JP5915704B2 - ヘッド素子数確認方法及びヘッド素子数確認機構 - Google Patents

ヘッド素子数確認方法及びヘッド素子数確認機構 Download PDF

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本発明は、ラインヘッドを備えたプリンターにおけるヘッド素子数確認方法及びヘッド素子数確認機構に関する。
サーマルプリンターにおける不良サーマルヘッドヘッド素子の検出に関する技術としては、以下のもの(特許文献1参照)が知られている。
上記特許文献1には、「サーマルヘッドに含まれるヘッド素子を駆動し、所定時間経過後に設定温度に達しているか否かを検出し、設定温度に達していない場合に表示することを特徴とするサーマルヘッド駆動制御方法。」(請求項1)が記載されている。
また、サーマルプリンターのサーマルヘッドの不良検出方法としては、以下のもの(特許文献2参照)が知られている。
上記特許文献2には、「サーマルプリンターに使用されるサーマルヘッドに含まれる複数のヘッド素子の抵抗体のばらつきを検出するサーマルヘッドの不良検出方法において、前記サーマルヘッドの交換時の初期設定時に行われ、前記複数のヘッド素子の抵抗値の最大値および最小値が予め定められた所定範囲内であるかを確認する第1のステップと、前記サーマルヘッド設定後の所定のタイミングに行われ、前記複数のヘッド素子のそれぞれの抵抗値が第1のステップにて求められた最大値および最小値の範囲内であるかを確認する第2のステップと、を有することを特徴とするサーマルヘッドの不良検出方法。」(請求項1)が記載されている。
特開平06−227018号公報(請求項1) 特開2000−141730号公報(第4頁−第6頁、図1)
上記特許文献1及び2に記載の技術は、どちらも全てのヘッド素子に順次ヒータ電圧を印加して測定するもので、どちらも検出動作時にヘッド素子が加熱されて(印刷)されてしまうものであった。
本発明の課題はサーマルプリンターに搭載されているサーマルヘッドのヘッド素子数を検出するヘッド素子数の確認方法及びヘッド素子数確認機構を提供することを目的とする。
上記課題を解決することのできる本発明は、複数のヘッド素子で構成されるラインヘッドにシフトレジスターで1ライン分の印刷データを入力して、ラッチ回路を介して前記複数のヘッド素子で印刷するラインプリンターのヘッド素子数確認方法であって、前記1ライン分の印刷データとして、素子数確認用データを前記シフトレジスターに入力するステップと、前記シフトレジスターのクロック数と、検査用抵抗素子と前記ヘッド素子の抵抗要素との直列回路の分圧電圧が変化したか否かの判定結果から前記ヘッド素子の数を確認するステップと、を含み、前記素子数確認用データは、予め定められた規格の素子数に対応するゼロデータの先頭の少なくとも1個を1データとしたデータであることを特徴とする。
上記構成によれば、サーマルプリンターに搭載されているサーマルヘッドのヘッド素子数を検出するヘッド素子数の確認方法を提供することができる。
また、本発明のヘッド素子数確認方法は、複数のヘッド素子で構成されるラインヘッドと、各ヘッド素子に含まれる抵抗要素を検査用抵抗素子にシフトレジスターおよびラッチ回路を含む選択部によって直列接続する制御部と、前記検査用抵抗素子と前記抵抗要素の直列回路に検査用電圧を印加する検査用電源と、前記制御部の制御に応答して前記検査用抵抗素子と前記抵抗要素の直列回路の分圧電圧を測定する分圧電圧測定手段と、を備えたプリンターにおけるヘッド素子数の確認方法であって、前記シフトレジスターに対して、最初のクロック信号と共に1データを入力し、以降、予め定められた規格の素子数から1少ない数に対応する0データをクロック信号と共に入力するステップと、前記分圧電圧を測定するステップと、測定された前記分圧電圧が変化した場合は、前記予め定められた規格の素子数であると判定し、測定された前記分圧電圧が変化しない場合は、前記予め定められた規格の素子数ではないと判定するステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明のヘッド素子数確認方法において、前記分圧電圧に変化がなければ、前記予め定められた規格を素子数の多い規格に対応するものから順次素子数の少ない規格に対応するものに変え、前記分圧電圧が変化したときの規格に対応する素子数をヘッド素子数とすることが好ましい。 上記構成によれば、分圧電圧に変化がなければ、予め定められた規格を素子数の多い規格に対応するものから順次素子数の少ない規格に対応させてゆき、分圧電圧が変化したときの素子数をヘッド素子数として検出すれば容易にヘッド素子数を確認することができる。
また、上記課題を解決することのできる本発明のヘッド素子数確認機構は、複数のヘッド素子で構成されるラインヘッドと、各ヘッド素子に含まれる抵抗要素を検査用抵抗素子にシフトレジスターおよびラッチ回路を含む選択部によって直列接続する制御部と、前記検査用抵抗素子と前記抵抗要素の直列回路に検査用電圧を印加する検査用電源と、前記制御部の制御に応答して前記検査用抵抗素子と前記抵抗要素の直列回路の分圧電圧を測定する分圧電圧測定手段と、を備え、前記制御部は、前記シフトレジスターに対して、最初のクロック信号と共に1データを入力し、以降、予め定められた規格の素子数から1少ない数に対応する0データをクロック信号と共に入力して前記分圧電圧を測定し、測定された前記分圧電圧が変化した場合は、前記予め定められた規格の素子数であると判定し、測定された前記分圧電圧が変化しない場合は、前記予め定められた規格の素子数ではないと判定することを特徴とする。
上記構成によれば、サーマルプリンターに搭載されているサーマルヘッドのヘッド素子数を検出するヘッド素子数確認機構を提供することができる。
本実施形態のサーマルヘッドの構成を示す模式図である。 本実施形態のヘッド素子の動作確認機構の回路図の一例である。 分圧電圧とヘッド素子の通電数との対応関係を示した図である。 本実施形態のヘッド素子の動作確認方法を説明するためのフローチャートである。 本実施形態のサーマルヘッドのヘッド素子数の複数の例を示した図である。 本実施形態のサーマルヘッドのヘッド素子数確認方法を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るヘッド素子の動作確認機構の説明をする。
図1は、本発明が適用されるサーマルプリンターのサーマルヘッドの内部構成を示すブロック図である。
図1において、サーマルヘッド2は、ラインヘッドを構成するヘッド素子3と、ラッチドライバー5(選択部)と、n段のFF(フリップフロップ)からなるシフトレジスター7と(選択部)、を備えている。シフトレジスター7は第1段のシフトレジスター7−1のDO(Data Out)は第2段シフトレジスター7−2のDI(Data In)に接続されるように順次連結されている。
ラッチドライバー5は、ストローブ信号の入力端子STBと、ラッチ信号の入力端子LATを備えている。また、各シフトレジスター7−1〜7−nは、印刷データであるシリアルデータが入力される入力端子DI、クロック信号の入力端子CLK、シフトレジスター7からあふれたシリアルデータが出力される出力端子DOを備えている。
サーマルプリンター本体のヘッド制御部10からの制御信号によって第1段のシフトレジスター7−1の入力端子DIから、クロック信号に対応して1ビットずつ1ライン分のシリアルデータが入力される。次に、1ライン分のシリアルデータがシフトレジスター7に格納された時点で、ラッチ信号によって1ライン分のシリアルデータをパラレルデータとしてラッチドライバー5に格納する。
次に、ストローブ信号を受信したラッチドライバー5は、ストローブ信号を受けている間、ラッチしたデータの“1”に相当するヘッド素子3に通電する。この通電によって記録媒体であるロール紙等に1ライン分(1ドット)の画像が形成され、図示しない紙送り機構によって1ドット分の紙送りが実行される。この手順を繰り返すことで印刷が実行される。
通常のサーマルプリンターによる印刷は上記の手順で実行されるが、複数のヘッド素子の内のいずれかが不良になると、不良になったヘッド素子は正常な印刷を実行できなくなる。ヘッド素子の不良の状態には、素子の開放と短絡があり、開放状態では印刷結果に白い筋が入り、短絡状態では印刷結果に黒い筋が入る。
いずれにしても良好な印刷結果を得ることができなくなるが、特にバーコード印刷では印刷結果に筋が入るとデータの読み取り不良が生じることがある。不良素子の位置が判別できれば、その不良素子の位置を避けて、正常な素子部分によってバーコード印刷を実行することができる。このため、不良素子の位置を判別することは有効である。
(サーマルヘッドのヘッド素子の動作確認機構)
次にヘッド素子に対する加熱をせずに不良素子の検出するための、ヘッド素子の動作確認機構を図2〜図4を用いて説明する。
図2に示すように、本実施形態のヘッド素子の動作確認機構1は、サーマルヘッド2と、ヘッド制御回路20と、を備えている。
サーマルヘッド2には、発熱体である複数のヘッド素子3−1〜3−n(抵抗要素)が配置され、各ヘッド素子3−1〜3−nに対応する駆動用トランジスターTr1〜Trnが配置されている。駆動用トランジスターTr1〜Trnはラッチドライバー5からの駆動信号によってON状態とされるスイッチである。各駆動用トランジスターTr1〜Trnに駆動信号が入力されると各ヘッド素子3−1〜3−nが発熱する。駆動用トランジスターTr1〜Trnは、1ライン分のラッチデータの内で「1」のデータに関するものがアースに接続されてヘッド素子に24[V]電源によって加熱される構成になっている。
ヘッド制御回路20は、ヘッド制御部10を備え、スイッチ信号(SW24VAあるいはSWVDDH)によって、ヘッド素子3の駆動用電源24[V](検査用電源)及び動作確認用電源VDDのON/OFFを制御する。なお、動作確認用電源VDDは、駆動用電源の電圧24Vよりも低い(例えば3.3V)電源である。
動作確認用電源VDDは、ヘッド制御部10からのスイッチ信号(SWVDDH)によってON/OFF制御されるFETなどのスイッチング素子Q3、検出用抵抗R4(検査用抵抗素子)及び保護用ダイオードD1を介してヘッド素子3に直列接続(ヘッド素子間は並列接続)されている。ヘッド制御部10は、スイッチング素子Q3を制御することによって、ヘッド素子3を検出用抵抗R4に直列接続する。そして、動作確認用電源VDDは、ヘッド素子3と検出用抵抗R4との直列回路に検査用電圧3.3[V]を印加する。
また、ヘッド制御部10は、検出用抵抗R4とヘッド素子との接続点の電圧をREAD_HEAD端子から読み出す。すなわち、ヘッド制御部10は、ヘッド素子3と検出用抵抗R4との直列回路の分圧電圧を測定する。このとき、ヘッド制御部10は、分圧電圧測定手段として機能する。
ヘッド制御部10は、検査用抵抗R4と直列接続されるヘッド素子の数に応じた分圧電圧の関係を示すテーブルを備えている。具体的には、図3に示すように、横軸は同時に通電されているヘッド素子3の通電数を表し、縦軸はREAD_HEAD端子から読み出した分圧電圧を表すテーブルを備えている。ここで、動作確認用電源VDDを3.3[V]、R4の抵抗値を220[Ω]、サーマルヘッド2の抵抗値を650Ωとすると、検出用抵抗R4とヘッド素子3との接続点の分圧電圧=VDD×(650/m)/(220+650/m)で算出される。なお、mはヘッド素子3の通電数である。
図3に示すように、同時に通電されるヘッド素子の数が0の時はほぼ3.3Vで、通電数が増加するに従って、分圧電圧が減少する。分圧電圧の減少の程度が通電数=1〜3の間では大きくなるので、図3のテーブルを予め記憶しておくことによって、検出された分圧電圧の値からヘッド素子の通電数を判別することが可能である。
サーマルヘッドのヘッド素子の動作確認方法について
次にヘッド素子の動作確認方法について説明する。
[ヘッド素子の短絡故障の確認]
図4のフローチャートを用いてヘッド素子の短絡故障の確認方法の説明をする。
まず、ヘッド制御部10は、シフトレジスター7をリセットしてシフトレジスター7の全ての値を0にする(ステップS1)。次に動作確認用電源VDD(=3.3[V])を印加して、分圧電圧を検出する(ステップS2)。分圧電圧が3.3[V]であるか否かを判定し、3.3[V]であると判定すると(ステップS3:Yes)、全てのヘッド素子3に短絡故障が無いと判断して終了する(ステップS4)。
一方、3.3[V]ではない場合は(ステップS3:No)、ヘッド素子3−1〜3−nの何れかに短絡故障が有ると判断する(ステップS5)。次に、短絡故障の素子の位置を確認するため、ヘッド制御部10はシフトレジスター7の入力端子DIに「1」を入力するとともに入力端子CLKにクロック信号を入力する(ステップS6)。これにより、1番目のヘッド素子3−1に印加される。
ヘッド制御部10は、検査用抵抗R4とヘッド素子3−1との直列回路の分圧電圧が3.3[V]から変化したか否かを判定する(ステップS7)。3.3[V]から変化しない場合は(ステップS7:No)、1番目のヘッド素子が短絡故障であると判断し(ステップS8)、短絡故障の位置を記憶してステップS11へ移行する。つまり、ヘッド素子3の数を1つ追加したのに分圧電圧に変化が生じないということは、1番目のヘッド素子が短絡していることを意味する。そして、サーマルヘッド2が備えるヘッド素子3の全ての素子数分だけクロックを入力したか否かを判定し、全ての素子数分のクロックを入力していない場合は(ステップS10:No)、シフトレジスター7の入力端子DIに「0」をクロック信号と共に入力する(ステップS11)。全ての素子数分のクロックを入力したと判定した場合は(ステップS10:Yes)、処理を終了する。
一方、ステップS7において、分圧電圧が3.3[V]から変化した場合は(ステップS7:Yes)、1番目のヘッド素子は短絡故障ではないと判断し、ステップS10を実行する。つまり、ヘッド素子3の数を1つ追加したことによって分圧電圧が変化(減少)したということは、1番目のヘッド素子が短絡していないことを意味する。
以降、ステップS10の判定がNoの場合には、ステップS7以降の手順を素子数(n)回繰り返し実行し、ステップS10の判定がYesの場合に処理は終了する。
上記実施形態によれば、検査用抵抗R4にヘッド素子3の抵抗要素3−1〜3−nを直列接続して動作確認用電源VDDを印加することによって、分圧電圧の変化をみることができる。分圧電圧の変化に基づいて、各ヘッド素子3−1〜3−nが不良素子であるか否かを検出することができる。そして、通常の印刷処理を実行する場合の駆動電源24[V]とは別に動作確認用電源VDDを備えているので、ヘッド素子3が発熱しない3.3[V]程度の電圧を動作確認用電源VDDとして採用すれば、ヘッド素子3に対して加熱することなくサーマルプリンターにおけるサーマルヘッドの不良素子の検出を行なうことができる。
また、上記実施形態によれば、検査用抵抗R4と直列接続されるヘッド素子の数に応じた分圧電圧の関係を示すテーブルを予め備えているので、動作確認用電源VDDが印加されるヘッド素子の数と分圧電圧との対応関係が容易に把握することができる。1個のヘッド素子と検査用抵抗R4とを直列接続して3.3[V]を印加した場合、ヘッド素子3が正常であれば、分圧電圧は下がる。この分圧電圧の変化を利用して、各ヘッド素子3が故障していることを確認することができる。
また、上記実施形態によれば、従来のサーマルヘッドの構成に動作確認用電源VDDや検査用抵抗R4等を追加し、上記の図4に示した各ステップを実行するだけで、自動的にサーマルプリンターの不良素子を検出するので、ユーザーが煩わしい設定操作を行う必要がなくなる。
[サーマルヘッドのヘッド素子数の確認方法]
次にヘッド素子数の確認方法について説明する。
ここでいうヘッド素子数は、不規則なランダムな素子数ではなく、予め定められた複数種類のヘッド素子数であって、例えば図5に示すように64[dot]毎に区切られる384,512,576,640[dot]である。これらの中から何れかのヘッド素子数を備えているかを判別できればよい。
図6のフローチャートを参照して、サーマルヘッドのヘッド素子数を確認する方法について説明する。
まず、ヘッド制御部10は、最大のヘッド素子数を640dotと仮定し、その最大桁(640dot)が「1」で、それ以外の1dotから639dotは「0」となるシリアルデータ(素子数確認用データ)をシフトレジスター7の入力端子DIにクロック信号と共に入力する(ステップS21)。分圧電圧が3.3[V]であるか否かの判断をする(ステップS22)。分圧電圧が3.3[V]ではないと判定すると(ステップS22:No)、ヘッド素子数は640と判断する(ステップS23)。
分圧電圧が3.3[V]であると判定すると(ステップS22:Yes)、次に大きいヘッド素子数を576dotと仮定し、その最大桁(576dot)が「1」で、それ以外の1dotから575dotは「0」となるシリアルデータ(素子数確認用データ)をシフトレジスター7の入力端子DIにクロック信号と共に入力する(ステップS24)。再び分圧電圧が3.3[V]であるか否かの判断をする(ステップS22)。分圧電圧が3.3[V]ではないと判定すると(ステップS22:No)、ヘッド素子数は576dotと判断する(ステップS23)。
分圧電圧が3.3[V]であると判定すると(ステップS22:Yes)、次に大きいヘッド素子数を512dotと仮定し、その最大桁(512dot)が「1」で、それ以外の1dotから511dotは「0」となるシリアルデータ(素子数確認用データ)をシフトレジスター7の入力端子DIにクロック信号と共に入力する(ステップS24)。再び分圧電圧が3.3[V]であるか否かの判断をする(ステップS22)。分圧電圧が3.3[V]ではないと判定すると(ステップS22:No)、ヘッド素子数は512dotと判断する(ステップS23)。
分圧電圧が3.3[V]であると判定すると(ステップS22:Yes)、次に大きいヘッド素子数を384dotと仮定し、その最大桁(384dot)が「1」で、それ以外の1dotから383dotは「0」となるシリアルデータ(素子数確認用データ)をシフトレジスター7の入力端子DIにクロック信号と共に入力する(ステップS24)。再び分圧電圧が3.3[V]であるか否かの判断をする(ステップS22)。分圧電圧が3.3[V]ではないと判定すると(ステップS22:No)、ヘッド素子数は384dotと判断する(ステップS23)。
このように上記実施形態によれば、サーマルプリンターの不良素子を検出するだけでなく、ヘッド素子3の素子数を自動的に検出することができる。予め定められた規格の素子数に対応する「0」データの先頭の少なくとも1個を1データとすることで、動作確認用電源VDDを印加したときの分圧電圧の変化を検出することができる。分圧電圧が変化した場合は、「1」データが入力されたヘッド素子に動作確認用電源VDDが印加されていることがわかるので、ヘッド素子数は、少なくとも入力された1ライン分のシリアルデータの数以上有していることを確認することができる。
さらに、素子数の多い規格640dotから、「0」データの先頭の少なくとも1個を1データとしたシリアルデータを適用する。分圧電圧に変化がなければ、順次素子数の少ない規格576dot,512dot,384dotと対応させてゆき、分圧電圧が変化したときの素子数をヘッド素子数として検出すれば容易にヘッド素子数を確認することができる。
1:ヘッド素子の動作確認機構、2:サーマルヘッド、3−1〜3−n:ヘッド素子、5:ラッチドライバー(選択部)、7:シフトレジスター(選択部)、10:ヘッド制御部(分圧電圧測定手段)、20:ヘッド制御回路、Tr1〜Trn:駆動用トランジスター、R4:検査用抵抗(検査用抵抗素子)、VDD:動作確認用電源(検査用電源)。

Claims (3)

  1. 複数のヘッド素子で構成されるラインヘッドにシフトレジスターで1ライン分の印刷データを入力して、ラッチ回路を介して前記複数のヘッド素子で印刷するラインプリンターのヘッド素子数確認方法であって、
    前記1ライン分の印刷データとして、予め定められた規格の素子数に対応するゼロデータの先頭の1個を1データとした素子数確認用データを前記シフトレジスターに入力するステップと、
    検査用抵抗素子と前記複数のヘッド素子の抵抗要素との直列回路に検査用電圧を印加し、前記検査用抵抗素子と前記複数のヘッド素子の抵抗要素との直列回路の分圧電圧が前記検査用電圧から変化したか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定により前記分圧電圧が変化した場合は、ヘッド素子数は前記予め定められた規格の素子数であるとし、測定された前記分圧電圧に変化がなければ、前記予め定められた規格を素子数の多い規格に対応するものから順次素子数の少ない規格に対応するものに変えて前記判定ステップを繰り返し、前記分圧電圧が変化したときの規格に対応する素子数をヘッド素子数とするステップと、
    を含むことを特徴とするラインプリンターのヘッド素子数確認方法。
  2. 複数のヘッド素子で構成されるラインヘッドと、
    各ヘッド素子に含まれる抵抗要素を検査用抵抗素子にシフトレジスターおよびラッチ回路を含む選択部によって直列接続する制御部と、
    前記検査用抵抗素子と前記抵抗要素の直列回路に検査用電圧を印加する検査用電源と、
    前記制御部の制御に応答して前記検査用抵抗素子と前記抵抗要素の直列回路の分圧電圧を測定する分圧電圧測定手段と、
    を備えたプリンターにおけるヘッド素子数の確認方法であって、
    前記シフトレジスターに対して、最初のクロック信号と共に1データを入力し、以降、予め定められた規格の素子数から1少ない数に対応する0データをクロック信号と共に入力するステップと、
    前記検査用抵抗素子と前記複数のヘッド素子の抵抗要素との直列回路の前記分圧電圧を測定する測定ステップと、
    前記測定ステップで測定された前記分圧電圧が変化した場合は、ヘッド素子数は前記予め定められた規格の素子数であるとし、測定された前記分圧電圧に変化がなければ、前記予め定められた規格を素子数の多い規格に対応するものから順次素子数の少ない規格に対応するものに変えて前記測定ステップを繰り返し、前記分圧電圧が変化したときの規格に対応する素子数をヘッド素子数とするステップと、
    を含むことを特徴とするヘッド素子数確認方法。
  3. 複数のヘッド素子で構成されるラインヘッドと、
    各ヘッド素子に含まれる抵抗要素を検査用抵抗素子にシフトレジスターおよびラッチ回路を含む選択部によって直列接続する制御部と、
    前記検査用抵抗素子と前記抵抗要素の直列回路に検査用電圧を印加する検査用電源と、
    前記制御部の制御に応答して前記検査用抵抗素子と前記抵抗要素との直列回路の分圧電圧を測定する分圧電圧測定手段と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記シフトレジスターに対して、最初のクロック信号と共に1データを入力させて、以降、予め定められた規格の素子数から1少ない数に対応する0データをクロック信号と共に入力させて、前記検査用抵抗素子と前記複数のヘッド素子の抵抗要素との直列回路の前記分圧電圧を測定し、
    測定された前記分圧電圧が変化した場合は、ヘッド素子数は前記予め定められた規格の素子数であるとし、測定された前記分圧電圧に変化がなければ、前記予め定められた規格を素子数の多い規格に対応するものから順次素子数の少ない規格に対応するものに変えて前記分圧電圧の測定を繰り返し、前記分圧電圧が変化したときの規格に対応する素子数をヘッド素子数とすることを特徴とするヘッド素子数確認機構。
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