電部と、
    を備え、
    前記印字制御部は、
    前記サンプル素子に通電させる際に前記試験通電部により通電させる、
    請求項1または請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記印字制御部は、
    印字指令を受けると、前記複数の発熱素子の中から選択される複数のサンプル素子に対して通電した後に、前記印字指令と関連する印字処理を実行する、
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の制御装置。
  5. 前記印字制御部は、
    前記異常判定部が前記発熱素子を異常と判定した場合は、前記印字指令とは異なる予め設定された異常を通知するための印字処理を行う、
    請求項4に記載の制御装置。
  6. 請求項1から請求項5の何れか一項に記載の制御装置と、
    前記制御装置により制御されるサーマルヘッドと、
    を備える印字装置。
  7. 請求項6に記載の印字装置と、
    前記印字装置が印字する領収書の発行を受け付ける領収書発行受付装置と、
    を備える料金収受機械。
  8. 印字方向に対して交差する方向に配列されて、通電により加熱される複数の発熱素子を有するサーマルヘッドに対して、選択的に発熱素子に通電して印字を行う印字装置が備える制御装置の制御方法であって、
    前記複数の発熱素子の中から選択される複数のサンプル素子に対する通電を制御し、
    前記選択された複数のサンプル素子に対して通電させた場合の前記サーマルヘッドに印加される電圧を取得し、
    取得された電圧に基づいて前記発熱素子の異常を判定する、
    ことを含む制御方法。
  9. 印字方向に対して交差する方向に配列されて、通電により加熱される複数の発熱素子を有するサーマルヘッドに対して、選択的に発熱素子に通電して印字を行う印字装置が備える制御装置のコンピュータに、
    前記複数の発熱素子の中から選択される複数のサンプル素子に対する通電を制御すること、
    前記選択された複数のサンプル素子に対して通電させた場合の前記サーマルヘッドに印加される電圧を取得すること、
    取得された電圧に基づいて前記発熱素子の異常を判定すること、
    を実行させるプログラム。
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