JPH0618573Y2 - 定湿収納庫 - Google Patents

定湿収納庫

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JPH0618573Y2
JPH0618573Y2 JP1987193227U JP19322787U JPH0618573Y2 JP H0618573 Y2 JPH0618573 Y2 JP H0618573Y2 JP 1987193227 U JP1987193227 U JP 1987193227U JP 19322787 U JP19322787 U JP 19322787U JP H0618573 Y2 JPH0618573 Y2 JP H0618573Y2
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JP
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shutters
desiccant
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JP1987193227U
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唯一 牛田
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東洋リビング株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、密閉室内に除湿状態で各種の収納品を保管
する収納庫において、密閉室内を所要低湿度下に維持し
うる定湿収納庫に関する。
〔従来の技術〕
従来、衣料品、食料品などを保管する際に、これらを所
定低湿度雰囲気の環境状態に制御しておかなければ、そ
の表面上にカビが発生し、破損の原因となるものであ
り、この点に対応するために、密閉室内を例えば約50%
程度に維持することが好ましいとされていた。
そうして、この種の自動乾燥処理手段としては、例え
ば、実開昭59-24120号公報(公知例A)、実開昭59-102
130号公報(公知例B)、実開昭56-173988号公報(公知
例C)、あるいは、特開昭50-47251号公報(公知例D)
のようなものが既に提案済みであり、これらの内、公知
例A、Bのものはいずれも形状記憶合金の熱による変態
を駆動力源として、一組のシャッターを開閉動作させ
て、庫内側を除湿処理し、又、吸湿した乾燥剤を加熱・
再生処理しうる乾燥装置である点で共通しており、又、
公知例Cのものには、乾燥器の容器の上下面の各々庫内
側と庫外側にそれぞれ1対の透孔を設け、乾燥剤の加熱
再生処理時は、庫外側の透孔のみ開放させるものが開示
されており、更に、公知例Dでは、乾燥剤加熱再生用の
排気口を上下に設けた自動乾燥装置が示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前記の公知例Aのものは、単一の庫内シャッ
ター15により開閉される庫内側通気口と、同様に単一の
庫外シャッター16によって開閉される庫外側通気口が、
水平方向に関して、略同じ高さ位置にそれぞれ対状に配
設されているものであるため、空気の自然対流の発生
は、比較的に緩やかであって、庫内側の除湿ならびに乾
燥剤の再生処理には、比較的長時間を要し、処理効率の
点で解決すべき課題が残されており、又、公知例Bにつ
いても、前記公知例Aと同様の現象が見られるが、殊
に、この公知例Bの考案にあっては、通気方向切替蓋6
が「中心線断面がH字状」であるため空気の自然対流の
発生は、極めて僅少となり、庫内の除湿処理ならびに、
乾燥剤の再生処理には、長時間を要するものであり、
又、公知例Cのものでは、庫内側と庫外側に設けたそれ
ぞれ1対の透孔を合計4個のダンパー(シャッター)に
より開閉操作するものであって、構造の複雑化は、避け
られないものであり、しかも、各ダンパーの操作手段に
ついては、明示されていないものであり、更に、公知例
Dについては、吸排気口は乾燥室(乾燥剤容器)の上側
に2個、下側に1個透設されたものであるため、除湿処
理空気の円滑な流通は必ずしも果たし難いものであり、
結果的に庫内の均質な除湿処理の達成には、長時間を要
するものであった。
この考案の目的とするところは、前記の各公知例A〜D
によっても解消することができなかった課題を解決する
ことであって、密封状の収納室内を均質に、しかも、効
率的に除湿処理できる優れた収納庫を提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段・作用〕
上記の目的を達成するこの考案の構成上の特徴とする点
は、内面を防湿処理してなる密封状の収納庫の収納室の
天井近傍位置に、当該収納室内を除湿処理する乾燥器を
備えており、この乾燥器には、乾燥剤とこれを加熱再生
処理する発熱手段とを内装した乾燥手段を含んでいて、
所要時間間隔で、所要時間に限ってこの発熱手段を発熱
させて、乾燥剤を加熱・再生処理させうるようになすと
共に、この加熱・再生処理時の放熱を受熱して変態する
形状記憶合金の両端を一組のシャッターに直接連結させ
て前記乾燥器に隣接して配設し、その変態能力を駆動力
源として、前記のシャッターを作動させ、当該シャッタ
ーにより前記乾燥手段の上下方位置に開設した一組の庫
内側上下吸湿口と、一組の庫外側上下排気口とを周期的
に開閉させうるように構成し、前記乾燥剤の加熱・再生
処理の際には庫外側上下排気口のみを開放させるように
した定湿収納庫となしたものであるから所要期間中は、
収納庫内の空気の自然対流現象を利用して乾燥剤により
庫内を効率的、且つ均質に除湿し、引き続いて所要期間
のみ、乾燥剤を加熱し、効率的に再生処理しうるもので
あり、この間、その放熱を受けて変態する形状記憶合金
を直接一組のシャッターに連結させてシャッターの開閉
動作の応答性を向上させて、庫外側の通気口のみを開放
させ、乾燥剤から放出された水分を庫内側に還流させる
ことなく、庫外側に向かって放出しうるものであって、
自動的に長期間にわたって収納庫内を低湿度状態に維持
できるばかりでなく、前記の乾燥器の配設位置により、
庫内の均質な除湿処理が可能となり、又、2個のシャッ
ターで2組合計4個の通気口が同期的に開閉操作できる
ものであり、又前記の如くに形状記憶合金は、シャッタ
ーに直接連結されているので構造が簡単で、しかも、通
気口の同期的開閉が達成できるものであり、加えて、収
納室内面が防湿処理されているため、結露による収納物
への悪影響は未然防止できるものである。
〔実施例〕
次にこの考案の内容を図面に示すその実施例に基づいて
説明する。
まず、第1図に示すように収納庫外側1はスチールまた
は木製で箱状に形成し、その庫内側は扉3の内側4も含
め、全面的に防湿処理構成とするもので、例えば、アル
ミニウム合板、塩ビ系シート張りまたはシリコーン等の
防湿スプレー処理等によるものが好ましい。
扉3周辺部は必要によりシールパッキング5により気密
構成としたものである。
また、収納庫内右上方の天井に近い位置には自動乾燥器
6を設けており、この自動乾燥器6には外側ケース11の
庫内側上、下部に上下2個の吸湿口7、8を設け、又、
収納庫壁面に貫通して2個の上下排気口9、10を開設し
たものであり、そのほぼ中央部には加熱ヒーター12を内
蔵して、その周辺に吸着乾燥剤13を配置し、それらを穴
明き金属(パンチングメタル)板で囲んで、図示を省略
した支持金具を介してケース内面と空間を設けケース内
に固定させたものである。
又、この乾燥剤13の上、下位置には回動軸14、14を中心
に回動自在のシャッター15、16を配置し、このシャッタ
ー15、16の回動駆動源として形状記憶合金コイル17を採
用し、この形状記憶合金コイル17の変態に対応して回動
軸14、14の対向側に反発バネ18、19を配設し、その一端
をシャッター15、16に連結する一方、他端を乾燥器6に
連結させたものである。
更に、前記ヒーター12へは、乾燥器6内のタイマー(図
示せず)により、一定周期毎(例えば6時間)に30分
間、即ち、5時間30分経過する毎に30分間通電するよう
に設定したものである。
次に、その作用について第3図を参照して説明する。
まず、収納庫内の吸湿作用についてみれば、反発バネ1
8、19の張力により、回動軸14、14を支点として、一方
のシャッター15が時計方向に、又、他方のシャッター16
が反時計方向にそれぞれ回動され、上下吸湿口7、8が
自動乾燥器6と連通された状態となり、同時に上下排気
口9、10は閉じられることとなって、収納庫内の空気は
自然対流しつつ乾燥器6内を還流し、乾燥剤13により除
湿処理され、収納庫内は、所要の低湿度状態に維持され
るものであるが、殊に乾燥器6は、収納庫の内部の天井
近傍に配設したものであるため、除湿処理空気は、収納
物によって妨げられることなく、自然対流を誘起して、
収納庫内を均質に低湿度化させうるものである。
ところで、この吸湿処理が5時間30分間続けられた後、
タイマーによりヒーター12に通電され、これが発熱し、
十分に吸湿した乾燥剤13を加熱・再生処理する。
一方、この際の放熱が、形状記憶合金17に影響を与え、
このコイル17は収縮される。
この収縮力は反発バネ18、19の力に打ち勝って、シャッ
ター15を反時計方向に、又、シャッター16を時計方向に
回動させることとなり、2個の上・下排気口9、10が自
動乾燥器6と連通状態となり、同時に上下吸湿口7、8
は、庫内側を乾燥器6から遮断させ、下排気口9より外
気を吸入し、乾燥剤13が吸着した水分は水蒸気として、
上排気口10を経て庫外へ排出される。
この状態はタイマーにより約30分継続するもので、この
間に乾燥剤13吸着水分の排出は完了する。
そうして30分経過後には、タイマーによりヒーター12へ
の通電が停止される。
これにより形状記憶合金17の温度も順次低下し、それに
伴い、反発バネ18、19の力により形状記憶合金コイル17
は伸長し、これに伴い、シャッター15、16は再び反転し
上下排気口9、10は遮断され、逆に吸湿口7、8が開か
れることとなって再び吸湿作用が行われるものであり、
これらのサイクルを6時間毎に繰り返し、庫内低湿度に
保つものである。
尚、必要により湿度調節器のタイマー回路のON、OF
F制御により、庫内の一定湿度保持も可能である。
〔考案の効果〕
この考案は、以上の通りに、その実施例に基づいて説明
したようなものであるから、次に述べるような特有の効
果を発揮できるものである。
(1)収納庫内の均質な除湿処理。
収納室内を除湿処理する乾燥器は、定期的に再生処理さ
れるものであるから、長期にわたって自動的に収納室内
を除湿しうるものであり、しかも、この乾燥器が、収納
室の天井近傍に配設されているため、収納庫内に格納し
た収納品よって、乾燥器が隠蔽されて除湿処理される空
気の流通が阻害されることがなく均質に収納質内の除湿
処理が遂されうるものである。
(2)高温・多湿度空気の逆流防止。
上下各1組の吸湿口と排気口とを2個の上下シャッター
によって同期的に開閉操作させるものであり、各シャッ
ターは、直接形状記憶合金に連結されているから、応答
性良く作動されて、各吸湿口と排気口は、良好なタイミ
ングで開閉操作され、庫内側を効果的に除湿処理しうる
ばかりでなく、乾燥剤の加熱・再生の際の高温・多湿度
の空気が収納室内に逆流されることがなく、安全に除湿
機能を発揮しうるものである。
(3)構造上の大巾な簡素化。
前記の如く上下シャッターは直接形状記憶合金に連結さ
れており、しかも単に、2個だけ配備すれば足りるもの
であるから、大巾な構造の単純化を図ることができ、コ
ンパクト化が可能となるものである。
(4)収納品の汚損防止。
収納室の内面に防湿処理を施したものであるから、収納
室内面上の結露による収納品の汚損を安全に防止しうる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の収納庫の正面断面図、第2図は、
その側断面図、第3図は、この収納庫に採用した乾燥器
の側断面図を示すものである。 収納庫外側1、同内側2、扉3、扉内側4、パッキング
5、乾燥器6、上下吸湿口7、8、上下排気口9・10、
乾燥器外側ケース11、ヒーター12、乾燥剤13、シャッタ
ー軸14、14、上シャッター15、下シャッター16、形状記
憶合金17、反発バネ18、19

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面を防湿処理してなる密閉状の収納庫の
    収納室の天井近傍位置に、当該収納室内を除湿処理する
    乾燥器を備えており、この乾燥器には、乾燥剤とこれを
    加熱再生処理する発熱手段とを内装した乾燥手段を含ん
    でいて、所要時間間隔で、所要時間に限ってこの発熱手
    段を発熱させて、乾燥剤を加熱・再生処理させうるよう
    になすと共に、この加熱・再生処理時の放熱を受熱して
    変態する形状記憶合金の両端を一組のシャッターに直接
    連結させて、前記乾燥器に隣接して配設し、その変態能
    力を駆動力源として、前記の一組のシャッターを作動さ
    せ、当該シャッターにより、前記乾燥手段の上下方位置
    に開設した一組の庫内側上下吸湿口と、一組の庫外側上
    下排気口とを周期的に交互に開放させうるように構成
    し、前記乾燥剤の加熱・再生処理の際には庫外側上下排
    気口のみを開放させるようにした定湿収納庫。
JP1987193227U 1987-12-18 1987-12-18 定湿収納庫 Expired - Lifetime JPH0618573Y2 (ja)

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JPH0195234U JPH0195234U (ja) 1989-06-23
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2527378B2 (ja) * 1990-06-18 1996-08-21 エクアールシー株式会社 湿気除去装置
JP2785101B2 (ja) * 1994-03-30 1998-08-13 エクアールシー株式会社 湿気除去装置
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JPS59102130U (ja) * 1982-12-28 1984-07-10 株式会社高岳製作所 容器の除湿装置

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