JPH0526423Y2 - - Google Patents

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JPH0526423Y2
JPH0526423Y2 JP1988125853U JP12585388U JPH0526423Y2 JP H0526423 Y2 JPH0526423 Y2 JP H0526423Y2 JP 1988125853 U JP1988125853 U JP 1988125853U JP 12585388 U JP12585388 U JP 12585388U JP H0526423 Y2 JPH0526423 Y2 JP H0526423Y2
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air
cabinet
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storage
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JPH0248736U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、密封状の収納室内に空気を低湿化
ならびに清浄化させうるようにし、その気圧を外
気よりもやや、高圧なるようにした昇圧密封収納
庫に関するものである。
[従来の技術] 従来、電子部品、カメラ、フイルム、その他の
低湿度雰囲気収納室内において保管するとが好ま
しいもののためのこの種の保管技術としては、例
えば、実公平1−31912号公報(第1例)のもの
の如くに、乾燥剤の加熱再生手段を備えた自動乾
燥手段を具備するものが知られており、又、実開
昭60−5488号公報(第2例)のものでは、回転棚
室と区分された風道にフイルタを設けて空気の除
塵清浄化処理を図るものであり、更に、実公昭45
−32066号公報(第3例)のものには、フイルタ
の前方に空気量調節板を配置した開放形式の防塵
作業装置に係るものであり、又、特公昭61−6299
号公報(第4例)のものも、電子部品などの製造
ラインに適用されるオープン形式のベンチにおい
て、ボツクス内の通気を除湿し、濾過してチヤン
バーへ供給するものが開示されている。
[考案が解決しようとする課題] 前記の各従来技術においても、それぞれにその
目的を果たす有用なものであるが、第1例のもの
では、庫内の空気の清浄化を図る技術手段が欠如
しており、又、第2例のものにあつては、収納室
間の空気の除湿手段を欠くものであり、更に、第
3例、及び第4例のものは、オープン形式の作業
空間に清浄化、もしくは除湿化した空気の供給量
を可調節状になしたものであつて、密封状の収納
室を具備しておらず、低湿度環境において収納品
を安全に保管する技術とは、別異のものである。
一方、この種の収納装置に関して、例えば、半
導体、バイオ関連の試料、半製品、部材などを低
湿度状態でその酸化により劣化、損傷を防止し、
安全に防塵状態で保管できるものの提供が待望さ
れるところであつた。
[課題を解決するための手段] この考案は、前記の如きユーザニーズに十分に
応えることができるものであつて、その構成上の
特徴点は、実用新案登録請求の範囲に記載の通り
であつて、キヤビネツト内に、互いに区分された
収納室と通気路を形成してなる収納庫であつて、
前記収納室の開放部を開閉する扉を磁性シール材
により前記キヤビネツトに吸着自在とする一方、
前記通気路内には、キヤビネツト内の空気を除湿
処理する乾燥器を配設すると共に、当該通気路と
前記収納室との間に、キヤビネツト内の空気を清
浄化させる空気清浄器を介装させ、更にキヤビネ
ツト内の空気圧を昇圧させる空気取入れ部を設け
たものであつて、昇圧状態の密封収納室内の空気
を除湿し、清浄化処理して、収納品を長期にわた
つて、安全に保管しうるものである。
[実施例] 次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
収納品を保管する鋼板製のキヤビネツト3内に
は、多段状の棚4を配設した収納室Aと、区画壁
7によつて、この収納室Aと区分された通気路B
とを併設しており、前記収納室Aの前方の開放部
を開閉する扉10を例えば、観音開き状にキヤビ
ネツト3に枢着すると共に、この扉10の内周部
には、キヤビネツト3に吸着する磁性シール材1
0Sを付設し、キヤビネツト3の開放部をこの扉
10より密封状になしたものである。
又、前方の通気路B内には、キヤビネツト3の
背面部に開放された通気孔12を備えた2個の乾
燥器2,2′を上・下に間隔を隔てて配設してお
り、この乾燥器2,2′について見れば、加熱再
生処理可能な乾燥剤を内装しており、通気路Bを
通過する空気を除湿しうるものであり、しかも、
付属してある湿度調節器により、ダイアル設定値
で通常相対湿度20〜50%の範囲の任意の一定湿度
に合わせることにより、設定湿度(例えば30%)
より低くなると乾燥器の機能を湿度調節器により
停止し、設定より高く(例えば32%)なると乾燥
器の作用が行われる如くし、庫内を所定の湿度に
保つものである。
上記の基本構成による性能例として庫内容積約
1000Lの低湿清浄庫の性能機能は夏期の如くであ
る。
外気温湿度25c.80%において約20%に低湿保持
可能であり、湿度調節器により20〜50%の任意の
一定湿度に長期間安定して保持できるものであ
る。
又、前記の除湿処理によつて、乾燥剤中に吸蔵
された吸湿水分につていは、所要のタイミングで
除湿処理を中断し、乾燥剤を加熱させ、この間の
み前記通気孔12を開放して、キヤビネツト3外
に放出しうるものであつて、更に、キヤビネツト
3の内部上方で収納室Aと通気路Bとの間の位置
に配設した、フアン付きの空気清浄器1は、プレ
フイルーと、不織布フイルター、メインフイルタ
ーの組合せた構成のものであつて、吹出風量は
0.3m3/分で充分その機能を発揮し、収納室A側
の吹出口清浄度はクラス100(U.Sfed.std209b)程
度を確保しうるものである。
更に、前記区画壁7の下方部には、収納室Aと
通気路Bとを連通する層流拡散口5を開設すると
共に、この拡散口5の近傍のキヤビネツト3に
は、前記通気路Bに外部空気を供給する外部空気
取入れ部6を配設したものであり、この取入れ部
6においては、周知の送風手段などによつて強制
的に外部空気を吸入し、キヤビネツト3内の空気
圧を常圧よりもやや高くなるように吸気調節自在
となしたものである。
次に、この実施例の使用状態について見れば、
次の通りである。
即ち、キヤビネツト3内の棚4に収納品を載置
し、保管する際には、キヤビネツト3内の空気
は、乾燥器2,2′により低湿度状態に除湿され、
空気清浄器1内のフアンにより付勢されて通気路
Bから空気清浄器1の背面よりその内部に供給さ
れて、清浄化され、この空気清浄器1から収納室
A内へ吐された高清浄度の空気は上方から庫内の
棚4間隙を通り順次下方へ循環し、底面前側の層
流拡散口5より通気路Bへ還流する。
この際、キヤビネツト3の正面下部の空気取入
れ部6の空気と混合されて、再び乾燥器2,2′
に供給されるものであるから、この間、棚4上の
収納品は、十分低湿度状態で保管されうるもので
ある。
又、この棚4上の収納品の出し入れの際には、
磁性シール10Sの吸着力に抗して扉10を開放
すればその目的を果たしうるものであるが、この
場合、キヤビネツト3内の空気圧は空気取入れ部
6からの吸気動作によつて、外部空気よりもやや
昇圧されているため、扉10の開閉動作に応じ
て、格別に清浄化ならびに除湿化処理されていな
い外部の空気が収納室A内に侵入するおそれはな
く、収納室A内の収納品が扉10の開閉によつて
悪影響をうけるおそれがないものである。
更に、所要期間この収納庫を使用することによ
り乾燥器2,2′内の乾燥剤に吸湿された水分量
が増大した際には、図示しない加熱手段によつて
乾燥剤を加熱・再生させると共に、この間のみ、
通気孔12を開放させて、乾燥剤内から放出され
た水分をキヤビネツト3外に排出させうるもので
あり、この乾燥剤の再生処理は、収納室Aと遮断
した状態で実施できることはいうまでもない周知
の技術である。
[考案の効果] この考案は、以上の通りのものであるから、収
納室内の空気は、密封状であつて、しかも低湿化
ならびに清浄化処理されているため、収納品は、
長期にわたつて安全に保管しうるものであり、
又、キヤビネツト内が昇圧されているため、収納
品の出し入れの際に扉を開閉しても、外部から汚
損空気が侵入するおそれが極めて少なく、収納品
を高品質に格納しうることを保証しうる優れた効
果を達成できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の収納庫の実施例を示す正
面図、第2図は、縦断側面図を示すものである。 1……空気清浄器、2,2′……乾燥器、3…
…キヤビネツト、4……棚、5……層流拡散口、
6……空気取入れ部、7……区画壁、10……
扉、10S……磁性シール材、12……通気孔、
A……収納室、B……通気路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤビネツト内に、互いに区分された収納室と
    通気路を形成してなる収納庫であつて、前記収納
    室の開放部を開閉する扉を磁性シール材により前
    記キヤビネツトに吸着自在とする一方、前記通気
    路内には、キヤビネツト内の空気を除湿処理する
    乾燥器を配設すると共に、当該通気路と前記収納
    室との間に、キヤビネツト内の空気を清浄化させ
    る空気清浄器を介装させ、更にキヤビネツト内の
    空気圧を昇圧させる空気取入れ部を設けた昇圧密
    封収納庫。
JP1988125853U 1988-09-27 1988-09-27 Expired - Lifetime JPH0526423Y2 (ja)

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JP1988125853U JPH0526423Y2 (ja) 1988-09-27 1988-09-27

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JPH0248736U JPH0248736U (ja) 1990-04-04
JPH0526423Y2 true JPH0526423Y2 (ja) 1993-07-05

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ID=31376825

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09206543A (ja) * 1996-02-06 1997-08-12 Toyo Living Kk 自動乾燥装置

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JPH0248736U (ja) 1990-04-04

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