JPH0618414B2 - カラ−画像読み取り装置 - Google Patents

カラ−画像読み取り装置

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JPH0618414B2
JPH0618414B2 JP60067856A JP6785685A JPH0618414B2 JP H0618414 B2 JPH0618414 B2 JP H0618414B2 JP 60067856 A JP60067856 A JP 60067856A JP 6785685 A JP6785685 A JP 6785685A JP H0618414 B2 JPH0618414 B2 JP H0618414B2
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秀和 関沢
直史 山本
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、カラー画像読み取り装置に係り、特に光源
の分光分布の変動に対する補正に関するものである。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来のカラー画像の読み取り装置においては、良好な色
分解特性を得るために、ハロゲンランプ等の演色性の良
い光源が使用されていた。このような光源の場合には、
印加する電圧を一定に保てば分光分布が一定となり、取
り扱いは比較的容易であった。しかしこのような光源は
効率が悪く、発熱量が多いので、小型の装置に使用する
には問題があった。そこでこれらの光源にかわって螢光
灯が検討されている。
螢光灯を光源として用いる場合には、発光効率もよく、
また複数種類の螢光体を適当に組み合わせることによ
り、かなり自由な分光分布が得られる。従って、このよ
うな螢光灯を使用することにより、読み取りセンサとの
組み合わせにおいて、色分解特性を良好にすることが比
較的容易となる。しかし、螢光灯は環境温度が低いとき
には、螢光灯の管壁の温度も低くなるので、定格時(管
壁温度45℃前後)に比べ、発光光量が少なく、発光分
光分布も異なる。また使用時間によっても発光分布は変
動し、さらに製造時における特性のばらつきは存在す
る。そのため、このような光源を用いてカラー原稿を読
み取ると、たとえ明るさの補正を行ったとしても定格時
とは異なる色分解信号を得ることとなり、真の色分解信
号は得られず、実際のカラー原稿とは異った色信号が得
られるという欠点があった。
また、こうした欠点を除くために、電源をONした後、
光源を点灯して一定時間待ったり、螢光灯の周辺に保温
用のヒータを配置し、管壁温度をコントロールする装置
も考えられている。しかし点灯して一定時間待つ場合に
は、環境温度によって光源の安定する時間が一定せず、
安定化を図るには問題があった。また、温度をコントロ
ールする場合には、必らずしも発光している部分の温度
をコントロールしているわけではなく、そのため発光分
布は一定になりにくい等の欠点があった。なお、発光分
光分布の変動する光源は、螢光灯に限らず、多くの光源
に見られる現象である。
〔発明の目的〕
この発明は、環境温度の変動等により、光源の分光分布
が変動する場合であっても、正確かつ安定した色分解信
号を得ることのできるカラー画像読み取り装置を提供す
ることを目的とする。
〔発明の概要〕
この発明は、複数の色分解信号を得て、カラー画像を読
み取る装置において、読み取り用光源を基準板に照射
し、その反射光を色分解して検出するか、もしくは直
接、光源を色分解して検出し、この検出した信号を規格
化して、規格化信号を得、この規格化信号に基づき、光
源の分光分布の変化を推定し、光源を制御するか、もし
くはマトリクス回路の係数を変更して、カラー画像を読
み取ることにより、光源の分光分布の変動によって得ら
れる色分解信号が原稿からずれることを防止し、安定し
た色分解信号が得られるようにしたものである。
〔発明の効果〕
本発明は、光源の光量だけでなく、発光分光分布も一定
になるように制御できるので、蛍光灯のように環境温度
により分光分布が変動し易い光源であっても、分光分布
の安定な光源が得られ、良好な色分解信号が得られる。
また、本発明は、光源の分光分布が変化した場合には、
光源の分光分布が変動しなかった場合に推定される色分
解信号になるようにマトリクス回路の係数を補正できる
ことにより、光源の分光分布の変動に対して、あまり影
響を受けずに安定した色分解信号が得られる。
〔発明の実施例〕
第1図は、この発明によるカラー画像読み取り装置の第
1の実施例を示す図である。1は保温ヒータ、2は光
源、3は黒基準板、4は白基準板、5はガラス板、6は
ロッドレンズアレイ、7は色フィルタ、8は固体セン
サ、9は増幅器、10はA/D変換器、11は規格化回
路、12は移動可能部、13は原稿、14はCPU、15
は保温ヒータ1のコントローラ、16は光源2の調光装
置、17は温度センサ、18は表示装置である。
原稿13を読み取るに先立って、保温ヒータ1付きの光
源2によって、黒基準板3と白基準板4とを、ガラス板
5を介して照射する。これらの基準板からの反射光をロ
ッドレンズアレイ6によって、色フィルタ7付きの固体
センサ8に結像し、受光する。受光された光は、光電変
換され、増幅器9により増幅され、A/D変換器10に
よりディジタル信号に変換される。ディジタル信号に変
換された信号は、規格化回路11で規格化される。規格
化回路11では、先ず黒基準板3を結像して固体センサ
8からの信号Bi(i=1,2,3)を記憶する。な
お、このとき光源2は点灯していても、していなくても
よい。次に光源2を点灯させた状態で、破線で囲まれた
移動可能部12を移動させ、白基準板4を読み取り、信
号Wi(i=1,2,3)を得、(Wi−Bi)の信号を
記憶する。さらに移動可能部12を移動させて、原稿1
3を読み取り、信号Si(i=1,2,3)を得、 Xi=(Si−Bi)/(Wi−Bi) −(1) を、規格化回路11の出力信号として得る。この規格化
回路11の出力信号Xiは、光源2の光量分布や色フィ
ルタ7の濃度バラツキ、固体センサ8の感度バラツキを
補正したもの、即ち、シェーディング補正したものであ
る。従って、白原稿ならばXi=1に、黒原稿ならばXi
=0に規格化されることになる。
しかし光源2の光量や発光分布が一定しない場合には、
シューディング補正して得た色分解信号が光源2の変動
に応じて変化することになり、良好な色分解を行うこと
はできない。従って、光源2の分光分布等が一定になる
ように光源2を制御するか、あるいは光源2の分光分布
の変動等による影響を補償することが必要となる。先
ず、第1の実施例においては、光源2の分光分布等を一
定に制御するための方法について、以下に説明を行う。
今、色フィルタ7の分光特性をfi(λ)(i=1,2,
3)、固体センサ8の分光感度をS(λ)として、等価フ
ィルタ分光特性を、次式で定義する。即ち、 i(λ)=fi(λ)・S(λ) −(3) さらに光源2の発光分光分布をL0(λ)とすると白基準
板4を読み取ったときの色分解信号0は次式で表わさ
れる。
但し、この0は、黒基準板3を読み取ったときの信号
出力Biを差し引いてあり、以下におけるセンサの出力
についても、Biを差し引いた値を用いることにする。
次に、光源の分光分布がL0(λ)からL1(λ)に変化した
とする。即ち、 L1(λ)=aL0(λ)+δL(λ) −(5) 但し、aは明るさの変化量を、δL(λ)は分光分布の変
化を示しており、δL(λ)F1(λ)+δL(λ)F2(λ)+
δL(λ)F3(λ)=0の条件を満たすようにとる。な
お、通常の光源の場合には、|aL0(λ)|≫|δL(λ)
|と考えることができる。光源の分光分布が変動する前
の白基準板4を読み取ったときの色分解信号の各成分の
平均値を0とし、光源の分光分布が変動した後の白基
準板4を読み取ったときの色分解信号の各成分の平均値
1とすると、それぞれ次式で表わされる。即ち、 次に、白基準板4を読み取ったときの色分解信号
0(光源の分光分布の変動前)、1(光源の分光分布の
変動後)について、それぞれ01で規格化した信号
n0n1とすると、n000n111 −(8) となるので、これらの差をとると、 となり、従って、δL(λ)は次式で推定されることにな
る。即ち、δL(λ)のベクトル表現▲▼は次式で推
定されることになる。
▲▼=(F+n1n0))t1
−(10) 但し、F+=MFt(FMFt)-1である。
ここで、Fは(λ)の行列表現であり、すなわち、 同様にδLのベクトル表現▲▼は ▲▼=(δL(λ0)δL(λ0+Δλ)δL(λ0+2Δλ)…δL(λ0+(m-1)Δλ) と表示される。ここでΔλは波長の離散化単位であり実
用上、Δλ=10nm程度で差しつかえない。また、F
tはFの転置行列、Mはマルコフ共分散行列である。
ここで、ρは相関係数であり、Δλ=10nmの場合
0.90程度が適当である。
さて、(10)式によって、光源の分光分布の変動を、白基
準板の信号から推定することが可能となれば、光源の分
光分布が変動したときのj色インクの反射信号を推定す
ることも可能となる。j色インクの分光反射率をIj
(λ)とすれば、このときの規格化された信号(規格化回
路11の出力信号)の推定値1jは、 となる。なお、0jは光源の分光分布の変動前の規格化
されたj色インクの規格化された信号である。第2項は
光源の分光分布の変動による影響を示している。
ここで、光源の分光分布の変動前(調整時における分光
分布)の白基準板の信号の規格化された信号n0と測定
時におけるn1を等しくなるようにすると、(11)式の第
2項は0となり、1j0jとなる。即ち、白基準板を
読み取ったときの色分解信号を規格化した信号が絶えず
等しくなるように光源の分光分布を調節するならば、一
定の色分解信号の得られることをが明らかにされた。
そこで、このカラー画像読み取り装置の電源を投入した
ときに、CPU14によって、保温ヒータ1のコントロー
ラ15に最大の電流を流すように信号を送り、光源2の
調光装置16に最大光量となるように制御信号を送っ
て、光源2を点灯させる。次に、黒基準板3と白基準板
4を読み取り、規格化回路11で得られた色分解信号
1をCPU14に入力する。この色分解信号1を(8)式に基
づいて規格化し、n1を求める。このn1を、あらかじ
め設定した色分解信号(調整時のもの)n0と比較し、
n1n0に等しくなるまでコントローラ15と調整装
置16に、それぞれ最大出力を出すように信号をCPU1
4から送り、その間n1を測定し続ける。n1n0に等しくなった時点で、光源2の点灯を終了
し、保温ヒータ1に装着されている温度センサ17から
の温度情報をCPU14に入力し、この時の温度が保持さ
れるように、コントローラ15に制御信号を送る。
このようにして、光源2の分光分布が常に一定なものを
得ることが可能となり、安定した色分解信号が得られ
る。
〔発明の他の実施例−第2の実施例〕 以上の実施例では、分光分布の異なる光源に取り替えた
場合、いつまでたってもあらかじめ設定した分光分布に
ならないことがある。螢光灯等の光源では、品質管理を
十分に行うことにより、分光分布のバラツキを小さくす
ることが可能であるが、その場合、限定された部品を使
用する必要が生じてくる。そこで、第2の実施例では、
分光分布の異なる光源を使用した場合にも、環境温度等
により色分解特性が変動することのないカラー画像読み
取り装置を得ることができるものである。
第2図は、この発明の第2の実施例について、光源のコ
ントロールをフローチャートで示すものである。
カラー画像読み取り装置の電源がONされると、先ず、
CPU14内のタイマーをセット(21)し、次にコント
ローラ15と調光装置16に信号をCPU14から送り、
光源2の光量を最大に、また保温ヒータ1をON(2
2)する。次に黒基準板3と白基準板4を読み取り、
(Wi−Bi)(i=1,2,3)の信号をそれぞれ複数
個(例えば16個)規格化回路11からCPU14に入力
(23a)し、平均化(23b)する(複数個のデータ
を用いることにより、ノイズの影響を小さくすることが
可能となる)。さらに(7)式と同様にして色分解信号の
平均出力を求め(23c)、また(8)式と同様にして
規格化した色分解信号nを求める(23d)。
次に、色分解信号の平均出力が一定光量Hより大き
くなったか否かを判定(24)し、NOのときには、再
度、黒基準板3と白基準板4を読み取り、23a〜23
dの操作を繰り返し、YESの場合、即ち>Hとなった
ときには、nnHとする(25)。その後、一定時
間、経過した後に、nを再度求め(23a〜23
d)、nHと比較(26)して、その差が一定値以下で
あるか否かを判定する。即ち、一定の時間間隔で色分解
信号を測定(23a〜26)し、その出力信号が収束し
ない(その変動が一定値以下におさまらない)間は、光
源2を点灯し続ける。なお、このループ中には、最初に
セット(21)した時間よりもタイムオーバーしている
か否かをチェックする操作(27)を含んでいて、タイ
ムオーバーした場合には、光源に異常があると考えられ
るので、光源異常表示(28)を行う。
色分解信号の変動が一定値以下になった時に、nを所
定値nH0と比較し(29)、一定値以下におさまる場
合には、光源2をOFF(30)にし、このときの光源2
の保温ヒータ1に付けられている温度センサ17の温度
を測定(31)する。もしnnH0に比較して、
大きくずれた場合(一定値を越えた場合)には、光源2
に異常があるとして、光源異常表示(28)を行う。
温度センサ17の温度Tが測定された以後について
は、保温ヒータ1をコントローラ15によって制御し、
温度Tに一定に保持されるようにCPU14から信号を
送る。なお、このフローチャートは閉ループで示されて
いるが、原稿の走査開始ボタンが押された際には、割込
みで処理される。即ち、走査開始ボタンが押された場合
には、光源2をONにして原稿を読み取る。
このようにして、環境温度が変動しても、常に光源2の
安定したときの分光分布で原稿13を走査することが可
能となり、安定した色分解信号が得られる。また光源2
を装置の調整時とは異なる分光分布を有する光源に取り
替えた場合にも、環境温度に左右されず、安定した色分
解信号が得られることとなる。
さらにまた、光源に異常がある場合には、表示装置18
に異常表示を行うことが可能となるので、光源の交換時
点を知ることも可能となる。
なお、以上の実施例においては、光源が螢光灯の場合に
ついて説明したが、螢光灯に限定されるものではない。
例えばハロゲンランプ等については、点灯電圧により分
光分布が異なるが、このような場合にも光源の分光分布
等を安定化することが可能となる。
〔発明の第3の実施例〕 第3図は、この発明によるカラー画像読み取り装置の第
3の実施例を示す図である。なお、この図における規格
化回路11とCPU14は、第1図におけるものと対応し
ており、第1図におけるその他の部分については省略し
てある。301はマトリクス回路、302はコンパネス
イッチ、303はパラメータスイッチである。
この第3の実施例における特徴は、マトリクス回路30
1を設けた点である。規格化回路11により規定化され
た信号は、マトリクス回路301に入力され、 に基づく処理が行われ、出力Zi(i=1,2,3)が
得られる。このマトリクス回路301の機能は外部のイ
ンターフェースに合わせて一定の色分解信号を得、色補
正するためのものである。
第1の実施例における(11)色によって、光源の分光分布
の変動後の規格化されたj色インクの規格化された信号
1jを推定することが可能となるが、このときの最適な
マトリクスMは、j色インクの視覚の3刺激値をj
すれば、 で示される視覚系とのずれΔEを最小とすることにより
求めることができる。即ち、 となる。
このようにして求められたマトリクスMをマトリクス回
路301にセットして読み取ることにより、光源の分光
分布が変動しても、マトリクス回路301からの出力
は、光源の変動にあまり影響を受けない安定したものが
得られる。
この実施例についても前記実施例と同様、光源である螢
光灯等を取り替え、分光分布の異なる光源を用いた場合
にも、光源の分光分布の変動を推定して補正を行うの
で、安定した色分解信号が得られる。
また、第1、第2の実施例に示した光源のコントロール
を行うものと組み合わせることにより、より安定した色
分解信号を得ることが可能となる。
〔発明の第4の実施例〕 次に、この発明の第4の実施例について説明する。第3
図の実施例では、光源の分光分布の変動を白基準板の反
射光を色分解して得た信号から推定して色補正すること
が可能であるが、マトリクスを決定するアルゴリズムが
複雑である。しかし、通常のカラー画像読み取り装置に
おいては、使用する光源が装置によって限定されてお
り、変動する範囲も限られている。従って、変動する可
能性のある範囲について、白基準板の反射光の色分解信
号に対応させて、その変動に対する最適に補正されたマ
トリクスを表にし、この表を用いて色補正のためのマト
リクスを決定すれば容易となる。
第4図は色分解信号に対応させてマトリクスを表にした
ものであり、第5図はマトリクスMを決定する方法につ
いてのフローチャートを示す図である。
第2の実施例におけると同様にして、先ず信号(Wi
i)(i=1,2,3)を規格化回路11からCPU14
にそれぞれ複数個(例えば16個)入力(51a)し、
平均化(51b)する。次に、(7)式と同様にして色分
解信号の平均出力を求め(51c)、また(8)式と同
様にして規格化した色分解信号nを求める(51
d)。
第4図には、白基準板から得られた規格化された色分解
信号Wnij(i=1〜3;j=1〜k)と、そのときの
最適なマトリクスMjを表にしてあるが、この表のデー
タをCPU14に記録しておく。なお、WnijとMjは計算
機シミュレーションにより、第3の実施例の計算式に基
づいて求めることができるが、実験により(11)式に相当
するijを求め、(14)式によってマトリクスMを求める
ことも可能である。
次に、規格化した色分解信号nに基づいて、 ΔE=|Wn1−Wn1j|2+|Wn2−Wn2j|2+|Wn3−Wn3j|2
−(15) を計算(52)することにより、第4図の表に示された
njに最も距離が小さいものを選択する。そのときのj
をJMとし、このJMにより最適なマトリクスMJMを決定
(53)する。
この実施例では、第3の実施例におけるような複雑な計
算は必要でなく、単に白基準板の規格化した色分解信号
同志の距離の計算のみでマトリクスを決定することが可
能となる。従って、8ビット程度のCPUで十分処理する
ことが可能となる。なお、(15)式のかわりに ΔE=|Wn1−Wn1j|+|Wn2-Wn2j|+|Wn3−Wn3j| のΔEを判定規準としてもよい。この場合には、より高
速に計算処理することが可能となる。
〔発明の第5の実施例〕 次に、この発明の第5の実施例について説明する。第3
図において、コンパネスイッチ302またはパラメータ
スイッチ303により、CPU14に光源(螢光灯)チェ
ックモードであることを伝える。するとCPU14は、第
4の実施例と同様な動作を行い、最適なマトリクスの係
数を決定する。この最適なマトリクスの番号jを表示装
置18に表示する。オペレータはこの表示装置18に現
われた数値をパラメータスイッチ303にセットする。
この場合には、通常の原稿読み取り時において、白基準
板4からの色補正用のマトリクスのパラメータの変更を
行うことなく、直接パラメータスイッチ303の数値に
よってマトリクスのパラメータを決定する。このように
して、高速読み取りが可能となる。
なお、光源チェックモードに設定することにより、光源
2の異常または交換の必要時点のチェックが可能とな
る。即ち、補正用パラメータの数値が標準値より大幅に
ずれた場合、例えば第4図において、j=1またはj=
kをこの場合に対応させ、補正が困難と考えられるとき
は、光源2の異常か、もしくは光源の交換時期であるこ
とを表示装置18に示す。このようにして、光源の異常
検出等が可能となる。
なお、以上の各実施例では、黒基準板と白基準板を用い
たものを説明したが、直接光源を色分解して検出しても
よいことは言うまでもない。
また、黒基準板、白基準板以外に特定の色の基準板を用
いて、光源の分光分布の変動を検出しても良い。この場
合にはより高感度に光源の分光分布の変動を検出するこ
とが可能となる。例えば赤色系の発光分光分布の変動が
大きい光源の場合には基準板として赤色系の基準板を用
いて光源の分光分布の変動を検出する。このようにする
ことにより高感度に光源の分光分布の変動が検出するこ
とが可能となり、より最適な色補正が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明によるカラー画像読み取り装置の第
1の実施例を示す図、第2図はこの発明の第2の実施例
における光源のコントロールを示すフローチャート、第
3図はこの発明の第3の実施例を説明するためのカラー
画像読み取り装置の部分図、第4図は第4の実施例で用
いられる色分解信号とマトリクスとの対応表を示す図、
第5図は第4の実施例におけるマトリクスを決定する方
法を説明するフローチャートである。 図において、 1……保温ヒータ、2……光源、3……黒基準板、4…
…白基準板、5……ガラス板、6……ロッドレンズアレ
イ、7……色フィルタ、8……固体センサ、9……増幅
器、13……原稿、15……コントローラ、16……調
光装置、17……温度センサ、18……表示装置、30
2……コンパネスイッチ、303……パラメータスイッ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の色分解信号を用いてカラー画像を読
    み取るカラー画像読み取り装置において、 前記カラー画像を読み取る前に、読み取り用光源を基準
    板に照射し、その反射光を色分解するかもしくは直接光
    源からの光を色分解して、前記色分解信号を検出する検
    出手段と、 この検出手段により検出された色分解信号のそれぞれの
    成分の線形和に対するそれぞれの成分の比率を求めて、
    この比率が一定となるように、前記読み取り用光源を制
    御する手段を備えたことを特徴とするカラー画像読み取
    り装置。
  2. 【請求項2】前記検出手段により、複数の色分解信号を
    検出し、 前記制御手段で、前記比率が一定となるまで前記光源を
    継続点灯することを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のカラー画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】前記検出手段により、複数の色分解信号を
    一定の時間間隔ごとに検出し、 前記制御手段を、前記比率の一定時間間隔ごとの変化量
    が所定値以下になるまで前記光源を継続点灯するように
    構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    カラー画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】前記光源として蛍光灯を用いるとともに、
    前記蛍光灯の周辺に保温用ヒータを配置し、 前記制御手段により、前記保温用ヒータを制御すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項
    記載のカラー画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】少なくとも前記光源の異常を表示するため
    の表示手段を備え、 前記制御手段により、前記比率が一定時間経過後におい
    ても所定値に達しない場合には、前記表示手段に光源の
    異常を表示することを特徴とする特許請求の範囲第2項
    記載のカラー画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】少なくとも前記光源の異常を表示するため
    の表示手段を備え、 前記制御手段により、前記比率の一定時間間隔ごとの変
    化量が所定値以下にならない場合には、前記表示手段に
    光源の異常を表示することを特徴とする特許請求の範囲
    第3項記載のカラー画像読み取り装置。
  7. 【請求項7】複数の色分解信号を用いてカラー画像を読
    み取るカラー画像読み取り装置において、 前記カラー画像を読み取る前に、読み取り用光源を基準
    板に照射し、その反射光を色分解するか、もしくは直線
    光源からの光を色分解して前記色分解信号を検出する検
    出手段と、 前記色分解信号により係数を変更することにより色補正
    をするマトリクス手段と、 前記検出手段により検出された色分解信号のそれぞれの
    成分の線形和に対するそれぞれの成分の比率と、視覚の
    3刺激値とに基づいて、前記マトリクス手段の係数を変
    更する手段と を備えたことを特徴とするカラー画像読み取り装置。
  8. 【請求項8】前記係数を変更する手段により、前記光源
    の分光分布が変動する前に前記基準板を読み取ったとき
    の色分解信号の各成分の平均値と、前記光源の分光分布
    が変動した後に前記基準板を読み取ったときの色分解信
    号の各成分の平均値との差分から前記光源の分光分布の
    変化を推定し、これに基づき前記マトリクス手段の係数
    を決定してカラー画像を読み取ることを特徴とする特許
    請求の範囲第7項記載のカラー画像読み取り装置。
  9. 【請求項9】前記色分解信号に対応した比率と、この比
    率に最適なマトリクスの係数を、複数記憶するための記
    憶手段を備え、 前記係数を変更する手段により、前記記憶手段を参照し
    て最適なマトリクス手段の係数を決定しカラー画像を読
    み取ることを特徴とする特許請求の範囲第8項記載のカ
    ラー画像読み取り装置。
  10. 【請求項10】少なくとも前記光源の異常を表示するた
    めの表示手段を備え、 前記係数を変更する手段により、前記マトリクス手段の
    係数を変更して色補正を行う範囲が所定値を越える場合
    には、前記表示手段に前記光源の異常を表示するするこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第7項記載のカラー画像
    読み取り装置。
  11. 【請求項11】前記基準板として、黒基準板および白基
    準板以外の特定の色の基準板を使用することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項又は第7項記載のカラー画像読
    み取り装置。
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