JPH0533913Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0533913Y2 JPH0533913Y2 JP1986134618U JP13461886U JPH0533913Y2 JP H0533913 Y2 JPH0533913 Y2 JP H0533913Y2 JP 1986134618 U JP1986134618 U JP 1986134618U JP 13461886 U JP13461886 U JP 13461886U JP H0533913 Y2 JPH0533913 Y2 JP H0533913Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- desiccant
- refrigerator
- memory alloy
- shape memory
- drying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000002274 desiccant Substances 0.000 claims description 39
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 39
- 238000001035 drying Methods 0.000 claims description 29
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 29
- 229910001285 shape-memory alloy Inorganic materials 0.000 claims description 19
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 3
- 230000005611 electricity Effects 0.000 claims 1
- 230000001172 regenerating effect Effects 0.000 claims 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 13
- 230000008929 regeneration Effects 0.000 description 9
- 238000011069 regeneration method Methods 0.000 description 9
- 238000007791 dehumidification Methods 0.000 description 8
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 3
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 1
- 229940127554 medical product Drugs 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は、密封格納庫の庫内を自動的に除湿
処理しうる自動乾燥装置に関する。
処理しうる自動乾燥装置に関する。
[従来の技術]
従来、密封庫内に格納されたカメラ、電子部
品、医療品あるいは食糧品などが空気中の湿気に
よつて損傷されるのを完全に防止するために庫内
を除湿処理するこの種のものとしては、例えば、
実開昭57−50698号公報(第1例)あるいは、実
開昭58−190391号公報(第2例)などが知られて
おり、又、換気に係る技術手段として通気孔を複
数個宛開設することも、実開昭58−119396号公報
(第3例)、特開昭55−110846号公報(第4例)及
び、実開昭55−22085号公報(第5例)などによ
つて知られている。
品、医療品あるいは食糧品などが空気中の湿気に
よつて損傷されるのを完全に防止するために庫内
を除湿処理するこの種のものとしては、例えば、
実開昭57−50698号公報(第1例)あるいは、実
開昭58−190391号公報(第2例)などが知られて
おり、又、換気に係る技術手段として通気孔を複
数個宛開設することも、実開昭58−119396号公報
(第3例)、特開昭55−110846号公報(第4例)及
び、実開昭55−22085号公報(第5例)などによ
つて知られている。
この内で、第1例のものについてみれば、専用
のヒータの熱のみにより伸縮するベローズの変形
力を駆動源として連動状の庫内扉と庫外扉とを開
閉駆動するものであり、又、第2例のものは、自
動乾燥ユニツトの庫内シヤツターと庫外シヤツタ
ーとを連動状に連結し、熱源による形状記憶合金
の加熱による復元力を利用し、引張りバネに抗し
て、各シヤツターを開閉駆動するように構成した
ものである。
のヒータの熱のみにより伸縮するベローズの変形
力を駆動源として連動状の庫内扉と庫外扉とを開
閉駆動するものであり、又、第2例のものは、自
動乾燥ユニツトの庫内シヤツターと庫外シヤツタ
ーとを連動状に連結し、熱源による形状記憶合金
の加熱による復元力を利用し、引張りバネに抗し
て、各シヤツターを開閉駆動するように構成した
ものである。
又、第3例の乾燥装置には、ヒータの側方と下
方に通気孔が設けられており、第4例における換
気手段にあつては、単に上・下位置に一組の通気
孔が設けられたものであり、更に第5例の換気装
置についても熱交換筒位置に共軸状に吸排気口を
設けたものである。
方に通気孔が設けられており、第4例における換
気手段にあつては、単に上・下位置に一組の通気
孔が設けられたものであり、更に第5例の換気装
置についても熱交換筒位置に共軸状に吸排気口を
設けたものである。
[考案が解決しようとする問題点]
上記した各第1、第2例のもにあつても加熱に
よる駆動手段の変形を駆動力源として、庫内・外
各シヤツターを開閉させて、密封庫内を乾燥処理
できるものである点でいずれもその効果は認めら
れるところである。
よる駆動手段の変形を駆動力源として、庫内・外
各シヤツターを開閉させて、密封庫内を乾燥処理
できるものである点でいずれもその効果は認めら
れるところである。
しかしながら、第1例のものも、又第2例のも
のも、いずれも庫内外へ開放された開口が乾燥手
段(乾燥剤2、乾燥剤容器4)の側方に1組宛開
設されているものであるため、除湿処理ならびに
乾燥剤の加熱再生処理中における空気の自然対流
による流通は必ずしも円滑に遂行し難いもので、
庫内の除湿の不均一さ、及び乾燥剤の再生不足が
発生する危惧が存していた。
のも、いずれも庫内外へ開放された開口が乾燥手
段(乾燥剤2、乾燥剤容器4)の側方に1組宛開
設されているものであるため、除湿処理ならびに
乾燥剤の加熱再生処理中における空気の自然対流
による流通は必ずしも円滑に遂行し難いもので、
庫内の除湿の不均一さ、及び乾燥剤の再生不足が
発生する危惧が存していた。
又、同様に、第3例のものでは、通気孔の配置
がヒータの側方と下方に配置され、第4例の換気
手段にあつては、通気孔が単に上・下位置に配置
されたものであり、更に、第5例のものにあつて
は、吸気口が熱交換筒と共軸的に配設されたもの
であるが、これらのものはいずれも、通気不良の
解消のため強制通風手段を必須の要件としたもの
であつて、構造上の複雑化は避けられないところ
であつた。
がヒータの側方と下方に配置され、第4例の換気
手段にあつては、通気孔が単に上・下位置に配置
されたものであり、更に、第5例のものにあつて
は、吸気口が熱交換筒と共軸的に配設されたもの
であるが、これらのものはいずれも、通気不良の
解消のため強制通風手段を必須の要件としたもの
であつて、構造上の複雑化は避けられないところ
であつた。
[問題点を解決する手段、作用]
この考案は、上記した第1乃至第5例のものに
おける問題点を効果的に解消しうるものであつ
て、その特徴とするところは、その実用新案登録
請求の範囲に記載の通りであつて、乾燥手段の上
位と下位に庫内・外への通気孔を少なくとも2組
宛設け、第1の加熱手段により乾燥剤と加熱再生
させると共に、その乾燥剤の熱と第2の乾燥手段
により、形状記憶合金コイルを複合状に加熱させ
るようにしたものであるから、庫内の除湿期間中
は庫内側の通気孔のみが開放され、乾燥剤の再生
処理の際には、庫外側の通気孔のみが開放され、
上位と下位の通気孔を利用して、空気の自然対流
により円滑で均質に庫内除湿と乾燥剤再生の処理
を遂行できるものであり、しかも形状記憶合金コ
イルは、乾燥手段の乾燥剤の熱及び第2の加熱手
段により加熱されるものであるから、乾燥剤の加
熱による含有水分の放出にタイミングを同期させ
て変形し、シーソー状シヤツターを開閉駆動させ
て、庫内への通気孔を閉止し、庫外への通気孔の
みを開放するものであり、乾燥剤より放出された
水分が庫内側に逆流することがなく、除湿効果を
向上させうるものである。
おける問題点を効果的に解消しうるものであつ
て、その特徴とするところは、その実用新案登録
請求の範囲に記載の通りであつて、乾燥手段の上
位と下位に庫内・外への通気孔を少なくとも2組
宛設け、第1の加熱手段により乾燥剤と加熱再生
させると共に、その乾燥剤の熱と第2の乾燥手段
により、形状記憶合金コイルを複合状に加熱させ
るようにしたものであるから、庫内の除湿期間中
は庫内側の通気孔のみが開放され、乾燥剤の再生
処理の際には、庫外側の通気孔のみが開放され、
上位と下位の通気孔を利用して、空気の自然対流
により円滑で均質に庫内除湿と乾燥剤再生の処理
を遂行できるものであり、しかも形状記憶合金コ
イルは、乾燥手段の乾燥剤の熱及び第2の加熱手
段により加熱されるものであるから、乾燥剤の加
熱による含有水分の放出にタイミングを同期させ
て変形し、シーソー状シヤツターを開閉駆動させ
て、庫内への通気孔を閉止し、庫外への通気孔の
みを開放するものであり、乾燥剤より放出された
水分が庫内側に逆流することがなく、除湿効果を
向上させうるものである。
[実施例]
次に、この考案について、その一実施例を示す
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
庫内側2と庫外側3とを仕切る密封格納庫の壁
面1の庫内側2に乾燥手段4を配設しており、当
該乾燥手段4のハウジング5内には乾燥室5Aと
通気制御室5Bとを区画する隔壁6,6を付設
し、前記乾燥室5A内には内部にヒーター7と、
このヒーター7を包囲するように礫、粒状の乾燥
剤8を内装した一組の乾燥剤容器9を堅型状に並
設し、前記隔壁6,6に開設した通気孔6A,6
Bを交互に開閉するシーソー状シヤツター10、
及び同様のシヤツター11を支軸13A,13B
を支点として揺動自在に配設する。
面1の庫内側2に乾燥手段4を配設しており、当
該乾燥手段4のハウジング5内には乾燥室5Aと
通気制御室5Bとを区画する隔壁6,6を付設
し、前記乾燥室5A内には内部にヒーター7と、
このヒーター7を包囲するように礫、粒状の乾燥
剤8を内装した一組の乾燥剤容器9を堅型状に並
設し、前記隔壁6,6に開設した通気孔6A,6
Bを交互に開閉するシーソー状シヤツター10、
及び同様のシヤツター11を支軸13A,13B
を支点として揺動自在に配設する。
更に、この支軸13A,13Bには、第2図示
のようにT型状の傾動杆14A,14Bが、前記
シーソー状シヤツター10,11とそれぞれ一体
的に連動するように固設されており、該傾動杆1
4Aを第2図において時計方向に付勢するバネ1
5Aと、傾動杆14Bを反時計方向に付勢するバ
ネ15Bとをハウジング5内にそれぞれ張設する
一方、ワイヤー16,17を介して形状記憶合金
コイル18により各傾動杆14A,14Bを互に
連係させたものであり、該形状記憶合金コイル1
8を、加熱体19を支持する加熱板20に連設し
た筒体21内に貫挿するようにして、加熱体19
の発熱により筒体21内で加熱させると共に、乾
燥剤8よりの対流熱によつても加熱させて、変態
現象を誘起させ、効果的に収縮させることによつ
て各バネ15A,15Bに抗して一方の傾動杆1
4Aが反時計方向に、また他の傾動14Bは、時
計方向に連動状に作動されうるように構成したも
のであり、前記のヒーター7及び加熱体19は、
それぞれタイマースイツチ22を介して電源23
に導通自在に構成されている。
のようにT型状の傾動杆14A,14Bが、前記
シーソー状シヤツター10,11とそれぞれ一体
的に連動するように固設されており、該傾動杆1
4Aを第2図において時計方向に付勢するバネ1
5Aと、傾動杆14Bを反時計方向に付勢するバ
ネ15Bとをハウジング5内にそれぞれ張設する
一方、ワイヤー16,17を介して形状記憶合金
コイル18により各傾動杆14A,14Bを互に
連係させたものであり、該形状記憶合金コイル1
8を、加熱体19を支持する加熱板20に連設し
た筒体21内に貫挿するようにして、加熱体19
の発熱により筒体21内で加熱させると共に、乾
燥剤8よりの対流熱によつても加熱させて、変態
現象を誘起させ、効果的に収縮させることによつ
て各バネ15A,15Bに抗して一方の傾動杆1
4Aが反時計方向に、また他の傾動14Bは、時
計方向に連動状に作動されうるように構成したも
のであり、前記のヒーター7及び加熱体19は、
それぞれタイマースイツチ22を介して電源23
に導通自在に構成されている。
また、タイマースイツチ22については、6時
間を一サイクルとして、5時間30分経過後に30分
間該スイツチ22が開成されてヒーター7及び加
熱体19に通電し、これらの発熱によつて乾燥剤
8及び形状記憶合金コイル18を加熱しうるよう
に構成されている。
間を一サイクルとして、5時間30分経過後に30分
間該スイツチ22が開成されてヒーター7及び加
熱体19に通電し、これらの発熱によつて乾燥剤
8及び形状記憶合金コイル18を加熱しうるよう
に構成されている。
なお図中1A,1Bは壁面1に開設した排気孔
と給気孔、また5C,5Dはいずれも通気制御室
5Bを密封格納庫の庫内側2に連通させる庫内通
気口であつて、傾動杆14A,14Bの各脚14
C,14Dとハウジング5の間には、応援バネ2
4A,24Bを介装して、傾動杆14A,14B
の作動の応答性を向上させ低湿度の庫内空気の漏
れを低減させたものである。
と給気孔、また5C,5Dはいずれも通気制御室
5Bを密封格納庫の庫内側2に連通させる庫内通
気口であつて、傾動杆14A,14Bの各脚14
C,14Dとハウジング5の間には、応援バネ2
4A,24Bを介装して、傾動杆14A,14B
の作動の応答性を向上させ低湿度の庫内空気の漏
れを低減させたものである。
次にその作用について説明する。
低湿度状態で維持できるように庫内側2に格納
された収納品は、タイマースイツチ22が開放さ
れヒーター7及び加熱体20が不作動で発熱して
いない状態にあつては、形状記憶合金コイル18
が常温で伸長状態であつて、バネ15A,15B
によつて付勢され、一方の傾動杆14Aは第2図
時計方向に、また他の傾動杆14Bは反時計方向
に回動され、支軸13A,13Bとにより該傾動
杆14A,14Bに対して連動状とされたシーソ
ー状シヤツター10及び同様のシヤツター11が
それぞれ同方向に回動され、いずれも第1図で点
線にて示すように位置されることとなる。
された収納品は、タイマースイツチ22が開放さ
れヒーター7及び加熱体20が不作動で発熱して
いない状態にあつては、形状記憶合金コイル18
が常温で伸長状態であつて、バネ15A,15B
によつて付勢され、一方の傾動杆14Aは第2図
時計方向に、また他の傾動杆14Bは反時計方向
に回動され、支軸13A,13Bとにより該傾動
杆14A,14Bに対して連動状とされたシーソ
ー状シヤツター10及び同様のシヤツター11が
それぞれ同方向に回動され、いずれも第1図で点
線にて示すように位置されることとなる。
これによつて、一方の通気孔6Aが開放され、
他の通気孔6Bが閉止されることとなる。
他の通気孔6Bが閉止されることとなる。
この結果、乾燥室5Aは、通気孔6A及び庫内
通気口5C,5Dを介して庫内側2と連通される
こととなり、庫内側2の多湿状態の空気は乾燥剤
容器9内の乾燥剤8によつて除湿処理されて軽量
化された後、庫内通気口5Cから第1図矢印で
示すように庫内側2に自然対流状態で帰還される
一方、この空気量を補填するように庫内の未処理
の空気が、矢印で示すように乾燥室5A内に流
入されて、順次庫内の除湿処理が継続され、この
除湿処理が5時間30分間実施されて庫内側2は十
分乾燥状態に処理されるものである。
通気口5C,5Dを介して庫内側2と連通される
こととなり、庫内側2の多湿状態の空気は乾燥剤
容器9内の乾燥剤8によつて除湿処理されて軽量
化された後、庫内通気口5Cから第1図矢印で
示すように庫内側2に自然対流状態で帰還される
一方、この空気量を補填するように庫内の未処理
の空気が、矢印で示すように乾燥室5A内に流
入されて、順次庫内の除湿処理が継続され、この
除湿処理が5時間30分間実施されて庫内側2は十
分乾燥状態に処理されるものである。
この5時間30分にわたる吸湿乾燥処理の後にタ
イマースイツチ22が閉成されてヒーター7と加
熱体19に通電されると、乾燥処理室5A内で
は、ヒーター7により乾燥剤8が加熱されて再生
処理され、一方筒体21内に配設された形状記憶
合金コイル18は、加熱体19の発熱により加熱
板20を介して筒体21内において急速に加熱さ
れると共に、隣接する乾燥処理室5A内の乾燥剤
の熱によつても複合状に加熱されることとなり、
これによつて、形状記憶合金コイル18は乾燥剤
の再生処理に追随し、タイミングを整合させて筒
体21内で収縮することとなる。
イマースイツチ22が閉成されてヒーター7と加
熱体19に通電されると、乾燥処理室5A内で
は、ヒーター7により乾燥剤8が加熱されて再生
処理され、一方筒体21内に配設された形状記憶
合金コイル18は、加熱体19の発熱により加熱
板20を介して筒体21内において急速に加熱さ
れると共に、隣接する乾燥処理室5A内の乾燥剤
の熱によつても複合状に加熱されることとなり、
これによつて、形状記憶合金コイル18は乾燥剤
の再生処理に追随し、タイミングを整合させて筒
体21内で収縮することとなる。
この結果、各傾動杆14A,14Bは、バネ1
5A,15Bに抗し、又、支援バネ24A,24
Bに付勢されて、支軸13A,13Bを支点とし
て、それぞれ反時計方向もしくは時計方向に枢動
され、この支軸13A,13Bに連結されたシー
ソー状シヤツター10及び同様のシヤツター11
がそれぞれ同方向に回動されることとなり、結局
は、第1図実線にて示す位置に移動され、通気孔
6Bが開放される一方、通気孔6Aが閉止され
る。
5A,15Bに抗し、又、支援バネ24A,24
Bに付勢されて、支軸13A,13Bを支点とし
て、それぞれ反時計方向もしくは時計方向に枢動
され、この支軸13A,13Bに連結されたシー
ソー状シヤツター10及び同様のシヤツター11
がそれぞれ同方向に回動されることとなり、結局
は、第1図実線にて示す位置に移動され、通気孔
6Bが開放される一方、通気孔6Aが閉止され
る。
これによつて、乾燥室5Aは、当該通気孔6B
及び排気孔1Aと吸気孔1Bとにより庫外側3と
連通されヒーター7で加熱されて乾燥剤8から排
出された水分を十分内包した状態の高温の空気
は、第1図矢印で示すように、一挙に排気孔1
Aから庫外側3に排出され、代わつてその空気量
を補填するように矢印で示すように、自動的に
庫外側3の新鮮な空気が吸気孔1Bから自然対流
状に連続的に供給され、引き続いて乾燥剤8から
除湿された水分を庫外側3に排出させ、30分間に
わたつて乾燥剤8は十分再生処理されるものであ
る。
及び排気孔1Aと吸気孔1Bとにより庫外側3と
連通されヒーター7で加熱されて乾燥剤8から排
出された水分を十分内包した状態の高温の空気
は、第1図矢印で示すように、一挙に排気孔1
Aから庫外側3に排出され、代わつてその空気量
を補填するように矢印で示すように、自動的に
庫外側3の新鮮な空気が吸気孔1Bから自然対流
状に連続的に供給され、引き続いて乾燥剤8から
除湿された水分を庫外側3に排出させ、30分間に
わたつて乾燥剤8は十分再生処理されるものであ
る。
しかも、当該乾燥剤8の再生処理中において
は、第1図示のように通気孔6Aは、シーソー状
シヤツター10,11によつて完全に閉止されて
いるので、高温で多湿度の乾燥室5A内の空気が
庫内側2に還流されて格納品が当該高温多湿の空
気によつて損傷されるおそれは完全に防止される
ものであつて、完全に密封格納庫内が除湿乾燥状
態に維持できるものである。
は、第1図示のように通気孔6Aは、シーソー状
シヤツター10,11によつて完全に閉止されて
いるので、高温で多湿度の乾燥室5A内の空気が
庫内側2に還流されて格納品が当該高温多湿の空
気によつて損傷されるおそれは完全に防止される
ものであつて、完全に密封格納庫内が除湿乾燥状
態に維持できるものである。
なお、一定時間の加熱による乾燥剤の再生処理
が終了すると、ヒーター7及び加熱体19への通
電が停止され、形状記憶合金コイルは常温の雰囲
気の状態で収縮を解除して伸長状態に復帰し、シ
ーソー状シヤツターが駆動されて一方の通気孔6
Bが閉じられると共に、他方の通気孔6Aのみが
開放されると吸湿乾燥処理室は庫内側にのみ連通
され、自然対流現象を利用して庫内側が再び一定
時間除湿乾燥処理され、自動的に低湿度に維持し
うるものである。
が終了すると、ヒーター7及び加熱体19への通
電が停止され、形状記憶合金コイルは常温の雰囲
気の状態で収縮を解除して伸長状態に復帰し、シ
ーソー状シヤツターが駆動されて一方の通気孔6
Bが閉じられると共に、他方の通気孔6Aのみが
開放されると吸湿乾燥処理室は庫内側にのみ連通
され、自然対流現象を利用して庫内側が再び一定
時間除湿乾燥処理され、自動的に低湿度に維持し
うるものである。
なお、庫内除湿処理ならびに乾燥剤再生処理に
当たつては、前記の如くに空気の自然対流現象を
利用するものであるから、通気孔6A,6Bは、
比較的に小面積に構成しても、前記の各処理に支
障がないものであることは言うまでもないことで
ある。
当たつては、前記の如くに空気の自然対流現象を
利用するものであるから、通気孔6A,6Bは、
比較的に小面積に構成しても、前記の各処理に支
障がないものであることは言うまでもないことで
ある。
[考案の効果]
以上詳述した通り、この考案によればシーソー
状シヤツターを駆動して庫内への通気孔と、庫外
への通気孔とを交互に開閉して乾燥処理室と、密
封格納庫の庫内側もしくは、庫外側を交互に連通
制御しうるようにしたものであるから、庫内側は
効果的に除湿処理されるばかりでなく、乾燥剤を
再生処理した際の高温多湿度の空気が庫内側に逆
流されるおそれがないという顕著な効果を奏する
ものである。
状シヤツターを駆動して庫内への通気孔と、庫外
への通気孔とを交互に開閉して乾燥処理室と、密
封格納庫の庫内側もしくは、庫外側を交互に連通
制御しうるようにしたものであるから、庫内側は
効果的に除湿処理されるばかりでなく、乾燥剤を
再生処理した際の高温多湿度の空気が庫内側に逆
流されるおそれがないという顕著な効果を奏する
ものである。
又、当該シーソー状シヤツターの駆動力源を加
熱によつて変態する形状記憶合金コイルで構成
し、しかもこのコイルの加熱方式として、乾燥剤
を再生処理する第1の加熱体による乾燥手段の乾
燥剤の熱と、第2の加熱体による輻射熱による複
合加熱方式を採用したため、形状記憶合金コイル
は効果的に加熱され、応答性良く変態し、シーソ
ー状シヤツターを乾燥剤の再生処理に追随させて
タイミング良く作動させ、加えて乾燥手段に対す
る通気孔の特有の関係配置することにより、除
湿・再生処理の際の空気は、格別の強制通風手段
を必要とすることなく、良好に自然対流を発生し
て庫内の均質な除湿と乾燥剤の完全な再生処理を
なしうるものであり、長期にわたつて自動的に密
封格納庫内を低湿度域相対湿度40%以下の低湿度
状態に維持できるものであり、必要に応じては、
乾燥剤の能力を強化して湿度を1%近傍にまで低
下させうるものであり、しかも所定間隔毎に加熱
手段に対して短時間だけ通電すればよいものであ
るから、消費電力は僅かで済み、省エネ効果が上
がるものといえる。
熱によつて変態する形状記憶合金コイルで構成
し、しかもこのコイルの加熱方式として、乾燥剤
を再生処理する第1の加熱体による乾燥手段の乾
燥剤の熱と、第2の加熱体による輻射熱による複
合加熱方式を採用したため、形状記憶合金コイル
は効果的に加熱され、応答性良く変態し、シーソ
ー状シヤツターを乾燥剤の再生処理に追随させて
タイミング良く作動させ、加えて乾燥手段に対す
る通気孔の特有の関係配置することにより、除
湿・再生処理の際の空気は、格別の強制通風手段
を必要とすることなく、良好に自然対流を発生し
て庫内の均質な除湿と乾燥剤の完全な再生処理を
なしうるものであり、長期にわたつて自動的に密
封格納庫内を低湿度域相対湿度40%以下の低湿度
状態に維持できるものであり、必要に応じては、
乾燥剤の能力を強化して湿度を1%近傍にまで低
下させうるものであり、しかも所定間隔毎に加熱
手段に対して短時間だけ通電すればよいものであ
るから、消費電力は僅かで済み、省エネ効果が上
がるものといえる。
第1図は、この考案に係る装置の乾燥剤容器位
置での縦断側面図、第2図は、形状記憶合金コイ
ルの加熱手段位置において同様に縦断した側面図
をそれぞれ示すものである。 2……庫内側、3……庫外側、4……乾燥手
段、5A……乾燥室、5B……通気制御室、6
A,6B……通気孔、7……ヒーター、9……乾
燥剤容器、10……シーソー状シヤツター、11
……シーソー状シヤツター、14A,14B……
傾動杆、18……形状記憶合金コイル、19……
加熱体。
置での縦断側面図、第2図は、形状記憶合金コイ
ルの加熱手段位置において同様に縦断した側面図
をそれぞれ示すものである。 2……庫内側、3……庫外側、4……乾燥手
段、5A……乾燥室、5B……通気制御室、6
A,6B……通気孔、7……ヒーター、9……乾
燥剤容器、10……シーソー状シヤツター、11
……シーソー状シヤツター、14A,14B……
傾動杆、18……形状記憶合金コイル、19……
加熱体。
Claims (1)
- 密封状の格納庫内を除湿処理する乾燥手段を具
備した自動乾燥装置において、前記乾燥手段の近
傍に形状記憶合金コイルを配設すると共に、前記
乾燥手段の上位と下位に、庫内・外への通気孔を
少なくとも2組宛配設し、第1の加熱手段により
乾燥剤を加熱してこれを再生処理し、前記乾燥手
段における乾燥剤の熱ならびに、第2の加熱手段
により形状記憶合金コイルを複合状に加熱して変
形させるように構成し、乾燥手段の再生処理の際
には、第1及び第2の各加熱手段へ所定時間間隔
で所定時間のみ通電させて乾燥剤を加熱して再生
処理させると共に、前記複合状の加熱により形状
記憶合金コイルを変形させて、その変形力を駆動
源として前記庫内への通気孔と庫外への通気孔と
を交互に開閉するシーソー状シヤツターを駆動
し、前記庫内側の通気孔を閉止すると共に、庫外
側の通気孔のみを開放させるようにした自動乾燥
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986134618U JPH0533913Y2 (ja) | 1986-09-02 | 1986-09-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986134618U JPH0533913Y2 (ja) | 1986-09-02 | 1986-09-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6340788U JPS6340788U (ja) | 1988-03-16 |
JPH0533913Y2 true JPH0533913Y2 (ja) | 1993-08-27 |
Family
ID=31036029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986134618U Expired - Lifetime JPH0533913Y2 (ja) | 1986-09-02 | 1986-09-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0533913Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012191562A (ja) * | 2011-03-14 | 2012-10-04 | Sharp Corp | 回路湿度調整装置および液晶テレビ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5750698B2 (ja) * | 1978-09-17 | 1982-10-28 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5750698U (ja) * | 1980-09-10 | 1982-03-23 | ||
JPS58190391U (ja) * | 1982-02-05 | 1983-12-17 | 東洋リビング株式会社 | シヤツタ−の開閉機構 |
-
1986
- 1986-09-02 JP JP1986134618U patent/JPH0533913Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5750698B2 (ja) * | 1978-09-17 | 1982-10-28 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6340788U (ja) | 1988-03-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4536198A (en) | Moisture control device | |
KR850006156A (ko) | 합성플라스틱물질을 건조시키기 위한 건조용 공기의 탈습 및 가열방법 및 장치 | |
US4419835A (en) | Hair dryer | |
JPH0533913Y2 (ja) | ||
JPH0618573Y2 (ja) | 定湿収納庫 | |
JP2002106889A (ja) | 自動低湿保管装置とその保管方法 | |
JPH03279769A (ja) | 恒温恒湿装置 | |
JPH04184079A (ja) | 乾燥装置 | |
JP2001232139A (ja) | 除湿器 | |
JPH022414Y2 (ja) | ||
JP3767489B2 (ja) | 乾燥庫 | |
JP3554860B2 (ja) | 低湿庫用乾燥装置 | |
CN216047942U (zh) | 除湿装置、储物柜及集成灶 | |
JPH07877Y2 (ja) | 乾燥器 | |
JP3824051B2 (ja) | 低湿庫 | |
CN1057017C (zh) | 防潮箱除湿装置 | |
JPH0560521U (ja) | 除湿装置 | |
JP2001017820A (ja) | 自動乾燥装置とその制御方法 | |
CA1185427A (en) | Drying device | |
JPH01291023A (ja) | バッチ式湿度調整装置 | |
JP2505640B2 (ja) | 除湿装置 | |
JPS602504Y2 (ja) | 換気装置 | |
JPH0355010A (ja) | 防湿庫 | |
JPS6026637Y2 (ja) | 乾燥装置 | |
JPH0710403Y2 (ja) | 中湿庫 |