JPH0560521U - 除湿装置 - Google Patents

除湿装置

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JPH0560521U
JPH0560521U JP235392U JP235392U JPH0560521U JP H0560521 U JPH0560521 U JP H0560521U JP 235392 U JP235392 U JP 235392U JP 235392 U JP235392 U JP 235392U JP H0560521 U JPH0560521 U JP H0560521U
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JP
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air
hygroscopic agent
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宗一郎 川田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 除湿と乾燥・再生のための一対の給気口2,
4および排気口3,5を有するケーシング1内に、吸湿
剤9とヒーター10、およびこれらに空気を送風するフ
ァン11を内蔵する除湿装置8において、その除湿運転
時における給気口2および排気口3の開口面積よりも、
吸湿剤の再生運転時における給気口4および排気口5の
開口面積を大きくしてなることを特徴とする。 【効果】 除湿時および再生時のそれぞれにおける適量
の空気を吸湿剤へ送風することができ、除湿および再生
の効率を優れたものとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、除湿装置に関するものである。さらに詳しくは、この考案は、各 種収納庫や分電板内等に有用な、吸湿剤による除湿と、この吸湿剤の再生とを効 率的に行うことのできる改良されたメンテナンスフリーの除湿装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来より、各種収納庫や分電板内等には、たとえば電子冷却タイプ、冷媒タイ プ、吸湿剤タイプ等の種々のタイプの除湿装置が用いられているが、なかでも吸 湿剤を内蔵した除湿装置は、その構造が比較的簡単なことから多方面に広く利用 されており、使用する吸湿剤が使い捨てのもの、定期的に再生を必要とするもの 、およびメンテナンスフリーなもの等に分類される。
【0003】 このうち、吸湿剤がメンテナンスフリーである除湿装置は、たとえば図5に示 したように、収納庫内等からの湿った空気をファン(ア)によって給気口(イ) から導入し、これをシリカゲル等の吸湿剤(ウ)へと送風してその水分を吸着さ せ、乾燥した空気として排出口(エ)より収納庫内等へ排出する。一方、このよ うにして水分を吸着した吸湿剤(ウ)に対しては、給気口(イ)より導入した外 部空気を電熱式のヒーター(オ)により加熱して送風することにより、その水分 を蒸発させて乾燥、再生することができる。
【0004】 このような機構により、メンテナンスフリーの除湿装置は、その吸湿剤(ウ) を交換することなく長期間使用できるようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、シリカゲル等の吸湿剤を用いるメンテナンスフリーの除湿装置 においては、その除湿時および再生時における吸湿剤への送風量が等量である必 要はなく、むしろ吸湿剤の除湿効率と再生効率を考慮した場合には、それぞれに 適した送風量を選択するのが好ましい。
【0006】 すなわち、空気中の水分が吸湿剤に効率よく吸着するためには、一定量の空気 が比較的長い時間をかけて吸湿剤を通過する必要があるのに対し、水分を吸着し た吸湿剤は、多量の温風を送風することによって短時間で乾燥、再生させること ができる。 ところが、たとえば図5に示したような従来の除湿装置の場合には、除湿時お よび再生時における吸湿剤(ウ)への送風量が同一であるため、各々を共に効率 よく行なうことができないのが実情である。
【0007】 このため、たとえばファン(ア)の回転数を変化させることによって、吸湿剤 (ウ)への送風量を調節するようにした除湿装置も提案されているが、この場合 には、変圧器等の制御機器を必要とするため、装置自体が大型化、複雑化するな どの問題がある。 この考案は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、従来のメンテナ ンスフリーの除湿装置の欠点を解消し、除湿時と再生時の各々において、それに 適した量の空気を吸湿剤に向けて送風することのできる改良された除湿装置を提 供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記の課題を解決するものとして、除湿と乾燥・再生のための一 対の給気口および排気口を有するケーシング内に、吸湿剤とヒーター、およびこ れらに空気を送風するファンを内蔵する除湿装置において、その除湿運転時にお ける給気口および/または排気口の開口面積よりも、吸湿剤の再生運転時におけ る給気口および/または排気口の開口面積を大きくしてなることを特徴とする除 湿装置を提供する。
【0009】
【作用】 この考案の除湿装置は、その除湿運転時と再生運転時とにおいて、給気口およ び/または排気口の開口面積を切り換えることによりそれぞれに適した空気流量 を吸湿剤へ送風することができる。すなわち、除湿時には、小さな開口面積の給 気口および/または排気口を用いて空気を給排気することによって、一定数で回 転するファンの圧力損失を増大させ装置内の空気流量を小さくする。その結果、 吸湿剤中を通過する空気の流速は低下し、空気中の水分は効率よく吸着される。 一方、温風によって吸湿剤を再生する場合には、給気口および/または排気口の 開口面積を大きくして、短時間に効率よく吸湿剤を乾燥、再生することができる 。
【0010】
【実施例】
以下、添付した図面に沿って実施例を示し、この考案の除湿装置についてさら に詳しく説明する。 図1は、この考案の除湿装置を構成するケーシングを例示した斜視図である。 たとえば、この図1に示したように、この考案においてはケーシング(1)と して、中空状の角柱体から構成し、その内部に、吸湿剤、ファンおよびヒーター 等を収納して除湿装置を構成する。
【0011】 さらにこのケーシング(1)は、上部面の両端に、各々、収納庫等の空間に開 口する第1給気口(2)および第1排気口(3)を備え、また、両端縁面に、各 々、外部空間に開口する第2給気口(4)および第2排気口(5)を備えている 。このうち、第1給気口(2)および第1排気口(3)は除湿時に使用し、一方 、第2給気口(4)および第2排気口(5)は、水分を吸着した吸湿剤を再生す る時に使用するが、これらは、この考案の特徴として、第1給気口(2)および 第1排気口(3)よりも、第2給気口(4)および第2排気口(5)の方が各々 大きな開口面積を有している。
【0012】 なお、このような2種類の給気口(2)(4)および排気口(3)(5)は、 それぞれ除湿時および再生時において、選択的に開閉するようにしている。図2 は、第1排気口(3)と第2排気口(5)におけるこのような選択的開閉機構を 例示した要部切欠き斜視図である。たとえばこの例の場合には、第1排気口(3 )の位置する上部面と、第2排気口(5)の位置する端縁面との角部に、回動自 在に取り付けた切換弁板(6)を配設している。この切換弁板(6)は、たとえ ばモーター等の駆動によって、その支点(7)を中心に、図中矢印方向に回動し 、除湿時および再生時の各々において、第1排気口(3)および第2排気口(5 )を選択的に開口する。もちろん第1給気口(2)および第2給気口(4)にも 同様の開閉機構を備え、それぞれの切換弁板(6)は連動して作動するようにし ている。
【0013】 図3(a)(b)は、各々、図1に例示したケーシング(1)を用いたこの考 案の除湿装置の除湿運転時および再生運転時の状態を例示した側断面図である。 たとえばこの図3に例示した除湿装置(8)は、ケーシング(1)の内部に、 吸湿剤(9)、ヒーター(10)およびファン(11)を内蔵しており、ケーシ ング(1)の上部面を収納庫(12)の底板に固定している。そして、除湿運転 時には、図3(a)に示したように、第2給気口(4)および第2排気口(5) をそれぞれ切換弁板(6)で閉鎖し、かつヒーター(10)を停止した状態でフ ァン(11)を作動させて、開口した第1給気口(2)から収納庫(12)内の 湿った空気を導入し、これを吸湿剤(9)に送風して、その水分を吸湿剤(9) に吸着させた後、第1排気口(3)から乾燥した空気として収納庫(12)内に 排出する。
【0014】 一方、このようにして水分を吸着した吸湿剤(9)を再生する場合には、図3 (b)に示したように、第1給気口(2)および第1排気口(3)を切換弁板( 6)によって閉鎖した状態でファン(11)およびヒーター(10)を作動させ て、開口した第2給気口(4)から導入した庫外の空気をヒーター(10)によ り加熱して吸湿剤(9)に送風する。吸湿剤(9)中の水分は、この温風により 蒸発し、湿った空気として第2排気口(5)から庫外へ排出し、吸湿剤(9)は 乾燥した状態に再生する。なお、上記の通りこの考案の除湿装置においては、第 1給気口、排気口(2)(3)の開口面積よりも、第2給気口、排気口(4)( 5)の開口面積が大きいため、除湿時および再生時のそれぞれにおいて、最適の 空気流量が吸湿剤(9)に供給されるため、除湿効率および再生効率が、ともに 極めて良好である。
【0015】 もちろんこの考案は、以上の例によって限定されるものではなく、細部につい ては様々な態様が可能であることは言うまでもない。たとえば図4(a)は、こ の考案の除湿装置に用いることのできる別のケーシング(13)を例示した斜視 図であり、上部面の両端に第1給気口(2)および第1排気口(3)を備え、側 面の両端により大きな開口面積を有する第2給気口(4)および第2排気口(5 )を備えている。そして、このようなケーシング(13)の場合には、給気口( 2)(4)および排気口(3)(5)の各々の開閉機構として、図4(b)に例 示したような、一本の連結棒(14)の両端に切換弁板(6)を取り付けたもの を用いることができ、両方の切換弁板(6)の連動操作を容易に行えることがで きる。
【0016】
【考案の効果】
以上詳しく説明したように、この考案によって、吸湿剤による空気除湿と、こ の吸湿剤の再生のそれぞれに適した量の空気を吸湿剤へ供給することができ、そ の結果、除湿および再生を効率よく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の除湿装置に用いるケーシングの一例
を示した斜視図である。
【図2】図1に例示したケーシングにおける第1および
第2排気口の選択的開閉機構を例示した要部断面斜視図
である。
【図3】(a)(b)は、各々、この考案の除湿装置の
除湿運転時および再生運転時を例示した側断面図であ
る。
【図4】(a)(b)は、各々、この考案に用いること
のできる別のケーシングと、その開閉機構を例示した斜
視図である。
【図5】従来の除湿装置を例示した側断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 第1給気口 3 第1排気口 4 第2給気口 5 第2排気口 6 切換弁板 7 支点 8 除湿装置 9 吸湿剤 10 ヒーター 11 ファン 12 収納庫 13 ケーシング 14 連結棒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 除湿と乾燥・再生のための一対の給気口
    および排気口を有するケーシング内に、吸湿剤とヒータ
    ー、およびこれらに空気を送風するファンを内蔵する除
    湿装置において、その除湿運転時における給気口および
    /または排気口の開口面積よりも吸湿剤の再生運転時に
    おける給気口および/または排気口の開口面積を大きく
    してなることを特徴とする除湿装置。
JP235392U 1992-01-27 1992-01-27 除湿装置 Expired - Lifetime JP2548136Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006308236A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
JP2009082875A (ja) * 2007-10-02 2009-04-23 Toshiba Corp 吸湿装置
WO2021210627A1 (ja) * 2020-04-17 2021-10-21 株式会社巴川製紙所 調湿装置および調湿方法
CN114699886A (zh) * 2022-04-11 2022-07-05 广东太力科技集团股份有限公司 一种除湿装置

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