JPH06179820A - 硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

硬化性オルガノポリシロキサン組成物

Info

Publication number
JPH06179820A
JPH06179820A JP4353582A JP35358292A JPH06179820A JP H06179820 A JPH06179820 A JP H06179820A JP 4353582 A JP4353582 A JP 4353582A JP 35358292 A JP35358292 A JP 35358292A JP H06179820 A JPH06179820 A JP H06179820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
parts
weight
formula
organopolysiloxane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4353582A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2782405B2 (ja
Inventor
Takafumi Sakamoto
隆文 坂本
Masatoshi Arai
正俊 荒井
Kazutoshi Fujioka
一俊 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP4353582A priority Critical patent/JP2782405B2/ja
Priority to DE69319416T priority patent/DE69319416T2/de
Priority to EP93310025A priority patent/EP0610629B1/en
Priority to US08/166,077 priority patent/US5391588A/en
Publication of JPH06179820A publication Critical patent/JPH06179820A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2782405B2 publication Critical patent/JP2782405B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/04Polysiloxanes
    • C08L83/06Polysiloxanes containing silicon bound to oxygen-containing groups

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明の硬化性組成物は、(A) 下記一般式(1): 【化1】 〔式中、R1 は水素原子またはメチル基、R2 及びR3
は、一価炭化水素基であり、R4 は、アルキレン基であ
る、〕で表される基を、一分子中に少なくとも1個有す
るオルガノポリシロキサン、(B) 下記一般式(2): 【化2】 〔式中、R5 〜R7 は、水素原子または一価炭化水素基
である、〕で表される基がケイ素原子に直接結合してい
るシラン化合物、(C) 光重合開始剤及び(D) 硬化触媒を
含有してなる。 【効果】光硬化性と室温硬化性とを兼ね備え、光硬化に
よってもゴム物性の良好な硬化物を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光硬化性と室温硬化性
を備えた硬化性オルガノポリシロキサン組成物に関す
る。
【0002】
【従来技術】オルガノポリシロキサンが有機過酸化物の
存在下での加熱によって耐熱性、耐寒性、耐候性、電気
特性の優れたシリコーンゴム弾性体となることはよく知
られているところであるが、このオルガノポリシロキサ
ンについては光開始剤の存在下に光照射によって硬化す
るものも知られている。
【0003】例えば、特公昭52-40334号公報及び特開昭
60-104158 号には、ビニル基含有ポリシロキサンとメル
カプト基含有ポリシロキサンとを含有して成り、光ラジ
カル付加反応によって硬化物を形成する紫外線硬化型の
オルガノポリシロキサン組成物が開示されている。また
特公昭53-36515号公報及び特開昭60-215009 号には、ア
クリル基含有ポリシロキサンと増感剤とを含有して成
り、光照射によって硬化物を形成する光硬化型オルガノ
ポリシロキサン組成物が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、ビニル基
含有ポリシロキサンとメルカプト基含有ポリシロキサン
とを含有している前記組成物においては、メルカプト基
の臭気と金属の腐食性に問題があるためにその用途が限
定されるという不利がある。
【0005】また、アクリル基含有ポリシロキサンと増
感剤とを含有している前記組成物においては、ゴム状弾
性体を得るためにはアクリル基含有ポリシロキサンとし
て高分子量の線状ポリシロキサンを用いる必要がある。
このために、該ポリシロキサンにおいては末端に位置す
るアクリル基量が相対的に非常に少なくなり、これに関
連して、硬化性が低下する。また空気と接している表面
部分が酸素による硬化阻害によって殆ど硬化しないとい
う欠点もある。従って、この種の組成物は、比較的アク
リル基量の多いポリシロキサンを使用してレジン状の硬
化物を得るものしか実用化されておらず、ゴム状弾性体
を得るものについては実用化されていないのが現状であ
る。
【0006】また、上述した光硬化性オルガノポリシロ
キサン組成物は紫外線照射によって短時間で硬化するた
めに、作業性に関しては、従来公知の縮合型、加熱硬化
型、白金付加反応型のものに比べて有利であるという利
点はあるが、このようにして得られたシリコーンゴム弾
性体は引っ張り強さに劣りまた、保存性に欠けるため、
その応用に制限があるという不利を有している。
【0007】従って本発明の目的は、従来の光硬化性オ
ルガノポリシロキサン組成物の上述した種々の欠点が解
消され、紫外線照射によって硬化が行われるとともに、
ゴム特性に優れた硬化物が形成される硬化性オルガノポ
リシロキサン組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、 (A)下記一般式(1):
【0009】
【化3】 〔式中、R1 は水素原子またはメチル基、R2 及びR3
は、それぞれ同一でも異なる基であってもよく、非置換
または置換一価炭化水素基であり、R4 は、2価の有機
基である、〕で表される基を、一分子中に少なくとも1
個有するオルガノポリシロキサン100重量部、 (B)下記一般式(2):
【0010】
【化4】 〔式中、R5 〜R7 は、それぞれ同一でも異なっていて
もよく、水素原子または非置換もしくは置換一価炭化水
素基である、〕で表される基がケイ素原子に直接結合し
ている有機ケイ素化合物 0.1〜10重量部、 (C)光重合開始剤 0.01〜10重量部、 (D)硬化触媒 0.01〜10重量部、 を含有してなる硬化性オルガノポリシロキサン組成物が
提供される。
【0011】(A)オルガノポリシロキサン 本発明において、(A)成分のオルガノポリシロキサン
は、前記一般式(1) で表される(メタ)アクリルオキシ
オルガノシリル基を分子中、特に分子鎖末端に有してい
ることにより、光硬化性と、加水分解による縮合硬化性
とを合わせ持っている。
【0012】上記一般式(1)において、一価炭化水素
基R2 及びR3 としては、例えば炭素数1〜10、特に
1〜8のものが好ましく、具体的にはメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、ビニル基、
アリル基等のアルケニル基、フェニル基、トリル基等の
アリール基、ベンジル基、2−フェニル基等のアラルキ
ル基、あるいはこれらの水素原子の一部または全部をハ
ロゲン原子などで置換した基、例えばクロロメチル基、
3,3,3−トリフルオロプロピル基等を挙げることが
できる。また2価の有機基R4 としては、炭素数1〜3
のアルキレン基を例示することができ、特にメチレン基
であることが好適である。
【0013】本発明において、上記(メタ)アクリルオ
キシオルガノシリル基を分子中に敷くなくとも1個有す
るオルガノポリシロキサンは、レジン状でもオイル状で
もよく、例えば下記一般式(3)、
【0014】
【化5】 〔式中、Xは、前記一般式(1)で表される(メタ)ア
クリルオキシオルガノシリル基を示し、R8 は、非置換
または置換の一価炭化水素基を示し、R9 は、アルキル
基を示し、aは、0〜2の整数であり、bは、1〜3の
整数である(但し、a+b≦3)〕で表されるものを例
示することができる。上記一般式(3)において、一価
炭化水素基R8 の具体例としては、前記R2及びR3
同様の基を挙げることができる。またR9 としては、炭
素数 以下の低級アルキル基を挙げることができ、特に
メチル基が好適である。
【0015】上述した成分(A)として使用されるオル
ガノポリシロキサンの好適例は、これに限定されるもの
ではないが、次の通りである。
【0016】
【化6】
【0017】
【化7】
【0018】
【化8】
【0019】
【化9】
【0020】(上記式中、Meはメチル基であり、Ph
はフェニル基である。)
【0021】本発明においては、これらの中でも特に、
アルコキシ基を有するオルガノポリシロキサンが好適で
ある。またこれらのオルガノポリシロキサンは、例え
ば、分子鎖末端がアルコキシシリル基で封鎖されたジオ
ルガノポリシロキサンと、(メタ)アクリルオキシオル
ガノシラノールとを、ジオクチル錫等の触媒の存在下で
反応させることによって得ることができる。
【0022】(B)有機ケイ素化合物 本発明において、成分(B)の有機ケイ素化合物は、前
記一般式(2)で表される基がケイ素原子に結合してい
るものである。即ち、このような基がケイ素原子に結合
した化合物はα−シリルエステル化合物と呼ばれ、比較
的温和な条件下でもSi−C結合が開裂し、アルコール
と反応する特異な化合物である。本発明は、この化合物
の特性を生かし、例えば脱アルコール型RTVの保存性
の悪い原因(系内にアルコールが残存する)を解消した
ものである。かかる一般式(2)において、R5 及びR
6 としては、水素原子または炭素数2以下の低級アルキ
ル基が好ましく、またR7 としては、炭素数1〜8のア
ルキル基またはフェニル基が好適である。
【0023】かかる有機ケイ素化合物の適当な例として
は、例えば下記一般式(4):
【0024】
【化10】 〔式中、Yは、前記一般式(2)で表される基を示し、
10〜R13は、互いに同一でも異なっていてもよく、ア
ルコキシ基、アルキル基、ビニル基、フェニル基、また
は水素原子を示す〕で表されるシラン化合物を挙げるこ
とができ、具体例としては、以下のシラン化合物を例示
することができる。
【0025】
【化11】
【0026】
【化12】
【0027】
【化13】
【0028】(上記式中、Meはメチル基、Etはエチ
ル基、Buはブチル基、Phはフェニル基である。)本
発明においては、これらのシラン化合物の中でも、特に
アルコキシを有するシラン化合物が、成分(B)として
好ましい。
【0029】上述した成分(B)の有機ケイ素化合物
は、前記(A)成分100重量部当り、0.1〜10重量
部、特に0.5〜5重量部の量で使用される。この量が0.
1重量部未満であると、光硬化後における硬化性が損な
われて良好なゴム物性を有する硬化物をえることができ
ず、また10重量部よりも多量に使用されると、この組
成物の光硬化性が不満足となったり、硬化物のゴム物性
が損なわれる等の不都合を生じる。
【0030】(C)光重合開始剤 (C)成分の光重合開始剤は、(A)成分のオルガノポ
リシロキサン中のアクリル基の光重合を促進させるため
のものであるが、これは当業界で良く知られているも
の、例えば、アセトフェノン、プロピオフェノン、ベン
ゾフェノン、キサントール、フルオレイン、ベンズアル
デヒド、アンスラキノン、トリフェニルアミン、4−メ
チルアセトフェノン、3−ペンチルアセトフェノン、4
−メトキシアセトフェノン、3−ブロモアセトフェノ
ン、4−アリルアセトフェノン、p−ジアセチルベンゼ
ン、3−メトキシベンゾフェノン、4−メチルベンゾフ
ェノン、4−クロロベンゾフェノン、4,4−ジメトキ
シベンゾフェノン、4−クロロ−4−ベンジルベンゾフ
ェノン、3−クロロキサントーン、3,9−ジクロロキ
サントーン、3−クロロ−8−ノニルキサントーン、ベ
ンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインブチ
ルエーテル、ビス(4−ジメチルアミノフェニル)ケト
ン、ベンジルメトキシケタール、2−クロロチオキサン
トーン、ジエチルアセトフェノン、1−ヒドロキシシク
ロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−〔4−(メチ
ルチオ)フェニル〕2−モルフォリノ−1−プロパノ
ン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン、ジエトキシアセトフェノン等を使用することができ
る。
【0031】この光重合開始剤は、前記(A)成分10
0重量部当り、0.01〜10重量部、特に0.1〜5重量
部の量で使用される。0.01重量部未満とするとその添
加効果がなく、10重量部より多くするとこれから得ら
れるシリコーンゴムが強度の低いものとなって硬化物の
物理特性が悪くなる。
【0032】(D)硬化触媒 成分(D)は、前記成分(B)の有機ケイ素化合物によ
る硬化を促進させるために使用されるものであって、例
えば湿分の存在下で硬化するシリコーン樹脂組成物に使
用されているものと同様のもの、具体的には、錫系触
媒、チタン系触媒等を使用することができる。錫系触媒
としては、ナフテン酸錫、カプリル酸錫、ジブチル錫ジ
アセテート、ジブチル錫ジオクテート、ジブチル錫ジラ
ウレート、ジブチル錫ジオレート、ジフェニル錫ジアセ
テート、ジブチル錫オキサイド、ジブチル錫ジメトキサ
イド、ジブチルビス(トリエトキシシロキシ)錫、ジブ
チル錫ベンジルマレート等を挙げることができる。また
チタン系触媒としては、テトライソプロポキシチタン、
テトラ−n−ブトキシチタン、テトラビス(2−エチル
ヘキソキシ)チタン、ジプロポキシビス(アセチルアセ
トナ)チタン、チタンイソプロポキシオクチレングリコ
ール等の、チタン酸エステルやチタンキレート化合物を
挙げることができる。これらの硬化触媒の使用量は、所
謂触媒量でよく、例えば前記(A)成分100重量部当り
0.01〜10重量部、特に0.1〜5重量部の範囲で使用
される。
【0033】その他の配合剤 本発明の硬化性組成物は、上述した(A)〜(D)成分
以外にも、その硬化性が損なわれない範囲において、そ
れ自体公知の種々の添加剤を配合することができる。例
えば、硬化物であるシリコーンゴム弾性体の機械的性質
を向上させるために必要に応じて光硬化を阻害しないフ
ュームドシリカ系の充填剤を添加することも可能であ
り、さらにはその物性を調節する目的においてチクソト
ロピー付与剤、耐熱性向上剤、着色剤などを添加するこ
ともできる。
【0034】本発明の硬化性組成物は、上記の各成分を
均一に混合することによって得られ、紫外線照射すると
1〜20秒という短時間で容易に硬化してシリコーンゴ
ムとなる。さらに大気中の湿分の存在により硬化し、ゴ
ム特性が向上する。かかる本発明の組成物は、光硬化性
と室温硬化性との両方を備えており、引張強さ等のゴム
特性に優れたゴム弾性体硬化物を形成し、また保存安定
性にも優れており、例えば、シール剤、コーティング
剤、ポッティング剤等の用途に極めて有用である。
【0035】
【実施例】以下の実施例において、部は重量部を、また
粘度は25℃での測定値を示したものである。
【0036】合成例1 温度計、冷却管、滴下ロート、攪拌装置を備えた1リッ
トルの口丸底フラスコに、下記式、
【0037】
【化14】
【0038】で表される粘度が 1,300 cStの末端トリメ
トキシシリルジメチルポリシロキサン(OMe基 0.0
09モル/100g)500gと、 アクリルオキシメチルシラノール 7.2g を入れて混合し、これに、ジオクチル錫 0.50g(末
端トリメトキシシリルジメチルポリシロキサンに対し
1,000 ppm)をいれ攪拌しながら室温で24時間反応さ
せ、反応終了後、40℃/20mmHgの条件下で副生生物
であるメタノールをストリップしたところ、粘度が1,50
0 cstである無色透明液体が得られた。IRスペクトル
により、このものは、下記式、
【0039】
【化15】 で表される構造を有していることを確認した(以下、ポ
リシロキサン(1)と呼ぶ)。
【0040】合成例2 合成例1と同様にして、 合成例1で用いた末端トリメトキシシリルジメチルポリ
シロキサン 500 g アクリルオキシメチルシラノール 14.4g ジオクチル錫 0.50g を混合し、攪拌しながら室温で48時間反応させた。反応
終了後、40℃/20mmHgの条件下で副生成物であるメタノ
ールをストリップしたところ、粘度1,200 cst である無
色透明液体が得られた。IRスペクトルにより、このも
のは下記式で示される構造を有するものと確認された
(以下、ポリシロキサン(2)と呼ぶ)。
【0041】
【化16】
【0042】実施例1 ポリシロキサン(1)及びポリシロキサン(2) 10
0部に、 ジエトキシアセトフェノン(光重合開始剤)2部、 2−トリメトキシシリルプロピオン酸エチル(以下アル
コキシシランと略記する)3部、及び、 ジブチル錫ジオクトエート 0.5部 を添加し、均一に混合してシロキサン組成物(a)及び
シロキサン組成物(b)を調製した。
【0043】また、ポリシロキサン(1) 100部
に、 光重合開始剤 2部、 前記アルコキシシラン 3部、 ジブチル錫ジオクトエート 0.5部、及び ヘキサメチルジシラザンで表面処理をした比表面積が1
30m2 /gである補強用充填剤としての煙霧質シリカ
(以下シリカと略記する)10部、 を添加し、均一に混合してシロキサン組成物(c)を調
製した。
【0044】これらのシロキサン組成物に紫外線照射装
置・ASE−20(日本電池(株)製商品名)を用い
て、紫外線を1m/min のスピードで3回照射してこれを
硬化させ(UV硬化)、硬化30分後にゴム物性を JIS
K-6301 に準拠して測定した。また、UV硬化後、さら
に20±3℃,55±5%RHの条件で7日間硬化を行
い(RTV硬化)、同様にして硬化物のゴム物性を測定
した。さらに、UV硬化を行わずに、RTV硬化のみを
行い、同様にして硬化物のゴム物性を測定した。また、
上記の各硬化物を、70℃で7日間保存した時の物性を
測定した。これらの結果を表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】比較例1 ポリシロキサン(1)を使用し、表2に示す処方でシロ
キサン組成物(d)及び(e)を調製した。これらの組
成物について、実施例1と同様、種々の硬化条件で硬化
を行い、得られた硬化物の物性を測定した。結果を表2
に示す。
【0047】
【表2】
【0048】
【発明の効果】本発明の硬化性組成物は、光硬化性と室
温硬化性とを兼ね備え、光硬化によってもゴム物性の良
好な硬化物を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤岡 一俊 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)下記一般式(1): 【化1】 〔式中、R1 は水素原子またはメチル基、 R2 及びR3 は、それぞれ同一でも異なる基であっても
    よく、非置換または置換一価炭化水素基であり、 R4 は、2価の有機基である、〕で表される基を、一分
    子中に少なくとも1個有するオルガノポリシロキサン1
    00重量部、 (B)下記一般式(2): 【化2】 〔式中、R5 〜R7 は、それぞれ同一でも異なっていて
    もよく、水素原子または非置換もしくは置換一価炭化水
    素基である、〕で表される基がケイ素原子に直接結合し
    ている有機ケイ素化合物 0.1〜10重量部、 (C)光重合開始剤 0.01〜10重量部、 (D)硬化触媒 0.01〜10重量部、 を含有してなる硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の組成物を硬化して得ら
    れる硬化物。
JP4353582A 1992-12-14 1992-12-14 硬化性オルガノポリシロキサン組成物 Expired - Fee Related JP2782405B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4353582A JP2782405B2 (ja) 1992-12-14 1992-12-14 硬化性オルガノポリシロキサン組成物
DE69319416T DE69319416T2 (de) 1992-12-14 1993-12-13 Härtbare Organopolysiloxanzusammensetzungen
EP93310025A EP0610629B1 (en) 1992-12-14 1993-12-13 Curable organopolysiloxane compositions
US08/166,077 US5391588A (en) 1992-12-14 1993-12-14 Curable organopolysiloxane compositions

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4353582A JP2782405B2 (ja) 1992-12-14 1992-12-14 硬化性オルガノポリシロキサン組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06179820A true JPH06179820A (ja) 1994-06-28
JP2782405B2 JP2782405B2 (ja) 1998-07-30

Family

ID=18431816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4353582A Expired - Fee Related JP2782405B2 (ja) 1992-12-14 1992-12-14 硬化性オルガノポリシロキサン組成物

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5391588A (ja)
EP (1) EP0610629B1 (ja)
JP (1) JP2782405B2 (ja)
DE (1) DE69319416T2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008013301A1 (fr) * 2006-07-28 2008-01-31 Three Bond Co., Ltd. Composition d'organopolysiloxane photodurcissable
JP2010513699A (ja) * 2006-12-19 2010-04-30 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド コーティング組成物を改善するための接着促進添加剤および方法
KR101592931B1 (ko) * 2015-01-28 2016-02-11 (주)루벤틱스 에이디엠 폴리실록세인 올리고머 기반의 광섬유 클래딩용 수지 조성물
JP2018070683A (ja) * 2016-10-25 2018-05-10 信越化学工業株式会社 含フッ素アクリル化合物及びその製造方法並びに硬化性組成物及び物品
US10786399B2 (en) 2015-09-29 2020-09-29 Essity Hygiene And Health Aktiebolag Disposable pant-type absorbent article
WO2021250988A1 (ja) * 2020-06-12 2021-12-16 信越化学工業株式会社 紫外線硬化型シリコーン組成物およびその硬化物

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3628098B2 (ja) * 1996-03-29 2005-03-09 ダウ コーニング アジア株式会社 放射線硬化性組成物およびこれを用いた硬化物パターンの製造方法
JP2001515117A (ja) * 1997-08-21 2001-09-18 ロックタイト コーポレイション 二重硬化性シリコーン組成物
US6573328B2 (en) 2001-01-03 2003-06-03 Loctite Corporation Low temperature, fast curing silicone compositions
JP3788911B2 (ja) * 2001-02-07 2006-06-21 信越化学工業株式会社 オルガノポリシロキサン組成物
UA83355C2 (uk) * 2002-12-04 2008-07-10 Акцо Нобель Н.В. Спосіб одержання продуктів на фруктовій основі
US20060128826A1 (en) * 2004-11-18 2006-06-15 Ellison Matthew M Ultra-thin thiol-ene coatings
US7781493B2 (en) * 2005-06-20 2010-08-24 Dow Global Technologies Inc. Protective coating for window glass
US7786183B2 (en) * 2005-06-20 2010-08-31 Dow Global Technologies Inc. Coated glass articles
CN101558456B (zh) * 2006-12-19 2013-07-24 陶氏环球技术公司 经改善的用于导电透明基材的复合材料和方法
EP2094463B1 (en) * 2006-12-19 2016-07-27 Dow Global Technologies LLC Encapsulated panel assemblies and method for making same
JP5666294B2 (ja) * 2007-04-24 2015-02-12 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 一般的なプライマー組成物及び方法
ATE536381T1 (de) * 2007-04-24 2011-12-15 Dow Global Technologies Llc Einteiliger glas-primer mit oxazoladin
JP5680410B2 (ja) * 2007-07-12 2015-03-04 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 着色プライマー組成物及び方法
US8147974B2 (en) * 2007-12-18 2012-04-03 Dow Global Technologies Llc Protective coating for window glass having enhanced adhesion to glass bonding adhesives
EP2350211B1 (en) * 2008-10-29 2018-02-28 Dow Global Technologies LLC Low energy surface bonding system containing a primer with long open time
JP5640944B2 (ja) 2011-10-11 2014-12-17 信越化学工業株式会社 硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP5776516B2 (ja) 2011-11-29 2015-09-09 信越化学工業株式会社 オルガノポリシロキサン化合物の製造方法並びにその化合物を用いた硬化性組成物

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4528081A (en) * 1983-10-03 1985-07-09 Loctite Corporation Dual curing silicone, method of preparing same and dielectric soft-gel compositions thereof
US4699802A (en) * 1983-10-03 1987-10-13 Loctite Corporation Dual curing coating method for substrates with shadow areas
JPH0627162B2 (ja) * 1988-05-31 1994-04-13 信越化学工業株式会社 光硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JPH0649825B2 (ja) * 1989-04-14 1994-06-29 信越化学工業株式会社 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
US5268396A (en) * 1990-11-02 1993-12-07 Lai Juey H Organosilicon soft denture liners
JPH05125284A (ja) * 1991-10-23 1993-05-21 Three Bond Co Ltd 硬化性シリコーン組成物
JP2587340B2 (ja) * 1991-12-27 1997-03-05 信越化学工業株式会社 アクリルオルガノポリシロキサンの製造方法
JP2639286B2 (ja) * 1992-07-14 1997-08-06 信越化学工業株式会社 硬化性オルガノポリシロキサン組成物

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008013301A1 (fr) * 2006-07-28 2008-01-31 Three Bond Co., Ltd. Composition d'organopolysiloxane photodurcissable
JP2010513699A (ja) * 2006-12-19 2010-04-30 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド コーティング組成物を改善するための接着促進添加剤および方法
KR101592931B1 (ko) * 2015-01-28 2016-02-11 (주)루벤틱스 에이디엠 폴리실록세인 올리고머 기반의 광섬유 클래딩용 수지 조성물
US10786399B2 (en) 2015-09-29 2020-09-29 Essity Hygiene And Health Aktiebolag Disposable pant-type absorbent article
JP2018070683A (ja) * 2016-10-25 2018-05-10 信越化学工業株式会社 含フッ素アクリル化合物及びその製造方法並びに硬化性組成物及び物品
WO2021250988A1 (ja) * 2020-06-12 2021-12-16 信越化学工業株式会社 紫外線硬化型シリコーン組成物およびその硬化物
JP2021195439A (ja) * 2020-06-12 2021-12-27 信越化学工業株式会社 紫外線硬化型シリコーン組成物およびその硬化物

Also Published As

Publication number Publication date
EP0610629B1 (en) 1998-07-01
EP0610629A3 (en) 1995-03-15
JP2782405B2 (ja) 1998-07-30
US5391588A (en) 1995-02-21
EP0610629A2 (en) 1994-08-17
DE69319416T2 (de) 1999-03-04
DE69319416D1 (de) 1998-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2782405B2 (ja) 硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP3788911B2 (ja) オルガノポリシロキサン組成物
JP2738235B2 (ja) 紫外線及び湿気硬化性オルガノポリシロキサン組成物、その硬化物及びその製造方法
KR102326223B1 (ko) 실온 경화성 오르가노폴리실록산 조성물 및 해당 실온 경화성 오르가노폴리실록산 조성물의 경화물인 성형물
JPH0627162B2 (ja) 光硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JPH05295272A (ja) 湿気硬化及び光硬化しうるシリコーン組成物
US5371116A (en) Vulcanizable organopolysiloxane composition
JPH03423B2 (ja)
JP6187681B2 (ja) 新規ビス(アルコキシシリル−ビニレン)基含有ケイ素化合物及びその製造方法
JP4912754B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
EP0332400A2 (en) Photocurable organopolysiloxane composition
KR930005517B1 (ko) 실온 경화성 조성물
JP2966257B2 (ja) 室温速硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP5527263B2 (ja) 硬化性オルガノポリシロキサン化合物の製造方法及びその化合物を用いた組成物
JP2502791B2 (ja) 光硬化性オルガノポリシロキサン組成物およびその硬化物
JP3894873B2 (ja) 紫外線硬化型オルガノポリシロキサン組成物
JP2762206B2 (ja) 硬化性オルガノポリシロキサン組成物およびその硬化物
JPH0470343B2 (ja)
JP2000073034A (ja) ポリオレフィン組成物
JP3040143B2 (ja) 貯蔵安定性の優れた硬化性組成物
JPH068334B2 (ja) 紫外線硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JPH07188561A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP3528822B2 (ja) オルガノオキシ末端オルガノポリシロキサン及びその製造方法
JP6816681B2 (ja) 硬化触媒、湿気硬化型室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物及び成形体
JPH0563514B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees