JPH0617760B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0617760B2
JPH0617760B2 JP21131288A JP21131288A JPH0617760B2 JP H0617760 B2 JPH0617760 B2 JP H0617760B2 JP 21131288 A JP21131288 A JP 21131288A JP 21131288 A JP21131288 A JP 21131288A JP H0617760 B2 JPH0617760 B2 JP H0617760B2
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JP
Japan
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wind direction
adjusting plate
direction adjusting
air conditioner
cam
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JP21131288A
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保男 牧田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、空気調和機、特に、その風向調節板の調節
式支持構造に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図に、例えば実開昭63−57423号公報に開示
された従来のこの種の空気調和機の一例の縦断面、第5
図に、この空気調和機の風向調節板の調節式支持構造部
の分解斜視図を示す。
(構成) 両図において、1は空気調和機ボックスであり、その内
部には熱交換器3,送風機4を備え、また、下部には吹
出口枠体5を備えている。そして、前上部は、前パネル
2により覆われている。10は回動式カムであり、風向
調節板6の一側端部に固定され、外周には歯車の歯状の
凹凸を有するギヤ部11を備えている。このギヤ部11
の凹凸には、板ばね9に設けた板ばねV字部12の頂点
部が弾性的に付勢されて噛合っている。
また、板ばね9は、カム10の軸が穴9aに嵌入され
て、固定ねじ8により吹出口枠体5に固定され、さら
に、風向調節板6が、吹出口枠体5に対して枢動可能に
両側端で軸支されている。また、カム10外周上に設け
たギヤ部11の凹部は、板ばねV字部12の頂点部と噛
合うことにより、風向調節板6の所定の回動角度位置に
吹出口枠体5に対してクリック的にセットされるよう構
成されている。
(動作) 次に、以上のような構成における動作について説明す
る。風向調節板6の向き(角度位置)を変える場合に
は、風向調節板6を手動で回動させることにより行う。
風向調節板6が回動されると、カム10が風向調節板6
と一体に動きカム10のギヤ部11の凹凸により板ばね
9に設けた板ばねV字部12が弾性変形して、ギヤ部1
1の凸部を乗越えて、向きを変えることができる。ま
た、ギヤ部11の凹凸の位置を風向調節板6の所要の角
度位置に合わせることにより、風向を所定の方向にクリ
ック的に調節することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来例の空気調和機は以上のように構成
されていたので、風向調節板6は所定の角度位置以外の
凹凸部のない部分にも板ばね12が付勢/当接されてい
て停止させることができるため、ギヤ部11と板ばねV
字部12との係合強さを、操作が円滑にできるようにす
ると共に、適度のクリック感を有するように調節する必
要があり、また風向調節板6を途中で停止させた場合い
は、風路を塞いで風の温度低下に起因する露落ち(水滴
の落下)や送風音の増大、風量の低下等の悪影響を招く
可能性があるという問題点があった。
この発明は、以上のような従来例の問題点を解消するた
めになされたもので、操作性がよく、かつ、風向調節板
が所定の角度位置以外の、悪影響等を生ずる途中位置に
停止できないようにしたこの種の装置の提供を目的とし
ている。
〔課題を解決するための手段〕
このため、この発明に係る風向調節装置においては、前
記カムのギヤ部以外の部分では、例えば板ばね等のV字
部の弾性付勢係合をなくすようにすると共に、風向調節
板の自重もしくは他の弾性偏倚手段により、風向調節板
か所定の角度位置に回動停止するよう構成することによ
り、前記目的を達成しようとするものである。
〔作用〕
以上のような構成により、この発明による風向調節板
は、板はね等のV字部の弾性付勢係合を所定角度位置以
外でなくすようにしたため、風向調節板の自重あるい
は、カム内部に設けたコイルばね等の弾性偏倚手段によ
り、風向調節板を所定方向に回動停止させることができ
るため、途中で風路を塞ぐこともなく、これに伴う露落
ち、送風音,能力低下等の悪影響を生ずる怖れもなく、
使い勝手を改善し得る。
〔実施例〕
以下に、この発明を、実施例に基づいて説明する。第1
図に、この発明に係る風向調節板の調節式支持構造の実
施例の要部の分解斜視図、第2図にその風向調節板の斜
視図を示し、前記従来例第5図におけると同一(相当)
構成要素は同一符号で表わす。また、空気調和機の縦断
面を示す図面は、前記従来例における第4図を流用して
説明する。
(構成) 説明が一部重複するが、第4図において、1は空気調和
機ボックスであり、その内部には、熱交に器3,送風機
4を備え、また、下部には吹出口枠体5を備えている。
そして、前上方は、前パネル2により覆われている。第
1,2図において、10は、風向調節板6の一側端部に
固定された回動式カムであり、その外周上には、風向調
節板6を固定する所定角度位置の部分にのみ歯車の歯状
の凹凸部を有するギヤ部11を設けてある。このギヤ部
11の凹凸は板ばね9に設けた板ばねV字部12の頂点
部と弾性的に噛合っている。またカム10のギヤ部11
の凹凸のない部分は、板ばねV字部12の頂点部と弾性
的に接触させないように、間隙(c)を有する寸法/形
状としている。またカム10の軸は板ばね9の穴9aに
嵌合し、従来例と同様に、複数穴9b部で固定ねじ8
(不図示)により吹出口枠体5に固定され、風向調節板
6が両側端部で吹出口枠体5に対して枢動可能に軸支さ
れている。また、風向調節板6の軸7は風向調節板本体
部13とは軸心をずらしてこの軸部7を枢支しており、
この枢動が自由の場合は、風向調節板本体部13が自重
で下側に偏向するよう構成してある。
(動作) つぎに、以上のような構成における本実施例の風向調節
装置の動作について説明する。吹出される風の向きを変
える場合は、風向調節板6を手動で回動することにより
行う。風向調節板6が回動されると、カム10が風向調
節板6と一体に動き、カム10のギヤ部11の凹凸によ
り板ばね9に設けた板ばねV字部12が弾性的に変形し
て、ギヤ部11の凸部をクリック的に乗越えて、向き
(角度位置)を変えることができる。また、ギヤ部11
の凹凸のない部分に風向調節板6をセットしようとして
も、風向調節板6の自重により、一定方向に自由に回動
するために、その間では途中で停止することはないた
め、風向調節板6はかならず所定の位置に停止されるこ
とになる。
(他の実施例) なお、上記実施例においては、風向調節板6の軸心7の
位置を、風向調節板本体部13の重心からずらすことに
より、本体13の自重を利用するようにしたが、例え
ば、第3図に、他の実施例における要部分解長手方向断
面図を示すように、カム10の内部にねじりコイルばね
14をセットして、カム10に一定方向への偏倚回動力
を与えておくよう構成すれば風向調節板6の軸心位置7
が、仮に風向調節板本体部13の重心位置と実質的に一
致している場合でも、カム10の外周上のギヤ部11の
凹凸のない部分では、風向調節板6がセットできないよ
うになるため、前記実施例と同様の効果を奏する。
また、前記V字形板ばね12は図例のような板ばねのみ
に限定されるものでなく、例えば先端がV字状の部材を
他の弾性手段で付勢してもよいことはもちろんである。
さらにまた、前記ねじりコイルばね14も、これのみに
限定されることなく、他の弾性偏倚手段であっても差支
えない。
〔発明の効果〕
以上、説明したようにこの発明によれば、この種の風向
調節板を所定の角度位置以外で停止できないように構成
したため、操作性を阻害させない程度の弾性付勢手段の
強さ調節で良く、露落ち,送風音,能力低下等の悪影響
の怖れがなくなると共に、装置全体を安価に構成し得る
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明による風向調節板支持構造の一実施
例の要部分解斜視図、第2図は、その風向調節板の斜視
図、第3図は、この発明の他の実施例の要部分解長手方
向断面図、第4図は、空気調和機の一例の縦断面図、第
5図は従来の風向調節支持構造の一例の分解斜視図であ
る。 図において、1は空気調和機ボックス、3は熱交換器、
4は送風機、5は吹出口枠体、6は風向調節板、7し
軸、9は板ばね、10はカム、11はギヤ部、12は板
ばねV字部、13は風向調節板本体部、14はねじりコ
イルばねである。 なお、各図中、同一符号は同一または相当構成要素を示
す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気調和機ボックス内に熱交換器及び送風
    機を備え、該熱交換器により熱交換された空気が前記送
    風機により吹出し口より吹出され、該吹出し口部に配設
    された回動式風向調節板により風向を変えるよう構成さ
    れた空気調和機において、該風向調節板の側端部に、外
    周上の各所定角度位置にのみに歯車の歯状の凹凸部を備
    えた回動式カムを連結すると共に、V字状頂点部が前記
    各凹凸部に対して弾性的に付勢して、前記風向調節板を
    所定の各回動角度位置にクリックセットするよう構成し
    たV字状弾性付勢手段を前記ボックス側に固定し、か
    つ、前記カム外周上の前記凹凸部以外においては、前記
    弾性付勢をなくすよう前記V字状頂点部とカム外周部間
    には間隙を設けると共に、前記風向調節板を自重または
    他の弾性偏倚手段により、他の所定角度位置に回動停止
    させるよう構成したことを特徴とする空気調和機。
JP21131288A 1988-08-25 1988-08-25 空気調和機 Expired - Lifetime JPH0617760B2 (ja)

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JP21131288A JPH0617760B2 (ja) 1988-08-25 1988-08-25 空気調和機

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JPH0261460A JPH0261460A (ja) 1990-03-01
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CN110291340B (zh) * 2017-02-21 2021-05-18 夏普株式会社 空气调节机

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