JP2008230123A - プリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】サーマルヘッドを用いて印字媒体に印字を行うプリンタにおいて、サーマルヘッドとヘッド制御回路との間のデータ転送における安全性及び機能性を高めると共に、配線を容易にする。
【解決手段】このプリンタは、印字媒体を搬送する搬送手段と、第1のUSBコネクタが設けられ、印字データを含むシリアルデータが供給されて印字媒体に印字を行うと共に、供給された印字データを確認データとして返信するサーマルヘッドと、第1のUSBコネクタにUSBケーブルを介して接続される第2のUSBコネクタが設けられ、印字データを含むシリアルデータをサーマルヘッドに供給すると共に、サーマルヘッドから返信される確認データを受信して、サーマルヘッドに供給した印字データとサーマルヘッドから返信される確認データとが一致するか否かを判定するヘッド制御回路とを具備する。
【選択図】図3

Description

本発明は、サーマルヘッドを用いて印字媒体に印字を行うプリンタに関する。
サーマルヘッドは、電流を流すことによって発熱する複数の微細な発熱体の集合を含んでいる。これらの発熱体が発熱することにより、感熱紙を変色させたり、リボンに塗布されているインクを印字用紙に転写させたりして印字を行う。サーマルヘッドを動作させる際には、制御基板に設けられたヘッド制御回路からサーマルヘッドに印字データ等が供給される。
従来は、ヘッド制御回路とサーマルヘッドとの間の接続に平行ケーブルを用いていたので、外来ノイズの影響を受け易かった。また、制御回路からサーマルヘッドに一方向の通信を行っていたので、通信過程において印字データに誤りが発生しても、これをチェックすることができなかった。さらに、サーマルヘッドを交換した際に、サーマルヘッドが正しく接続されていることを検証することができなかった。
ところで、サーマルヘッドの発熱体が断線すると、印字内容が変化してしまうので、一般的には、1ライン分の印字を行う度に発熱体の断線を自己診断するヘッドチェックを行っており、その間は印字動作を停止する必要がある。図6に、従来のラベルプリンタにおいて使用されているサーマルヘッドの内部回路の一例を示す。
図6に示すように、サーマルヘッド100においては、等価的に抵抗で表されるN個の発熱体R1〜RNがライン状に配置されている。発熱体R1〜RNの第1の端子には、電源電圧に接続されたヘッド電源制御回路200から駆動電圧が供給されるようになっており、発熱体R1〜RNの第2の端子には、NANDゲートG1〜GNの出力端子がそれぞれ接続されている。
NANDゲートG1〜GNの一方の入力端子にはストローブ信号が供給され、他方の入力端子はラッチ回路101の複数の出力端子にそれぞれ接続されている。ラッチ回路101は、クロック信号に同期して外部から入力される1ライン分の印字データを一時的に格納する。各々のNANDゲートは、対応する印字データとストローブ信号との論理積を求めて、その結果を反転して出力する。例えば、J番目の印字データがハイレベルでストローブ信号もハイレベルのときには、J番目のNANDゲートGJの出力信号がローレベルに活性化され、ヘッド電源制御回路200から発熱体RJを介してNANDゲートGJの出力端子に電流が流れて発熱体RJが発熱する。
ヘッドチェックモードにおいては、チェックすべき発熱体R1〜RNを1個ずつ通電状態にして、ヘッド電源制御回路200から一定の電流が供給されるようにする。ヘッド電源制御回路200の出力端子(発熱体R1〜RNの第1の端子)と接地電位との間には、発熱体の抵抗値に比較して十分大きな抵抗値を有する抵抗RA及びRBが直列に接続されており、抵抗RAと抵抗RBとの接続点には、チェック端子が設けられている。
発熱体が断線していない場合には、ヘッド電源制御回路200から供給される電流の大部分が発熱体を流れるので、チェック端子の電圧が低くなる。一方、発熱体が断線している場合には、ヘッド電源制御回路200から供給される電流の全てが抵抗RA及びRBを流れるので、チェック端子の電圧が高くなる。従って、チェック端子の電圧を測定することにより、発熱体の断線の有無を検知することができる。しかしながら、従来は、サーマルヘッド100から離れた場所に位置するヘッド制御回路においてチェック端子の電圧を測定していたので、外来ノイズ等の影響により測定値が不正確になるおそれがあった。
関連する技術として、下記の特許文献1には、ホストコンピュータとUSB識別情報を有する周辺装置とがUSBインタフェースを介して接続されている情報処理システムにおいて、USB識別情報として周辺装置固有の識別子を用いることにより、USBファンクションデバイスの部品削減、及び、USB識別番号の生成や管理工数の削減を図ることが開示されている。特許文献1には、ホストコンピュータに接続される周辺装置の例としてプリンタが記載されているが、プリンタの内部におけるデータ転送の改善については、特に記載されていない。
特開2003−316720号公報(第1、4頁、図1)
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、サーマルヘッドを用いて印字媒体に印字を行うプリンタにおいて、サーマルヘッドとヘッド制御回路との間のデータ転送における安全性及び機能性を高めると共に、配線を容易にすることを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明の1つの観点に係るプリンタは、印字媒体を搬送する搬送手段と、第1のUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)コネクタが設けられ、印字データを含むシリアルデータが第1のUSBコネクタを介して供給されて印字媒体に印字を行うと共に、供給された印字データを確認データとして第1のUSBコネクタを介して返信するサーマルヘッドと、第1のUSBコネクタにUSBケーブルを介して接続される第2のUSBコネクタが設けられ、印字データを含むシリアルデータを第2のUSBコネクタを介してサーマルヘッドに供給すると共に、サーマルヘッドから返信される確認データを第2のUSBコネクタを介して受信して、サーマルヘッドに供給した印字データとサーマルヘッドから返信される確認データとが一致するか否かを判定するヘッド制御回路とを具備する。
本発明によれば、サーマルヘッドとヘッド制御回路との間でUSBケーブルを介して双方向通信を行うことにより、サーマルヘッドとヘッド制御回路との間のデータ転送における安全性及び機能性を高めると共に、配線を容易にすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の符号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るプリンタの内部構造を示す概略図である。本実施形態においては、台紙に仮着されたラベル、又は、タグ製造用の帯状のシートに印字を行うサーマルプリンタを例にとって説明する。
このプリンタにおいては、印字媒体として、ラベル1を台紙2に剥離可能に仮着することにより構成されたラベル連続体3が用いられる。ラベル1は、サーマル紙であって、例えば、所定の温度で黒を発色する。
図1に示すように、ラベル連続体3は、紙管に巻かれて、回転可能な供給軸4に装着されている。ステッピングモータ5がベルト6を介してプラテンローラ7を駆動することによって、ラベル連続体3が、上流側(図中右側)から下流側(図中左側)へ向けて搬送される。ラベル連続体3の搬送は、ラベルセンサ8の検出結果に基づいて制御され、サーマルヘッド10が、ラベル連続体3に含まれているラベル1に印字を行う。
その際に、制御部20は、供給軸4〜プラテンローラ7によって構成される搬送手段の動作や、サーマルヘッド10の動作を制御する。入力部30は、プリンタを操作するために用いられるキーボード等を含んでおり、表示部40は、エラーメッセージ等を表示するLCDパネル等を含んでいる。
図2は、本発明の一実施形態に係るプリンタの回路構成を示すブロック図である。図2に示すように、制御部20は、CPU21と、ROM(read only memory)22と、RAM(random access memory)23と、モータ5を制御するモータ制御回路24と、サーマルヘッド10を制御するヘッド制御回路25と、ラベルセンサ8を制御するセンサ制御回路26と、内部インタフェース27と、外部インタフェース28とを含んでいる。CPU21は、内部インタフェース27を介して入力部30及び表示部40に接続されると共に、外部インタフェース28を介してホストコンピュータ50に接続される。
ROM22には、プリンタの各部を制御するための制御プログラム、及び、ヘッドチェックのためのチェックデータが格納されている。一方、RAM23には、入力部30やホストコンピュータ50から入力される印字データ、及び、ROM22から読み出されるチェックデータが一時的に格納される。CPU21は、ROM22に格納されている制御プログラムに従って各部を制御すると共に、RAM23に格納されている印字データ又はチェックデータを、ヘッド制御回路25を介してサーマルヘッド10に送信する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るプリンタにおけるサーマルヘッドの内部回路とヘッド制御回路とを示す図である。図3に示すように、サーマルヘッド10とヘッド制御回路25とは、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)ケーブル60及びヘッド電源供給用ケーブル70を介して接続されるようになっており、USBケーブルのA端子(通称オス)60aがヘッド制御回路25に接続され、USBケーブルのB端子(通称メス)60bがサーマルヘッド10に接続される。従って、ヘッド制御回路25には、USBケーブルのA端子60aを接続するためのUSBコネクタ60cが設けられており、サーマルヘッド10には、USBケーブルのB端子60bを接続するためのUSBコネクタ60dが設けられている。
USBケーブル60を用いることによって、差動信号のデータ(D−及びD+)を双方向通信すると共に、ロジック回路用の電源電位VBUS及び接地電位GNDを接続することができる。差動信号を用いることにより、コモンモードノイズの影響を受け難くなり、また、USBケーブル60はシールドケーブルであるから、EMI(電磁波障害)ノイズを低減することもできる。さらに、USBケーブル60は、サーマルヘッドとヘッド制御回路とを接続するために従来用いられていた平行ケーブルよりも径が細く、ケーブル長も長くできるので、ケーブルの引き回しが容易になる。
ヘッド制御回路25は、ヘッド駆動用の電源電位V(例えば、24V)及びロジック回路用の電源電位VBUS(例えば、5V)を生成するヘッド電源回路251と、USBコネクタ60cに接続されてサーマルヘッド10との間で双方向通信を行うための通信インタフェース252とを含んでおり、印字データ、ストローブ信号、及び、その他の制御信号を含むシリアルデータと、電源電位V及び電源電位VBUSによってそれぞれ定まる2種類の電源電圧とを、サーマルヘッド10に供給する。
サーマルヘッド10は、USBコネクタ60dに接続されてヘッド制御回路25との間で双方向通信を行うための通信インタフェース11と、通信インタフェース11から順次出力される1ライン分の印字データ又はチェックデータをラッチするラッチ回路12と、電圧源又は電流源として動作するヘッド電源制御回路13と、ライン状に配列され、等価的に抵抗で表されるN個の発熱体R1〜RNと、ラッチ回路12にラッチされている1ライン分の印字データ又はチェックデータに従って出力信号を活性化するNANDゲートG1〜GNと、分圧用の抵抗RA及びRBと、比較回路14とを含んでいる。ここで、Nは自然数である。
通信インタフェース11は、ヘッド制御回路25から送信されるシリアルデータに基づいて、正論理のストローブ信号、印字データ、クロック信号、及び、制御信号を出力し、また、サーマルヘッド10において得られた各種のヘッド情報をヘッド制御回路25に送信する。
ヘッド制御回路25は、ヘッド交換時又は電源投入時に、サーマルヘッド10から送信されるヘッド情報(例えば、ヘッドの型名)に基づいて、サーマルヘッド10が適合品であるか否か、又は、サーマルヘッド10の接続が正常であるか否かを判定し、サーマルヘッド10が適合品でないか、又は、サーマルヘッド10の接続が正常でない場合には、サーマルヘッド又は接続の不良を表す警告(エラーメッセージ等)を表示部40(図1)に表示させる。それにより、プリンタに適合しないサーマルヘッドが接続された場合や、サーマルヘッドの接続状態が不良である場合に、オペレータは、直ちにそのことを知ることができる。
文字やバーコード等の印字を行う印字モードにおいては、ラッチ回路12が、通信インタフェース11から供給されるクロック信号に同期して、シリアルに入力される1ライン分の印字データをラッチする。また、ラッチ回路12の初段にラッチされた印字データが確認データとして通信インタフェース11に入力され、通信インタフェース11は、この確認データをヘッド制御回路25に返信する。
ヘッド制御回路25は、サーマルヘッド10から返信される確認データを受信して、サーマルヘッド10に供給した印字データとサーマルヘッド10から返信される確認データとが一致するか否かをチェックする。例えば、ヘッド制御回路25は、サーマルヘッド10に供給した印字データとサーマルヘッド10から返信される確認データとが一致する場合に、サーマルヘッド10に印字を行わせるためにストローブ信号を活性化し、一方、サーマルヘッド10に供給した印字データとサーマルヘッド10から返信される確認データとが一致しない場合に、既に供給した印字データをサーマルヘッド10に再び供給するようにしても良い。
また、ヘッド制御回路25が、制御信号を用いてサーマルヘッド10のヘッド電源制御回路13を制御することにより、ヘッド電源制御回路13の出力インピーダンスを低下させる。これにより、ヘッド電源制御回路13は、通電される1つ又は複数の発熱体に駆動電圧を供給する電圧源として動作する。
発熱体R1〜RNの第1の端子は、ヘッド電源制御回路13に共通接続されており、発熱体R1〜RNの第2の端子は、NANDゲートG1〜GNの出力端子にそれぞれ接続されている。
NANDゲートG1〜GNの一方の入力端子には、ストローブ信号が供給され、他方の入力端子は、ラッチ回路11の複数の出力端子にそれぞれ接続されている。NANDゲートG1〜GNの各々は、対応する印字データとストローブ信号との論理積を求めて、その結果を反転して出力する。出力信号がローレベルに活性化されているNANDゲートの出力端子に接続されている発熱体に、ヘッド電源制御回路13から電流が流れ、その発熱体が発熱して、感熱紙等の印字媒体に印字を行う。なお、ストローブ信号の論理に応じて、NANDゲートに替えて他の論理回路を使用するようにしても良い。
サーマルヘッドの発熱体の断線又は劣化をチェックするヘッドチェックモードにおいては、ヘッド制御回路25が、サーマルヘッド10の発熱体R1〜RNを順次選択するためのチェックデータをサーマルヘッド10に供給する。ラッチ回路12は、通信インタフェース11から供給されるクロック信号に同期して、シリアルに入力される1ライン分のチェックデータをラッチする。これにより、チェックデータによって指定された1つの発熱体のみが通電状態となる。また、ヘッド制御回路25がヘッド電源制御回路13の出力インピーダンスを上昇させることにより、ヘッド電源制御回路13は、選択された発熱体に一定の電流を供給する電流源として動作する。
ヘッド電源制御回路13の出力端子(発熱体の第1の端子)と接地電位との間には、発熱体の抵抗値に比較して十分大きな抵抗値を有する抵抗RA及びRBが直列に接続されている。発熱体の第1の端子に発生する電圧は、抵抗RAとRBとによって分圧され、分圧によって生成されたチェック電圧Vが、比較回路14に入力される。
発熱体が断線していない場合には、ヘッド電源制御回路13から供給される電流の大部分が発熱体を流れるので、チェック電圧Vが低くなる。一方、発熱体が断線している場合には、ヘッド電源制御回路13から供給される電流の全てが抵抗RA及びRBを流れるので、チェック電圧Vが高くなる。従って、チェック電圧Vを測定することにより、発熱体の断線の有無を検出することができる。
比較回路14は、チェック電圧Vを参照電圧VREFと比較することにより、チェック対象として選択された発熱体が断線しているか否かを表す信号を生成する。ここで、参照電圧VREFは、例えば、抵抗RA及びRBと1つの正常な発熱体との並列接続にヘッド電源制御回路13の出力電流が流れるときのチェック電圧Vよりも大きく、かつ、抵抗RA及びRBのみにヘッド電源制御回路13の出力電流が流れるときのチェック電圧Vよりも小さな値に、予め設定されている。
このようにして、NANDゲートG1〜GNの出力信号が順次活性化されて、チェック対象として選択された発熱体に電流が供給される際に、比較回路14が、この発熱体の第1の端子に発生する電圧を所定の電圧と比較して、比較結果をヘッドIDと共に通信インタフェース11に出力する。通信インタフェース11は、ヘッドIDと比較結果とを含むヘッドチェックの結果を、ヘッド情報としてヘッド制御回路25に送信する。
ヘッド制御回路25は、サーマルヘッド10から送信されるヘッドチェックの結果に基づいて、サーマルヘッド10に含まれている発熱体の内の少なくとも1つが断線している場合に、発熱体の断線を表す警告(エラーメッセージ等)を表示部40(図1)に表示させる。それにより、少なくとも1つの発熱体が断線した場合に、オペレータは、直ちにサーマルヘッドを交換することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図4は、本発明の第2の実施形態に係るプリンタにおけるサーマルヘッドの内部回路とヘッド制御回路とを示す図である。第2の実施形態においては、図3に示す第1の実施形態における比較回路14の替わりに、A/D変換器15が用いられている。その他の点に関しては、第1の実施形態と同様である。
ヘッドチェックモードにおいて、ヘッド制御回路25は、サーマルヘッド10の発熱体R1〜RNを順次選択するためのチェックデータをサーマルヘッド10に供給する。これにより、NANDゲートG1〜GNの出力信号が順次活性化されて、チェックデータによって指定された1つの発熱体のみが通電状態となる。ヘッド電源制御回路13は、選択された発熱体に一定の電流を供給する電流源として動作する。
発熱体の第1の端子に発生する電圧は、抵抗RAとRBとによって分圧され、分圧によって生成されたチェック電圧Vが、A/D変換器15に入力される。A/D変換器15は、チェック電圧VをA/D変換することにより電圧データを生成して、電圧データをヘッドIDと共に通信インタフェース11に出力する。通信インタフェース11は、ヘッドIDと電圧データとを含むヘッドチェックの結果を、ヘッド情報としてヘッド制御回路25に送信する。
ヘッド制御回路25は、サーマルヘッド10から送信される電圧データに基づいて、サーマルヘッド10に含まれている個々の発熱体の抵抗値を算出する。本実施形態によれば、発熱体の断線のみならず、発熱体が劣化して抵抗値が上昇していることを検出することができる。ヘッド制御回路25は、サーマルヘッド10に含まれている発熱体の内の少なくとも1つが断線又は劣化している場合に、発熱体の断線又は劣化を表す警告(エラーメッセージ等)を表示部40(図1)に表示させる。それにより、少なくとも1つの発熱体が断線又は劣化した場合に、オペレータは、直ちにサーマルヘッドを交換することができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図5は、本発明の第3の実施形態に係るプリンタにおけるサーマルヘッドの内部回路とヘッド制御回路とを示す図である。第3の実施形態においては、図4に示す第2の実施形態に加えて、通信インタフェース11が、ヘッド制御回路25の制御の下で、サーマルヘッド10における温度の測定を指示する正論理の温度測定指示信号を出力する。また、サーマルヘッド10において、温度によって電流対電圧特性が変化するダイオード又はサーミスタ等の温度センサ16と、通信インタフェース11から出力される温度測定指示信号を反転するインバータ17とが設けられている。その他の点に関しては、第2の実施形態と同様である。
温度測定モードにおいて、ストローブ信号がローレベルに非活性化され、温度測定指示信号がハイレベルに活性化されて、ヘッド電源制御回路13から温度センサ16を介してインバータ17の出力端子に電流が流れる。温度センサ16に発生する電圧は、抵抗RAとRBとによって分圧され、分圧電圧が、A/D変換器15に入力される。A/D変換器15は、分圧電圧をA/D変換することにより温度データを生成して、温度データを通信インタフェース11に出力する。通信インタフェース11は、この温度データを、ヘッド情報としてヘッド制御回路25に送信する。ヘッド制御回路25は、サーマルヘッド10から送信される温度データに基づいて、サーマルヘッド10における温度を表示部40(図1)に表示することができる。
本発明の第1の実施形態に係るプリンタの内部構造を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの回路構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るプリンタにおけるサーマルヘッドの内部回路とヘッド制御回路とを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るプリンタにおけるサーマルヘッドの内部回路とヘッド制御回路とを示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るプリンタにおけるサーマルヘッドの内部回路とヘッド制御回路とを示す図である。 従来のラベルプリンタにおいて使用されているサーマルヘッドの内部回路の一例を示す図である。
符号の説明
1 ラベル
2 台紙
3 ラベル連続体
4 供給軸
5 モータ
6 ベルト
7 プラテンローラ
8 ラベルセンサ
10 サーマルヘッド
11 通信インタフェース
12 ラッチ回路
13 ヘッド電源制御回路
14 比較回路
15 A/D変換器
16 温度センサ
17 インバータ
20 制御部
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 モータ制御回路
25 ヘッド制御回路
26 センサ制御回路
27 内部インタフェース
28 外部インタフェース
30 入力部
40 表示部
50 ホストコンピュータ
60 USBケーブル
60a USBケーブルのA端子
60b USBケーブルのB端子
60c、60d USBコネクタ
70 ヘッド電源供給用ケーブル
251 ヘッド電源回路
252 通信インタフェース
RA、RB 抵抗
R1〜RN 発熱体
G1〜GN NANDゲート

Claims (8)

  1. 印字媒体を搬送する搬送手段と、
    第1のUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)コネクタが設けられ、印字データを含むシリアルデータが前記第1のUSBコネクタを介して供給されて印字媒体に印字を行うと共に、供給された印字データを確認データとして前記第1のUSBコネクタを介して返信するサーマルヘッドと、
    前記第1のUSBコネクタにUSBケーブルを介して接続される第2のUSBコネクタが設けられ、印字データを含むシリアルデータを前記第2のUSBコネクタを介して前記サーマルヘッドに供給すると共に、前記サーマルヘッドから返信される確認データを前記第2のUSBコネクタを介して受信して、前記サーマルヘッドに供給した印字データと前記サーマルヘッドから返信される確認データとが一致するか否かを判定するヘッド制御回路と、
    を具備するプリンタ。
  2. 前記サーマルヘッドが、複数の発熱体の断線又は劣化を自己診断するヘッドチェックの結果を含むヘッド情報を前記ヘッド制御回路に送信する、請求項1記載のプリンタ。
  3. 前記サーマルヘッドが、
    前記第1のUSBコネクタに接続された通信インタフェースと、
    前記通信インタフェースから順次出力される1ライン分の印字データをラッチするラッチ回路と、
    前記ラッチ回路にラッチされている1ライン分の印字データに基づいて出力信号をそれぞれ活性化する複数の論理回路と、
    第1の端子が電圧源又は電流源に共通接続されており、第2の端子が前記複数の論理回路論理回路の出力端子にそれぞれ接続されている複数の発熱体と、
    前記複数の論理回路の出力信号が順次活性化されて、チェック対象として選択された発熱体に電流が供給される際に、該発熱体の第1の端子に発生する電圧を所定の電圧と比較し、比較結果を前記通信インタフェースに出力する比較回路と、
    を含む、請求項2記載のプリンタ。
  4. 前記サーマルヘッドが、
    前記第1のUSBコネクタに接続された通信インタフェースと、
    前記通信インタフェースから順次出力される1ライン分の印字データをラッチするラッチ回路と、
    前記ラッチ回路にラッチされている1ライン分の印字データに基づいて出力信号をそれぞれ活性化する複数の論理回路と、
    第1の端子が電圧源又は電流源に共通接続されており、第2の端子が前記複数の論理回路論理回路の出力端子にそれぞれ接続されている複数の発熱体と、
    前記複数の論理回路の出力信号が順次活性化されて、チェック対象として選択された発熱体に電流が供給される際に、該発熱体の第1の端子に発生する電圧をA/D変換して電圧データを生成し、該電圧データを前記通信インタフェースに出力するA/D変換器と、
    を含む、請求項2記載のプリンタ。
  5. 前記サーマルヘッドが、温度によって電流対電圧特性が変化する温度センサをさらに含み、前記A/D変換器が、電流が供給された前記温度センサに発生する電圧をA/D変換して温度データを生成し、該温度データを前記通信インタフェースに出力する、請求項4記載のプリンタ。
  6. 前記ヘッド制御回路が、ヘッドチェックモードにおいて、前記複数の発熱体を順次選択するためのチェックデータを前記サーマルヘッドに供給し、前記サーマルヘッドから送信されるヘッド情報に含まれているヘッドチェックの結果に基づいて、前記複数数の発熱体の内の少なくとも1つが断線又は劣化している場合に表示部に警告を表示させる、請求項2〜4のいずれか1項記載のプリンタ。
  7. 前記ヘッド制御回路が、前記サーマルヘッドに供給した印字データと前記サーマルヘッドから返信される確認データとが一致すると判定した場合に、印字を行うように前記サーマルヘッドを制御し、前記サーマルヘッドに供給した印字データと前記サーマルヘッドから返信される確認データとが一致しないと判定した場合に、既に供給した印字データを前記サーマルヘッドに再び供給する、請求項1〜6のいずれか1項記載のプリンタ。
  8. 前記ヘッド制御回路が、ヘッド交換時又は電源投入時に、前記サーマルヘッドから送信されるヘッド情報に基づいて、前記サーマルヘッドが適合するか否か、又は、前記サーマルヘッドの接続が正常であるか否かを判定し、前記サーマルヘッドが適合しないか、又は、前記サーマルヘッドの接続が正常でない場合に、表示部に警告を表示させる、請求項1〜7のいずれか1項記載のプリンタ。
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