JP2004322555A - プリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】着脱可能に装着される着色剤カートリッジが有する記憶媒体を用いてエラーの解析を行なうことができるようにする。
【解決手段】インクカートリッジ31のカートリッジメモリ41には、プリンタ識別情報格納領域A1が設けられており、その領域A1には、初めてカートリッジ31が装着されたプリンタのプリンタ識別情報(最初のプリンタ識別情報)のみが格納され、その最初のプリンタ識別情報は消去されることはなく、且つ、その領域A1には、最初のプリンタ識別情報以外のプリンタ識別情報、つまり2回目以降に装着されたプリンタのプリンタ識別情報は格納されないようになっている。その最初のプリンタ識別情報は、そのカートリッジ31が装着されているプリンタ100等に可視可能に出力される。プリンタ100は、自身のプリンタ識別情報を可視可能に出力する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、記憶媒体が設けられている着色剤カートリッジを着脱可能に装着することができうるプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
記憶媒体が設けられている着色剤カートリッジを着脱可能に装着することができるプリンタが既に知られている。この種のプリンタは、その記憶媒体からデータを読み出しそのデータを基に所定の処理を実行することができる(例えば特許文献1)。
【0003】
また、プリンタでは、用紙無しや紙ジャム等の何らかのエラーが発生することがある。その場合、プリンタからそのエラーの内容がユーザに知らされる(例えば特許文献2)
【0004】
【特許文献1】
特開2003−11387号。
【0005】
【特許文献2】
特開2001−150772号。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、プリンタ内で発生したエラーの種別や発生頻度等の解析を行なうことは、プリンタの改良等において重要なことである。そのエラーの解析に、着色剤カートリッジに設けられている記憶媒体を活用することができれば、プリンタの改良等の発展が期待できる。
【0007】
従って、本発明の目的は、着脱可能に装着される着色剤カートリッジが有する記憶媒体を用いてエラーの解析を行なうことができるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に従うプリンタは、着脱可能な着色剤カートリッジを有するプリンタであって、その着色剤カートリッジにはデータを記憶するためのカートリッジ記憶媒体が設けられており、前記着色剤カートリッジが装着された場合、その着色剤カートリッジがまだどのプリンタにも装着されたことのない新品か否かの判別を行なう判別手段と、前記判別の結果、新品ならば、前記プリンタ自身のプリンタ識別情報を前記カートリッジ記憶媒体に書込み、新品でないならば、以前に前記カートリッジ記憶媒体に書込まれている既存のプリンタ識別情報を消去しないようにするプリンタ識別情報書込み手段と、前記プリンタで所定のエラーが発生した場合にエラーログを前記カートリッジ記憶媒体に格納するエラーログ格納手段と、前記プリンタ自身のプリンタ識別情報を表示する又は出力する表示手段とを備える。判別手段は、例えば、着色剤カートリッジが装着されてから取り外されるまでにおける所定のタイミングで(一例として、着色剤カートリッジが装着されたときに)、その着色剤カートリッジが新品か否かの判別を行なう。
【0009】
ここで、「表示手段」は、例えば、プリンタ識別情報が可視可能に書かれた媒体(例えばシール)であってユーザが見ることができるプリンタ表面又は内部の所定位置に設けられているものであっても良いし、プリンタ識別情報を印刷する又は所定のディスプレイ装置(例えば、プリンタに設けられている操作パネル)に表示するものであっても良い。
【0010】
第1の好適な実施形態では、前記プリンタで着色剤カートリッジを使用した場合、使用履歴を前記カートリッジ記憶媒体に書込む使用履歴書込み手段が更に備えられる。
【0011】
第2の好適な実施形態では、前記プリンタ識別情報には、前記プリンタ自身の製造年月日が含まれている。例えば、そのプリンタ識別情報は、プリンタ自身のシリアル番号である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。まず、その実施形態に係るインクジェットプリンタの全体概要を説明する。
【0013】
図1は、本実施形態に係るインクジェットプリンタの構成を示すブロック図である。
【0014】
本実施形態に係るインクジェットプリンタ(以下、単に「プリンタ」と言う)100は、紙送り機構、印刷機構、印刷制御部、及びホストインターフェース54を有している。
【0015】
紙送り機構は、紙送りモータや紙送りローラ等を有しており、後述する制御部50の制御の下、紙送りモータの駆動により紙送りローラが回転し、印刷用紙を副走査方向に搬送する。
【0016】
印刷機構は、主走査方向に往復走行するキャリッジ12や、キャリッジ12を走行させるキャリッジモータ(図示せず)や、キャリッジ12を案内するために主走査方向に長いガイド部材(図示せず)等を備えている。
【0017】
キャリッジ12には、印刷用紙Pにインク滴を吐出する吐出ヘッドとしての記録ヘッド(図示せず)や、複数色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの4色)にそれぞれ対応した複数のインクカートリッジ31〜34をそれぞれ着脱可能に装着することができる複数のカートリッジ装着部CC1〜CC4が備えられている。
【0018】
各インクカートリッジ31、32、33、又は34は、直方体状になっており、所定の面に(例えば副走査方向を向いた面に)、記憶ユニットを有している。各記憶ユニットには、アンテナ36(37、38、又は39)及び記憶素子41(42、43、又は44)が含まれている。各記憶素子41、42、43、又は44は、例えばEEPROM等の不揮発性メモリであり、アンテナ36、37、38、又は39に接続されている(以下の説明では、その記憶素子を「カートリッジメモリ」と称し、そのアンテナを「カートリッジアンテナ」と称する)。カートリッジメモリ41、42、43、又は44には、所定のデータ、例えば、インクの残量又は使用量、そのカートリッジメモリに固有の識別コード(例えばシリアル番号)、又は、そのカートリッジメモリが搭載されているインクカートリッジに固有の識別コード(例えばシリアル番号)等を書き込むことができる(カートリッジメモリについては後に詳述する)。
【0019】
印刷制御部は、プリンタ全体の動作を制御する制御部(例えばCPU)50と、プログラムを格納したリードオンリメモリ(ROM)51と、ワーキングデータ等を一時的に格納するランダムアクセスメモリ(RAM)52と、プリンタ100のプリンタ識別情報やステータス情報が格納されている記憶媒体(例えばEEPROM、以下、「プリンタメモリ」と言う)102とを有している。
【0020】
制御部50には、ROM51、RAM52及びプリンタメモリ102が接続されており、それらの記憶媒体に対してデータの読み出し又は書き込みを行うことができる。また、制御部50は、キャリッジ12を含む印刷機構や紙送り機構等が接続され、この各機構に対して作動信号が出力されるようになっている。また、制御部50は、ユーザからの要求に応答して又は所定イベントの発生が検出されたときに自動的に、プリンタメモリ102からステータス情報及びプリンタ識別情報を読出し、それらの情報を印刷することができる(以下、ステータス情報及びプリンタ識別情報が印刷されたプリンタアウトを「ステータスシート」と言う)。
【0021】
また、制御部50は、ホストインターフェース54を介して外部のコンピュータ(例えばパーソナルコンピュータ)55と通信可能に接続し、そのコンピュータ55との間で印刷データ等の受け渡しを行うことができる(なお、コンピュータ55には、ディスプレイ装置等の表示部56や種々のデータを入力するキーボード57などが接続されており、また、プリンタ100を制御するためのプリンタドライバ(ソフトウェア)がインストールされている)。
【0022】
更に、制御部50は、プリンタ100内部の所定箇所に移動可能に又は固定的に備えられているアンテナ(以下、「プリンタアンテナ」と称する)60と送受信回路501を介して通信可能に接続されている。制御部50は、このプリンタアンテナ60及びカートリッジアンテナ36〜39を介して、各カートリッジメモリ41〜44に対して所定のデータの(例えばインクの属性データ)の読み出し又は書き込みを行うことができる。
【0023】
制御部50は、例えばカートリッジメモリ41に対し所定のデータの読出し又は書き込みを行なうときは、キャリッジ機構を制御して、カートリッジアンテナ36とプリンタアンテナ60とが無線通信できる位置に向けてキャリッジ12を走行させ、キャリッジ12がその位置に到達した後で、カートリッジアンテナ36及びプリンタアンテナ60を介してカートリッジメモリ41に対しデータの読出し又は書き込みを行なう。ここで、「カートリッジアンテナ36とプリンタアンテナ60とが無線通信できる位置」とは、例えばキャリッジ12の位置の原点となるホームポジションであり、具体的には、例えば、カートリッジアンテナ36とプリンタアンテナ60との距離が10mm以内になる位置である。
【0024】
以上が、本実施形態に係るインクジェットプリンタの全体概要である。次に、本実施形態において本願発明と特に関連性の高い部分について説明する。なお、以下の説明において、カートリッジ装着部CC1は、他のカートリッジ装着部CC2〜CC4と機能的に同一であり、また、インクカートリッジ31も、他のインクカートリッジ32〜34と機能的には同一であるので、カートリッジ装着部CC1及びそれに装着されるインクカートリッジ31を代表的に用いて説明する。
【0025】
図2は、カートリッジメモリ41のメモリマップを示す。
【0026】
カートリッジメモリ41には、新品検知フラグFと、プリンタ100がデータのリードとライトを行なうようになっているリード・ライト領域RWとが設けられている。
【0027】
新品検知フラグFは、インクカートリッジ31がまだどのプリンタにも装着されたことのない新品か否かを判別するために使用されるものである。新品検知フラグFは、例えば、まだどのプリンタにも装着されたことのない新品であれば「0」となっており(つまりフラグFは立っておらず)、そうでなければ「1」となっている(つまりフラグFは立った状態になっている)。新品検知フラグFは、プリンタによって一度立てられたら、以後、どのプリンタによっても下ろされることはない。そのため、例えば、一度でもインクカートリッジ31がプリンタに装着された場合には、以後、別のプリンタで使い回ししても、カートリッジ31が使い回しされるプリンタでは、そのカートリッジ31に搭載のメモリ41にある新品検知フラグFを参照することにより、インクカートリッジ31が新品ではないことを判別することができる。
【0028】
リード・ライト領域RWは、制御部50によって、データが書込まれたり、そのデータが消去又は別のデータに上書きされたり、データが読み出されたりする領域である。リード・ライト領域RWは、例えば工場出荷時の新品の際には空きになっている又はゼロが書かれており、プリンタ100で使用されることにより、種々の情報が格納される。具体的には、例えば、リード・ライト領域RWには、プリンタ識別情報格納領域A1と、エラーログ格納領域A2と、使用履歴格納領域A3とが含まれている。
【0029】
プリンタ識別情報格納領域A1には、インクカートリッジ31が初めて装着されたプリンタのプリンタ識別情報が格納される。この領域A1に格納されるプリンタ識別情報の数は1つだけである。すなわち、プリンタ識別情報格納領域A1に何も書かれていない又はヌルデータが書かれていれば(つまりカートリッジ31が新品であれば)、インクカートリッジ31が現在装着されているプリンタのプリンタ識別情報が格納される。一方、その領域A1に既に或るプリンタのプリンタ識別情報が格納されていれば(つまりカートリッジ31が新品でなければ)、以後、その領域A1に書かれているプリンタ識別情報は消去されることがないし、追加で別のプリンタ識別情報が書かれることもない。なお、プリンタ識別情報は、例えば、プリンタ製造シリアル番号であって、プリンタの製造年月日が含まれている情報である。
【0030】
エラーログ格納領域(つまりエラーログの書込み先となる所定の1又は複数のアドレス)A2は、例えば変動することのない固定の領域であり、予めプリンタ100側に決められていても良いし、或いは、カートリッジメモリ41の所定の領域にプリンタ100に対しエラーログ格納領域を指定するための情報が格納されていて、その情報をプリンタ100が読み出したときにその情報からエラーログ格納領域をプリンタ100が認識するようになっていても良い。1つのエラーログは、例えば、エラー発生日時を含み、所定のデータサイズ(一例として1バイト)であり、エラーログ格納領域A2は、1又は複数(例えば5つ)のエラーログを格納することができるようになっている。また、エラーログは、エラーの名称及び発生原因等が特定可能な詳細な情報であっても良いし、発生したエラーに固有のエラー識別コード(例えばエラー番号)であっても良い。
【0031】
使用履歴格納領域A3には、インクカートリッジ31又はそれが装着されたプリンタの使用に関する使用履歴、例えば、インク使用量(又は残量)、印刷枚数、過去に装着され使用されたプリンタのプリンタ識別情報や台数等が格納される。使用履歴は、インクカートリッジ31又はそれが装着されているプリンタの使用に応じて、所定のタイミングで更新(例えば上書き保存)される。
【0032】
以下、インクジェットプリンタ100における動作流れを説明する。
【0033】
図3は、カートリッジチェック処理の流れを示す。
【0034】
制御部50は、インクカートリッジ31が装着されてから取り外されるまでにおける所定のタイミングで(例えばインクカートリッジ31が装着された直後に)、プリンタアンテナ60及びカートリッジアンテナ36を介して、カートリッジメモリ41の新品検知フラグFにアクセスし、そのフラグFを見る(ステップS1)。
【0035】
その結果、新品検知フラグFが「0」、つまり下りていれば(S2でY)、装着されたインクカートリッジ31が新品であるということなので、制御部50は、プリンタメモリ102からプリンタ識別情報を読み出し、そのプリンタ識別情報を、カートリッジ31のカートリッジメモリ41にあるプリンタ識別情報格納領域A1に格納し、且つ、下りている新品検知フラグFを立てる(つまり、新品検知フラグFを「0」から「1」にする)(S3)。一方、新品検知フラグFが「1」、つまり立っていれば(S2でN)、カートリッジ31が新品ではないということであり、制御部50は、特段の処理を行わない。
【0036】
なお、カートリッジ31が新品か否かを判別する方法は、新品検知フラグFを参照する方法に限らず、他の方法でも良い。例えば、新品検知フラグFがカートリッジメモリ41に設けられていない場合、制御部50は、プリンタ識別情報格納領域A1を参照し、そこが空きである又は特定データ(例えばヌルデータ)が書かれている場合には、カートリッジ31が新品であるとし、一方、空きで無い又は特定データ以外のデータが書かれている場合には、カートリッジ31が新品でないとしても良い。
【0037】
図4は、エラーログ書き込み処理の流れを示す。
【0038】
制御部50は、プリンタ100内で何らかのエラーが発生した場合、そのエラーに関するエラーログを、カートリッジメモリ41のエラーログ格納領域A2に格納する(S11)。また、制御部50は、それと同一のエラーログを、プリンタメモリ102の任意の又は固定的に用意されている所定の領域にも格納する(S12)。
【0039】
図5は、ステータスシートの印刷処理の流れを示す。
【0040】
制御部50は、プリンタ100に設けられている図示しないユーザインターフェース部(例えば操作パネル)又はプリンタ100に接続されている外部装置(例えばコンピュータ55のプリンタドライバ)を介して、ユーザからステータスシートを印刷することの要求を受けることができる。
【0041】
制御部50は、ユーザからステータスシートを印刷することの要求を受けたとき又は所定イベントの発生が検出されたときに、プリンタメモリ102から、プリンタ100のプリンタ識別情報及びステータス情報(例えば、印刷可能な用紙のサイズ等)を読出しRAM52に書く(S21)。
【0042】
次に、制御部50は、カートリッジメモリ41のプリンタ識別情報格納領域A1から、プリンタ識別情報を読出しRAM52に書く(S22)。
【0043】
そして、制御部50は、プリンタ100内の紙送り機構及び印刷機構を制御して、RAM52に展開されたプリンタメモリ102からのプリンタ識別情報及びステータス情報と、カートリッジメモリ41からのプリンタ識別情報とが記入されたステータスシートを印刷する(S23)。
【0044】
なお、この処理において、制御部50は、カートリッジメモリ41からエラーログ及び使用履歴のいずれか一方又は双方をも読み出して、それも記入されたステータスシートを印刷しても良い。
【0045】
図6は、カートリッジメモリのデータ出力処理の流れを示す。
【0046】
御部50は、プリンタ100に設けられている図示しないユーザインターフェース部(例えば操作パネル)又はプリンタ100に接続されている外部装置(例えば、パーソナルコンピュータ等)を介して、カートリッジメモリ41内のデータを出力することの要求をユーザから受けることができる。
【0047】
制御部50は、カートリッジメモリ41内のデータを出力することの要求をユーザから受けたとき又は所定イベントの発生が検出されたときに、カートリッジメモリ41内の全ての情報又は一部の情報(例えばプリンタ識別情報)をカートリッジメモリ41から読出しRAM52に書く(S31)。そして、制御部50は、RAM52に書いたその情報を、プリンタ100の上記ユーザインターフェース部又は上記外部装置のディスプレイ画面に表示する(S32)。
【0048】
以上、上述した実施形態によれば、カートリッジ31が、初めてプリンタに装着された新品であれば下りていて、一度でもプリンタに装着されたことがあれば立たされる新品検知フラグFがカートリッジメモリ41に設けられている。その新品検知フラグFは、一度立たされれば下ろされることがないようになっている。そのため、カートリッジ31が装着されたプリンタ100は、そのカートリッジ31のカートリッジメモリ41に設けられている新品検知フラグFの内容により、カートリッジ31が新品であるか否かを判別し、新品であれば、プリンタ100のプリンタ識別情報を、そのカートリッジ31が初めて装着されたプリンタのプリンタ識別情報(以下、「最初のプリンタ識別情報」と言う)として、プリンタ識別情報格納領域A1に格納することができる。
【0049】
また、上述した実施形態によれば、カートリッジ31のカートリッジメモリ41には、プリンタ識別情報格納領域A1が設けられており、その領域A1には、最初のプリンタ識別情報のみが格納され、その最初のプリンタ識別情報は消去されることはなく、且つ、その領域A1には、最初のプリンタ識別情報以外のプリンタ識別情報、つまり2回目以降に装着されたプリンタのプリンタ識別情報は格納されないようになっている。そして、カートリッジ31のカートリッジメモリ41内にある最初のプリンタ識別情報は、そのカートリッジ31が装着されているプリンタ100や、そのプリンタ100に接続されている外部装置等に可視可能に出力することができる。これにより、所定のエラー(例えば解消の難易度が高いエラー)が発生した場合には、サービスマンは、そのプリンタ100のプリンタ識別情報と上記最初のプリンタ識別情報とを比較して、例えば、カートリッジ31が新品であるか否かがわかる。例えばそのエラーがカートリッジ31に関連するエラーの場合、そのカートリッジ31が全くの新品であるか、或いは複数のプリンタで使い回されているかは、エラーを解析するものにとっては有用な情報となり得るので、エラー解析に役立ち得る。
【0050】
ところで、上述した実施形態には以下のような変形例が考えられる。
【0051】
例えば、プリンタメモリ102には、エラーの通知の連絡先FAX番号が格納されている。制御部50は、特定のエラーの発生が検出された場合、自動的に又はユーザの要求に応答して、カートリッジメモリ41内の全て又は一部の情報(少なくとも最初のプリンタ識別情報)と、発生したエラーのエラーログと、プリンタメモリ102内の情報(少なくともプリンタ100のプリンタ識別情報)と、上記連絡先情報とが書かれたプリントアウトを出力する。ユーザは、そのプリントアウトに、自分の名前や連絡先(住所、電話番号、電子メールアドレス等)を書いて、そのプリントアウトを、それに書かれている連絡先FAX番号にFAX送信する。なお、そのプリントアウトには、ユーザの氏名や連絡先等の諸情報を書くための記入欄も設けられていても良い。また、プリンタ100は、そのプリントアウトに書かれてある情報と同内容の情報を電子データで所定のあて先に送信することもできる。
【0052】
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。例えば、インクカートリッジのタイプは、キャリッジ12上に印刷ヘッドと共に搭載されるオンキャリッジタイプに限らず、キャリッジから離れた不動の場所にセットされるオフキャリッジタイプであっても良い。また、カートリッジメモリは、インクカートリッジに限らず、レーザプリンタに装着されるトナーカートリッジに備えられていても良い。また、プリンタとカートリッジメモリとの間の通信方式は、非接触式に限らず、接触式であっても良い。また、プリンタアンテナ60の数は、一つに限られず、例えば、カートリッジアンテナの数と同じ数が用意され、各プリンタアンテナが、所定のカートリッジアンテナと通信するようになっていても良い。また、プリンタ100のプリンタ識別情報は、予め可視可能にプリンタ100に表示されていても良い(例えば、プリンタ識別情報が印刷されたシールがプリンタ100に貼り付けられていても良い)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタの構成を示すブロック図。
【図2】カートリッジメモリ41のメモリマップを示す。
【図3】固カートリッジチェック処理の流れを示す。
【図4】エラーログ書き込み処理の流れを示す。
【図5】ステータスシートの印刷処理の流れを示す。
【図6】カートリッジメモリのデータ出力処理の流れを示す。
【符号の説明】
CC1〜CC4 カートリッジ装着部
31、32、33、34 インクカートリッジ
36、37、38、39 カートリッジアンテナ
41、42、43、44 カートリッジメモリ
45 送受信部
50 制御部
51 リードオンリメモリ(ROM)
52 ランダムアクセスメモリ(RAM)
54 インターフェース
60 プリンタアンテナ
100 プリンタ
501 送受信回路

Claims (3)

  1. 着脱可能な着色剤カートリッジを有し、その着色剤カートリッジにはデータを記憶するためのカートリッジ記憶媒体が設けられているプリンタにおいて、
    前記着色剤カートリッジが装着された場合、その着色剤カートリッジがまだどのプリンタにも装着されたことのない新品か否かの判別を行なう判別手段と、
    前記判別の結果、新品ならば、前記プリンタ自身のプリンタ識別情報を前記カートリッジ記憶媒体に書込み、新品でないならば、以前に前記カートリッジ記憶媒体に書込まれている既存のプリンタ識別情報を消去しないようにするプリンタ識別情報書込み手段と、
    前記プリンタで所定のエラーが発生した場合にエラーログを前記カートリッジ記憶媒体に格納するエラーログ格納手段と、
    前記プリンタ自身のプリンタ識別情報を表示する又は出力する表示手段と
    を備えるプリンタ。
  2. 前記プリンタで着色剤カートリッジを使用した場合、使用履歴を前記カートリッジ記憶媒体に書込む使用履歴書込み手段を更に備える請求項1記載のプリンタ。
  3. 前記プリンタ識別情報には、前記プリンタ自身の製造年月日が含まれている請求項1記載のプリンタ。
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