JPH0627162B2 - 光硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

光硬化性オルガノポリシロキサン組成物

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JPH0627162B2 JP63133856A JP13385688A JPH0627162B2 JP H0627162 B2 JPH0627162 B2 JP H0627162B2 JP 63133856 A JP63133856 A JP 63133856A JP 13385688 A JP13385688 A JP 13385688A JP H0627162 B2 JPH0627162 B2 JP H0627162B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は光硬化性オルガノポリシロキサン組成物、特に
は保存安定性にすぐれており、紫外線照射によって硬化
し、ガラス、金属、プラスチックなどに対してもすぐれ
た接着性を示すゴム状弾性体となることから、接着剤、
シール剤、コーテイング剤、ポッティング剤として有用
とされる光硬化性オルガノポリシロキサン組成物に関す
るものである。
(従来の技術) オルガノポリシロキサンが有機過酸化物の存在下での加
熱によって耐熱性、耐寒性、耐候性、電気特性のすぐれ
たシリコーンゴム弾性体となることはよく知られている
ところがあるが、このオルガノシロキサンについては光
開始剤の存在下に光照射によって硬化するものも知られ
ている。
しかして、この光硬化性のオルガノポリシロキサン組成
物については、例えばビニル基含有ポリシロキサンとメ
ルカプト基含有ポリシロキサンとを光ラジカル付加反応
によって硬化させてなるものが知られている(特公昭5
2−40334号公報、特開昭60−104158号参
照)が、これにはメルカプト基の臭気と金属の腐食性に
問題があるためにその用途が限定されるという不利があ
る。また、光を照射することによって硬化する組成物に
ついてはアクリル基含有ポリシロキサンと増感剤とから
なる組成物が提案されている(特公昭53−36515
号公報、特開昭60−215009号参照)が、ゴム状
弾性体を得るためには高分子量の線状ポリマーを用いる
必要があるために末端に位置するアクリル基量が相対的
に非常に少なくなって硬化性のわるいものとなるし、空
気と接している表面部分が酸素による硬化阻害によって
殆ど硬化しないという欠点があるために比較的アクリル
基量の多いレジン状のものしか実用化されておらず、満
足すべきゴム状弾性体は得られていない。
そのため、本発明者らはさきにアクリルオキシアルキル
シラノールという新規な化合物を用いて、線状ポリマー
の末端に複数のアクリル基を導入したポリシロキサンと
増感剤とからなる組成物を提案した(特願昭62−15
414号明細書参照)が、このものは実用可能なシリコ
ーンゴム弾性体を与えるものの、これはガラスや金属に
対して全く接着しないために各種接着やシール用には不
向きであることが判ったので、これにアミノ基またはア
クリル基を有する有機けい素化合物を添加したところ、
ガラスに対する接着性を示すことを見出したが、これは
ガラス接着性が発現するまでに数時間程度の時間がかゝ
るし、ガラス以外の材料に対する接着力が十分強いとは
言えないという欠点があった。
(発明の構成) 本発明はこのような不利を解決した光硬化性オルガノポ
リシロキサン組成物に関するものであり、これは1)一般
(こゝにR1は水素原子またはメチル基、R2、R3、R4
は非置換または置換の同一または異種の1価炭化水素
基、R5は酸素原子または2価炭化水素基、a、bは
1、2または3)で示される基を1分子中に少なくとも
1個有するオルガノポリシロキサン100重量部、2)一
般式 (ここにRは炭素数1〜8の1価炭化水素基、R
炭素数1〜20の2価炭化水素基、Rは水素原子または
メチル基)で示されるアクリル基含有アルコキシシラ
ン、または一般式 (ここにRは炭素数1〜8の1価炭化水素基、R10
11は炭素数1〜20の2価炭化水素基、R12は水素原子
またはメチル基)で示されるアクリル基ウレタン基含有
アルコキシシラン0.01〜10重量部、3)アクリル酸または
メタクリル酸0.01〜10重量部および4)光重合開始
剤0.01〜10重量部とからなることを特徴とするも
のである。
すなわち、本発明者らは特に接着剤と保存安定性のすぐ
れた光硬化性オルガノポリシロキサン組成物を開発すべ
く種々検討した結果、上記した第1成分としての式
(1)で示されるアクリルオキシオルガノシリル基を含
有するオルガノポリシロキサンと第4成分としての光重
合開始剤とからなる組成物に上記した式(2)、(3)
で示される第2成分としてのアクリル基含有アルコキシ
シランとカルボン酸を添加すると、この組成物は紫外線
を照射したときに短時間で硬化するし予想外にも瞬間的
に接着力が発現されて、ガラス、金属、プラスチックな
どにもよく接着することを見出し、こゝに使用する各成
分の種類、配合量についての研究を進めて本発明を完成
させた。
本発明の組成物を構成する第1成分としてのオルガノポ
リシロキサンは分子中に一般式 で示され、このR1は水素原子またはメチル基、R2、R
3、R4、はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
などのアルキル基、シクロヘキシル基などのシクロアル
キル基、ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フェ
ニル基、トリル基などのアリール基、またはこれらの基
に炭素原子に結合した水素原子の一部または全部をハロ
ゲン原子、シアノ基などで置換したクロロメチル基、ト
リフルオロプロピル基、シアノエチル基などから選択さ
れるれる同一または異種の非置換または置換一価炭化水
素基、R5は酸素原子または2価炭化水素基、a、bは
それぞれ1、2または3であるアクリルオキシオルガノ
シリル基を少なくとも1個有するものとされるが、この
ものは本発明者らによって嘗って創製された化合物であ
り、これには下記のものが例示される。
(上記式中のn、mは1以上の整数)。
つぎに本発明の組成物を構成する第2成分はこの組成物
に接着性を付与させるために添加されるものであるが、
これは一般式 (ここにRは炭素数1〜8の一価炭化水素基、R
炭素数1〜20の2価炭化水素基、Rは水素原子または
メチル基)で示されるアクリル基含有アルコキシシラ
ン、または一般式 (ここにRは炭素数1〜8の1価炭化水素基、R10
11は炭素数1〜20の2価炭化水素基、R12は水素原子
またはメチル基)で示されるアクリル基ウレタン基含有
アルコキシシランとすることが必要とされる。
このアクリル基含有アルコキシシランとしては次式 (CH3O)3SiCH2OCOCH=CH2(CH3O)3Si(CH23OCOCH=CH2(C25O)3Si(CH23OCOCH=CH2が例示され、このアクリル基ウレタン基含有アルコキシ
シランとしては次式 (CH3O)3Si(CH2)3NHCOOC2H4OCOCH=CH2(CH3O)3Si(CH2)3NHCOOC3H6OCOCH=CH2(C2H5O)3Si(CH2)3NHCOOC2H4OCOCH=CH2、 (C2H5O)3Si(CH2)3NHCOOC3H6OCOCH=CH2、 で示されるものが例示されるが、上記式(3)で示され
るアクリル基ウレタン基含有アルコキシシランは一般式
(R9O)3Si−R10−NCO で示されるイソシアナ
ート基を有するトリアルコキシシランを一般式 で示されるヒドロキシアルキル不飽和エステルと混合
し、ジブチルすずマレエートなどの縮合触媒の存在下で
反応させることによって容易に合成することができる。
なお、このアクリル基含有アルコキシシランおよびアク
リル基ウレタン基含有アルコキシシランの配合量は前記
した第1成分としてのオルガノポリシロキサン100重
量部に対して0.01重量部より少ない量とすると得ら
れる組成物から作られるシリコーンゴムが十分な接着性
を示さず、10重量部より多くするとこの組成物の硬化
に悪影響が与えられるので0.01〜10重量部の範囲
とすることが必要とされる。
また、本発明の組成物を構成する第3成分はこの組成物
の接着力の発現する速度を促進させると共に、このもの
の種々の材料に対する接着性を付与するために添加する
ものであるが、これはアクリル酸またはメタクリル酸と
される。このものの添加量は前記した第1成分としての
オルガノポリシロキサン100重量部に対して0.01
重量部より少ないとこの組成物から得られるシリコーン
ゴム弾性体の接着力が弱く、10重量部より多くすると
この組成物の硬化に悪影響が生じるようになるので、こ
れは0.01〜10重量部の範囲とする必要がある。
さらに、この組成物を構成する第4成分としての光重合
開始剤は上記した第1成分としてのオルガノポリシロキ
サン中のアクリル基の光重合を促進させるためのもので
あるが、これは当業界で良く知られているものでよく、
これにはアセトフェノン、プロピオフェノン、ベンゾフ
ェノン、キサントーン、フルオレイン、ベンズアルデヒ
ド、アンスラキノン、トリフェニルアミン、カルバゾー
ル、3−メチルアセトフェノン、4−メチルアセトフェ
ノン、3−ペンチルアセトフェノン、4−メトキシアセ
トフェノン、3−ブロモアセトフェノン、4−アリルア
セトフェノン、p−ジアセチルベンゼン、3−メトキシ
ベンゾフェノン、4−メチルベンゾフェノン、4−クロ
ロベンゾフェノン、4、4′−ジメトキシベンゾフェノ
ン、4−クロロ−4′−ベンジルベンゾフェノン、3−
クロロキサントーン、3,9−ジクロロキサントーン、
3−クロロ−8−ノニルキサントーン、ベンゾイン、ベ
ンゾインメチルエーテル、ベンゾインブチルエーテル、
ビス(4−ジメチルアミノフェニル)ケトン、ベンジル
メトキシケタール、2−クロロチオキサントーン、ジエ
チルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフ
ェニルケトン、2−メチル−〔4−(メチルチオ)フェニ
ル〕2−モルフォリノ−1−プロパノン、2,2−ジメ
トキシ−2−フェニルアセトフェノンなどが例示され
る。なお、この配合量は上記した第1成分としてのオル
ガノポリシロキサン100重量部に対して0.01重量
部より少ないとその添加効果がなく、10重量部より多
くするとこれから得られるシリコーンゴムが強度の低い
ものとなって硬化物の物理特性がわるくなるので、0.
01〜10重量部の範囲とする必要がある。
本発明の組成物は上記した第1成分〜第4成分の所定量
を均一混合することによって得ることができるが、これ
には得られるシリコーンゴム弾性体の機械的性質を向上
させるために必要に応じて光硬化を阻害しないフューム
ドシリカ系の充填剤を添加してもよく、さらにはその物
性を調節する目的においてチクソトロピー付与剤、耐熱
性向上剤、着色剤などを添加することも任意とされる。
このようにして得られた本発明の組成物はこの第1成分
としてのオルガノポリシロキサンが光重合性のアクリル
オキシオルガノシリル基を含有しているので紫外線照射
のすると1〜20秒という短時間で容易に硬化してシリ
コーゴムとなるし、このようにして得られたゴム弾性体
はシリコーンゴムの特徴であるすぐれた耐熱性、耐候
性、低温特性を有し、各種材料に対して良好に接着する
ので電気電子部品、光学材料などの接着剤、ポッティン
グ材、コーティング材、シール材などとして有用され
る。
つぎに本発明の組成物を構成する第1成分としてのオル
ガノポリシロキサンの合成例および本発明の実施例をあ
げるが、例中の部は重量部を、また粘度は25℃での測
定値を示したものである。
合成例1 温度計、冷却器、撹拌装置を取付けた2の反応フラス
コに粘度1,000cSの式 で示されるα,ω−ジビニルジメチルポリシロキサン
(ビニル価0,018モル/100g)1,000gを
入れ、窒素ガス気流下に120℃で2時間加熱して脱水
し、冷却後こゝに塩化白金酸のイソプロピルアルコール
溶液(白金量2重量%)0.1gとメチルジクロロシラ
ン12.3gを加え、90℃で2時間反応させたのち、
同じ温度でこの液中に窒素ガスを流して未反応のメチル
ジクロロシランを系外に除去した。
ついで、こゝにトリエチルアミン23.8gと2,6−
ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール0.4gを加え
てからα−アクリルオキシメチルジメチルシラノール1
7.2gを30分間で滴下し、60℃で2時間反応させ
たのち、トルエン500gを加えてから生成した塩を
別し、100℃/2mmHgの条件下でストリップしてト
ルエンと過剰のトリエチルアミンを減圧下に除去したと
ころ、粘度が3,400cSの式 で示される無色透明なオルガノポリシロキサン(以下ポ
リシロキサン−Iと略記する)920gが得られた。
合成例2 温度計、冷却器、撹拌装置を取付けた2の反応フラス
コに粘度3,400cSの式、 で示されるα,ω−ジビニルジメチルフェニルポリシロ
キサン(ビニル価0,018モル/100g、フェニル
基量30モル%)1,000gを入れ、窒素ガス気流下
に120℃で2時間加熱して脱水し、冷却後こゝに塩化
白金酸のイソプロピルアルコール溶液(白金量2重量
%)0.1gとメチルジクロロシラン12.2gを加
え、50℃で1時間、さらに80℃で3時間反応させた
のち、同じ温度でこの液中に窒素ガスを流して未反応の
メチルジクロロシランを系外に除去した。
ついで、こゝにトリエチルアミン21.5gと2,6−
ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール0.4gを加え
てからα−アクリルオキシメチルジメチルシラノール3
4.1gを30分間で滴下し、60℃で2時間反応させ
たのち生成した塩を別し、100℃/2mmHgの条件
下でストリップして過剰のトリエチルアミンを減圧下に
除去したところ、次式 で示される無色透明なオルガノポリシロキサン(以下ポ
リシロキサン−IIと略記する)900gが得られた。
合成例3 上記合成例2におけるα,ω−ジビニルジメチルジフェ
ニルポリシロキサンを式 で示されるもの1,000gとし、メチルジクロロシラ
ンの添加量を33.8g、トリエチルアミンの添加量を
59.4gとし、α−アクリルオキシメチルジメチルシ
ラノールの添加量を94.1gとしたほかは合成例1と
同様に処理したところ、無色透明な次式 で示されるオルガノポリシロキサン(以下ポリシロキサ
ン−IIIと略記する)880gが得られた。
実施例、比較例1 前記した合成例1で得たポリシロキサンI 100部
に、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
(以下アクリルシランIと略記する)1部とアクリル酸
0.5部および1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニル
ケトン(以下光重合開始剤Iと略記する)2.0部とを
添加し均一に混合してシロキサン組成物Iを作り、比較
のために上記においてアクリルシランIおよびアクリル
酸を添加しないでシロキサン組成物IIを作った。
ついでこのシロキサン組成物I、IIから120×120
×2mmのシートを成形し、これに紫外線照射装置・AS
E−20〔日本電池(株)n製商品名〕を用いて紫外線を
1m/分のスピードで3回照射してこれを硬化させて得
たゴム弾性体の物性をJIS K−6301(加硫ゴム
物理試験方法)に準拠して測定すると共に、この組成物
I、IIから第1図に示したようなガラス剪断接着力測定
用サンプルを作り、これを上記した紫外線照射装置から
の紫外線照射で硬化させ、硬化1時間後におけるガラス
剪断接着力を測定したところ第1表に示したとおりの結
果が得られた。
実施例2〜4、比較例2〜4 前記した合成例2で得たポリシロキサンII 100部
に、アクリルシランI、γ−アクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン(以下アクリルシランIIと略記する)、
アクリル酸、メタクリル酸、1−ヒドロキシ−1−メチ
ル−エチルフェニルケトン(以下光重合開始剤IIと略記
する)およびヘキサメチルジシラザンで表面処理をした
比表面積が200m2/gである補強用充填剤としての煙
霧質シリカ(以下シリカIと略記する)を第2表に示し
た量で添加し、均一に混合してシロキサン組成物III〜V
IIIを作り、この組成物を実施例1と同様の方法で硬化
してゴム弾性体とし、このゴム物性とガラス剪断接着力
を調べたところ、第2表に併記したとおりの結果が得ら
れ、この結果から第2成分としてのアクリル基含有アル
コキシシランと第3成分としてのカルボン酸が必須成分
とされることが確認された。
実施例5〜7、比較例5〜7 前記した合成例3で得たポリシロキサンIII 100部
に、式 CH2=CHCOOC2H4OCONHC3H6Si(OCH3)3で示されるアクリル
基含有アルコキシシラン含有アルコキシシラン(以下ア
クリルシランIIIと略記する)、アクリル酸、メタクリ
ル酸、光重合開始剤Iおよびジメチルジクロロシランで
表面処理をした比表面積が200m2/gである補強用充
填剤としてのシリカ(以下シリカIIと略記する)を第3
表に示した量で添加し、均一に混合してシロキサン組成
物IV〜XIVを作り、この組成物を実施例1と同様の方法
で硬化してゴム弾性体とし、このもののゴム物性とガラ
ス、鉄およびアクリル樹脂板に対する剪断接着力を調べ
たところ、第3表に併記したとおりの結果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に使用されたガラス剪断接着力測定用サ
ンプルの平面図を示したものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1)一般式 (ここにRは水素原子またはメチル基、R、R
    は同一または異種の非置換または置換一価炭化水素
    基、Rは酸素原子または2価炭化水素基、a、bは
    1、2または3)で示される基を分子中に少なくとも1
    個有するオルガノポリシロキサン 100重
    量部、 2)一般式 (ここにR は炭素数1〜8の1価炭化水素基、R
    は炭素数1〜20の2価炭化水素基、R は水素原子
    またはメチル基)で示されるアクリル基含有アルコキシ
    シラン、または一般式 (ここにRは炭素数1〜8の1価炭化水素基、R10
    11は炭素数1〜20の2価炭化水素基、R12は水素原子
    またはメチル基)で示されるアクリル基ウレタン基含有
    アルコキシシラン 0.01〜10重量部、 3)アクリル酸またはメタクリル酸 0.01〜10重量部、 4)光重合度開始剤 0.01〜10重量部、 とからなることを特徴とする光硬化性オルガノポリシロ
    キサン組成物。
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