JP4634234B2 - 記録装置及び記録装置の環境温度センサの接続状態判定方法 - Google Patents

記録装置及び記録装置の環境温度センサの接続状態判定方法 Download PDF

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Description

本発明は、記録装置及び記録装置の環境温度センサの接続状態判定方法に関し、より詳細には、記録ヘッドによって記録を行い、環境温度を検知し、正しく接続されていないときに、環境温度が取り得る範囲内の所定の温度を出力する環境温度センサと、記録ヘッドの温度を検知する記録ヘッド温度センサとを備える記録装置における、環境温度センサの接続状態を判定する技術に関する。
例えばワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ等に於ける情報出力装置として、所望される文字や画像等の情報を用紙やフィルム等シート状の記録媒体に記録を行うプリンタが広く使用されている。
現在知られている記録方式の中で、インクジェット方式は、用紙等の記録媒体に非接触記録が可能である、カラー化が容易である、静粛性に優れている、等の特徴を備えている。そのため、近年、インクジェット方式を採用した記録装置が特に注目されている。インクジェット方式を採用した記録装置の基本的な構成としては、所望される記録情報に応じてインクを吐出する記録ヘッドを用紙等の記録媒体の搬送方向と交差する方向に往復走査させながら記録を行なうシリアル記録方式が、安価で小型化が容易などの点から一般的に広く用いられている。
一般的に、インクジェットプリンタの記録ヘッドの駆動条件やクリーニング条件は、プリンタが設置されている周囲の温度である環境温度に応じた処理を施しており、環境温度を測定するためのセンサが、プリンタ内部に設けられている。この環境温度は、記録品位を確保する上で大変重要な要素となっており、環境温度センサの配線の断線やコネクタが正しく接続されずに温度の誤検知が生じると、記録品位に大きな悪影響を及ぼす。
環境温度は、環境温度センサを含む温度検出回路によって検知したアナログ電圧値をA/Dコンバータによってデジタル値に変換し、このデジタル値を予め設定されている温度変換テーブルを参照して変換することで得られる。通常、この環境温度センサは、プリンタのメイン基板にコネクタを介して接続されており、コネクタが未接続の場合には、検知温度として固定の上限値(又は下限値)が出力されるように設計されており、ファームウエアでは、例えば検知した温度が上限値(又は下限値)であれば未接続であると判断する方法が用いられていた(特許文献1)。
また、コネクタの端部にコネクタ抜け検知専用の信号を用意する等、コネクタ未接続をハードウエアによって直接的に検知する方法を採用した装置も一般的に知られている(特許文献2)。
特開平11−123050号公報 特開平4−59381号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたような温度検知方法では、コネクタが未接続の場合に固定的に出力される上限値(又は下限値)は、装置の使用環境の範囲外の温度でなくてはならない。この為、例えば、A/Dコンバータの出力値の範囲が00〜7Fhであり、装置の使用環境温度の範囲が0〜40度の場合、コネクタ未接続の場合の出力値を考慮しなければ、0.31度の分解能が得られるが、コネクタ未接続の場合の出力値として使用環境範囲外の上限値(例えば、60度)を用意した場合、分解能が0.47度に低下してしまい、温度制御の精度が低下してしまう。
一方、上記特許文献2に記載されたコネクタ抜けの検知方法によると新たなハードウエア、例えば専用のリード追加によるコストアップや、数に限りのあるI/Oポートを必要とする為、実現するのが困難な場合が生じる。
本発明は、以上のような状況に鑑みてなされたものであり、温度センサの分解能を低下させず、かつ新たなハードウエアを必要とせずに環境温度センサが正しく接続されていないことを検知することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の一態様としての記録装置は、記録ヘッドによって記録を行う記録装置であって、
前記装置の使用環境の温度を検知する環境温度センサと、
前記記録ヘッドの温度を検知する記録ヘッド温度センサと、
前記環境温度センサが前記装置と接続されている場合は前記環境温度センサが検知した前記使用環境の温度に応じた温度情報を出力し、且つ前記環境温度センサが前記装置と接続されていない場合は前記使用環境が取り得る範囲内の温度である0度に応じた所定の温度情報を出力する環境温度検出回路と、
前記記録ヘッド温度センサが検知した温度に応じた温度情報を出力するヘッド温度検出回路と、
前記装置の電源が遮断されていたOFF時間を計測する電源遮断時間測定手段と、
前記装置への電源投入時に前記環境温度検出回路の出力と前記ヘッド温度検出回路の出力とによって前記環境温度センサの接続状態の異常を示す警告を行う制御手段と、
前記装置の電源が遮断されたときに前記環境温度検出回路から出力された温度情報を記憶する記憶手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記OFF時間が所定時間以上であり且つ前記環境温度検出回路から出力された温度情報が前記所定の温度情報と同等でない場合は前記警告を行わず、
前記OFF時間が所定時間以上であり且つ前記環境温度検出回路から出力された温度情報が前記所定の温度情報と同等である場合には、前記ヘッド温度検出回路から出力された温度情報が前記所定の温度情報と同等であるか否かを判定し、同等であると判定した場合には前記警告を行わず、同等でないと判定した場合には前記警告を行い、
前記OFF時間が所定時間以上でなく且つ前記記憶手段に記憶された温度情報に応じた温度が前記0度とは異なる温度であって、前記OFF時間において前記0度に対して有意な差を生じ得る規定温度よりも低いと判定した場合は前記警告を行わず、
前記OFF時間が所定時間以上でなく且つ前記記憶手段に記憶された温度情報に応じた温度が前記規定温度よりも高いと判定した場合は、前記環境温度検出回路から出力された温度情報と前記所定の温度情報とが同等であるか否かを判定し、同等でないと判定した場合は前記警告を行わず、同等であると判定した場合は前記警告を行う
ことを特徴とする記録装置。
すなわち、本発明では、記録ヘッドによって記録を行い、環境温度を検知する環境温度センサと、記録ヘッドの温度を検知する記録ヘッド温度センサとを備えた記録装置において、環境温度センサを、正しく接続されていないときに、環境温度が取り得る範囲内の所定の温度を出力するように設定し、装置の電源が遮断されていたOFF時間を計測し、OFF時間が所定時間以上であるときに、環境温度と記録ヘッドの温度との比較結果に基づいて、環境温度センサの接続状態を判定する。
このようにすると、装置の起動時に電源OFF時間が所定時間以上であれば、環境温度が所定の温度になっており、かつ記録ヘッドの温度と略等しくなければ、環境温度センサの接続状態が正しくないと判定できる。
従って、温度センサの分解能を低下させず、かつ新たなハードウエアを必要とせずに環境温度センサが正しく接続されていないことを検知することができ、環境温度センサが正しく接続されていないために生じる記録品位の低下を防止することができる。
なお、所定時間は、電源が遮断された後で前記記録ヘッドの温度が環境温度と略等しくなるのに要する時間とするのがよい。
この場合、判定手段は、OFF時間が所定時間以上であるときに、環境温度が所定温度であり、かつ記録ヘッドの温度と略等しくない場合に、環境温度センサが正しく接続されていないと判定してもよい。
電源が遮断されたときの前記環境温度を記憶する記憶手段を更に備え、判定手段は、OFF時間が所定時間未満であるときに、電源が遮断されたときの環境温度と記録ヘッドの温度特性とに基づいて、環境温度センサの接続状態を判定してもよい。
判定手段によって環境温度センサが正しく接続されていないと判定されたときに、その旨をユーザに通知する通知手段を更に備えていてもよい。
この通知手段は、記録装置に設けられているユーザインタフェース、あるいは記録装置に接続されているホスト機器を介して通知を行うのがよい。
記録装置は熱エネルギーを利用して記録を行う記録装置であって、環境温度に応じて記録ヘッドの温度を制御する温度制御手段を備えていてもよい。
上記目的を達成する本発明の別の態様としての記録装置の環境温度センサの接続状態判定方法は、記録ヘッドによって記録を行い、前記装置の使用環境の温度を検知する環境温度センサと、前記記録ヘッドの温度を検知する記録ヘッド温度センサと、前記環境温度センサが前記装置と接続されている場合は前記環境温度センサが検知した前記使用環境の温度に応じた温度情報を出力し、且つ前記環境温度センサが前記装置と接続されていない場合は前記使用環境が取り得る範囲内の温度である0度に応じた所定の温度情報を出力する環境温度検出回路と、前記記録ヘッド温度センサが検知した温度に応じた温度情報を出力するヘッド温度検出回路とを備える記録装置における、環境温度センサの接続状態を判定する方法であって、
前記装置の電源が遮断されていたOFF時間を計測する電源遮断時間測定工程と、
前記装置への電源投入時に前記環境温度検出回路の出力と前記ヘッド温度検出回路の出力とによって前記環境温度センサの接続状態の異常を示す警告を行う制御工程と、
を備え、
前記制御工程においては、
前記OFF時間が所定時間以上であり且つ前記環境温度検出回路から出力された温度情報が前記所定の温度情報と同等でない場合は前記警告を行わず、
前記OFF時間が所定時間以上であり且つ前記環境温度検出回路から出力された温度情報が前記所定の温度情報と同等である場合には、前記ヘッド温度検出回路から出力された温度情報が前記所定の温度情報と同等であるか否かを判定し、同等であると判定した場合には前記警告を行わず、同等でないと判定した場合には前記警告を行い、
前記OFF時間が所定時間以上でなく且つ前記装置の電源が遮断されたときに前記環境温度検出回路から出力された温度情報を記憶する記憶手段に記憶された温度情報に応じた温度が前記0度とは異なる温度であって、前記OFF時間において前記0度に対して有意な差を生じ得る規定温度よりも低いと判定した場合は前記警告を行わず、
前記OFF時間が所定時間以上でなく且つ前記記憶手段に記憶された温度情報に応じた温度が前記規定温度よりも高いと判定した場合は、前記環境温度検出回路から出力された温度情報と前記所定の温度情報とが同等であるか否かを判定し、同等でないと判定した場合は前記警告を行わず、同等であると判定した場合は前記警告を行う
ことを特徴とする記録装置の環境温度センサの接続状態判定方法。
また、上記の目的は、上記記録装置の環境温度センサの接続状態判定方法をコンピュータ装置によって実現するコンピュータプログラム、該プログラムを格納した記憶媒体によっても達成される。
本発明によれば、温度センサの分解能を低下させず、かつ新たなハードウエアを必要とせずに環境温度センサが正しく接続されていないことを検知することができ、環境温度センサが正しく接続されていないために生じる記録品位の低下を防止することができる。
以下に、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
なお、以下に説明する実施形態では、インクジェット方式に従う記録ヘッドを用いた記録装置を例に挙げて説明する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
<第1の実施の形態>
第1図は、本発明に係る記録装置の第1の実施形態としてのインクジェットプリンタと、該プリンタに接続されたホストコンピュータとを含む記録システムの構成を示す図である。
本記録システムは、インクジェットプリンタ(以下、単にプリンタとも称する)100と、該プリンタのホスト機器として働くホストコンピュータ101とを含んでおり、両者はプリンタケーブル102で接続されている。プリンタ100の側面には、記録媒体を格納し給紙する給送部103設けられている。本例では記録媒体として、シート状のカット紙やプラスチックカード等の複数種類の記録媒体を用いることが可能である。プリンタ100には、ジャム処理、インクカートリッジ交換、メンテナンス時などのために開閉可能なフロントドア104、および記録ヘッドの交換やメンテナンス時に開閉可能なPHS(Print Head Station)ドア105が設けられている。
図2は、本実施形態のプリンタによる記録処理を説明する為に模式的に示したプリンタの部分透視側面図である。
プリンタ100において、給送部103に格納された記録媒体201が給送されると、搬送部202によって記録媒体201は、図中矢印で示す用紙搬送方向に搬送され、フォトインタラプタであるセンサ203によって検出されると、記録部204によって記録が開始される。記録部204では、画像形成信号に応じてブラック、マゼンタ、シアン、イエローのインクを、ヘッドユニットに固定されている対応する記録ヘッド205K、205C、205M、205Yよりそれぞれ吐出し、記録媒体表面に吹き付けることで、搬送を行いつつ画像を形成する。その後更に搬送されて、排紙口に設けられたフォトインタラプタであるセンサ206により記録媒体201が検出されると、正常に排紙されたことを確認し、記録を終了する。
図3は、本実施形態におけるプリンタの制御構成を示すブロック図である。図示されたように、プリンタには、全体を制御する制御装置300が各部と接続されている。
制御装置内のCPU301は、ホストコンピュ−タ302からホストインタフェース303を介して記録すべき画像データを受信し、イメ−ジメモリ304に一時的に展開、記憶させる。予め決められたサイズの画像データの展開が完了するとCPU301は、入出力ポ−ト305を介して搬送部306、給送部307、記録部308の各々が持つ駆動モータ等のアクチュエータ(図示せず)を駆動し、記録動作をスタートさせる。
記録媒体の搬送状態を検出するセンサ(図2の203)からの入力信号にて記録媒体を検知した後、記録媒体が各記録ヘッドの下に搬送されるタイミングで、CPU301はイメ−ジメモリ304からの読み出しを開始し、ヘッド駆動回路309を介して各記録ヘッド310に順次記録画像を転送し、記録媒体にカラー記録を行う。
ヘッド駆動回路309の駆動条件は、環境温度検出回路312とヘッド温度検出回路314によって検出した各温度のアナログ値を、A/Dコンバータ315で変換したデジタル値、並びに各記録ヘッド310が持つ特性データによって決定される。
また、本実施形態では、環境温度センサ312のコネクタが接続されていない場合には、環境温度として0度が検出でされるように設定されている。このように、コネクタ未接続時の検出温度を実際に使用環境が取り得る範囲内であり、環境温度範囲の下限に近い0度とすることによって、温度検知分解能が低下するのを防止している。しかしながら、後述するように、環境温度0度の場合に、単純にコネクタ抜けと判断することはできない。
これら一連の動作はプログラムROM318に記憶されたプログラムに基づきCPU301が実行する。又、CPU301は実行の際に必要とする作業用メモリとしてワークRAM311を利用する。
制御装置300にはこの他に種々の指令やデータなどの入力やエラーの表示を行うオペレーションパネル316、不揮発性記憶手段としてのEEPROM317、給送部及び搬送部にて記録媒体の搬送状態を検出するセンサ類(図2の203、206等)が接続されている。
図4は、本実施形態におけるヘッド温度制御処理を示すフローチャートである。本実施形態では、記録ヘッドから吐出するインク量を均一にし、安定した記録品位を確保するために、記録ヘッドの温度を制御する。
図示されたように、環境温度を取得し(ステップS401)、環境温度が15度異常であるか否かを判定し(ステップS402)、そうであれば、記録ヘッド温度を30度に保つように制御する(ステップS403)。一方、環境温度が15度未満の場合には記録ヘッドの温度を15度に保つように制御する(ステップS404)。このように、本実施形態では、環境温度に応じてヘッド温度を15度か30度のいずれかに制御する。
図5は、本実施形態における記録ヘッドの温度特性を示すグラフである。ここでは、環境温度5度の条件において、プリンタの電源を投入し、記録ヘッドの温度が30度で安定するように制御した後、電源を遮断したときの記録ヘッドの温度の変化を示している。図示されたように、本実施形態で使用した記録ヘッドの温度は、電源遮断後1時間程度経過すると、環境温度(5度)と同程度の温度になることがわかる。
以下、図6のフローチャートを参照して、本実施形態における環境温度センサのコネクタ未接続の検知処理について説明する。
まず、プリンタの電源遮断時間(電源OFF時間)を取得する(ステップS601)。図4及び5に関して説明したように、通常、プリンタの電源が投入されている間は、安定した記録品位が保証出来るように、記録ヘッドの温度が30度又は15度となるように制御している。この為、プリンタの電源を遮断してから短時間の間に再び電源を投入した場合には、記録ヘッド温度と環境温度とで有意な差が生じる場合がある。なお、この電源遮断時間の情報(電源が遮断された時間とその後で電源が投入された時間との間隔)は、図3のCPU301によって管理され、例えばEEPROM317等の不揮発性記憶手段の所定領域に格納される。
従って、プリンタの電源遮断時間が、記録ヘッド温度と環境温度とが実質的に等しくなるのに充分な規定時間が経過しているか否かを判定する(ステップS602)。この規定時間は、記録ヘッドの温度特性が図5に示すようなものであれば、1時間程度にすればよい。
ステップS602で規定時間が経過していると判定された場合には、環境温度が0度であるか否かを判定する(ステップS603)。環境温度が0度であるということは、環境温度センサコネクタが未接続である場合、又は実際に環境温度が0度である場合のどちらかである。従って、記録ヘッドの温度を取得し、両方の温度の値がほぼ等しい(両方とも略0度)か否かを判定する(ステップS604)。ここで、両方の温度が略等しいと判定する範囲は、温度検知の分解能及び規定時間の設定にも依存するが、例えば、温度差が±0.5度以内である。
そして、両方の温度が略等しくなければ、環境温度センサコネクタが未接続であると判定して、コネクタ抜けエラーを、例えば、オペレーションパネル316等のプリンタに設けられたユーザインタフェースを介してユーザに通知する(ステップS605)。
一方、ステップS602で規定時間が経過していない場合、ステップS603で環境温度が0度でない場合、及びステップS604でヘッド温度と環境温度とが略等しい場合には、何もせずにそのまま処理を終了する。
以上説明したように本実施形態によれば、プリンタの電源遮断時間が所定時間以上であるときに、環境温度がコネクタ抜け(未接続)に対応して設定された温度であり、かつヘッド温度と環境温度とが略等しくない場合に、環境温度センサの未接続を検知する。
このため、温度センサの分解能を低下させず、かつ新たなハードウエアを必要とせずに環境温度センサが正しく接続されていないことを検知することができ、環境温度センサが正しく接続されていないために生じる記録品位の低下を防止することができる。
<第2の実施の形態>
以下、本発明に係る記録装置の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態も第1の実施形態と同様なプリンタであり、上記第1の実施形態と同様な部分については説明を省略し、本実施形態の特徴的な部分を中心に説明する。
第2の実施形態のプリンタは、環境温度センサ未接続検知処理が第1の実施形態と異なっており、その処理について図7のフローチャートを参照して説明する。
本実施形態では、プリンタの電源遮断時間が規定時間を経過しているか否かによって、環境温度センサのコネクタ未接続を異なった手法で検知する。
まず、例えばEEOROMなどの不揮発性記憶手段の所定領域のデータを読むことで、プリンタの電源遮断時間(電源OFF時間)を取得する(ステップS701)。そして、電源遮断時間が所定の期待時間を経過したか否かを判定する(ステップS702)。この規定時間は、ヘッドの温度特性が図5のグラフのような特性であれば、1時間程度とすればよい。
そして、プリンタの電源遮断時間が規定時間を経過している場合は、環境温度が0度であるか否かを判定する(ステップS703)。環境温度が0度であるということは、環境温度センサコネクタが未接続である場合、又は実際に環境温度が0度である場合のどちらかである。従って、記録ヘッドの温度を取得し、両方の温度の値がほぼ等しい(両方とも略0度)か否かを判定する(ステップS704)。ここで、両方の温度が略等しいと判定する範囲は、温度検知の精度及び規定時間の設定にも依存するが、例えば、温度差が±1度以内である。
そして、両方の温度が略等しくなければ、環境温度センサコネクタが未接続であると判定して、コネクタ抜けエラーを、例えば、オペレーションパネル316等のプリンタに設けられたユーザインタフェースを介してユーザに通知する(ステップS705)。
一方、ステップS702で規定時間が経過していない場合には、短時間の間に環境温度が急激に変化することは通常無い事に着目し、電源遮断時(ユーザによって電源遮断が指示されたとき)の環境温度を取得する(ステップS706)。この電源遮断時の温度も、電源遮断時間の情報と同様に、図3のCPU301によって管理され、例えばEEPROM317等の不揮発性記憶手段の所定領域に格納される。
そして電源遮断時の環境温度が、電源が遮断されてからの経過時間において0度に対して有意な差を生じ得る所定の規定温度以上であるか否かを判定する(ステップS707)。この規定温度は、例えば、ステップS701で得られた電源が遮断されてからの経過時間との関係で、テーブル参照あるいは式によって求められても良い。
そして、環境温度が0度であるか否かを判定する(ステップS708)。ここで環境温度が0度である場合には、環境温度センサコネクタが未接続であると判定して、コネクタ抜けエラーを、例えば、オペレーションパネル316を介してユーザに通知する(ステップS705)。
なお、ステップS707で電源遮断時の環境温度が規定温度以上でない場合、及びステップS708で環境温度が0度でない場合には、何もせずにそのまま処理を終了する。
以上説明したように本実施形態によれば、プリンタの電源遮断時間が所定時間を経過していない場合においても、環境温度センサの未接続を検知できる。
このため、装置の電源が遮断されてからの経過時間に関わらず、温度センサの分解能を低下させず、かつ新たなハードウエアを必要とせずに環境温度センサが正しく接続されていないことを検知することができ、環境温度センサが正しく接続されていないために生じる記録品位の低下を防止することができる。
<他の実施形態>
上記実施形態では「センサの未接続」(コネクタ抜け)を検知するものであったが、上記実施形態によって検知されるのは、単にセンサの配線やコネクタが正しく接続されていない状態だけでなく、断線やセンサ自体の不具合等によって環境温度センサが正常に機能していない状態も検知されるのはもちろんである。
上記の実施形態では、コネクタ抜けエラーを、プリンタに設けられたオペレーションパネルを介してユーザに通知するものとしたが、コネクタ抜けエラーの通知方法はこれに限られず、プリンタに接続されているパーソナルコンピュータ等のホスト機器の、プリンタの状態を表示するアプリケーション(プリンタドライバのステータスモニタ等)によって表示される画面を介して通知しても良い。
更には、通知の方法も表示だけに限定されず、ブザー等の警告音、あるいは両方によって通知しても良い。
以上の実施形態は、インクジェットプリンタを例に挙げて説明したが、本発明は記録方式に関わらず様々な方式の記録装置に適用可能である。記録方式の中でも、熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)と記録ヘッドの温度を制御する手段とを備え、熱エネルギーを利用して記録を行う方式に適用するのが好適である。
加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着されることで、装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
さらに、記録装置の記録モードとしては黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもできる。
さらに加えて、本発明に係る記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置、或いはそれらの機能を併せ持つ複合機の形態を取るものであっても良い。
本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(本実施形態では図6及び図7に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態は、プログラムである必要はない。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
本発明の実施形態のプリンタを含むシステムの外観斜視図である。 図1のプリンタの記録処理を説明する為の模式図である。 図1のプリンタの制御構成を示すブロック図である。 実施形態におけるヘッド温度制御のフローチャートである。 実施形態のプリンタの電源OFF時のヘッド温度特性を示すグラフである。 第1の実施形態の環境温度センサのコネクタ未接続検知処理のフローチャートである。 第2の実施形態の環境温度センサのコネクタ未接続検知処理のフローチャートである。

Claims (6)

  1. 記録ヘッドによって記録を行う記録装置であって、
    前記装置の使用環境の温度を検知する環境温度センサと、
    前記記録ヘッドの温度を検知する記録ヘッド温度センサと、
    前記環境温度センサが前記装置と接続されている場合は前記環境温度センサが検知した前記使用環境の温度に応じた温度情報を出力し、且つ前記環境温度センサが前記装置と接続されていない場合は前記使用環境が取り得る範囲内の温度である0度に応じた所定の温度情報を出力する環境温度検出回路と、
    前記記録ヘッド温度センサが検知した温度に応じた温度情報を出力するヘッド温度検出回路と、
    前記装置の電源が遮断されていたOFF時間を計測する電源遮断時間測定手段と、
    前記装置への電源投入時に前記環境温度検出回路の出力と前記ヘッド温度検出回路の出力とによって前記環境温度センサの接続状態の異常を示す警告を行う制御手段と、
    前記装置の電源が遮断されたときに前記環境温度検出回路から出力された温度情報を記憶する記憶手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記OFF時間が所定時間以上であり且つ前記環境温度検出回路から出力された温度情報が前記所定の温度情報と同等でない場合は前記警告を行わず、
    前記OFF時間が所定時間以上であり且つ前記環境温度検出回路から出力された温度情報が前記所定の温度情報と同等である場合には、前記ヘッド温度検出回路から出力された温度情報が前記所定の温度情報と同等であるか否かを判定し、同等であると判定した場合には前記警告を行わず、同等でないと判定した場合には前記警告を行い、
    前記OFF時間が所定時間以上でなく且つ前記記憶手段に記憶された温度情報に応じた温度が前記0度とは異なる温度であって、前記OFF時間において前記0度に対して有意な差を生じ得る規定温度よりも低いと判定した場合は前記警告を行わず、
    前記OFF時間が所定時間以上でなく且つ前記記憶手段に記憶された温度情報に応じた温度が前記規定温度よりも高いと判定した場合は、前記環境温度検出回路から出力された温度情報と前記所定の温度情報とが同等であるか否かを判定し、同等でないと判定した場合は前記警告を行わず、同等であると判定した場合は前記警告を行う
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記所定時間は、電源が遮断された後で前記記録ヘッドの温度が環境温度と略等しくなるのに要する時間であることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記記録装置に設けられているユーザインタフェースを介して前記警告を行うことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記記録装置に接続されているホスト機器を介して前記警告を行うことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  5. 前記記録装置は熱エネルギーを利用して記録を行う記録装置であって、前記環境温度検出回路から出力された温度情報に応じて前記記録ヘッドの温度を制御する温度制御手段を備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 記録ヘッドによって記録を行い、前記装置の使用環境の温度を検知する環境温度センサと、前記記録ヘッドの温度を検知する記録ヘッド温度センサと、前記環境温度センサが前記装置と接続されている場合は前記環境温度センサが検知した前記使用環境の温度に応じた温度情報を出力し、且つ前記環境温度センサが前記装置と接続されていない場合は前記使用環境が取り得る範囲内の温度である0度に応じた所定の温度情報を出力する環境温度検出回路と、前記記録ヘッド温度センサが検知した温度に応じた温度情報を出力するヘッド温度検出回路とを備える記録装置における、環境温度センサの接続状態を判定する方法であって、
    前記装置の電源が遮断されていたOFF時間を計測する電源遮断時間測定工程と、
    前記装置への電源投入時に前記環境温度検出回路の出力と前記ヘッド温度検出回路の出力とによって前記環境温度センサの接続状態の異常を示す警告を行う制御工程と、
    を備え、
    前記制御工程においては、
    前記OFF時間が所定時間以上であり且つ前記環境温度検出回路から出力された温度情報が前記所定の温度情報と同等でない場合は前記警告を行わず、
    前記OFF時間が所定時間以上であり且つ前記環境温度検出回路から出力された温度情報が前記所定の温度情報と同等である場合には、前記ヘッド温度検出回路から出力された温度情報が前記所定の温度情報と同等であるか否かを判定し、同等であると判定した場合には前記警告を行わず、同等でないと判定した場合には前記警告を行い、
    前記OFF時間が所定時間以上でなく且つ前記装置の電源が遮断されたときに前記環境温度検出回路から出力された温度情報を記憶する記憶手段に記憶された温度情報に応じた温度が前記0度とは異なる温度であって、前記OFF時間において前記0度に対して有意な差を生じ得る規定温度よりも低いと判定した場合は前記警告を行わず、
    前記OFF時間が所定時間以上でなく且つ前記記憶手段に記憶された温度情報に応じた温度が前記規定温度よりも高いと判定した場合は、前記環境温度検出回路から出力された温度情報と前記所定の温度情報とが同等であるか否かを判定し、同等でないと判定した場合は前記警告を行わず、同等であると判定した場合は前記警告を行う
    ことを特徴とする記録装置の環境温度センサの接続状態判定方法。
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